JP3529468B2 - 農業機械における不良検知装置 - Google Patents

農業機械における不良検知装置

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JP3529468B2
JP3529468B2 JP1722095A JP1722095A JP3529468B2 JP 3529468 B2 JP3529468 B2 JP 3529468B2 JP 1722095 A JP1722095 A JP 1722095A JP 1722095 A JP1722095 A JP 1722095A JP 3529468 B2 JP3529468 B2 JP 3529468B2
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正夫 品川
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、トラクタや田植機やコ
ンバイン等の農業機械に配置される各種アクチュエータ
ーや各種センサーと、コントローラーの間を接続するワ
イヤーハーネスでの断線や、センサー不良を検知してメ
ンテナンスを容易とする技術に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、コントローラーと各種センサー及
びアクチュエーターとの間を接続するワイヤーハーネス
内において断線が生じた場合には、自己診断プログラム
によって不良箇所を表示したり、チェック時にコントロ
ーラーによって検知する機能を持たせ、メンテナンスす
る時点において生じている不良を検知してモニターに表
示することでオペレーターに警告を行っていた。例え
ば、特開平1−137309号や特開平1−27311
0号の技術である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術に
おいて、ワイヤハーネス内部での断線は、機械的な振動
や作業機の昇降位置によって導通と不導通の状態をラン
ダムに繰り返す場合があり、機械全体としての動作が正
常に働いたり異常が発生したりする。このような、作業
機の一時的な不良の原因は、ワイヤハーネス内部での断
線による頻度が高いことが経験的に判明している。従来
の農業機械に配設するコントローラーには現時点での不
良を表示することができるが、過去の一時的な不良に関
しては表示することができないものであった。そのた
め、作業機が正常に作動している際に、以前に生じた不
良の故障診断を行うことが不可能となっていたり、その
不良箇所を探すために膨大な時間と工数を必要とするも
のであり、メンテナンスの作業効率を著しく低下させる
ものであった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。農業機械に配設されるセンサー
アクチュエーター20とコントローラーの間を、それ
ぞれワイヤーハーネスを介して接続し、該コントロー
に表示パネル11を接続して、不良箇所を表示パネ
11に表示できるようにした構成において、コントロ
ーラによりワイヤーハーネスの導通状態とセンサー
の不良を作動時にチェックし、異常が生じたときに表
示パネル11でその不良を表示させるようにし、該異常
が自然解消した場合に、該異常が発生した不良部品と不
良が生じた日時を記憶し、その記録を任意に呼出し可能
としたものである。 【0005】 【作用】本発明は、上記のような手段を用いることによ
って、機械的振動や昇降作業等によりワイヤーハーネス
内での断線部分が一時的に導通可能な状態になり、メン
テナンス時点でのチェックに異常を発見出来ない場合に
も、過去に逆上って調査するため故障診断および故障部
品の特定が素早くできるので、メンテナンス等の作業効
率が大幅に向上が可能となる。 【0006】 【実施例】次に実施例について説明する。図1は本発明
を採用した田植機の側面図、図2は同じく本発明を採用
した田植機の平面図、図3は本発明のコントローラーと
各センサー並びに各アクチュエーターとの接続を示すブ
ロック図、図4は表示パネルの正面図である。 【0007】農業機械として乗用田植機について、本発
明の不良箇所診断制御装置を付設した構成について説明
する。図1及び図2において、走行車体Aの機体フレー
ム40の前部上にはエンジンEが載置され、該走行車体
Aの中央部には運転席42及びハンドル43が配設さ
れ、該ハンドル43前方には表示パネル11が配設さ
れ、該運転席42側方には昇降操作レバー44、主変速
レバー46が配設され、機体任意位置、例えば、表示パ
ネル11下方にコントローラー1が配設されている。 【0008】そして、走行車体Aの後部より油圧シリン
ダーCの駆動にて昇降可能な昇降リンク機構Lを突出
し、該昇降リンク機構Lの昇降角度は角度センサーS5
によって検知され、該角度センサーS5はワイヤーハー
ネス2jを介してコントローラー1と接続されている。
前記油圧シリンダーCの伸縮は油圧制御部21の電磁バ
ルブを切り換えることによって行われる。該昇降リンク
機構L後部に植付部Bを装着し、該植付部Bは走行車体
AのPTO軸よりユニバーサルジョイントを介して植付
ケースMに動力を伝えている。また、植付部Bの植付ケ
ースM下方にはフロート38を吊設し、上部に苗載台3
0が苗台レール31上で左右摺動可能に載置されてい
る。該苗載台30の各条の下部には苗つぎセンサーS2
が配設されている。該苗つぎセンサーS2・S2・・・
はワイヤーハーネス2bを介して該コントローラー1に
連結し、苗マットの有無を検出している。 【0009】前記植付部Bは昇降リンク機構Lに対して
左右揺動可能に装着されており、該苗載台30前部上に
配設した傾斜センサーS1とモーター等からなるアクチ
ュエーター20により植付部Bを角度変更可能として水
平制御装置が形成され、該傾斜センサーS1はワイヤー
ハーネス2aを介してコントローラー1と接続されてい
る。 【0010】更に、植付ケースMより後方に植付伝動ケ
ース33が複数個、前後方向に平行状に配設されてい
て、各植付伝動ケース33の後部に、植付爪34を具備
するロータリーケース35が軸支されて、圃場に植えつ
けるように構成している。また、走行車体A後部には施
肥機36・36・・・が複数配設され、該施肥機36・
36下部からホースを苗植付位置側部まで延設してい
る。該施肥機36・36・・・のホッパー内には肥料検
知センサーS3・S3・・・が、ホース内には詰まり検
知センサーS4・S4・・・がそれぞれ配設され、各肥
料検知センサーS3・S3・・・及び詰まり検知センサ
ーS4・S4・・・はそれぞれワイヤーハーネス2c・
2dを介してコントローラー1に連結されている。 【0011】そして、図3に示す如く、これらのセンサ
ーS1・S2・S3・S4・S5やその他車速センサー
47や記憶呼出しボタン45や図示しない作動油の温度
センサー等がワイヤーハーネス2a・2b・2c・2d
・2g・2j等を介してコントローラー1に連結され、
他方ではアクチュエーター20、油圧制御部21の電磁
バルブのソレノイド22、表示パネル11にワイヤーハ
ーネス2h・2j・2iが接続されている。 【0012】そして、前記コントローラー1はCUP
3、ROM4、RAM5、I/Oインターフェース6等
からなり、該ROM4にはCUP3での演算プログラム
が記憶されており、該CUP3はセンサーS1・S2・
S3・S4・S5等からのデーターをI/Oインターフ
ェース6を介して伝達され演算処理し、該I/Oインタ
ーフェース6よりワイヤーハーネス2i・2h・2jを
介してアクチュエータ20やソレノイド22を制御し、
表示パネル11に表示している。 【0013】そして、本発明においては、各センサーS
1・S2・S3・S4・S5及び各アクチュエーター2
0・22・11等の導通状態をそれぞれが作動された時
に絶えずチェックしており、該センサーが不良となった
り、またはワイヤーハーネスが断線したときにはその異
常を表示し、CUP3からRAM5に記憶し、更に、不
良や不導通状態になり、その後自然に回復した場合にお
いても、該CUP3からRAM5にそのセンサーまたは
アクチュエーターの名前や、どの制御(処理)の時に生
じたかや、日付等を記憶させるようにし、その記憶させ
た記録は記憶呼出ボタン45を押すことによって表示パ
ネル11の表示画面16に表示される。尚、記憶呼出ボ
タン45は本実施例では座席側部に配設しているが、設
置位置は限定しない。 【0014】前記表示パネル11は図4に示す如く、施
肥機36のホッパー内に肥料がなくなったときや詰まっ
たことを各条毎に表示する施肥異常ランプ13と、その
下部に燃料表示と不良表示画面16と、その下方には苗
つぎランプ17と、バッテリーチェック等のランプが配
設されている。 【0015】このような構成において、チェックモード
(作業前にチェックボタン等を押すことでこのモードに
入れる)で各センサーS1・S2・S3・S4やワイヤ
ーハーネス2a・2b・2c・2d・・・の現時点での
断線や不良が不良表示画面16に文字または図解でその
異常を表示し、更に、記憶呼出ボタン45を押すことに
よって、以前に異常が生じていた場合に、不良表示画面
16にRAM5に記憶された不良部品と、どの作動状態
で生じたかと、いつ不良になったかを表示させる。例え
ば、異常となった部品名を表示することで、その部品と
接続するハーネスをたどることによって異常箇所を発見
することが可能となり、どの制御(処理)の時に生じた
かを表示することで、その動作に関係のある部品をピッ
クアップでき、それぞれの部品の関係から干渉している
位置が速やかに発見できる。また、日付を表示すること
によって、どの場所で作業を行っていたかや、その時の
天気、気温等も確認することが可能となり、個々の部品
だけでは異常が発見できない場合であっても、相関関係
から他の部品の係わった異常でも速やかに発見できるよ
うになる。 【0016】但し、本実施例では、農業機械を田植機に
ついて説明したが、トラクタとした場合には後部にロー
タリ耕耘装置等の作業機が付設され、その作業機の昇降
制御や傾斜制御等が行われ、それぞれのセンサーやアク
チュエーター等の不良検知が前記同様に行われる。ま
た、コンバインとした時には作業機が刈取装置となり、
機体の水平制御や、方向制御や、刈取部の穀稈の長さを
検知して穀稈の位置制御が行われ、それぞれのセンサー
やアクチュエーターの不良検知が前記同様に行われ、操
作パネルにおいて、不良部分や不良時期等を表示できる
ようにできる。 【0017】 【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。第1に、作動時において
ワイヤハーネス内での断線や、センサーの不良がチェッ
クされているので、即座に不良部分が判り、速やかに事
故を回避する動作に移れ、修理箇所が速やかに判り、対
処し易くなったのである。 【0018】第2に、異常が自然解消した場合であって
も、過去に逆上って調査できるようになるため、故障診
断・故障部品の特定が素早くでき、メンテナンス作業の
大幅な向上が可能となるのである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を採用した田植機の側面図である。 【図2】同じく本発明を採用した田植機の平面図であ
る。 【図3】本発明のコントローラーと各センサー並びに各
アクチュエーターの接続を示すブロック図である。 【図4】表示パネルの正面図である。 【符号の説明】 A 走行車体 S センサー 1 コントローラー 2 ワイヤーハーネス 11 表示パネル 20 アクチュエーター
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 69/00 301 A01C 11/02 330 A01D 41/12 G05B 23/02 301

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 農業機械に配設されるセンサーやアク
    チュエーター20とコントローラーの間を、それぞれ
    ワイヤーハーネスを介して接続し、該コントローラ
    に表示パネル11を接続して、不良箇所を表示パネル
    に表示できるようにした構成において、コントローラ
    によりワイヤーハーネスの導通状態とセンサー
    不良を作動時にチェックし、異常が生じたときに表示パ
    ネル11でその不良を表示させるようにし、該異常が自
    然解消した場合に、該異常が発生した不良部品と不良が
    生じた日時を記憶し、その記録を任意に呼出し可能とし
    ことを特徴とする農業機械における不良検知装置。
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