JP3537902B2 - 座席装置 - Google Patents

座席装置

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JP3537902B2
JP3537902B2 JP05594495A JP5594495A JP3537902B2 JP 3537902 B2 JP3537902 B2 JP 3537902B2 JP 05594495 A JP05594495 A JP 05594495A JP 5594495 A JP5594495 A JP 5594495A JP 3537902 B2 JP3537902 B2 JP 3537902B2
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利通 花井
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Nissan Motor Co Ltd
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NHK Spring Co Ltd
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    • B60N2/54Seat suspension devices using mechanical springs
    • B60N2/548Torsion springs, e.g. torsion helicoidal springs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
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  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シートパッドを支持
する支持パネル等の支持部材をトーションバーによって
弾性支持する座席装置に嵌する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の座席装置としては、例え
ば図20,図21に示すようなものがある(実公平5−
15232号公報参照)。この座席装置は例えば自動車
用座席として用いられたものであり、クッションフレー
ム101と支持部材103と四隅のトーションバー10
5とを備えている。前記クッションフレーム101はフ
ロア側に載置固定されている。前記支持部材103はシ
ート幅方向両側の支持パイプ107と、この支持パイプ
107間に張設されたSばね109とからなっている。
前記トーションバー105は、トルクバー部111とア
ーム部113とからなっている。前記トルクバー部11
1は、前記クッションフレーム101にブラケット11
5によって回転自在に支持され、一端部117がクッシ
ョンフレーム101に設けられた貫通孔119に嵌入係
止されている。前記アーム部113はトルクバー部11
1の他端部に一体に形成され、先端部121は前記支持
パイプ107方向に指向するように折曲げ形成され、該
支持パイプ107に嵌合している。
【0003】従って、乗員がシートに着座すると図21
のようにアーム部113が下降し、トルクバー部111
が捩じれ、その反力と着座による下降荷重とが釣り合っ
た位置で支持部材103及び図示しないシートパッドは
静止する。そして、フロア側からの振動入力等がある
と、トーションバー105によって振動を吸収すること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構造であると図21のようにトーションバー10
5のアーム部113がトルクバー部111側を中心に鎖
線図示のように上下に回転すると先端部121は支持パ
イプ107から遠ざかる方向に移動するため、支持パイ
プ107とこれに嵌合している先端部121との相対的
な動きは相互の回転と先端部121が支持パイプ107
をシート幅方向の外側へ引っ張るような動きとの組み合
せとなる。このため支持部材103が上下に振動したと
き先端部121と支持パイプ107との間のフリクショ
ンが急激に増大し、着座時に撓みの不連続感を与えた
り、振動遮断特性に悪影響を与える恐れがあった。
【0005】これに対し、アーム部113の先端部12
1が支持パイプ107を引っ張るような動きを規制して
振動時のフリクションの急激な増大を抑制し、良好な乗
り心地及び振動遮断特性を確保した座席装置を本願出願
人はすでに提案している(特願平6−250016
号)。その構造の概略を示すと、例えば、図22,図2
3のようになっている。即ち、支持部材103の前側に
略筒状のアーム支持ブラケット123が設けられ、同後
側に断面コ字状のアーム支持ブラケット124が設けら
れている。これらのブラケット123,124に対して
アーム113の先端部121がカラー125を介して回
転自在に支持され、且つ、シート前後方向前側のカラー
125はブラケット123に対して更にシート前後方向
へ相対移動可能に支持されたものである。
【0006】前記カラー125は有底円筒状に形成さ
れ、開口側に周フランジ127を有している。前記アー
ム113の先端部121は、カラー125の開口内に嵌
合支持されている。そして、周フランジ127がブラケ
ット123,124の端面129に対向することでカラ
ー125とブラケット123,124との軸線方向の相
対移動を規制することができるのである。そして、この
ような構造により振動時にアーム部113がブラケット
123,124を引っ張るような動きを規制し、より良
好な乗り心地及び振動遮断特性を確保することができる
のである。
【0007】一方、このような構造においても、より良
好な乗り心地及び振動遮断特性を確保するには、例えば
ブラケット123とカラー125との間の擦れをさらに
減少させることが重要である。
【0008】そこで、この発明は、より良好な乗り心地
及び振動遮断特性を確保することのできる座席装置の提
供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、フロア上に載置されるクッション
フレームと、シートパッドを支持する支持部材と、該支
持部材を前記クッションフレームに対しシートの前後又
は左右方向で弾性支持する一対のトーションバーとを備
え、トーションバーは、トルクバー部及びアーム部
備え、それぞれ独立した第1トーションバー及び第2ト
ーションバーの少なくとも2本のトーションバーから形
成されると共に、前後又は左右に設けられた一対のトー
ションバーの前後又は左右の各アーム部が平行リンク機
構となるように配設したことを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の座席装
置であって、前記第1,第2のトーションバーのトルク
バー部を、シート前後又は左右に延設し、且つ相互に微
少寸法オフセットして並設したことを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
座席装置であって、前記アーム部又は、該アーム部の先
端部と前記支持パネルとの間に、少なくとも左右方向剛
性を低下させる剛性低下手段を設けたことを特徴とす
る。
【0012】請求項4の発明は、請求項3記載の座席装
置であって、前記剛性低下手段は、前記アーム部に設け
た屈曲部であることを特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、請求項3記載の座席装
置であって、前記剛性低下手段は、前記アーム部の先端
部と前記支持パネルとの間に設けた弾性体であることを
特徴とする。
【0014】請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれ
かに記載の座席装置であって、前記第1,第2のトーシ
ョンバーがシート左右又は前後に一対備えられ、このシ
ート左右又は前後のトーションバーの両アーム部側を連
結して動きを略同期させる連結部材を設けたことを特徴
とする。
【0015】請求項7の発明は、請求項1〜6記載の座
席装置であって、前記クッションフレームに、前記アー
ム部の当たりを逃げる逃げ部を設けたことを特徴とす
る。
【0016】請求項8の発明は、請求項1〜7いずれか
に記載の座席装置であって、前記トルクバー部を前記ク
ッションフレームに回転自在に保持するバー保持部材を
備え、前記トーションバーは、トルクバー部とアーム部
とがアール部を有して連続し、前記バー保持部材は、前
記トルクバー部を前記アーム部の近傍まで保持すること
を特徴とする。
【0017】請求項9の発明は、請求項1〜8のいずれ
かに記載の座席装置であって、前記前後又は左右のトー
ションバーにおけるトルクバー部の中心間距離と前記平
行リンク機構をなす各アーム部の一方のアーム長との和
を、前記前後又は左右のトーションバーにおける支持パ
ネルに対する各アーム部の支持部中心間距離と前記各ア
ーム部の他方のアーム長との和よりも僅かに大きく設定
したことを特徴とする。
【0018】請求項10の発明は、フロア上に載置され
るクッションフレームと、シートパッドを支持する支持
部材と、トルクバー部及びアーム部からなり、前記支持
部材を前記クッションフレームに対し弾性支持するトー
ションバーとを備え、前記支持部材にアーム支持ブラケ
ットを設け、このアーム支持ブラケットに、シート前後
方向又は左右方向に指向形成した前記アーム部の先端部
を相対回転自在に嵌合支持し、前記アーム支持ブラケッ
に、前記クッションフレームと支持部材との間での少
なくとも左右方向剛性を低下させる剛性低下部を設けた
ことを特徴とする。
【0019】請求項11の発明は、請求項1〜8のいず
れかに記載の座席装置であって、前記トーションバーは
クッションフレームの前方及び後方に配置され、クッシ
ョンフレーム部の前後トーションバーのトルクバー中心
間距離と前方トーションバーのアーム長との和を、クッ
ション支持パネル部の前後アーム支持部中心間距離と後
方トーションバーのアーム長との和よりも僅かに大きく
なるよう設定することを特徴とする。
【0020】
【作用】上記手段の請求項1の発明によれば、クッショ
ンフレームに対しトーションバーが支持部材側の荷重を
支え、振動入力時にはトーションバーが振動を吸収す
る。そして、トーションバーが支持部材側の荷重を支
え、あるいは振動入力時の振動吸収により動く時、トー
ションバーの各アーム部が平行リンク機構として作用
し、支持部材の上下動に追従することができる。従っ
て、各アーム部と支持部材との相対移動あるいはクッシ
ョンフレームとの相対移動を略相対回転のみとすること
ができる。このため、各アーム部と支持部材との間、あ
るいはクッションフレームとの間における擦れをより減
少させることができる。
【0021】請求項2の発明では、請求項1の発明の作
用に加え、トルクバー部の長さをシート前後方向又は左
右方向に長く取ることができる。
【0022】請求項3の発明では、請求項1又は2の発
明の作用に加え、支持部材からトーションバーのアーム
部側に荷重が作用した時、剛性低下手段がアーム部の略
上下方向の変形を許容し、あるいは支持部材に対する動
きを許容することができる。従って、アーム部の先端部
にかかる荷重を緩和することができる。加えて、シート
クッションフレームとトーションバーとの平行度が多少
損われても剛性低下手段により左右方向の変形が許容さ
れるため、トーションバーがつっかえ棒のようになるこ
とがなく、常に良好な乗り心地を得ることができる。
【0023】請求項4の発明では、請求項3の発明の作
用に加え、アーム部がその屈曲部で変形することによ
り、アーム部の先端部にかかる荷重を軽減することがで
きる。
【0024】請求項5の発明では、請求項3の発明の作
用に加え、弾性体の変形によってアーム部の先端部にか
かる荷重を軽減することができる。
【0025】請求項6の発明では、請求項1〜5のいず
れかの発明の作用に加え、連結部材によって少なくとも
一対のトーションバーのアーム部の動きを略同期させる
ことができ、シートローリング方向の回転剛性、あるい
はピッチング方向の回転剛性を高めることができる。
【0026】請求項7の発明では、請求項1〜6のいず
れかの発明の作用に加え、アーム部が変形した時、クッ
ションフレームに対する当たりを逃げ部によって逃げる
ことができる。従って、アーム部のクッションフレーム
に対する擦れを防止することができる。
【0027】請求項8の発明では、請求項1〜7のいず
れかの発明の作用に加え、バー保持部材によってトルク
バー部をアーム部との境のアール部の近傍まで保持する
ことによってトルクバー部を確実に支持することができ
る。従って、アーム部の動きを確実なものとし、アール
部とクッションフレームとの擦れを抑制することができ
る。
【0028】請求項9,11の発明では、請求項1〜8
のいずれかの発明の作用に加え、他方のアーム部の急激
な変位を抑制することができる。
【0029】請求項10の発明では、アーム部に設けた
剛性低下部によってアーム部の略上下方向剛性を低下さ
せることができる。従って、支持部材からアーム部側に
荷重が作用した時、剛性低下部によってアーム部の変形
を許容し、支持部材側に対する先端部の押し付け力を抑
制することができる。
【0030】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。
【0031】(第1実施例)図1はこの発明の第1実施
例に係る座席装置の概略的な全体斜視図を示し、図2は
同座席装置の平面図、図3は同側面図を示している。
【0032】この座席装置は例えば車両用座席として用
いたものである。この実施例の車両用座席もクッション
フレーム1と支持部材である支持パネル3とを備え、支
持パネル3はクッションフレーム1に対しトーションバ
ーとしての右前部トーションバー5(第1トーションバ
ー)、左前部トーションバー7(第2トーションバ
ー)、及び右後部トーションバー9(第1トーションバ
ー)、左後部トーションバー11(第2トーションバ
ー)によって四隅が弾性支持されて、その上にシートパ
ッドPを備えている。
【0033】前記クッションフレーム1は前後左右壁1
a,1b,1c,1dを有する凹状断面に形成されてい
る。クッションフレーム1の前部手前には前部金具保持
ブラケット13が設けられ、同後部には後部金具保持ブ
ラケット15が設けられている。前記支持パネル3はシ
ート幅方向両側に土手部3aを有し、中央部3bが凹ん
だ断面凹状を呈している。前記右前部トーションバー5
は支持パネル3のシート幅方向右前部に配置され、左前
部トーションバー7は同左前部に配置されている。前記
右後部トーションバー9は、前記支持パネル3の右後部
に配置され、左後部トーションバー11は同左後部に配
置されている。前記右前部トーションバー5と左前部ト
ーションバー7、及び右後部トーションバー9と左後部
トーションバー11はそれぞれ略対称形状をなしてい
る。
【0034】まず、前記右前部トーションバー5と左前
部トーションバー7はトルクバー部17とアーム部19
とからなっている。前記トーションバー5,7のトルク
バー部17とアーム部19とはアール部8aを有して連
続している。前記各アーム部19の長さは、同一となっ
ている。各トルクバー部17は、前部金具保持ブラケッ
ト13上に配置され、シート幅方向に延設されている。
この各トルクバー部17は右前部トーションバー保持金
具21と左前部トーションバー保持金具23とによって
前部金具保持ブラケット13上に回転自在に支持されて
いる。右前部トーションバー保持金具21と左前部トー
ションバー保持金具23とは前部金具保持ブラケット1
3にボルトナット等によって固定されている。そして、
各トルクバー部17は、シート前後方向に相互に微少寸
法オフセットして並設されている。従って、シート幅内
の限られたスペースで十分な長さのトルクバー部17を
確保することができ、トーションバー5,7の耐久性向
上を図ることができる。そして、右前部トーションバー
5のトルクバー部17は、シート幅方向の左側寄り端部
において後方へ折曲げられ、係合部25が設けられてい
る。この係合部は左前部トーションバー保持金具23に
設けられた係合支持部23aに嵌合係止されている。
又、左前部トーションバー7のシート幅方向右側寄り端
部は前方へ折曲げられ、係合部27が設けられている。
この係合部27も右前部トーションバー保持金具21に
設けられた係合支持部21aに嵌合係止されている。
【0035】前記各アーム部19は各トルクバー部17
のシート幅方向外端側に位置し、支持パネル3側の上方
へ延びている。アーム部19の中間部には剛性低下部及
び剛性低下手段としての屈曲部19aが設けられてい
る。前記各アーム部19の上端部19bはシート幅方向
外側へアール部8bをもって折曲げられ、シート左右方
向へ指向形成されている。各上端部19bは、カラー2
9を介して前部アーム支持ブラケット31に回転自在に
支持されている。前部アーム支持ブラケット31は、前
記支持パネル3の下面にボルトナット等によって固定さ
れている。前記カラー29は有底円筒状であり、端部に
周フランジ29aを有している。周フランジ29aは、
前部アーム支持ブラケット31のシート幅方向内側面に
係合している。前記各上端部19bは、前記カラー29
の底に突き当たって位置決められている。
【0036】次に、前記右後部トーションバー9と左後
部トーションバー11とは、トルクバー部33とアーム
部35とからなっている。トルクバー部33とアーム部
35とはアール部11aを有して連続している。各アー
ム部35の長さは同一となっている。各トルクバー部3
3は前記後部金具保持ブラケット15上に配置され、シ
ート幅方向に沿って延設されている。このトルクバー部
17は右後部トーションバー保持金具37と左後部トー
ションバー保持金具39とによって後部金具保持ブラケ
ット15上に回転自在に支持されている。各トルクバー
部33は、シート前後方向に微少寸法オフセット配置さ
れている。従ってシート幅内の限られたスペースで十分
な長さのトルクバー部33を確保することができ、トー
ションバー9,11の耐久性向上を図ることができる。
右後部トーションバー保持金具37と左後部トーション
バー保持金具39とは後部金具保持ブラケット15にボ
ルトナット等によって固定されている。更に、右後部ト
ーションバー保持金具37と左後部トーションバー保持
金具39とは右後部トーションバー9のアール部12a
と左後部トーションバー11のアール部12aの近傍ま
で保持する形態となっている。従って、アーム部35の
下部側が両トーションバー保持金具37,39によって
確実に支持され、アーム部35の動きを確実なものとし
ている。なお、左右前部トーションバー保持金具23,
21も左右前部トーションバー7,5のアール部8aの
近傍まで保持する構成にすることもできる。右後部トー
ションバー9のトルクバー部33は、シート幅方向の左
側寄り端部において後方へ折曲げられ、係合部41が設
けられている。この係合部41は左後部トーションバー
保持金具39に設けられた係合保持部39aに嵌合係止
されている。左後部トーションバー11のシート幅方向
の右側寄り端部は前方へ折曲げられ、係合部43が設け
られている。この係合部43も右後部トーションバー保
持金具37に設けられた係合保持部37aに嵌合係止さ
れている。前記各アーム部35はトルクバー部33のシ
ート幅方向外端側に位置し、支持パネル3側の上方へ延
びている。アーム部35には剛性低下部及び剛性低下手
段としての屈曲部35aが設けられている。アーム部3
5の上端部35bはシート幅方向内側へアール部12b
をもって折曲げられ、シート左右方向に指向形成されて
いる。上端部35bは、カラー45を介して後部アーム
支持ブラケット47に回転自在に支持されている。カラ
ー45は有底円筒状であり、端部に周フランジ45aを
有している。周フランジ45aは、後部アーム支持ブラ
ケット47のシート幅方向外面側に係合している。この
カラー45に前記アーム部35の上端部35bが嵌合
し、その先端がカラー45の底に突き当たっている。前
記後部アーム支持ブラケット47は、前記支持パネル3
の下面側にボルトナット等によって固定されている。
【0037】そして、特にこの発明の第1実施例では少
なくとも一対のトーションバーの各アーム部が平行リン
ク機構となるように配設されている。即ち、前記右前部
トーションバー5のアーム部19と右後部トーションバ
ー9のアーム部35及び左前部トーションバー7のアー
ム部19と左後部トーションバー11のアーム部35と
はその傾斜角度が略同一に設定され、全体としてシート
前後方向の平行リンク機構となるように配設されてい
る。
【0038】ここで、前記左前部トーションバー7の屈
曲部19aを示すと、図4,図5のようになっている。
図4は、左前部トーションバー7の斜視図であり、図5
の(a)は上方から見た平面図であり、(b)は真横か
ら見た側面図である。この図4,図5のように屈曲部1
9aはアーム部19の途中に設けられており、前方上方
へ傾斜するアーム部19に対し、屈曲部19aは後方側
へ屈曲形成されている。尚、右前部トーションバー5、
左右後部トーションバー11,9の屈曲部19a,35
aの構成も図4,図5の場合と同様となっている。
【0039】次に作用を説明する。シートに乗員が着座
すると、前後部アーム支持ブラケット31,47に荷重
が作用する。前部アーム支持ブラケット31からは右前
部トーションバー5及び左前部トーションバー7に荷重
が作用する。後部アーム支持ブラケット47からは右後
部トーションバー9及び左後部トーションバー11に荷
重が作用する。これによって、各トーションバー5,
7,9,11が撓み、荷重が釣り合った点で支持パネル
3及び図示しないシートパッドは静止する。各トーショ
ンバー5,7,9,11のアーム部19,35のアーム
長は略同じに設定されている。このため支持パネル3の
前後の落ち込み方を初期角度に対し一定に保つことが可
能である。そして、フロア側から振動入力があると、ク
ッションフレーム1を介して各トーションバー5,7,
9,11に入力され、この振動入力を各トーションバー
5,7,9,11が吸収し、振動を遮断する。従って、
各トーションバー5,7,9,11の存在によって乗員
の乗り心地を向上させることができる。
【0040】そして、特にこの第1実施例では各アーム
部19,35が平行リンク機構となるように配設されて
いるため、各アーム部19,35の上端部19b,35
bと各アーム支持ブラケット31,47との間の前後方
向の擦れを著しく減少させることができる。即ち、支持
パネル3が上下動すると、各アーム部19,35が各保
持金具21,23,37,39側を中心にして上下方向
に回転するように変位する。そして、各アーム部19,
35の平行リンク機構としての作用によって各上端部1
9b,35bとは略同期して上下動することになる。従
って、各上端部19b,35bと各アーム支持ブラケッ
ト31,47との間の動きは相対回転運動のみとなり、
上端部19b,35bがアーム支持ブラケット31,4
7をシート前後方向へ引っ張るような動き等を規制する
ことができる。
【0041】このため、各アーム支持ブラケット31,
47と各上端部19b,35bとの間の擦れを著しく抑
制することができ、支持パネル3のスムーズな動きを確
保し、又振動遮断性能を著しく高めることができる。
【0042】また、この第1実施例では各アーム部1
9,35に左右方向の剛性を低下させる屈曲部19a,
35aが設けられているため製造ばらつき等により平行
リンク機構に多少のゆがみがある場合等に、乗員がシー
トに偏って着座し、トーションバー5,7,9,11の
いずれかのアーム部19,35の上端部19b,35b
に対し荷重が大きく作用した場合、アーム部19または
35が図5の二点鎖線図示のように撓んで変位のアンマ
ッチを吸収する。このため、トルクバー部17又は33
側に作用する荷重を緩和し、各トーションバー5,7,
9,11全体のバネの動きのバランスを保つようにする
ことができ、支持パネル3のスムーズな動きを達成する
ことができる。また、アーム部19,35が撓むことに
よってアーム部19,35とアーム支持ブラケット3
1,47との間の反力を軽減することができ、この点か
らもスムーズな動きと振動遮断特性の向上とを図ること
ができ、又、擦れが原因で起こる異音の発生も抑制する
ことができる。
【0043】(第2実施例)図6,図7は第2実施例を
示している。この実施例はトーションバーの変形例を示
したものである。尚、図6,図7は代表として左前部ト
ーションバー7を示しているが、右前部トーションバー
5、左右後部トーションバー11,9も同様な構成にす
るものである。
【0044】図6は、左前部トーションバー7の斜視図
であり、図7(a)はシート上下方向の真上から見た平
面図であり、同(b)はシート幅方向の真横から見た側
面図である。そして、この図6,図7のようにアーム部
19の剛性低下手段としてアーム部19を真上から見て
Z字型に構成したものである。
【0045】従って、この実施例でもアーム部19に荷
重が作用した時、アーム部19,35がそのZ字型を潰
すように若干変形することができる。従って、この実施
例においても上記実施例と略同様な作用効果を奏するこ
とができる。又、この実施例ではアーム部19,35を
単にZ字型に構成すればよく、構造が極めて簡単であ
る。
【0046】(第3実施例)図8は第3実施例の要部拡
大図を示している。この図8は、例えば左前部トーショ
ンバー7のアール部8a周辺を拡大して示しているが、
右前部トーションバー5、左右後部トーションバー1
1,9においても同様な構成にするものである。そし
て、左前部トーションバー7について説明すると、図8
のように左前部トーションバー7のアール部8aの下側
において前部金具保持ブラケット13に凹状の逃げ部4
9が形成されている。従って、この実施例ではアーム部
19が撓んでアール部8aが捩じれながら下方へ変形し
ても逃げ部49がアール部8aとの当たりを逃げるた
め、擦れや異音の発生を防止することができる。又、左
前部トーションバー保持金具23はアール部8aの近傍
まで保持するように設けられている。従って、アーム部
19の動きに対して左前部トーションバー保持金具23
がアール部8aを確実に支持し、下方への変位を抑制す
る。このためこの点からもアール部8aの前部金具保持
ブラケット13に対する擦れによる異音を防止すること
ができる。尚、左前部トーションバー保持金具23のア
ール部8a近傍までの保持と逃げ部49とはいずれか一
方のみの構成とすることもできる。そして、この実施例
でも上記同様の作用効果を奏することができる他、トー
ションバー5,7,9,11とクッションフレーム1側
との擦れ等を抑制し、よりスムーズな動きと振動遮断特
性の向上を図り、且つ、異音の発生を防止することがで
きる。
【0047】(第4実施例)図9はこの発明の第4実施
例に係る要部の拡大図を示している。この図9(a)
は、例えば左後部トーションバー9のアーム部35周辺
をシートの後方から見た正面図、(b)は側面図であ
る。但し、右後部トーションバー、左右前部トーション
バーにおいても同様な構成がとられている。そして、こ
の実施例では支持パネル3に取付面51が設けられ、こ
の取付面51にゴム等の弾性体53を介して後部アーム
支持ブラケット47が取付けられている。弾性体53と
後部アーム支持ブラケット47及び取付面51との間は
接着等によって固定されている。従って、アーム部35
の先端部35bと支持パネル3との間に少なくとも左右
方向の剛性を低下させる剛性低下手段として弾性体53
を設けた構成となっている。そして、図10の矢印のよ
うに支持パネル3側から荷重が作用すると、弾性体53
が撓むことにより、アーム部35の端末等にかかる荷重
を緩和することができる。従って、この実施例でも第
1,第2実施例と略同様な作用効果を奏することができ
る。又、この実施例では弾性体53の設定によって剛性
低下の調整を容易に図ることができる。
【0048】尚、この第4実施例において、剛性低下手
段としての弾性体はカラーとアーム支持ブラケットとの
間にゴムブッシュ等を介在させる構成にすることもでき
る。
【0049】(第5実施例)図11〜図13はこの発明
の第5実施例を示している。図11は前後のトーション
バー5,7,9,11を上方から見た平面図、図12は
後部のトーションバー9,11をシート後方から見た背
面図、図13は左後部トーションバー11のアーム部3
5周辺を拡大して示した要部の斜視図である。
【0050】そしてこの実施例では、左右前部トーショ
ンバー7,5のアーム部19が連結部材としての前部連
結部材55で連結されている。又、左右後部トーション
バー11,9のアーム部35が連結部材としての後部連
結部材57によって連結されている。前後連結部材5
5,57は円形断面の棒材によって構成されている。前
部連結部材55の端部55aはアーム部19に沿ってシ
ート前方側へ折曲げられ、連結金具59によってアーム
部19に結合されている。又、後部連結部材57の端部
57aはアーム部35に沿って同様にシート前方へ折曲
げられ、連結金具59によってアーム部35に結合され
ている。これら連結金具59による結合は前部連結部材
55及び後部連結部材57で共通であるため、ここでは
図13により後部連結部材57側の連結について説明す
る。
【0051】図13は左後部トーションバー11のアー
ム部35側における連結構造を示している。この図13
のように連結金具59は基部片59aの両側に断面U字
状の第1,第2の包持部59b,59cを備えている。
第1の包持部59bは、第1の舌片59dを備え、第2
の包持部59cは第2の舌片59eを備えている。そし
て、第1の包持部59bがアーム部35及び端部57a
を包持し、第2の包持部59cが後部連結部材57を包
持している。そして、基部片59aに第1の舌片59d
と第2の舌片59eとが重ね合せられ、三者がリベット
61によって結合固着されている。
【0052】従って、この実施例では支持パネル3が昇
降変位する時、左右前部トーションバー7,5の動きを
前部連結部材55により、又左右後部トーションバー1
1,9の動きを後部連結部材57によって略同期させる
ことができ、シートロール方向の高い回転剛性を得るこ
とができ、極めて高い安定感を達成することができる。
【0053】尚、この第5実施例では、左右トーション
バー7,5、あるいは11,9を若干オフセットした状
態で連結部材55,57によって連結しているが、支持
パネル3の昇降動作の際には、各アーム部19,35が
横方向(外側か内側方向)へ微少変位して動きの拘束
(スティック等)を起こさないようになっている。
【0054】トーションバーの平行リンク機構としての
機能をこの第5実施例のような前後ではなく、左右方向
にした場合は、連結部材によって前後のトーションバー
のアーム部を連結することによってシートピッチング方
向の回転剛性を高めることができ、同様に極めて高い安
定感を得ることができる。
【0055】従って、この実施例でも上記第1実施例と
同様な作用効果を奏する他、シートのロール方向あるい
は、ピッチング方向の回転剛性を高め、極めて高い安定
感を得ることができる。
【0056】(第6実施例)図14は、この発明の第6
実施例に係る概略側面図を示している。ここで、各部の
寸法を以下のように定める。
【0057】即ち、 Lp :支持パネル3の前後カラー29,45中心間距離
(各アーム部19,35の支持部中心間距離) Lf :クッションフレーム1側のトルクバー部17,3
3の中心間距離 LFR 前部トーションバー5,7のアーム部のアーム長
(平行リンク機構をなす各アーム部19,35の一方の
アーム長) LRR 後部トーションバー9,11のアーム長(各アー
ム部19,35の他方のアーム長) そして、ΔL=LFR+Lf −(LRR+Lp )という寸法
差を設定し、ΔLLH>0、且つ
【数1】 とする。但し、LHはシート左側分、RHはシート右側
分を表している。
【0058】このようにすると、後述する飛び移り現象
は生じず、線形性の高い荷重−撓み特性を得ることがで
きる。
【0059】すなわち、上記第1実施例等のように剛性
低下手段を設けることにより支持パネル3、トーション
バー5,7,9,11、クッションフレーム1により構
成される平行リンク機構のスティックを防止することは
可能になるが、荷重の前後バランス等によっては平行リ
ンク機構がスティックしないまでも、クッションの荷重
−撓み特性が図15のように非線形な特性となってしま
い、着座時等に乗員に違和感を与える恐れがある。
【0060】これは、図16,図17,図18のように
シートに対する負荷中心の位置によっては、負荷が小さ
な領域で前部トーションバー5,7が図16〜図17の
ように大きく撓み、ある変位に達すると後部トーション
バー9,11が図18のように急激に変位し、いわゆる
飛び移り現象を生じるからである。そして、この実施例
では上記のような飛び移り現象を改善するため、トーシ
ョンバーが前後配置の平行リンク機構を構成する場合に
ついて実験を行った。
【0061】ここで、上記のようにΔLという寸法差を
定義し、座席の左右のLFRやLf を変化させ、ΔLと荷
重−撓み特性との関係を検討したところ、左右いずれか
一方でもΔL≦0となる場合には、図18のような飛び
移り現象を生じるものの、前部トーションバー5,7の
アーム部19のアーム長LFRを後部トーションバー9,
11のアーム部35のアーム長LRRよりも僅かに長く設
定し、上記のような設定とすることによって飛び移り現
象は生じず、線形性の高い荷重−撓み特性を得ることが
できた(図19の斜線領域)。また、車両用座席の場合
には、バックレストがあり、乗員の着座位置が大きく後
方にずれることはないため、図18の例とは逆に前部ト
ーションバーに飛び移り現象が生じることはない。従っ
て、クッションフレーム1側のトルクバー部17,33
中心間距離と前部トーションバー5,7のアーム部19
のアーム長との和を支持パネル3に対する各アーム部1
9,35の支持部中心間距離であるカラー29,45中
心間距離と後部トーションバー9,11のアーム部35
のアーム長との和よりも僅かに大きく設定することによ
り、違和感のない乗り心地を得ることができる。但し、
必要なΔLの大きさ及び比率はアーム部19,35の剛
性の大きさや各部の寸法比率に依存するため、図19の
円弧領域(3.5×10-3)は多少変化するものであ
る。
【0062】尚、座席装置を車両用座席以外のものとし
て適用する場合には、前後のアーム長LFR,LRRの大き
さを逆転させることもできる。又、平行リンク機構をシ
ートの左右方向に構成する場合には、左右方向のアーム
部間のアーム長を設定することによって同様な効果を奏
することができる。
【0063】従って、この実施例においても上記第1実
施例と略同様な作用効果を奏することができる他、いわ
ゆる飛び移り現象を防止し、違和感のない乗り心地を得
ることができる。
【0064】尚、上記各実施例においてトーションバー
の平行リンク機構の構成をシートの前後方向に対して構
成したが、シート幅方向に構成することも可能である。
又、トーションバーはシートの四隅に4個設けるものに
限らず、シートの前後又は左右に一対設ける構成にする
ことも可能である。
【0065】
【発明の効果】以上より明らかなように請求項1の発明
によれば、トーションバーと支持部材側との相対的な動
きを略相対回転のみにすることができるため、トーショ
ンバーと支持部材側との擦れがより少なくなり、スムー
ズな動きにより乗り心地向上と振動遮断特性の向上とを
図ることができ、また耐久性も向上する。さらに、トー
ションバーを平行リンク機構となるように配設するだけ
であるため、構造が極めて簡単である。
【0066】請求項2の発明によれば、トーションバー
のトルクバー部を限られたスペースで十分に長くするこ
とができ、耐久性向上を図ることができる。
【0067】請求項3の発明では、剛性低下手段によっ
てアーム部の端末に掛かる荷重を緩和することができ、
少なくとも一対のトーションバー全体のバネとしての動
きのバランスを保つことができる。従って、スムーズな
動きにより乗り心地向上を図ることができる。又、アー
ム部等の変形によってアーム部と支持パネル側との間の
擦れ等も抑制することができ、より乗り心地向上と振動
遮断特性の向上とを図ることができる。特に剛性低下手
段は左右方向の剛性をも低下しているため、万一平行リ
ンクの平行度が低下してもその歪を吸収することがで
き、平行リンクがつっかえ棒のようになることがない。
【0068】請求項4の発明では、請求項3の発明の効
果に加え、屈曲部を設けるだけでよく、構造が簡単であ
る。
【0069】請求項5の発明では、請求項3の発明の効
果に加え、弾性体の設定によって剛性低下を容易に調整
することができる。
【0070】請求項6の発明では、請求項1〜5のいず
れかの発明の効果に加え、連結部材によって少なくとも
一対のトーションバーの動きを同期させることができ、
シートのロール方向又はピッチング方向の回転剛性を高
めることができる。従って、シートの安定性が向上す
る。
【0071】請求項7の発明では、請求項1〜6のいず
れかの発明の効果に加え、クッションフレームとアーム
部との擦れを防止し、より乗り心地向上と振動遮断特性
の向上とを図り、又、異音発生を防止することができ
る。
【0072】請求項8の発明では、トーションバーのト
ルクバー部及びアーム部間のアール部とクッションフレ
ームとの擦れを防止することができる。従って、より乗
り心地向上と振動遮断特性の向上とを図り、異音発生を
防止することができる。
【0073】請求項9,11の発明では、請求項1〜8
いずれかの発明の効果に加え、違和感のない乗り心地を
得ることができる。
【0074】請求項10の発明では、アーム支持ブラケ
ットとアーム部との間の押し付け力を抑制し、擦れを軽
減することができる。従って、より乗り心地向上と振動
遮断特性の向上とを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係る斜視図である。
【図2】第1実施例に係る平面図である。
【図3】第1実施例に係る側面図である。
【図4】第1実施例に係る左前部トーションバーの斜視
図である。
【図5】第1実施例に係り、(a)は左前部トーション
バーを真上から見た平面図である。(b)は同側面図で
ある。
【図6】第2実施例に係る左前部トーションバーの斜視
図である。
【図7】第2実施例に係り、(a)は左前部トーション
バーの平面図である。(b)は同側面図である。
【図8】第3実施例に係る要部の拡大図である。
【図9】第4実施例に係る要部の拡大図であり、(a)
は正面図、(b)は側面図である。
【図10】第4実施例に係る作用説明図である。
【図11】第5実施例に係る平面図である。
【図12】第5実施例に係る正面図である。
【図13】第5実施例に係る要部の斜視図である。
【図14】第6実施例に係る概略側面図である。
【図15】第6実施例に係るグラフである。
【図16】第6実施例に係る作用説明のスケルトン図で
ある。
【図17】第6実施例に係る作用説明のスケルトン図で
ある。
【図18】第6実施例に係る作用説明のスケルトン図で
ある。
【図19】第6実施例に係るグラフである。
【図20】従来例に係る斜視図である。
【図21】従来例に係る要部正面図である。
【図22】他の従来例に係る側面図である。
【図23】他の従来例に係る下面図である。
【符号の説明】
1 クッションフレーム 3 支持パネル 5 右前部トーションバー(トーションバー) 7 左前部トーションバー(トーションバー) 8a アール部 9 右後部トーションバー(トーションバー) 11 左後部トーションバー(トーションバー) 12a アール部 17 トルクバー部 19 アーム部 19a 屈曲部(剛性低下手段、剛性低下部) 19b 上端部 33 トルクバー部 35 アーム部 35a 屈曲部(剛性低下手段、剛性低下部) 35b 上端部 49 逃げ部 53 弾性体(剛性低下手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宗村 望 神奈川県横浜市金沢区福浦3丁目10番地 日本発条株式会社内 (72)発明者 花井 利通 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 加藤 和人 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 山浦 弘三 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 実開 昭56−117850(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/54

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロア上に載置されるクッションフレー
    ムと、 シートパッドを支持する支持部材と、該支持部材 を前記クッションフレームに対しシートの前
    後又は左右方向で弾性支持する一対のトーションバーと
    を備え、 トーションバーは、トルクバー部及びアーム部を備
    え、それぞれ独立した第1トーションバー及び第2トー
    ションバーの少なくとも2本のトーションバーから形成
    されると共に、前後又は左右に設けられた一対のトーシ
    ョンバーの前後又は左右の各アーム部が平行リンク機構
    となるように配設したことを特徴とする座席装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の座席装置であって、 前記第1,第2のトーションバーのトルクバー部を、シ
    ート前後又は左右に延設し、且つ相互に微少寸法オフセ
    ットして並設したことを特徴とする座席装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の座席装置であっ
    て、 前記アーム部又は、該アーム部の先端部と前記支持パネ
    ルとの間に、少なくとも左右方向剛性を低下させる剛性
    低下手段を設けたことを特徴とする座席装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の座席装置であって、 前記剛性低下手段は、前記アーム部に設けた屈曲部であ
    ることを特徴とする座席装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の座席装置であって、 前記剛性低下手段は、前記アーム部の先端部と前記支持
    パネルとの間に設けた弾性体であることを特徴とする座
    席装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の座席装
    置であって、 前記第1,第2のトーションバーがシート左右又は前後
    に一対備えられ、このシート左右又は前後のトーション
    バーの両アーム部側を連結して動きを略同期させる連結
    部材を設けたことを特徴とする座席装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6記載の座席装置であって、 前記クッションフレームに、前記アーム部の当たりを逃
    げる逃げ部を設けたことを特徴とする座席装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7いずれかに記載の座席装置
    であって、 前記トルクバー部を前記クッションフレームに回転自在
    に保持するバー保持部材を備え、前記トーションバー
    は、トルクバー部とアーム部とがアール部を有して連続
    し、前記バー保持部材は、前記トルクバー部を前記アー
    ル部の近傍まで保持することを特徴とする座席装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の座席装
    置であって、 前記前後又は左右のトーションバーにおけるトルクバー
    部の中心間距離と前記平行リンク機構をなす各アーム部
    の一方のアーム長との和を、前記前後又は左右のトーシ
    ョンバーにおける各アーム部の支持部中心間距離と前記
    各アーム部の他方のアーム長との和よりも僅かに大きく
    設定したことを特徴とする座席装置。
  10. 【請求項10】 フロア上に載置されるクッションフレ
    ームと、 シートパッドを支持する支持部材と、 トルクバー部及びアーム部からなり、前記支持部材を前
    記クッションフレームに対し弾性支持するトーションバ
    ーとを備え、 前記支持部材にアーム支持ブラケットを設け、このアー
    ム支持ブラケットに、シート前後方向又は左右方向に指
    向形成した前記アーム部の先端部を相対回転自在に嵌合
    支持し、 前記アーム支持ブラケットに、前記クッションフレーム
    と支持部材との間での少なくとも左右方向剛性を低下さ
    せる剛性低下部を設けたことを特徴とする座席装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜8のいずれかに記載の座席
    装置であって、 前記トーションバーはクッションフレームの前方及び後
    方に配置され、クッションフレーム部の前後トーション
    バーのトルクバー中心間距離と前方トーションバーのア
    ーム長との和を、クッション支持パネル部の前後アーム
    支持部中心間距離と後方トーションバーのアーム長との
    和よりも僅かに大きくなるよう設定することを特徴とす
    る座席装置。
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