JP3538931B2 - 信号伸張装置及び方法 - Google Patents

信号伸張装置及び方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、コンパクト
ディスク(CD)やディジタルオーディオテープ(DA
T)等の記録媒体に記録されたディジタルオーディオデ
ータの語長を原データより伸張されたデータとして出力
することができる信号伸張装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、CDやDAT等の記録媒体には、
16ビットの記録フォーマットでデータが記録されてい
る。また、業務用のレコーダー、ADコンバーターやD
Aコンバーターでは、データが20ビットで処理され
る。例えば、16ビット以上のレコーダーで録音された
ディジタルオーディオデータをCD化する場合、単純に
16ビット以下のデータを切り捨てたり、スーパービッ
トマッピング(SBM)等で16ビット以下のデータを
利用して、16ビットに圧縮するような方法が用いられ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、16ビット
のデータから、16ビットより多いデータを生成する方
法は皆無である。例えば、ディジタルミキサーやDAコ
ンバーターでは、20ビットまたは24ビット等のデー
タを処理できるものが多い。このような機器に、一度語
長が切り捨てられたデータや圧縮されたデータが供給さ
れても、その語長でしか処理することができない。ま
た、単純に理論値通りのADコンバーターを用いて量子
化されたデータであっても、そのADコンバーターの語
長以上の分解能でデータを処理することはできない。
【0004】従って、この発明の目的は、原データの語
長よりも多い語長のデータを出力することができる信号
伸張装置及び方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、Nビットの
データのサンプリングポイントの中間のサンプリングポ
イントで、NビットのデータをNビットより長いMビッ
を用いて補間してNビットより長く、且つMビットよ
り短いLビットのデータを生成する第1の補間手段と、
Nビットのデータのサンプリングポイントで、第1の補
間手段で生成されたLビットのデータを用いて補間して
Lビットのデータを生成する第2の補間手段とからなる
信号伸長装置である。
【0006】また、この発明は、Nビットのデータのサ
ンプリングポイントの中間のサンプリングポイントで、
NビットのデータをNビットより長いMビットを用いて
補間してNビットより長く、且つMビットより短いLビ
ットのデータを生成し、Nビットのデータのサンプリン
グポイントで、生成されたLビットのデータを用いて補
してLビットのデータを生成する信号伸長方法であ
る。
【0007】
【作用】補間フィルター12において、Nビットのデー
タX(n)をデータX(n)の語長より長いMビットで
補間した後、その補間データから、Mビットより短い語
長のLビットのデータY(n)を生成する。データY
(n)が補間フィルター13に供給される。補間フィル
ター13では、データY(n)を用いてデータX(n)
のサンプリングポイントで補間が行われ、Lビットのデ
ータZ(n)が出力される。このようにして、原データ
よりも長い語長のデータを出力することができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明による信号伸張装置に関して
図面を参照して説明する。図1は、この発明による信号
伸張装置のブロック図である。図1において、入力端子
1を介して入力された、所定のフォーマット(例えば、
AES/EBUフォーマットやIEC958フォーマッ
ト)に変調されているディジタルオーディオデータは、
デコーダー2により復調される。そして、データ伸張回
路3に供給される。データ伸張回路3では、供給された
ディジタルオーディオデータの語長に基づいて、その語
長が伸張される。伸張されたディジタルオーディオデー
タは、エンコーダー4に供給される。エンコーダー4で
は、デコーダー2に供給される前のディジタルオーディ
オデータのフォーマットに変調される。エンコーダー4
からは、入力端子1から入力されたデータに比べて伸張
されたディジタルオーディオデータが出力端子5に出力
される。
【0009】図2は、データ伸張回路3の詳細なブロッ
ク図である。データ伸張回路3は、同種の2つの補間フ
ィルター12及び13からなる。補間フィルターとして
は、例えばFIR型フィルターを用いることができる。
デコーダー2のデコード出力X(n)が入力端子11を
介して補間フィルター12に供給される。データX
(n)は、1/SF(サンプリング周波数)でサンプリ
ングされ、Nビットで量子化されたデータである。補間
フィルター12からは、補間フィルター13に対して、
データY(n)が出力される。データY(n)は、デー
タX(n)に基づいて補間されたデータである。補間フ
ィルター13からは、出力端子14に対して、データZ
(n)が出力される。データZ(n)は、データY
(n)に基づいて補間されたデータである。出力端子1
4から出力されるディジタルオーディオデータは、エン
コーダー4に供給される。
【0010】図3は、上述のデータX(n)、Y(n)
及びZ(n)の波形図である。図3Aに示される各ディ
ジタルオーディオデータ(黒マル)に基づいて、各デー
タの中間ポイントを前後数ポイントのデータを用いて補
間すると、図3Bに示すデータY(n)(白マル)を得
ることができる。データY(n)は、原データX(n)
の語長より十分長いMビット(N<<M)を用いて補間
した後、Lビットに丸め込み(N<L<M)または切り
捨てることにより生成される。なお、この時のMビット
の語長は、Lビットのデータを計算するのに、誤差を無
視できる程度の長さとされる。
【0011】図3Bに示されるデータY(n)は、デー
タX(n)を中心として、例えば4つの前データ及び3
つの後データを用いてラグランジュ補間を行うことによ
り得ることができる。この7次のラグランジュ補間の生
成式は、
【0012】Y(n)=k0×X(n−4)+k1×X
(n−3)+k2×X(n−2)+k3×X(n−1)
+k4×X(n)+k5×X(n+1)+k6×X(n
+2)+k7×X(n+3)
【0013】となる。但し、
【0014】k0=−c1×c2×c3×c4×c5×
c6×c7/35 k1=c0×c2×c3×c4×c5×c6×c7×4
/15 k2=−c0×c1×c3×c4×c5×c6×c7×
6/5 k3=c0×c1×c2×c4×c5×c6×c7×4 k4=c0×c1×c2×c3×c5×c6×c7×4 k5=−c0×c1×c2×c3×c4×c6×c7×
6/5 k6=c0×c1×c2×c3×c4×c5×c7×4
/15 k7=−c0×c1×c2×c3×c4×c5×c6/
35
【0015】また、
【0016】c0=(3+0.5)/4 c1=(2+0.5)/3 c2=(1+0.5)/2 c3=0.5 c4=1−0.5 c5=1−0.5/2 c6=1−0.5/3 c7=1−0.5/4
【0017】とする。
【0018】次に、上述と同様の条件でもって、データ
Y(n)の中間ポイントのデータを補間すると、図3C
に示されるデータZ(n)を得ることができる。なお、
データY(n)の中間ポイント、即ち、データZ(n)
は、原データX(n)のサンプリングポイントと一致す
る。このような補間を行うことにより、Nビットの入力
データ(X(n))を、語長が拡張されたLビットのデ
ータとして出力することができる。
【0019】図4は、この発明による信号伸長装置の入
力データ及び出力データを示す図である。なお、X軸を
時間、Y軸を振幅レベルとする。図4Aに示される波形
が入力データであり、図4Bに示される波形が出力デー
タである。また、入力データX(n)として16ビット
のディジタルオーディオデータが入力され、24ビット
のデータY(n)に補間された後、24ビットのデータ
Z(n)として出力されるものとする。
【0020】図4からわかるように、補間前の16ビッ
トの入力データの波形は、粗い量子化により階段状にな
っている。一方、補間後の24ビットの出力データの波
形は、よりアナログ信号に近い波形となっている。
【0021】なお、上述の説明では、フィルターにラグ
ランジュ補間を用いたが、例えば直線補間や平均値補間
等を用いても、この発明を実現することができる。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば、入力データの語長を
伸張して、よりアナログ的な信号として出力することが
できるので、出力データのS/N比を向上させることが
できる。従って、出力データの音質を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による信号伸張装置のブロック図であ
る。
【図2】データ伸張回路の詳細なブロック図である。
【図3】補間回路に対する入力データ及び出力データの
波形図である。
【図4】信号伸張装置に対する入力データ及び出力デー
タの波形図である。
【符号の説明】
3 データ伸張回路 12、13 補間フィルター
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 17/00 - 17/08 H03M 3/00 - 11/00 G11B 20/10 - 20/16 351

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Nビットのデータのサンプリングポイン
    トの中間のサンプリングポイントで、上記Nビットのデ
    ータを上記Nビットより長いMビットを用いて補間して
    上記Nビットより長く、且つ上記Mビットより短いLビ
    ットのデータを生成する第1の補間手段と、 上記Nビットのデータのサンプリングポイントで、上記
    第1の補間手段で生成された上記Lビットのデータを用
    いて補間してLビットのデータを生成する第2の補間手
    段とからなる信号伸長装置。
  2. 【請求項2】 上記Nビットのデータは、ディジタルオ
    ーディオデータである請求項1記載の信号伸長装置。
  3. 【請求項3】 Nビットのデータのサンプリングポイン
    トの中間のサンプリングポイントで、上記Nビットのデ
    ータを上記Nビットより長いMビットを用いて補間して
    上記Nビットより長く、且つ上記Mビットより短いLビ
    ットのデータを生成し、 上記Nビットのデータのサンプリングポイントで、上記
    生成された上記Lビットのデータを用いて補間してLビ
    ットのデータを生成する信号伸長方法。
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