JP3529679B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP3529679B2
JP3529679B2 JP28647299A JP28647299A JP3529679B2 JP 3529679 B2 JP3529679 B2 JP 3529679B2 JP 28647299 A JP28647299 A JP 28647299A JP 28647299 A JP28647299 A JP 28647299A JP 3529679 B2 JP3529679 B2 JP 3529679B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル放送を
受信して記録再生することが可能な記録再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル方式で送受信を行なう
ディジタル放送が開始されており、ディジタル放送信号
をビットストリームのまま記録する装置として、D−V
HS(ディジタルテープレコーダ)等のテープデバイス
が開発されている。
【0003】図31はこのような従来の記録再生装置を
示すブロック図である。
【0004】図31において、入力端子1にはディジタ
ル放送信号が入力される。ディジタル放送においては、
MPEG2方式が採用されるようになっている。MPE
G2は、複数の画像、音声及びデータ等の時分割多重を
容易にするために、パケット単位で伝送データを伝送す
るようになっている。1パケットは同一種類のデータに
よって構成し、各パケットにデータの種類を示す識別信
号を付加する。MPEG2規格では、188バイト長の
トランスポートパケット(TSパケット)を伝送単位と
するトランスポートストリーム(TS)によって信号を
伝送する。
【0005】また、映像データ及び音声データ等の各ス
トリームは、エレメンタリストリーム(ES)によって
伝送する。ESにヘッダを付加してPES(Packetized
Elementary Stream Packet)パケットを構成する。P
ESパケットは比較的大きいので、複数個のトランスポ
ートパケットのペイロード(Payload)によって伝送さ
れる。なお、PESについては、ISO/IEC13818-3に詳述
されている。
【0006】このトランスポートストリームが入力端子
1に入力される。記録時には、入力端子1に入力された
トランスポートストリームはテープ記録装置6に供給さ
れて、ビットストリーム記録テープ7に記録される。
【0007】入力端子1を介して入力されたトランスポ
ートストリームは選択回路2にも与えられる。選択回路
2は、入力端子1からのトランスポートストリームとテ
ープ記録装置6から再生されたトランスポートストリー
ムのいずれか一方を選択してTSデパケット処理部3に
出力する。
【0008】TSデパケット処理部3のデマルチプレク
ス処理部4は、入力されたトランスポートストリームを
デマルチプレクス処理して同一プログラムの各種別のパ
ケット別にPES生成部5に供給する。PES生成部5
は、複数個のTSパケットのペイロードによって映像P
ESパケット及び音声PESパケットを得る。これらの
映像及び音声PESデータは、夫々映像デコーダ8及び
音声デコーダ9に供給される。
【0009】映像デコーダ8は映像PESデータをデコ
ードして映像信号を得、音声デコーダ9は音声PESデ
ータをデコードして音声信号を得る。これらの映像信号
及び音声信号は夫々端子10,11を介して出力され
る。
【0010】このように従来の記録/再生装置は、入力
されるトランスポートストリームをそのまま記録してい
る。従って、記録媒体の記録容量は比較的大きくなけれ
ばならず、この理由から、記録媒体としては一般的にテ
ープ媒体が使用される。しかしながら、テープ媒体を使
用していることから、再生位置をジャンプさせる場合の
テープ送りに長時間を要し、例えば、タイムシフト再生
が困難であるという問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来の記録/再生装置においては、記録容量を考慮して
記録媒体として大容量のテープ媒体を用いると、タイム
シフト再生時等のテープ送りに長時間を要してしまうと
いう問題点があった。
【0012】また、更に本発明はディスク媒体を使用し
てタイムシフト再生時におけるシフト時間を正確にし、
タイムシフト再生時のアクセス及び通常再生への復帰速
度を向上させることができる記録再生装置を提供するこ
とを目的とする。
【0013】また、従来の符号化されたディジタル映
像,音声信号を記録/再生する装置で記録した信号は、
信号の最初の部分からPCRが挿入されている部分まで
は、再生時には必要でなく、この部分を記録装置に記録
するのは記録容量を圧迫するという問題があった。
【0014】また、再生時には、まずPCRを検出する
必要がある。従来、記録した信号を最初から再生しよう
としたとき、PCRが記録した信号の途中にあるため、
PCRを読み出すまで時間を要し、デコード開始まで時
間を要すという問題があった。
【0015】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、ディスク媒体に適したアクセスを可能にす
ることができる記録再生装置を提供することを目的とす
る。
【0016】更に、本発明では記録する際にPCRから
記録することにより、記録装置に記録するストリームの
サイズを削減し、かつ、再生時には、記録したディジタ
ル信号の先頭にPCRがあるため、瞬時にデコードを開
始することができる記録再生装置を提案することを目的
とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係る記録再生装
置は、圧縮符号化された信号が入力され、この信号の再
生単位の先頭を検出する再生単位検出手段と、圧縮符号
化された信号を所定の記録媒体に記録すると共に再生す
る記録再生手段と、前記再生単位先頭に対応する時間情
報及び前記再生単位の信号量の情報を記録する管理情報
記録手段と、前記管理情報記録手段によって記録された
前記時間情報及び信号量の情報に基づいて再生時に前記
所定の記録媒体の再生位置を判断する再生制御手段とを
具備したものである。
【0018】本発明において、入力された信号は記録再
生手段によって所定の記録媒体に記録される。再生単位
検出手段は、記録する信号について再生単位の先頭を検
出し、管理情報記録手段は、再生単位先頭に対応する時
間情報及び前記再生単位の信号量の情報を記録する再生
制御手段は、時間情報及び再生単位の信号量の情報に基
づいて再生位置を判断して再生を行う。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
記録再生装置の一実施の形態を示すブロック図である。
【0020】入力端子1にはトランスポートストリーム
が入力される。トランスポートストリームはマルチプロ
グラムに対応しており、復号化時において、時分割で伝
送される複数のプログラムの中から所望のプログラムの
パケットを選択することができる。この選択のために、
トランスポートパケットは、情報を伝送するペイロード
(Payload)の前にリンクレベルヘッダ(Link Level He
ader)を付加して伝送される。トランスポートパケット
188バイトのうち4バイトがリンクレベルヘッダであ
る。
【0021】リンクレベルヘッダは、先頭に同期バイト
(sync_byte)を配列し、以後、ビットエラーの有無を
示すエラーインジケータ(transport packed error ind
icator)、PESパケットの開始を示すユニット開始表
示(PES packet start indicator)、パケットの重要度
を示すトランスポートパケットプライオリティ(transp
ort priority)、パケットの識別情報であるPID(Pa
cket identification)、スクランブルの有無を示すス
クランブル制御(transport scrambling control)、ペ
イロードの有無等を示すアダプテーションフィールド制
御(adaptationfield control)、同一PIDの連続性
を示す巡回カウンタ(continuity counter)を順次配列
して構成される。
【0022】入力端子1を介して入力されたトランスポ
ートストリームは、TSデパケット処理部21のデマル
チプレクス/GOP先頭検出部22に入力される。デマ
ルチプレクス/GOP先頭検出部22は、入力されたト
ランスポートストリームをデマルチプレクスして、ユー
ザが指定したPIDに応じたパケットのみを各種別毎に
抽出して出力する。デマルチプレクス/GOP先頭検出
部22の出力は、部分的なトランスポートストリーム
(パーシャルトランスポートストリーム)であり、この
出力は記録装置26に供給されると共に、選択回路2を
介してPES生成部5にも供給される。
【0023】デマルチプレクス/GOP先頭検出部22
に入力されたトランスポートストリームに基づく番組を
映出させる場合には、記録再生制御部29は選択回路2
にデマルチプレクス/GOP先頭検出部22の出力を選
択させる。これにより入力されたトランスポートストリ
ームに含まれる所望の映像及び音声パケットデータがP
ES生成部5に供給される。
【0024】PES生成部5は、ユーザが指定したPI
Dに対応する映像及び音声パケットが入力され、複数の
トランスポートパケットのペイロードデータにより映像
及び音声PESデータを生成する。この映像PESデー
タは映像デコーダ8に供給され、音声PESデータは音
声デコーダ9に供給される。
【0025】映像デコーダ8及び音声デコーダ9は、夫
々後述するSTCカウンタ25の出力が与えられてお
り、このSTCと入力されたストリーム中のPTSとに
よってデコード時間を制御して、入力された映像又は音
声PESデータをデコードし、このデコードした映像信
号及び音声信号を出力する。映像デコーダ8からの映像
信号はモニタ表示制御部24に与えられる。モニタ表示
制御部24は、後述する記録再生制御部29に制御され
て、映像信号に対して表示のための変換処理を施して図
示しないモニタに出力する。また、音声デコーダ9の出
力音声信号は、図示しないスピーカ等の機器に供給され
る。こうして、入力端子1を介して入力されたトランス
ポートストリームのうちユーザが所望した番組の映像が
視聴可能となる。
【0026】記録再生制御部29は、ユーザ操作に基づ
く操作信号が供給される。記録再生制御部29は、操作
信号に基づいて記録モード、通常再生モード及びタイム
シフト再生モードを含む各種モードを設定するようにな
っている。記録再生制御部29は、記録モード時にはデ
マルチプレクス/GOP先頭検出部22を制御して記録
モード処理を実行させ、再生モード時には記録装置デー
タ用デマルチプレクス部23を制御して再生モード処理
を実行させる。
【0027】デマルチプレクス/GOP先頭検出部22
は、記録モード時には、ユーザ操作に基づいて記録が指
定されたPIDに応じたパケットのみを抽出して、この
抽出したパケットのビットストリームを記録装置26に
出力する。また、デマルチプレクス/先頭検出部22
は、GOP(Group of Picture)先頭タイミングにおけ
るPCR(Program Clock Reference)値を記録装置2
6に出力するようになっている。
【0028】PCRパケットは、ストリーム中にある間
隔で挿入されて、ストリームの時間基準となる。MPE
G2規格では、所定の複数枚の画面のデータによって構
成されるGOP毎にフレーム内符号化されたデータ(I
ピクチャ)を挿入する。このGOPの周期に比べて、P
CRの周期は十分に短く、所定のPCRの挿入タイミン
グとGOPの先頭タイミングとは誤差を無視して略々一
致していると考えることができる。従って、GOP先頭
タイミング近傍におけるPCR値を、GOP先頭タイミ
ングを示す時間情報として用いることができる。
【0029】記録再生制御部29は、記録するパケット
のうちGOP先頭のパケットがデマルチプレクス/GO
P先頭検出部22によってデマルチプレクスされたこと
を検出すると、GOP毎の転送パケット数を表すカウン
タ変数を0にリセットし、以後の変数をパケットのデマ
ルチプレクス毎にインクリメントし、次のGOP先頭ま
でのパケット数をカウントする。記録再生制御部29
は、GOPのパケット数の情報を記録装置26に出力す
る。
【0030】記録装置26は、ビットストリームファイ
ル28として、デマルチプレクス/GOP先頭検出部2
2によってデマルチプレクスされたパーシャルトランス
ポートストリームによって構成されるファイルを記憶す
る。記録装置26は、記録装置26内のビットストリー
ムファイル28として、ユーザが指定したPIDの所望
のプログラムのみのパーシャルトランスポートストリー
ムを記憶する。
【0031】また、記録装置26は、記録装置26内の
テーブルファイル27として、GOP先頭タイミングを
示す時間情報及びGOPのパケット数の情報を記憶す
る。GOP先頭タイミングを示す時間情報としては、例
えばGOP先頭タイミングのPCR値が用いられる。
【0032】なお、本発明の記録装置26としては、時
間情報としてPCR値を用いるのに代えて、例えば記録
再生制御部29が有する時間情報、即ち、OS(オペレ
ーティングシステム)や機器内部の時計装置等によって
得られるものとしてもよい。更に、映像又は音声ビット
ストリームに付加されているタイムスタンプ値であるP
TSやDTSの値としてもよい。また、GOPのパケッ
ト数の情報に代えて、GOPのバイト(ビット)数の情
報を記憶するようにしてもよい。
【0033】記録装置データ用デマルチプレクス部23
は、記録再生制御部29に制御されて、記録装置26に
記録されているビットストリームを読出した後、デマル
チプレクス処理してユーザ操作に基づくパケットを各種
別毎に選択回路2に出力する。選択回路2は、記録再生
制御部29に制御されて、デマルチプレクス/GOP先
頭検出部22の出力と、記録装置データ用デマルチプレ
クス部23の出力のいずれか一方を選択してPES生成
部5に出力する。
【0034】デマルチプレクス/GOP先頭検出部22
は、入力端子1からの入力パケットがPCRのPIDに
最初に一致すると、この一致したPCRの値をSTCカ
ウンタ25にロードしてカウンタ値をセットする。記録
装置データ用デマルチプレクス部23は、記録装置26
からの入力パケットがPCRのPIDに最初に一致する
と、この一致したPCRの値をSTCカウンタ25にロ
ードしてカウンタ値をセットする。このようにSTCカ
ウンタ25には、デマルチプレクス/GOP先頭検出部
22及び記録装置データ用デマルチプレクス部23によ
って抽出されたPCRが供給されている。
【0035】STCカウンタ25は入力されたPCRを
基準として時間をカウントし、このカウント値であるS
TCを映像デコーダ8及び音声デコーダ9に出力する。
映像及び音声デコーダ8,9は、STCとストリーム中
のPTSとを比較して、デコードの時間制御を行う。
【0036】なお、デマルチプレクス/GOP先頭検出
部22によりPCRパケットがデマルチプレクス処理さ
れてPCR値が取得される毎に、デマルチプレクス/G
OP先頭検出部22は取得された最新の値を内部変数に
保持する。
【0037】次に、このように構成された実施の形態の
動作について図2乃至図5のフローチャート、図6及び
図7の説明図並びに図8のフローチャートを参照して説
明する。
【0038】図2は記録時の動作を示し、図3及び図4
は再生時の動作を示し、図5乃至図7はタイムシフト再
生時の動作を示し、図8は特殊再生時の動作を示してい
る。
【0039】記録時の動作について図2を参照して説明
する。
【0040】ユーザの操作信号によって記録再生制御部
29が記録モードを設定するものとする。
【0041】先ず入力端子1から入力された入力パケッ
ト信号が記録すべき所望の映像PIDに一致するか否か
を判断する。記録すべきパケットとしては、ユーザが所
望した映像及び音声パケットの他に、PCRパケット及
び各種制御用のパケット等がある。入力パケットのPI
Dが記録すべきパケットのPIDに一致すると、デマル
チプレクス/GOP先頭検出部22は、次のステップS
2においてGOPの先頭であるか否かを判断する。ステ
ップS1にて、入力パケットのPIDが記録すべきパケ
ットのPIDに一致しない場合にはステップS1に処理
を戻す。GOP先頭を検出する方法としては、トランス
ポートストリームのアダプテーションフィールド(ISO/
IEC13818-1参照)中のランダムアクセスインジケータ
(random_access_indicator)を検出する方法があ
り、また、実際にGOPのスタートコードを検出する方
法もある。
【0042】デマルチプレクス/GOP先頭検出部22
はステップS2においてGOPの先頭を検出すると、記
録再生制御部29はステップS3において、GOP毎の
パケット数を表す変数を0にリセットする。デマルチプ
レクス/GOP先頭検出部22は、抽出したTSパケッ
トを記録装置26に与える。記録装置26は、デマルチ
プレクス/GOP先頭検出部22から入力されたTSパ
ケットをビットストリームファイル28として記録す
る。また、デマルチプレクス/GOP先頭検出部22又
は記録再生制御部29は、GOP先頭の時間情報、例え
ばPCR値を記録装置26のテーブルファイル27とし
て記録させる。
【0043】ステップS2においてGOPの先頭が検出
されなかった場合には、記録再生制御部29はステップ
S10において既に記録が開始されているか否かを判断す
る。記録が開始されていない場合には、ステップS1に
処理を戻す。
【0044】反対に、ステップS10において記録が開始
されている場合には、ステップS10からステップS4に
処理を移行し、記録再生制御部29は、GOP毎のパケ
ット数を表す変数をインクリメントする。また、デマル
チプレクス/GOP先頭検出部22は、このTSパケッ
トを記録装置26に与えてビットストリームファイル2
8として記録させる。
【0045】ステップS2において、次のGOPの先頭
が検出されると、ステップS3において、記録再生制御
部29は、GOP毎のパケット数及び時間情報を記録装
置26のテーブルファイル27として記録させる。
【0046】以後同様の動作を繰返して、ユーザ操作に
基づく所望のTSパケットのみをビットストリームファ
イル28として記録すると共に、GOPの先頭タイミン
グの時間情報及びGOPのパケット数の情報をテーブル
ファイル27として記録する。なお、ビットストリーム
ファイル28として記録した各ストリームに対応したP
ID値もテーブルファイル27として記録する。
【0047】上述したように、テーブルファイル27と
して記録する時間情報としては、受信機又はOSが有す
る時計の値を使用してもよい。PCRを使用する場合に
は、そのGOP期間中にPCRを含むパケットのディス
コンティニュティインジケータ(discontinuity_indic
ator)(同一のPID値のパケットのカウンタが不連続
になるときにアクティブとなるフラグ。ISO/IEC13818-3
参照。)が1になった場合、或いは、ユーザチャンネル
切り替え信号等の操作信号によってデマルチプレクスす
るPIDが変更されてPCR値が不連続になった場合に
は、そのときのPCR値もテーブルファイル27に書き
込むようにする。
【0048】更に、このような不連続点において不連続
であることを示すための制御データを記述したデータパ
ケットをビットストリームファイル28に多重すること
が必要な場合には、デマルチプレクス/GOP先頭検出
部22においてそのデータパケットを多重してビットス
トリームファイル28に記録するようにする。
【0049】以上の動作により、ビットストリームファ
イル28及びGOP毎のパケット数とPCR値とを記述
したテーブルファイル27を記録装置26内に記録する
ことができる。こうして、ユーザが選択した番組の映像
及び音声ビットストリームを記録することができる。
【0050】また、この記録動作において複数の番組を
記録する場合には、映像、音声及びPCRのPIDを複
数個指定してデマルチプレクス処理を行い、テーブルフ
ァイルは番組毎に生成して記録するようにする。
【0051】また、記録時には、PCR、映像及び音声
データ以外にも、PAT、PMT(ISO/IEC13818-1参
照)というセクションデータを同時に記録する。PAT
にはチャンネルごとに存在するPMTのPID値が記述
されており、PMTにはその番組のPCR、映像及び音
声のPID値が記述されている。従って、PAT及びP
MTを取得することによって映像及び音声を再生するこ
とができる。記録時には、これらのPAT及びPMTを
ビットストリームファイル28に記録すると共に、テー
ブルファイル27にPCR、映像及び音声の各PID値
に代えて、チャンネル番号を表すプログラムナンバー
(program_number)値(サービスIDでもよい)を記
録する。
【0052】このように、本実施の形態においては、G
OP先頭から記録を開始するようになっている。もし、
GOPの先頭から記録を開始しなければ、GOP先頭ま
での再生不可能なデータを無駄に記録することになる。
現在広く実施されているディジタル放送では通常15ピ
クチャで1GOPを構成し、現行のテレビ方式では1秒
間に30フレームの画像を伝送しているので、GOP先
頭から記録しなければ、最大で約0.5秒間頭出しに時
間がかかってしまうこととなる。
【0053】次に、通常再生時の処理について説明す
る。通常再生処理制御には図3及び図4に示す2通りの
方法がある。
【0054】先ず、図3の例を説明する。再生開始時に
は、記録再生制御部29は、PCR、映像及び音声のP
ID値をテーブルファイル27から読み出してPID値
を取得し、記録装置データ用デマルチプレクス部23に
設定する。記録再生制御部29は、最初のPCRのPI
Dに一致したパケット内のPCR値をSTCカウンタ2
5に設定する。
【0055】次に、映像デコーダ8及び音声デコーダ9
のバッファの空き容量をチェックする。映像デコーダ8
及び音声デコーダ9は、入力されたPESデータを保持
するSTDバッファを有しており、このSTDバッファ
の空き容量を示す空き容量信号を記録再生制御部29に
出力している。
【0056】記録再生制御部29はステップS5にて、
空き容量信号に基づいてSTDバッファに空きがあるか
否かを判断する。この判断の結果、空きが無ければ再度
ステップS5へ戻り、空きがあればステップS6にて、
ビットストリームファイル28からビットストリームを
読み出して、記録装置データ用デマルチプレクス部23
に転送する。
【0057】記録装置データ用デマルチプレクス部23
は、入力されたビットストリームをデマルチプレクス処
理して選択回路2に供給する。この場合には、選択回路
2は記録装置データ用デマルチプレクス部23の出力を
選択しており、再生されたパケットは各種別毎にPES
生成部5に供給される。PES生成部5は、入力された
パケットから映像PESデータ及び音声PESデータを
生成して夫々映像デコーダ8及び音声デコーダ9に供給
する。次いでステップS5の空き容量チェックルーチン
に戻って、同様の処理を繰返す。
【0058】デコード以降の処理は上述した説明と同様
である。
【0059】また、PAT及びPMTも記録している場
合には、記録装置データ用デマルチプレクス部23が、
プログラムナンバー値をテーブルファイル27から読み
出すことによって、PATのデータからPMTのPID
を割り出す。次にそのPMTのPIDを記録装置データ
用デマルチプレクス部に設定してPMTを取得し、PM
T中のデータからPCR、映像及び音声のPID値を取
得する。他の処理は上述した説明と同様である。
【0060】次に、図4を参照して他の再生制御の例に
ついて説明する。図3では、STDバッファの空き容量
に基づいてビットストリームファイル28からの読出し
を制御した。これに対し、図4では、タイムスタンプ値
(STCカウンタ値)によって制御を行なう。
【0061】図4のステップS7において、記録再生制
御部29はSTCカウンタ25からSTCカウンタ値を
取得した後、次のステップS8へ進む。記録再生制御部
29は、ステップS8において、取得したSTCカウン
タ値とテーブルファイル27内のPCR値との大きさを
比較する。実際には、“取得したSTCカウンタ値”<
=“データファイル内の時間情報値”<“取得したST
Cカウンタ値+閾値”であるかが判断され、当てはまら
なかった場合にはステップS7へ戻り、当てはまった場
合にはステップS9にて“取得したSTCカウンタ値”
から“取得したSTCカウンタ値+閾値”迄の範囲のP
CR値に対応したデータをビットストリームファイル2
8から読出す。即ち、PCR値がSTCカウンタ値から
所定の閾値までの値の範囲にあるか否かを判断し、この
範囲内のPCR値に対応したデータをビットストリーム
ファイル28から読出すのである(ステップS9)。
【0062】なお、時間情報として受信機(又はOS)
内部の時計の値を使用している場合には、閾値をこの時
間情報に換算した値だけ足した大きさまでの時間情報を
含む範囲に対応するデータを読み出すようにする。閾値
は、STDバッファの容量によって定まる値である。
【0063】図3又は図4に示す再生処理を行うことに
よって、STDバッファがオーバーフロー又はアンダー
フローすることなく、正常な再生が可能である。
【0064】また、記録と再生の制御を同時に実行し
て、入力される番組を記録装置26に記録しながら、記
録装置26からビットストリームを読み出してデコード
することもできることは明らかである。
【0065】次に、タイムシフト再生時の処理について
図5を参照して説明する。なお、タイムシフト再生時に
は、記録と再生とを同時に実行するが、記録処理につい
ては上述した説明と同様であり説明を省略する。本実施
の形態においては、タイムシフト再生時には、GOP先
頭から再生を行うようになっている。
【0066】ユーザが操作信号によってタイムシフト再
生を指示しシフト時間を設定すると、記録再生制御部2
9はステップS11にて、指定されたシフト時間から読出
すべきデータを変更する。即ち、記録再生制御部29
は、テーブルファイル27内の時間情報が受信機(又は
OS)内部の時計時間である場合には、現在再生中のデ
ータに対応する時間情報にシフト時間を足してシフト再
生するデータの時間(シフト先の時間)を算出する。
【0067】次にステップS12にて、シフト先の時間と
最も近い値の時間情報をテーブルファイル27からサー
チして、GOP毎のパケット数の情報に基づいて、サー
チした時間情報までのパケット数、即ち、シフト先であ
るGOP先頭のパケットまでのパケット数を算出する。
【0068】一方、テーブルファイル27内の時間情報
がPCR値である場合には、記録再生制御部29はステ
ップS11にて、STCカウント値に基づいてタイムシフ
ト時間に対応したパケット数を算出する。即ち、記録再
生制御部29は、図5のステップS11において、表示中
のデータに対応するSTCカウンタ値を取得する。
【0069】次に、ステップS12において記録再生制御
部29は、取得したSTCカウンタ値とシフト時間から
シフト先のSTCカウンタ値を算出して、カウンタ値と
最も近いPCR値をテーブルファイル27からサーチし
て、サーチしたPCR値までのパケット数、即ち、シフ
ト先であるGOP先頭までのパケット数を算出する。
【0070】次のステップS13では、記録装置26がハ
ードディスクである場合にはファイルポインタを、光デ
ィスクである場合にはピックアップを算出したパケット
数分移動して、ファイルの読み出しを開始する。読み出
し開始後は、上述した図3又は図4の再生制御法に従っ
て、データ転送を行う。
【0071】本実施の形態では、記録時において、GO
Pの先頭から記録を開始しているので、シフト再生時に
はシフト後直ちに再生を開始することができる。
【0072】また、時間情報としてPCR値を使用して
いてシフト先までの間にディスコンティニュティインジ
ケータが1となっている場合やシフト先までの間にチャ
ンネル切り替えが存在する場合もある。これらの場合に
は、不連続となったPCR値までのシフト時間を算出し
て、全シフト時間から減算する。次に、その減算結果時
間からシフト先のSTCカウンタ値を算出してサーチ
し、そこまでのパケット数を算出する。PCRの不連続
が発生している場合でも、このような処理を行なうこと
によって、シフト先までのパケット数を確実に取得する
ことができる。
【0073】また、本実施の形態においては、タイムシ
フト再生時のシフト時間を表示することもできる。即
ち、記録再生制御部29は、現在記録中のデータに対応
する時間情報値とシフト先の時間情報値とからシフト時
間を計算する。記録再生制御部29は、求めたシフト時
間をモニタ表示制御部24に出力する。モニタ表示制御
部24はシフト時間をインポーズした映像信号を出力す
る。
【0074】更に、シフト時間を表示する場合には、記
録中のビットストリーム先頭の時間情報値も取得するこ
とにより、シフト時間の表示に代えて前後にシフト可能
なシフト可能時間を表示することも可能である。図6の
シフト時間表示の表示例を示しており、図7はシフト可
能時間の表示例を示している。図6では、現在記録中の
番組の10分前の番組の表示を行っていることが示され
ている。また、図7では、現在表示している番組の時間
に対して5分前から3分後までの番組の表示が可能であ
ることを示している。
【0075】次に、記録したデータに対する特殊再生の
例として、早送り/早戻し再生時の制御について図8を
参照して説明する。
【0076】早送り/早戻し再生時には、全てのデータ
ではなく、例えば、Iピクチャのみ又はI,Pピクチャ
のみを再生する。記録再生制御部29は、シフト時間間
隔によって決まるSTCカウンタ値間隔毎のピクチャを
読出してデコードさせる。即ち、記録再生制御部29
は、ステップS21において、シフトするSTCカウンタ
値間隔に応じたパケット数をテーブルファイル27の情
報に基づいて取得し、このパケット数間隔で読み出しを
行う。ステップS22では、この間欠読み出しのために、
ピックアップを移動させる。
【0077】次のステップS23では、映像デコーダ8内
のSTDバッファの空き容量信号をチェックして、空き
があることを確認する。空きがなければ空きができるま
で待機する。空きがあることを確認すると、記録装置デ
ータ用デマルチプレクス部23はデータを読み出してデ
マルチプレクス処理する。
【0078】次のステップS25では、デマルチプレクス
したデータが映像パケットであるか否かを判断する。映
像パケットでない場合には処理する必要がないので、ス
テップS23の空き容量チェックルーチンに戻る。読み出
したパケットが映像パケットであるならば、PES生成
部5にパケットを与えて映像PESデータを生成する。
次にステップS26において、PESデータは映像デコー
ダ8に供給されて、デコード処理される。
【0079】上述したように、再生の速度によって、例
えばGOP内のI,Pピクチャの全てをデコードするこ
ともあり、また、Iピクチャのみをデコードすることも
ある。従って、記録再生制御部29は、次のステップS
27において、GOP内で再生すべき全てのピクチャのデ
マルチプレクス処理が終了したか否かを判断する。
【0080】例えば、映像デコーダ8から各ピクチャの
デコード終了信号を記録再生制御部29に知らせること
によってデマルチプレクス処理の終了を判断してもよ
く、また、記録装置データ用デマルチプレクス部23に
おいてピクチャのヘッダを検出して記録再生制御部29
へ伝えることによって判断してもよい。
【0081】GOP内の再生すべきピクチャの読み出し
が終了すると、ステップS22に処理を移行して、次に再
生すべきGOP先頭へ読み出し先を変更させるために、
ピックアップ等を移動させる。GOP内の再生すべきピ
クチャの全ての読み出しが終了していない場合には、再
びステップ23の空き容量チェックルーチンに戻る。以
上の動作を繰り返すことによって、早送り/早戻し再生
を実現することができる。
【0082】なお、本実施の形態においては、テーブル
ファイル27にはGOP毎の転送パケット数を記憶させ
たが、GOP毎ではなく通算のパケット数(バイト数
(ビット数))を書き込むようにしてもよい。
【0083】このように、本実施の形態においては、プ
ログラム別に記録することにより記録媒体として比較的
容量が小さいディスク媒体を用いてタイムシフト再生を
容易にし、記録時においてGOP先頭から記録すると共
に、タイムシフト再生時にGOP先頭に移動して再生す
ることにより、正確に且つ迅速なタイムシフト再生を行
なうことができる。また、タイムシフト時間についての
表示も可能である。
【0084】図9は本発明の他の実施の形態を示すブロ
ック図である。図9において図1と同一の構成要素には
同一符号を付して説明を省略する。
【0085】本実施の形態はTSデパケット処理部31
がSTCカウンタ32を有する点が図1の実施の形態と
異なる。STCカウンタ32は、デマルチプレクス/G
OP先頭検出部22からPCR値が与えられ、このPC
R値をカウントすることによってSTCを得て、この得
たSTCを記録再生制御部29へ出力している。
【0086】このように構成された実施の形態において
は、記録再生制御部29は、時間情報としてSTCカウ
ンタ32のカウント値をテーブルファイル27に書込む
ことができる。他の作用は図1の実施の形態と同様であ
る。
【0087】従って、この場合においては、デマルチプ
レクス/GOP検出部22内でPCR値を保持しておく
必要はない。
【0088】本実施の形態においても図1の実施の形態
と同様の効果を得られることは明らかである。
【0089】図10は本発明の他の実施の形態を示すブ
ロック図である。図10において図1と同一の構成要素
には同一符号を付して説明を省略する。
【0090】図1の実施の形態においては、記録装置2
6にはトランスポートパケットをビットストリームファ
イル28として記録した。これに対し、本実施の形態は
映像及び音声の別々のPES形式ファイルをビットスト
リームファイルとして記録する例である。
【0091】本実施の形態は記録装置41がビットスト
リームファイルとして映像ビットストリームファイル4
2及び音声ビットストリームファイル43を有している
点が図1の記録装置26と異なる。また、TSデパケッ
ト処理部45は、記録装置データ用デマルチプレクス部
23に代えて記録装置PESデータ読み出し部46を用
いると共に、デマルチプレクス/GOP先頭検出部22
と選択回路2との間に、PES生成部5を設けた点が図
1のTSデパケット処理部21と異なる。
【0092】デマルチプレクス/GOP先頭検出部22
は各種別毎のパケットデータをPES生成部5に出力す
る。PES生成部5は、入力されたパケットデータから
映像PESデータ及び音声PESデータを生成して選択
回路2に出力する。本実施の形態においては、PES生
成部5からの映像PESデータ及び音声PESデータを
夫々記録装置41の映像ビットストリームファイル42
及び音声ビットストリームファイル43として記録する
ようになっている。
【0093】また、記録装置PESデータ読み出し部4
6は、映像ビットストリームファイル42及び音声ビッ
トストリームファイル43から読出した映像及び音声P
ESデータを読出して選択回路2に出力する。
【0094】他の構成は図1の実施の形態と同様であ
る。
【0095】次に、このように構成された実施の形態の
動作について図11乃至図14のフローチャートを参照
して説明する。図11乃至図14は夫々記録時、再生
時、タイムシフト再生時及び早送り/早戻し再生時の処
理フローを示している。図11乃至図14において、図
2乃至図5及び図8と同一の手順には同一符号を付して
説明を省略する。
【0096】記録時には、図11に示すように、ステッ
プS3,S4に代えてステップS3′,S4′を採用し
た点が図2の動作フローと異なる。即ち、記録時には、
トランスポートストリームに代えてPESデータを記録
装置41の各ストリームファイル42,43として記憶
させる点が異なる。
【0097】ステップS2においてデマルチプレクス/
GOP先頭検出部22は、GOPの先頭を検出すると、
次のステップS3′で映像データバイト数及び音声デー
タバイト数を表す変数をリセットすると共に、GOP毎
のバイト数を記録装置41のテーブルファイル27とし
て記録する。また、記録再生制御部29は、GOP先頭
の時間情報を記録装置41のテーブルファイル27とし
て記憶させる。また、記録再生制御部29は、PES生
成部5からの映像及び音声PESデータを夫々記録装置
41の映像ビットストリームファイル42,音声ビット
ストリームファイル43として記憶させる。
【0098】ステップS2にてGOPの先頭でない場合
には、ステップS10から処理をステップS4′に移行
し、ステップS10にて記録途中の場合には記録再生制御
部29は、PESデータ生成部5からの映像及び音声P
ESデータを夫々記録装置41の映像ビットストリーム
ファイル42,音声ビットストリームファイル43とし
て記憶させる。また、記録再生制御部29は、GOP毎
の映像及び音声データバイト数を表す変数を更新する。
【0099】こうして、本実施の形態においても、GO
Pの先頭からPESデータを記録することができる。
【0100】再生時には、図4に示したSTCカウンタ
による制御の方法の他に、図12に示すように、STD
バッファの空き容量によって制御する方法がある。
【0101】図12のステップS31,S33において、記
録再生制御部29は、映像及び音声デコーダ8,9から
の空き容量信号に基づいて、映像及び音声デコーダ8,
9の映像STDバッファ及び音声STDバッファに空き
があるか否かを判断する。映像STDバッファ又は音声
STDバッファに空きがある場合には、ステップS32又
はステップS34において、記録装置PESデータ読み出
し部46は、対応する映像又は音声ビットストリームフ
ァイル42,43からデータを読み出し、選択回路2を
介して映像又は音声デコーダ8,9に転送する。
【0102】他の作用は図1の実施の形態と同様であ
る。
【0103】タイムシフト再生時には、図13に示す処
理が行われる。即ち、先ず、ステップS11では、図1の
実施の形態と同様に、現在の再生中データの時間情報を
取得して、シフト先の時間情報を算出する。例えば、記
録再生制御部29は、現在読み出しているビットストリ
ームのファイル位置からテーブルファイルを参照して現
在再生中のデータの時間情報を取得するか、又は、ST
Cカウンタ25のカウント値から取得する。取得した表
示中データの時間値とシフト時間とから、シフト先の時
間情報値を算出する。
【0104】次いで、ステップS12′において、算出し
たシフト先の時間情報値と最も近い時間情報値をテーブ
ルファイル27からサーチして、そこまでの映像及び音
声PESデータのデータ量を例えばバイト数で算出す
る。次に、ステップS13′において、記録装置がハード
ディスクの場合にはファイルポインタを、光ディスクの
場合にはピックアップをそのバイト数分移動して、ファ
イルの読み出しを開始する。
【0105】他の作用は図1の実施の形態と同様であ
る。
【0106】次に、特殊再生の例として早送り/早戻し
再生時の制御を図14を参照して説明する。
【0107】ステップS21′では、シフト時間間隔から
決まるSTCカウンタ値間隔分のデータ量(バイト数)
をテーブルファイル27から取得する。次に、ステップ
S22′において、取得したデータ量分だけ映像データフ
ァイルの読み出し先を移動する。音声データについては
読み出しを停止する。
【0108】次にステップS23において映像デコーダ8
の映像STDバッファに空きがあるか否かを判断し、空
きがある場合にはステップS41にて記録装置PESデー
タ読み出し部46によって、データを読み出し映像デコ
ーダ8にデータを転送する。次に、ステップS42におい
てGOP内の再生すべきピクチャの転送が終了したか否
かを判断し、終了していない場合にはステップS23に処
理を戻し、終了している場合にはステップS22′に処理
を戻す。
【0109】例えば、映像デコーダ8から各ピクチャの
デコード終了信号を記録再生制御部29に知らせること
によってデマルチプレクス処理の終了を判断してもよ
く、また、記録装置PESデータ読み出し部46におい
てピクチャのヘッダを検出して記録再生制御部29へ伝
えることによって判断してもよい。以上の動作を繰り返
すことによって、早送り/早戻し再生を実現することが
できる。
【0110】図15は本発明の他の実施の形態を示すブ
ロック図である。図15において図10と同一の構成要
素には同一符号を付して説明を省略する。
【0111】本実施の形態はTSデパケット処理部51
がSTCカウンタ52を有する点が図10の実施の形態
と異なる。STCカウンタ52は、デマルチプレクス/
GOP先頭検出部22からPCR値が与えられ、このP
CR値をカウントすることによってSTCを得て、この
得たSTCを記録再生制御部29へ出力している。
【0112】このように構成された実施の形態において
は、記録再生制御部29は、時間情報としてSTCカウ
ンタ52のカウント値をテーブルファイル27に書込む
ことができる。他の作用は図10の実施の形態と同様で
ある。
【0113】従って、この場合においても、デマルチプ
レクス/GOP検出部22内でPCR値を保持しておく
必要はない。
【0114】本実施の形態においても図10の実施の形
態と同様の効果が得られることは明らかである。
【0115】図16は本発明の他の実施の形態を示すブ
ロック図である。図16において図10と同一の構成要
素には同一符号を付して説明を省略する。
【0116】上記各実施の形態においては、記録時に時
間情報及びGOPのパケット数の情報をテーブルファイ
ルに格納した。これに対し、本実施の形態はこれらの情
報をPESヘッダのPESプライベートデータ(PES_p
rivate_data)領域に多重して記録するものである。
【0117】本実施の形態は、記録装置61がテーブル
ファイルを省略した点が図10の記録装置41と異な
り、また、記録再生制御部29の制御が図10の実施の
形態と異なる。
【0118】次に、このように構成された実施の形態の
動作について図17乃至図19のフローチャートを参照
して説明する。図17乃至図19は夫々記録時、タイム
シフト再生時、早送り/早戻し再生時の制御を示してい
る。図17乃至図19において図11、図13及び図1
4と同一の手順には同一符号を付して説明を省略する。
【0119】本実施の形態においても、記録時における
図17のステップS1,S2の処理は、図10の実施の
形態と同様である。
【0120】ステップS2でデマルチプレクス/GOP
先頭検出部22は、GOP先頭を検出すると、ステップ
S3″において、PESデータを記録装置61に供給す
る。この場合には、デマルチプレクス/GOP先頭検出
部22で保持しているPCR値をPES生成部5の出力
に含まれるPESヘッダ中のPESプライベート領域に
書込んで記録装置61に与える。ステップS2にてGO
P先頭でない場合には、記録再生制御部29はステップ
S10において既に記録が開始されているか否かを判断す
る。記録が開始されていない場合には、ステップS1に
処理を戻す。
【0121】反対に、ステップS10において記録が開始
されている場合には、ステップS10からステップS4″
に処理を移行し、記録再生制御部29は、PESデータ
を記録装置61に供給する。PCR値をPESヘッダの
PESプライベート領域に書込むことは同様である。
【0122】また、GOP期間中にPCRを含むパケッ
トのディスコンティニュティインジケータが1になった
場合や、ユーザチャンネル切り替え信号等の操作信号に
よってデマルチプレクス処理するPIDが変更されてP
CR値が不連続になった場合には、そのときのPCR値
を合わせてPESプライベートデータ領域に書き込む。
【0123】なお、これらの情報は、映像PESストリ
ームファイルと音声PESストリームファイルとのいず
れに書き込んでも構わない。但し、後述するように早送
り/早戻し再生のような特殊再生を実現するためには、
映像PESデータ中に記述した方がよい。
【0124】更に、STCカウンタ値とGOP毎のデー
タ量からGOP毎のビットレートを算出して、記録再生
制御部29に入力させる。
【0125】こうして、本実施の形態においても、GO
Pの先頭からPESデータを記録することができる。
【0126】再生時の動作は、図12に示す動作フロー
と同様である。
【0127】次に、タイムシフト再生時の動作について
図18を参照して説明する。
【0128】本実施の形態においては、ステップS11の
処理において、PESプライベートデータ領域内のPC
R値とビットレートとからタイムシフト時間に対応する
データ量を算出する。次に、ステップS13″において、
記録装置がハードディスクの場合にはファイルポインタ
を、光ディスクの場合にはピックアップをそのデータ量
分移動してファイルの読み出しを開始する。
【0129】記録装置PESデータ読み出し部46は、
ステップS51において、読み出したデータからPESヘ
ッダ中のPESプライベートデータ領域のPCR値を取
得する。次に、ステップS52において、取得したPCR
値が指定されたシフト時間に対応した値であるか否かを
判断する。即ち、記録再生制御部29は、取得したPC
R値がSTCカウンタ25のカウンタ値と所定の閾値と
の間の値である場合には、処理をステップS14に移行し
て、PESデータを映像デコーダ8又は音声デコーダ9
に転送する。
【0130】もし、読み出したPCR値と指定されたシ
フト時間に対応したSTC値との差が所定の閾値よりも
大きい場合には、記録再生制御部29は、ステップS53
においてビットレートとその差分時間から読み出し先を
変更し、ステップS13″でファイルの読み出しを開始す
る。
【0131】以後、ステップS51乃至53を繰返して、P
ESプライベートデータ中のPCR値とシフト時間に対
応するSTC値との差分がしきい値よりも小さくなる
と、PESデータを映像又は音声デコーダ8,9に出力
する。こうして、タイムシフト再生を実現することがで
きる。
【0132】次に、早送り/早戻し再生時の制御を図1
9を参照して説明する。図19において図18と同一の
手順には同一符号を付してある。
【0133】ステップS61において、記録再生制御部2
9は、シフト時間間隔から決まるSTCカウンタ値間隔
分のデータ量をビットレートから算出し、算出したデー
タ量分だけ映像ビットストリームファイル42の読み出
し先を移動して読み出しを開始する。この場合には、音
声データについては読み出しを停止する。記録装置PE
Sデータ読み出し部46は、ステップS51では読み出し
たデータからPESヘッダ中のPESプライベートデー
タ領域のPCR値を読み、指定されたシフト時間に対応
した値であれば、ステップS52からステップS23に処理
を移行する。映像STDバッファに空きがある場合に
は、ステップS41において読み出したPESデータを映
像デコーダ8又は音声デコーダ9に転送する。
【0134】一方、読み出したPCR値と指定されたシ
フト時間に対応したSTC値との差が所定の閾値よりも
大きい場合には、ステップS52からステップS53に処理
を移行して、記録再生制御部29はビットレートとその
差分時間とに基づいて読み出し先を変更してファイルの
読み出しを開始する(ステップS61)。
【0135】同様にして、ステップS61,S51,S52の
処理を繰返して、PESプライベートデータ中のPCR
値とシフト時間に対応するSTC値との差分が閾値より
小さくなると、処理をステップS23に移行する。
【0136】他の作用は図14と同様である。こうし
て、早送り/早戻し再生が可能である。
【0137】図20は本発明の他の実施の形態を示すブ
ロック図である。図20において図16と同一の構成要
素には同一符号を付して説明を省略する。
【0138】本実施の形態はTSデパケット処理部71
がSTCカウンタ72を有する点が図16の実施の形態
と異なる。STCカウンタ72は、デマルチプレクス/
GOP先頭検出部22からPCR値が与えられ、このP
CR値をカウントすることによってSTCを得るように
なっている。
【0139】このように構成された実施の形態において
は、記録再生制御部29は、時間情報としてSTCカウ
ンタ72のカウント値をPESプライベートデータ領域
に書込むことができる。他の作用は図16の実施の形態
と同様である。
【0140】従って、この場合においても、図16の実
施の形態と同様に、デマルチプレクス/GOP検出部2
2内でPCR値を保持しておく必要はない。
【0141】本実施の形態においても図16の実施の形
態と同様の効果が得られることは明らかである。
【0142】なお、図16及び図20の実施の形態にお
いては、時間情報をPESプライベートデータ領域に記
述するものとして説明したが、PESプライベートデー
タ以外の別領域に記述するようにしてもよいことは明ら
かである。
【0143】ところで、上述した各実施の形態において
は、PCRがGOP先頭タイミングに略々一致している
ものとして説明した。しかし、実際にはPCRとGOP
先頭タイミングとが若干ずれていることがあり、このず
れによって確実なアクセスが阻害されることがある。
【0144】そこで、GOP先頭タイミングとPCRタ
イミングとのずれを考慮することで、正確なアクセスを
可能にすることが考えられる。図21はこの場合に対応
した実施の形態を示すブロック図である。図21におい
て図1と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省
略する。
【0145】本実施の形態においては、デマルチプレク
ス/GOP先頭PCR検出部81を有するTSデパケッ
ト処理部80を採用した点が図1の実施の形態と異な
る。デマルチプレクス/GOP先頭PCR検出部81
は、GOP先頭の直前のPCRを検出するようになって
いる。即ち、デマルチプレクス/GOP先頭PCR検出
部81は、PCR値を取得する毎に、その最新の値及び
記録したパケット数を内部変数に保持する。
【0146】記録再生制御部29は、GOP先頭の直前
のPCR値をテーブルファイルに記録させると共に、連
続するGOP先頭の直前に検出された2つのPCR値相
互間のパケット数を記録させるようになっている。
【0147】次に、このように構成された実施の形態の
動作について図22を参照して説明する。図22は記録
時の制御を示すフローチャートであり、図2に対応した
ものである。
【0148】記録時の制御が図1の実施の形態と異なる
点は、図22のステップS71に示すように、デマルチプ
レクス/GOP先頭PCR検出部81において、入力ス
トリームのPIDがPCRのPIDに一致したときは、
転送パケット数を別変数に保持する処理を行うことであ
る。
【0149】即ち、デマルチプレクス/GOP先頭PC
R検出部81は、入力パケットがPCRのPIDに一致
したときは、そのPCR値をSTCカウンタ25にロー
ドしてカウント値をセットすると共に、PCRパケット
がデパケット処理されてPCR値を取得する毎に、最新
の値及び記録したパケット数を内部変数に保持する。
【0150】GOPの途中では、ステップS73におい
て、転送パケット数はインクリメントされる。ステップ
S2において、GOPの先頭が検出されると、ステップ
S72では、時間情報値として、GOP先頭直前のPCR
値をテーブルファイルに記述する。また、このGOP先
頭直前のPCRまでの転送パケット数をテーブルファイ
ルに記述すると共に、転送パケット数を表す変数を0に
リセットする。
【0151】こうして、テーブルファイルには、GOP
先頭直前のPCR値と隣接したGOP先頭直前のPCR
相互間の転送パケット数の情報とが格納される。
【0152】再生時、タイムシフト再生時、早送り/早
戻し再生時等の制御は図1の実施の形態と同様である。
【0153】本実施の形態においては、時間情報として
GOP先頭直前のPCR値を用い、転送パケット数とし
て連続したGOP直前のPCR相互間のパケット数を用
いているので、再生時において、確実にGOP先頭から
再生を行うことができる。他の効果は図1の実施の形態
と同様である。
【0154】図23は本発明の他の実施の形態を示すブ
ロック図である。図23において図1と同一の構成要素
には同一符号を付して説明を省略する。図8に示す特殊
再生時には例えばIピクチャのみを再生するようになっ
ている。図1の実施の形態では再生側のみによってIピ
クチャを選択的に再生する処理を行っている。これに対
し、本実施の形態では記録時に各ピクチャ毎の情報を記
録することによって、特殊再生等を容易に行うことを可
能にしたものである。
【0155】本実施の形態はデマルチプレクス/ピクチ
ャ先頭検出部86を設けたTSデパケット処理部85を
採用した点が図1の実施の形態と異なる。
【0156】TSデパケット処理部85は、各ピクチャ
毎に、転送パケット数、ピクチャタイプ及び時間情報を
検出する。記録再生制御部29は、これらの情報をテー
ブルファイル27に記録するようになっている。
【0157】次に、このように構成された実施の形態の
動作について図24及び図25のフローチャートを参照
して説明する。図24及び図25は夫々図2及び図8に
対応したものである。
【0158】本実施の形態においては、再生時の制御は
図1の実施の形態と同様である。記録時においては、図
24に示すように、ステップS1でデマルチプレクス/
ピクチャ先頭検出部86が取得したTSパケットが、映
像、音声、PCRその他所望のPIDに一致するか否か
を判定する。デマルチプレクス/ピクチャ先頭検出部8
6は、PIDの一致によってTSパケットを転送し、転
送する毎に転送パケット数を示すカウンタ変数をインク
リメントする(ステップS73)。
【0159】そして、ステップS81において、ピクチャ
の先頭を検出し、検出毎にカウンタ変数を別の内部変数
に保持する。なお、ピクチャの先頭は、映像信号中に含
まれるピクチャヘッダを検出することによって、知るこ
とができる。また、ピクチャの先頭検出には、TSヘッ
ダ中に含まれる payload_unit_start_indicatorを利
用してもよい。なお、この payload_unit_start_ind
icator は映像信号のPESヘッダがそのTSのパケッ
トのペイロードの先頭に存在するときに“1”となるフ
ラグである。例えば、ピクチャ毎にPESヘッダが付加
されているビットストリームにおいては、このフラグが
ピクチャの先頭を示すことになる。従って、 payload_
unit_start_indicator を検出することによってピク
チャ先頭を検出することができる。
【0160】ステップS72では、ピクチャ先頭の時間情
報及びピクチャ毎の転送パケット数をテーブルファイル
27に記録する。
【0161】次に、タイムシフト再生時の動作について
説明する。タイムシフト再生時において、テーブルファ
イル27を参照して所望の時間差に対応するデータ量だ
け読み出し先を移動して再生を開始する点は、図1の実
施の形態と同様である。本実施の形態では、テーブルフ
ァイル27に含まれる情報がピクチャ毎の転送データ量
及び時間情報であるので、合わせて記録しているピクチ
ャタイプを参照して再生を開始するようにする。
【0162】即ち、例えばGOP先頭にはピクチャタイ
プがIのピクチャが先頭になることから、シフト先の時
間が一番近いIピクチャをテーブルファイル27を基に
サーチすればよい。そしてその時間差に対応する転送デ
ータ量だけ読み出し先を移動して再生を開始することに
よりタイムシフト再生を実現することができる。
【0163】また、このときIピクチャの先頭から再生
を開始すると、そのIピクチャの先頭にPCRが存在し
ない場合には、受信機の時計を確立することができない
のでピクチャの表示ができないことがある。従って、読
み出し先をIピクチャの先頭からではなくその1つ前の
ピクチャから読み出す構成も考えられる。このようにす
ることによって、Iピクチャの先頭をデコードするとき
には受信機の時計を確立することができ、そのピクチャ
のデコード画像を表示することが可能となる。
【0164】次に早送り/早戻しなどの特殊再生の制御
について図25を用いて説明する。
【0165】記録再生制御部29がバッファの空き容量
信号をチェックして空きがあることを確認すると、デー
タを読み出して記録装置データ用デマルチプレクス部2
3にデパケット処理させてデコードさせる点は図1の実
施の形態と同様である。
【0166】この場合には、記録再生制御部29はテー
ブルファイル27を参照して、ピクチャを1つだけ転送
するようにする。テーブルファイル27にはピクチャ毎
の転送データ量を記述しているので、ステップS82にお
いてシフト時間に対応したパケット数を取得し、ステッ
プS83において1ピクチャ分だけの転送データを読み出
すことが可能である。
【0167】このようにすることによって図1の実施の
形態のように、ピクチャのデコードが終了したことを再
生時に検出する必要がなくなり、従って余分なデータを
読み出さなくてよいという利点がある。以上の動作を繰
り返すことによって、早送り/早戻し再生を実現するこ
とができる。
【0168】図26は本発明の他の実施の形態を示すフ
ローチャートである。図26の実施の形態は、記録した
ビットストリームを再生するときにそのビットストリー
ムの不連続点を示すDITパケットを検出したときのデ
コード動作を示したものである。
【0169】MPEG規格では、例えば受信機の操作に
よって記録が停止されること等によってストリームが不
連続になる場合には、不連続点にDITパケットを挿入
して記録することになっている。
【0170】記録装置データ用デマルチプレクス部でD
ITパケットを検出すると、記録再生制御部にビットス
トリームが不連続となることを知らせる。そうすると、
記録再生制御部は映像デコーダ及び音声デコーダに対し
て、再生用STCカウンタのカウンタ値とビットストリ
ームのタイムスタンプとを比較せずにデコードするよう
に指示する。
【0171】そして、記録装置データ用デマルチプレク
ス部で次にPCRを検出したときに、記録再生制御部が
その値を再生用STCカウンタにロードして、通常のデ
コード状態に復帰させる。
【0172】このような再生動作を行うことにより、D
ITが存在するビットストリームについても連続的にデ
コードすることができる。
【0173】図27は本発明の他の実施の形態を示すブ
ロック図である。
【0174】この実施の形態は、記録するときに、記録
開始後、PCRが含まれるパケットと、タイムスタンプ
が含まれるパケットを検出し、タイムスタンプが含まれ
るパケットの直前のPCRが含まれるパケットから記録
装置に記録することを特徴としている。
【0175】図27は、符号化されたディジタル映像・
音声信号を記録し、再生する装置である。この装置は、
トランスポートストリームの全部、あるいは、トランス
ポートストリームの中から選択されたサービスに該当す
るパケットのみを記録/再生する装置である。よって、
記録装置127には、トランスポートストリームの状態
で記録される。また、再生時、トランスポートストリー
ムをデパケットし、デコードすることにより再生が行な
われる。
【0176】図27において、トランスポートストリー
ムは端子101を介してセレクタ110に入力される。
端子101からのトランスポートストリームは、例え
ば、ディジタル放送を受信・復調して得られたトランス
ポートストリームや、他の記録装置に記録されているト
ランスポートストリームである。
【0177】セレクタ110は、端子101から入力さ
れるトランスポートストリームと、記録装置127から
入力されるトランスポートストリームを端子102から
入力される制御信号に従って、いずれか一方を選択し、
TSデマルチプレクサ111、チャンネル選択回路11
2、記録用チャンネル選択回路120、ビデオPID
(PID:パケットID)フィルタリング回路121、
オーディオPIDフィルタリング回路122、PCR_
PIDフィルタリング回路123へ出力する。ユーザが
再生したいサービスのサービスIDを、端子103を介
してチャンネル選択回路112に入力する。
【0178】チャンネル選択回路112は、セレクタ1
10から入力されたトランスポートストリームからPS
Iを抜き出して参照することにより、端子103から入
力されたユーザが再生したいサービスIDに該当するサ
ービスに含まれる映像信号、音声信号のPIDを抽出
し、TSデマルチプレクサ111へ出力する。
【0179】TSデマルチプレクサ111は、チャンネ
ル選択回路112からのPIDに一致するパケットのみ
抽出すると共にデパケットし、所望の映像信号、音声信
号を抜き出す。この抜き出した信号はMPEGデコーダ
113で復号され、この復号された映像信号、音声信号
が表示装置114に表示・再生される。 (記録時の構成・動作)引き続き図27に加えて、図2
8のタイムチャートを用いてセレクタ110から出力さ
れるトランスポートストリームから所望のサービスを記
録するときの構成・動作を説明する。
【0180】記録時には、端子101に入力されるトラ
ンスポートストリームを記録装置127に記録すること
になる。このため端子102からセレクタ110へは、
端子101から入力されたトランスポートストリームを
出力する制御信号が入力される。セレクタ110は、端
子101に入力されたトランスポートストリームを出力
する。
【0181】図28(6)は、セレクタ110から出力
されるトランスポートストリームを示す。図28(6)
に示すセレクタ110から出力されたトランスポートス
トリームは、記録用チャンネル選択回路120に入力さ
れる。一方、記録用チャンネル選択回路120には、端
子104からユーザが記録したいサービスのサービスI
Dが入力される。図28(1)は、端子104から入力
されるサービスIDのデータの状態を示す。
【0182】記録用チャンネル選択回路120は、トラ
ンスポートストリーム中のPSIおよび端子104から
入力したサービスIDから、映像信号,音声信号,PC
Rの各PIDを求め、それぞれビデオPIDフィルタリ
ング回路121,オーディオPIDフィルタリング回路
122,PCR_PIDフィルタリング回路123に出
力する。
【0183】この例でば、サービスID“100”に対
応する映像信号のPIDが“101”、音声信号のPI
Dが“102”、PCRのPIDが“103”であるも
のとして説明する。
【0184】図28(1)に示すタイミングT1で、ユ
ーザがサービスID“100”を端子104へ入力す
る。記録用チャンネル選択回路120は、セレクタ11
0からのトランスポートストリーム中のPSIを解析
し、ビデオPIDフィルタリング回路121に対してビ
デオPIDの値である“101”(図28(2)参照)
を、オーディオPIDフィルタリング回路122に対し
てオーディオPIDの値である“102”(図28
(3)参照)を、PCR_PIDフィルタリング回路1
23に対してPCRのPIDである“103”(図28
(4)参照)をそれぞれ出力する。
【0185】図28(2)に記録用チャンネル選択回路
120からビデオPIDフィルタリング回路121に対
する出力信号を、図28(3)に記録用チャンネル選択
回路120からオーディオPIDフィルタリング回路1
22に対する出力信号を、図28(4)に記録用チャン
ネル選択回路120からPCR_PIDフィルタリング
回路123に対する出力信号を示す。
【0186】ビデオPIDフィルタリング回路121
は、セレクタ110から入力されるトランスポートスト
リームからビデオPIDの値が“101”であるパケッ
トのみを選択し、この選択した図28(7)に示すトラ
ンスポートストリームをゲート125およびタイムスタ
ンプ検出回路124へ出力する。
【0187】オーディオPIDフィルタリング回路12
2も同様に、セレクタ110から入力されるトランスポ
ートストリームからオーディオPIDの値が“102”
であるパケットのみを選択し、この選択した図28
(8)に示すトランスポートストリームをゲート125
およびタイムスタンプ検出回路124へ出力する。
【0188】PCR_PIDフィルタリング回路123
も同様に、セレクタ110から入力されるトランスポー
トストリームからPCRのPIDの値が“103”であ
るパケットのみを選択し、この選択した図28(9)に
示すトランスポートストリームをゲート125およびタ
イムスタンプ検出回路124へ出力する。
【0189】更に、PCR_PIDフィルタリング回路
123は、PCRのPIDを検出したら、この検出した
ことを示す、図28(12)に示す信号を記録制御回路
126へ出力する。この信号はPCRが含まれるパケッ
トの挿入位置を示す。図28(12)に示すように、P
CRのPIDである“103”のパケットを検出したタ
イミングで、パルスが出力されている。
【0190】ビデオPIDフィルタリング回路121、
オーディオPIDフィルタリング回路122、PCR_
PIDフィルタリング回路123から出力されるパケッ
ト(図28(7)乃至(9))は、図28(10)に示
すような状態で1つのバス上を通って、ゲート125お
よびタイムスタンプ検出回路124へ入力される。
【0191】この例では、図28(7)の太線で囲まれ
たパケットにタイムスタンプが含まれているものとす
る。するとタイムスタンプ検出回路124は、図28
(7)の太線で囲まれたパケットを解析したときにタイ
ムスタンプを検出し、図28(11)に示す通り、太線
で囲まれた該当するパケットの位置で発生するパルスを
記録制御回路126へ出力する。
【0192】端子105には、ユーザが記録開始を許可
する図28(5)に示す信号が入力される。図28のT
2のタイミングで記録開始を許可したとすると、端子1
05に入力される信号は、T2のタイミングで記録禁止
状態(Lowレベル)から記録許可状態(Highレベ
ル)になる。
【0193】記録制御回路126には、PCR_PID
フィルタリング回路123からPCRが含まれるパケッ
トの位置を示す信号と、タイムスタンプ検出回路124
からタイムスタンプが含まれるパケットの位置を示す信
号と、端子105から入力される記録開始の許可を示す
信号、合計3つの信号が入力されている。
【0194】記録制御回路126は上記3つの信号を参
照し、記録開始許可の後、タイムスタンプが含まれるパ
ケットの直前のPCRが含まれるパケットの最も早い挿
入位置を検出し、この検出結果である図28(13)を
ゲート125へ出力している。
【0195】図28において、記録開始許可の後、タイ
ムスタンプが含まれるパケットの直前のPCRが含まれ
るパケットの挿入位置は、タイミングT3である。この
タイミングT3の後のタイミングT4に、タイムスタン
プが付加されているパケットが挿入されており、タイミ
ングT3とタイミングT4の間には、PCRのパケット
は1つも無い。よって、図28の図28(13)に示す
ように、タイミングT3でHighとなるような信号
が、ゲート125に渡される。
【0196】ゲート125では、記録制御回路126か
らの入力信号(図28(13))をもとに、ゲート12
5の出力を制御している。ゲート125は、記録制御回
路126から出力される信号がHighの期間のみ、ビ
デオPIDフィルタリング回路121、オーディオPI
Dフィルタリング回路122、PCR_PIDフィルタ
リング回路123から出力されるトランスポートストリ
ーム(図28(10))を記録装置127へ出力してい
る。よって、図28において、タイミングT3以降の信
号が記録装置127へ出力され記録されることになる。
図28(14)にゲート125から出力されるトランス
ポートストリームを示した。
【0197】以上の方法で記録すると、記録装置127
には、必ずPCRが含まれるパケットから記録されるこ
とになる。また、記録装置127の1番先頭のPCRが
含まれるパケットと、2番目のPCRが含まれるパケッ
トの間には、必ず、タイムスタンプが含まれるパケット
が存在することになる。
【0198】この記録方法だと、図28に示すタイミン
グT2からタイミングT3の期間に存在するトランスポ
ートストリームを記録しないので、記録するストリーム
のサイズを削減することができる。 (再生時の構成・動作)次に、記録装置127から上述
の手段により記録したトランスポートストリームを再生
するときの動作を説明する。
【0199】ユーザが記録装置127から、上述の手段
により記録したトランスポートストリームの再生を許可
すると、記録装置127から既に記録済のストリームが
読み出され、セレクタ110に入力される。端子102
には記録装置127からの信号を選択する制御信号が入
力されるため、セレクタ110では、記録装置127か
ら読み出された信号を選択し、TSデマルチプレクサ1
11に入力している。TSデマルチプレクサ111に
て、デパケットされた信号は、MPEGデコーダ113
でデコードされ、表示装置114にて再生される。
【0200】ここで、MPEGデコーダ113でデコー
ドするときの手順として、一般に、まず、PCRを抽出
し、デコードの基準となるシステム・タイム・クロック
を確立する必要がある。この後、映像信号をデコードす
る際には、タイムスタンプが付加された映像信号を検出
し、このタイムスタンプとシステム・タイム・クロック
の値が一致した時点からデコードを開始することにな
る。
【0201】図28(15)に記録装置127から読み
出されるストリームを示す。記録装置127に記録され
ている図28(15)に示すストリームを最初から読み
出して、デコードするときには、ストリームの先頭であ
るタイミングT5にPCRのパケットが挿入されている
ので、このパケットのPCRを使用して即システム・タ
イム・クロックを確立することができる。また、この後
PCRが含まれるパケットが来る前に、タイミングT6
でタイムスタンプが付加されたパケットがMPEGデコ
ーダ113に入力されるため、このタイミングT6の位
置からデコードを開始することができる。
【0202】以上のように記録装置127から読み出し
たトランスポートストリームのデコード開始までの時間
を短縮することができる。
【0203】これにより、PCRが含まれるパケットを
検出するまでのトランスポートストリームを読み捨てる
ことが無い。また、PCRを検出した後も、この後PC
Rが含まれるパケットが何回か入力された後に、タイム
スタンプが含まれるパケットが入力されるので、それま
での間デコードを開始することができず、デコード開始
まで時間がかるという問題が無く、デコード開始までの
時間を短縮することができる。
【0204】上記実施の形態では、タイムスタンプが含
まれるパケットを検出することにより、記録開始するパ
ケットの位置を決めているが、タイムスタンプの代わり
に、映像信号のフレーム及びフィールド(例えば、MP
EGの規格でいうピクチャ)の先頭に当たるパケット、
または、符号化の単位となる連続したフレーム及びフィ
ールドの単位の先頭(例えば、MPEGの規格でいうシ
ーケンスヘッダ、または、GOP(Group Of
Picture)のヘッダに当たるパケットを検出して
も同様の効果を得ることができる。
【0205】また、上記実施の形態では、映像信号にお
いて、タイムスタンプが含まれるパケットを検出してい
るが、音声信号においても、同様な手段でタイムスタン
プが含まれるパケットを検出し、映像信号のときと同様
の手段で記録装置に記録することもできる。このとき
は、図27において、PCR_PIDフィルタリング回
路123から出力されるトランスポートストリームをタ
イムスタンプ検出回路124に入力し、タイムスタンプ
が含まれるパケットを検出することになる。また、この
ときのタイムスタンプ検出回路124において、タイム
スタンプの代わりに、音声信号のフレームの先頭に当た
るパケットを検出してもよい。
【0206】本実施の形態により、更に、記録装置に記
録するデータ量を削減できる。また、再生するときに、
デコード開始までの時間を短縮できる。
【0207】図29は本発明の他の実施の形態を示すブ
ロック図である。
【0208】この実施の形態は、記録するときに、記録
開始後、PCRが含まれるパケットを検出し、そのPC
Rが含まれるパケットから記録装置に記録することを特
徴としている。
【0209】図29に示す実施の形態の構成図は、記録
制御回路325以外は、図27に示す実施の形態の構成
図と同じものであり説明を省略し、異なるところについ
てのみ説明する。
【0210】また、図30に示す実施の形態の動作を説
明するためのタイムチャートにおいても、図30(1)
から図30(10)迄は、図28(1)から図28(1
0)迄と同じものであり、また、図30(11)と図2
8(12)は、同じものである。
【0211】以下、記録制御回路325以降の動作を説
明する。
【0212】記録制御回路325には、PCR_PID
フィルタリング回路323からPCRが含まれるパケッ
トの位置を示す信号と、端子305から入力される記録
開始の許可を示す信号との2つの信号が入力される。記
録制御回路325では、前記2つの信号を参照し、記録
開始許可の後、PCRが含まれるパケットの挿入位置を
どこか1つ検出し、その瞬間以降記録装置への記録を開
始するよう制御する図30(12)に示す信号をゲート
324に対して出力する。図30において、タイミング
T3は、記録開始許可後、初めてPCRが検出された瞬
間である。これ以降、図30(12)はHighとなっ
ている。このような信号がゲート324に出力される。
【0213】ゲート324では、上述した記録制御回路
325から出力される信号(図30(12))をもと
に、ゲート324の出力を制御している。ゲート324
は、記録制御回路325から出力される信号がHigh
の期間のみ、ビデオPIDフィルタリング回路321、
オーディオPIDフィルタリング回路322、PCR_
PIDフィルタリング回路323から出力されるトラン
スポートストリーム(図30(10))を記録装置32
6へ出力している。
【0214】よって、図30において、タイミングT3
以降の信号が記録装置326へ出力されることになる。
図30(13)にゲート324から記録装置326に出
力される信号を示す。
【0215】以上の方法で記録すると、記録装置326
には、必ずPCRが含まれるパケットから記録されるこ
とになる。この記録方法によれば、タイミングT2から
タイミングT3の期間に存在するトランスポートストリ
ームについては、記録することがないので、記録するス
トリームのサイズを削減することができる。
【0216】この実施の形態で記録されたトランスポー
トストリームを再生するときの動作は、1つ前の実施の
形態と同様である。ただ、記録装置326から読み出し
たパケットの先頭がPCRが含まれるパケットなので、
MPEGデコーダ313において、即システム・タイム
・クロックを確立することができる。よって、PCRを
検出する時間を短くすることができ、デコード開始まで
時間を短くすることができる。
【0217】図30(14)に記録装置326から読み
出されるストリームを示す。記録装置326に記録され
ている図30(14)に示すストリームを最初から読み
出して、デコードするときには、ストリームの先頭であ
るタイミングT4にPCRのパケットが挿入されている
ので、このパケットのPCRを使用して即システム・タ
イム・クロックを確立することができる。また、その
後、タイミングT5でタイムスタンプが付加されたパケ
ットがMPEGデコーダ313に入力されるため、この
タイミングT5の位置からデコードを開始することがで
きる。
【0218】以上のように、記録装置326から読み出
したトランスポートストリームのデコード開始までの時
間を短縮することができる。
【0219】また、不要なデータを記録することが無い
ので、記録装置326に記録するデータ量を削減するこ
とができる。
【0220】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ィスク媒体を使用することを可能にすると共に、タイム
シフト再生時におけるシフト時間を正確にし、更に、タ
イムシフト再生時のアクセス及び通常再生への復帰速度
を向上させることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録再生装置の一実施の形態を示
すブロック図。
【図2】図1の実施の形態の動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図3】図1の実施の形態の動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図4】図1の実施の形態の動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図5】図1の実施の形態の動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図6】図1の実施の形態の動作を説明するための説明
図。
【図7】図1の実施の形態の動作を説明するための説明
図。
【図8】図1の実施の形態の動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図9】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図10】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図11】図10の実施の形態の動作を説明するための
フローチャート。
【図12】図10の実施の形態の動作を説明するための
フローチャート。
【図13】図10の実施の形態の動作を説明するための
フローチャート。
【図14】図10の実施の形態の動作を説明するための
フローチャート。
【図15】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図16】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図17】図16の実施の形態の動作を説明するための
フローチャート。
【図18】図16の実施の形態の動作を説明するための
フローチャート。
【図19】図16の実施の形態の動作を説明するための
フローチャート。
【図20】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図21】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図22】図21の実施の形態の動作を説明するための
フローチャート。
【図23】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図24】図23の実施の形態の動作を説明するための
フローチャート。
【図25】図23の実施の形態の動作を説明するための
フローチャート。
【図26】本発明の他の実施の形態を説明するためのフ
ローチャート。
【図27】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図28】図27の実施の形態の動作を説明するための
タイムチャート。
【図29】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図30】図29の実施の形態の動作を説明するための
タイムチャート。
【図31】従来の記録再生装置を示すブロック図。
【符号の説明】 2…選択回路、5…PES生成部、8…映像デコーダ、
9…音声デコーダ、21…TSデパケット処理部、22
…デマルチプレクス/GOP先頭検出部、23…記録装
置データ用デマルチプレクス部、25…STCカウン
タ、26…記録装置、27…テーブルファイル、28…
ビットストリームファイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小代 夏樹 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 横浜事業所内 (72)発明者 廣田 敦志 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 横浜事業所内 (56)参考文献 特開 平7−193785(JP,A) 特開 平8−186794(JP,A) 特開 平9−200691(JP,A) 特開2000−23096(JP,A) 登録実用新案3004104(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/91 - 5/956

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MPEG方式により圧縮符号化され、G
    OPを有するトランスポートストリームが入力され、
    記GOPの先頭を検出する再生単位検出手段と、前記トランスポートストリーム を所定の記録媒体に記録
    すると共に再生する記録再生手段と、前記再生単位検出手段により検出された前記GOPの先
    に対応する時間情報及び前記GOPの信号量の情報
    共に前記トランスポートストリームのPID及びサービ
    スIDのうち少なくとも一方を記録する管理情報記録手
    段と、ユーザーが指定した操作情報に基づいて、前記管理情報
    記録手段によって記録された時間情報及び信号量の情報
    から前記GOPの先頭を算出し前記トランスポートスト
    リームのPID及びサービスIDのうち少なくとも一方
    に基づいて再生時に前記所定の記録媒体の再生位置を判
    断する再生制御手段とを具備することを特徴とする記録
    再生装置。
  2. 【請求項2】 前記管理情報記録手段は、前記時間情報
    及び前記信号量の情報を、前記トランスポートストリー
    と異なる領域に記録するか又は前記トランスポートス
    トリームに多重して記録することを特徴とする請求項1
    記載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記トランスポートストリームを復号化
    する復号化手段を更に具備したことを特徴とする請求項
    1記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記再生制御手段は、前記復号化手段の
    バッファに空きがある場合に、前記記録再生手段から再
    生された信号を前記復号化手段に与えることを特徴とす
    る請求項3記載の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記管理情報記録手段は、前記記録再生
    手段によって記録する番組毎に前記時間情報及び前記信
    号量の情報を記録することを特徴とする請求項1記載の
    記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記GOPの信号量の情報は、前記GO
    Pのパケット数、バイト数、ビット数又は符号化ビット
    レートであることを特徴とする請求項1記載の記録再生
    装置。
  7. 【請求項7】 前記記録再生手段は、前記GOPの先頭
    から記録を開始することを特徴とする請求項1記載の記
    録再生装置。
  8. 【請求項8】 MPEG方式により圧縮符号化され、G
    OPを有するトランスポートストリームが入力され、前
    記GOPの先頭を検出する再生単位検出手段と、 前記トランスポートストリームを所定の記録媒体に記録
    すると共に再生する記録再生手段と、 前記再生単位検出手段により検出された前記GOPの先
    頭に対応する時間情報及び前記GOPの信号量の情報を
    記録する管理情報記録手段と、 ユーザーが指定した操作情報に基づいて、前記管理情報
    記録手段によって記録された時間情報及び信号量の情報
    から前記GOPの先頭を算出し再生時に前記所定の記録
    媒体の再生位置を判断する再生制御手段とを具備し、 前記GOPの先頭に対応する時間情報は、前記MPEG
    方式により圧縮されたトランスポートストリームに含ま
    れるPCR値、前記PCR値に基づくSTC値、信号処
    理に用いる時計情報、OSに設定された時間情報、前記
    MPEG方式により圧縮されたトランスポートストリー
    ムに含まれるPTS及びDTSのうちの少なくとも1つ
    であることを特徴とする記録再生装置。
  9. 【請求項9】 前記GOPの信号量の情報は、前記GO
    Pのパケット数、バイト数、ビット数又は符号化ビット
    レートであることを特徴とする請求項7記載の記録再生
    装置。
  10. 【請求項10】 前記記録再生手段は、前記GOPの先
    頭から記録を開始することを特徴とする請求項9記載の
    記録再生装置。
  11. 【請求項11】 圧縮符号化され、再生単位を有する信
    号が入力され、前記信号が有する再生単位の先頭を検出
    する再生単位検出手段と、 前記圧縮符号化された信号を所定の記録媒体に記録する
    と共に再生する記録再生手段と、 前記再生単位検出手段により検出された前記再生単位の
    先頭に対応する時間情報及び前記再生単位の信号量の情
    報を記録する管理情報記録手段と、 タイムシフト再生時に、シフト時間からシフト先の時間
    情報値を算出し、前記管 理情報記録手段に記録されてい
    る前記時間情報のうち前記算出したシフト先の時間情報
    に最も近い時間情報を取得して、この時間情報に対応す
    る前記再生単位の信号量の情報に基づいて前記取得した
    時間情報の再生単位の先頭まで記録媒体の再生位置を変
    更する再生制御手段とを具備することを特徴とする記録
    再生装置。
  12. 【請求項12】 圧縮符号化され、再生単位を有する信
    号が入力され、前記信号が有する再生単位の先頭を検出
    する再生単位検出手段と、 前記圧縮符号化された信号を所定の記録媒体に記録する
    と共に再生する記録再生手段と、 前記再生単位検出手段により検出された前記再生単位の
    先頭に対応する時間情報及び前記再生単位の信号量の情
    報を記録する管理情報記録手段と、 タイムシフト再生時に、シフト時間からシフト先の時間
    情報値を算出し、前記管理情報記録手段に記録されてい
    る前記時間情報のうち前記算出したシフト先の時間情報
    に最も近い時間情報を取得して、この時間情報に対応す
    る前記再生単位の信号量の情報に基づいて前記取得した
    時間情報の再生単位の先頭まで記録媒体の再生位置を変
    更する再生制御手段と、 前記記録再生手段によって記録されている番組について
    記録時に得られる時間情報と表示時に得られる時間情報
    との差分値を算出してシフト時間を表示するシフト時間
    表示手段とを具備することを特徴とする記録再生装置。
  13. 【請求項13】 圧縮符号化され、再生単位を有する信
    号が入力され、前記信号が有する再生単位の先頭を検出
    する再生単位検出手段と、 前記圧縮符号化された信号を所定の記録媒体に記録する
    と共に再生する記録再生手段と、 前記再生単位検出手段により検出された前記再生単位の
    先頭に対応する時間情報及び前記再生単位の信号量の情
    報を記録する管理情報記録手段と、 タイムシフト再生時に、シフト時間からシフト先の時間
    情報値を算出し、前記管理情報記録手段に記録されてい
    る前記時間情報のうち前記算出したシフト先の時間情報
    に最も近い時間情報を取得して、この時間情報に対応す
    る前記再生単位の信号量の情報に基づいて前記取得した
    時間情報までの再生単位の先頭まで記録媒体の再生位置
    を変更する再生制御手段と、 前記記録再生手段によって記録されている番組について
    記録時に得られる時間情報と表示時に得られる時間情報
    との差分値を算出することによって未来へのシフト可能
    時間を取得すると共に、前記番組のデータのうち最も古
    い時間情報と前記表示時に得られる時間情報との差分値
    を算出することによって過去へのシフト可能時間を取得
    し、未来及び過去へのシフト可能時間を表示するシフト
    可能時間表示手段とを具備することを特徴とする記録再
    生装置。
  14. 【請求項14】 前記再生制御手段は、特殊再生時にお
    いて、倍速数の情報と前記時間情報及び信号量の情報と
    に基づいて、前記記録媒体から読出すデータのシフト先
    を算出することを特徴とする請求項11乃至請求項13
    のいずれかに記載の記録再生装置。
  15. 【請求項15】 MPEG方式により圧縮符号化され、
    GOPを有するトランスポートストリームが入力され、
    前記GOPの先頭を検出する再生単位検出手段と、 前記トランスポートストリームを所定の記録媒体に記録
    すると共に再生する記録再生手段と、 前記再生単位検出手段により検出された前記GOPの少
    なくとも先頭直前のPCR値を含むパケットから記録を
    開始する記録手段と、 前記再生単位検出手段により検出された前記GOPの先
    頭及び前記GOPの少なくとも先頭直前のPCR値相互
    の信号量を記録する管理情報記録手段と、 ユーザーが指定した操作情報に基づいて、前記管理情報
    記録手段によって記録された時間情報及び信号量の情報
    から前記GOPの先頭に再生時に前記所定の記録媒体の
    再生位置を判断する再生制御手段とを具備することを特
    徴とする記録再生装置。
  16. 【請求項16】 MPEG方式により圧縮符号化され、
    GOPを有するトランスポートストリームが入力され、
    前記GOPの先頭を検出する再生単位検出手段と、 前記トランスポートストリームを所定の記録媒体に記録
    すると共に再生する記録再生手段と、 前記再生単位検出手段により検出された前記GOPの先
    頭に対応する時間情報及 び前記GOPの信号量の情報を
    記録する管理情報記録手段と、 ユーザーが指定した操作情報に基づいて、前記管理情報
    記録手段によって記録された時間情報及び信号量の情報
    に基づいて再生時に前記所定の記録媒体の再生位置を判
    断する再生制御手段と、 前記トランスポートストリームを復号化する復号化手段
    と、 前記復号化の基準となる時間情報が挿入されたパケット
    と挿入されていないパケットとが混合されて入力される
    入力端と、 前記入力端からのパケットに前記復号化の基準となる時
    間情報が挿入されているか否かを検出する検出手段と、 前記入力端からのパケットを記録する記録手段とを具備
    し、 前記記録手段は、記録開始を指示する信号が入力された
    後、前記復号化の基準となる時間情報が挿入されたパケ
    ットから記録を開始することを特徴とする記録再生装
    置。
  17. 【請求項17】 MPEG方式により圧縮符号化され、
    GOPを有するトランスポートストリームが入力され、
    前記GOPの先頭を検出する再生単位検出手段と、 前記トランスポートストリームを所定の記録媒体に記録
    すると共に再生する記録再生手段と、 前記再生単位検出手段により検出された前記GOPの先
    頭に対応する時間情報及び前記GOPの信号量の情報を
    記録する管理情報記録手段と、 ユーザーが指定した操作情報に基づいて、前記管理情報
    記録手段によって記録された時間情報及び信号量の情報
    に基づいて再生時に前記所定の記録媒体の再生位置を判
    断する再生制御手段とを具備し、 前記再生単位検出手段は、トランスポートストリームの
    ヘッダの内のペイロード・スタート・インジケータ(pa
    yload_unit_start_indicator)またはランダム・ア
    クセス・インジケータ(random_access_indicator)
    を検出することを特徴とする記録再生装置。
  18. 【請求項18】 MPEG方式により圧縮符号化され、
    GOPを有するトランスポートストリームが入力され、
    前記GOPの先頭を検出する再生単位検出手 段と、 前記トランスポートストリームを所定の記録媒体に記録
    すると共に再生する記録再生手段と、 前記再生単位検出手段により検出された前記GOPの先
    頭に対応する時間情報及び前記GOPの信号量の情報を
    記録する管理情報記録手段と、 ユーザーが指定した操作情報に基づいて、前記管理情報
    記録手段によって記録された時間情報及び信号量の情報
    に基づいて再生時に前記所定の記録媒体の再生位置を判
    断する再生制御手段とを具備し、 前記トランスポートストリームの信号量の情報は、通算
    のパケット数、バイト数或いはビット数であることを特
    徴とする記録再生装置。
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