JP3534900B2 - クレジット処理装置 - Google Patents

クレジット処理装置

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JP3534900B2
JP3534900B2 JP13803595A JP13803595A JP3534900B2 JP 3534900 B2 JP3534900 B2 JP 3534900B2 JP 13803595 A JP13803595 A JP 13803595A JP 13803595 A JP13803595 A JP 13803595A JP 3534900 B2 JP3534900 B2 JP 3534900B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商品取引のクレジット
による決済が可能な商店で利用されるクレジット処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クレジットによる決済が可能な商
店では、一般に、クレジットカードに記録されたクレジ
ット会社コード,会員番号等のカードデータを読取るカ
ードリーダ、クレジットにより決済する商品取引の金
額,支払方法区分等を入力するキーボード、キー入力デ
ータ等を表示する表示器、クレジット決済伝票等を印字
するプリンタを備えたクレジット処理装置が使用されて
いた。このクレジット処理装置は、公衆回線や専用回線
等の伝送路を介して各クレジット会社のホストコンピュ
ータにオンラインで接続されていた。そして、カードリ
ーダによってクレジットカードのデータが読取られると
ともにキーボードからクレジットにより決済する商品取
引の金額や支払方法区分等が入力されると、そのカード
データとキー入力データとに基づいて決済の承認を問合
わせる伝文を作成して該当するクレジット会社のホスト
コンピュータに送信し、これに応じて決済を承認する応
答を受信すると、所定のクレジット決済伝票を印字発行
して該当する商品取引の決済をクレジットによって処理
するように構成されていた。
【0003】ところで、クレジットにより決済した商品
の返品を客が申し出る場合がある。また、クレジット決
済伝票の発行後に客が取引金額や支払方法区分等の変更
を申し出たり入力ミスを発見したりする場合がある。こ
のような場合には、先にクレジットにより決済した商品
取引の取消をクレジット会社に連絡する必要がある。そ
こで、従来のこの種のクレジット処理装置は、キーボー
ド等からクレジットによる決済を取消す識別データとし
て該当する商品取引のクレジット会社コード,会員番
号,伝票番号,取引日付,取引金額等が入力されると、
その入力データに基づいて取消の承認を問合せる伝文を
作成して該当するクレジット会社のホストコンピュータ
に送信し、これに応じて取消を承認する応答を受信する
と、所定のクレジット取消伝票を印字発行して該当する
商品取引のクレジットによる決済の取消を処理するよう
に構成されていた。
【0004】しかし、各クレジット会社のホストコンピ
ュータは、処理負荷の低減や問合わせに対する応答時間
の短縮等を図るために、クレジット処理装置からクレジ
ットによる決済の取消承認問合せ伝文を受信しても、そ
の取消すべき商品取引が以前に存在したか否かを判定す
るようなことはせず、会員の信用照合のみを行って取消
可または不可を応答していた。したがって、クレジット
処理装置のオペレータが取消すべき商品取引の伝票番
号,取引日付,取引金額等の入力にミスを犯しても、ク
レジット会社コードや会員番号の入力にミスがなく会員
としての信用が承認されればクレジット会社のホストコ
ンピュータからは取消を承認する応答が戻されていたの
で、クレジット会社のホストコンピュータには取消対象
の商品取引のデータとは異なるデータが取消すべき商品
取引のデータとして入力されていた。このため、クレジ
ット会社はホストコンピュータに入力された所定期間
(例えば1か月)内の取引データを集計して各会員に請
求を行うので、取引取消時に入力ミスがあった会員に対
しては誤った請求がなされるおそれがあった。そしてこ
の場合には、データを正すための複雑な後処理が必要と
なっていた。
【0005】一方、クレジットによる決済によって発生
しクレジット会社の収益の一部となっている手数料は、
クレジット会社によって支払回数,支払月等の支払条件
別に異なった率で設定されている。そして、この手数料
は、クレジット会社との契約により店側が負担するもの
となっている。すなわち、店側には、クレジットによっ
て決済を行った商品取引の売上金額から手数料分を差引
いた金額がクレジット会社から入金するようになってい
る。そこで、従来のこの種のクレジット処理装置は、ク
レジットによって決済を行った商品取引の金額と支払回
数,支払月等の支払条件データとから手数料を自動的に
算出し、この取引金額と手数料をそれぞれ例えば1か月
単位で累計して、予め指定された期日になると取引累計
金額、いわゆるクレジットによる売上金額とと手数料の
累計額とをレポート出力する機能が備えられていた。こ
の機能を利用するにより、クレジット会社からの入金額
を予測できるようになる。
【0006】しかし、クレジットにより決済された商品
取引の取消を行う場合において、クレジット処理装置か
ら入力するデータには支払回数や支払月等の手数料の決
定要因となる支払条件データは不要であった。このた
め、従来は商品取引の取消によって支払う必要がなくな
った手数料を正確に特定することができなかったので、
支払条件にかかわらず予め設定した率で一律に計算して
手数料累計額から減額しており、クレジット会社からの
入金額を正確には把握できなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のこの種のクレジット処理装置においては、クレジット
により決済が行われた商品取引を取消す際のデータ入力
ミス等により、クレジット会社から会員に誤った請求が
なされる場合があり、クレジットシステムの信頼性低下
を招くおそれがある上、データを一致させるための複雑
な後処理が必要となり、負担になっていた。また、クレ
ジットによる決済によって発生するクレジット会社の手
数料がクレジット会社により支払回数,支払月等の支払
条件別に異なった率で設定されているにも拘らず、クレ
ジットにより決済された商品取引を取消す場合のデータ
入力項目に手数料の計算に必須の支払条件の項目がなか
ったので、取消によって不要となる手数料は全て予め設
定された率で一律に算出しており、決済時に算出される
手数料と取消時に算出される手数料とが一致しない場合
があった。
【0008】そこで本発明は、クレジットにより決済さ
れた商品取引の取消を正確に行い得、これによりクレジ
ット会社から会員に誤った請求がなされるのを防止で
き、クレジットシステムの信頼性を高め得るとともに、
商品取引の取消によって生じた不具合を解消するための
後処理に要する負担を軽減できるクレジット処理装置を
提供しようとするものである。
【0009】また本発明は、クレジットにより決済され
た商品取引を取消す場合のデータ入力項目から手数料の
計算に必須の支払条件の項目を省略しても、クレジット
による決済を取消した商品取引の支払条件データを記憶
管理することができ、オペレータの負担になることなく
クレジットによる決済によって発生する手数料を正確に
求めることができるクレジット処理装置を提供しようと
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願請求項1対応の発明
は、入力手段を介してクレジットにより決済する商品取
引の識別データとそのクレジットによる決済の支払条件
データとが入力されると、この入力データに基づいて通
信手段により接続された外部機器へ決済の承認を問合わ
せる伝文を送信し、承認する応答を受信すると該当する
商品取引の決済をクレジットによって処理し、かつ入力
手段を介してクレジットによる決済を取消す商品取引の
識別データが入力されると、この入力データに基づいて
外部機器へ取消の承認を問合わせる伝文を送信し、承認
する応答を受信すると該当する商品取引のクレジットに
よる決済の取消を処理するクレジット処理装置におい
て、外部機器へのクレジットによる決済の承認問合せに
対して承認する応答を受信すると、該当する商品取引の
少なくとも識別データを蓄積記憶するクレジット履歴記
憶手段と、入力手段を介してクレジットによる決済を取
消す商品取引の識別データが入力されると、クレジット
履歴記憶手段により記憶したデータと比較して取消を行
う商品取引が存在したか否かを判定する取引存在有無判
定手段と、この判定手段により該当する商品取引の存在
無しを確認すると取消不可を報知する報知手段と、上記
判定手段により該当する商品取引の存在有りを確認する
と取消の承認を問合わせる伝文の送信を制御する取消問
合せ伝文送信制御手段とを備えたものである。
【0011】また、本願請求項2対応の発明は、本願請
求項1対応の発明に対し、クレジット履歴記憶手段とし
て該当する商品取引の識別データとクレジットによる決
済の支払条件データとを蓄積記憶する。そして、外部機
器へのクレジットによる決済の取消承認問合わせに対し
て承認する応答を受信すると、該当する商品取引の識別
データとクレジット履歴記憶手段により記憶した該当商
品取引のクレジットによる決済の支払条件データとを1
レコードとして蓄積記憶するクレジット取消履歴記憶手
段を付加したものである。
【0012】
【作用】上記の如く構成された本願請求項1対応の発明
のクレジット処理装置であれば、入力手段を介してクレ
ジットにより決済する商品取引の識別データとそのクレ
ジットによる決済の支払条件データとが入力されると、
この入力データに基づいて通信手段により接続された外
部機器へ決済の承認を問合わせる伝文を送信する。そし
て、外部機器から承認する応答を受信すると、該当する
商品取引の決済をクレジットによって処理するととも
に、該当する商品取引の少なくとも識別データをクレジ
ット履歴記憶手段によって蓄積記憶する。一方、入力手
段を介してクレジットによる決済を取消す商品取引の識
別データが入力されると、クレジット履歴記憶手段によ
り記憶した識別データと比較して取消を行う商品取引が
存在したか否かを判定する。そして、該当する商品取引
の存在無しを確認すると取消不可を報知する。これに対
し、該当する商品取引の存在有りを確認すると取消の承
認を問合わせる伝文を外部機器へ送信し、承認する応答
を受信すると該当する商品取引のクレジットによる決済
の取消を処理する。したがって、クレジットによる決済
を取消す商品取引の識別データの入力にミスがあり該当
する商品取引が以前に存在しない場合には、取消の承認
を問合わせる伝文が外部機器へ送信されることはなく、
該当する商品取引が以前に存在する場合のみ取消の承認
を問合わせる伝文が外部機器へ送信される。
【0013】また、本願請求項2対応の発明のクレジッ
ト処理装置であれば、取消の承認を問合せした結果、承
認する応答を受信すると、存在を確認した商品取引の識
別データとクレジット履歴記憶手段により記憶した該当
商品取引のクレジットによる決済の支払条件データとを
1レコードとしてクレジット取消履歴記憶手段により蓄
積記憶する。したがって、クレジットによる決済を取消
す商品取引に関するデータとして手数料の計算に必須の
支払条件データを入力しなくても、クレジットによる決
済が取消された商品取引の支払条件データが該当商品取
引の識別データとともに記憶管理されるので、この記憶
内容に基づいて取消によって不要となる手数料を正確に
算出できるようになる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。なお、この実施例ではクレジットによる決済を処
理可能な複数台のPOS(Point of Sales:販売時点情
報管理)端末を、ストアプロセッサによって集中制御す
るようにしたPOSシステムに本発明を適用した場合に
ついて述べる。
【0015】図1はこの実施例におけるPOSシステム
の概要図であって、このPOSシステムは、磁気カー
ド,ICカード等からなるクレジットカード1に記録さ
れたクレジット会社コード,会員番号等のカードデータ
を読み取るカードリーダ2をそれぞれ備えた複数台のP
OS端末3と、これらPOS端末3を集中制御するスト
アプロセッサ4とを、第1の通信回線5で閉ループ状に
接続して構成したものである。そして、前記ストアプロ
セッサ4には、公衆回線または専用回線の第2の通信回
線6を介して各クレジット会社のホストコンピュータ7
がオンラインで接続されている。
【0016】各POS端末3は、客との商品取引で売上
げる各商品の販売データを記憶部に登録処理するととも
に、この商品取引で売上げた各商品の代金をクレジッ
ト,現金等の種別に決済処理するものである。ストアプ
ロセッサ4は、各POS端末3の記憶部に登録処理され
たデータを第1の通信回線5を介して収集し加工して店
の売上合計レポート等を作成する機能を有している。ま
た、各POS端末3とクレジット会社のホストコンピュ
ータ7との間のデータ通信のパススルー機能も有してい
る。
【0017】そして、上記ストアプロセッサ4には、各
POS端末3でクレジットによる決済が行われた商品取
引に関するデータとして、図2に示すように、端末番
号,伝票番号,取引日付,会社コード,会員番号,取引
区分,取引金額、支払区分、支払回数、支払月の各項目
からなる取引レコードを発生順に蓄積するための取引履
歴ファイル8が形成されている。
【0018】ここで、項目「端末番号」はクレジットに
よる決済を行ったPOS端末を特定する端末IDコード
である。項目「伝票番号」はクレジットによる決済によ
ってPOS端末3から印字発行されたクレジット決済伝
票の整理番号である。項目「取引日付」はクレジットに
よる決済を行ったときの年月日である。項目「会社コー
ド」及び「会員番号」はクレジットにより決済を行った
会員のクレジットカード1に記録されたクレジット会社
コード及び会員番号である。項目「取引区分」は該当す
る取引レコードがクレジットにより決済が行われた商品
取引に関するレコードなのか、その取消に関するレコー
ドなのかを区分するデータである。項目「取引金額」は
クレジットにより決済を行った商品取引での売上金額で
ある。項目「支払区分」はクレジットによる決済の支払
方法(一括払い,分割払い,ボーナス払い,分割・ボー
ナス併用払い,リボルビング払い等)を区分するデータ
である。項目「支払回数」は支払方法が分割払いやボー
ナス払いのときの分割回数である。項目「支払月」は支
払方法がボーナス払いのときの支払月である。
【0019】そして、端末番号,伝票番号,取引日付,
会社コード,会員番号,取引金額及び支払区分の各項目
データはクレジットにより決済する商品取引の識別デー
タであり、支払回数及び支払月の各項目データはそのク
レジットによる決済の支払条件データである。
【0020】図3は前記ストアプロセッサ4の要部構成
を示すブロック図であって、このストアプロセッサ4
は、制御部本体としてCPU(Central Processing Uni
t :中央処理装置)41を搭載している。また、上記C
PU41を制御するプログラム等が予め格納されたRO
M(Read Only Memory:読出し専用メモリ)42、上記
CPU41の制御によりデータの書込み及び読出しが行
われるRAM(Random Access Memory:読み書き自在メ
モリ)43、前記第1の通信回線5を介して接続された
各POS端末3との間で行われるデータの送受信を制御
する第1の伝送コントローラ44、前記第2の通信回線
6を介して接続された各クレジット会社のホストコンピ
ュータ7との間で行われるデータの送受信を制御する第
2の伝送コントローラ45、前記取引履歴ファイル8が
形成されるHDD(Hard Disk Drive :ハードディスク
装置)46に対するデータの書込み及び読出しを制御す
るHDDコントローラ46a、各種コマンドやデータ等
を入力するためのキーボード47からキー信号を取込む
キーボードインタフェース47a、キー入力データ等を
表示するための表示器48に表示データを出力する表示
器インタフェース48a、記録紙に売上合計レポート等
を印字するためのプリンタ49に印字データを出力する
プリンタインタフェース49a等を搭載しており、前記
CPU41と、ROM42,RAM43,第1の伝送コ
ントローラ44,第2の伝送コントローラ45,HDD
コントローラ46a及び各入出力機器のインタフェース
47a,48a,49aとは、アドレスバス,データバ
ス等のバスラインBLによって電気的に接続されてい
る。
【0021】図4は各POS端末3の要部構成を示すブ
ロック図であって、このPOS端末3は、制御部本体と
してCPU31を搭載している。また、このCPU31
を制御するプログラム等が予め格納されたROM32、
商品販売データを登録処理するためのメモリエリア等が
形成されたRAM33、現日時を計時するための時計回
路34、前記第1の通信回線5を介して接続されたスト
アプロセッサ4との間で行われるデータの送受信を制御
する通信インタフェース35、モードスイッチ36から
の信号が入力されるとともにドロワを自動開放させるド
ロワ開放装置37に駆動信号が出力されるI/Oポート
38を搭載している。さらに、キーボード39からのキ
ー信号を取込むキーボードコントローラ310、キー入
力データやメッセージ等を表示可能な表示器311に表
示データを送出する表示器コントローラ312、レシー
ト印字,ジャーナル印字及び伝票印字が可能なプリンタ
313に印字データを送出するプリンタコントローラ3
14、スキャナ315にて読取られたバーコードデータ
を取込むスキャナコントローラ316、前記カードリー
ダ2にて読取られたカードテータを取込むカードリーダ
コントローラ317等の各入出力機器のコントローラを
搭載しており、前記CPU31と、ROM32,RAM
33,時計回路34,通信インタフェース35,I/O
ポート38及び各入出力機器のコントローラ310,3
12,314,316,317とは、アドレスバス,デ
ータバス等のバスラインBLによって電気的に接続され
ている。
【0022】前記モードスイッチ36は、図5に示すよ
うに、「登録」,「戻し登録(−登録)」,「点検」,
「精算」,「設定」等の各種業務モードを選択的に切替
えるスイッチである。ここで、「登録」モードとはキー
ボード39またはスキャナ315の商品登録手段により
登録された商品の販売データをRAM33の記憶部に加
算登録処理する業務のモードであり、「戻し登録」モー
ドとはキーボード39またはスキャナ315の商品登録
手段により登録された商品の販売データを前記記憶部に
減算登録処理する業務のモードである。また、「点検」
モードとは商品販売データを登録処理した記憶部の内容
を点検レポートとして出力する業務のモードであり、
「精算」モードとは「点検」モードと同様に記憶部の内
容をレポート出力した後、記憶部をクリアする業務のモ
ードであり、「設定」モードとは記憶部に予め必要なデ
ータを設定しておく業務のモードである。
【0023】前記キーボード39には、図6に示すよう
に、数値データを入力するための置数キーK1、置数ク
リア,エラー解除等を指示するクリアキーK2、1商品
取引のクレジットによる決済を指示するクレジットキー
K3、1商品取引の現金による決済を指示する現計キー
K4の他、金額キーK5、登録キーK6、取消キーK
7、返品キーK8等の各種ファンクションキーが配設さ
れている。また、クレジットによる決済の支払方法
(「一括」,「リボルビング」,「分割」,「ボーナ
ス」,「ボーナス併用」等)を指定する支払方法キーK
9も設けられている。
【0024】しかして、各POS端末3のCPU31
は、特にクレジットキーK3のキー入力を検知すると、
図8に示すように、モードスイッチ36によって選択さ
れている業務の種類を判別する。そして、「登録」モー
ドが選択されている場合には、1商品取引のクレジット
による決済が指示されたので、図9に具体的に示すクレ
ジット売上処理を開始する。すなわちCPU31は、先
ず、ST(ステップ)1としてカードリーダ2によりカ
ードデータが読取られるのを待機する。そして、ST2
としてクレジット会社コード,会員番号等のクレジット
カード1のデータを取込んだならば、ST3としてその
カードデータを解析して、正当なクレジットカードであ
るか否かを判断する。そして、例えば自店で契約してい
るクレジット会社発行のクレジットカードであり正当な
カードであると認識した場合には、ST4としてキーボ
ード39から順に入力される取引金額,支払方法区分,
支払回数,支払月等のクレジットによる決済に関するデ
ータを取込む。なお、支払回数は支払方法が「一括払
い」の場合は1回なので、入力は強制されない。また、
支払月は支払方法が「分割払い」の場合は毎月なので、
やはり入力は強制されない。
【0025】CPU31は、次に、ST5としてこのキ
ー入力データとクレジットカード1のカードデータとに
基づいて図7(a)に示すフォーマットのクレジット決
済承認問合せ伝文を作成し、通信インタフェース35を
介してストアプロセッサ4に送信する。そして、ST6
として所定時間内にストアプロセッサ4から応答があ
り、ST7としてその応答がクレジットによる決済を承
認する応答であれば、ST8としてプリンタ313によ
り所定の印字フォーマットでクレジット決済伝票を印字
発行して、このクレジット売上処理を終了する。
【0026】なお、ST3にてカードリーダ2によって
カードデータが読取られたカードが正当なクレジットカ
ードでないと判断した場合や、ST6として所定時間内
にストアプロセッサ4からの応答がなかった場合及びS
T7として応答がクレジットによる決済を承認しない応
答であった場合には、ST9として表示器311に取引
を不可とするメッセージを表示させて、このクレジット
売上処理を終了する。
【0027】ここで、図7(a)に示すクレジット決済
承認問合せ伝文のフォーマットにおいて、項目「SPI
D」は伝文の送信先を示すストアプロセッサ4の通信ア
ドレスである。項目「TMID」は伝文の送信元を示す
当該POS端末3の通信アドレスである。項目「取引区
分」はクレジット決済承認問合せ伝文であることを特定
するデータである。項目「端末番号」は当該POS端末
3のRAM33に予め設定されている端末IDコードで
ある。項目「伝票番号」はRAM33に形成した伝票番
号カウンタをカウントアップして読出したクレジット決
済伝票の整理番号である。項目「取引日付」は時計回路
34から読出した現日付のデータである。項目「会社コ
ード」及び「会員番号」はカードリーダ2によりクレジ
ットカード1から読取ったデータである。項目「取引金
額」,「支払区分」,「支払回数」「支払月」はキー入
力されたデータである。因みに、取引金額は置数キーK
1と金額キーK5とによって入力される。支払区分は支
払方法キーK9によって入力される。支払回数及び支払
月は置数キーK1と登録キーK6とによって入力され
る。
【0028】また、各POS端末3のCPU31は、図
8に示すように、「戻し登録」モードが選択されている
状態でクレジットキーK3のキー入力を検知した場合に
は、クレジットによる決済が行われた1商品取引の取消
が指示されたので、図10に具体的に示すクレジット売
上取消処理を開始する。すなわちCPU31は、先ずS
T11としてキーボード39から順に入力される伝票番
号,取引日付,クレジット会社コード,会員番号,取引
金額,支払方法区分等のクレジットにより決済された商
品取引の取消に関するデータを取込む。なお、クレジッ
ト会社コード及び会員番号は、カードリーダ2によって
クレジットカード1のデータが読取られた場合は、その
カードデータを代用してよい。
【0029】CPU31は、次に、ST12としてこの
キー入力データに基づいて図7(b)に示すフォーマッ
トのクレジット取消問合せ伝文を作成し、通信インタフ
ェース35を介してストアプロセッサ4に送信する。そ
して、ST13として所定時間内にストアプロセッサ4
から応答があり、ST14としてその応答がクレジット
により決済された商品取引の取消を承認する応答であれ
ば、ST15としてプリンタ313により所定の印字フ
ォーマットでクレジット取消伝票を印字発行して、この
クレジット売上取消処理を終了する。
【0030】なお、ST13として所定時間内にストア
プロセッサ4からの応答がなかった場合及びST14と
して応答がクレジットにより決済された商品取引の取消
を承認しない応答であった場合には、ST16として表
示器311に取消を不可とするメッセージを表示させ
て、このクレジット売上取消処理を終了する。
【0031】ここで、図7(b)に示すクレジット取消
承認問合せ伝文のフォーマットにおいて、項目「SPI
D」は伝文の送信先を示すストアプロセッサ4の通信ア
ドレスである。項目「TMID」は伝文の送信元を示す
当該POS端末3の通信アドレスである。項目「取引区
分」はクレジット取消承認問合せ伝文であることを特定
するデータである。項目「端末番号」は当該POS端末
3のRAM33に予め設定されている端末IDコードで
ある。項目「伝票番号」,「取引日付」,「会社コー
ド」,「会員番号」,「取引金額」及び「支払区分」は
キー入力またはカードリーダ2により読取り入力された
データであり、クレジットによる決済を取消す商品取引
の決済時に発行されたクレジット決済伝票に印字された
データである。
【0032】一方、前記ストアプロセッサ4のCPU4
1は、前記POS端末3から送信されたクレジット決済
承認問合せ伝文を第1の伝送コントローラ44を介して
受信すると、図11に具体的に示す伝文受信処理を開始
する。すなわちCPU41は、先ずST21として受信
したクレジット決済承認問合せ伝文のクレジット会社コ
ードから問合せ先のクレジット会社を判別し、第2の伝
送コントローラ45を介してそのクレジット会社のホス
トコンピュータ7に上記クレジット決済承認問合せ伝文
を送信する。そして、ST22として所定時間内にホス
トコンピュータ7から応答があり、ST23としてその
応答がクレジットによる決済を承認する応答であれば、
ST24としてその決済を承認する応答伝文に付加され
た該当クレジット決済承認問合せ伝文中の各項目データ
(端末番号,伝票番号,取引日付,会社コード,会員番
号,取引区分,取引金額、支払区分、支払回数、支払
月)でクレジット決済時における取引レコードを作成
し、この決済取引レコードを取引履歴ファイル8に書込
んで保存する。しかる後、ST25としてホストコンピ
ュータ7からの応答伝文を第1の伝送コントローラ44
を介して問合せがあったPOS端末3に送信したなら
ば、この伝文受信処理を終了する。
【0033】なお、ST22にて所定時間内にホストコ
ンピュータ7からの応答があったが、ST23にてその
応答がクレジットによる決済を承認しない応答であった
場合には、ST24の決済取引レコードの作成,書込み
処理を行わず、ST25としてその応答伝文を問合せが
あったPOS端末3に送信したならば、この伝文受信処
理を終了する。また、ST22にて所定時間内にホスト
コンピュータ7からの応答がなかった場合には、ST2
6として異常応答伝文を作成し、この応答伝文を問合せ
があったPOS端末3に送信したならば、この伝文受信
処理を終了する。
【0034】また、前記ストアプロセッサ4のCPU4
1は、前記POS端末3から送信されたクレジット取消
承認問合せ伝文を第1の伝送コントローラ44を介して
受信すると、図12に示す具体的に示す伝文受信処理を
開始する。すなわちCPU41は、この処理を開始する
と、ST31として受信したクレジット取消承認問合せ
伝文の「端末番号」,「伝票番号」,「取引日付」,
「会社コード」及び「会員番号」を検索キーとして前記
取引履歴ファイル8を検索し、この検索キーと一致する
「端末番号」,「伝票番号」,「取引日付」,「会社コ
ード」及び「会員番号」を有する決済取引レコードが存
在するか否かを判定する。そして、ST32として該当
する決済取引レコードが存在しないことを確認した場合
には、取消が指示された商品取引が実存しないので、S
T33として「取引なし」のメッセージ応答伝文を作成
し、問合せがあったPOS端末3に送信して、この伝文
受信処理を終了する。
【0035】一方、ST32にて前記取引履歴ファイル
8を検索した結果、該当する決済取引レコードが存在す
ることを確認した場合には、取消が指示された商品取引
が実存するので、ST34として受信したクレジット取
消承認問合せ伝文の「支払区分」が該当する決済取引レ
コードの「支払区分」と一致するか否かを判断する。そ
して、一致しない場合には、「支払区分」の入力にミス
があるので、ST35として「支払区分エラー」のメッ
セージ応答伝文を作成し、問合せがあったPOS端末3
に送信して、この伝文受信処理を終了する。
【0036】これに対し、ST34にて「支払区分」の
一致を確認した場合には、ST36として受信したクレ
ジット取消承認問合せ伝文の「取引金額」が該当する決
済取引レコードの「取引金額」と一致するか否かを判断
する。そして、一致しない場合には、「取引金額」の入
力にミスがあるので、ST37として「金額エラー」の
メッセージ応答伝文を作成し、問合せがあったPOS端
末3に送信して、この伝文受信処理を終了する。
【0037】これに対し、ST36にて「取引金額」の
一致を確認した場合には、取消指示された商品取引が実
存し、支払区分や取引金額にも入力ミスがないので、S
T38として受信したクレジット取消承認問合せ伝文の
クレジット会社コードから問合せ先のクレジット会社を
判別し、第2の伝送コントローラ45を介してそのクレ
ジット会社のホストコンピュータ7に上記クレジット取
消承認問合せ伝文を送信する。そして、ST39として
所定時間内にホストコンピュータ7から応答があり、S
T40としてその応答が取消を承認する応答であれば、
ST41としてその取消を承認する応答伝文に付加され
た該当クレジット取消承認問合せ伝文中の各項目データ
(端末番号,伝票番号,取引日付,会社コード,会員番
号,取引区分,取引金額、支払区分)に、該当する決済
取引レコードの支払条件データ(支払回数,支払月)を
付加してクレジット決済取消時の取引レコードを作成
し、この取消取引レコードを取引履歴ファイル8に書込
んで保存する。しかる後、ST42としてホストコンピ
ュータ7からの応答伝文を第1の伝送コントローラ44
を介して問合せがあったPOS端末3に送信したなら
ば、この伝文受信処理を終了する。
【0038】なお、ST39にて所定時間内にホストコ
ンピュータ7からの応答があったが、ST40にてその
応答が取消を承認しない応答であった場合には、ST4
1の取消取引レコードの作成,書込み処理を行わず、S
T42としてその応答伝文を問合せがあったPOS端末
3に送信したならば、この伝文受信処理を終了する。ま
た、ST39にて所定時間内にホストコンピュータ7か
らの応答がなかった場合には、ST43として異常応答
伝文を作成し、この応答伝文を問合せがあったPOS端
末3に送信したならば、この伝文受信処理を終了する。
【0039】ここに、ストアプロセッサ4におけるHD
D46上の取引履歴ファイル8は、クレジット会社のホ
ストコンピュータ7へのクレジットによる決済の承認問
合せに対して承認する応答を受信すると、該当する商品
取引の識別データ(端末番号,伝票番号,取引日付,会
社コード,会員番号,取引金額,支払区分)と、クレジ
ットによる決済の支払条件データ(支払回数,支払月)
とからなる決済取引レコードを蓄積記憶するクレジット
履歴記憶手段を構成する。また、クレジット会社のホス
トコンピュータ7へのクレジットによる決済の取消承認
問合わせに対して承認する応答を受信すると、該当する
商品取引の識別データと取引履歴ファイル8に記憶した
該当商品取引のクレジットによる決済の支払条件データ
とからなる取消取引レコードを蓄積記憶するクレジット
取消履歴記憶手段を構成する。
【0040】また、ストアプロセッサ4のCPU41
は、POS端末3からクレジットによる決済を取消す商
品取引の識別データを入力すると、この入力データと取
引履歴ファイル8に記憶したデータと比較して取消を行
う商品取引が存在したか否かを判定する取引存在有無判
定手段を構成する。また、この取引存在有無判定手段に
より該当する商品取引の存在有りを確認すると、クレジ
ット取消承認問合せ伝文のクレジット会社のホストコン
ピュータ7への送信を制御する取消問合せ伝文送信制御
手段を構成する。
【0041】また、各POS端末3の表示器311は、
上記取引存在有無判定手段により該当する商品取引の存
在無しを確認すると取引不可情報としての“取引なし”
を表示して取消不可を報知する報知手段を構成する。
【0042】このように構成された本実施例のPOSシ
ステムを導入した商店では、POS端末3のオペレータ
は、買物客から買上商品の代金をクレジットカード1で
支払う申し出を受けると、「登録」モードが選択された
POS端末3のキーボード39またはスキャナ315を
操作してその客買上商品の販売データを登録後、クレジ
ットキーK3を操作して1商品取引のクレジットによる
決済を指示する。同時に、この買物客から預かったクレ
ジットカード1のカードデータをカードリーダ2で読取
らせるとともに、取引金額,支払方法区分,支払回数,
支払月等のクレジットによる決済に関するデータをキー
入力する。そうすると、このキー入力データとクレジッ
トカード1のカードデータとに基づいてクレジット決済
承認問合せ伝文が作成され、この問合せ伝文は第1の通
信回線5を介してストアプロセッサ4に送信され、さら
に第2の通信回線6を介して該当するクレジット会社の
ホストコンピュータ7に送信されて、取引可否の問合せ
が行われる。
【0043】そして、取引を承認する応答がホストコン
ピュータ7から入力されると、POS端末3においては
所定のクレジット決済伝票が印字発行されて、当該買物
客との商品取引のクレジットによる決済が終了する。ま
た、ストアプロセッサ4においてはクレジット決済承認
問合せ伝文中の各項目データ(端末番号,伝票番号,取
引日付,会社コード,会員番号,取引区分,取引金額、
支払区分、支払回数、支払月)でクレジット決済時にお
ける取引レコードが作成されて、この決済取引レコード
が取引履歴ファイル8に書込まれる。
【0044】したがって、取引履歴ファイル8には、各
POS端末3にてそれぞれ処理された商品取引のうちク
レジットにより決済された商品取引のデータ(端末番
号,伝票番号,取引日付,会社コード,会員番号,取引
区分,取引金額、支払区分、支払回数、支払月)が決済
取引レコードとして蓄積保存される。
【0045】一方、POS端末3のオペレータは、例え
ば買物客からクレジットカード1で買上げた商品の返品
の申し出を受けると、POS端末3のモードスイッチ3
6を「戻し登録」モードの位置に切換えた後、クレジッ
トキーK3を操作してクレジットによる決済が行われた
1商品取引の取消を指示する。同時に、この買物客から
預かった取消対象の商品取引決済時のクレジット決済伝
票に印字されている伝票番号,取引日付,クレジット会
社コード,会員番号,取引金額,支払方法区分等のクレ
ジットにより決済された商品取引の取消に関するデータ
をキー入力する。そうすると、このキー入力データに基
づいてクレジット取消承認問合せ伝文が作成され、この
問合せ伝文は第1の通信回線5を介してストアプロセッ
サ4に送信される。
【0046】ストアプロセッサ4においては、POS端
末3から受信したクレジット取消承認問合せ伝文の「端
末番号」,「伝票番号」,「取引日付」,「会社コー
ド」及び「会員番号」を検索キーとして取引履歴ファイ
ル8の検索が行われ、この検索キーと一致する「端末番
号」,「伝票番号」,「取引日付」,「会社コード」及
び「会員番号」を有する決済取引レコードが存在するか
否かが判別される。そして、該当する決済取引レコード
が存在しない場合には、POS端末3に「取引なし」の
メッセージ応答伝文が送信され、POS端末3の表示器
311に「取引なし」のメッセージが表示される。これ
により、POS端末3のオペレータは、取消指示した商
品取引が実存しないことを容易に確認できる。なお、伝
票番号や取引日付などの入力ミスの場合も考えられるの
で、POS端末3のオペレータは取消指示を再度実行
し、それでも該当する商品取引が存在しない場合には返
品を断わる。
【0047】一方、取引履歴ファイル8を検索した結
果、該当する決済取引レコードが存在する場合には、受
信したクレジット取消承認問合せ伝文の「支払区分」が
該当する決済取引レコードの「支払区分」と一致するか
否かが判断される。そして、一致しない場合には、「支
払区分エラー」のメッセージ応答伝文が送信され、PO
S端末3の表示器311に「支払区分エラー」のメッセ
ージが表示される。また、受信したクレジット取消承認
問合せ伝文の「取引金額」が該当する決済取引レコード
の「取引金額」と一致するか否かも判断される。そし
て、一致しない場合には、「金額エラー」のメッセージ
応答伝文が送信され、POS端末3の表示器311に
「金額エラー」のメッセージが表示される。
【0048】これにより、POS端末3のオペレータ
は、支払方法区分や取引金額の入力にミスがあったこと
に気が付く。そこで、クレジットキーK3を操作してク
レジットによる決済が行われた1商品取引の取消を再度
指示した後、伝票番号,取引日付,クレジット会社コー
ド,会員番号,取引金額,支払方法区分等のデータを正
確に入力し直すことになる。
【0049】ストアプロセッサ4において、取引履歴フ
ァイル8を検索した結果、該当する決済取引レコードが
存在し支払区分も取引金額も一致する場合には、第2の
通信回線6を介して該当するホストコンピュータ7に上
記クレジット取消承認問合せ伝文が送信されて、取消可
否の問合せが行われる。
【0050】そして、取消を承認する応答がホストコン
ピュータ7から入力されると、POS端末3においては
所定のクレジット取消伝票が印字発行されて、該当する
商品取引のクレジットによる決済の取消処理が終了す
る。また、ストアプロセッサ4においてはクレジット取
消承認問合せ伝文中の各項目データ(端末番号,伝票番
号,取引日付,会社コード,会員番号,取引区分,取引
金額、支払区分)と、該当する決済取引レコードの支払
条件データ(支払回数,支払月)とからクレジット決済
取消時の取引レコードが作成され、この取消取引レコー
ドが取引履歴ファイル8に書込まれる。
【0051】したがって、取引履歴ファイル8には、各
POS端末3にてそれぞれ処理された商品取引のうち取
消が指示された商品取引のデータ(端末番号,伝票番
号,取引日付,会社コード,会員番号,取引区分,取引
金額、支払区分、支払回数、支払月)が取消取引レコー
ドとして蓄積保存される。
【0052】このように本実施例においては、クレジッ
トにより決済された商品取引を取消す際に入力する支払
方法区分や取引金額のデータが決済時のデータと異なっ
ていた場合、クレジット会社側に取消の承認を問合わせ
たりせず、即座に入力ミスをオペレータに告知し再入力
を促すようにしたので、クレジット会社のホストコンピ
ュータ7には取消対象の商品取引のデータと一致するデ
ータが取消すべき商品取引のデータとして入力され
このため、クレジットにより決済された商品取引を取消
す際のデータ入力ミスに起因してクレジット会社から誤
った請求が発生することはなくなり、クレジットシステ
ムの信頼性を高め得る。また、一致しないデータを改め
るための複雑な後処理も不要となり、後処理に要する負
担を軽減できる。しかも、入力ミスを犯したオペレータ
に対しどの項目のミスなのかを正確に知らせるようにし
たので、オペレータの作業能率を高めることができる。
【0053】また、ストアプロセッサ4からクレジット
会社のホストコンピュータ7に送信される取消承認問合
せ伝文は全て有効な取消データであるので、第2の通信
回線6を使用した無駄な問合せ及び応答の通信を排除で
きる。したがって、回線の使用効率を高め得る上、回線
使用料も節約できる。
【0054】また、本実施例においては、ストアプロセ
ッサ4に設けた取引履歴ファイル8に、クレジットによ
る決済が承認された商品取引の取引金額、支払区分、支
払回数、支払月等の各データが決済取引レコードとして
蓄積記憶されるとともに、クレジットによる決済の取消
が承認された商品取引の取引金額、支払区分、支払回
数、支払月等の各データが取消取引レコードとして蓄積
記憶される。したがって、取引金額、支払区分、支払回
数及び支払月の手数料計算に必須の各データが、クレジ
ットによる決済が承認された商品取引のみならず、クレ
ジットによる決済の取消が承認された商品取引の分も全
て取引履歴ファイル8によって記憶管理されるので、こ
の取引履歴ファイル8の内容からクレジットによる決済
によって発生したクレジット会社の正確な手数料を計算
できるようになる。この場合において、クレジットによ
り決済された商品取引を取消す場合のデータ入力項目か
ら手数料の計算に必須の支払回数及び支払月の支払条件
項目は従来と同様に省略されているので、POS端末3
のオペレータの負担になることはない。
【0055】因みに、ストアプロセッサ4のキーボード
47から手数料計算業務の実行指令を入力すると、スト
アプロセッサ4のCPU41は、先ず、取引履歴ファイ
ル8に蓄積記憶した各取引レコードのうち決済取引レコ
ードを全て抽出し、各々について取引金額,支払区分、
支払回数,支払月の各データから手数料を計算して合算
する。次に、取引履歴ファイル8から取消取引レコード
を全て抽出し、各々について取引金額,支払区分、支払
回数,支払月の各データから手数料を計算して合算す
る。しかる後、決済取引レコードから算出した手数料の
合算値から取消取引レコードから算出した手数料の合算
値を減算し、その差額をクレジット会社の手数料として
表示器48,プリンタ49の出力手段により出力する。
このようにプログラムすることによって、クレジット会
社の正確な手数料を容易に知ることができる。なお、手
数料の計算方法はこれに限定されるものでないのはいう
までもないことである。
【0056】なお、前記実施例では、ストアプロセッサ
4にクレジット履歴記憶手段,取引存在有無判定手段,
取消問合せ伝文送信制御手段及びクレジット取消履歴記
憶手段を設け、POS端末3に報知手段を設けたが、P
OS端末3がクレジット履歴記憶手段,取引存在有無判
定手段,取消問合せ伝文送信制御手段,クレジット取消
履歴記憶手段及び報知手段を全て備えてもよい。また、
クレジット会社のホストコンピュータに直結されたクレ
ジット処理専用の端末に本発明を適用してもよい。この
場合、取引履歴ファイル8に記憶される取引レコードか
ら端末番号は必要なくなる。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように、本願請求項1対応
の発明によれば、クレジットにより決済された商品取引
の取消を正確に行い得、これによりクレジット会社から
会員に誤った請求がなされるのを防止でき、クレジット
システムの信頼性を高め得るとともに、商品取引の取消
によって生じた不具合を解消するための後処理に要する
負担を軽減できるクレジット処理装置を提供できる。
【0058】また、本願請求項2対応の発明によれば、
クレジットにより決済された商品取引を取消す場合のデ
ータ入力項目から手数料の計算に必須の支払条件の項目
を省略しても、クレジットによる決済を取消した商品取
引の支払条件データを記憶管理することができ、オペレ
ータの負担になることなくクレジットによる決済によっ
て発生する手数料を正確に求めることができるクレジッ
ト処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるPOSシステムの概
要図。
【図2】 同実施例のストアプロセッサに設けられる取
引履歴ファイルの構成を示す図。
【図3】 同ストアプロセッサの要部構成を示すブロッ
ク図。
【図4】 同実施例のPOS端末の要部構成を示すブロ
ック図。
【図5】 同POS端末のモードスイッチを示す平面
図。
【図6】 同POS端末のキーボードを示す平面図。
【図7】 同実施例におけるクレジット決済承認問合せ
伝文及びクレジット取消承認問合せ伝文のフォーマット
を示す図。
【図8】 同POS端末のCPUが実行するクレジット
キー処理を示す流れ図。
【図9】 図8のクレジット売上処理を具体的に示す流
れ図。
【図10】図8のクレジット売上取消処理を具体的に示
す流れ図。
【図11】同ストアプロセッサのCPUが実行するクレ
ジット決済伝文受信処理を具体的に示す流れ図。
【図12】同ストアプロセッサのCPUが実行するクレ
ジット取消伝文受信処理を具体的に示す流れ図。
【符号の説明】
1…クレジットカード 2…カードリーダ 3…POS端末 4…ストアプロセッサ 7…ホストコンピュータ 8…取引履歴ファイル K3…クレジットキー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力手段を介してクレジットにより決済
    する商品取引の識別データとそのクレジットによる決済
    の支払条件データとが入力されると、この入力データに
    基づいて通信手段により接続された外部機器へ決済の承
    認を問合わせる伝文を送信し、承認する応答を受信する
    と該当する商品取引の決済をクレジットによって処理
    し、かつ前記入力手段を介してクレジットによる決済を
    取消す商品取引の識別データが入力されると、この入力
    データに基づいて前記外部機器へ取消の承認を問合わせ
    る伝文を送信し、承認する応答を受信すると該当する商
    品取引のクレジットによる決済の取消を処理するクレジ
    ット処理装置において、 前記外部機器へのクレジットによる決済の承認問合せに
    対して承認する応答を受信すると、該当する商品取引の
    少なくとも伝票番号,取引日付,クレジット会社コー
    ド,会員番号,取引金額及び支払区分を含む識別データ
    を蓄積記憶するクレジット履歴記憶手段と、前記入力手
    段を介してクレジットによる決済を取消す商品取引の
    票番号,取引日付,クレジット会社コード,会員番号,
    取引金額及び支払区分を含む識別データが入力される
    と、前記クレジット履歴記憶手段により記憶した識別デ
    ータと伝票番号,取引日付,クレジット会社コード,会
    員番号を比較して取消を行う商品取引が存在したか否か
    を判定する取引存在有無判定手段と、この判定手段によ
    り該当する商品取引の存在無しを確認すると取消不可を
    報知する報知手段と、前記判定手段により該当する商品
    取引の存在有りを確認すると、前記入力手段を介して入
    力されたクレジットによる決済を取消す商品取引の識別
    データに含まれる支払区分と取引金額が該当する商品取
    引の支払区分及び取引金額と一致するか否かを判断する
    手段と、この判断手段により一致しないと判断した場合
    にはその一致しない項目のエラーを報知する手段と、前
    記判断手段により一致すると判断した場合には、前記取
    消の承認を問合わせる伝文の送信を制御する取消問合せ
    伝文送信制御手段とを具備したことを特徴とするクレジ
    ット処理装置。
  2. 【請求項2】 入力手段を介してクレジットにより決済
    する商品取引の識別データとそのクレジットによる決済
    の支払条件データとが入力されると、この入力データに
    基づいて通信手段により接続された外部機器へ決済の承
    認を問合わせる伝文を送信し、承認する応答を受信する
    と該当する商品取引の決済をクレジットによって処理
    し、かつ前記入力手段を介してクレジットによる決済を
    取消す商品取引の識別データが入力されると、この入力
    データに基づいて前記外部機器へ取消の承認を問合わせ
    る伝文を送信し、承認する応答を受信すると該当する商
    品取引のクレジットによる決済の取消を処理し、かつク
    レジットによって決済を行った商品取引の金額と支払条
    件データとから手数料を算出するクレジット処理装置に
    おいて、 前記外部機器へのクレジットによる決済の承認問合せに
    対して承認する応答を受信すると、該当する商品取引の
    少なくとも伝票番号,取引日付,クレジット会社コー
    ド,会員番号,取引金額及び支払区分を含む識別データ
    とクレジットによる決済の支払条件データとを蓄積記憶
    するクレジット履歴記憶手段と、前記入力手段を介して
    クレジットによる決済を取消す商品取引の伝票番号,取
    引日付,クレジット会社コード,会員番号,取引金額及
    び支払区分を含む識別データが入力されると、前記クレ
    ジット履歴記憶手段により記憶したデータと比較して取
    消を行う商品取引が存在したか否かを判定する取引存在
    有無判定手段と、この判定手段により該当する商品取引
    の存在無しを確認すると取消不可を報知する報知手段
    と、前記判定手段により該当する商品取引の存在有りを
    確認すると前記取消の承認を問合わせる伝文の送信を制
    御する取消問合せ伝文送信制御手段と、前記外部機器へ
    のクレジットによる決済の取消承認問合わせに対して承
    認する応答を受信すると、該当する商品取引の識別デー
    タと前記クレジット履歴記憶手段により記憶した該当商
    品取引のクレジットによる決済の支払条件データとを1
    レコードとして蓄積記憶するクレジット取消履歴記憶手
    段と、前記クレジット履歴記憶手段により蓄積記憶され
    た決済取引のデータを全て抽出し各々について取引金額
    と支払条件データとからクレジット会社の手数料を計算
    して合算する手段と、前記クレジット取消履歴記憶手段
    により蓄積記憶された取消取引のデータを全て抽出し各
    々について取引金額と支払条件データとからクレジット
    会社の手数料 を計算して合算する手段と、前記決済取引
    の各データから算出した手数料の合算値から前記取消取
    引の各データから算出した手数料の合算値を減算しクレ
    ジット会社の手数料として出力する手段とを具備したこ
    とを特徴とするクレジット処理装置。
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