JP3529609B2 - 脱水汚泥の移送システム - Google Patents

脱水汚泥の移送システム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は下水処理場に設置さ
れる脱水汚泥の移送システムに係り、とりわけ脱水汚泥
をスムースかつコンパクトに移送することができる脱水
汚泥の移送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の脱水汚泥の移送システムを図10
に示す。図10において脱水機(図示せず)で得られた
脱水汚泥2はホッパ1内に収納される。その後、脱水汚
泥2は移送装置3で移送され、次にコンベア4a、4
b、4c、4dによって焼却炉5まで移送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したコンベア4
a、4b、4c、4dによって脱水汚泥を移送する場
合、次のような問題がある。
【0004】すなわち(1)コンベア4a、4b、4
c、4dは搬送部とケースが必要となり、このためスペ
ースが大きくなる。また直線的移送が主体になり移送ル
ート確保がわずらわしい。
【0005】(2)コンベア4a、4b、4c、4dは
駆動部(駆動ローラ、ガイドローラ、ギヤ、チェーン
等)が多く、ガイドローラ等の摩耗防止に多大な点検労
力を要する。
【0006】(3)コンベア4a、4b、4c、4dに
よる運転では振動、および腐食によってコンベア4a、
4b、4c、4dの接続部からの臭気漏れが生じ易く、
また分解点検の際には臭気漏れを防止することが困難で
ある。
【0007】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、スペースをとることなくスムースに脱水汚
泥を移送することができる脱水汚泥の移送システムを提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、汚泥の加熱脱
水機と、加熱脱水機に接続され、下方へ向って先細状と
なる筒状シュータと、筒状シュータの下流側に配管を介
して接続され、脱水汚泥を圧送する移送装置とを備え、
筒状シュータ上部に、シュータ内壁へ向けて潤滑油を噴
射する潤滑油噴射装置を設けたことを特徴とする脱水汚
泥の移送システム、および 汚泥の加熱脱水機と、加熱
脱水機の下流側に配管を介して接続され、脱水汚泥を圧
送する移送装置とを備え、移送装置の下流側の配管に温
水を供給する温水管と温水を排出する排出管を上流側か
ら順次接続したことを特徴とする脱水汚泥の移送システ
ムである。
【0009】
【0010】本発明によれば、加熱脱水機により加熱さ
れた脱水汚泥を筒状シュータに送るとともに、シュータ
内面に沿って潤滑油を噴射することにより、シュータ内
で脱水汚泥をスムースに落下させて移送装置に送ること
ができる。移送装置は流動性が高い脱水汚泥をスムース
に配管内で圧送することができる。
【0011】さらに加熱脱水機により加熱され流動性が
高くなった脱水汚泥が移送装置により配管内で圧送され
る。この場合、移送装置の下流側配管に、温水管から温
水を供給し、かつ排出管から排出して配管の温度を高め
ることにより、脱水汚泥の移送がよりスムースに行なわ
れる。
【0012】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態 以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明
する。図1乃至図3は、本発明による脱水汚泥の移送シ
ステムの第1の実施の形態を示す図である。
【0013】図1乃至図3に示すように、脱水汚泥の移
送システムは、脱水汚泥2を収納するとともに重量計
(ロードセル)が取付けられたホッパ1と、ホッパ1に
接続された配管3、13、14と、配管13内に配置さ
れた圧送式の第1移送手段10と、配管14内に配置さ
れた圧送式の第2移送手段11とを備えている。
【0014】このうち、第1移送手段10および第2移
送手段11は、各々駆動部10a、11aにより駆動さ
れるようになっている。また第1移送手段10は多軸ス
クリューフィーダからなり、さらに第2移送手段11は
押出ポンプからなっている。
【0015】また配管13の外方には、ジャケット型加
熱装置4が設けられており、この加熱装置4には、後述
するように焼却炉5からの排熱により排熱ボイラ(図示
せず)で加熱された蒸気が、蒸気管17から流入するよ
うになっている。さらに蒸気管17には自動弁16が取
付けられている。
【0016】また、配管14の下流端には、加熱された
脱水汚泥18が投入されて焼却される焼却炉5が接続さ
れ、焼却炉5からの排熱は排熱ボイラにより蒸気として
取出され、この蒸気は蒸気管17へ送られる。
【0017】さらに図1に示すように、加熱装置4と第
2移送手段11との間の配管14には、脱水汚泥2の温
度を測定する第1温度計15が取付けられており、第2
移送手段11の下流側配管14には脱水汚泥2の温度を
測定する第2温度計19が取付けられている。
【0018】また重量計20、第1温度計15、第2温
度計19、駆動部10a、11aおよび自動弁16は、
各々制御装置12に接続されている。
【0019】なお、図1において加熱装置4は、第2移
送手段11に対して上流側に位置している。
【0020】次にこのような構成からなる本実施の形態
の作用について説明する。
【0021】まず図2により脱水汚泥2の性状について
説明する。汚泥の脱水手段としては通常ベルトプレス脱
水、遠心脱水があり、得られる脱水汚泥2は、温度20
前後、含水率75〜85%前後、VS(有機性固形分)
/TS(固形分)比80%前後で、流動性は皆無であ
る。しかしながら図2に示すように、脱水汚泥2は加熱
加温することで流動性が向上し、配管内3、13、14
での圧力損失が低下する。このため、配管圧送が可能に
なる。
【0022】次に図3に示すフローチャートにより、具
体的作用について説明する。図3に示すように、まずホ
ッパ1内に脱水汚泥2が投入されると、重量計20から
の信号が制御装置12に入力され、制御装置12は第1
移送手段10の駆動部10aを作動させるとともに、自
動弁16を開とする。
【0023】駆動部10aの作動により、配管3、13
内において第1移送手段10が脱水汚泥2を移送し、同
時に自動弁16の開にともなって加熱装置4により脱水
汚泥が加熱される。
【0024】この間、第1温度計15および第2温度計
19により脱水汚泥2の温度が測定され、測定温度は制
御装置12へ送られる。そして第1温度計15によって
測定された温度が例えば60℃以上に達すると、制御装
置12により第2移送手段11の駆動部11aを作動さ
せる。駆動部11aの作動により、配管14内において
第2移送手段11が脱水汚泥2を移送し、これにより脱
水汚泥2は焼却炉5へ送られる。
【0025】通常、脱水汚泥2は60℃以上に加熱され
ると、流動性が向上し、例えば20〜100mの長さを
持つ配管14内において圧力損失は3〜10kgf/cm2
度となる。このため第2移送手段11により、より確実
に脱水汚泥2を圧送することができる。
【0026】なお、脱水汚泥2の加熱温度は第1温度計
15および第2温度計19を用いて50℃〜100℃ま
で所望により調節することができる。
【0027】このように本実施の形態によれば、脱水汚
泥2を加熱装置4により加熱することにより、脱水汚泥
2の流動性を向上させることができ、これに伴なって第
2移送手段11の過トルク、および配管14内における
摩耗、閉塞等のトラブルを回避することができる。さら
に加熱装置4をジャケット型とすることにより、加熱装
置4のコンパクト化を図ることができ、また焼却炉の排
熱で加熱された蒸気を蒸気管17によって加熱装置4に
導くことにより、熱の有効利用を図ることができる。
【0028】また第1移送手段10が多軸スクリューフ
ィーダとなっているので、スクリュー羽根のセルフクリ
ーニングを行なって脱水汚泥の移送不良を防止すること
ができる。また第2移送手段11が押出ポンプからなる
ので、高い吐出圧と高い定量性を得ることができる。第2の実施の形態 次に図4により、本発明の第2の実施の形態について説
明する。図4に示す第2の実施の形態はジャケット型加
熱装置4の代わりに、管群33と、管群33を連結する
連結管34とからなる加熱装置32を設けたものであ
り、他の構成は図1乃至図3に示す第1の実施の形態と
略同一である。
【0029】図4において、図1乃至図3に示す第1の
実施の形態と同一部分には同一符号を符して詳細な説明
は省略する。
【0030】すなわち図4に示すように、管群33と連
結管34とからなる加熱装置32が設けられており、こ
の加熱装置32はホッパ1の下端に接続された配管3に
取付けられている。また加熱装置32の管群33には、
自動弁16が取付けられた蒸気管17が接続されてい
る。さらに自動弁16は制御装置12に接続されてい
る。
【0031】管群33は脱水汚泥のブリッジ形成を防止
し、かつ熱変換効率を高めるために、100mm程度の
ピッチで千鳥状に配列されている。
【0032】なお、図4において、加熱装置32は第1
移送手段10および第2移送手段11に対して上流側に
位置している。第3の実施の形態 次に図5および図6により本発明の第3の実施の形態に
ついて説明する。
【0033】図5および図6に示す第3の実施の形態
は、第2移送手段11の下流側の配管14に、自動弁4
0を有する温水管41と、自動弁42を有する排水管4
3を順次接続したものであり、他の構成は図4に示す第
2の実施の形態と略同一である。
【0034】図5および図6において、図4に示す第2
の実施の形態と同一部分には、同一符号を符して詳細な
説明は省略する。
【0035】図5および図6において、温水管41に
は、焼却炉5からの排熱により排熱ボイラ(図示せず)
で加熱された蒸気が流入するようになっている。また温
水管41の自動弁40と、排水管43の自動弁42は各
々制御装置12に接続されている。さらに、配管14に
は第2温度計19近傍に濃度計44が取付けられてお
り、この濃度計44は制御装置12に接続されている。
【0036】図5および図6において、まずホッパ1内
に脱水汚泥2が投入され、続いて制御装置12により加
熱装置32が作動してホッパ1からの脱水汚泥2が加熱
される。同時に温水管41の自動弁40および排水管4
3の自動弁42が開となり、温水管41から50℃〜1
00℃の温水が圧力1〜2kgf/cm2 で配管14内に流入
し、排水管43から排出される。
【0037】その後、第1移送手段10が作動して、脱
水汚泥2が配管13内で圧送される。次に第1温度計1
5の温度が60℃以上になると、第2移送手段11が作
動して脱水汚泥2が配管14内で圧送される。
【0038】次に第2温度計19の温度が50℃以上に
なると、温水管41の自動弁40が閉となり、配管14
内への温水の流入が停止し、配管14内は脱水汚泥の流
入により温水が置換され、排水管43から排出される。
【0039】その後、濃度計44からの濃度が10%以
上になったところで、排出管43の自動弁42が閉とな
り、配管14内の脱水汚泥は焼却炉5内へ送られる。
【0040】本実施の形態によれば、配管14内に温水
管41から温水を供給することにより、配管14内を予
熱することができ、配管14内における脱水汚泥の温度
低下を防止することができる。また配管14内の脱水汚
泥は常に温水に接するので、配管14内における抵抗を
低減することができる。第4の実施の形態 次に図7により、本発明の第4の実施の形態について説
明する。
【0041】図7に示す第4の実施の形態は、加熱装置
4を取除くとともにホッパ1の代わりに下方へ向って先
細状となる筒状シュータ50を設け、シュータ50の上
方に加熱脱水機49を設けたものであり、他の構成は図
1乃至図3に示す第1の実施の形態と略同一である。
【0042】図7において、図1乃至図3に示す第1の
実施の形態と同一部分には同一符号を符して詳細な説明
は省略する。
【0043】シュータ50にはいくつかの種類が考えら
れるが、図7に示す実施の形態ではシュータ50の上部
内壁に潤滑油噴出用の複数のノズル52が設けられてい
る。またノズル52にポンプ(または自動シリンダー)
53を介して、廃油、重油等の潤滑油タンク54が接続
されている。さらにポンプ53は間欠または連続的に駆
動され、小量(例えば10ml程度)の潤滑油をシュー
タ50内壁に沿ってほぼ水平に噴出している。潤滑油タ
ンク54内に収納される潤滑油としては、重油あるいは
下水処理場の機械設備から発生する廃油が用いられる。
【0044】加熱脱水機49としては、一例として縦形
薄膜式遠心脱水機が用いられる。縦形薄膜式遠心脱水機
は汚泥(1次脱水汚泥:通常含水率は80〜90%)5
5を回転する掻面羽56で薄膜状にし、蒸気ジャケット
57からの熱で間接的に加熱脱水するものである。加熱
脱水機49では蒸気潜熱を用いるため、流入蒸気59a
の温度は通常120〜180℃となり、流出蒸気59b
として流出される。加熱脱水汚泥2の温度は90℃前
後、含水率は通常40〜50%(固形分60〜50%)
であるが、これでは図2に示したようにポンプ圧送が不
可能なため、汚泥55の供給量を増加することで含水率
を60〜70%(固形分40〜30%)にして用いる。
【0045】また加熱脱水機49の上部には、内部の排
ガスを排出するためのブロア61が設けられている。さ
らに配管14の下流端には、駆動部60aにより駆動さ
れる切出フィーダ60が設けられている。
【0046】図7において、加熱脱水機49で得られる
含水率60〜70%の加熱脱水汚泥2は粘着性およびか
いごう性があり、シュータ50内壁への付着、積層化が
生じる。本発明はこれを防止し、後段の第1移送手段1
0に脱水汚泥の全量をスムーズに通過させるものであ
る。
【0047】すなわちシュータ50の内壁に沿って潤滑
油をノズル52から噴射すると、潤滑油はシュータ50
の内壁をリング状に覆いやがて内壁に沿って降下する。
この際シュータ50の内壁の全面には潤滑油の被膜が形
成され、この被膜は数時間持続する。このため、加熱式
脱水機49から排出落下する脱水汚泥2はシュータ50
の内壁に付着することなく第1の移送手段10まで落下
する。シュータ50内壁への潤滑油被膜の持続時間は、
運転状況によって異なるが、通常数時間である。このた
め1時間に1回程度、潤滑油を噴射することにより、脱
水汚泥2の付着を防止することができる。
【0048】なおシュータ50内壁は摩擦係数の極めて
小さい物質(例えばフッソ樹脂、ポリエチレン等)で覆
うか、もしくはコーティングされている。このため脱水
汚泥2はシュータ50の内壁に付着したり積層すること
なく下方に降下し、スムースに第1移送手段10に供給
される。第5の実施の形態 次に図8により、本発明の第5の実施の形態について説
明する。図8に示す第5の実施の形態は、第1移送手段
10を配管13内に設ける代わりにシュータ50内に設
けるとともに、第1移送手段10としてテーパスクリュ
ーフィーダを用いたものである。
【0049】他の構成は図7に示す第4の実施の形態と
略同一である。図8において、図7に示す第4の実施の
形態と同一部分には同一符号を符して詳細な説明は省略
する。
【0050】図8において、加熱脱水機49で得られる
加熱脱水汚泥はシュータ50内でテーパスクリューフィ
ーダからなる第1移送手段10によりスムースに下方へ
落下する。このため図8において、シュータ50内壁に
向って潤滑油を噴射するノズルを設ける必要はない。第6の実施の形態 次に図9により本発明の第6の実施の形態について説明
する。
【0051】図9に示す第6の実施の形態は、加熱装置
4を取除くとともに、ホッパ1の代わりに加熱脱水機4
9を設け、この加熱脱水機49を配管3を介して第1移
送手段10が設けられた配管13に接続したものであ
る。
【0052】図9において、図1乃至図3に示す第1の
実施の形態と同一部分には同一符号を符して詳細な説明
は省略する。
【0053】図9において、第1移送手段10の上流側
に加熱脱水機49が設けられており、加熱脱水機49の
更に上流側には汚泥55を収納する貯留槽80が設けら
れている。また貯留槽80と加熱脱水機49との間には
移送ポンプ81が配置されている。
【0054】さらに第2移送手段11の下流側の配管1
4に自動弁40を有する温水管41と、自動弁42を有
する排水管43が順次接続されている。
【0055】また配管13には第1温度計15が取付け
られており、さらに配管14には温水管41と排水管4
3との間に第2温度計15および濃度計44が取付けら
れている。
【0056】図9において、温水管41には焼却炉5か
らの排熱により排熱ボイラ(図示せず)で加熱された蒸
気が流入するようになっている。また温水管41の自動
弁40と、排出管43の自動弁42は、各々制御装置1
2に接続されている。さらに第1温度計15、第2温度
計および濃度計44も、制御装置12に接続されてい
る。
【0057】図9において、貯留槽80内の汚泥55
は、移送ポンプ81によって加熱脱水機49内に送られ
て加熱脱水される。このため脱水汚泥は加熱された状態
となっている。
【0058】次に、温水管41の自動弁40および排出
管43の自動弁42が開となり、第1移送手段10が作
動する。温水管41の自動弁40が開となると、温水管
41から配管14へ、例えば50℃〜100℃の温水が
圧力1〜2kgf/cm2 の状態で供給され、配管14を加熱
する。
【0059】第1温度計15の温度が60℃以上となっ
た場合に、第2移送手段11が作動する。更に第2温度
計19の温度が50℃以上になると、温水管41の自動
弁40が閉となり、配管14内への温水供給が停止す
る。
【0060】その後、配管14内において、温水が脱水
汚泥により置換され、温水は排出管43から排出され
る。濃度計44の濃度が、10%以上になると、排出管
43の自動弁42が閉となり、脱水汚泥は焼却炉5へ送
られる。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、加熱され
流動性が向上した脱水汚泥を移送装置によりスムースに
配管内で圧送することができる。このように脱水汚泥を
配管内で圧送するので、脱水汚泥を外方へ露出させるこ
とはなく、臭気汚染の問題を生じさせることはない。ま
た加熱により脱水汚泥の流動性が向上するので移送装置
に過負荷等のトラブルが生じることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による脱水汚泥の移送システムの第1の
実施の形態を示す概略図。
【図2】脱水汚泥の温度と配管内圧力損失の関係を示す
特性図。
【図3】移送システムの作用を示すフローチャート。
【図4】脱水汚泥の移送システムの第2の実施の形態を
示す概略図。
【図5】脱水汚泥の移送システムの第3の実施の形態を
示す概略図。
【図6】脱水汚泥の移送システムの第3の実施の形態を
示す概略図。
【図7】脱水汚泥の移送システムの第4の実施の形態を
示す概略図。
【図8】脱水汚泥の移送システムの第5の実施の形態を
示す概略図。
【図9】脱水汚泥の移送システムの第6の実施の形態を
示す概略図。
【図10】従来の脱水汚泥の移送システムを示す図。
【符号の説明】
1 ホッパ 2 脱水汚泥 4 加熱装置 10 第1移送手段 10a 駆動部 11 第2移送手段 11a 駆動部 12 制御装置 13、14 配管 15 第1温度計 16 自動弁 17 温水管 19 第2温度計 32 加熱装置 41 温水管 43 排出管 44 温度計 49 加熱脱水機 50 シュータ 52 ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安 村 恵二朗 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番 地 株式会社東芝 京浜事業所内 (72)発明者 林 幸 司 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東 芝 府中工場内 (56)参考文献 特開 平1−315396(JP,A) 特開 昭58−163499(JP,A) 特開 平6−7799(JP,A) 特開 平1−284400(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 11/00 - 11/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】汚泥の加熱脱水機と、 加熱脱水機に接続され、下方へ向って先細状となる筒状
    シュータと、 筒状シュータの下流側に配管を介して接続され、脱水汚
    泥を圧送する移送装置とを備え、 筒状シュータ上部に、シュータ内壁へ向けて潤滑油を噴
    射する潤滑油噴射装置を設けたことを特徴とする脱水汚
    泥の移送システム。
  2. 【請求項2】汚泥の加熱脱水機と、 加熱脱水機の下流側に配管を介して接続され、脱水汚泥
    を圧送する移送装置とを備え、 移送装置の下流側の配管に温水を供給する温水管と温水
    を排出する排出管を上流側から順次接続したことを特徴
    とする脱水汚泥の移送システム。
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