JP3533327B2 - 冷蔵庫の制御方法 - Google Patents

冷蔵庫の制御方法

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JP3533327B2 JP2332498A JP2332498A JP3533327B2 JP 3533327 B2 JP3533327 B2 JP 3533327B2 JP 2332498 A JP2332498 A JP 2332498A JP 2332498 A JP2332498 A JP 2332498A JP 3533327 B2 JP3533327 B2 JP 3533327B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/16Convertible refrigerators

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍温度から冷蔵
温度の温度帯で設定温度切替え可能な切替室を有した冷
蔵庫の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の冷蔵庫は、冷蔵室、冷凍室及び野
菜室などの特定温度に庫内温度を保持する部屋を有する
のみであったが、最近の冷蔵庫においては、これらの部
屋以外にその庫内温度を冷蔵温度から冷凍温度に切替え
可能な切替室を有したものがある。
【0003】この切替室の庫内温度を設定温度に温度制
御するために、この切替室専用のダンパを設け、このダ
ンパの開閉により切替室内への冷気の流入を調整して温
度制御を行っているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
切替室においては次のような問題点があった。
【0005】すなわち、かかる切替室を備えた冷凍冷蔵
庫は、電源投入時においては切替室用ダンパ制御につい
てはどの温度帯で使用するか否かにかかわらず、ダンパ
を開の状態にして、電源投入時から切替室へ冷気を流入
して冷却していた。
【0006】そのため、切替室以外の本来的に冷却すべ
き冷凍室や冷蔵室の冷却スピードが前記のような切替室
を備えていない冷蔵庫に比べて同等以下のスピードであ
り、ユーザーの、冷凍室や冷蔵室を早く冷却状態にして
欲しいという要望に応えられていないという問題点があ
った。
【0007】そこで本発明は上記問題点に鑑み、冷蔵庫
の電源投入時の冷凍室、冷蔵庫室等の冷却スピードの向
上と冷却性能の向上とを図った冷蔵庫の制御方法を提供
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の冷蔵庫の制御
方法は、冷凍温度から冷蔵温度の複数の温度帯で設定温
度をそれぞれ切替え可能な切替室と、開状態にして前記
切替室に冷気を送るダンパ装置とを有した冷蔵庫におい
て、電源投入時に切替室が冷凍温度帯に設定されている
場合には前記ダンパ装置を開状態に制御し、電源投入時
から切替室の設定温度が冷凍温度帯以外の場合には前記
ダンパ装置を閉状態にし、前記設定温度帯毎に予め設定
された時間の経過後に前記ダンパ装置を開状態に制御す
るようにしていることを特徴としている。
【0009】請求項2の冷蔵庫の制御方法は、冷凍温度
から冷蔵温度の複数の温度帯で設定温度をそれぞれ切替
え可能な切替室と、開状態にして前記切替室に冷気を送
るダンパ装置とを有し、電源投入時から前記ダンパ装置
を閉状態にし、予め設定した時間の経過後に前記ダンパ
装置を開状態にするように制御する冷蔵庫において、前
記切替室の設定温度帯毎に前記ダンパ装置を開状態にす
るまでの時間が設定されていることを特徴としている。
【0010】請求項の冷蔵庫の制御方法は、冷凍温度
から冷蔵温度の複数の温度帯で設定温度をそれぞれ切替
え可能な切替室と、開状態にして前記切替室に冷気を送
るダンパ装置とを有し、電源投入時から前記ダンパ装置
を閉状態にし、予め設定した時間の経過後に前記ダンパ
装置を開状態にするように制御する冷蔵庫において、
蔵室内の温度を検知する温度センサを設け、前記温度セ
ンサが予め設定した温度を検知した場合に前記ダンパ装
置を開状態に制御するようにしていることを特徴として
いる。
【0011】請求項の冷蔵庫の制御方法は、冷凍温度
から冷蔵温度の複数の温度帯で設定温度をそれぞれ切替
え可能な切替室と、開状態にして前記切替室に冷気を送
るダンパ装置とを有し、電源投入時から前記ダンパ装置
を閉状態にし、予め設定した時間の経過後に前記ダンパ
装置を開状態にするように制御する冷蔵庫において、
凍室内の温度を検知する温度センサを設け、前記温度セ
ンサが予め設定した温度を検知した場合に前記ダンパ装
置を開状態に制御するようにしていることを特徴として
いる。
【0012】請求項5の冷蔵庫の制御方法は、冷凍温度
から冷蔵温度の複数の温度帯で設定温度をそれぞれ切替
え可能な切替室と、開状態にして前記切替室に冷気を送
るダンパ装置とを有し、電源投入時から前記ダンパ装置
を閉状態にし、予め設定した時間の経過後に前記ダンパ
装置を開状態にするように制御する冷蔵庫において、冷
蔵庫の周囲温度を検知する温度センサを設け、記ダンパ
装置を開状態にするまでの時間が、前記温度センサが検
知した周囲温度に応じて設定されていることを特徴とし
ている。
【0013】請求項の冷蔵庫の制御方法であると、切
替室が冷凍温度帯に設定されている場合を除いて、冷蔵
庫の電源投入後、ダンパ装置を一定の時間閉状態にし
て、冷蔵室や冷凍室を優先的に冷却するため、希望の庫
内設定温度に早急に到達することができる。
【0014】請求項の冷蔵庫の制御方法であると、切
替室の設定温度帯によって前記ダンパ装置を開状態にす
るまでの時間を変化させていることで、例えば、切替室
の設定温度が高い場合には、ダンパ装置の閉時間を長く
することにより冷蔵室や冷凍室を優先的且つ長い時間の
間冷却できるため、希望の庫内設定温度に早急に到達す
ることができる。
【0015】請求項の冷蔵庫の制御方法であると、冷
蔵室内の温度センサが予め設定した温度を検知した場合
に前記ダンパ装置を開状態に制御するようにしているた
め、ダンパ装置を早く開状態にして切替室を所望の設定
温度帯に制御することができる。
【0016】請求項の冷蔵庫の制御方法であると、冷
凍室内の温度センサが予め設定した温度を検知した場合
に前記ダンパ装置を開状態に制御するようにしているこ
とにより、ダンパ装置を早く開状態にして切替室を所望
の設定温度帯に制御することができる。
【0017】請求項の冷蔵庫の制御方法であると、温
度センサが検知した周囲温度に応じて前記ダンパ装置を
開状態にするまでの時間を変化させるようにしているの
で、例えば、周囲温度が高いほどダンパ装置の閉時間を
長くすることで、冷蔵室、冷凍室を効率良く希望の庫内
設定温度に早急に到達することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につい
て、図1〜図9に基づいて説明する。
【0019】まず、冷蔵庫10の全体の構造を図4から
図6に基づいて説明する。図4は、本実施例の冷蔵庫1
0の正面図であり、図5は図4におけるA−A線断面図
であり、図6は、冷蔵庫10の中段部の縦断面図である
冷蔵庫10のキャビネット12の最上段には、冷蔵室1
4が設けられ、その下方には製氷室16と切替室18が
設けられ、その下方には冷凍室20が設けられ、最下段
には野菜室22が設けられている。
【0020】また、冷蔵室14にはヒンジ式の扉14a
が設けられ、製氷室16、切替室18、冷凍室20及び
野菜室にはそれぞれ引出し式の扉16a,18a,20
a,22aが設けられている。
【0021】製氷室16及び冷凍室20の背面には、冷
却器カバーとキャビネット12の内箱より構成された冷
却空間24が設けられている。この内部には、冷却器2
6が設けられ、その上方には冷却ファン28が設けら
れ、冷却器26の下方には除霜ヒータ30が設けられて
いる。
【0022】図6に示すように、切替室18の背面に
は、冷却ファン28からの冷気を冷蔵室14及び切替室
18に送るためのダンパ装置32が設けられている。こ
のダンパ装置32の左側面には、冷却ファン28からの
冷気の吸込口34が設けられ、上面には冷蔵室14に冷
気を送るためのダクト36が設けられ、前面には切替室
18に冷気を送るための吹出口38が設けられている。
また、ダンパ装置32の内部には、冷蔵室14及び切替
室18にそれぞれ冷気を送るための切替室用ダンパ40
及び冷蔵室用ダンパ42が設けられている。
【0023】さらに、図5に示すように、野菜室22の
背面には機械室44が設けられ、その内部にはコンプレ
ッサ46が設けられている。
【0024】次に、図2及び図3に基づいて切替室18
の構造について説明する。
【0025】切替室18は、図3に示すように、天井面
48、左側面50、右側面52、底面54を構成する箱
体55が、ダンパ装置32の位置にあるキャビネット1
2の内箱13へ差し込まれる構造となっており、箱体5
5とダンパ装置32との間には、背面板56が取付けら
れる。そして、この背面板56が切替室18の背面とな
っている。また、箱体55の前面には枠体57が取付け
られる。なお、ダンパ装置32は、カバー32aと本体
32bよりなる。
【0026】背面板56には、冷気の吹出口である開口
部58が開口し、この位置は、ダンパ装置32の吹出口
38の位置に相当する。また、この開口部58の右側に
は、切替室18の庫内温度を検出するための切替室用温
度センサ60が設けられている。
【0027】箱体55は、その回りに発泡スチロールな
どよりなる断熱材が設けられている。また、底面54の
裏面には、電熱線よりなる底面ヒータ62が設けられ、
この底面ヒータ62をアルミテープ64で覆っている。
さらに、左側面50の裏面にも、電熱線よりなる側面ヒ
ータ66が設けられ、この側面ヒータ66をアルミテー
プ68が覆っている。そして、このアルミテープ68
は、図2に示すように、背面板56の位置まで延長さ
れ、側面ヒータ66の熱がアルミテープ68を介して合
成樹脂よりなる背面板56に伝わるようになっている。
これにより、背面板56に特別にヒータを設けることな
く、背面からも加熱することができる。したがって、こ
の切替室18は底面、左側面、背面の三方から加熱され
て、庫内温度を安定して維持することができる。
【0028】なお、底面ヒータ62は、側面ヒータ66
よりも加熱量を多くできるように最大熱容量が大きいも
のを使用している。これは、底面ヒータ62は、切替室
18の温度上昇を目的としているためである。
【0029】次に、図7に基づいて、この冷蔵庫の電気
系統の構造を説明する。
【0030】マイコンよりなる制御装置70は、図5に
示すように、冷蔵室14の背面側上部の基板に設けられ
ている。そして、これには、冷却ファン28を回転させ
るためのモータ72を制御するためのモータ駆動装置7
4と、冷蔵室用ダンパ42、切替室用ダンパ40を作動
させるためのダンパ用モータ76と、切替室用温度セン
サ60と、切替室18の側面ヒータ66と、切替室18
の底面ヒータ62と、除霜ヒータ30と、コンプレッサ
46が接続されている。また、冷蔵庫10の周囲温度を
検知するための周囲温度センサ80と、冷蔵室14の庫
内温度を検知する冷蔵室温度センサ84と、冷凍室20
の庫内温度を検知する冷凍室温度センサ86と、冷蔵庫
10自体への電源投入時からの時間をカウントするタイ
マ部88とが接続され、さらに、各部屋の設定温度を操
作するための操作盤82が接続されている。
【0031】操作盤82は、図9に示すように冷蔵室1
4の扉14aの下部に配設されていて、操作盤82の左
部に切替室18の温度設定を行なう複数の設定ボタンが
設けられている。
【0032】そして、操作盤82においては、切替室1
8の温度を、ワイン温度、野菜室温度、冷蔵室温度、チ
ルド温度、パーシャル温度の間で連続して設定できると
共に、また、冷凍温度(弱、通常、強)の間で連続して
設定できる。なお、冷蔵室温度、野菜室温度、チルド温
度、パーシャル温度、冷凍温度(弱、通常、強)の目安
の温度は、図8に示す通りである。ここで、ワイン温度
とは、ワインを保存するのに適当な温度であり、本実施
例の冷蔵庫では8℃になるように設定、制御をしてい
る。
【0033】上記構成の冷蔵庫10において、底面ヒー
タ62と側面ヒータ66、及び切替室用ダンパ40の開
閉とで切替室18の庫内温度を制御するようになってい
る。切替室18の設定温度は、例えば本実施例ではワイ
ンモードでは8℃、野菜モードでは3℃、冷蔵モードは
2℃、チルドモードは0℃、パーシャルモードは−3℃
としている。また切替室18の設定温度は、冷凍温度の
通常である−18℃である。
【0034】そして、図9に示す操作盤82のワイン、
野菜等のモードに対応したボタンを押操作することで、
底面ヒータ62、側面ヒータ66及び切替室用ダンパ4
0の開閉により設定したモードの温度に設定制御され
る。
【0035】ここで、冷蔵庫10に電源を投入すると、
一般的に冷蔵室14、冷凍室20、野菜室22等が徐々
に冷却され、例えば、冷凍室20では−18℃、冷蔵室
14は2℃、野菜室22は3℃へと温度制御されること
になる。そして、従来では切替室18において任意に設
定された運転モード(例えばチルドモード)で温度制御
するべく切替室用ダンパ40は開状態を継続して冷却さ
れていた。その結果、切替室18以外の冷蔵室14、冷
凍室20の冷却が遅れてユーザーの要望に応えられてい
なかった。
【0036】そこで、本発明では、電源投入後の一定時
間は切替室18へ冷気を送るための切替室用ダンパ40
を閉として、冷蔵庫10の電源投入時における冷却スピ
ードの向上と冷却性能の向上を図るようにしたものであ
る。
【0037】次に、冷蔵庫10自体の電源投入時からの
制御について説明する。
【0038】図1に示すように、冷蔵庫10に電源が投
入されると(ステップS1参照)、切替室用ダンパ40
は閉に制御され(ステップS2参照)、次にステップS
3〜ステップS5に示すように切替室18がどの運転モ
ードに設定されているかを判断する。例えば、ステップ
S3に示すように切替室18が冷凍モードに設定されて
いるとすると、ステップS6に進んで切替室用ダンパ4
0の閉時間を予め設定しているT1とする。ここで、こ
の切替室用ダンパ40の閉時間のT1は例えば、5分、
あるいは10分とする。
【0039】閉時間T1はステップS9で積算され、積
算時間に達した場合にはステップS10からステップS
11に移行して切替室用ダンパ40を開とし、通常運転
に移行する(ステップS13参照)。つまり閉時間に達
した後に切替室用ダンパ40を開として切替室18に冷
気を流入し、切替室18を設定された温度帯(ここでは
冷凍モード)に制御するようになっている。
【0040】また、ステップS4において、切替室18
が冷蔵モードに設定されている場合には、ステップS7
に移行し、切替室用ダンパ40の閉時間はT2と判断
し、この閉時間T2に達するまで積算していき(ステッ
プS9参照)、閉時間T2に達すると、切替室用ダンパ
40を開として通常運転に移行する(ステップS10、
S11、S13参照)。
【0041】また、ステップS5においては切替室18
がワインモード、野菜室モード、チルドモード、パーシ
ャルモードのいずれに設定されているかを判断し、それ
ぞれのモードに対応した切替室用ダンパ40の閉時間T
nを判断する。そして、各モードに対応した切替室用ダ
ンパ40の閉時間に達するまで、切替室用ダンパ40を
閉にして、閉時間に達した後に切替室用ダンパ40を開
として切替室18に冷気を流入し、切替室18を設定さ
れた温度帯に制御するようになっている。
【0042】ここで、電源投入後の切替室用ダンパ40
の閉時間であるが、切替室18の設定モードの温度が高
いほど長くしており、例えば、冷凍モードであれば5
分、冷蔵モードであれば10分〜20分、最も温度帯が
高いワインモードであれば30分等にしている。しか
し、この切替室用ダンパ40の閉時間は冷蔵室14、冷
凍室20の冷却スピードを損なわない限り任意に設定で
きるのは勿論である。
【0043】このように、冷蔵庫10の電源投入後の一
定時間は切替室用ダンパ40を閉としているので、冷蔵
室14、冷凍室20を優先的に冷却することができるの
で、希望の庫内設定温度に早急に到達することができ
る。したがって、切替室18を備えている冷蔵庫10で
あっても、電源投入時の冷却スピードの向上と冷却性能
の向上を図ることができる。
【0044】また、電源投入後に切替室用ダンパ40を
閉として切替室18内に直接冷気を流入させていなくて
も、切替室18の回りの冷蔵室14、冷凍室20、製氷
室16等が冷却されているので、切替室18自体もその
影響を受けて冷却されていき、また、所定の閉時間の経
過後には切替室用ダンパ40を開として切替室18を急
速に冷却していくので、切替室18の冷却スピードが遅
いという問題は発生しない。
【0045】(第2の実施例) 前記の実施例では、切替室用ダンパ40の閉時間を予め
設定した時間としていたが、本実施例では設定時間に達
するまでに冷蔵室14、冷凍室20の庫内温度が所定の
温度になった場合には、切替室用ダンパ40を強制的に
開とする制御を行なっている。
【0046】すなわち、冷蔵室14、冷凍室20には冷
蔵室温度センサ84、冷凍室温度センサ86がそれぞれ
設けられており(図7参照)、これらの温度センサ8
4、86からの検知信号を受けて、図1のステップS1
2に示すように冷蔵室14では例えば2℃、冷凍室20
では例えば−18℃になった場合に、ステップS11に
移行して切替室用ダンパ40を開として切替室18を所
定の設定モードに温度制御を行なう。
【0047】したがって、このように制御をすること
で、予め設定した閉時間になるまでに切替室18の温度
制御を行なうことができるので、切替室18を所望の温
度帯に早く制御することができる。
【0048】なお、前記の設定温度を冷蔵室14では2
℃、冷凍室20では−18℃として説明したが、これら
の温度より高い温度で切替室用ダンパ40を開とする制
御を行なうようにしても良い。例えば、冷蔵室14を6
℃、冷凍室20を−12℃になった時に切替室用ダンパ
40を開制御するようにする。
【0049】また、冷蔵庫10が設置されている室内温
度に応じて電源投入後の切替室用ダンパ40の閉時間を
変化させるようにしても良い。つまり、周囲温度センサ
80(図7参照)からの検知信号を受けて、その周囲温
度(室内温度)に応じて切替室用ダンパ40の閉時間を
長く、あるいは短くするものである。室温が高いと電源
投入後から冷蔵室14、冷凍室20の庫内温度が所定の
温度になるまで室温が低い場合よりも時間を要するた
め、室温が高いほど切替室用ダンパ40の閉時間を長
く、また逆に室温が低いほど切替室用ダンパ40の閉時
間を短く制御する。この制御は、制御装置70に制御す
るようになっている。
【0050】このように周囲温度に応じて切替室用ダン
パ40の閉時間を変化させることで、冷蔵室14、冷凍
室20を効率良く希望の庫内設定温度に早急に到達する
ことができる。
【0051】(第3の実施例) 前記の各実施例では、電源投入後の制御において切替室
18が冷凍モードに設定されている場合でも必ず切替室
用ダンパ40を一定時間閉とする制御を行なっていた
が、本実施例では、図10に示すように、切替室18の
設定モードが冷凍モードに設定されている場合のみ切替
室用ダンパ40を閉とせずに開制御するようにしたもの
である。
【0052】すなわち、図10に示すように電源投入後
(ステップS31参照)にステップS32に示すよう
に、先ず切替室18の設定モードが冷凍モードかそれ以
外のモードかを判断し、冷凍モードであれば、ステップ
S40に進んで切替室用ダンパ40を開として、切替室
18を冷却すると同時に冷蔵室14、冷凍室20などの
他の庫内を冷却していく。
【0053】ステップS32で切替室18が冷凍モード
以外のモードであれば、ステップS33に示すように切
替室用ダンパ40を閉とする。それ以後の制御及び種々
の制御は先の実施例と同様なので説明は省略する。
【0054】本実施例では、切替室18を冷凍モードに
設定している場合は、切替室用ダンパ40を開として切
替室18を電源投入と同時に冷却しているものであり、
これは冷凍温度帯になるまでは時間を要するので、かか
る制御をしているものである。しかし、切替室18を冷
凍モードに設定していない場合は、切替室用ダンパ40
を閉として、冷蔵室14、冷凍室20を優先的に冷却し
ているので、冷蔵室14、冷凍室20を希望の庫内温度
に早急に到達することができ、冷蔵庫電源投入時の冷却
スピードの向上と冷却性能の向上を図ることができる。
【0055】
【発明の効果】以上により本発明の冷蔵庫の制御方法で
あると切替室が冷凍温度帯に設定されている場合を除
いて、冷蔵庫の電源投入後、ダンパ装置を一定の時間閉
状態にして、冷蔵室や冷凍室を優先的に冷却するため、
希望の庫内設定温度に早急に到達することができる。こ
れにより冷蔵庫電源投入時の冷却スピードの向上と冷却
性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御動作を示すフローチャートである。
【図2】切替室の正面図である。
【図3】切替室の分解斜視図である。
【図4】冷蔵庫の正面図である。
【図5】図4におけるA−A線断面図である。
【図6】本発明の一実施例を示す冷蔵庫の中段部の縦断
面図である。
【図7】冷蔵庫のブロック図である。
【図8】切替室の設定温度の8段階の内容を示す図であ
る。
【図9】操作盤の部分を示す要部拡大斜視図である。
【図10】第3の実施例の制御動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】 10 冷蔵庫 18 切替室 32 ダンパ装置 60 切替室用温度センサ 62 底面ヒータ 66 側面ヒータ 70 制御装置 80 周囲温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渋谷 敏幸 大阪府茨木市太田東芝町1番6号 株式 会社東芝大阪工場内 (56)参考文献 特開 昭63−61869(JP,A) 特開 平5−240550(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 11/02 F25D 11/00 101 F25D 17/08 309

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷凍温度から冷蔵温度の複数の温度帯で設
    定温度をそれぞれ切替え可能な切替室と、開状態にして
    前記切替室に冷気を送るダンパ装置とを有した冷蔵庫に
    おいて、 電源投入時に切替室が冷凍温度帯に設定されている場合
    には前記ダンパ装置を開状態に制御し、 電源投入時から切替室の設定温度が冷凍温度帯以外の場
    合には前記ダンパ装置を閉状態にし、前記設定温度帯毎に予め設定された時間 の経過後に前記
    ダンパ装置を開状態に制御するようにしていることを特
    徴とする冷蔵庫の制御方法。
  2. 【請求項2】冷凍温度から冷蔵温度の複数の温度帯で設
    定温度をそれぞれ切替え可能な切替室と、開状態にして
    前記切替室に冷気を送るダンパ装置とを有し、 電源投入時から前記ダンパ装置を閉状態にし、 予め設定した時間の経過後に前記ダンパ装置を開状態に
    するように制御する冷蔵庫において、 前記切替室の設定温度帯毎に前記ダンパ装置を開状態に
    するまでの時間が設定されていることを特徴とする冷蔵
    庫の制御方法。
  3. 【請求項3】冷凍温度から冷蔵温度の複数の温度帯で設
    定温度をそれぞれ切替え可能な切替室と、開状態にして
    前記切替室に冷気を送るダンパ装置とを有し、 電源投入時から前記ダンパ装置を閉状態にし、 予め設定した時間の経過後に前記ダンパ装置を開状態に
    するように制御する冷蔵庫において、 冷蔵室内の温度を検知する温度センサを設け、 前記温度センサが予め設定した温度を検知した場合に前
    記ダンパ装置を開状態に制御するようにしていることを
    特徴とする冷蔵庫の制御方法。
  4. 【請求項4】冷凍温度から冷蔵温度の複数の温度帯で設
    定温度をそれぞれ切替え可能な切替室と、開状態にして
    前記切替室に冷気を送るダンパ装置とを有し、 電源投入時から前記ダンパ装置を閉状態にし、 予め設定した時間の経過後に前記ダンパ装置を開状態に
    するように制御する冷蔵庫において、 冷凍室内の温度を検知する温度センサを設け、 前記温度センサが予め設定した温度を検知した場合に前
    記ダンパ装置を開状態に制御するようにしていることを
    特徴とする冷蔵庫の制御方法。
  5. 【請求項5】冷凍温度から冷蔵温度の複数の温度帯で設
    定温度をそれぞれ切替え可能な切替室と、開状態にして
    前記切替室に冷気を送るダンパ装置とを有し、 電源投入時から前記ダンパ装置を閉状態にし、 予め設定した時間の経過後に前記ダンパ装置を開状態に
    するように制御する冷蔵庫において、 冷蔵庫の周囲温度を検知する温度センサを設け、前記ダンパ装置を開状態にするまでの時間が、前記温度
    センサが検知した周囲温度に応じて設定されている こと
    を特徴とする冷蔵庫の制御方法。
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