JP3527544B2 - 椅子等におけるクッション体の取付け構造 - Google Patents
椅子等におけるクッション体の取付け構造Info
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C31/00—Details or accessories for chairs, beds, or the like, not provided for in other groups of this subclass, e.g. upholstery fasteners, mattress protectors, stretching devices for mattress nets
- A47C31/02—Upholstery attaching means
- A47C31/023—Upholstery attaching means connecting upholstery to frames, e.g. by hooks, clips, snap fasteners, clamping means or the like
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- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
Description
軟質合成樹脂製の合成皮革あるいはシート、織物等の表
装材を張設してなるクッション体を、椅子等における座
受体等の外殻枠体(シエル体)に装着する取付け構造に
関するものである。
合成皮革あるいはシート等の表装材を張設してなるクッ
ション体を、椅子の背凭支持体の表面側に装着する発明
として、従来、例えば、特公昭55−21591号公報
に記載されたものがある。
軟質合成樹脂からなる表装材の裏面(上面)にスポンジ
製のクッション材を載置し、その上にベニヤ板を、また
その上に熱可塑性軟質合成樹脂製合成皮革等の裏板を順
に載置し、さらにその上には、多数の止め針を立設させ
た表装材押さえ板を載置して重合した後、前記表装材の
捲き返し縁を前記表装材押さえ板に上に捲き返して引っ
張りつつ、同捲き返し縁を止め針に刺し止め、この刺止
め状態にて、前記裏板に表装材を熱融着させた後、前記
融着部位より内側で表装材及び表装材押さえ板を切断除
去し、以て、同じ熱可塑性軟質合成樹脂製の表装材と裏
板とで、ベニヤ板とクッション材とを包むように構成す
るものである。
構成によれば、表装材と裏板とは熱融着可能な同じ材質
に限定され、天然繊維を含む織物を表装材として使用で
きず、しかも、裏板という余分な構成部品が必要とな
り、椅子のデザインを多様化できないという欠点がある
と共に、多数の止め針を立設させた表装材押さえ板が必
要であり、さらに、製造工程として、表装材の捲き返し
縁を止め針に刺し止める工程と熱融着工程と切断工程と
いうように多数の工程が必要となって、製造コストが高
くつくという問題があった。
ものであって、表装材の材質が限定されず、且つ製造工
程も少なくでき、デザインを多様化できるようにした椅
子等におけるクッション体の取付け構造を提供すること
を目的とするものである。
め、請求項1の発明に係る椅子等におけるクッション体
の取付け構造は、クッション材の厚肉状の広幅面とその
周囲の薄肉部との表面にわたって、軟質合成樹脂製の合
成皮革あるいはシート、織物等の表装材を張設してクッ
ション体を構成する一方、椅子等における座受体等の外
殻枠体の裏面には、平面視環状であって断面が内向き略
U字状の装着溝を形成し、前記クッション材の厚肉部を
前記外殻枠体の表面側に載置し、該クッション材の薄肉
部を外殻枠体の外周縁から裏面側に捲き付けて、前記薄
肉部のうち前記外殻枠体の裏面と対峙する部位と前記外
殻枠体の裏面とを接着固定し、前記クッション体におけ
る表装材とクッション材の薄肉部とを、前記装着溝内に
挿入して固定するように構成したものである。
した椅子等におけるクッション体の取付け構造におい
て、前記装着溝内に押し入れたカッターを前記装着溝に
沿わせて移動させることにより、前記クッション材の薄
肉部及び前記表装材の外周縁の余剰部分が切り取られて
いるというものである。
明する。図1は椅子1の斜視図、図2は椅子1の一部切
欠き側断面図、図3は外殻枠体としての座受体2の下面
図である。
におけるガススプリング等の支柱3に金属製の支持枠4
を固着し、この支持枠4に合成樹脂製の外殻枠体として
の座受体2を載置し、該座受体2の上面に後述するよう
にクッション体5を載置して固定する。
枠体8を取りつけた側面視略L字状の背凭支持体9下端
が、前記支持枠4の後面解放部内に嵌挿され、該支持枠
4の左右両側板に穿設された長ガイド孔10,11に挿
通した支持軸12,13を介して背凭支持体9が上下回
動可能に装着されており、且つ付勢バネ14に抗して背
凭支持体9が後傾回動するように構成されている。
脂製の外殻枠体としての座受体2にクッション体5を取
付けする構成について説明する。座受体2は、ガラス短
繊維をポリアミド樹脂(ナイロン樹脂)、ポリアセター
ル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の合成樹脂に混入し
て、シエル状に射出成形したものであり、該座受体2の
表面側(上面側)には多数の補強リブ2aが平面視で縦
横に一体的に突設されている。また、座受体2の裏面2
b(下面)には、図2〜図4に示すように、平面視で環
状であって、断面内向き略U字状の(表面方向に突出す
る)装着溝15が一体的に形成されている。この装着溝
15は座受体2の裏面2b側が開口幅が狭くなるように
略Ω状に形成して、その狭い部分で後述のクッション体
5における少なくとも表装材18を挟持できるように構
成することが好ましい。
5(b)に示すようにして予め形成しておく。すなわ
ち、発泡軟質ポリウレタンフオーム、軟質PVCフオー
ム等のスポンジ状のクッション材16は、前記座受体2
の表面(上面)側(前記補強リブ2aの上面)に載置さ
れる部分(広幅面)を厚肉部16aとし、その周囲を厚
さの薄い薄肉部16bとなるように一体成形しておく。
なお、厚肉部16aの下面には、前記環状の装着溝15
が嵌まり込める環状凹所17を形成しておいても良い。
ョン体5を構成するクッション材16の厚肉部16aの
広幅面とその周囲の薄肉部16bとの表面にわたって、
軟質合成樹脂製の合成皮革あるいはシート、天然繊維製
織物、合成繊維製織物、もしくはこれらの混紡の織物
(布)等の表装材18を接着剤にて張設する。この場
合、表装材18の外周縁が前記薄肉部16bの外周縁か
らはみ出していても良い。
図6に示すように、座受体2の上面に載置する。現実の
作業工程では、表装材18が下になるようにクッション
体5を作業台(図示せず)に載置した上に座受体2を上
下逆さまにして載置する。
の装着溝15より外周寄り部位に接着剤19を塗布し、
クッション材16の薄肉部16bを座受体2の外周縁か
ら裏面側にテンションを掛けながら捲き付けて接着固定
し、この薄肉部16bと前記表装材18の外周部を、前
記装着溝15内に薄肉状の押し込み具(図示せず)を介
して押し込む。次いで、図7に示すように、カッター2
0を前記装着溝15の底に押入れて、前記薄肉部16b
と前記表装材18の外周縁の余剰部分を切除するのであ
る。
5に沿わせて移動させるだけで、前記表装材18等の外
周縁の余剰部分を切断できるから、定規等を用いること
なく迅速に切断でき、且つこれらの部材の端面処理を綺
麗にすることができる。
ッション材16の薄肉部16bが座受体2の外周縁から
裏面に跨がって捲いているから、当該座受体2の外周縁
のかどが表装材18を介して直接的に現れず、しかも、
クッション体5の外周端縁は、前記環状の装着溝15内
に入り込んでいるので、椅子の外観が綺麗になり、且つ
座受体2に対するクッション体5の組付け作業も前述の
ごとく簡単であり、しかも、必要部品点数も少なくなる
という効果を奏するのである。
を座受体2の外周縁から適宜離れた内径寄り部位に形成
したことにより、当該座受体2の外周縁寄り部位に人の
体重が掛かった場合に、装着溝15から外径寄り部位が
弾性的に撓み、座り心地が向上するという効果を奏す
る。
く、合成樹脂製等の背凭用外殻枠体の表面側に背凭用の
クッション体を装着する実施例についても適用できるこ
とはいうまでもない。
係る椅子等におけるクッション体の取付け構造は、クッ
ション材の厚肉状の広幅面とその周囲の薄肉部との表面
にわたって、軟質合成樹脂製の合成皮革あるいはシー
ト、織物等の表装材を張設してクッション体を構成する
一方、椅子等における座受体等の外殻枠体の裏面には、
平面視環状であって断面が内向き略U字状の装着溝を形
成し、前記クッション材の厚肉部を前記外殻枠体の表面
側に載置し、該クッション材の薄肉部を外殻枠体の外周
縁から裏面側に捲き付けて、前記薄肉部のうち前記外殻
枠体の裏面と対峙する部位と前記外殻枠体の裏面とを接
着固定し、前記クッション体における表装材とクッショ
ン材の薄肉部とを、前記装着溝内に挿入して固定するよ
うに構成したものである。
して接着できるものであれば、材質や凹凸の有無等の表
面形状にこだわることなく、任意の材料を選択すること
ができ、椅子等のクッション体のデザインの幅が広が
る。
材の厚肉部を座受体等の外殻枠体の表面側に載置し、該
クッション材の薄肉部を外殻枠体の外周縁から裏面に跨
がって捲いているから、外殻枠体の外周縁のかどが表装
材を介して直接的に現れず、しかも、クッション体の外
周端縁は、前記環状の装着溝内に入り込んでいるので、
椅子等の外観が綺麗になり、且つ座受体に対するクッシ
ョン体の組付け作業も前述のごとく簡単であり、しか
も、必要部品点数も少なくなるという効果を奏するので
ある。
ターを前記装着溝に沿わせて移動させるだけで、前記ク
ッション材の薄肉部及び前記表装材の外周縁の余剰部分
を切断できるから、定規等を用いることなく迅速に切断
でき、且つこれらの部材の端面処理を綺麗にすることが
できるという効果を奏する。
(b)は両者を接着した状態の断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】クッション材の厚肉状の広幅面とその周囲
の薄肉部との表面にわたって、軟質合成樹脂製の合成皮
革あるいはシート、織物等の表装材を張設してクッショ
ン体を構成する一方、椅子等における座受体等の外殻枠
体の裏面には、平面視環状であって断面が内向き略U字
状の装着溝を形成し、前記クッション材の厚肉部を前記
外殻枠体の表面側に載置し、該クッション材の薄肉部を
外殻枠体の外周縁から裏面側に捲き付けて、前記薄肉部
のうち前記外殻枠体の裏面と対峙する部位と前記外殻枠
体の裏面とを接着固定し、前記クッション体における表
装材とクッション材の薄肉部とを、前記装着溝内に挿入
して固定するように構成したことを特徴とする椅子等に
おけるクッション体の取付け構造。 - 【請求項2】前記装着溝内に押し入れたカッターを前記
装着溝に沿わせて移動させることにより、前記クッショ
ン材の薄肉部及び前記表装材の外周縁の余剰部分が切り
取られていることを特徴とする請求項1に記載した椅子
等におけるクッション体の取付け構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP17839094A JP3527544B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 椅子等におけるクッション体の取付け構造 |
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---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP17839094A Expired - Fee Related JP3527544B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 椅子等におけるクッション体の取付け構造 |
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- 1994-07-29 JP JP17839094A patent/JP3527544B2/ja not_active Expired - Fee Related
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