JP3541868B2

JP3541868B2 - Vehicle seat device

Info

Publication number: JP3541868B2
Application number: JP26231397A
Authority: JP
Inventors: 忠義小松
Original assignee: Mitsubishi Motors Corp
Current assignee: Mitsubishi Motors Corp
Priority date: 1997-09-26
Filing date: 1997-09-26
Publication date: 2004-07-14
Anticipated expiration: 2017-09-26
Also published as: JPH1191421A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートをリクライニングさせることのできる車両用シート装置に関する。
【０００２】
【関連する背景技術】
車両用シート装置について、リヤシートクッションが前方に移動すると共に、リヤシートバックの下端部がリヤシートクッションに追従し、リヤシートバックの上部が下方に移動し、その結果、リヤシートバックがリクライニングする構造のものが知られている。
【０００３】
図１において、車両用リヤシート装置１は、車体のフロアパネル２と平行に車両の前方に移動できるリヤシートクッション３と、下部がリヤシートクッション３の後端に回動自在に連結され、リヤシートクッション３の前進に応じて傾動し、上部が上下に移動するリヤシートバック４と、リヤシートバック４の上端に設けられたヘッドレスト５等から構成される。
【０００４】
この構成により、リヤシートクッション３を前方に移動させると、リヤシートバック４の下端がこれに追従し、リヤシートバック４の上部は車体側に設けたガイドレールに沿って下降し、その結果リヤシートバック４が倒れ込んでリクライニング動作を可能にする。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
この様な従来のシート装置において、リクライニング動作によってシートが前方に移動すると、車両のドアオープニングラインＬＤＯとリヤシートクッション３、リヤシートバック４との間に隙間（開口）６ができ（図中斜線で示す）、ドアを開けた際、この隙間６を通してリヤシートバック４の裏側のボディが見えてしまい、見栄えが悪く、車両の高級感を著しく損なっていた。
【０００６】
又、この隙間はリヤシートクッション３を前方に移動させるに従って拡がるので、見栄えを極力悪くしないためにリヤシートクッション３の可動ストローク量を抑えると、充分なリクライニング動作を行うことができない。
かかる不具合を防止するために、リヤシートバック３に隙間隠し用の布製の垂れ（覆い）を設け、リヤシート装置１をリクライニング状態にしてもかかる隙間からリヤシートバック４の裏側が見えないようにすることもできたが、リクライニング動作を繰り返すことにより布製覆いに恒久的に皺が残る等の不都合が生じ、やはり車両の高級感を維持することができなかった。
【０００７】
この様な不都合は、シートバックが傾動せず起立した状態でシート全体が前方に移動でき、シートの移動によりドアオープニングラインとシート装置間に隙間が生じる車両にも起こり得る。
尚、従来、リヤシートのバックレストサイドを昇降可能とし、バックレストサイドを上方に摺動させながらバックレストをリクライニングさせるリヤシート構造が特公平６−７６０３０号公報により公知であるが、この構造では、上記バックレストサイドはリクライニング時に広い着座面を維持し、居住性を向上させるものでありリクライニング時に生じる隙間を隠すものではない。
【０００８】
本発明の目的は、シートの移動により、車両のドアオープニングラインとシート装置との間に生じる隙間（開口）によって見栄えが低下する不都合を解消し、車両の高級感を維持することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる請求項１記載の車両用シート装置は、車両に搭載されるシートバックと該シートバックに連結されたシートクッションとを有したシートと、該シートを車体に対して移動可能に支持する可動機構と、上記シートの、ドア開口に臨む端面に隣接して車体に固定状態に取り付けられ、上記シートの移動に伴って生じる開口を覆う上記シートバックに対応したサイドバックと上記シートクッションに対応したサイドクッションを備えてなることを特徴としている。
また、請求項２記載の車両用シート装置は、上記可動機構が、シートクッションを車体前後方向にスライド動作させるスライドアジャスタと、シートクッションの移動に伴ってシートバックを傾動させるリクライニング手段とを備えてなることを特徴としている。
【００１０】
従って、シートが移動した場合にシートとドアオープニングラインとの間に生じる隙間がサイドバックとサイドクッションで覆われ、リヤシートバックの裏側のボディが隙間を通して見えることはない。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る車両用シート装置について説明する。
本発明に係る車両用シート装置１０は、図２に示すように、車体のフロアパネルに沿って車両前方に各々独立して移動可能な左右のリヤシートクッション１２ａ、１２ｂと、下端がリヤシートクッション１２ａ、１２ｂの車両後方側に回動自在に取りつけられ、上部が車体のシートバックパネル７０に沿って上下方向に移動可能に取りつけられたリヤシートバック１４ａ、１４ｂと、前記リヤシートクッション１２ａ、１２ｂのドア開口に臨む各端面に隣接して設けられ、少なくとも表面がこれらシートクッションに対応した形状を成すサイドクッション２２ａ、２２ｂと、リヤシートバック１４ａ、１４ｂのドア開口に臨む各端面にもこれらに隣接して設けられ、少なくとも表面がこれらシートバックに対応した形状を成すサイドバック３０ａ、３０ｂ等を備えて構成される。
【００１２】
リヤシートクッション１２ａ、１２ｂは、フロアパネル７２に固定された一対のスライド動作用シートレール１３ａ（図３には右側シートクッション１２ａについてのみ示し、左側シートクッション１２ｂも同様に構成されるので図示省略する。シートバック等も同様。）に摺動可能に載置されている。リヤシートクッション１２ａとシートレール１３ａとの間にはスライド動作調整用モータ７１ａが介装され、後述するサイドクッション２２ａの上面に取り付けられたモータ駆動用スイッチ７５ａ（図３）によりモータ７１ａを作動させ、シートを電動でリクライニングさせるようになっている。
【００１３】
尚、シートレール１３ａと、スライド動作調整用モータ７１ａ等でスライドアジャスタを構成している。
リヤシートクッション１２ａはシートフレーム３４ａを内部に有し、リヤシートバック１４ａもシートフレーム３５ａを内部に有する。フレーム３４ａの後端にはブラケット３６ａの一端が固設され、フレーム３５ａの下端にもブラケット４５ａの一端が固設され、ブラケット３６ａ，４５ａの各他端は、軸３７ａを介して回動自在に連結されている。従って、シートバック１４ａは、シートクッション１２ａに対して軸３７ａを中心として回動可能である。
【００１４】
シートバック１４ａ、１４ｂの上部には図２に示すように乗員を保護するためのヘッドレスト１６ａ、１６ｂがそれぞれ設けられている。シートフレーム３５ａの上部両側には図３に示すようにブラケット３８ａが固設され、このブラケット３８ａのシートバックパネル側端には水平方向にピン３９ａが突設している。シートバック１４ａの裏面が対向するシートバックパネル７０には、突出辺が傾斜したブラケット４０ａが立設され、このブラケット４０ａの突出辺に沿って、ピン３９ａが遊嵌する長孔４１ａが形成され、長孔４１ａの長軸は、シートバックパネル面に対して所定の角度で傾斜している。このため、ピン３９ａが長孔４１ａに沿って移動すると、シートバック１４ａを下方且つ斜めに移動可能にする。
【００１５】
尚、ブラケット３６ａ、３８ａ、４５ａ、軸３７ａ、ピン３９ａ、ブラケット４０ａ等でリクライニング手段を構成している。
次に、サイドクッション２２ａ、２２ｂは、図２に示すように、リヤシートクッション１２ａ、１２ｂと対応した形状、即ち、シートクッション１２ａ、１２ｂの幅だけを小にした略同一の外形形状を有し、シートクッション１２ａ、１２ｂのドア側にそれぞれ隣接して設けられている。サイドバック３０ａ、３０ｂは、シートバック１４ａ，１４ｂと対応した形状、即ち、シートバック１４ａ，１４ｂの幅だけを小にした略同一の外形形状を有し、このサイドバック３０ａ、３０ｂもサイドクッション２２ａ、２２ｂの後端に重ねるようにしてシートバック１４ａ、１４ｂのドア側にそれぞれ隣接して設けられている。
【００１６】
サイドバック３０ａ、３０ｂは図４に示すようにその内部にそれぞれ金属板を折曲して形成した心金用の箱体５０ａを有し（図４には、図３と同様に左側サイドバック３０ａ、サイドシート２２ａのみを示す）、箱体５０ａの上部にはサイドクッション取付用ワイヤ５１ａが、その両端を箱体側壁に溶着されて取り付けられている。箱体５０ａの下部にはサイドクッション２２ａとの連結用ブラケット５２ａが取り付けられている。
【００１７】
一方、シートバックパネル７０の上方にはワイヤ掛止用ブラケット５３ａが固着され、リヤフロアパネル７２にはブラケット５２ａを取り付けるためのネジ孔（図示せず）が設けられている。サイドバック３０ａは、その上部において、ワイヤ５１ａをブラケット５３ａに掛止させ、下部のブラケット５２ａをボルトでフロアパネル７２に固定して車体に取り付けられる。
【００１８】
サイドクッション２２ａ、２２ｂはその内部に心金用の箱体６０ａを有し、箱体６０ａの側壁前部及び後部からクッション位置決め用ブラケット６１ａ及び６２ａが下方に突出すると共に、箱体６０ａの下面前部及び後部にクッション取付用脚６３ａ及び６４ａが取り付けられている。
サイドクッション２２ａ、２２ｂを取り付ける際には、クッション２２ａ、２２ｂをシートクッション１２ａ、１２ｂにそれぞれ隣接させてフレーム位置決め用ブラケット６１ａ、６２ａを車体のフロアパネルの位置決め孔に挿入する。尚、各位置決め孔には、予めグロメット（図示せず）が差し込まれ、ブラケット６１ａ，６２ａが挿入後抜けてしまうのを防止している。次に、取付用脚６３ａ、６４ａを取り付けるための取付孔が車体のフロアパネル７２に設けられた取付孔にボルト（共に図示せず）で夫々フロアパネル７２に固定している。
【００１９】
次に、かかる構成による作用について説明する。
尚、リクライニング動作はリヤシート１０ａ及びリヤシート１０ｂ各々独立して行われるが、その作用は同じ為、リヤシート１０ａについてのみ作用を説明する。
図３に示すモータ駆動用スイッチ７５ａを押すと、モータ７１ａが駆動し、リヤシートクッション１２ａが、シートレール１３ａに沿って車両前方に移動する。リヤシートクッション１２ａを図４に示す適当な位置（又は、移動可能な極限位置）まで前進させた時、乗員がスイッチ７５ａから手を離し、モータ７１ａの駆動を停止させ、クッション１２ａの移動を止める。このリヤシートクッション１２ａの移動に応じて、リヤシートバック１４ａの下端がクッション１２ａに追従する。又、リヤシートバック１４ａのピン３９ａは、ブラケット４０ａの長孔４１ａに案内されながら下方に移動し、その結果、図４に示すようにリヤシートバック１４ａの傾き角が増大する。この傾き角は、リヤシートクッション１２ａの車両前方への移動量に応じて変わるが、通常は６〜１０程の範囲である。これらの動作により、リヤシート装置１０ａはリクライニング状態になる。
【００２０】
上記のリヤシート装置１０ａのリクライニング動作により、図４において斜線部で示すように、リヤシートクッション１２ａ、リヤシートバック１４ａ、車体のシートバックパネル７０及びリヤフロアパネル７２との間に隙間（空間）が形成される。
しかし、シートバックパネル７０に固定されたサイドバック３０ａとリヤフロアパネル７２に固定されたサイドクッション２２ａにより、上記隙間（開口）が覆われて、外部からこれが見えることはない。
【００２１】
又、サイドクッション２２ａは、少なくとも表面がリヤシートクッション１２ａに対応した形状を成し、サイドバック３０ａは、少なくとも表面がリヤシートバック１４ａに対応した形状を成しているので、リヤシートクッション１２ａの可動ストローク量を従来より大きくとっても、かかる隙間が外部から見えることはない。その為、よりゆったりしたリクライニング状態を達成することができる。
【００２２】
尚、上記の実施の形態とは異なり、サイドクッション２２ａとサイドバック３０ａとを一体として形成しても良く、同様にサイドクッション２２ｂとサイドバック３０ｂとを一体として形成しても良い。これにより、クッションの車体パネルへの組付工数の低減を図ることができる。
又、サイドクッション２２ａ、２２ｂとサイドバック３０ａ、３０ｂの形状は必ずしもリヤシートクッション１２ａ、１２ｂやリヤシートバック１４ａ、１４ｂと同形状でなくても良く、リヤシートクッション１２ａ、１２ｂ、リヤシートバック１４ａ、１４ｂ、車体のシートバックパネル７０及びリヤフロアパネル７２との間の隙間を覆って外部からリヤシートバック１４ａ、１４ｂの裏側のボディが見えない形状であればどのような形状であっても良い。
【００２３】
更に、ツーシータ（二座席）の車両について本発明を実施しても良い。
【００２４】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、本発明に係る車両用シート装置は、ドア開口に臨むシートの端面に隣接して車体に固定状態に取り付けられ、上記シートの移動に伴って生じる開口を覆うサイドバックとサイドクッションを備えて構成されているので、シートを前記サイドバックと前記サイドクッションに対して変位させてシート装置をリクライニング状態にしても車体のドアオープニングラインとシートとの間にできた隙間（開口）を覆うことができ、見栄えが低下する不都合を解消することができる。
【００２５】
又、隙間隠し用の覆い等をわざわざ設ける必要がないので、車両の高級感を維持することができる。
更に又、シートクッションをかなり前進させてもかかる隙間（開口）を確実に覆うことができるので、従来よりも大きな傾角でリヤシート装置をリクライニングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来のリヤシート装置１の概略構成とその問題点を説明する斜視図である。
【図２】本発明の一実施形態に係るリヤシート装置１０のシート構成を示す斜視図である。
【図３】図２のIII−III線に沿う断面図である。
【図４】本発明の一実施形態に係るリヤシート装置１０のリクライニング状態とクッションの取付状態を示す、一部切欠側面図である。
【符号の説明】
１２ａ、１２ｂリヤシートクッション
１３ａシートレール
１４ａ、１４ｂリヤシートバック
２２ａ、２２ｂサイドクッション
３０ａ、３０ｂサイドバック
３８ａブラケット
３９ａピン
４０ａブラケット[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle seat device capable of reclining a seat.
[0002]
[Related background art]
There is known a vehicle seat device in which a rear seat cushion moves forward, a lower end portion of the rear seat back follows the rear seat cushion, and an upper portion of the rear seat back moves downward. As a result, the rear seat back reclines. Have been.
[0003]
In FIG. 1, a rear seat device 1 for a vehicle includes a rear seat cushion 3 that can move forward of the vehicle in parallel with a floor panel 2 of a vehicle body, and a lower portion rotatably connected to a rear end of the rear seat cushion 3. It is composed of a rear seat back 4 that tilts in accordance with the forward movement and moves upward and downward, and a headrest 5 provided at the upper end of the rear seat back 4.
[0004]
With this configuration, when the rear seat cushion 3 is moved forward, the lower end of the rear seat back 4 follows this, and the upper portion of the rear seat back 4 descends along the guide rail provided on the vehicle body side. Fall down to enable reclining movement.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In such a conventional seat apparatus, when the seat moves forward due to the reclining operation, a gap (opening) 6 is formed between the door opening line LDO of the vehicle and the rear seat cushion 3 and the rear seat back 4 (shown by hatching in the figure). When the door was opened, the body on the back side of the rear seat back 4 was visible through the gap 6, and the appearance was poor and the luxury of the vehicle was significantly impaired.
[0006]
Further, since this gap widens as the rear seat cushion 3 is moved forward, if the amount of movable stroke of the rear seat cushion 3 is reduced in order to minimize the appearance, a sufficient reclining operation cannot be performed.
In order to prevent such a problem, the rear seat back 3 may be provided with a hanging (cover) made of cloth for concealing a gap so that the rear side of the rear seat back 4 is not visible from the gap even when the rear seat apparatus 1 is in the reclining state. Although the reclining operation was repeated, inconveniences such as permanent wrinkles remained on the cloth cover due to repetition of the reclining operation, could not maintain the luxury feeling of the vehicle.
[0007]
Such an inconvenience may occur in a vehicle in which the entire seat can move forward in a state where the seat back stands upright without tilting, and a gap is generated between the door opening line and the seat device due to the movement of the seat.
Incidentally, a rear seat structure in which the backrest side of the rear seat can be raised and lowered and the backrest reclines while sliding the backrest side upward is conventionally known from Japanese Patent Publication No. 6-76030. The backrest side maintains a wide seating surface during reclining, improves comfort, and does not hide the gap that occurs during reclining.
[0008]
SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to eliminate the inconvenience that appearance deteriorates due to a gap (opening) generated between a door opening line of a vehicle and a seat device due to movement of a seat, and to maintain a sense of quality of the vehicle.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, there is provided a vehicle seat device including a seat having a seat back mounted on a vehicle and a seat cushion connected to the seat back, and supporting the seat movably with respect to a vehicle body. a movable mechanism, of the sheet, mounted in a fixed state to the vehicle body adjacent to the extraordinary-on surfaces in the door opening, side corresponding to the seat back covering an opening caused by the movement of the seat back and the seat It is characterized in that it comprises a side cushioning corresponding to the cushion.
The sheet apparatus for a vehicle according to claim 2 Symbol placement, said movable mechanism includes a slide adjuster for sliding operation of the seat cushion in the longitudinal direction of the vehicle body, and a reclining means for tilting the seat back in accordance with the movement of the seat cushion It is characterized by becoming.
[0010]
Therefore, the gap generated between the seat and the door opening line when the seat moves is covered with the side back and the side cushion, and the body on the back side of the rear seat back is not seen through the gap.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a vehicle seat device according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
As shown in FIG. 2, the vehicle seat device 10 according to the present invention includes left and right rear seat cushions 12a and 12b that can independently move forward along the floor panel of the vehicle body, and lower ends of the rear seat cushions 12a and 12a. Rear seat backs 14a and 14b, which are rotatably mounted on the rear side of the vehicle 12b and whose upper portions are movably mounted in the vertical direction along a seat back panel 70 of the vehicle body, and door openings of the rear seat cushions 12a and 12b. Side cushions 22a and 22b, each of which has at least a surface corresponding to these seat cushions, and each of the end faces facing the door openings of the rear seatbacks 14a and 14b are also provided adjacent to these end faces. A side back 3 having at least a surface corresponding to the shape of the seat back. a, configured with a 30b or the like.
[0012]
The rear seat cushions 12a and 12b are a pair of sliding motion seat rails 13a fixed to the floor panel 72 (only the right seat cushion 12a is shown in FIG. 3 and the left seat cushion 12b is similarly configured and is not shown. The seat back and the like are also slidably mounted. A slide operation adjusting motor 71a is interposed between the rear seat cushion 12a and the seat rail 13a, and the motor 71a is operated by a motor driving switch 75a (FIG. 3) mounted on the upper surface of the side cushion 22a described later. The seat is reclined electrically.
[0013]
The slide adjuster is constituted by the seat rail 13a, the slide operation adjusting motor 71a, and the like.
The rear seat cushion 12a has a seat frame 34a inside, and the rear seat back 14a also has a seat frame 35a inside. One end of a bracket 36a is fixed to the rear end of the frame 34a, and one end of a bracket 45a is fixed to the lower end of the frame 35a. The other ends of the brackets 36a and 45a are rotatable via a shaft 37a. Are linked. Therefore, the seat back 14a is rotatable about the shaft 37a with respect to the seat cushion 12a.
[0014]
As shown in FIG. 2, headrests 16a and 16b for protecting occupants are provided on the upper portions of the seatbacks 14a and 14b, respectively. As shown in FIG. 3, brackets 38a are fixedly provided on both upper sides of the seat frame 35a, and pins 39a project in the horizontal direction from ends of the brackets 38a on the seat back panel side. A bracket 40a having an inclined protruding side is erected on the seat back panel 70 on which the back surface of the seat back 14a faces, and an elongated hole 41a into which the pin 39a is loosely fitted is formed along the protruding side of the bracket 40a. The long axis of the long hole 41a is inclined at a predetermined angle with respect to the seat back panel surface. Therefore, when the pin 39a moves along the elongated hole 41a, the seat back 14a can be moved downward and diagonally.
[0015]
The reclining means is constituted by the brackets 36a, 38a, 45a, the shaft 37a, the pin 39a, the bracket 40a, and the like.
Next, as shown in FIG. 2, the side cushions 22a and 22b have shapes corresponding to the rear seat cushions 12a and 12b, that is, substantially the same outer shape in which only the width of the seat cushions 12a and 12b is reduced. The seat cushions 12a and 12b are provided adjacent to the door side, respectively. The side backs 30a, 30b have a shape corresponding to the seat backs 14a, 14b, that is, substantially the same external shape in which only the width of the seat backs 14a, 14b is reduced, and the side backs 30a, 30b are also side cushions 22a. , 22b are provided adjacent to the door sides of the seat backs 14a, 14b so as to overlap with the rear ends of the seat backs, respectively.
[0016]
As shown in FIG. 4, each of the side bags 30a and 30b has a box 50a for a mandrel formed by bending a metal plate therein (FIG. 4 shows the left side bag 30a as in FIG. 3). , Only the side seat 22a is shown), and a side cushion mounting wire 51a is mounted on the upper portion of the box 50a by welding both ends to the side wall of the box. A bracket 52a for connection to the side cushion 22a is attached to a lower portion of the box 50a.
[0017]
On the other hand, a wire hooking bracket 53a is fixed above the seat back panel 70, and a screw hole (not shown) for attaching the bracket 52a is provided in the rear floor panel 72. The upper part of the side back 30a is attached to the vehicle body by fixing the wire 51a to the bracket 53a and fixing the lower bracket 52a to the floor panel 72 with bolts.
[0018]
The side cushions 22a and 22b each have a box 60a for a mandrel inside thereof, and cushion positioning brackets 61a and 62a protrude downward from the front and rear portions of the side wall of the box 60a. Cushion attachment legs 63a and 64a are attached to the part and the rear part.
When attaching the side cushions 22a, 22b, the frame positioning brackets 61a, 62a are inserted into the positioning holes of the floor panel of the vehicle body with the cushions 22a, 22b adjacent to the seat cushions 12a, 12b, respectively. A grommet (not shown) is inserted into each positioning hole in advance to prevent the brackets 61a and 62a from coming off after insertion. Next, mounting holes for mounting the mounting legs 63a, 64a are fixed to the mounting holes provided in the floor panel 72 of the vehicle body with bolts (both not shown) to the floor panel 72, respectively.
[0019]
Next, the operation of this configuration will be described.
The reclining operation is performed independently for each of the rear seat 10a and the rear seat 10b. However, since the operation is the same, only the operation for the rear seat 10a will be described.
When the motor drive switch 75a shown in FIG. 3 is pressed, the motor 71a is driven, and the rear seat cushion 12a moves forward of the vehicle along the seat rail 13a. When the rear seat cushion 12a is advanced to an appropriate position (or a movable maximum position) shown in FIG. 4, the occupant releases his / her hand from the switch 75a, stops driving the motor 71a, and stops moving the cushion 12a. In accordance with the movement of the rear seat cushion 12a, the lower end of the rear seat back 14a follows the cushion 12a. Also, the pins 39a of the rear seat back 14a move downward while being guided by the long holes 41a of the bracket 40a, and as a result, the inclination angle of the rear seat back 14a increases as shown in FIG. This tilt angle varies depending on the amount of movement of the rear seat cushion 12a toward the front of the vehicle, but is usually in the range of about 6 to 10. By these operations, the rear seat device 10a enters the reclining state.
[0020]
By the reclining operation of the rear seat device 10a, a gap (space) is formed between the rear seat cushion 12a, the rear seat back 14a, the seat back panel 70 of the vehicle body, and the rear floor panel 72, as indicated by hatching in FIG. .
However, the gap (opening) is covered by the side back 30a fixed to the seat back panel 70 and the side cushion 22a fixed to the rear floor panel 72, and is not visible from outside.
[0021]
The side cushion 22a has at least a surface corresponding to the rear seat cushion 12a, and the side back 30a has at least a surface corresponding to the rear seat back 14a. Is larger than before, such a gap is not visible from the outside. Therefore, a more relaxed reclining state can be achieved.
[0022]
Note that, unlike the above embodiment, the side cushion 22a and the side back 30a may be formed integrally, and similarly, the side cushion 22b and the side back 30b may be formed integrally. Thereby, the man-hour for assembling the cushion to the vehicle body panel can be reduced.
Further, the shapes of the side cushions 22a, 22b and the side backs 30a, 30b do not necessarily have to be the same as those of the rear seat cushions 12a, 12b and the rear seat backs 14a, 14b, and the rear seat cushions 12a, 12b, the rear seat backs 14a, 14b, Any shape may be used as long as it covers the gap between the seat back panel 70 and the rear floor panel 72 and the body on the back side of the rear seat backs 14a and 14b cannot be seen from the outside.
[0023]
Further, the present invention may be implemented for a two-seater (two-seat) vehicle.
[0024]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the vehicle seat device according to the present invention is attached to the vehicle body in a fixed state adjacent to the end face of the seat facing the door opening, and has an opening generated as the seat moves. Since the seat back is configured to include the covering side back and the side cushion, even when the seat is displaced with respect to the side back and the side cushion and the seat device is in the reclining state, the seat can be positioned between the door opening line of the vehicle body and the seat. Gaps (openings) can be covered, and the inconvenience of deteriorating appearance can be eliminated.
[0025]
Further, since it is not necessary to provide a cover for concealing the gap, it is possible to maintain the luxury of the vehicle.
Furthermore, even if the seat cushion is advanced considerably, such a gap (opening) can be surely covered, so that the rear seat device can be reclined at a larger inclination angle than before.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view illustrating a schematic configuration of a conventional rear seat device 1 and its problems.
FIG. 2 is a perspective view showing a seat configuration of a rear seat device 10 according to one embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a sectional view taken along line III-III in FIG. 2;
FIG. 4 is a partially cutaway side view showing a reclining state and a cushion mounting state of the rear seat device 10 according to one embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
12a, 12b Rear seat cushion 13a Seat rail 14a, 14b Rear seat back 22a, 22b Side cushion 30a, 30b Side back 38a Bracket 39a Pin 40a Bracket

Claims

車両に搭載されるシートバックと該シートバックに連結されたシートクッションとを有したシートと、該シートを車体に対して移動可能に支持する可動機構と、上記シートの、ドア開口に臨む端面に隣接して車体に固定状態に取り付けられ、上記シートの移動に伴って生じる開口を覆う上記シートバックに対応したサイドバックと上記シートクッションに対応したサイドクッションとを備えてなることを特徴とする車両用シート装置。A seat having a seat back mounted on the vehicle and a seat cushion connected to the seat back; a movable mechanism for movably supporting the seat with respect to the vehicle body; and an end face of the seat facing a door opening. A vehicle comprising a side back corresponding to the seat back and a side cushion corresponding to the seat cushion, which are fixedly attached to the vehicle body adjacent to each other, and cover an opening generated by movement of the seat. Sheet equipment.

上記可動機構が、シートクッションを車体前後方向にスライド動作させるスライドアジャスタと、シートクッションの移動に伴ってシートバックを傾動させるリクライニング手段とを備えてなることを特徴とする、請求項１に記載の車両用シート装置。 2. The movable mechanism according to claim 1, wherein the movable mechanism includes a slide adjuster that slides the seat cushion in the front-rear direction of the vehicle body and a reclining unit that tilts the seat back with the movement of the seat cushion. 3. Vehicle seat device.