JP3534148B2 - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JP3534148B2
JP3534148B2 JP03833897A JP3833897A JP3534148B2 JP 3534148 B2 JP3534148 B2 JP 3534148B2 JP 03833897 A JP03833897 A JP 03833897A JP 3833897 A JP3833897 A JP 3833897A JP 3534148 B2 JP3534148 B2 JP 3534148B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報をデジタ
ル処理してする記録媒体に出力する少なくとも2台の画
像処理装置を互いに接続し、相互に画像データを転送し
て処理できる画像処理システムの改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル複写機の普及が進んでお
り、それに伴って複写機上で画像メモリを応用した加
工、編集が盛んに行われるようになってきている。デジ
タル複写機の加工、編集機能には、たとえば、画像メモ
リの読み出し時のアドレス操作による画像回転、画像メ
モリ上に同一パターンのデータを複数形成することによ
るイメージリピート、画像メモリへの書き込み時のアド
レス操作により複数枚の原稿を1枚の転写紙にコピーす
る集約、等がある。このような機能を実現するために、
デジタル複写機では、最低原稿1枚分の画像データを展
開することができる画像メモリを一般に備えている。ま
た、近年のデジタル複写機には、他のデジタル複写機と
通信ケーブルを介して画像データを送受信する機能を備
えたものがある。この種のデジタル複写機によれば、例
えば2台のデジタル複写機を相互に接続しておくことに
より、一方の複写機がコピー処理を行っている時に他方
の複写機が使用されていなければ、一方から他方に画像
データを転送して2台の複写機でコピー処理を分担して
行うことができ、大量のコピー処理を効率良く行うこと
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、上記のように2
台のデジタル複写機を連結してコピー処理を行う場合、
受信側の複写機は1部目のデータを受け取っても直ぐに
はコピー出力を行わず、いったん画像メモリにデータを
記憶させ、送信側が2部目のコピー出力を行うタイミン
グで1部目をコピー出力するというように、送信側に対
し受信側のコピー出力のタイミングを遅らせていた。そ
の理由は、通常、デジタル複写機ではプロッタの書き込
み周期(電子写真プロセスの半導体レーザを用いた書込
みではポリゴンモータの回転により変化するポリゴンモ
ータ同期信号)に同期させて、スキャナによる原稿画像
の読み取りを行い、読み取った画像データをラスタ形式
で後段の画像処理部及びプロッタにライン同期信号を基
準にして転送するため、上記のように2台のデジタル複
写機を連結した場合に、一方のデジタル複写機のスキャ
ナで読み込んだデータをリアルタイムで両方のデジタル
複写機のプロッタからコピー出力することが困難なため
である。本発明は、上述した従来技術の課題を解決する
ためになされたものであり、1台の画像形成装置で原稿
画像を読み込むとともに、読み込んだ原稿画像のコピー
をリアルタイムで複数の画像形成装置により出力するこ
とのできる生産性の高い画像処理システムを提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、画像データを記録媒体に
出力可能な像形成部を備えた少なくとも2台の画像処理
装置を伝送線を介して互いに接続し、相互に画像データ
を転送できるように構成した画像処理システムにおい
て、送信側の画像処理装置は、像形成部にて前記記録媒
体に像形成を行いつつ、その画像データをラスタ形式で
ライン単位の先頭を示すライン同期信号及び転送データ
に同期したクロックと共に前記伝送線に出力する画像デ
ータ送信手段を備え、受信側の画像処理装置は、画像デ
ータを記憶するための画像メモリと、該画像メモリへの
画像データの書き込み及び読み出しの制御を行うメモリ
制御手段と、を備え、前記メモリ制御手段は、前記伝送
線を介して受信した画像データの前記画像メモリへの書
き込み及び読み出しを行う際に、該書き込み開始から所
定の時間経過後に前記画像メモリからの読み出しの開始
を行うと共に、前記書き込み読み出しとを時分割に並
行して実行することで、1台の画像形成装置で読み取っ
た原稿画像のコピーを見かけ上複数台の画像形成装置か
ら同時にリアルタイムにコピー出力できるようにした。
また、請求項2に記載の発明は、前記受信側の画像処理
装置は、受信したライン同期信号の間隔をサンプリング
して計測し、当該画像処理装置の像形成部のライン書き
込み間隔との関係から、前記所定の時間を算出する待ち
時間算出手段を備えたことで、送信側から送られてくる
画像データのライン間隔が不明な場合でも受信データに
よるリアルタイムなコピー出力を可能にした。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明に係る画像処理システムの実
施の形態の一例を示すシステム構成図であり、2台の同
じタイプのデジタル複写機1(A)、1(B)を通信ケ
ーブル(伝送線)を介して相互に接続してなるシステム
構成例を示している。図2は上記画像処理システムを構
成するデジタル複写機1(A)、1(B)の構成を示す
概念図であり、各デジタル複写機1(A)、1(B)
は、原稿上の画像を読み取る読取部10と、読取部10
により読み取られた画像を記録紙に印字出力する像形成
部20とを有している。読取部10では、原稿台3上に
セットされた原稿Dの画像を原稿台3に沿って副走査方
向に移動可能な主走査方向に延びる露光ランプ4によっ
て露光しつつ、その反射光を順次ミラー5で反射させて
CCD(イメージセンサー)6に入射させる。CCD6
は、入射光を光電変換し、光の強弱に応じた電気信号と
してIPU(イメージプロセッシングユニット)7に出
力する。IPU7は、CCD6からの信号に対しシェー
ディング補正等の処理を行った後、A/D変換して8ビ
ットのデジタル信号とし、さらに変倍処理、ディザ処理
等の画像処理を行い、生成した画像データを画像同期信
号PCLK(図3参照)と共に像形成部20の書込部1
3に送る。スキャナー制御部9は以上のプロセスを実行
するために、各種センサーにより読取部10の各部の駆
動状態を検知しつつ駆動モータ等の制御を行い、また、
IPU7に対し各種パラメータの設定を行う。
【0006】像形成部20では、読取部10からの画像
データに応じて書込部13内の半導体レーザ21が変調
駆動され、半導体レーザ21からのレーザ光が一定速度
で回転するポリゴンミラー22によって反射され、感光
体ドラム12の表面に照射される。ポリゴンミラー22
は、感光体ドラム12の回転方向に対して直交する方向
にレーザー光を走査する。このレーザー光が帯電チャー
ジャ11によって一様に帯電された感光体ドラム12の
表面に照射されることにより、感光体ドラム12の表面
に静電潜像が形成され、それを現像装置14によりトナ
ーで現像することにより顕像化したトナー像が得られ
る。そして、あらかじめ給紙コロ16によって給紙トレ
イ18より給紙搬送され、レジストローラ17に当接し
て待機していた転写紙17を、感光体ドラム12とのタ
イミングを図って搬送し、転写チャージャ19によって
感光体ドラム12上のトナー像を転写紙Pに静電転写
し、分離チャージャ23によって転写紙Pを感光体ドラ
ム12より分離する。その後、転写紙P上のトナー像を
定着装置24により加熱定着し、排紙ローラ25により
排紙トレイ26に排紙する。一方、静電転写後、感光体
ドラム12に残留しているトナーはクリーニング装置2
6により除去され、感光体ドラム12は除電チャージャ
27により除電される。プロッタ制御部28は、以上の
プロセスを実行するために、各種センサーにより像形成
部20の各部の駆動状態を検知しつつ、上記ポリゴンミ
ラー22を駆動するポリゴンモータ29やその他の駆動
モータ等の制御を行う。
【0007】ここで、読取部10のIPU7より出力さ
れる画像同期信号PCLKとその他の信号との関係を図
3を参照して説明する。フレームゲート信号(/FGA
TE)は副走査方向の画像エリアに対しての画像有効範
囲を表す信号でこの信号がローレベル(ローアクティ
ブ)の間の画像データが有効とされる。また、この/F
GATEはライン同期信号(/LSYNC)の立ち下が
りエッジでアサート、あるいはネゲートされる。/LS
YNCは画素同期信号(PCLK)の立ち上がりエッジ
で所定クロック数だけアサートされ、この信号の立ち上
がり後、所定クロック後に主走査方向の画像データが有
効とされる。画像データは、PCLKの1周期に対して
1つの割合で送られてくるものであり、図2中に示す主
走査方向の読み取り範囲Lを400DPI相当に分割
し、矢印Qで指した部分のデータを先頭にラスタ形式の
データとして送出される。また、画像データの副走査有
効範囲は、通常、転写紙サイズによって決まる。
【0008】システム制御部30は、オペレータによる
操作部31への入力状態を検知し、読取部10、記憶部
32、像形成部20の各種パラメータの設定、プロセス
実行指示等を通信により行う。また、システム制御部3
0は、システム全体の状態を操作部31の表示画面に表
示させる。システム制御部30への指示はオペレータが
操作部31のキーを操作することによってなされる。ま
た、システム制御部30は、送受信部33を制御して他
方のデジタル複写機と通信を行う。送受信部33は、通
信ケーブル2を介して他方のデジタル複写機の送受信部
と相互に接続されており、システム制御部30からの制
御データや画像データなどを通信ケーブル2を介して他
方のデジタル複写機へ送信するとともに、通信ケーブル
2を介して送られてきた制御データや画像データなどを
受信する。セレクタ部34は、システム制御部30から
の指示に応じて内部の接続状態を変化させ、像形成を行
う画像データの供給源を読取部10と記憶部32のどち
らか一方に切り換えるとともに、記憶部32に記憶する
データの供給源を読取部10と送受信部33のどちらか
一方に切り換える。記憶部32は、1原稿分に相当する
画像データを記憶することができ、通常はIPU7から
の画像データが書き込まれる。そして、画像回転やイメ
ージリピート等の各種機能を実現するために使用され
る。その際のデータ書込みや読み出しの制御はシステム
制御部30によってなされる。
【0009】図4に記憶部32の内部構成を示す。図示
するように記憶部32は、画像メモリ35、画素同期信
号発生部36、ライン同期信号発生部37、ライン同期
信号計数部38、セレクタ39−1、39−2、メモリ
制御部40、等から構成される。画像メモリ35は、画
像データを記憶するものであり、DRAM等の記憶素子
で構成され、メモリ量の合計は4Mバイトとしている。
メモリ制御部40によって制御されて入力画像データの
記憶を行う。画素同期信号発生部36は、発振回路で構
成され、所定周波数のクロック信号を出力する。ライン
同期信号発生部37は、TTL回路等からなるロジック
回路で構成され、像形成部20からのポリゴンモータ同
期信号より、ライン同期信号を生成し出力する。ライン
同期信号計数部37は、TTL回路等からなるカウンタ
ロジック回路で構成され、外部から入力されるライン同
期信号の間隔をサンプリングする。また、その情報はメ
モリ制御部40のMPUによってCPUバスを介して読
み出される。セレクタ39−1は、画素同期信号選択用
のセレクタである。TTLゲートで構成されており、画
素同期信号発生部36からの画素同期信号と、入力画素
同期信号の何れかをメモリ制御部40からの指示信号に
従い選択する。セレクタ39−2は、出力ライン同期信
号選択用のセレクタである。TTLゲートで構成されて
おり、ライン同期信号発生部37からのライン同期信号
と入力ライン同期信号の何れかをメモリ制御部40から
の指示信号に従い選択する。
【0010】図5はメモリ制御部40の構成図である。
メモリ制御部40はMPUを含む複数の機能ブロック4
1〜47で構成されている。各機能ブロック41〜47
はロジック回路で構成されている。MPU41はシステ
ム制御部30と通信を行い、コマンドを受信してそのコ
マンドに応じた動作設定を他の機能ブロック42〜47
に対して行い、また、記憶部32の状態を知らせるため
のステータス情報をシステム制御部30に送信する。入
力データ処理部42は、1ビットの入力画像データを入
力画像同期信号と共に取り込み、8ビットのデータ幅に
パッキングして画像データバス60に出力する。また、
入力されるクロックと内部の動作クロックとが異なるた
め、入力画像データの同期化を行う。出力データ処理部
43は、上記とは逆に画像データバス60から8ビット
のデータ幅で画像データを取り込み、パラレル/シリア
ル変換を行って1ビットの出力画像データとして出力画
像同期信号と共に出力する。また、出力クロックと内部
の動作クロックとが異なるため、出力画像データの出力
クロックへの同期化を行う。アービタ44は、入力デー
タ処理部42及び出力データ処理部43からのアクセス
要求信号に対し、調停を行う。入力画像アドレスカウン
タ45は、アクセス許可信号にてカウントアップを行う
カウンタから成る。出力画像アドレスカウンタ46の構
成も入力画像アドレスカウンタ45と同じである。アド
レスセレクタ47は、アービタ44からの選択信号によ
りリードまたはライトのアドレスを選択し、かつ選択さ
れたアドレスを画像メモリであるDRAMに対応したロ
ウアドレス及びカラムアドレスに分割して11ビットの
画像アドレスバス及び制御信号線61に出力する。アク
セス制御回路48は、アクセス許可信号に従い、DRA
M制御信号(RAS、CAS、WE)を画像アドレスバ
ス及び制御信号線61に出力する。
【0011】以下、上記のように構成された画像処理シ
ステムの動作を説明する。ここでは図1に示した画像処
理システムを構成する一方のデジタル複写機1(A)を
送信側(以下、A機と記す。)、他方のデジタル複写機
1(B)を受信側(以下、B機と記す。)と想定して説
明する。なお、以下の説明において、各構成要素の符号
の後に付した(A)及び(B)は、それぞれA機及びB
機の構成要素であることを示す。A機にてコピーを複数
枚とり、B機は使用されてない場合、A機のシステム制
御部30(A)からB機のシステム制御部30(B)に
画像転送及び画像コピー出力の要求がなされる。B機は
A機からの要求を受け取ると、自機が現在コピー処理実
行中でないことを確認した後、許可をA機に返す。この
とき、A機はB機に送出する主・副方向の画像サイズの
情報を、あらかじめ通信にて伝える。その後、A機の原
稿台3(A)にセットされた原稿が前記読取プロセスに
より読み取られ、像形成部20(A)にて1枚目の原稿
のコピー画像がリアルタイムで形成される。この時、A
機の記憶部32(A)は、読取部10(A)からの画像
データを2枚目以降の像形成用として画像メモリ35に
記憶する。また、読取部10(A)からの画像データ
(1枚目も含む)は送受信部33から通信ケーブル2を
介してB機にデータ転送される。B機の記憶部32
(B)は、システム制御部30(B)から画像入力コマ
ンドを受けた後、通信ケーブル2及び送受信部33
(B)を経て入力された画像データに対し、入力メモリ
アクセス要求信号を発生し、画像メモリ35(B)への
記憶を開始する。
【0012】図6はB機のメモリ制御部40(B)にお
ける入力処理及び出力処理動作のタイミングチャートで
ある。図示するように、メモリ制御部40(B)は入力
処理開始から読み出し開始待ち時間Tの後、画像の出力
処理を開始する。画像の出力コマンドはシステム制御部
30(B)から記憶部32(B)に発行される。読み出
し開始待ち時間Tは、ポリゴンモータ29の回転ばらつ
きのワーストケースを考慮して、デジタル複写機の機種
毎にあらかじめ算出し設定されたものである。すなわち
同じ機種のデジタル複写機の読み出し開始待ち時間Tの
設定値は同じである。この読み出し開始待ち時間Tは、
画像メモリ35(B)からの読み出しアドレスmが書き
込みアドレスnを追い越すことがない値であることが望
まれる。ただし、この読み出し開始待ち時間Tは、数十
msecオーダーであり、画像全体の入出力にかかる時
間と比較すると無視できる程度である。したがって、操
作者の立場からみればリアルタイムで画像が出力される
こととなる。
【0013】また、画像メモリ35(B)へのアクセス
は、図6に示すように、入力メモリアクセス要求信号の
発生サイクル時間、及び入力メモリアクセス要求信号の
発生サイクル時間の半分の時間で済むようにアクセス制
御回路48(B)を動作させるクロック信号の周期を設
定してある。このため、時分割でメモリの読み出しと書
き込みを行うことにより、記憶部32(B)は画像の入
力と出力とを並行して実行できる。(以上、請求項1に
対応) また、入力ライン同期信号を自らのクロックでサンプリ
ングし、アサート間隔を算出する回路であるライン同期
信号計数部38を記憶部32に設けたことにより、異な
る機種間でもシステム制御部30が自らの書き込み周期
との関係から読み出し開始待ち時間を算出することによ
り、リアルタイムで画像出力を行うことが可能となる。
(以上、請求項2に対応) 図7に記憶部32の別の形態例を示す。この形態例の記
憶部32は、図4に示した記憶部32の構成に加えて、
さらに1ページ分の画像データを記憶するための画像メ
モリ50と、その画像メモリ50への画像データの書込
み読み出しを制御するメモリ制御部51と、出力画像デ
ータ及び出力フレームゲート信号の供給源を2つの画像
メモリ35、50のどちらか一方に切り換えるためのセ
レクタ39−3とを付加してなる。すなわち、この形態
例では、それぞれ1ページ分の画像データを記憶可能な
一対の画像メモリ35、50が設けられており、それら
が別々のメモリ制御部40、51により制御される構成
になっている。上記2つのメモリ制御部40、51は、
システム制御部30の指示に応じて連携動作し、まず、
受信した画像データを一方の画像メモリ(35または5
0)に記憶させ、記憶終了後、その画像メモリ(35ま
たは50)から画像データを読み出して像形成部29へ
出力しつつ、次に受信した画像データを他方の画像メモ
リ(35または50)に記憶させる。この構成では、原
稿の部数が多い場合は、1部目の画像データを画像メモ
リ(35または50)に格納する時間は必要となるが、
2部目以降の画像データを画像メモリに格納する時間は
1部目のコピー出力の時間とオーバーラップさせること
ができ、受信側の処理能率を通常時と比較して低下させ
ることなく、高い処理能率を得ることができる。また、
メモリ制御部は2つ必要となるが、図6に示したような
複雑なタイミング制御を行う必要がないので、個々のメ
モリ制御部は上記の場合よりも簡単に構成できる。(以
上、請求項3に対応) 図8は送受信部33の別の形態例を示したものであり、
送受信部33の送信部分に、ライン毎の最後に送信する
転送データを加算した総和のデータである符号を追加す
る転送エラー符号追加部55を設け、受信部分に、ライ
ン毎の最後に追加された符号と1ラインに転送されたデ
ータの総和とを比較判定する転送エラー検出部56を設
けてなる。このような構成を採用すれば、ライン単位ま
たはページ単位で画像データの転送エラーを検出するこ
とができるので、突発的な通信ケーブル2の断線等を早
期に発見することが可能になり信頼性を向上できる。
(以上、請求項4に対応) 図9は送受信部33のさらに別の形態例を示したもので
あり、送受信部33の送信部分に、送信する画像データ
をライン単位で圧縮(符号化)するデータ圧縮部57を
設け、受信部分に、圧縮して送られてきた画像データを
伸長(復号)するデータ伸長部58を設けてなる。この
ような構成を採用すれば、送信する画像データ量を少な
くすることができるため、データ転送に要する時間及び
コストを削減するとともに、転送エラーの発生を少なく
して信頼性を向上させることができる。なお、以上の実
施の形態では、2台のデジタル複写機を連結してなる画
像処理システムの構成例を示したが、更に多くの台数の
デジタル複写機を連結したシステム構成としてもよい。
また、図7に示した形態例では、それぞれ1ページ分の
画像データを記憶できる画像メモリを2個備えた場合を
示したが、画像メモリを3個以上備え、それに応じたメ
モリ制御部及びセレクタを付加すれば、更に処理効率の
良いシステムを実現できる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下のような優れた効果を発揮できる。請求項1の画像処
理システムによれば、1台の画像形成装置で読み取った
原稿画像のコピーを見かけ上複数台の画像形成装置から
同時にリアルタイムにコピー出力でき、画像データを受
信する側の画像形成装置の処理能率を通常時より低下さ
せることがないので、処理能率を著しく向上できる。ま
た、請求項2の画像処理システムによれば、請求項1に
加え、送信側から送られてくる画像データのライン間隔
が不明な場合でも受信した画像データによりリアルタイ
ムにコピー出力を行うことができるので、タイプの異な
る2台以上の画像形成装置を連結してなるシステムにも
柔軟に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理システムの実施の形態の
一例を示すシステム構成図。
【図2】図1に示すシステムを構成するデジタル複写機
の構成を示す概念図。
【図3】デジタル複写機の読取部のIPU(イメージプ
ロセッシングユニット)より出力される画像同期信号P
CLKとその他の信号との関係を示したタイミング図。
【図4】図2中の記憶部の内部構成を示すブロック図。
【図5】図4中のメモリ制御部の内部構成を示すブロッ
ク図。
【図6】受信側のデジタル複写機のメモリ制御部におけ
る入力処理及び出力処理動作のタイミング図。
【図7】記憶部の別の形態例を示すブロック図。
【図8】送受信部の別の形態例を示すブロック図。
【図9】送受信部のさらに別の形態例を示すブロック
図。
【符号の説明】
1(A)、1(B) デジタル複写機(画像形成装
置)、2 通信ケーブル(伝送線)、3 原稿台、4
露光ランプ、6 CCD、7 IPU、9 スキャナー
制御部、10 読取部、11 帯電チャージャ、12
感光体ドラム、13書込部、14 現像装置、19 転
写チャージャ、20 像形成部、21 半導体レーザ、
22 ポリゴンミラー、23 分離チャージャ、28
プロッタ制御部、30 システム制御部、31 操作
部、32 記憶部、33 送受信部、34 セレクタ
部、35 画像メモリ、36 画素同期信号発生部、3
7 ライン同期信号発生部、38 ライン同期信号計数
部、39−1 セレクタ、39−2セレクタ、39−3
セレクタ、40 メモリ制御部、41 MPU、42
入力データ処理部、43 出力データ処理部、44 ア
ービタ、45 入力画像アドレスカウンタ、46 出力
画像アドレスカウンタ、47 アドレスセレクタ、48
アクセス制御回路、50 画像メモリ、51 メモリ
制御部、55転送エラー符号追加部、56 転送エラー
検出部、57 データ圧縮部、58データ伸長部、60
画像データバス、D 原稿、P 転写紙。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを記録媒体に出力可能な像形
    成部を備えた少なくとも2台の画像処理装置を伝送線を
    介して互いに接続し、相互に画像データを転送できるよ
    うに構成した画像処理システムにおいて、送信側の画像
    処理装置は、像形成部にて前記記録媒体に像形成を行い
    つつ、その画像データをラスタ形式でライン単位の先頭
    を示すライン同期信号及び転送データに同期したクロッ
    クと共に前記伝送線に出力する画像データ送信手段を備
    え、受信側の画像処理装置は、画像データを記憶するた
    めの画像メモリと、該画像メモリへの画像データの書き
    込み及び読み出しの制御を行うメモリ制御手段と、を備
    え、 前記メモリ制御手段は、前記伝送線を介して受信した画
    像データの前記画像メモリへの書き込み及び読み出しを
    行う際に、該書き込み開始から所定の時間経過後に前記
    画像メモリからの読み出しの開始を行うと共に、前記書
    き込み読み出しとを時分割に並行して実行することを
    特徴とする画像処理システム。
  2. 【請求項2】 前記受信側の画像処理装置は、受信した
    ライン同期信号の間隔をサンプリングして計測し、当該
    画像処理装置の像形成部のライン書き込み間隔との関係
    から、前記所定の時間を算出する待ち時間算出手段を備
    えていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理シ
    ステム。
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