JP3530419B2 - 燃料電池システム - Google Patents

燃料電池システム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体高分子型の燃
料電池システムに係り、特に酸化剤ガスの加湿方法を改
良するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の固体高分子型の燃料電池
システムに用いられる燃料電池の単位セル構造を模式化
して示す断面図である。1はイオン導電性を示す固体高
分子からなる電解質膜であり、この電解質膜1の一方の
面にはアノード2が、他方の面にはカソード3が夫々設
けられている。また、アノード2側には該アノード2と
の間で燃料室4を形成するための燃料側プレート5が、
カソード3側には該カソード3との間で酸化剤室6を形
成するための酸化剤側プレート7が夫々配されている。
そして、通常の燃料電池システムにおいては、このよう
な構成の単位セルが複数個積層されて使用される。
【0003】燃料室4は燃料ガス供給配管(図示せず)
と連通しており、純水素ガス又は改質器にて改質された
水素リッチガスなどの燃料ガスが供給される。また、酸
化剤室6は酸化剤ガス供給配管(図示せず)に連通して
おり、空気などの酸素を含む酸化剤ガスが供給される。
【0004】燃料ガスと酸化剤ガスとが供給されると、
アノード2側では、燃料ガス中の水素ガスがH2→2H+
+2e-の反応によってプロトンと電子を生成する。プ
ロトンは電解質膜1を通ってカソード3に進み、電子は
外部回路(図示せず)に流れる。カソード3では、酸化
剤ガス中の酸素と、電解質膜1を通って移動してきたプ
ロトン、及び外部回路を通って流入した電子が、1/2
2+2H++2e-→H2Oの反応により、反応生成水を
生ずるとともに起電力を発生する。
【0005】ところで、電解質膜1としては、例えばプ
ロトン交換膜であるパーフルオロスルホン酸膜(デュポ
ン社製、商品名ナフィオン膜)が知られている。斯かる
電解質膜は分子中にプロトン(水素イオン)交換基を持
ち、乾燥状態では電気抵抗が高いが、湿潤させることに
よりプロトン導電性電解質膜として機能する。このため
発電時には電解質膜を加湿して湿潤状態で保持する必要
がある。
【0006】このように固体高分子からなる電解質膜を
湿潤させる方法として、従来燃料ガス又は酸化剤ガスを
予め外部加湿器によって加湿した状態で燃料電池に供給
する方法が知られている。
【0007】また、燃料電池本体のカソードから排出さ
れるカソード排ガス中に含まれる水分を水凝集器によっ
て回収し、回収された水を燃料ガスや酸化剤ガスの加湿
に利用する方法も知られている(特開平7−73894
号)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記のよう
に外部加湿器を用いる方法では装置全体の大型化を招
き、コストを増大させると共に、加湿器作動用のエネル
ギー消費によって総合的な発電効率が低下してしまう、
という課題がある。
【0009】また、水凝集器を用いる方法にあっても同
様に、水凝集器により回収した水を用いて燃料ガスや酸
化剤ガスの加湿を行うための加湿器が別途必要となり、
装置の大型化を招きコストを増大させると共に、システ
ムの総合的な発電効率の低下を招く。
【0010】本発明は、斯かる課題を解決し、小型・軽
量で且つ発電効率の高い固体高分子型の燃料電池システ
ムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】斯かる従来の課題を解決
するために、本発明燃料電池システムは、電解質膜の両
面に夫々アノード及びカソードを配した単位セルを有す
る燃料電池本体と、前記アノード及びカソードに夫々燃
料ガス及び酸化剤ガスを供給する燃料ガス供給経路及び
酸化剤ガス供給経路と、前記酸化剤ガス供給経路に設け
られ、前記酸化剤ガスと前記カソードから排出されるカ
ソード排ガスとが導入されると共に、前記酸化剤ガスと
前記カソード排ガスとを熱交換させることにより、前記
カソード排ガス中に含まれる水分を凝集させる水凝集器
と、を備える燃料電池システムにおいて、前記水凝集器
の前記酸化剤ガスの排出口と前記カソード排ガスの排出
口とを連結すると共に、少なくとも前記燃料電池本体に
おける前記酸化剤ガスの供給口を覆うように設けられた
ガス透過性の吸水部材を備えることを特徴とする。
【0012】また、本発明にあっては、前記水凝集器
は、前記酸化剤ガスの排出口を前記カソード排ガスの排
出口よりも下方に配設されたことを特徴とする。
【0013】さらに、前記燃料電池本体は、酸化剤ガス
の供給口とカソード排ガスの排出口とを同一面側に有
し、且つ前記供給口を前記排出口よりも下方に配置した
ことを特徴とする。
【0014】加えて、前記吸水部材から漏出する過剰の
水分を溜めるための貯水部を有すると共に、前記吸水部
材が当該貯水部内に延設され、少なくとも前記燃料電池
本体の起動時には前記吸水部材が前記貯水部内に溜めら
れた水と接していることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態に係
る燃料電池システムについて、図1乃至3を参照して説
明する。図1は本実施形態に係る燃料電池システムの概
略構成を示すシステム構成図であり、図2は燃料電池本
体を含む要部の分解斜視図、図3は図2におけるX−X
線矢視正面図である。
【0016】図1を参照して、10は燃料電池本体、2
0はメタン、プロパン等の炭化水素系の原燃料から水素
リッチな改質ガスを生成するための燃料改質系である。
燃料電池本体10は図9に示す単位セルが複数個積層さ
れて構成されている。また、燃料改質系20は通常改質
器21、CO変成器22及びCO除去器23から構成さ
れている。
【0017】原燃料は燃料改質系20によりCO濃度が
10ppm程度にまで低減された水素リッチな改質ガス
とされて、燃料電池本体10のアノード11に供給され
る。また、アノード11から排気されたアノード排ガス
は、改質器21加熱用のバーナーに供給され、このバー
ナーの燃料として再利用される。
【0018】燃料電池本体10のカソード13に酸化剤
ガスを供給するための経路には、この酸化剤ガスと、カ
ソード13から排出されたカソード排ガスとを熱交換さ
せることによりカソード排ガス中に含まれる水分を凝集
させるための水凝集器30が設けられている。
【0019】図2に示す如く、本実施形態においては水
凝集器30としてプレートフィン型熱交換器を用いる。
この水凝集器30は、水平方向に第1ガス流通路T1が
開設された第1プレートP1と、垂直方向に第2ガス通
路T2が開設された第2プレートP2とが、交互に積層
された積層体からなる(同図では、4枚のプレートP1
と、3枚のプレートP2とが積層されている)。そし
て、水平方向の第1ガス通路T1にはフィン31が挿設
されて熱交換率の向上を図っている。
【0020】そして、燃料電池本体10におけるカソー
ド排ガスの排出口10A側に枠体32を取付し、この枠
体32の内周32Aに中空で角筒状の連結部材33を立
設し、当該連結部材33に水凝集器30を取付けてい
る。
【0021】斯かる構成によって、燃料電池本体10の
カソードから排出されるカソード排ガスは、連結部材3
3の内周側壁33Aが形成する通路を通じて、水凝集器
30の第1ガス通路T1に導入される。
【0022】また、水凝集器30の上面にはマニホール
ド34が取付けられ、該マニホールド34の中央部には
ファン35が取付けられている。このファン35により
酸化剤ガスとなる空気が水凝集器30の第2ガス通路T
2に送り込まれる。
【0023】水凝集器30には、ファン35が送る空気
を、該水凝集器30から燃料電池本体10に酸化剤ガス
として案内するダクト40が設けられている。このダク
ト40は、その入口側40Aが前記第2ガス通路T2の
排出口30Bと連通し、その出口側40Bが燃料電池本
体10における酸化剤ガスの供給口10Bと連通された
状態で取付けられている。
【0024】さらに、本発明にあっては、水凝集器30
の前記第1ガス通路T1から排出されるカソード排ガス
の排出口30Aと、第2ガス通路T2から排出される酸
化剤ガスの排出口30Bとを連結するように連続して設
けられた吸水部材50を有している。また、燃料電池本
体10における酸化剤ガスの供給口10Bを覆うように
延在して設けている(図3参照)。
【0025】この吸水部材50は、例えば綿繊維、レー
ヨン繊維、ポリビニルアルコール系繊維のように、素材
そのものが吸水性を有する材料からなる吸水膜から構成
することができる。また、紙,木綿,カーボン,ガラス
等を基体とする繊維材料や、アクリル,ナイロン等から
なる合成繊維、或いは多孔質のセラミック材料或いはカ
ーボン等、素材そのものは吸水性を持たなくても毛管力
によって吸水性を付与した材料から構成することができ
る。
【0026】また、吸水部材50としてはガス透過性を
有するものを用いる必要がある。このためには吸水部材
50を、素材自体がガス透過性を有する材料から構成す
れば良い。或いは、多数の小孔を開設することによって
構造的に吸水性を付与した吸水部材を用いても良い。そ
して、斯様にガス透過性を有する吸水部材50を、水凝
集器30におけるカソード排ガスの排出口30Aと、酸
化剤ガスの排出口30Bと、燃料電池本体10における
酸化剤ガスの供給口10Bとを完全に覆うように設け
る。
【0027】以上の構成の燃料電池システムは、定常運
転時には以下のように動作する。
【0028】メタンガス、プロパンガス等の炭化水素系
の原料ガスは、改質器21により水蒸気改質され、水素
リッチな改質ガスとされる。この改質ガスは、CO変成
器22及びCO除去器23によりガス中のCO濃度が1
0ppm程度にまで低減され、燃料電池本体10のアノ
ード11に供給される。一方、酸化剤ガスとなる空気は
ファン35により燃料電池本体10のカソード13に供
給され、燃料電池本体10が発電する。
【0029】ここで、ファン35により取り込まれた空
気は図3において白抜きの矢印で示すように、先ず水凝
集器30の第2ガス通路T2に導入される。また、水凝
集器3の第1ガス通路T1には、図3において黒塗りの
矢印で示すように、燃料電池本体10のカソードから排
出されるカソード排ガスが導入される。このカソード排
ガスは、電池作動温度である80℃〜100℃程度にま
で加熱された状態で第1ガス通路T1に導入され、そし
て第2ガス通路T2を流れる室温程度の空気との間で熱
交換することにより冷却される。
【0030】カソード排ガス中には前述の通りカソード
で生成された反応生成水が水蒸気として含有されてお
り、上記のように冷却されることでこの水蒸気は凝集さ
れ、凝集水を生じる。この凝集水は第1ガス通路T1を
流れるカソード排ガスの圧力により排出口30Aに吹き
飛ばされ、そしてこの排出口30Aを覆うように設けら
れた吸水部材50により吸収される。
【0031】吸水部材50により吸収された凝集水は、
毛細管現象及び重力の影響により、吸水部材50中を、
水凝集器30における第2ガス通路T2の排出口30B
を覆う領域にまで移動する。即ち、本実施形態にあって
は図3に示す如く、酸化剤ガスが流れる第2ガス通路T
2の排出口30Bが、カソード排ガスが流れる第1ガス
通路T1の排出口30Aよりも下方となるように水凝集
器30を配している。従って、第1ガス通路T1の排出
口30Aにおいて吸水部材50により吸収された凝集水
は、毛細管現象だけでなく重力の効果によっても第2ガ
ス通路T2の排出口30Bを覆う部分にまで移動する。
【0032】そして、第2ガス通路T2に導入された空
気は、排出口30Bを通過する際に吸水部材50中に含
まれる凝集水により加湿されてダクト40内に導入さ
れ、そして該ダクト40内を図中白抜きの矢印で示す方
向に通過して燃料電池本体10における酸化剤ガス供給
口10Bからカソードに供給される。
【0033】また、給水部材50中に吸収された凝集水
が燃料電池本体の供給口10Bを覆う部分にまで移動
し、空気を第2ガス通路T2の排出口30Bと燃料電池
本体10の供給口10Bとの2箇所で加湿することがで
きることから、加湿の効果をさらに向上させることがで
きる。
【0034】以上のように、本実施形態の燃料電池シス
テムによれば、加湿器を設けることなく酸化剤ガスを加
湿することができる。また、1つのファン35で水凝集
器30の冷媒となる空気と、酸化剤ガスとなる空気を供
給することができるため、システム構成を簡素なものと
することができる。この結果、本発明によれば、システ
ム構成をコンパクト化でき、システム全体の発電効率を
向上することができると共に、コストの低減を図ること
ができる。
【0035】また、ファン35によりガス通路T2に取
り込まれた空気は水凝集器30内でカソード排ガスと熱
交換され、加熱された状態でカソードに供給されるの
で、燃料電池本体の温度が均一化され、発電効率及び寿
命の向上を図ることができる。
【0036】(実施例) 上記実施の形態に基づいた燃料電池システムにおいて、
電極面積が100cm2の単位セルを16個積層して燃
料電池本体を作製し、さらに吸水部材としてナイロン不
織布を用いて図3に示す構成の燃料電池システムを用意
した。この図3の構成に対応する燃料電池システムを実
例とする。また、比較例として、吸水部材を設けない
以外は実施例と同一の構成を有する燃料電池システムを
用意した。
【0037】そして、この実施例及び比較例の燃料電池
システムを、電流密度0.5A/cm2,燃料利用率7
0%,酸化剤ガス利用率10%,電池作動温度80℃の
条件で作動させ、そのときのセル電圧の経時変化を測定
した。その結果を図4に示す。
【0038】同図から明らかな通り、従来の燃料電池シ
ステムにおいてはセル電圧の経時的な低下が大きいのに
対し、本発明によればセル電圧の経時的な低下が小さ
く、長時間にわたって高いセル電圧を得ることができ
る。
【0039】尚、本発明に係る燃料電池システムは、以
上の実施の形態に限定されるものではない。以下に、本
発明の燃料電池システムに係る別の実施の形態について
説明する。
【0040】図5は、本発明の第2の実施の形態に係る
燃料電池システムの構成を示す正面図である。尚、同図
において、図3と同一の機能を呈する部分には同一の符
号を付している。
【0041】本実施形態に係る燃料電池システムにおい
ては、燃料電池本体1内における酸化剤ガスの経路を前
述の実施形態から変更し、カソード排ガスの排出口10
Aと、酸化剤ガスの供給口10Bとを同一面側に配して
おり、さらに酸化剤ガスの供給口10Bをカソード排ガ
スの排出口10Aよりも下方に位置させている。斯かる
構成によれば、前述の実施形態よりもダクト40の経路
を短くすることができるため、システムの構成をよりコ
ンパクト化することができる。
【0042】また、水凝集器30にて加熱された酸化剤
ガスが燃料電池本体10に供給されるまでに通過する距
離が短いため、酸化剤ガスの温度低下を抑制することが
できることから、電池内での温度分布をより均一化させ
ることができる。さらには、ダクト40内を通過中に酸
化剤ガスの温度が低下することによる酸化剤ガス中の水
分の凝集を抑制することがでるため、酸化剤ガスの加湿
により一層効果的である。
【0043】そして、吸水部材50を燃料電池本体にお
ける酸化剤ガスの供給口10Bにまで延在して設ける
と、加湿の効果をより一層向上させることができる。
【0044】さらに、図6に示すさらに別の実施の形態
に係る燃料電池システムにおいては、ダクト40内の下
方に貯水部70を設け、この貯水部70内に前記吸水部
材50を延在させている。斯かる形態によれば、吸水部
材50に吸収された凝集水のうち該吸水部材50から漏
出する過剰の水分をこの貯水部70に溜めることができ
る。
【0045】そして、吸水部材50の長さを調整し、こ
の吸水部材50の一端が常に貯水部70に溜められた水
と直接接するようにすると、カソード排ガス中の水分が
少ない燃料電池システムの起動時にあっても、貯水部7
0に溜められた水分が毛細管現象により吸水部材50を
湿潤させ、このため加湿された酸化剤ガスを燃料電池本
体10に供給することが可能となり、起動時における出
力の安定を図ることができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、加
湿器を設けることなく酸化剤ガスの加湿を効率良く行う
ことが可能となり、システム構成をコンパクト化でき、
システム全体の発電効率を向上することができると共
に、コストの低減を図ることができる。
【0047】また、ファンにより第2ガス通路に取り込
まれた空気は水凝集器内でカソード排ガスと熱交換さ
れ、加熱された状態でカソードに供給されるので、燃料
電池本体の温度が均一化され、発電効率及び寿命の向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る燃料電池システムの概
略構成を示すシステム構成図である。
【図2】前記システムにおける要部分解斜視図である。
【図3】図2におけるX−X線矢視正面図である。
【図4】実施例及び比較例にかかわる燃料電池システム
の特性図である。
【図5】別の実施形態に係る燃料電池システムの正面図
である。
【図6】さらに別の実施形態に係る燃料電池システムの
正面図である。
【図7】単位セルの断面図である。
【符号の説明】
10…燃料電池本体、20…燃料改質系、30…水凝集
器、35…ファン、40…ダクト、50…吸水部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−132038(JP,A) 実開 平3−128269(JP,U) 国際公開00/014819(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 8/04 - 8/06,8/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電解質膜の両面に夫々アノード及びカソー
    ドを配した単位セルを有する燃料電池本体と、前記アノ
    ード及びカソードに夫々燃料ガス及び酸化剤ガスを供給
    する燃料ガス供給経路及び酸化剤ガス供給経路と、前記
    酸化剤ガス供給経路に設けられ、前記酸化剤ガスと前記
    カソードから排出されるカソード排ガスとが導入される
    と共に、前記酸化剤ガスと前記カソード排ガスとを熱交
    換させることにより、前記カソード排ガス中に含まれる
    水分を凝集させる水凝集器と、を備える燃料電池システ
    ムにおいて、 前記水凝集器の前記酸化剤ガスの排出口と前記カソード
    排ガスの排出口とを連結すると共に、少なくとも前記燃
    料電池本体における前記酸化剤ガスの供給口を覆うよう
    に設けられたガス透過性の吸水部材を備えることを特徴
    とする燃料電池システム。
  2. 【請求項2】前記水凝集器は、前記酸化剤ガスの排出口
    を前記カソード排ガスの排出口よりも下方に配設された
    ことを特徴とする請求項1記載の燃料電池システム。
  3. 【請求項3】前記燃料電池本体は、酸化剤ガスの供給口
    とカソード排ガスの排出口とを同一面側に有し、且つ前
    記供給口を前記排出口よりも下方に配置したことを特徴
    とする請求項1または2記載の燃料電池システム。
  4. 【請求項4】前記吸水部材から漏出する過剰の水分を溜
    めるための貯水部を有すると共に、前記吸水部材が当該
    貯水部内に延設され、少なくとも前記燃料電池本体の起
    動時には前記吸水部材が前記貯水部内に溜められた水と
    接していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の燃料電池システム。
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