JP3538085B2 - 杭材料の搬送システム - Google Patents

杭材料の搬送システム

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JP3538085B2
JP3538085B2 JP26756599A JP26756599A JP3538085B2 JP 3538085 B2 JP3538085 B2 JP 3538085B2 JP 26756599 A JP26756599 A JP 26756599A JP 26756599 A JP26756599 A JP 26756599A JP 3538085 B2 JP3538085 B2 JP 3538085B2
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誠 大塚
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、杭材料の搬送シス
テムに関し、詳しくは、サンドドレーン(SD)工法、
サンドコンパクションパイル(SCP)工法などに用い
られる地盤改良杭造成装置に適用される地盤改良用の杭
材料の供給システムに係わる。
【0002】
【従来の技術】従来、地盤改良工法として、砂杭を地中
に造成して地盤を改良するサンドドレーン工法や、サン
ドコンパクションパイル工法や、砂の代わりに砂利や礫
を用いるグラベルドレーン(GD)工法、グラベルコン
パクションパイル(GCP)工法などがある(以下、こ
れらの工法を「砂杭工法」という)。この砂杭工法にお
いて、地盤改良杭造成装置が用いられる。例えば、泊
地、防波堤、岸壁などの水域施設の地盤改良を行う場合
には、複数の地盤改良杭造成装置を備える地盤改良船が
用いられている。
【0003】図3は地盤改良船の側面図を示す。この地
盤改良船1では、船体2の前部にリーダーマストと称さ
れる所定高さの吊り上げ用タワー3が船体2の幅方向に
沿って複数列立設されている。この各吊り上げ用タワー
3には、ケーシングパイプ(中空管)4が吊り下げられ
ている。ケーシングパイプ4の上部には、砂などの地盤
改良用の杭材料Sをケーシングパイプ4へ投入するホッ
パー5や、ケーシングパイプ4を地中に打ち込むための
バイブロハンマ6が設けられている。
【0004】船体2の甲板上には、グランドホッパーG
から各ケーシングパイプ4に専用の複数台のベルトコン
ベヤ7A,7Bと、定置バケット8と、昇降バケット9
とが割り当てられている。このため、各ケーシングパイ
プ4を吊り上げるための主ウインチと昇降バケット9を
吊り上げるための副ウインチとをそれぞれ必要としてい
る。ケーシングパイプ4へ杭材料Sを搬送するには、ま
ず、グランドホッパーGから複数台のベルトコンベヤ7
A,7Bを介して定置バケット8へ杭材料Sを搬送す
る。次に、この定置バケット8へ一旦蓄積された杭材料
Sを昇降バケット9へ移す。続いて、副ウインチを駆動
して昇降バケット9を吊り上げ用タワー3に沿って上昇
させて、各ケーシングパイプ4に設けられたホッパー5
へ杭材料Sの投入を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の地盤改良杭造成装置としての地盤改良船1にお
いては、1本のケーシングパイプ4に付き、複数台のベ
ルトコンベヤ7A,7Bおよび定置バケット8と昇降バ
ケット9を有するため、搬送速度を高めて大量の杭材料
Sを高速且つ安全に搬送しようとすると、各設備の操作
・制御が煩雑になるなどの問題が生じ、また、自動化に
も不向きであった。このような問題は、陸上施工機を用
いて地盤改良を行う場合も同様である。
【0006】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、大量の杭材料を高速かつ安全に搬送できる杭材料の
搬送システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
装置本体に対して昇降動される中空管に昇降バケットを
介して地盤改良用杭材料の供給と、地盤中の所定深さま
での前記中空管の貫入及び引き抜き操作により、この中
空管の下端開口部より前記杭材料を前記地盤中に充填し
て地盤改良杭を造成する地盤改良杭造成装置の杭材料の
搬送システムにおいて、所定位置に配置された蓄積用ホ
ッパーと前記昇降バケットが待機される所定高さ位置と
の間に搬送用ガイドを配設し、この搬送用ガイドに沿っ
て前記蓄積用ホッパーから前記杭材料を供給して搬送す
る杭材料搬送用バケットを駆動手段を介して前記昇降バ
ケットまで移動自在にしたことを特徴とする。
【0008】この杭材料の搬送システムでは、駆動手段
の駆動により杭材料搬送用バケットが搬送用ガイドに沿
って蓄積用ホッパーから昇降バケットの待機位置まで移
動する。このように、搬送用ガイドに沿って杭材料搬送
用バケットが駆動手段を介して蓄積用ホッパーから昇降
バケットの待機位置まで移動されるので、大容量の杭材
料搬送用バケットが高速で移動可能となる。また、昇降
バケットの待機位置を高く設定することができるため、
昇降バケットの昇降を行う吊り上げワイヤの長さが短く
なって吊り上げワイヤの耐久性が高められる。
【0009】請求項2記載の発明は、装置本体に対して
昇降動される中空管に投入用ホッパーを介して地盤改良
用杭材料の供給と、地盤中の所定深さまでの前記中空管
の貫入及び引き抜き操作により、この中空管の下端開口
部より前記杭材料を前記地盤中に充填して地盤改良杭を
造成する地盤改良杭造成装置の杭材料の搬送システムに
おいて、前記装置本体から所定距離隔てた位置に配置さ
れた蓄積用ホッパーと前記中空管の上端側に設けられた
前記投入用ホッパーとの間に搬送用ガイドを配設し、こ
の搬送用ガイドに沿って前記蓄積用ホッパーから前記杭
材料を供給して搬送する杭材料搬送用バケットを駆動手
段を介して前記投入用ホッパーまで移動自在にしたこと
を特徴とする。
【0010】この杭材料の搬送システムでは、駆動手段
の駆動により杭材料搬送用バケットが搬送用ガイドに沿
って蓄積用ホッパーから中空管の上端側に設けられた投
入用ホッパーまで移動する。このように、搬送用ガイド
に沿って杭材料搬送用バケットが駆動手段を介して蓄積
用ホッパーから中空管の上端側の投入用ホッパーまで移
動されるので、大容量の杭材料搬送用バケットが高速で
移動可能となる。さらに、吊り上げワイヤを用いないた
め、ワイヤの損傷や切断などの不具合が生じるのが回避
される。
【0011】請求項3記載の発明は、装置本体に対して
昇降動される中空管に昇降バケットを介して地盤改良用
杭材料の供給と、地盤中の所定深さまでの前記中空管の
貫入及び引き抜き操作により、この中空管の下端開口部
より前記杭材料を前記地盤中に充填して地盤改良杭を造
成する地盤改良杭造成装置の杭材料の搬送システムにお
いて、所定位置に配置された蓄積用ホッパーと前記昇降
バケットが待機される所定高さ位置との間に搬送体を駆
動手段を介して移動自在に設け、この搬送体に杭材料搬
送用バケットを取り付けて前記杭材料を前記蓄積用ホッ
パーから供給して前記昇降バケットまで搬送自在にした
ことを特徴とする。
【0012】この杭材料の搬送システムでは、駆動手段
を介して移動する搬送体に取り付けられた杭材料搬送用
バケットが蓄積用ホッパーから昇降バケットの待機位置
まで移動されるので、大容量の杭材料搬送用バケットが
高速で移動可能となる。さらに、昇降バケットの待機位
置を高く設定することができるため、昇降バケットの昇
降を行う吊り上げワイヤの長さが短くなって吊り上げワ
イヤの耐久性が高められる。
【0013】請求項4記載の発明は、装置本体に対して
昇降動される中空管に投入用ホッパーを介して地盤改良
用杭材料の供給と、地盤中の所定深さまでの前記中空管
の貫入及び引き抜き操作により、この中空管の下端開口
部より前記杭材料を前記地盤中に充填して地盤改良杭を
造成する地盤改良杭造成装置の杭材料の搬送システムに
おいて、前記装置本体から所定距離隔てた位置に配置さ
れた蓄積用ホッパーと前記中空管の上端側に設けられた
前記投入用ホッパーとの間に搬送体を駆動手段を介して
移動自在に設け、この搬送体に杭材料搬送用バケットを
取り付けて前記杭材料を前記蓄積用ホッパーから供給し
て前記投入用ホッパーまで搬送自在にしたことを特徴と
する。
【0014】この杭材料の搬送システムでは、駆動手段
の駆動により移動する搬送体に取り付けられた杭材料搬
送用バケットが蓄積用ホッパーから中空管の上端側の投
入用ホッパーまで移動されるので、大容量の杭材料搬送
用バケットが高速で移動可能となる。さらに、吊り上げ
ワイヤを用いないため、ワイヤの損傷や切断などの不具
合が生じるのが回避される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る地盤改良用杭
材料の供給システムの詳細を図1,図2に示す実施形態
に基づいて説明する。
【0016】(実施形態1)図1は、本発明に係る地盤
改良杭造成装置の杭材料の搬送システムの実施形態1を
示している。本実施形態1は、杭材料の搬送システムを
海上作業を行う地盤改良船(地盤改良杭造成装置)10
に適用したものである。この地盤改良船10の船体(海
上作業船)11の前部には、船幅方向に沿って所定高さ
の吊り上げ用タワー(装置本体)12が複数列立設され
ている。この各吊り上げ用タワー12には、ケーシング
パイプ(中空管)13が吊り下げられている。なお、ケ
ーシングパイプ13の上端側には、例えば砂などの地盤
改良用の杭材料Sが投入される投入用ホッパー14Aが
設けられている。
【0017】また、船体11上の中間部には、砂供給船
(図示せず)から杭材料Sの供給を受けるグランドホッ
パー(蓄積用ホッパー)14Bが配置されている。この
グランドホッパー14Bの前方には、該グランドホッパ
ー14Bから吊り上げ用タワー12の略中間の所定の高
さに亙って、走行用噛合歯15aが刻設された搬送用ガ
イドとしてのラック15が配設されている。このラック
15はグランドホッパー14Bの下方から各吊り上げ用
タワー12に向けて甲板上に敷設され、所定のアールを
描いて該各吊り上げ用タワー12に沿って立ち上がるよ
うに設定されている。即ち、ラック15の一端部(図1
中左端部)が各吊り上げ用タワー12の略中間の所定の
高さ位置まで立ち上がった構成となっている。そして、
ラック15には杭材料搬送用バケット16が該ラック1
5の走行用噛合歯15aに噛合する駆動ピニオン(駆動
手段)17を介して走行自在に取り付けられている。
【0018】杭材料搬送用バケット16には、駆動ピニ
オン17がラック15から離脱するのを防止するように
該ラック15の裏面側に走行自在に当接する離脱防止用
ローラ18が設けられている。また、杭材料搬送用バケ
ット16の下部には、駆動ピニオン17を回動させる駆
動装置(搬送体)19が設けられている。この駆動装置
19の上部には、ラック15の傾きに拘わらず杭材料搬
送用バケット16の上下方向の状態を一定(水平)に保
つ図示しない姿勢保持機構が設けられている。
【0019】なお、各吊り上げ用タワー12には昇降バ
ケット20がワイヤ21を介して昇降自在に備えられて
いる。このワイヤ21は図示しない巻き上げ機で駆動す
るようになっている。また、本実施形態1では、搬送用
ガイドとして一般的なラック15とそれに噛合する駆動
ピニオン17の組み合わせ(ラックアンドピニオン形
式)を用いたが、ピンラックとそれに噛合する駆動スプ
ロケットなどの他のラックアンドピニオン形式の組み合
わせを用いても良いことは勿論である。
【0020】次に、上記した構成の本実施形態1におけ
る作用・動作を説明する。まず、砂供給船(図示せず)
からグランドホッパー14Bへ搬送された杭材料Sを、
該グランドホッパー14Bの下方に待機させた杭材料搬
送用バケット16へ下させて供給する。次に、杭材料
搬送用バケット16に備えられた駆動装置19により駆
動ピニオン17を所定方向に回動させ、杭材料搬送用バ
ケット16をラック15に沿って走行させて上昇させ
る。そして、吊り上げ用タワー12の略中間の所定の高
さまで上昇させた位置で杭材料搬送用バケット16を停
止・保持する。その後、昇降バケット20に杭材料搬送
用バケット16から杭材料Sを投入し、該昇降バケット
20をワイヤ21を介して吊り上げ用タワー12に沿っ
て上昇させ、吊り上げ用タワー12で吊り上げられた状
態のケーシングパイプ13の投入用ホッパー14Aに昇
降バケット20から杭材料Sを投入する。この際、昇降
バケット20に設けられた図示しない供給口を開くこと
により杭材料Sの供給を行う。
【0021】杭材料Sの投入が終了した後は、昇降バケ
ット20を吊り上げ用タワー12に沿って下降させると
共に、杭材料搬送用バケット16をラック15に沿って
下降させて再度グランドホッパー14Bの下方に待機さ
せる。その後、周知の操作手順により、地盤へケーシン
グパイプ13を貫入させて地盤中に砂杭などの杭を形成
して地盤改良を行う。
【0022】このように本実施形態1においては、ワイ
ヤ21を巻き上げ機で駆動することにより、昇降バケッ
ト20の昇降動作を行うが、ラック15の端部が吊り上
げ用タワー12の略中間の位置まで立ち上がっているた
め、その昇降ストロークは短く設定されている。このた
め、ワイヤ21が荷重で伸びることによる該ワイヤ21
の損傷や切断が発生するのを抑制することができ、該ワ
イヤ21の耐久性を向上することができる。また、ラッ
ク15を用いていることに加え、昇降バケット20によ
る搬送距離が短いため、搬送に要する時間を従来に比較
して短縮することができる。
【0023】(実施形態2)図2は本発明に係る地盤改
良杭造成装置の杭材料の搬送システムの実施形態2を示
している。本実施形態2は、杭材料の搬送システムを海
上作業を行う地盤改良船(地盤改良杭造成装置)10′
に適用したものである。この地盤改良船10′の船体
(海上作業船)11の前部には、船幅方向に沿って所定
高さの吊り上げ用タワー(装置本体)12が複数列立設
されている。この各吊り上げ用タワー12には、ケーシ
ングパイプ(中空管)13が吊り下げられている。この
ケーシングパイプ13の上端側には、例えば砂などの地
盤改良用の杭材料Sが投入される投入用ホッパー14A
が設けられている。
【0024】また、船体11上の中間部には、砂供給船
(図示せず)から杭材料Sの供給を受けるグランドホッ
パー(蓄積用ホッパー)14Bが配置されている。グラ
ンドホッパー14Bの前方には、該グランドホッパー1
4Bから吊り上げ用タワー12の上部に亙って走行用噛
合歯15aが刻設されたラック(搬送用ガイド)15′
が敷設されている。このラック15′はグランドホッパ
ー14Bの下方から吊り上げ用タワー12に向けて甲板
上に敷設され、所定のアールを描いて吊り上げ用タワー
12に沿って該吊り上げ用タワー12の上端側まで立ち
上がるように設定されている。そして、ラック15′に
は、杭材料搬送用バケット16が該ラック15′の走行
用噛合歯15aに噛合する駆動ピニオン(駆動手段)1
7を介して走行自在に取り付けられている。
【0025】杭材料搬送用バケット16には、駆動ピニ
オン17がラック15′から離脱するのを防止するよう
に該ラック15′の裏面側に走行自在に当接する離脱防
止用ローラ18が設けられている。また、杭材料搬送用
バケット16の下部には、駆動ピニオン17を回動させ
る駆動装置(搬送体)19が設けられている。この駆動
装置19の上部には、ラック15′の傾きに拘わらず杭
材料搬送用バケット16の上下方向の状態を一定(水
平)に保つ図示しない姿勢保持機構が設けられている。
【0026】なお、前記実施形態2でも、搬送用ガイド
として一般的なラック15′とそれに噛合する駆動ピニ
オン17の組み合わせ(ラックアンドピニオン形式)を
用いたが、ピンラックとそれに噛合する駆動スプロケッ
トなどの他のラックアンドピニオン形式の組み合わせを
用いても良いことは勿論である。
【0027】次に、上記した構成の本実施形態2におけ
る作用・動作を説明する。まず、砂貯蔵船からグランド
ホッパー14Bへ搬送された杭材料Sを、該グランドホ
ッパー14Bの下方に待機させた杭材料搬送用バケット
16へ落下させて供給する。次に、杭材料搬送用バケッ
ト16に備えられた駆動装置19により駆動ピニオン1
7を所定方向に回動させ、杭材料搬送用バケット16を
ラック15′に沿って走行させて上昇させる。そして、
吊り上げ用タワー12の上部まで上昇させた位置で杭材
料搬送用バケット16を停止・保持する。その後、吊り
上げ用タワー12で吊り上げられた状態のケーシングパ
イプ13の投入用ホッパー14Aに搬送用バケット16
から杭材料Sを投入する。この際、杭材料搬送用バケッ
ト16に設けられた図示しない供給口を開くことにより
杭材料Sの供給を行う。
【0028】杭材料Sの投入が終了した後は、杭材料搬
送用バケット16をラック15′に沿って下降させて再
度グランドホッパー14Bの下方に待機させる。その
後、周知の操作手順で地盤へケーシングパイプ13を貫
入させて地盤中に砂杭などの杭を形成して地盤改良を行
う。
【0029】このような構成の本実施形態2において
は、吊り上げ用タワー12の上端側までラックアンドピ
ニオン形式を用いたことにより、杭材料搬送用バケット
16を高速で搬送することが可能となる。特に、杭材料
搬送用バケット16を上昇させる際に、杭材料搬送用バ
ケット16の揺動が発生せず、強固な支持機構を用いる
ことで大容量の杭材料搬送用バケット16とすることが
可能となる。このため、本実施形態2では、従来の搬送
システムで用いられたベルトコンベヤや昇降バケットや
その昇降駆動に用いられるウインチやワイヤも削減する
ことができる。これにより、本実施形態2では、効率的
な杭材料Sの搬送が行えるとともに、地盤改良船10′
上での設備設置面積ならびに設備重量を大幅に削減する
ことができ、地盤改良船10′の機動性を向上すること
が可能となる。また、設備数を削減できるため、操作性
が向上し安全かつ確実な作業を行うことができる。
【0030】なお、前記実施形態1では、蓄積用ホッパ
ー14Bと昇降バケット20が待機される吊り上げ用タ
ワー12の所定高さ位置との間に搬送用ガイドとしての
ラック15を配設し、このラック15に沿って蓄積用ホ
ッパー14Bから杭材料Sを供給して搬送する杭材料搬
送用バケット16を駆動手段としての駆動ピニオン17
を介して昇降バケット20まで移動するようにしたラッ
クアンドピニオン形式を採用したが、蓄積用ホッパー1
4Bと昇降バケット20が待機される吊り上げ用タワー
12の所定高さ位置との間に搬送体としてのチェーンを
該チェーンに噛合される駆動手段としての駆動スプロケ
ットを介して移動自在に設け、このチェーンに杭材料搬
送用バケット16を取り付けて杭材料Sを蓄積用ホッパ
ー14Bから供給して昇降バケット20まで搬送するよ
うにしたチェーン・スプロケット形式等の各種方式を採
用できることは勿論である。
【0031】また、前記実施形態2では、蓄積用ホッパ
ー14Bと中空管13の上端側に設けられた投入用ホッ
パー14Aとの間に搬送用ガイドとしてのラック15′
を配設し、このラック15′に沿って蓄積用ホッパー1
4Bから杭材料Sを供給して搬送する杭材料搬送用バケ
ット16を駆動手段としての駆動ピニオン17を介して
投入用ホッパー14Aまで移動するようにしたラックア
ンドピニオン形式を採用したが、蓄積用ホッパー14B
と中空管13の上端側に設けられた投入用ホッパー14
Aとの間に搬送体としてのチェーンを該チェーンに噛合
される駆動手段としての駆動スプロケットを介して移動
自在に設け、このチェーンに杭材料搬送用バケット16
を取り付けて杭材料Sを蓄積用ホッパー14Bから供給
して投入用ホッパー14Aまで搬送するようにしたチェ
ーン・スプロケット形式等の各種方式を採用できること
は勿論である。
【0032】以上、前記各実施形態について説明した
が、本発明は構成の要旨に付随する各種の設計変更が可
能である。例えば、各実施形態は、本発明を地盤改良船
に適用して説明したが、地上で用いる地盤改良用杭造成
装置に適用することも勿論可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、杭材料搬送用バケットを駆動手段の駆動に
より搬送用ガイドに沿って蓄積用ホッパーから昇降バケ
ットの待機位置まで移動自在にしたので、大容量の杭材
料搬送用バケットを高速かつ安全に移動させることがで
きる。また、昇降バケットの待機位置を高く設定するこ
とができるので、昇降バケットの昇降を行う吊り上げワ
イヤの長さを可及的に短くすることができ、吊り上げワ
イヤの耐久性を高めることができる。
【0034】請求項2記載の発明によれば、杭材料搬送
用バケットを駆動手段の駆動により搬送用ガイドに沿っ
て蓄積用ホッパーから中空管の上端側の投入用ホッパー
まで移動自在にしたので、大容量の杭材料搬送用バケッ
トを高速かつ安全に移動させることができる。また、吊
り上げワイヤを用いないため、ワイヤの損傷や切断など
の不具合が生じるのを回避することができる。
【0035】請求項3記載の発明によれば、駆動手段の
駆動により移動する搬送体に取り付けられた杭材料搬送
用バケットを、蓄積用ホッパーから昇降バケットの待機
位置まで移動自在にしたので、大容量の杭材料搬送用バ
ケットを高速かつ安全に移動させることができる。ま
た、昇降バケットの待機位置を高く設定することができ
るので、昇降バケットの昇降を行う吊り上げワイヤの長
さを可及的に短くすることができ、吊り上げワイヤの耐
久性を高めることができる。
【0036】請求項4記載の発明によれば、駆動手段の
駆動により移動する搬送体に取り付けられた杭材料搬送
用バケットを、蓄積用ホッパーから中空管の上端側の投
入用ホッパーまで移動自在にしたので、大容量の杭材料
搬送用バケットを高速かつ安全に移動させることができ
る。また、吊り上げワイヤを用いないため、ワイヤの損
傷や切断などの不具合が生じるのを回避することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る杭材料の搬送システムを地盤改良
船に適用した実施形態1を示す側面図である。
【図2】本発明に係る杭材料の搬送システムを地盤改良
船に適用した実施形態2を示す側面図である。
【図3】従来の地盤改良船を示す側面図である。
【符号の説明】
10,10′ 地盤改良船(地盤改良杭造成装置) 11 船体(海上作業船) 12 吊り上げ用タワー(装置本体) 13 ケーシングパイプ(中空管) 14A 投入用ホッパー 14B グランドホッパー(蓄積用ホッパー) 15,15′ ラック(搬送用ガイド) 16 杭材料搬送用バケット 17 駆動ピニオン(駆動手段) 20 昇降バケット S 杭材料

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に対して昇降動される中空管に
    昇降バケットを介して地盤改良用杭材料の供給と、地盤
    中の所定深さまでの前記中空管の貫入及び引き抜き操作
    により、この中空管の下端開口部より前記杭材料を前記
    地盤中に充填して地盤改良杭を造成する地盤改良杭造成
    装置の杭材料の搬送システムにおいて、 所定位置に配置された蓄積用ホッパーと前記昇降バケッ
    トが待機される所定高さ位置との間に搬送用ガイドを配
    設し、この搬送用ガイドに沿って前記蓄積用ホッパーか
    ら前記杭材料を供給して搬送する杭材料搬送用バケット
    を駆動手段を介して前記昇降バケットまで移動自在にし
    たことを特徴とする杭材料の搬送システム。
  2. 【請求項2】 装置本体に対して昇降動される中空管に
    投入用ホッパーを介して地盤改良用杭材料の供給と、地
    盤中の所定深さまでの前記中空管の貫入及び引き抜き操
    作により、この中空管の下端開口部より前記杭材料を前
    記地盤中に充填して地盤改良杭を造成する地盤改良杭造
    成装置の杭材料の搬送システムにおいて、前記装置本体から 所定距離隔てた位置に配置された蓄積
    用ホッパーと前記中空管の上端側に設けられた前記投入
    用ホッパーとの間に搬送用ガイドを配設し、この搬送用
    ガイドに沿って前記蓄積用ホッパーから前記杭材料を供
    給して搬送する杭材料搬送用バケットを駆動手段を介し
    て前記投入用ホッパーまで移動自在にしたことを特徴と
    する杭材料の搬送システム。
  3. 【請求項3】 装置本体に対して昇降動される中空管に
    昇降バケットを介して地盤改良用杭材料の供給と、地盤
    中の所定深さまでの前記中空管の貫入及び引き抜き操作
    により、この中空管の下端開口部より前記杭材料を前記
    地盤中に充填して地盤改良杭を造成する地盤改良杭造成
    装置の杭材料の搬送システムにおいて、 所定位置に配置された蓄積用ホッパーと前記昇降バケッ
    トが待機される所定高さ位置との間に搬送体を駆動手段
    を介して移動自在に設け、この搬送体に杭材料搬送用バ
    ケットを取り付けて前記杭材料を前記蓄積用ホッパーか
    ら供給して前記昇降バケットまで搬送自在にしたことを
    特徴とする杭材料の搬送システム。
  4. 【請求項4】 装置本体に対して昇降動される中空管に
    投入用ホッパーを介して地盤改良用杭材料の供給と、地
    盤中の所定深さまでの前記中空管の貫入及び引き抜き操
    作により、この中空管の下端開口部より前記杭材料を前
    記地盤中に充填して地盤改良杭を造成する地盤改良杭造
    成装置の杭材料の搬送システムにおいて、前記装置本体から 所定距離隔てた位置に配置された蓄積
    用ホッパーと前記中空管の上端側に設けられた前記投入
    用ホッパーとの間に搬送体を駆動手段を介して移動自在
    に設け、この搬送体に杭材料搬送用バケットを取り付け
    て前記杭材料を前記蓄積用ホッパーから供給して前記投
    入用ホッパーまで搬送自在にしたことを特徴とする杭材
    料の搬送システム。
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