JP3540953B2 - パチンコ機における基板配線保持構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パチンコ機における基板配線保持構造に関し、詳しくは、パチンコ機の装着部品に設けられる回路基板の配線コードの誘導保持処理が適切に行いうるとともに、回路基板の防護をもするパチンコ機における基板配線保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機において、遊技球のガイドレールで囲まれた遊技盤面には各種の入賞口及び風車等の装着部品が装備され、各々の装着部品又は必要な装着部品にはランプ等が格別に設けられ、このランプ等は配線基板の表面側に取付けられ、その配線基板の裏面側には電気回路(たとえば、プリント配線又はコードによる配線)が形成してあり電気的に接続されている。また、その電気回路は配線基板の表面側に取付けのコードコネクタあるいはハンダ付けによって配線コードを介して電源と接続される。
そこで、上記配線基板において、電源用の配線コードをハンダ付けで行うことは禁止され、最近ではコネクタ結合が主流となっているが、たとえば、パチンコホールの係員が遊技盤(機構板)を開けてパチンコ機の、いわゆる、裏部品等の保守、点検、修理、掃除等を行うとき配線コードを引っ掛けてそのコネクタ結合を外してしまうことが多々ある。このとき、パチンコ機の裏面側には多数の配線が複雑に入りくんでいるため、再度コネクタ結合するのには極めて困難性がともなう。そのため、かかる不都合を解消する配線コードの抜脱防止技術が先に提案されている(たとえば、特開平10−211338号公報参照)。
【0003】
上記従来の配線コードの抜脱防止技術は、コードコネクタを介して電気接合される電気回路が形成され、ランプ等の電気部品が上記電気回路を介して電気的に接続される配線基板において、上記配線基板の表面側に設けられたコードコネクタに配線コードの端部に接続の配線端子コネクタを結合するとともに、配線コードを上記配線基板の表面側から裏面側に配線するにあたり、配線コードを配線基板の縁部に形成された切欠部に連通する挿通孔を介して表面側から裏面側に配線することによって配線コードを引っ掛けても配線端子コネクタは配線基板の表面側にあり、かつ、配線コードは挿通孔を介して裏面側に引張られるため、配線端子コネクタにはコードコネクタから抜ける方向の力が働かないので、配線端子コネクタのコードコネクタからの抜脱が防止できる構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした配線コードの抜脱防止技術では、配線基板の挿通孔が基板端縁の切欠部に連通しているため、この切欠部は配線コードが挿脱できる配線コード挿入用溝孔となっており、しかも、この配線コード挿入用溝孔が下向きに開放されていることもあって配線コードの弛み等により配線コードが切欠部から直ぐ脱出してしまうことが多く、配線コードの長さの規制が必要なことと相まって組みつけ作業時は配線コードが挿通孔に挿通されているか否かの確認が必要であり、挿通されていない場合は配線コードを切欠部から挿通孔に挿入してから裏面側に配線するという余分な作業を要し、また、配線基板のコードコネクタを介して電気接合される電気回路を形成する裏面側はむき出しになっているため、塵、埃、タバコのやに等の夾雑物が裏面側に付着して基板の接続不良を生じ、装着部品の誤動作、作動不良等のトラブルが頻繁に発生するという問題点があった。
【0005】
この発明は上記課題を解決し、配線コードの抜脱防止と回路基板の汚れによる基板の接続不良、装着部品の誤作動、作動不良等を確実に防止し、併せて組み付け時の作業性をも向上せしめたパチンコ機における基板配線保持構造の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するこの発明の請求項1記載のパチンコ機における基板配線保持構造は、パチンコ機の装着部品に設けられる回路基板に接続する配線コードを、回路基板(30)に係着され前記回路基板(30)後面のプリント配線部分を覆って防護する基板カバーを兼ねた配線係り止め部材(40)と該回路基板(30)とに設けた配線係支部により一方向に誘導し保持したパチンコ機における基板配線保持構造において、
前記回路基板(30)と配線係り止め部材(40)の配線係支部として、回路基板(30)と配線係り止め部材(40)に係支孔(32、42)を設け、該両係支孔(32、42)に配線挿入用溝孔(33、43)を相互に変位した位置に形成し、配線係り止め部材(40)に係止凸部(44)を形成し、
前記両係支孔(32、42)に前記配線コードを通した状態において両配線挿入用溝孔(33、43)を変位しかつ前記回路基板(30)の配線挿入用溝孔(33)前記係止凸部(44)を係合して回路基板(30)と配線係り止め部材(40)を被着することを要旨とする。
【0008】
上記課題を解決するこの発明の請求項記載のパチンコ機における基板配線保持構造は、上記請求項において 前記配線コードを、配線コードに設けられた配線端子コネクタが前記回路基板の前面側に設けられたコードコネクタに差し込み結合した状態でユーターンさせて一方向に誘導し保持したことを要旨とする。
【0009】
上記構成を有するこの発明のパチンコ機における基板配線保持構造は、パチンコ機の装着部品に設けられる配線コードが回路基板に係着される配線係り止め部材と該回路基板とに設けた配線係支部により一方向に誘導し保持されるので、配線コードの回路基板に対する係支が外れることはなく、また、回路基板に接続する配線コードの抜脱も確実に防止される。さらに、配線係り止め部材が回路基板の基板面を覆うカバーを兼備しているので、回路基板の基板面に塵埃、タバコのやに等が付着することによる基板の接続不良、装着部品の誤動作、作動不良等の不具合の発生が解消される。この結果、パチンコ機の装着部品に設けられる回路基板の配線コードの誘導保持処理が適切に行いうるとともに、回路基板の防護をもする。
【0010】
上記構成を有するこの発明のパチンコ機における基板配線保持構造は、回路基板と配線係り止め部材の係支孔に配線挿入用溝孔を通じて挿入し、両配線挿入用溝孔の位置を変位して回路基板と配線係り止め部材とを被着するので、配線コードが抜けるのを防止でき、かつ、回路基板の配線挿入用溝孔を利用して配線係り止め部材の係止用凸部が係着されるから、回路基板と配線係り止め部材とを位置決めして組み立てが容易、確実に行え、かつ基板の配線をカバーできる。回路基板と配線係り止め部材の配線係支部の配線挿入部は配線の脱着が可能な異なる形状、大きさに形成されているので、配線の係支が配線係り止め部材の係支部により強固、確実に行え、ハーネスにかかる引張り力はコネクタまで至らない。この結果、コネクタの抜脱防止が効果的に具現できる。
0011
【発明の実施の形態】
以上説明したこの発明の構成、作用を一層明らかにするために、この発明のパチンコ機における基板配線保持構造の好適な実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1はこの発明のパチンコ機における基板配線保持構造を適用するパチンコ機の一例を示した正面図、図2はこの発明を適用した風車の正面図、図3は同側面図、図4は同平面図、図5は要部だけの拡大背面図である
0012
図1において、パチンコ機は側枠(外枠)1と、該側枠1の一側にヒンジにより開閉自在に軸支された前面枠体(内枠)2と、該前面枠体2の前面上部に開閉自在に設けられかつ遊戯盤3の前方を覆うガラス板を保持するガラス枠4と、前面枠体2の前面下部に開閉自由に設けられかつ上受け皿5が固着される上受け皿取付け用前板6と、該前板の下方の前面枠体2に下受け皿7、ハンドル8、発射レバー9等から構成されている。発射レバー9の操作により上皿から遊戯球が一個ずつ発射部に供給されて、発射レバー9を手で触れ右に回すと発射機構が作動して、遊戯球遊戯盤3の誘導レール10に沿って発射される。遊戯盤面上に発射された遊戯球は入賞口に入賞するかアウト口に入る。
0013
図1において、遊戯盤3には誘導レール10、ランプ風車11、左袖又は右袖入賞口51、左落とし又は右落とし入賞口52、第1種始動口(普通電動役物に係る入賞口)53、大入賞口54、特定領域55、左右ゲート56、普通図柄表示装置57、特別図柄表示装置58、サイド表示ランプ59、風車60、アウト口61が備えられている。前面枠体2で、62は枠トップ飾り、63は枠飾りランプ、64は鍵飾りランプ、65は鍵、66は球抜きボタン、67は球出口、68は球貸し操作部である。
0014
図2乃至図7はこの発明を上記ランプ風車11に適用した例であって、風車の回転羽根体12を取り付ける風車取付け板20と、内部より照明するランプ(電球)、LED等照明具を備えた配線基板30と、配線基板に係着される基板カバーを兼ねた配線係り止め部材の配線係り止め体40とからなり、パチンコ機の装着部品に設けられる配線コードを配線基盤30と配線係り止め体40とに設けた配線係支部により一方向に誘導保持しうるように構成されている。
0015
上記回転羽根体12は支持軸13の先端部に軸方向には固定的で回転方向には自由に備えられ(図6参照)、支持軸13の基端部は後述の風車取付板20の筒状軸受け21に前面側から挿通して支持軸13の端部に筒状軸受け21の端面に係合するCリング14を嵌めつけて回転羽根体12を風車取付板20の前面に回転自由で、しかも、抜脱しないように取付けうるように構成されている。
0016
風車取付板20は、その背面側中心位置には上記回転羽根体12の支持軸13を挿通保持する筒状の軸受け21と、軸受け21の両側に後述する回路基板(以下配線基板という)30に備えたランプ28、28の先端を若干臨ませて前記回転羽根体12をランプ28、28の電光で照射するためのランプ孔22、22を有し、該筒状の軸受け21の上部にはその先端細軸23aを配線基板30の位置決め用孔30aに挿入して位置決め支持する軸23と、また筒状の軸受け21の下部には上記配線基板30と後述する基板カバーを兼ねた配線係り止め体40とを配線基板30のネジ挿通孔30bと配線係り止め体40のネジ挿通孔40aを介して1つの止めネジ46で同時にネジ止めするための螺筒体24とが一体に備えられ、遊技盤3の所定の位置に風車取付板20の両端部に備えたピン25、25で位置決めをした後、両端のビス孔26、26を介して風車11が遊技盤3にビス止めできるように構成されている(図6参照)。21aは補強用リブ、29はランプ保護筒体である。
0017
配線基板30は、円形状の基板でその中心部には前記風車取付板20の筒状軸受け21の軸端が嵌挿できる嵌合孔31が貫通して設けられ、該基板の周縁上部には配線コードの係受け部として、上記配線コード35が挿通支持できる係支孔32が穿たれ、該係支孔32に周縁より配線コード挿入用溝孔33が設けられる。実施形態では係支孔32は配線コード35が丁度挿入できる内径であり、その中心位置に周縁より配線コード挿入用溝孔33が設けられている。この配線コード挿入用溝孔33はコードの幅狭側を挿入しうる幅で、後述する配線係り止め体40の位置決め用凸起44が嵌合しうる位置決め用凹部を兼ねる。該嵌合孔31の下部にはネジ挿通孔30bが備えられている。配線基板30の一側端には配線係り止め体40の位置決め用凸起44が係合する凹部34が備えられている(図6参照)。溝孔の他に凹部34を設けることにより、配線基板に対する配線係り止め体40の位置決めを的確とでき、かつ凸部が折れるのを防止できる。なお、係支孔は一箇所に設けたが、これに限られるものではなく、複数箇所に設けてもよい。また、凹凸の係合を複数個所としたが、溝孔一個所だけでもよい。
0018
また、その前面側の上記風車取付板20のランプ孔22、22に適合する部位にランプ28、28が取付けられ、一方のランプ28の上面にハーネス(以下配線コードという)35の配線端子コネクタ36を差し込み結合するコードコネクタ37が備えられ、後面側には上記ランプ28、28とコードコネクタ37のプリント配線38を施してこれらを配線コード35を介して電源と接続できるようになっている(図6参照)。39は配線コード35の電源側の配線端子コネクタである。
0019
配線係り止め体40は、内部が見えるように透明又は半透明の透光性がある合成樹脂製で、前記配線基板30の外径とほぼ同じ大きさの円形とし、配線基板30との間に少許の空間を構成して配線基板のプリント配線部全体をカバーする蓋状に形成され、配線コード係受け部が構成されている。この配線係り止め体40の中心部には風車取付板20の筒状軸受け21の軸端が臨む貫通孔41が設けられ、その周縁上部に配線コード係受け部として、前記配線基板30の係支孔32に略相当する形状、大きさの係支孔42が穿たれ、この係支孔42には前記配線基板30の配線コード挿入用溝孔33の位置とは相互に変位した位置に端面よりコード挿入用の溝孔43が設けられている。実施形態では配線コード挿入用溝孔43は周縁から係支孔42の端に設けられ、前記配線基板30の係支孔32の位置とは変位した位置としてある。また前記配線基板と配線係り止め部材の配線係支部の配線挿入部は配線の脱着ができる異なる形状、大きさに形成されている。配線係り止め体40には中央の貫通孔41の下部の一個所にのみビス46のネジ挿通孔40aが備えられ、上端後部と一側後端には前記配線基板30の位置決め用凹部33、34に嵌合する位置決め用凸部44、45が備えられている(図6参照)。而して、配線係り止め体40の位置決め用凸部44、45を配線基板30の位置決め用凹部33、34に嵌合してから下部のネジ挿通孔40aにネジを脱着できる。なお、前記配線基板30、配線係り止め体40は円形としたが、これに限られるものではなく、例えば、サイド表示ランプ59のサイドランプ基板(図示せず)の場合には楕円形、円弧形等に形成する。
0020
配線基板30と配線係り止め体40との被着構造は、配線基板30と配線係り止め体40の係支孔32、42に配線挿入用溝孔33、43が相互に変位した位置に形成され、該配線挿入用溝孔を変位して被着して、配線係り止め体40は係支孔42による配線コード35の係支のほか、上記配線基板30と略同一径となっていて配線係り止め体40が配線基板30に密接することにより配線基板30の表面カバーを兼備するようになっている。また、配線基板30のコード挿入用溝孔33と配線係り止め体40のコード挿入用溝孔43は左右にずらせて止めるので、それだけでも配線コードの抜け止めとなり、配線基板30のコード挿入用溝孔33(凹部)に配線係り止め体40の位置決め用凸部44を嵌合して係支孔32に挿通した配線コードを止めることができるので、配線コードを引張っても絶対に抜けることがない。配線基板30の係支孔32と、配線係り止め体40の係支孔42とは同じ形、大きさではないものとするのが好ましい。この係支孔32、42に配線コードを通すことにより、配線コードにかかる力はカバーである配線係り止め体40の方にかかるのでコネクタを抜けにくくすることができる。
0021
上記構成において、ランプ風車11の組み立て手順の一例について以下に説明すると、先ず、支持軸13の先端部に回転自由に備えられた回転羽根体12を風車取付板20の筒状軸受け21に支持軸13の基端を前面側から挿通し筒状軸受け21の端面から若干突出する支持軸13の端部に筒状軸受け21の端面に係合する大きさのCリング14を嵌めつけて回転羽根体12を風車取付板20の前面に回転自由で、しかも、抜脱することのないように取付ける。
0022
次いで、前面側の2つのランプ28、28とコードコネクタ37とが後面側においてプリント配線38して備えられている配線基板30のコードコネクタ37に配線コード35の一端の配線端子コネクタ36を差し込み結合し配線コード35を反対側にユーターンさせて導き、ユーターンさせた配線コード35を配線基板30の上端部の係支孔32に該係支孔32と連通する上部のコード挿入用溝孔33から挿入係支せしめた後、配線基板30の前面側を上記風車取付板20の後面側に当接して風車取付板20の位置決め用の軸23の先端細軸23aに配線基板30の位置決め用孔30aを嵌めつけるとともに、風車取付板20の筒状軸受け21の軸端を配線基板30の嵌合孔31に嵌合して風車取付板20に対し配線基板30を位置決め接合する。配線基板30の2つのランプ28、28は風車取付板20のランプ孔22、22にその先端部が若干臨んだ状態にセットされ、また、配線基板30のネジ挿通孔30bは風車取付板20の螺筒体24の端面に螺筒体24と同一軸線を保って接合される。
0023
その後、後方側に導かれた配線コード35を配線係り止め体40の上端部の係支孔42に該係支孔42と連通する一側寄りのコード挿入用溝孔43から挿入して係支し、配線係り止め体40の前面側を上記配線基板30の後面側に当接して配線基板30の上部の位置決め用凹部を兼ねたコード挿入用溝孔33に配線係り止め体40の後面上部の位置決め用凸部44を嵌めつけると同時に、配線基板30の一側の位置決め用凹部34に配線係り止め体40の後面一側の位置決め用凸部45をも嵌めつけて配線基板30に対し配線係り止め体40を位置決め接合する。このとき、配線係り止め体40の係支孔42と配線基板30の係支孔32とは略同一位置にあって配線コード35を2つの係支孔32、42で係支して後方に誘導し保持する。そして、配線係り止め体40のネジ挿通孔40aと配線基板30のネジ挿通孔30bとは同一軸線上に位置する。
0024
最後に配線係り止め体40の下部のネジ挿通孔40aから止めネジ46を配線基板30のネジ挿通孔30bを介して挿入して風車取付板20の螺筒体24に螺合して締め付けることにより、風車取付板20と配線基板30及び配線係り止め体40は一体的に結合され、配線コード35が係支孔32、42に係支されて後方に誘導保持されるとともに、配線基板30の後面プリント配線部分が配線係り止め体40で覆われて防護される。而して、配線コード35は係支孔32、42から絶対に抜けることがなく誘導保持できる。また、配線基板30と配線係り止め体40は係止凸部44、45と位置決め用凹部33、34を嵌合して位置決めしてから一箇所の止めネジ46を締め付けるだけで組立てできるので、作業が簡単である。
0025
上記のような手順で組み立てられたランプ風車11は、遊技盤3の所定の位置に風車取付板20の両端後部に突設されたピン25、25で位置決めした後、両端のビス孔26、26を介してビス止めにより取付けられ、その後、遊技盤3の裏側に導かれた配線コード35の他端の配線端子コネクタ39を電源コネクタに差し込み結合することにより、上記ランプ28、28は点灯可能となり、回転羽根体12をランプ孔22、22からその光線で照らして浮き上がらせその装飾効果を高めるものである。
0026
配線基板等を外す場合には、配線係り止め体40の一個所の止めネジ46を外すだけの簡単な作業で、配線係り止め体40を外し、しかる後配線係り止め体40係止凸部を配線基板30の溝孔(凹部)より外すことができ、配線基板、ランプ等の取替えができる。
0027
以上この発明の実施の形態の一例について説明したが、この発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施しうることは勿論である。
たとえば、本実施の形態のようにパチンコ機の装着部品のうちのランプ風車11に付設するほか、固定入賞口その他の装着部品にも適用でき、また、配線基板30の係支孔31に連通するコード挿入用溝孔33を配線係り止め体40の位置決め用凸起44が係合する凹部に兼備させているが、コード挿入用溝孔33とは無関係の独立した凹部を設けてもよい。この場合、配線基板30の係支孔31と配線係り止め体40の係支孔41とは略同一位置にあり、しかも、配線係り止め体40のコード挿入用溝孔43は係支孔41の一側に偏倚して設けられているため、配線基板30コード挿入用溝孔33が開放されていても配線コード35は配線基板30の係支孔31の存在と相まって配線係り止め体40の係支孔41により確実に係支され保持される。上記実施形態では、ランプ風車の場合を説明したが、これに限られるものではなく、サイドランプ基板、飾り枠内のランプ基板等にも利用可能である。
0028
【発明の効果】
この発明のパチンコ機における基板配線保持構造は以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0029】
この発明のパチンコ機における基板配線保持構造によれば、パチンコ機の装着部品に設けられる配線コードが回路基板に係着される配線係り止め部材と該回路基板とに設けた配線係支部により一方向に誘導し保持されるので、配線コードの回路基板に対する係支が外れることはなく、組み付け時の作業性は向上する。また、回路基板に接続する配線コードの抜脱もないので、パチンコ機の裏部品等の保守、点検、修理、掃除等が安心して行える。
さらに、配線係り止め部材が回路基板の基板面を覆うカバーを兼備しているので、回路基板の基板面に塵埃、タバコのやに等が付着することによる基板の配線等の接続不良、装着部品の誤動作、作動不良等の不具合の発生が未然に防止され、耐久性は著しく向上する。
【0030】
この発明のパチンコ機における基板配線保持構造によれば、回路基板と配線係り止め部材の係支孔に配線挿入用溝孔を通じて挿入し、両配線挿入用溝孔の位置を変位して回路基板と配線係り止め部材とを被着できるので、配線コードが抜けるのを防止でき、かつ、回路基板の配線挿入用溝孔を利用して配線係り止め部材の係止用凸部を係着できるから、回路基板と配線係り止め部材とを位置決めして組み立てが容易、確実に行え、かつ基板の配線をカバーできる。回路基板と配線係り止め部材の配線係支部の配線挿入部は配線の脱着が可能な異なる形状、大きさに形成されているので、配線の係支が配線係り止め部材の係支部により強固、確実に行え、ハーネスにかかる引張り力はコネクタまで至らない。この結果、コネクタの抜脱防止が効果的に具現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のパチンコ機における基板配線保持構造を適用するパチンコ機の一例を示した正面図である。
【図2】この発明を適用した風車の正面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】同平面図である。
【図5】要部だけの拡大背面図である。
【図6】分解斜視図である。
【図7】図5のX−X断面図である。
【符号の説明】
11 ランプ風車
12 回転羽根体
20 風車取付け板
28 ランプ
30 配線基板
32 配線係支孔
33 配線コード挿入用溝孔(位置決め用凹部を兼ねる)
34 位置決め用凹部
35 配線コード
36 配線端子コネクタ
37 コードコネクタ
40 配線係り止め体
42 配線係支孔
43 配線コード挿入用溝孔
44 位置決め用凸部
45 位置決め用凸部

Claims (2)

  1. パチンコ機の装着部品に設けられる回路基板に接続する配線コードを、回路基板(30)に係着され前記回路基板(30)後面のプリント配線部分を覆って防護する基板カバーを兼ねた配線係り止め部材(40)と該回路基板(30)とに設けた配線係支部により一方向に誘導し保持したパチンコ機における基板配線保持構造において、
    前記回路基板(30)と配線係り止め部材(40)の配線係支部として、回路基板(30)と配線係り止め部材(40)に係支孔(32、42)を設け、該両係支孔(32、42)に配線挿入用溝孔(33、43)を相互に変位した位置に形成し、配線係り止め部材(40)に係止凸部(44)を形成し、
    前記両係支孔(32、42)に前記配線コードを通した状態において両配線挿入用溝孔(33、43)を変位しかつ前記回路基板(30)の配線挿入用溝孔(33)前記係止凸部(44)を係合して回路基板(30)と配線係り止め部材(40)を被着することを特徴とするパチンコ機における基板配線保持構造。
  2. 前記配線コードを、配線コードに設けられた配線端子コネクタが前記回路基板の前面側に設けられたコードコネクタに差し込み結合した状態でユーターンさせて一方向に誘導し保持したことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機における基板配線保持構造。
JP37533198A 1998-12-14 1998-12-14 パチンコ機における基板配線保持構造 Expired - Lifetime JP3540953B2 (ja)

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