JP3534140B2 - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP3534140B2
JP3534140B2 JP08026596A JP8026596A JP3534140B2 JP 3534140 B2 JP3534140 B2 JP 3534140B2 JP 08026596 A JP08026596 A JP 08026596A JP 8026596 A JP8026596 A JP 8026596A JP 3534140 B2 JP3534140 B2 JP 3534140B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ通信
装置などの通信装置に関し、特に送信すべき画像データ
を予め記憶し、所定のタイミングで送信する機能を有す
る通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通信装置としては、たとえば電話回線に
接続して用いられるファクシミリ通信装置が挙げられ
る。ファクシミリ通信装置では、読み取った画像データ
を直ちに送信する、通常の送信機能に加えて、読み取っ
た画像データを一旦メモリに記憶しておき、所定のタイ
ミングで送信する、いわゆる予約送信機能を有するもの
がある。
【0003】また、主端末装置から、複数の副端末装置
に対して順次送信要求の有無を問い合わせ、送信要求が
ある場合にはその副端末装置にデータの送信を開始する
ように指令し、送信要求がない場合には次の副端末装置
に対して問い合わせを行う、いわゆるポーリング機能を
有する通信装置がある。問い合わせのための信号に含ま
れるアドレス信号によって副端末装置が指定され、副端
末装置側では、送信要求がある場合にはデータを送信
し、ない場合にはEOT信号(伝送終了信号)を送信す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなファク
シミリ通信装置において、予約送信機能の実行時には、
画像データと併せて宛先情報が予め記憶される。たとえ
ば、ある宛先の端末装置に対して画像データを送信して
いるときにおいて、予め記憶された他の画像データの宛
先が送信中の画像データの宛先と同じであったときに
は、当該他の画像データを前記画像データの送信終了後
に続いて送信することができる。すなわち、予め記憶さ
れる送信宛先情報が送信中の画像データと一致するかど
うかを判断し、一致していれば続けて画像データを送信
するようにする。このような先行技術は、たとえば特開
昭61−224568号公報に開示されている。
【0005】しかしながら前記先行技術では、画像デー
タの受信時においては、データの受信が終了すると、相
手側端末装置との回線が遮断されてしまい、再度、同一
の相手側端末装置と通信を行うために、発呼動作を行
い、さらに所定のファクシミリ通信制御手順を実施し
て、画像データを送信している。このように、通信を行
う装置が同じであるにもかかわらず、接続回線が遮断さ
れてしまうので、再び接続するための煩わしい動作や時
間が必要となる。また、再接続時に、相手側端末装置が
他の通信装置との間で回線を接続していた場合、その回
線が遮断されるまで待たなければならないという不都合
が生じる。このような不都合は、通常のデータ受信時の
みならず、ポーリング機能を使用したデータ受信時であ
っても生じる。
【0006】本発明の目的は、データ受信時において、
通信中の相手側端末装置に送信すべきデータがあるとき
に、データ受信終了後、回線を遮断せずに続いてデータ
を送信することができる通信装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、送信すべきデ
ータを予め記憶し、所定のタイミングで送信する通信装
置において、回線に接続され、予め定められる通信手順
に従って送受信動作を実行する通信制御手段と、予め記
憶された送信すべきデータの相手側端末装置の宛先情報
を記憶する宛先情報記憶手段と、前記通信制御手段が回
線からの呼出信号を受信して通信動作を実行したとき
に、受信した相手側端末装置の識別情報を記憶する識別
情報記憶手段と、前記宛先情報記憶手段に記憶された宛
先情報と、識別情報記憶手段に記憶された識別情報とが
一致しているかどうかを判断する判断手段とを含み、前
記通信制御手段は、回線からの呼出信号を受信して通信
動作を開始した場合、相手側端末装置からのデータを予
め定められるデータ単位ごとに受信するとともに、受信
データに含まれる相手側端末装置の識別情報を識別情報
記憶手段に記憶させ、データの受信前に、被呼側端末装
置および発呼側端末装置の通信状態を制御する通信制御
信号を相手側端末装置に送信し、前記判断手段によって
宛先情報と識別情報とが一致していると判断されたとき
は、送信準備が完了したかどうかを示すビットを有効と
した通信制御信号を送信し、前記通信制御信号を送信し
た後、相手側端末装置から受信状態に切換えた旨の信号
が受信されると、回線を接続したまま続いて、予め記憶
された送信すべきデータを相手側端末装置に送信するこ
とを特徴とする通信装置である。本発明に従えば、回線
からの呼出信号が通信制御手段によって受信されると、
予め定められる通信手順に従って通信動作が開始され、
相手側端末装置からのデータが予め定めるデータ単位ご
とに受信されるとともに、受信データに含まれる相手側
端末装置の識別情報が識別情報記憶手段に記憶される。
ここで、データの受信前には、被呼側端末装置および発
呼側端末装置の通信状態を制御する通信制御信号が相手
側端末装置に送信されており、宛先情報記憶手段に予め
記憶された送信すべきデータの相手側端末装置の宛先情
報と、識別情報記憶手段に記憶された通信中の相手側端
末装置の識別情報とが一致したときは、送信準備が完了
したかどうかを示すビットを有効とした通信制御信号が
送信される。データの送信が終了した段階で相手側端末
装置は、前記通信制御信号に応答してデータの送受信方
向を切換えるための処理を実行する。その後、予め記憶
された送信すべきデータが相手側端末装置に送信され
る。したがって、相手側端末装置からの要求に応答して
送信データを受信した場合に、相手側端末装置との回線
を遮断せずに、データを相手側端末装置に送信すること
ができる。このため、回線が切断され、再度同一の相手
側端末装置と通信を行うために発呼動作を行い、さらに
所定の通信制御手順を実施してデータを送信するような
煩わしい動作や時間が不要となる。また、再接続時に相
手側端末装置が他の通信装置との間で回線を接続してい
た場合、回線が切断されるまで待たなければならないと
いうような不都合がなくなる。さらに、通信装置がデー
タ送信をする準備ができていることを示す通信制御信号
は、繰り返し相手側端末装置に送信されるので、相手側
端末装置におけるデータの送信方向を切換えるための処
理を確実に実行させることができる。
【0008】また本発明は、送信すべきデータを予め記
憶し、所定のタイミングで送信する通信装置において、
回線に接続され、予め定められる通信手順に従って送受
信動作を実行する通信制御手段と、予め記憶された送信
すべきデータの相手側端末装置の宛先情報を記憶する宛
先情報記憶手段と、前記通信制御手段が所定の宛先に発
呼を行って通信動作を実行したときに、発呼した相手側
端末装置の宛先情報を記憶する発呼宛先情報記憶手段
と、前記宛先情報記憶手段に記憶された宛先情報と、発
呼宛先情報記憶手段に記憶された発呼した宛先情報とが
一致しているかどうかを判断する判断手段とを含み、前
記通信制御手段は、所定の宛先に発呼を行って発呼した
相手側端末装置にデータの送信を行わせる場合は、相手
側端末装置からのデータを予め定められるデータ単位ご
とに受信するとともに、発呼した相手側端末装置の宛先
情報を発呼宛先情報記憶手段に記憶させ、データの受信
前に、被呼側端末装置および発呼側端末装置の通信状態
を制御する通信制御信号を相手側端末装置に送信し、前
記判断手段によって宛先情報が一致していると判断され
たときは、送信準備が完了したかどうかを示すビットを
有効とした通信制御信号を送信し、前記通信制御信号を
送信した後、相手側端末装置から受信状態に切換えた旨
の信号が受信されると、回線を接続したまま続いて、予
め記憶された送信すべきデータを相手側端末装置に送信
することを特徴とする通信装置である。本発明に従え
ば、通信制御手段によって所定の宛先に発呼が行われて
通信動作が開始され、発呼した相手側端末装置からデー
タを送信させる。通信制御手段では、相手側端末装置か
らのデータが予め定めるデータ単位ごとに受信されると
ともに、発呼した相手側端末装置の宛先情報が発呼宛先
情報記憶手段に記憶される。ここで、データの受信前に
は、被呼側端末装置および発呼側端末装置の通信状態を
制御する通信制御信号が相手側端末装置に送信されてお
り、宛先情報記憶手段に予め記憶された送信すべきデー
タの相手側端末装置の宛先情報と、発呼宛先情報記憶手
段に記憶された通信中の相手側端末装置の宛先情報とが
一致したときは、送信準備が完了したかどうかを示すビ
ットを有効とした通信制御信号が送信される。データ送
信が完了した段階で、相手側端末装置は、データの送受
信方向を切換えるための処理を実行する。その後、予め
記憶された送信すべきデータが相手側端末装置に送信さ
れる。したがって、相手側端末装置に発呼して当該相手
側端末装置にデータを送信させた場合、相手側端末装置
との回線を遮断せずに、データを相手側端末装置に送信
することができる。このため、回線が切断され、再度同
一の相手側端末装置と通信を行うために発呼動作を行
い、さらに所定の通信制御手順を実施してデータを送信
するような煩わしい動作や時間が不要となる。また、再
接続時に相手側端末装置が他の通信装置との間で回線を
接続していた場合、回線が切断されるまで待たなければ
ならないというような不都合がなくなる。さらに、通信
装置がデータ送信をする準備ができていることを示す通
信制御信号は、繰り返し相手側端末装置に送信されるの
で、相手側端末装置におけるデータの送信方向を切換え
るための処理を確実に実行させることができる。
【0009】
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある通信装置1の電気的構成を示すブロック図である。
通信装置1はファクシミリ通信装置であり、制御部2、
操作パネル3、パラメータ記憶部4、画像記憶部5、原
稿読取部6、網制御部7、モデム8、復号化・符号化部
9および記録部10を含んで構成され、各構成要素はシ
ステムバス11を介して相互に接続されている。網制御
部7を介して通信装置1が電話回線に接続される。
【0012】通信装置1は、読み取った画像データを直
ちに送信する、通常の送信機能に加えて、読み取った画
像データを一旦画像記憶部5に記憶しておき、所定のタ
イミングで送信する、いわゆる予約送信機能を有する。
さらに、通信装置1を主端末装置として、当該通信装置
1から、複数の副端末装置に対して順次送信要求の有無
を問い合わせ、送信要求がある場合にはその副端末装置
にデータの送信を開始するように指令し、送信要求がな
い場合には次の副端末装置に対して問い合わせを行う、
いわゆるポーリング機能を有する。このようなポーリン
グ機能を実行するために、通信装置1はいわゆる分岐方
式(マルチポイント方式)で構成された回線に適用され
る。問い合わせのための信号に含まれるアドレス信号に
よって副端末装置が指定され、副端末装置側では、送信
要求がある場合にはデータを送信し、ない場合にはEO
T信号(伝送終了信号)を送信する。
【0013】制御部2は、通信装置1全体の動作を統括
的に制御する。操作パネル3からは、操作者が送信動作
や受信動作の実行を指示する。このために操作パネル3
は、各種指示を表すキーや表示部などを有する。
【0014】パラメータ記憶部4は、当該通信装置1が
動作するのに必要な各種情報(パラメータ)を記憶し、
たとえば後述する画像ファイルの管理テーブル、送信先
の管理テーブル、画像ファイルの符号化方式の管理テー
ブル、相手側端末装置から受信した情報の管理テーブル
および実際に送信した送信先の管理テーブルを含んで構
成される。
【0015】画像記憶部5は、原稿読取部6で読取った
送信すべき画像データを1件の画像ファイルとして記憶
する。また、受信した画像データを1件の画像ファイル
として記憶する。
【0016】網制御部7は、予め定められるファクシミ
リの通信制御手順にしたがって送受信動作を実行する。
具体的には、送信時には、予め入力されているダイヤル
番号あるいは入力中のダイヤル番号を電話回線から発信
し、さらに予め定められるファクシミリ通信制御手順に
したがって送信動作を実行する。受信時には、電話回線
からの呼出信号を受信して予め定められるファクシミリ
通信制御手順にしたがって受信動作を実行する。
【0017】モデム8は、相手側端末装置と電話回線を
介して情報の授受を行うために、送受信データを変調・
復調する。たとえば予め定められるファクシミリ通信手
順信号を変調・復調する比較的低速のモデム機能(V.
21)と、画像データ信号を変調・復調する比較的高速
のモデム機能(V.33、V.17、V.29、V.2
7など)とを備える。
【0018】復号化・符号化部9は、送信すべき画像デ
ータを符号化し、受信した画像データを復号化する。記
録部10は、受信した画像データを印画する。
【0019】データの送信時において、網制御部7はダ
イヤル番号を発信し、予め定められるファクシミリ通信
制御手順にしたがって送信動作を実行し、画像記憶部5
に記憶され、復号化・符号化部9で符号化され、モデム
8で順次変調された送信すべき画像データを電話回線に
送信する。
【0020】一方、データの受信時において、網制御部
7は電話回線からの呼出信号を検出し、予め定められる
ファクシミリ通信制御手順にしたがって受信動作を実行
する。受信した画像データはモデム8で順次復調され、
復調された画像データは画像記憶部5に記憶される。画
像記憶部5に記憶された画像データを記録部10で印画
する際には、当該画像データは復号化・符号化部9で復
号化される。
【0021】図2は、前記パラメータ記憶部4を構成す
るテーブル15,20,22,26,28を示す図であ
る。図2(A)に示される画像ファイルの管理テーブル
15は、送信する画像ファイルを識別する管理番号デー
タ16、同報単局メモリ送信などの通信内容データ1
7、後述する送信先の管理テーブル20を示す宛先情報
IDコード18、および画像情報管理テーブルを示す画
像情報管理IDコード19を含んで構成される。図2
(B)に示される送信先の管理テーブル20は、送信す
べき画像ファイルの相手側端末装置の宛先情報21を含
んで構成される。
【0022】図2(C)に示される画像ファイルの符号
化方式の管理テーブル22は、画像ファイルの符号化形
式(MH、MR、MMR方式など)や原稿幅を示す画像
形式情報23、実際に画像記憶部5に格納されている画
像データの領域を示す画像領域情報24、および次のペ
ージの画像ファイルを示す次画像情報管理IDコード2
5を含んで構成される。なお、最終ページの画像ファイ
ルであるときには、前記次画像情報管理IDコード25
には、最終ページであることを示す予め定められる特定
のコードが設定される。
【0023】図2(D)に示される相手側端末装置から
受信した情報の管理テーブル26は、受信した被呼端末
識別信号(CSI)、送信端末識別信号(TSI)およ
び発呼端末識別信号(CIG)などの端末識別情報27
を含んで構成される。なお、当該端末識別情報27は、
通信の開始時に初期化される。図2(E)に示される実
際に送信した送信先の管理テーブル28は、自ら発呼し
た相手側端末装置の宛先情報29を含んで構成される。
なお、当該宛先情報29は、発呼される毎に更新され
る。
【0024】通信装置1は、通常のデータ受信時、通信
装置1が被呼側の通信装置である場合のポーリング受信
時、および通信装置1が発呼側の通信装置である場合の
ポーリング受信時において、相手側端末装置に送信すべ
き画像ファイルがあるときに、データ受信終了後、回線
を遮断せずに接続したまま続いて画像ファイルを送信す
ることを特徴とする。以降、これらの動作について説明
する。
【0025】図3は、通常のデータ受信時におけるDI
S信号の作成動作を示すフローチャートである。ステッ
プa1では、DIS信号の作成を開始する。ステップa
2では、端末識別情報27があるかどうかを判断する。
ない場合には、9ビット目を「0」(無効)としてDI
S信号を作成する。端末識別情報27がある場合のステ
ップa3では、送信すべき画像ファイルがあるかどうか
が判断される。ない場合には、9ビット目を「0」(無
効)としてDIS信号を作成する。送信すべき画像ファ
イルがある場合のステップa4では、端末識別情報27
と、画像ファイルの宛先情報21とが一致しているかど
うかが判断される。一致しない場合には、9ビット目を
「0」(無効)としてDIS信号を作成する。一致する
場合にはステップa5に進んで、9ビット目を「1」
(有効)としてDIS信号を作成する。
【0026】図4は、通常のデータ受信時における通信
装置1と相手側端末装置との間で授受される信号の例を
示す図である。相手側端末装置が発呼動作を行って、呼
出信号を受信した通信装置1は、被呼側端末装置が有す
る全機能を発呼側端末装置に知らせるNSF信号(非標
準機能識別信号)、CSI信号(被呼端末識別信号)、
DIS信号(ディジタル識別信号)をこの順番に送信す
る。このときDIS信号は、すでに受信した端末識別情
報がないので9ビット目を「0」として作成される。こ
れらの信号を受信した相手側端末装置は、TSI信号
(送信端末識別信号)、DCS信号(ディジタル命令信
号)、TCF信号(トレーニングチェック信号)をこの
順番に送信する。これらの信号を受信した通信装置1
は、TSI信号を端末識別情報として保持するととも
に、CFR信号(受信準備確認信号)を送信する。この
信号を受信した相手側端末装置は、1ページ分の画像デ
ータを送信した後、EOM信号(メッセージ終了信号)
を送信する。
【0027】続いて通信装置1は、NSF信号、CSI
信号、DIS信号をこの順番に送信する。このときDI
S信号は、すでに受信した端末識別情報、すなわちTS
I信号があり、かつ送信すべき画像ファイルがあり、さ
らに端末識別情報27と送信すべき画像ファイルの宛先
情報21とが一致していると判断されて、9ビット目を
「1」として作成される。これらの信号を受信した相手
側端末装置は、TSI信号、DCS信号、TCF信号を
この順番に送信する。これらの信号を受信した通信装置
1は、CFR信号を送信する。この信号を受信した相手
側端末装置は、1ページ分の画像データを送信した後、
EOM信号を送信する。
【0028】さらに続いて通信装置1は、NSF信号、
CSI信号、DIS信号をこの順番に送信する。このと
きDIS信号の9ビット目は「1」として作成される。
これらの信号を受信した相手側端末装置は、画像データ
の送受信方向を切換えるために、NSC信号(非標準機
能命令信号)、CIG信号(発呼端末識別信号)、DT
C信号(ディジタル送信命令信号)をこの順番に送信す
る。これらの信号を受信した通信装置1は、TSI信
号、DCS信号、TCF信号をこの順番に送信する。こ
れらの信号を受信した相手側端末装置は、CFR信号を
送信する。この信号を受信した通信装置1は、送信すべ
き画像ファイルの画像データを送信する。このようにし
て通常のデータ受信時において、相手側端末装置に送信
すべき画像ファイルがあるときに、データ受信終了後続
いて画像ファイルを送信する。
【0029】図5は、通信装置1が被呼側の通信装置で
ある場合のポーリング受信時におけるDTC信号の作成
動作を示すフローチャートである。ステップb1では、
DTC信号の作成を開始する。ステップb2では、端末
識別情報27があるかどうかを判断する。ない場合に
は、9ビット目を「0」(無効)としてDTC信号を作
成する。端末識別情報27がある場合のステップb3で
は、送信すべき画像ファイルがあるかどうかが判断され
る。ない場合には、9ビット目を「0」(無効)として
DTC信号を作成する。送信すべき画像ファイルがある
場合のステップb4では、端末識別情報27と、画像フ
ァイルの宛先情報21とが一致しているかどうかが判断
される。一致しない場合には、9ビット目を「0」(無
効)としてDTC信号を作成する。一致する場合にはス
テップb5に進んで、9ビット目を「1」(有効)とし
てDTC信号を作成する。
【0030】図6は、通信装置1が被呼側の通信装置で
ある場合のポーリング受信時における通信装置1と相手
側端末装置との間で授受される信号の例を示す図であ
る。通信装置1は、相手側端末装置からNSF信号、C
SI信号、DIS信号の順番に送信された信号を受信す
る。このとき、CSI信号を端末識別情報として保持す
る。これらの信号を受信した通信装置1は、信号を送信
した端末装置がデータを受信するよう指定するNSC信
号、CIG信号、DTC信号をこの順番に送信する。こ
のときDTC信号は、すでに受信した端末識別情報、す
なわちCSI信号があり、かつ送信すべき画像ファイル
があり、さらに端末識別情報27と送信すべき画像ファ
イルの宛先情報21とが一致していると判断されて、9
ビット目を「1」として作成される。これらの信号を受
信した相手側端末装置は、TSI信号、DCS信号、T
CF信号をこの順番に送信する。これらの信号を受信し
た通信装置1は、CFR信号を送信する。この信号を受
信した相手側端末装置は、画像データを送信した後、E
OM信号を送信する。
【0031】続いて通信装置1は、NSF信号、CSI
信号、DIC信号をこの順番に送信する。このときDI
C信号の9ビット目を「1」として作成される。これら
の信号を受信した相手側端末装置は、画像データの送受
信方向を切換えるために、NSC信号、CIG信号、D
TC信号をこの順番に送信する。これらの信号を受信し
た通信装置1は、TSI信号、DCS信号、TCF信号
をこの順番に送信する。これらの信号を受信した相手側
端末装置は、CFR信号を送信する。この信号を受信し
た通信装置1は送信すべき画像ファイルの画像データを
送信する。このようにして通信装置1が被呼側の通信装
置である場合のポーリング受信時において、相手側端末
装置に送信すべき画像ファイルがあるときに、データ受
信終了後続いて画像ファイルを送信する。
【0032】図7は、通信装置1が発呼側の通信装置で
ある場合のポーリング受信時における通信装置1の動作
を示すフローチャートである。ステップc1では、DT
C信号の作成を開始する。ステップc2では、通信装置
1から発呼したかどうかを判断する。通信装置1から発
呼していない場合には、9ビット目を「0」(無効)と
してDTC信号を作成する。通信装置1から発呼した場
合のステップc3では、送信すべき画像ファイルがある
かどうかが判断される。ない場合には、9ビット目を
「0」(無効)としてDTC信号を作成する。送信すべ
き画像ファイルがある場合のステップc4では、発呼先
の宛先情報29と、送信すべき画像ファイルの宛先情報
21とが一致しているかどうかが判断される。一致しな
い場合には、9ビット目を「0」(無効)としてDTC
信号を作成する。一致する場合にはステップc5に進ん
で、9ビット目を「1」(有効)としてDTC信号を作
成する。
【0033】図8は、通信装置1が発呼側の通信装置で
ある場合のポーリング受信時における通信装置1と相手
側端末装置との間で授受される信号の例を示す図であ
る。通信装置1が発呼動作を行うとともに、発呼先の宛
先情報29が保持される。呼出信号を受信した相手側端
末装置は、NSF信号、CSI信号、DIS信号をこの
順番に送信する。これらの信号を受信した通信装置1
は、NSC信号、CIG信号、DTC信号をこの順番に
送信する。このときDTC信号は、自ら発呼し、かつ送
信すべき画像ファイルがあり、さらに宛先情報29と送
信すべき画像ファイルの宛先情報21とが一致している
と判断されて、9ビット目を「1」として作成される。
これらの信号を受信した相手側端末装置は、TSI信
号、DCS信号、TCF信号をこの順番に送信する。こ
れらの信号を受信した通信装置1は、CFR信号を送信
する。この信号を受信した相手側端末装置は、画像デー
タを送信した後、EOM信号を送信する。
【0034】続いて通信装置1は、NSF信号、CSI
信号、DIC信号をこの順番に送信する。このときDI
C信号の9ビット目を「1」として作成される。これら
の信号を受信した相手側端末装置は、画像データの送受
信方向を切換えるために、NSC信号、CIG信号、D
TC信号をこの順番に送信する。これらの信号を受信し
た通信装置1は、TSI信号、DCS信号、TCF信号
をこの順番に送信する。これらの信号を受信した相手側
端末装置は、CFR信号を送信する。この信号を受信し
た通信装置1は送信すべき画像ファイルの画像データを
送信する。このようにして通信装置1が発呼側の通信装
置である場合のポーリング受信時において、相手側端末
装置に送信すべき画像ファイルがあるときに、データ受
信終了後続いて画像ファイルを送信する。
【0035】図9は、DIS信号およびDTC信号の各
ビットの割り当てを示す図である。当該割り当ては、C
CITT勧告T.30で定められており、図9ではその
一部分を示す。特に指定がない限り「1」は状態が有効
であることを表す。すなわち、各信号において9ビット
目が「0」ということは、ファクシミリ文書送信準備が
完了していないことを表し、「1」ということは、ファ
クシミリ文書送信準備が完了していることを表す。
【0036】以上のように本形態によれば、通常のデー
タ受信時、通信装置1が呼び出されたときのポーリング
受信時、および通信装置1から発呼したときのポーリン
グ受信時において、相手側端末装置に送信すべき画像デ
ータがあるときに、データ受信終了後、回線を遮断せず
に続いて画像データを送信することができる。したがっ
て、データの受信が終了すると、相手側端末装置との回
線が遮断されてしまい、再度、同一の相手側端末装置と
通信を行うために、発呼動作を行い、さらに所定のファ
クシミリ通信制御手順を実施して、画像データを送信す
るような煩わしい動作や時間が不要となる。また、再接
続時に、相手側端末装置が他の通信装置との間で回線を
接続していた場合、回線が切断されるまで待たなければ
ならないという不都合が解消される。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、相手側端
末装置からの要求に応答して送信データを受信した場合
に、データの受信終了後、相手側端末装置との回線を遮
断せずに、データを相手側端末装置に送信することがで
きるので、回線が切断され、再度同一の相手側端末装置
と通信を行うために発呼動作を行い、さらに所定の通信
制御手順を実施してデータを送信するような煩わしい動
作や時間が不要となる。また、再接続時に相手側端末装
置が他の通信装置との間で回線を接続していた場合、回
線が切断されるまで待たなければならないというような
不都合がなくなる。さらに、相手側端末装置に対して所
定の通信制御信号が繰り返し送信されるので、データの
送受信方向を切換えるための処理を確実に実行すること
ができる。
【0038】また本発明によれば、相手側端末装置に発
呼して当該相手側端末装置にデータを送信させた場合
に、データの受信終了後、相手側端末装置との回線を遮
断せずに、データを相手側端末装置に送信することがで
きるので、上述した煩わしい動作や時間が不要となり、
また上述した不都合がなくなる。さらに、相手側端末装
置に対して所定の通信制御信号が繰り返し送信されるの
で、データの送受信方向を切換えるための処理を確実に
実行することができる。
【0039】
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である通信装置1の電気
的構成を示すブロック図である。
【図2】パラメータ記憶部4を構成するテーブル15,
20,22,26,28を示す図である。
【図3】通常のデータ受信時におけるDIS信号の作成
動作を示すフローチャートである。
【図4】通常のデータ受信時における通信装置1と相手
側端末装置との間で授受される信号の例を示す図であ
る。
【図5】通信装置1が被呼側の通信装置である場合のポ
ーリング受信時におけるDTC信号の作成動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】通信装置1が被呼側の通信装置である場合のポ
ーリング受信時における通信装置1と相手側端末装置と
の間で授受される信号の例を示す図である。
【図7】通信装置1が発呼側の通信装置である場合のポ
ーリング受信時における通信装置1の動作を示すフロー
チャートである。
【図8】通信装置1が発呼側の通信装置である場合のポ
ーリング受信時における通信装置1と相手側端末装置と
の間で授受される信号の例を示す図である。
【図9】DIS信号およびDTC信号の各ビットの割り
当てを示す図である。
【符号の説明】
1 通信装置 2 制御部 3 操作パネル 4 パタメータ記憶部 5 画像記憶部 6 原稿読取部 7 網制御部 8 モデム 9 復号化・符号化部 10 記録部 11 システムバス 20,26,28 管理テーブル 21 宛先情報 27 端末識別情報 29 発信した宛先情報
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−192871(JP,A) 特開 平4−152755(JP,A) 特開 昭62−293885(JP,A) 特開 昭57−129579(JP,A) 特開 平4−156769(JP,A) 特開 昭61−224568(JP,A) 特開 平6−70125(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/32 - 1/36 H04N 1/42 - 1/44 H04N 1/00 - 1/00 108

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信すべきデータを予め記憶し、所定の
    タイミングで送信する通信装置において、 回線に接続され、予め定められる通信手順に従って送受
    信動作を実行する通信制御手段と、 予め記憶された送信すべきデータの相手側端末装置の宛
    先情報を記憶する宛先情報記憶手段と、 前記通信制御手段が回線からの呼出信号を受信して通信
    動作を実行したときに、受信した相手側端末装置の識別
    情報を記憶する識別情報記憶手段と、 前記宛先情報記憶手段に記憶された宛先情報と、識別情
    報記憶手段に記憶された識別情報とが一致しているかど
    うかを判断する判断手段とを含み、 前記通信制御手段は、 回線からの呼出信号を受信して通信動作を開始した場
    合、相手側端末装置からのデータを予め定められるデー
    タ単位ごとに受信するとともに、受信データに含まれる
    相手側端末装置の識別情報を識別情報記憶手段に記憶さ
    せ、 データの受信前に、被呼側端末装置および発呼側端末装
    置の通信状態を制御する通信制御信号を相手側端末装置
    に送信し、前記判断手段によって宛先情報と識別情報と
    が一致していると判断されたときは、送信準備が完了し
    たかどうかを示すビットを有効とした通信制御信号を送
    信し、 前記通信制御信号を送信した後、相手側端末装置から受
    信状態に切換えた旨の信号が受信されると、回線を接続
    したまま続いて、予め記憶された送信すべきデータを相
    手側端末装置に送信することを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 送信すべきデータを予め記憶し、所定の
    タイミングで送信する通信装置において、 回線に接続され、予め定められる通信手順に従って送受
    信動作を実行する通信制御手段と、 予め記憶された送信すべきデータの相手側端末装置の宛
    先情報を記憶する宛先情報記憶手段と、 前記通信制御手段が所定の宛先に発呼を行って通信動作
    を実行したときに、発呼した相手側端末装置の宛先情報
    を記憶する発呼宛先情報記憶手段と、 前記宛先情報記憶手段に記憶された宛先情報と、発呼宛
    先情報記憶手段に記憶された発呼した宛先情報とが一致
    しているかどうかを判断する判断手段とを含み、 前記通信制御手段は、 所定の宛先に発呼を行って発呼した相手側端末装置にデ
    ータの送信を行わせる場合は、相手側端末装置からのデ
    ータを予め定められるデータ単位ごとに受信するととも
    に、発呼した相手側端末装置の宛先情報を発呼宛先情報
    記憶手段に記憶させ、 データの受信前に、被呼側端末装置および発呼側端末装
    置の通信状態を制御する通信制御信号を相手側端末装置
    に送信し、前記判断手段によって宛先情報が一致してい
    ると判断されたときは、送信準備が完了したかどうかを
    示すビットを有効とした通信制御信号を送信し、 前記通信制御信号を送信した後、相手側端末装置から受
    信状態に切換えた旨の信号が受信されると、回線を接続
    したまま続いて、予め記憶された送信すべきデータを相
    手側端末装置に送信することを特徴とする通信装置。
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