JP3530456B2 - オフセット輪転機の胴着脱制御方法及び胴着脱装置 - Google Patents

オフセット輪転機の胴着脱制御方法及び胴着脱装置

Info

Publication number
JP3530456B2
JP3530456B2 JP2000104040A JP2000104040A JP3530456B2 JP 3530456 B2 JP3530456 B2 JP 3530456B2 JP 2000104040 A JP2000104040 A JP 2000104040A JP 2000104040 A JP2000104040 A JP 2000104040A JP 3530456 B2 JP3530456 B2 JP 3530456B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
printing
blanket
detaching
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000104040A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001287343A (ja
Inventor
幸和 小路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2000104040A priority Critical patent/JP3530456B2/ja
Publication of JP2001287343A publication Critical patent/JP2001287343A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3530456B2 publication Critical patent/JP3530456B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotary Presses (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刷版の差し替え交
換等印刷を停止後、次の印刷を再開するに当たって、立
ち上がり時間を短縮させ、損紙の発生を極力減少させる
よう構成した、オフセット輪転機の胴着脱制御方法及び
胴着脱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6はオフセット輪転機に設備した印刷
装置部における従来の印刷胴(シリンダ)の着脱装置を
説明する模式的な側面図、図7はその胴着脱装置の制御
方法を示すタイムチャート、図8はそのオフセット輪転
機の印刷装置の一つを示す模式的な側面図、図9はその
オフセット輪転機の全体概略構成を示す模式図である。
【0003】図9に示すように、一般的なオフセット輪
転機は、主な構成ユニットとして、ウェブ供給装置1
3,ウェブ1の走行方向に沿って並設された複数組の印
刷装置2a〜2n,乾燥装置14,冷却装置15,ウェ
ブパス装置16,折機17等を備えて構成されている。
また、ウェブ供給装置部13にはインフィード装置25
が、冷却装置15には冷却ローラ22が、ウェブパス装
置16にはドラグローラ23が、折機17にはニッピン
グローラ24がそれぞれ装備されている。
【0004】このような構成により、従来のオフセット
輪転機では、ウェブ供給装置13に設置されたロール状
シート(巻き取り紙)から供給されたウェブ1は、上記
のように並設された印刷装置2a〜2n群を順次通過す
ることによって各色を印刷されて所定の多色印刷が施さ
れる。その後、乾燥装置14へ送り込まれて乾燥処理さ
れ、更に、冷却装置15へ送り込まれて冷却の処理が施
される。続いて、ウェブパス装置16,折機17の順に
送り込まれて折り畳みや裁断等が行われ、目的とする形
状(折帖)に加工された後、外部へ搬出されることにな
る。
【0005】ところで、商業用オフセット輪転機には、
従来から、印刷胴を着脱するために胴着脱装置が設備さ
れている。この胴着脱装置は、例えば図6に示すよう
に、上側の版胴(印刷胴)5aと下側の版胴(印刷胴)
5bとがそれぞれ所定位置において固定されており、上
側ブランケット胴(印刷胴)8aと下側ブランケット胴
(印刷胴)8bとを着脱させると共に、連動して上記ブ
ランケット胴8a,8bをそれぞれに対応する版胴5に
対して同時に着脱させる構造となっていた。以下、ブラ
ンケット胴8a,8bについて上下区別しない場合には
符号8で示し、版胴5a,5bについて上下区別しない
場合には符号5で示す。
【0006】つまり、版胴5の外周には刷版11が装着
され、この刷版11にはインキ付けローラ3及び水付け
ローラ4が接触しており、印刷用のインキ19がインキ
付けローラ3を通じて刷版11に供給され、湿し水舟内
の湿し水18が水練りローラ12から水付けローラ4を
経て刷版11に供給される。そして、各ブランケット胴
8を移動させるブランケット胴移動機構9と、各インキ
付けローラ3を着脱させるローラ着脱機構6bと、各水
付けローラ4を着脱させるローラ着脱機構6aとが、そ
なえられている。
【0007】なお、胴着脱装置には、図6に示すものと
は別の方式として、固定した上側ブランケット胴8aに
対して、下側ブランケット胴8b側と上側版胴5a及び
下側版胴5bとが同時に着脱するよう構成されたもの
や、下側ブランケット胴8bが固定で、上側ブランケッ
ト胴8a側と上側版胴5a及び下側版胴5bとが同時に
着脱するよう構成されたものがある。
【0008】このような胴着脱装置では、印刷停止時に
は、上側版胴5aと上側ブランケット胴8aとの間、上
側ブランケット胴8aと下側ブランケット胴8bとの
間、及び、下側ブランケット胴8bと下側版胴5bとの
間に、それぞれ所定の隙間を形成すると共に、各側版胴
5a、5bに対して水着けローラ4,インキ着けローラ
3も離脱した状態にし、ウェブ1に対してインキが転写
しないように設定する。なお、このように印刷時に互い
に接合する印刷胴の相互間に隙間を形成したり印刷胴に
対してローラの離脱させることを胴抜きといい、またこ
の胴抜きした状態を胴抜き状態という。胴抜きとは逆に
胴を相互に接合させたり胴に対してローラを接合させた
りことを胴入れという。
【0009】ところで、上記のように胴抜き状態にし
て、刷版11の差し替え交換等の印刷装置2部の設定を
変更し、その後、印刷を再開させる場合には、制御装置
10Cを通じて、次の如く操作(制御)する。 初期状態、即ち、ウェブパスラインの上下各側に設備さ
せたブランケット胴8と版胴5との間、各側版胴5とイ
ンキ着けローラ3との間、版胴5と水着けローラ4との
間、及び、上下のブランケット胴8a,8bの相互間
に、それぞれ所定の隙間を形成させた胴抜き状態から、
図6に示すように、先ず時点t1で、ローラ着脱機構6
aを作動させて水練りローラ12と水着けローラ4を移
動し、水着けローラ4を版胴5に巻着させた刷版11へ
押圧させる。このような設定により、湿し水舟の湿し水
18は水練りローラ12と水着けローラ4を順次転移し
刷版11へ供給される。
【0010】次に時点t2で、ローラ着脱機構6bを作
動させてインキ着けローラ3を移動し、このインキ着け
ローラ3を版胴5に巻着させた刷版11へ押圧させる。
このような設定により、インキ壷から順次転移し供給さ
れたインキ19は、インキ着けローラ3を介して刷版1
1へ供給される。次に時点t3で、ブランケット胴移動
機構9を作動させて上下両側のブランケット胴8a,8
bを移動させ、ウェブ1を介して上下のブランケット胴
8a,8bを互いに係合(押圧)させると共に、同時に
各ブランケット胴8を対応する版胴5(刷版11)へ係
合(押圧)させる。このような設定により、総ての印刷
胴が互いに係合しウェブ1はブランケット胴8の狭持回
転によって同期走行し、印刷が出来る状態となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、輪転機にお
いては、ウェブ1に適当な一定のテンションが与えられ
ていないと、印刷品質が悪化し、テンションが大きく変
動すると印刷品質が大きく変わり損紙となってしまう。
ウェブテンションは、ウェブ供給装置部13のインフィ
ード装置25、印刷胴(特にブランケット胴8)、冷却
装置15の冷却ローラ22、ウェブパス装置16のドラ
グローラ23、折機17のニッピングローラ24等の駆
動ローラによるウェブ1の送り量、即ちローラの表面速
度の差によって、各装置間において決まる。このような
速度差は僅かであり、初期に何らかの原因でウェブ1に
たるみが有った場合には、このたるみは僅かづつしか除
去できない。
【0012】また、印刷装置間のウェブ1のテンション
の場合、速度が低い時点から胴入れをして、テンション
の早期安定化を図りたいという要請がある。ところが、
一方で印刷インキの調節は、インキ供給状態の変化や、
インキ調節した結果の状態が出力されるまでの応答時間
などの関係から、ある程度高い速度でなければ印刷速度
における色の調子を出すことができない。
【0013】従来のオフセット輪転機は、このような矛
盾を解決するため、仕方なく高い速度で胴入れをして、
インキの調節を始めている。したがって、オフセット輪
転機がある程度高い速度になった時点から印刷装置2間
のウェブ1のテンションの安定化が始まることになり、
テンションの安定化が遅れ、損紙を多く出す場合がある
という課題があった。
【0014】本発明は、上述の課題に鑑み創案されたも
ので、印刷速度における色の調子を出すことができるよ
うにしながら、速度が低い時点から胴入れをしてウェブ
テンションを早期安定化させることができるようにし
た、オフセット輪転機の胴着脱制御方法及び胴着脱装置
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明のオフセット輪転機の胴着脱制御方法は、オフ
セット輪転機の印刷装置における印刷胴の着脱にあた
り、胴抜き状態から胴入れを行なう際に、先ずブランケ
ット胴が被印刷物を押圧する状態として、次に所定のタ
イミングで版胴をブランケット胴に押圧させる制御を行
なうことを特徴としている。
【0016】請求項2記載の本発明のオフセット輪転機
の胴着脱制御方法は、請求項1記載の方法において、該
版胴を該ブランケット胴に押圧させる前に、水付けロー
ラ及びインキ付けローラを該版胴に押圧させ、次に所定
のタイミングで該水付けローラ及び該インキ付けローラ
を該版胴に押圧したまま該版胴を該ブランケット胴に押
圧させることを特徴としている。
【0017】請求項3記載の本発明のオフセット輪転機
の胴着脱制御方法は、請求項1又は2記載の方法におい
て、該印刷装置が複数そなえられ、最終色の印刷装置の
ブランケット胴を被印刷物に押圧させた後に、所定のタ
イミングで他の印刷装置のブランケット胴を被印刷物に
押圧させることを特徴としている。請求項4記載の本発
明のオフセット輪転機の胴着脱装置は、オフセット輪転
機の印刷装置における印刷胴の着脱を行なう胴着脱装置
であって、ブランケット胴の着脱を行なうためのブラン
ケット胴移動機構と、該ブランケット胴移動機構を制御
する制御装置とをそなえ、該制御装置は、胴抜き状態か
ら胴入れを行なう際に、先ず該ブランケット胴が被印刷
物を押圧する状態とし、その後、所定のタイミングで該
版胴を該ブランケット胴に押圧させるように該ブランケ
ット胴移動機構を制御することを特徴としている。
【0018】請求項5記載の本発明のオフセット輪転機
の胴着脱装置は、オフセット輪転機の印刷装置における
印刷胴の着脱を行なう胴着脱装置であって、インキ付け
ローラ及び水付けローラを版胴に着脱させるローラ着脱
機構と、版胴の着脱を行なうための版胴移動機構と、ブ
ランケット胴の着脱を行なうためのブランケット胴移動
機構と、少なくとも該ブランケット胴移動機構を制御す
る制御装置とをそなえ、該制御装置は、胴抜き状態から
胴入れを行なう際に、先ず該ブランケット胴が被印刷物
を押圧する状態とし、その後、所定のタイミングで該版
胴を該ブランケット胴に押圧させるように該ブランケッ
ト胴移動機構を制御することを特徴としている。
【0019】請求項6記載の本発明のオフセット輪転機
の胴着脱装置は、請求項5記載の装置において、該制御
装置は、該版胴を該ブランケット胴に押圧させる前に、
水付けローラ及びインキ付けローラを該版胴に押圧さ
せ、次に所定のタイミングで該水付けローラ及び該イン
キ付けローラを該版胴に押圧したまま該版胴を該ブラン
ケット胴に押圧させることを特徴としている。
【0020】請求項6記載の本発明のオフセット輪転機
の胴着脱装置は、請求項4〜6のいずれかの項に記載の
装置において、該印刷装置が複数そなえられ、該制御装
置は、最終色の印刷装置のブランケット胴を被印刷物に
押圧させた後に、所定のタイミングで他の印刷装置のブ
ランケット胴を被印刷物に押圧させることを特徴として
いる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明する。まず、本発明の第1実施形態
について説明する。図1〜図3は本発明の第1実施形態
にかかるオフセット輪転機の胴着脱制御方法及び胴着脱
装置を示すもので、図1はその胴着脱制御方法を説明す
るタイムチャート,図2はその胴着脱装置を示す印刷装
置の模式的な側面図、図3はその胴着脱の手順を示す印
刷装置要部の模式的な側面図である。
【0022】まず、本発明の第1実施形態にかかる両面
印刷用オフセット輪転機を説明すると、図2に示すよう
に、このオフセット輪転機には、図2に示すような印刷
装置(印刷部)2が、1組、或いは、図9に示すよう
に、ウェブ1の走行方向に沿って並設させた複数組の印
刷装置群2a〜2nとしてそなえられている。各印刷装
置において、印刷胴の着脱のために、インキ着けローラ
3及び水着けローラ4を版胴5へ着脱させるローラ着脱
機構6a、6bと、版胴5の着脱を行なうための版胴移
動機構7と、ブランケット胴8の着脱を行なうためのブ
ランケット胴移動機構9と、上記機構6,7,9を所定
のタイミングで関連して駆動させる制御装置10とを主
たる構成要素として、胴着脱装置がそなえられる。
【0023】つまり、印刷装置には、印刷胴として、ウ
ェブパスラインを基準とした上側ブランケット胴8a及
び下側ブランケット胴8bと、上側の版胴5a及び下側
の版胴5bとがそなえられ、これに加えて版胴5に係合
するインキ着けローラ3や水着けローラ4等がそなえら
れ、それぞれが個別(独立的)に着脱可能な構造になっ
ている。
【0024】なお、本実施形態では、印刷装置は上下に
ブランケット胴8,版胴5,インキ着けローラ3,水着
けローラ4等をそなえた両面印刷方式になっているが、
本装置及び構成は、上下の一方についてのみ機能を同じ
くする構造(形式)として、片面印刷用オフセット輪転
機の印刷部にも適用することができる。例えば、図示し
ないが、ウェブパスラインを基準とした本実施形態の下
側のブランケット胴8bに代えて定位置の圧胴を具備さ
せ、上側ブランケット胴8aと上側の版胴5aと、及び
インキ着けローラ3及び水着けローラ4等をそれぞれ個
別に着脱可能な構造としてもよい。
【0025】本実施形態にかかる胴着脱装置の場合、そ
の機能的特徴として、ウェブパスラインの上下各側にお
いて、版胴5とブランケット胴8との間、及び上下のブ
ランケット胴8a,8bの相互間を離脱(離隔)させた
状態から、ウェブ1を介して上下のブランケット胴8
a,8bのみを係合させることができ、これによって、
ブランケット胴8の外周面へインキ19を転移供給させ
ることなく、ウェブ1を狭持搬送する状態が設定可能と
なっている。
【0026】具体的に説明すると、刷版11の差し替え
交換等の印刷装置2部の設定を変更し印刷を再開させる
場合の胴入れに際しては、制御装置10を通じて、次の
ごとく操作するようになっている。つまり、図3(a)
に示す初期状態では、ウェブパスラインの上下各側に設
備させたブランケット胴8と版胴5との間、版胴5とイ
ンキ着けローラ3との間、版胴5と水着けローラ4との
間、及び上下のブランケット胴8a,8bの相互間に、
それぞれ所定の隙間を形成した胴抜き状態となってい
る。
【0027】この初期状態から、まず、図3(b)に示
すようにブランケット胴移動機構9を駆動して上下両側
のブランケット胴8a,8bのみを接近させ、ウェブ1
を介して互いに係合(押圧)させる。これにより、ウェ
ブ1はブランケット胴8a,8bの狭持回転によって同
期走行するようになる。次に、図3(c)に示すよう
に、ローラ着脱機構6aを介して水練りローラ12と水
着けローラ4とを移動させて、水着けローラ4を版胴5
に巻き着けられた刷版11へ押圧させる。これにより、
湿し水舟の湿し水18が水練りローラ12と水着けロー
ラ4とを順次転移し刷版11へ供給される。
【0028】次に、図3(d)に示すように、ローラ着
脱機構6bを介してインキ着けローラ3を移動させて、
インキ着けローラ3を版胴5に巻着させた刷版11へ押
圧させる。これにより、インキ壷から順次転移し供給さ
れたインキ19はインキ着けローラ3を介して刷版11
へ供給される。この後は、版胴移動機構7を介して上記
水着けローラ4,インキ着けローラ3を胴5に押圧係合
させた状態で版胴5を移動し、版胴5(刷版11)をブ
ランケット胴8へ係合(押圧)させる(図示省略)。
【0029】なお、複数の印刷装置を並設させた輪転機
の場合には、最終印刷装置2nのブランケット胴8a,
8bをウェブ(被印刷物)1に押圧し狭持させた後、次
に、所定のタイミングで別印刷装置のブランケット胴8
a、8bを該ウェブ(被印刷物)1へ押圧させるよう制
御する。これによって、ウェブ1は下流側への搬送力
と、ウェブ供給装置13側の制動力(バックテンショ
ン)によって所定の張力が作用した状態で走行すると共
に、総ての印刷シリンダが互いに係合し印刷が出来る状
態となる。
【0030】本発明の第1実施形態は、上記のように構
成されているので、印刷の開始に当たっては、図1及び
図3に示すように操作する。つまり、図3(a)に示す
ような各胴間や胴とローラとの間にそれぞれ所定の隙間
を形成させた初期状態(胴抜き状態)から、時点t
02で、図3(b)に示すように上下両側のブランケット
胴8a,8bのみを接近させ、ウェブ1を介して互いに
係合(押圧)させ、ブランケット胴8a,8bの狭持回
転によってウェブ1を同期走行させる。
【0031】次に、時点t1で、図3(c)に示すよう
に、水着けローラ4を版胴5に巻き着けられた刷版11
へ押圧させ、湿し水舟の湿し水18を水練りローラ12
と水着けローラ4とを順次転移させて刷版11へ供給す
る。次に、時点t2で、図3(d)に示すように、イン
キ着けローラ3を版胴5に巻着させた刷版11へ押圧さ
せ、インキ壷から順次転移し供給されたインキ19をイ
ンキ着けローラ3を介して刷版11へ供給する。
【0032】この後の時点t3で、水着けローラ4,イ
ンキ着けローラ3を胴5に押圧係合させた状態で版胴5
を移動し、版胴5(刷版11)をブランケット胴8へ係
合(押圧)させる。このようにすることによって、低速
域でブランケット胴8a,8bのみを係合させることが
でき、白紙状態でウェブ1の走行速度を昇速することに
より、ウェブ1のテンションを早期に安定化させること
が可能になる。
【0033】しかも、高速域において印刷を開始するこ
とができる。このため、速度差による色、見当のずれ等
の再調整において発生する損紙を少なくすることができ
る。なお、複数の印刷装置2(図9参照)において、ブ
ランケット胴8a,8bのみを係合させて、ウェブ1の
テンションを早期安定化させる時、先ず、最終印刷装置
2nのブランケット胴8a,8bを係合させ(図1の時
点t01で)、その後(図1の時点t02で)、他の印刷装
置2のブランケット胴8a,8bを係合させるようにし
てもよい。このようにすると、インフィード装置25と
最終印刷装置2nとの間のウェブテンションを先ず安定
化させた後、他の各印刷装置2のブランケット胴8a,
8bを係合させることになり、これにより、各印刷装置
間のウェブテンションを均一に安定化させ易い効果があ
る。
【0034】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。図4,図5は本発明の第2実施形態にかかるオフ
セット輪転機の胴着脱制御方法及び胴着脱装置を示すも
ので、図4はその胴着脱装置を示す印刷装置の模式的な
側面図、図5はその胴着脱の手順を示す印刷装置要部の
模式的な側面図である。
【0035】図4に示すように,本実施形態にかかるオ
フセット輪転機の胴着脱装置では、制御装置10Bの機
能の一部を除いて従来技術のものと同様に構成されてい
る。つまり、本実施形態にかかるオフセット輪転機に
は、図4に示すような印刷装置(印刷部)2が、1組、
或いは、図9に示すように、ウェブ1の走行方向に沿っ
て並設させた複数組の印刷装置群2a〜2nとしてそな
えられている。
【0036】各印刷装置において、印刷胴の着脱のため
に、インキ着けローラ3及び水着けローラ4を版胴5へ
着脱させるローラ着脱機構6a,6bと、版胴5の着脱
を行なうための版胴移動機構7と、ブランケット胴8の
着脱を行なうためのブランケット胴移動機構9と、上記
機構6,7,9を所定のタイミングで関連して駆動させ
る制御装置10とを主たる構成要素として、胴着脱装置
がそなえられる。
【0037】印刷装置には、印刷胴として、ウェブパス
ラインを基準とした上側ブランケット胴8a及び下側ブ
ランケット胴8bと、上側の版胴5a及び下側の版胴5
bとがそなえられ、これに加えて版胴5に係合するイン
キ着けローラ3や水着けローラ4等がそなえられ、それ
ぞれが個別(独立的)に着脱可能な構造になっている。
【0038】ところで、本実施形態では、図5に示すよ
うに、上側の版胴5a及び下側の版胴5bを所定の位置
において固定し、ウェブパスラインを基準とした上側ブ
ランケット胴8aと下側ブランケット胴8bとをそれぞ
れブランケット胴移動機構21にて支持させ、3箇所、
つまり、図5(a)に示すように、対応するブランケッ
ト胴8と版胴5とが隣り合う何れの胴にも係合しない位
置と、図5(b)に示すように、ウェブ1を介して互い
のブランケット胴8a,8bのみが係合する位置と、図
5(c)に示すように、対応するブランケット胴8と版
胴5との双方に係合する位置とへ移動可能とし、かつ固
定可能とするよう構成したものである。
【0039】ブランケット胴移動機構21としては、同
軸上に2組の偏心軸受けを組み込むか、或いは2種類の
移動機構を組み合わせ1段目移動機構と2段目移動機構
とを2段階で個別に駆動させる等種々の形式が採用でき
る(図示省略)。なお、本実施形態も前述の第1実施形
態と同様、これと機能を同じくする構造として、片面印
刷用オフセット輪転機の印刷部にも適用することができ
る。
【0040】例えば、ウェブパスラインを基準とした下
側に圧胴を具備し、上側ブランケット胴8aを圧胴と版
胴5aの何れにも係合しない位置、該圧胴にのみ係合す
る位置、及び該圧胴と位置固定的に設備した上側の版胴
5aの双方に係合する位置に移動し、かつ固定できる構
造としても良い(図示省略)。本実施形態では、ウェブ
パスラインの上下各側において版胴5とブランケット胴
8を離脱した状態から、ウェブ1を介して上下のブラン
ケット胴8a、8bのみを係合(押圧)させる、これに
よって、ブランケット胴8の外周面へインキを転移供給
する事なくウェブ1を狭持して搬送する状態が設定可能
となっている。
【0041】そして、制御装置10B刷版11の差し替
え交換等の印刷装置2部の設定を変更した後、印刷を再
開させる場合の胴入れに際しては、制御装置10Bを通
じて第1実施形態と同様に操作(制御)が行なわれるよ
うになっている。本発明の第2実施形態は、上記のよう
に構成されているので、印刷の開始に当たっては、第1
実施形態と同様、図1及び図3に示すように操作する。
【0042】つまり、第1実施形態と同様、図3(a)
に示すような各胴間や胴とローラとの間にそれぞれ所定
の隙間を形成させた初期状態(胴抜き状態)から、図1
に示す時点t02で、図3(b)に示すように上下両側の
ブランケット胴8a,8bのみを接近させ、ウェブ1を
介して互いに係合(押圧)させ、ブランケット胴8a,
8bの狭持回転によってウェブ1を同期走行させる。
【0043】次に、時点t1で、図3(c)に示すよう
に、水着けローラ4を版胴5に巻き着けられた刷版11
へ押圧させ、湿し水舟の湿し水18を水練りローラ12
と水着けローラ4とを順次転移させて刷版11へ供給す
る。次に、時点t2で、図3(d)に示すように、イン
キ着けローラ3を版胴5に巻着させた刷版11へ押圧さ
せ、インキ壷から順次転移し供給されたインキ19をイ
ンキ着けローラ3を介して刷版11へ供給する。
【0044】この後の時点t3で、水着けローラ4,イ
ンキ着けローラ3を胴5に押圧係合させた状態で版胴5
を移動し、版胴5(刷版11)をブランケット胴8へ係
合(押圧)させる。このようにすることによって、第1
実施形態と同様に、低速域でブランケット胴8a,8b
のみを係合させることができ、白紙状態でウェブ1の走
行速度を昇速することにより、ウェブ1のテンションを
早期に安定化させることが可能になり、しかも、高速域
において印刷を開始することができる。このため、速度
差による色、見当のずれ等の再調整において発生する損
紙を少なくすることができる。
【0045】なお、第2実施形態においても複数組の印
刷装置を並設させた輪転機の場合には、図1の時点t01
で最終印刷装置2nのブランケット胴8a,8bをウェ
ブ(被印刷物)1に押圧し狭持させた後、図1の時点t
02で、所定のタイミングで別印刷装置のブランケット胴
8a,8bをウェブ(被印刷物)1へ押圧し狭持させる
よう制御する。これにより、各印刷装置間のウェブテン
ションを均一に安定化させ易い効果がある。
【0046】本実施形態の場合、構造的には版胴5を位
置固定的に設備させるため、第1実施形態の効果に加
え、版胴5の移動機構7が不要(簡素)となり、係合位
置関係の調整制御が容易になると共に、製造原価の低減
が図れる利点がある。なお、本発明は、上述の実施形態
に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲でかかる実施形態を種々変形して実施しうるもので
ある。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明のオフセット輪転機の胴着脱制御方法又は請求項
4,5記載の本発明のオフセット輪転機の胴着脱装置に
よれば、低速域でブランケット胴のみを係合させること
ができ、白紙状態でウェブの走行速度を昇速することに
より、ウェブのテンションを早期に安定化させることが
可能になり、しかも、高速域において印刷を開始するこ
とができるため、速度差による色、見当のずれ等の再調
整において発生する損紙を少なくすることが可能にな
る。
【0048】請求項2記載の本発明のオフセット輪転機
の胴着脱制御方法又は請求項6記載の本発明のオフセッ
ト輪転機の胴着脱装置によれば、高速域において印刷を
開始することができ、速度差による色、見当のずれ等の
再調整において発生する損紙を少なくすることができ
る。請求項3記載の本発明のオフセット輪転機の胴着脱
制御方法又は請求項7記載の本発明のオフセット輪転機
の胴着脱装置によれば、各印刷装置間のウェブテンショ
ンを均一に安定化させ易い効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる胴着脱制御方法
を説明するタイムチャートである。
【図2】本発明の第1実施形態にかかる胴着脱装置を示
す印刷装置の模式的な側面図である。
【図3】本発明の第1実施形態にかかる印刷装置要部の
模式的な側面図であり、胴着脱の手順を(a)〜(d)
の順で示す図である。
【図4】本発明の第2実施形態にかかる胴着脱装置を示
す印刷装置の模式的な側面図である。
【図5】本発明の第1実施形態にかかる印刷装置要部の
模式的な側面図であり、胴着脱時の各印刷胴の状態を
(a)〜(c)のそれぞれに示している。で示す図であ
る。
【図6】オフセット輪転機に設備した印刷装置における
従来の胴着脱装置を説明する模式的な側面図である。
【図7】従来の胴着脱装置における胴着脱制御方法を示
す説明図である。
【図8】従来のオフセット輪転機の印刷装置の一つを示
す模式的な側面図である。
【図9】従来のオフセット輪転機の全体概略構成を示す
模式図である。
【符号の説明】
1 ウェブ 2 印刷装置 3 インキ着けローラ 4 水着けローラ 5 版胴 6 ローラ着脱機構 7 版胴移動機構 8 ブランケット胴 9 ブランケット胴移動機構 10A〜10C 制御装置 11 刷版 12 水練りローラ 13 ウェブ供給装置 14 乾燥装置 15 冷却装置 16 ウェブパス装置 17 折機 18 湿し水 19 インキ 20 ブランケット胴移動機構 21 ブランケット胴移動機構 22 冷却ローラ 23 ドラグローラ 24 ニッピングローラ 25 インフィード装置

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オフセット輪転機の印刷装置における印
    刷胴の着脱にあたり、胴抜き状態から胴入れを行なう際
    に、 先ずブランケット胴が被印刷物を押圧する状態として、 次に所定のタイミングで版胴をブランケット胴に押圧さ
    せる制御を行なうことを特徴とする、オフセット輪転機
    の胴着脱制御方法。
  2. 【請求項2】 該版胴を該ブランケット胴に押圧させる
    前に、水付けローラ及びインキ付けローラを該版胴に押
    圧させ、次に所定のタイミングで該水付けローラ及び該
    インキ付けローラを該版胴に押圧したまま該版胴を該ブ
    ランケット胴に押圧させることを特徴とする、請求項1
    記載のオフセット輪転機の胴着脱制御方法。
  3. 【請求項3】 該印刷装置が複数そなえられ、最終色の
    印刷装置のブランケット胴を被印刷物に押圧させた後
    に、所定のタイミングで他の印刷装置のブランケット胴
    を被印刷物に押圧させることを特徴とする、請求項1又
    は2記載のオフセット輪転機の胴着脱制御方法。
  4. 【請求項4】 オフセット輪転機の印刷装置における印
    刷胴の着脱を行なう胴着脱装置であって、 ブランケット胴の着脱を行なうためのブランケット胴移
    動機構と、 該ブランケット胴移動機構を制御する制御装置とをそな
    え、 該制御装置は、胴抜き状態から胴入れを行なう際に、先
    ず該ブランケット胴が被印刷物を押圧する状態とし、そ
    の後、所定のタイミングで該版胴を該ブランケット胴に
    押圧させるように該ブランケット胴移動機構を制御する
    ことを特徴とする、オフセット輪転機の胴着脱装置。
  5. 【請求項5】 オフセット輪転機の印刷装置における印
    刷胴の着脱を行なう胴着脱装置であって、 インキ付けローラ及び水付けローラを版胴に着脱させる
    ローラ着脱機構と、 版胴の着脱を行なうための版胴移動機構と、 ブランケット胴の着脱を行なうためのブランケット胴移
    動機構と、 少なくとも該ブランケット胴移動機構を制御する制御装
    置とをそなえ、 該制御装置は、胴抜き状態から胴入れを行なう際に、先
    ず該ブランケット胴が被印刷物を押圧する状態とし、そ
    の後、所定のタイミングで該版胴を該ブランケット胴に
    押圧させるように該ブランケット胴移動機構を制御する
    ことを特徴とする、オフセット輪転機の胴着脱装置。
  6. 【請求項6】 該制御装置は、該版胴を該ブランケット
    胴に押圧させる前に、水付けローラ及びインキ付けロー
    ラを該版胴に押圧させ、次に所定のタイミングで該水付
    けローラ及び該インキ付けローラを該版胴に押圧したま
    ま該版胴を該ブランケット胴に押圧させることを特徴と
    する、請求項5記載のオフセット輪転機の胴着脱装置。
  7. 【請求項7】 該印刷装置が複数そなえられ、該制御装
    置は、最終色の印刷装置のブランケット胴を被印刷物に
    押圧させた後に、所定のタイミングで他の印刷装置のブ
    ランケット胴を被印刷物に押圧させることを特徴とす
    る、請求項4〜6のいずれかの項に記載のオフセット輪
    転機の胴着脱装置。
JP2000104040A 2000-04-05 2000-04-05 オフセット輪転機の胴着脱制御方法及び胴着脱装置 Expired - Lifetime JP3530456B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000104040A JP3530456B2 (ja) 2000-04-05 2000-04-05 オフセット輪転機の胴着脱制御方法及び胴着脱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000104040A JP3530456B2 (ja) 2000-04-05 2000-04-05 オフセット輪転機の胴着脱制御方法及び胴着脱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001287343A JP2001287343A (ja) 2001-10-16
JP3530456B2 true JP3530456B2 (ja) 2004-05-24

Family

ID=18617657

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000104040A Expired - Lifetime JP3530456B2 (ja) 2000-04-05 2000-04-05 オフセット輪転機の胴着脱制御方法及び胴着脱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3530456B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5033517B2 (ja) * 2007-07-03 2012-09-26 三菱重工印刷紙工機械株式会社 印刷機の運転方法及び運転制御装置並びに印刷胴及び印刷機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001287343A (ja) 2001-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9533486B2 (en) Printing press for security printing and method for changing a printing forme and printing press start-up
CN101687413B (zh) 可变裁切的印刷单元和印刷方法
JP2964238B2 (ja) オフセット印刷機構及びこの印刷機構を有するオフセット印刷機
JP2000127338A (ja) オンザラン版板交換のためのウェブ平版印刷機における印刷ユニット
JPH11342583A (ja) 完全解放ブランケット
JP2001310875A (ja) ウェブテンションを制御するための装置及び方法
JP6449051B2 (ja) 印刷機の制御装置及び方法と印刷機
JP2000514378A (ja) 多色刷り枚葉紙印刷機
JP4414505B2 (ja) 単一の又は2つのウェブを印刷するための多色印刷機
JP2001322252A (ja) オフセット輪転機の切替作業の自動化装置
JP3530456B2 (ja) オフセット輪転機の胴着脱制御方法及び胴着脱装置
US9027475B2 (en) Method for changing edition on a rotary press
JP2007118251A (ja) 輪転印刷機およびその制御方法
JP3795054B2 (ja) 個別駆動式印刷機械の制御方法及び個別駆動式印刷機械
JP2003053937A (ja) 印刷機の運転方法及びオフセット輪転印刷機並びにその制御プログラム
JPS60180842A (ja) 枚葉紙オフセツト印刷機において両面印刷する方法と装置
JP5538091B2 (ja) 印刷中断時にインキ装置においてインキプロファイルを制御する方法
JP2003205598A (ja) 個別駆動式印刷機械の駆動モータ制御方法
JP2009119636A (ja) 印刷機
JP4536303B2 (ja) 輪転機の印刷立上げ方法
JP7320423B2 (ja) ファンアウト抑制制御装置および印刷機並びに印刷制御方法
JP4376363B2 (ja) 印刷装置
US20050241505A1 (en) Printing press and method for printing two webs
JP5792535B2 (ja) 液体供給装置
JP2005131964A (ja) 印刷機の運転方法及びオフセット輪転印刷機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040227

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080305

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100305

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110305

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110305

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110305

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120305

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 9