JP3541532B2 - 電磁継電器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭電気機器、ヒートコントロール、ガス、水道、電力の自動検針器等の制御に使用される電気継電器に適用される。
【0002】
【従来の技術】
近年、前途の用途に使用される電磁継電器には、特に、欧州等の230V地域を中心にして、VDE0631,VDE0700、IEC335−1等に示されているように、十分な絶縁距離の確保や2重絶縁構造が要求されるようになってきている。
【0003】
従来の電磁継電器としては、例えば、実開昭61−193653号等がある。しかし、前述のものは、ボディに設けられたトンネル状の絶縁壁が、電磁石ブロックの磁極部で開口されているので、その開口部を通して、絶縁が破られており、十分な絶縁距離がとり難いと共に、カードに他の絶縁壁をつけてもカードが移動するため、ボディやケースの絶縁壁との間に隙間が生じるので、完全な2重絶縁構造を達成することが困難であるという問題があった。また、接点端子が圧入でボディに固定されているため、圧入の際にボディ成形材料が削られ、ゴミとなり接点に付着して接触不良を引き起こしたり、アマチュアに付着して動作不良を引き起こすことがあったり、ケースを被せた後のシール時に端子が動き特性変化を起こすことがあった。また、前記対策として、端子圧入後、圧入部を接着剤でシールすることが考えられているが、接着剤を硬化乾燥させる必要があり、製造プロセスのラインが分断され、コストアップを引き起こすという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、電磁継電器において、十分な絶縁距離が確保でき、完全な2重絶縁が達成できると共に、接触不良や特性変化が少なく信頼性を高めることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1においては、少なくとも1組の接点を有する接点機構と、コイル線が巻かれている中空部を有するコイルボビン6と、前記コイルボビン6を取り囲むように配されている1組の継鉄7、8と、前記1組の継鉄7、8の間に配設されている永久磁石11とで構成された電磁石ブロック2と、前記コイルボビン6の中空部6aに置かれ1組の継鉄7、8間で揺動可能に枢支されているアマチュア13と、前記電磁石ブロック2を覆うトンネル状の絶縁壁32aを備えており、前記トンネル状の絶縁壁32aはその両側に同軸方向に開口した開口部32b,32cを有し、両側の開口部32b,32cの間が開口を有することなく延ばされていると共に前記接点機構の端子が固着されているボディブロック1と、中央の胴状部12aがトンネル状の絶縁壁32aの開口部32cより挿入されてトンネル状の絶縁壁32a内でアマチュア13と結合され、上記胴状部12aと略垂直な側片がトンネル状の絶縁壁32aの外に配されている略T字型のカード12と、前記ボディブロック1のトンネル状の絶縁壁32aの外壁に絶縁用の壁14aが至ってボディブロック1のトンネル状の絶縁壁32aの外側に設けられた溝3dに入り込んで2重の絶縁構成とするケース14を備え、前記電磁石ブロック2及びアマチュア13が、前記ボディブロック1のトンネル状の絶縁壁32aの一方の開口部32bより挿入され、上記接点機構は、トンネル状の絶縁壁32aの側方に配置され、前記カード12により、1つの接点が固着されている可動ばね4bの接点より先端位置にて駆動される電磁継電器において、前記ボディブロック1は、少なくとも1組の接点機構の端子がインサート成形されているベース31と、前記トンネル状の絶縁壁32aを構成している絶縁カバー32より構成されていることを特徴とするものである。
【0006】
請求項2においては、前記ベース31に少なくとも1つの位置決め用のリブ31a,31b,31cが形成されていると共に、前記絶縁カバー32に設けられた孔32d,32e,32fが前記リブ31a,31b,31cに挿入されることにより、ベース31に対して絶縁カバー32が位置決めされ、その後、前記リブ31a,31b,31cを熱かしめして、ベース31と絶縁カバー32を一体化してボディブロック1を構成することを特徴とするものである。
【0007】
請求項3においては、前記絶縁カバー32に少なくとも1つの位置決め用のリブ32h,32i,32g,32kが形成され、前記ベース31に設けられた孔31h,31i,31g,31kに前記リブ32h,32i,32g,32kが挿入されてベース31に対して絶縁カバー32が位置決めされ、その後、ベース31と絶縁カバー32とを一体化してボディブロック1を構成することを特徴とするものである。
【0008】
請求項4においては、絶縁カバー32に設けられたリブ32h,32i,32g,32kは、電磁石ブロック2がボディブロック1に挿入されたときに、継鉄7,8またはコイルボビン6のつば部の下面に位置されていることを特徴とするものである。
【0009】
請求項5においては、絶縁カバー32の電磁石ブロック2が挿入される側の端部下面に切欠き32mが形成されているとともに、ベース31に、切欠き32mに対応する突部31mが形成され、切欠き32mに突部31mが嵌まり込んで成ることを特徴とするものである。
請求項6においては、少なくとも1組の接点を有する接点機構と、コイル線が巻かれている中空部を有するコイルボビン6と、前記コイルボビン6を取り囲むように配されている1組の継鉄7、8と、前記1組の継鉄7、8の間に配設されている永久磁石11とで構成された電磁石ブロック2と、前記コイルボビン6の中空部6aに置かれ1組の継鉄7、8間で揺動可能に枢支されているアマチュア13と、前記電磁石ブロック2を覆うトンネル状の絶縁壁32aを備えており、前記トンネル状の絶縁壁32aはその両側に同軸方向に開口した開口部32b,32cを有し、両側の開口部32b,32cの間が開口を有することなく延ばされていると共に前記接点機構の端子が固着されているボディブロック1と、中央の胴状部12aがトンネル状の絶縁壁32aの開口部32cより挿入されてトンネル状の絶縁壁32a内でアマチュア13と結合され、上記胴状部12aと略垂直な側片がトンネル状の絶縁壁32aの外に配されている略T字型のカード12と、前記ボディブロック1のトンネル状の絶縁壁32aの外壁に絶縁用の壁14aが至ってボディブロック1のトンネル状の絶縁壁32aの外側に設けられた溝3dに入り込んで2重の絶縁構成とするケース14を備え、前記電磁石ブロック2及びアマチュア13が、前記ボディブロック1のトンネル状の絶縁壁32aの一方の開口部32bより挿入され、上記接点機構は、トンネル状の絶縁壁32aの側方に配置され、前記カード12により、1つの接点が固着されている可動ばね4bの接点より先端位置にて駆動される電磁継電器において、ボディブロック1を3つのボディ片1a,1b,1cから構成し、電磁石ブロック2を覆うトンネル状の絶縁壁32aを備えたボディ片1aを射出成形で形成し、他のボディ片1b,1cを可動接点4aがかしめ固定されている可動ばね4bが固定された1つの可動端子4cと、可動接点4aに対向した固定接点5aがかしめ固定されている1つの固定端子5bとともに同時成形により、それぞれ成形して、3つのボディ片1a,1b,1cを接続して、ボディブロック1を構成することを特徴とするものである。
【0010】
請求項7においては、少なくとも1組の接点を有する接点機構と、コイル線が巻かれている中空部を有するコイルボビン6と、前記コイルボビン6を取り囲むように配されている1組の継鉄7、8と、前記1組の継鉄7、8の間に配設されている永久磁石11とで構成された電磁石ブロック2と、前記コイルボビン6の中空部6aに置かれ1組の継鉄7、8間で揺動可能に枢支されているアマチュア13と、前記電磁石ブロック2を覆うトンネル状の絶縁壁32aを備えており、前記トンネル状の絶縁壁32aはその両側に同軸方向に開口した開口部32b,32cを有し、両側の開口部32b,32cの間が開口を有することなく延ばされていると共に前記接点機構の端子が固着されているボディブロック1と、中央の胴状部12aがトンネル状の絶縁壁32aの開口部32cより挿入されてトンネル状の絶縁壁32a内でアマチュア13と結合され、上記胴状部12aと略垂直な側片がトンネル状の絶縁壁32aの外に配されている略T字型のカード12と、前記ボディブロック1のトンネル状の絶縁壁32aの外壁に絶縁用の壁14aが至ってボディブロック1のトンネル状の絶縁壁32aの外側に設けられた溝3dに入り込んで2重の絶縁構成とするケース14を備え、前記電磁石ブロック2及びアマチュア13が、前記ボディブロック1のトンネル状の絶縁壁32aの一方の開口部32bより挿入され、上記接点機構は、トンネル状の絶縁壁32aの側方に配置され、前記カード12により、1つの接点が固着されている可動ばね4bの接点より先端位置にて駆動される電磁継電器において、トンネル状の絶縁壁32aを備えた上記ボディブロック1としてのボディ片1aが、二分割され、分割された分割ボディ片1e,1eを可動接点4aがかしめ固定されている可動ばね4bが固着された可動端子5bと、可動接点4aに対向した固定接点5aがかしめ固定されている固定端子5bとともに同時成形により成形した後、分割ボディ片1e,1eを熱着固定あるいは接着固定して、トンネル状の絶縁壁32aを備えたボディ片1aを形成することを特徴とするものである。
【0011】
請求項8においては、少なくとも1組の接点を有する接点機構と、コイル線が巻かれている中空部を有するコイルボビン6と、前記コイルボビン6を取り囲むように配されている1組の継鉄7、8と、前記1組の継鉄7、8の間に配設されている永久磁石11とで構成された電磁石ブロック2と、前記コイルボビン6の中空部6aに置かれ1組の継鉄7、8間で揺動可能に枢支されているアマチュア13と、前記電磁石ブロック2を覆うトンネル状の絶縁壁32aを備えており、前記トンネル状の絶縁壁32aはその両側に同軸方向に開口した開口部32b,32cを有し、両側の開口部32b,32cの間が開口を有することなく延ばされていると共に前記接点機構の端子が固着されているボディブロック1と、中央の胴状部12aがトンネル状の絶縁壁32aの開口部32cより挿入され、トンネル状の絶縁壁32a内でアマチュア13と結合され、上記胴状部12aと略垂直な側片がトンネル状の絶縁壁32aの外に配されている略T字型のカード12と、前記ボディブロック1のトンネル状の絶縁壁32aの外壁に絶縁用の壁14aが至ってボディブロック1のトンネル状の絶縁壁32aの外側に設けられた溝3dに入り込んで2重の絶縁構成とするケース14を備え、前記電磁石ブロック2及びアマチュア13が、前記ボディブロック1のトンネル状の絶縁壁32aの一方の開口部32bより挿入され、接点機構は、トンネル状の絶縁壁32aの側方に配置され、前記カード12により、1つの接点が固着されている可動ばね4bの接点より先端位置にて駆動される電磁継電器において、前記カード12には下方に向けて突部12eが突出され、ベース31には凹部31nが形成され、突部12eが凹部31nに揺動自在に挿入されて成ることを特徴とするものである。
【0012】
請求項9においては、少なくとも1組の接点を有する接点機構と、コイル線が巻かれている中空部を有するコイルボビン6と、前記コイルボビン6を取り囲むように配されている1組の継鉄7、8と、前記1組の継鉄7、8の間に配設されている永久磁石11とで構成された電磁石ブロック2と、前記コイルボビン6の中空部6aに置かれ1組の継鉄7、8間で揺動可能に枢支されているアマチュア13と、前記電磁石ブロック2を覆うトンネル状の絶縁壁32aを備えており、前記トンネル状の絶縁壁32aはその両側に同軸方向に開口した開口部32b,32cを有し、両側の開口部32b,32cの間が開口を有することなく延ばされていると共に前記接点機構の端子が固着されているボディブロック1と、中央の胴状部12aがトンネル状の絶縁壁32aの開口部32cより挿入され、トンネル状の絶縁壁32a内でアマチュア13と結合され、上記胴状部12aと略垂直な側片がトンネル状の絶縁壁32aの外に配されている略T字型のカード12と、前記ボディブロック1のトンネル状の絶縁壁32aの外壁に絶縁用の壁14aが至ってボディブロック1のトンネル状の絶縁壁32aの外側に設けられた溝3dに入り込んで2重の絶縁構成とするケース14を備え、前記電磁石ブロック2及びアマチュア13が、前記ボディブロック1のトンネル状の絶縁壁32aの一方の開口部32bより挿入され、接点機構は、トンネル状の絶縁壁32aの側方に配置され、前記カード12により、1つの接点が固着されている可動ばね4bの接点より先端位置にて駆動される電磁継電器において、前記カード12に胴状部12aが形成され、胴状部12aにはトンネル状の孔12bが胴状部12aの一端側に開口して形成され、孔12bの奥にはアマチュア13の挿入孔12fが形成され、アマチュア13の先端部が挿入孔12fに挿入され、トンネル状の孔12b内には接着剤が塗布されて成ることを特徴とするものである。
【0013】
請求項1においては、ボディブロック1のトンネル状の絶縁壁32aが、電磁石ブロック2のコイル9及び磁極部を覆っており、カード12とアマチュア13がトンネル状の絶縁壁32a内部で結合されているので、十分な絶縁距離を得ることができる。ボディブロック1のトンネル状の絶縁壁32a及びケース14の絶縁用の壁14aにより2重絶縁が確保できる。接点端子がボディブロック1のベース31にインサート成形されているので、端子圧入によるゴミの発生がなく、またシールによる特性変化もほとんどなくなる。
【0014】
請求項2においては、ケース14が熱かしめによりベース31と一体化されているので、接着工程のように製造プロセスのラインが分断され、コストアップを引き起こすこともなく安価な電磁継電器を提供することができる。
請求項3においては、絶縁カバー32のリブ32h,32i,32g,32kをベース31の孔31h,31i,31g,31kに挿入して一体化するのであり、作業性を高めることができる。
【0015】
請求項4においては、一体化をおこなう際に、一体化されるリブ32h,32gの位置には継鉄7,8またはコイルボビン6のつば部があり、受圧を充分におこなえ、絶縁カバー32が変形したり、撓むようなことを回避でき、一体化する部分に隙間が生じるこを防止でき、一体化する工程における歩留りを高めるとともに特性を安定化させることができる。
【0016】
請求項5においては、電磁継電器のボディブロック1を組み立てた後、ケース14を被せてシール剤により一次シールをおこなう場合、従来の構成のものでは、絶縁カバー32の電磁石ブロック2が入る側の端部は、底からベース31、絶縁カバー32、コイルボビン6の三層構造にとなり、コイルボビン6までシール剤が廻り難くなるのであるところ、請求項5においては、絶縁カバー32の端部をベース31が覆うため、ベース31とコイルボビン6の二重構造になり、シール剤の回りが良くなり、気密性を高めることができる。
【0017】
請求項6においては、ボディ片1b,1cを成形する際に、可動端子4cと固定端子5bを1組だけ同時成形するだけであるから、バリ切りが容易であり端子形状等の自由度が大きい。
請求項7においては、同時成形した分割ボディ片1e,1eは、半トンネル状の絶縁壁32a,32a部分が補強材の役割をしていて反りにくい。
【0018】
請求項8においては、ベース31の凹部31nにカード12の突部12eが入り込んだ状態になっているため、接着剤が絶縁物とみなされない場合でも、絶縁距離が充分にとれ、耐電圧等の絶縁性能を向上させることができる。
請求項9においては、トンネル状の孔12b内に接着剤を塗布でき、アマチュア13とカード12との接続を、接着剤にて充分に補強でき、圧入のみの構成に比べて、アマチュア13とカード12との結合強度を充分に高め、アマチュア13とカード12とのがたつきの発生等を抑えることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて詳述する。
図1に示すように、ボディブロック1は、ベース31、絶縁カバー32、端子ブロック33より構成されている。絶縁カバー32には、両端に開口部32b,32cを有するトンネル状の絶縁壁32aが形成されており、また、図3(b)に示すように、ベース31の連結用の3つの孔32d,32e,32fが設けられている。
【0020】
ベース31は、後述の端子ブロック33が同時にインサート成形されていると共に、図5に示すように、3つのリブ31a,31b,31cが設けられており、前述の絶縁カバー32の上記3つの孔32d,32e,32fがそれぞれリブ31a,31b,31cに挿入された後、光ビーム等で熱かしめされて連結されてボディブロック1を形成している。絶縁壁32aの外側には、ベース31と連結されたときに、壁に沿うように溝3dが構成されている。
【0021】
端子ブロック33は、可動接点ブロック4及び固定接点ブロック5より構成されており、ベース31と同時成形された後、端子部が分断される。
可動接点ブロック4は、可動接点4aがかしめ固定されている略コ字型をした可動ばね4b,4bが固着され、前記ベース31と同時にインサート成形されている可動端子4cより構成されている。
【0022】
固定接点ブロック5は、前記可動接点4aに対向した固定接点5aがかしめ固定されており、可動接点ブロック4と共に前記ベース31と同時にインサート成形されている固定端子5bより構成されている。
電磁石ブロック2は、コイル端子10が装着されるコイル9が巻かれ、内部に中空部6aを有するコイルボビン6と継鉄7、8及び永久磁石11より構成されており、前記絶縁カバー32の一方の開口部32bを通って、絶縁カバー32のトンネル状の絶縁壁32a内に挿入されている。
【0023】
継鉄7、8は、略コ字型をしており、それぞれの磁極部が対向するように平行に配されており、それぞれの中間片7b、8bの間に永久磁石11が装着されている。
カード12は、略T字型をしており、胴状部12aには途中までの孔12bが形成されており、側片となる頭部12cには、可動ばね4bが挿入されるガイド溝12dが設けられており、前記絶縁カバー32の他方の開口部32cより絶縁カバー32のトンネル状の絶縁壁32aに挿入され、胴状部12aが絶縁壁32aに挿入され、胴状部12aが絶縁壁32a内に位置している。
【0024】
アマチュア13は、先端に細長部13aを有し、先端部よりコイルボビン6の中空部6aに挿入され、電磁石ブロック2を通って、絶縁カバー32のトンネル状の絶縁壁32a内で前記カード12の胴状部の孔12bに圧入固定される。
図2に示すように、ケース14は、内部上面より、絶縁の壁14aが伸ばされており、ボディブロック1に被せられた時に、ケース14の外周部が溝3dに入るようになっている。
【0025】
上述の構成によれば、電磁石ブロック2のコイル9の励磁により、アマチュア13がコイルボビン6内の支点を中心に継鉄7の磁極部、あるいは継鉄8の磁極部に吸引されるように揺動する。アマチュア13の動きは、先端の細長部13aに固着されたカード12を通して、可動接点ばね4bに伝わり、可動接点4aと固定接点5aの開閉がおこなわれる。
【0026】
電磁継電器の入力である電磁石部と出力である接点部の絶縁については、大部分の場所で、可動接点ブロック4及び固定接点ブロック5と電磁石ブロック2とが、絶縁カバー32のトンネル状の絶縁壁32aとケース14の壁14aの2重に絶縁されている。絶縁カバー32の他の開口部32cを通しては、電磁石ブロック2の継鉄7、8もしくはアマチュア13と、接点部は空間的につながっているが、空間距離、沿面距離は、必要な距離を確保できている。
【0027】
図10及び図11は実施の第2の形態を示していて、ボディブロック1を3つのボディ片1a,1b,1cから構成し、電磁石ブロック2を覆うトンネル状の絶縁壁32aを備えたボディ片1aを射出成形で形成し、他のボディ1b,1cを可動接点4aがかしめ固定されている可動ばね4bが固定された1つの可動端子4cと、可動接点4aに対向した固定接点5aがかしめ固定されている1つの固定端子5bとともに同時成形により、それぞれ成形している。そして、ボディ片1bとボディ片1cをボディ片1aに接続リブ21及び接続孔22を介して固定して、ボディブロック1を構成するものである。
【0028】
図12及び図13は実施の第3の形態を示していて、トンネル状の絶縁壁32aを備えたボディ片1aが、二分割され、分割された分割ボディ片1e,1eを可動接点4aがかしめ固定されている可動ばね4bが固着された可動端子4cと、可動接点4aに対向した固定接点5aがかしめ固定されている固定端子5bとともに同時成形により成形した後、接続リブ21及び接続孔を介して位置決めしながら、分割ボディ片1e,1eを熱着固定あるいは接着固定して、トンネル状の絶縁壁32aを備えたボディ片1aを形成するものである。
【0029】
図14乃至図25は実施の第4の形態を示している。即ち、図22及び図23に示すように、絶縁カバー32に位置決め用のリブ32h,32i,32g,32kが形成されている。これらリブ32h,32i,32g,32kのうち、二本のリブ32h,32gの高さが高くて熱かしめ用となっている。一方、ベース31には、図16及び図20に示すように、孔31h,31i,31g,31kが形成されている。しかして、孔31h,31i,31g,31kにリブ32h,32i,32g,32kが挿入され、ベース31に対して絶縁カバー32が位置決めされ、その後、前記リブ32h,32gを熱かしめ等によりベース31と絶縁カバー32とを一体化してボディブロック1を構成するのである。
【0030】
この場合、絶縁カバー32に設けられたリブ32h,32i,32g,32kは、電磁石ブロック2がボディブロック1に挿入されたときに、継鉄7,8またはコイルボビン6のつば部の下面に位置されていて、絶縁カバー32に電磁石ブロック2の他、アマチュア13及びカード12が挿入された後にベース31との熱かしめがおこなわれるのである。しかして、熱かしめをおこなう際に、熱かしめされるリブ32h,32gの位置には継鉄7,8またはコイルボビン6のつば部があり、かしめパンチに対応する受圧を充分におこなえ、絶縁カバー32が変形したり、撓むようなことを回避でき、かしめ部分に隙間が生じるこを防止でき、熱かしめ工程における歩留りを高めるとともに特性を安定化させている。
【0031】
図15及び図16に示すように、絶縁カバー32の電磁石ブロック2が挿入される側の端部下面に切欠き32mが形成されている。一方、ベース31に、切欠き32mに対応する突部31mが形成されている。しかして、切欠き32mに突部31mが嵌まり込み、電磁継電器のボディブロック1を組み立てた後、ケース14を被せてシール剤により一次シールをおこなう場合、絶縁カバー32の端部をベース31が覆うため、ベース31とコイルボビン6が直接当接し、ベース31とコイルボビン6の二重構造になり、ベース31とコイルボビン6間におけるシール剤の回りが良くなり、気密性を高めるようになっている。
【0032】
更に、実施の第4の形態においては、図15に示すように、カード12には下方に向けて突部12eが突出され、ベース31には突出部31hが形成され、突出部31hに凹部31nが形成され、突部12eが凹部31nに揺動自在に挿入されていて、ベース31の凹部31nにカード12の突部12eが入り込んだ状態になっているため、後述する接着剤が絶縁物とみなされない場合でも、絶縁距離が充分にとれ、耐電圧等の絶縁性能を向上させているのである。
【0033】
しかも、図15に示すように、実施の第1の形態のように、カード12に胴状部12aが形成され、胴状部12aにはトンネル状の孔12bが胴状部12aの一端側に開口して形成され、孔12bの奥にはアマチュア13の挿入孔12fが形成されているのであり、この場合、アマチュア13の先端部が挿入孔12fに挿入され、トンネル状の孔12b内には接着剤が塗布されて、アマチュア13とカード12との接続を、接着剤にて充分に補強でき、圧入のみの構成に比べて、アマチュア13とカード12との結合強度を充分に高め、アマチュア13とカード12とのがたつきの発生等を抑えている。
【0034】
【発明の効果】
請求項1においては、ボディブロックのトンネル状の絶縁壁が、電磁石ブロックのコイル及び磁極部を覆っており、カードとアマチュアがトンネル状の絶縁壁内部で結合されているので、十分な絶縁距離を得ることができる。ボディブロックのトンネル状の絶縁壁及びケースの絶縁用の壁により2重絶縁が確保できる。接点端子がボディブロックのベースにインサート成形されているので、端子圧入によるゴミの発生がなく、またシールによる特性変化もほとんどなくなる。製造工程中の特性変化が少ないので、特性を安定化できる。カード等の可動部に絶縁のための壁を設ける必要がないので、カードを単純形状で軽量化でき、動作時間が短く、耐衝撃や耐振動性の優れた電磁継電器を提供できる。
【0035】
請求項2においては、絶縁カバーが熱かしめによりベースと一体化されているので、接着工程のように製造プロセスのラインが分断され、コストアップを引き起こすこともなく安価な電磁継電器を提供することができる。接点端子の位置精度やベースに対する垂直度が出やすい。
請求項3においては、前記絶縁カバーに少なくとも1つの位置決め用のリブが形成され、前記ベースに設けられた孔に前記リブが挿入されてベースに対して絶縁カバーが位置決めされ、その後、ベースと絶縁カバーとを一体化してボディブロックを構成するから、作業性を高めることができるという利点がある。
【0036】
請求項4においては、絶縁カバーに設けられたリブは、電磁石ブロックがボディブロックに挿入されたときに、継鉄またはコイルボビンのつば部の下面に位置されているから、一体化をおこなう際に、一体化されるリブの位置には継鉄またはコイルボビンのつば部があり、受圧を充分におこなえ、絶縁カバーが変形したり、撓むようなことを回避でき、一体化する部分に隙間が生じるこを防止でき、一体化工程における歩留りを高めるとともに特性を安定化させることができる。
【0037】
請求項5においては、絶縁カバーの電磁石ブロックが挿入される側の端部下面に切欠きが形成されているとともに、ベースに、切欠きに対応する突部が形成され、切欠きに突部が嵌まり込んでいるから、電磁継電器のボディブロックを組み立てた後、ケースを被せてシール剤により一次シールをおこなう場合、従来の構成のものでは、絶縁カバーの電磁石ブロックが入る側の端部は、底からベース、絶縁カバー、コイルボビンの三層構造にとなり、コイルボビンまでシール剤が廻り難くなるのであるところ、請求項5においては、絶縁カバーの端部をベースが覆うため、ベースとコイルボビンの二重構造になり、シール剤の回りが良くなり、気密性を高めることができる。
【0038】
請求項6においては、ボディ片を成形する際に、可動端子と固定端子を1組だけ同時成形するだけであるから、バリ切りが容易であり端子形状等の自由度が大きくできる。
請求項7においては、同時成形した分割ボディ片は、半トンネル状の絶縁壁部分が補強材の役割をしていて反りにくくなる。
【0039】
請求項8においては、前記カードには下方に向けて突部が突出され、ベースには凹部が形成され、突部が凹部に揺動自在に挿入されているから、ベースの凹部にカードの突部が入り込んだ状態になっているため、接着剤が絶縁物とみなされない場合でも、絶縁距離が充分にとれ、耐電圧等の絶縁性能を向上させることができる。
【0040】
請求項9においては、カードに胴状部が形成され、胴状部にはトンネル状の孔が胴状部の一端側に開口して形成され、孔の奥にはアマチュアの挿入孔が形成され、アマチュアの先端部が挿入孔に挿入され、トンネル状の孔内には接着剤が塗布されているから、トンネル状の孔内に接着剤を塗布でき、アマチュアとカードとの接続を、接着剤にて充分に補強でき、圧入のみの構成に比べて、アマチュアとカードとの結合強度を充分に高め、アマチュアとカードとのがたつきの発生等を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態を示し、アマチュア、電磁石ブロック、可動接点ブロック及びカードを示す分解斜視図である。
【図2】同上の絶縁カバーの斜視図である。
【図3】同上の絶縁カバーを示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は背面図である。
【図4】同上の絶縁カバーを示し、(a)は側断面図、(b)は側面図である。
【図5】同上のべースを示し、(a)は平面図、(b)は(a)のAーA線断面図、(c)は背面図、(d)は側面図である。
【図6】同上のボディブロックを示し、(a)は平面図、(b)は(a)のBーB線断面図である。
【図7】同上のボディブロックの側面図である。
【図8】同上の端子ブロックを示し、(a)は拡大正面図、(b)は拡大側面図、(c)は拡大平面図である。
【図9】同上の端子ブロックの一部省略した側面図である。
【図10】同上の実施の第2の形態を示す分解斜視図である。
【図11】同上の全体斜視図である。
【図12】同上の実施の第3の形態を示す分解斜視図である。
【図13】同上の全体斜視図である。
【図14】同上の実施の第4の形態を示す分解斜視図である。
【図15】同上の部分分解斜視図である。
【図16】同上のベースの斜視図である。
【図17】同上の組立て後の平断面図である。
【図18】同上の縦断面図である。
【図19】同上の側断面図である。
【図20】(a)は底面図、(b)は部分拡大断面図である。
【図21】同上の絶縁カバーの一部を破断した平面図である。
【図22】同上の絶縁カバーの一部破断した側面図である。
【図23】同上の底面図である。
【図24】(a)はベースの平面図、(b)は(a)のCーC線断面図、(c)は(a)のDーD線断面図である。
【図25】同上のベースの縦断面図である。
【符号の説明】
1 ボディブロック
2 電磁石ブロック
6 コイルボビン
6a 中空部
7 継鉄
8 継鉄
11 永久磁石
12 カード
13 アマチュア
14 ケース
14a 絶縁用の壁
31 べース
31a リブ
31b リブ
32 絶縁カバー
32a 絶縁壁
32b 開口部
Claims (9)
- 少なくとも1組の接点を有する接点機構と、コイル線が巻かれている中空部を有するコイルボビンと、前記コイルボビンを取り囲むように配されている1組の継鉄と、前記1組の継鉄の間に配設されている永久磁石とで構成された電磁石ブロックと、前記コイルボビンの中空部に置かれ1組の継鉄間で揺動可能に枢支されているアマチュアと、前記電磁石ブロックを覆うトンネル状の絶縁壁を備えており、前記トンネル状の絶縁壁はその両側に同軸方向に開口した開口部を有し、両側の開口部の間が開口を有することなく延ばされていると共に前記接点機構の端子が固着されているボディブロックと、中央の胴状部がトンネル状の絶縁壁の開口部より挿入され、トンネル状の絶縁壁内でアマチュアと結合され、上記胴状部と略垂直な側片がトンネル状の絶縁壁の外に配されている略T字型のカードと、前記ボディブロックのトンネル状の絶縁壁の外壁に絶縁用の壁が至ってボディブロックのトンネル状の絶縁壁の外側に設けられた溝に入り込んで2重の絶縁構成とするケースを備え、前記電磁石ブロック及びアマチュアが、前記ボディブロックのトンネル状の絶縁壁の一方の開口部より挿入され、接点機構は、トンネル状の絶縁壁の側方に配置され、前記カードにより、1つの接点が固着されている可動ばねの接点より先端位置にて駆動される電磁継電器において、前記ボディブロックは、少なくとも1組の接点機構の端子がインサート成形されているベースと、前記トンネル状の絶縁壁を構成している絶縁カバーより構成されていることを特徴とする電磁継電器。
- 前記ベースに少なくとも1つの位置決め用のリブが形成されていると共に、前記絶縁カバーに設けられた孔が前記リブに挿入されることにより、ベースに対して絶縁カバーが位置決めされ、その後、前記リブを加熱かしめして、ベースと絶縁カバーを一体化してボディブロックを構成することを特徴とする請求項1記載の電磁継電器。
- 前記絶縁カバーに少なくとも1つの位置決め用のリブが形成され、前記ベースに設けられた孔に前記リブが挿入されてベースに対して絶縁カバーが位置決めされ、その後、ベースと絶縁カバーとを一体化してボディブロックを構成することを特徴とする請求項1記載の電磁継電器。
- 絶縁カバーに設けられたリブは、電磁石ブロックがボディブロックに挿入されたときに、継鉄またはコイルボビンのつば部の下面に位置されていることを特徴とする請求項3記載の電磁継電器。
- 絶縁カバーの電磁石ブロックが挿入される側の端部下面に切欠きが形成されているとともに、ベースに、切欠きに対応する突部が形成され、切欠きに突部が嵌まり込んで成ることを特徴とする請求項1記載の電磁継電器。
- 少なくとも1組の接点を有する接点機構と、コイル線が巻かれている中空部を有するコイルボビンと、前記コイルボビンを取り囲むように配されている1組の継鉄と、前記1組の継鉄の間に配設されている永久磁石とで構成された電磁石ブロックと、前記コイルボビンの中空部に置かれ1組の継鉄間で揺動可能に枢支されているアマチュアと、前記電磁石ブロックを覆うトンネル状の絶縁壁を備えており、前記トンネル状の絶縁壁はその両側に同軸方向に開口した開口部を有し、両側の開口部の間が開口を有することなく延ばされていると共に前記接点機構の端子が固着されているボディブロックと、中央の胴状部がトンネル状の絶縁壁の開口部より挿入され、トンネル状の絶縁壁内でアマチュアと結合され、上記胴状部と略垂直な側片がトンネル状の絶縁壁の外に配されている略T字型のカードと、前記ボディブロックのトンネル状の絶縁壁の外壁に絶縁用の壁が至ってボディブロックのトンネル状の絶縁壁の外側に設けられた溝に入り込んで2重の絶縁構成とするケースを備え、前記電磁石ブロック及びアマチュアが、前記ボディブロックのトンネル状の絶縁壁の一方の開口部より挿入され、接点機構は、トンネル状の絶縁壁の側方に配置され、前記カードにより、1つの接点が固着されている可動ばねの接点より先端位置にて駆動される電磁継電器において、ボディブロックを3つのボディ片から構成し、電磁石ブロックを覆うトンネル状の絶縁壁を備えたボディ片を射出成形で形成し、他のボディ片を可動接点がかしめ固定されている可動ばねが固定された1つの可動端子と、可動接点に対向した固定接点がかしめ固定されている1つの固定端子とともに同時成形により、それぞれ成形して、3つのボディ片を接続して、ボディブロックを構成することを特徴とする電磁継電器。
- 少なくとも1組の接点を有する接点機構と、コイル線が巻か れている中空部を有するコイルボビンと、前記コイルボビンを取り囲むように配されている1組の継鉄と、前記1組の継鉄の間に配設されている永久磁石とで構成された電磁石ブロックと、前記コイルボビンの中空部に置かれ1組の継鉄間で揺動可能に枢支されているアマチュアと、前記電磁石ブロックを覆うトンネル状の絶縁壁を備えており、前記トンネル状の絶縁壁はその両側に同軸方向に開口した開口部を有し、両側の開口部の間が開口を有することなく延ばされていると共に前記接点機構の端子が固着されているボディブロックと、中央の胴状部がトンネル状の絶縁壁の開口部より挿入され、トンネル状の絶縁壁内でアマチュアと結合され、上記胴状部と略垂直な側片がトンネル状の絶縁壁の外に配されている略T字型のカードと、前記ボディブロックのトンネル状の絶縁壁の外壁に絶縁用の壁が至ってボディブロックのトンネル状の絶縁壁の外側に設けられた溝に入り込んで2重の絶縁構成とするケースを備え、前記電磁石ブロック及びアマチュアが、前記ボディブロックのトンネル状の絶縁壁の一方の開口部より挿入され、接点機構は、トンネル状の絶縁壁の側方に配置され、前記カードにより、1つの接点が固着されている可動ばねの接点より先端位置にて駆動される電磁継電器において、トンネル状の絶縁壁を備えた上記ボディブロックとしてのボディ片が、二分割され、分割された分割ボディ片を可動接点がかしめ固定されている可動ばねが固着された可動端子と、可動接点に対向した固定接点がかしめ固定されている固定端子とともに同時成形により成形した後、分割ボディ片を熱着固定あるいは接着固定して、トンネル状の絶縁壁を備えたボディ片を形成することを特徴とする電磁継電器。
- 少なくとも1組の接点を有する接点機構と、コイル線が巻かれている中空部を有するコイルボビンと、前記コイルボビンを取り囲むように配されている1組の継鉄と、前記1組の継鉄の間に配設されている永久磁石とで構成された電磁石ブロックと、前記コイルボビンの中空部に置かれ1組の継鉄間で揺動可能に枢支されているアマチュアと、前記電磁石ブロックを覆うトンネル状の絶縁壁を備えており、前記トンネル状の絶縁壁はその両側に同軸方向に開口した開口部を有し、両側の開口部の間が開口を有することなく延ばされていると共に前記接点機構の端子が固着されているボディブロックと、中央の胴状部がトンネル状の絶縁壁の開口部より挿入され、トンネル状の絶縁壁内でアマチュアと結合され、上記胴状部と略垂直な側片がトンネル状の絶縁壁の外に配されている略T字型のカードと、前記ボディブロックのトンネル状の絶縁壁の外壁に絶縁用の壁が至ってボディブロックのトンネル状の絶縁壁の外側に設けられた溝に入り込んで2重の絶縁構成とするケースを備え、前記電磁石ブロック及びアマチュアが、前記ボディブロックのトンネル状の絶縁壁の一方の開口部より挿入され、接点機構は、トンネル状の絶縁壁の側方に配置され、前記カードにより、1つの接点が固着されている可動ばねの接点より先端位置にて駆動される電磁継電器において、前記カードには下方に向けて突部が突出され、ベースには凹部が形成され、突部が凹部に揺動自在に挿入されて成ることを特徴とする電磁継電器。
- 少なくとも1組の接点を有する接点機構と、コイル線が巻かれている中空部を有するコイルボビンと、前記コイルボビンを取り囲むように配されている1組の継鉄と、前記1組の継鉄の間に配設されている永久磁石とで構成された電磁石ブロックと、前記コイルボビンの中空部に置かれ1組の継鉄間で揺動可能に枢支されているアマチュアと、前記電磁石ブロックを覆うトンネル状の絶縁壁を備えており、前記トンネル状の絶縁壁はその両側に同軸方向に開口した開口部を有し、両側の開口部の間が開口を有することなく延ばされていると共に前記接点機構の端子が固着されているボディブロックと、中央の胴状部がトンネル状の絶縁壁の開口部より挿入され、トンネル状の絶縁壁内でアマチュアと結合され、上記胴状部と略垂直な側片がトンネル状の絶縁壁の外に配されている略T字型のカードと、前記ボディブロックのトンネル状の絶縁壁の外壁に絶縁用の壁が至ってボディブロックのトンネル状の絶縁壁の外側に設けられた溝に入り込んで2重の絶縁構成とするケースを備え、前記電磁石ブロック及びアマチュアが、前記ボディブロックのトンネル状の絶縁壁の一方の開口部より挿入され、接点機構は、トンネル状の絶縁壁の側方に配置され、前記カードにより、1つの接点が固着されている可動ばねの接点より先端位置にて駆動される電磁継電器において、前記カードに胴状部が形成され、胴状部にはトンネル状の孔が胴状部の一端側に開口して形成され、孔の奥にはアマチュアの挿入孔が形成され、アマチュアの先端部が挿入孔に挿入され、トンネル状の孔内には接着剤が塗布されて成ることを特徴とする電磁継電器。
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