JP3527427B2 - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

魚釣用スピニングリール

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JP3527427B2
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わたる 堤
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ダイワ精工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は魚釣用スピニングリ
ールにおけるドラグ作動時のスプール回転報知機構の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】魚釣用スピニングリールにおけるドラグ
作動時のスプールの回転を報知する手段として、実公平
3−16461号公報や実公平5−30620号公報に
見られるようにスプールの釣糸捲回胴部の内周面に凹凸
部を設けると共に該凹凸部にスプール軸に固定された環
状バネ又は鳴爪等の発音部材を係合させてスプールの回
転をクリック音で報知することが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記報知
機構は、凹凸部をスプールの釣糸捲回胴部の内周面に形
成しているため、スプールサイズやスプールの釣糸捲回
胴部の深さの寸法が変ると凹凸部の径方向の寸法が変化
すると共にこれに係合する発音部材の保持部材の寸法も
変更しなければならず、製造する部品の共通化が困難と
なり、また部品の共通化を図ろうとすると釣糸捲回胴部
の強度保持上スプール凹凸部形成部分の肉厚が厚くなっ
てスプール重量を増加したり、凹凸部形成部分の削設加
工コストがかかったりする問題点がある。
【0004】本発明はこれらの問題点を改善してスプー
ルサイズ大小及び釣糸捲回胴部の深さ等に変化があって
もスプールの回転報知機構の部品の共通化を可能にして
リール製造の部品コストの低減化とスプール重量の軽減
化を図るようにした魚釣用スピニングリールを提供する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するためにリール本体に支持されたスプール軸の前部に
スプールを回転可能に嵌着し、該スプールにおけるスプ
ール軸に対する嵌着筒部の外周に凹凸部を形成すると共
にスプール軸一体的に装着した発音弾発部材を前記凹
凸部に係合せしめたことを特徴とするものであり、特に
前記発音弾発部材は支持部材に支持せしめて該支持部材
をスプール軸に回り止め嵌着する場合と発音弾発部材を
直接スプール軸に回り止め嵌着する場合とがあり、また
スプールに形成する凹凸部と発音弾発部材及び支持部材
はスプールの釣糸捲回胴部の内側における嵌着筒部に設
けることが好適である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例の図
面について説明すると、スピニングリールのリール本体
1に支持されたスプール軸2はハンドル3の回動と連動
して軸方向に往復摺動するように形成されると共に該ス
プール軸2の前部において回動可能に嵌着されたスプー
ル4はその前部に設けられた調節自在のドラグ装置5の
摩擦伝達力によってスプール軸2と連結されており、公
知のように前記ハンドル3を回転することによりスプー
ル4を往復摺動すると共にローター6を回動してその釣
糸案内部材6′で釣糸を係止して釣糸をスプール4の釣
糸捲回胴部4′に捲着できるように構成されている。
【0007】しかしてスプール4は、前記スプール軸2
に係止ピン7で一体的に嵌着された軸管2′にその釣糸
捲回胴部4′内に形成された嵌着筒部8が軸受9を介し
て回動可能に嵌着支持されていると共に前記嵌着筒部8
の外周部に凹凸部10が形成されており、更に前記軸管
2′の後端部に嵌着固定された保持部材11に両端部を
係止された折曲弾片からなる発音弾発部材12が前記凹
凸部10に弾圧係合している、
【0008】従って魚釣り時において釣糸の張力がドラ
グ装置5の摩擦伝達力より大きくなるとスプール4はス
プール軸2に対してスリップ転することにより、発音弾
発部材12の軸管2′の外周の凹凸部10に対する弾発
作用でクリック音を発生してスプール4の回動を報知す
るものである。
【0009】図6乃至図11は前記実施例における保持
部材11及び発音弾発部材12の変形例であって、図6
及び図7に示すものは、保持部材11に形成された筒部
13内にコイルバネ14で付勢された係止片15からな
る発音弾発部材12を凹凸部10に弾圧係合するように
設けたものであり、図8及び図9に示す変形例は、保持
部材11に軸支された係止片16をバネ17で牽引する
ようにしたものであり、更に図10及び図11には保持
部材11に直接バネ作用を有する係止片18からなる発
音弾発部材12を固着したものである。
【0010】また図12及び図13に示す実施例は、保
持部材11を省略し、発音弾発部材12を直接軸管2′
に回り止め嵌着したものであって、部品の節減と組立操
作の簡易化を図ることができる。
【0011】なお本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えばドラグ装置5をスプールの後方側に発
音弾発部材12をスプールの前方側に夫々配置すること
もできる。
【0012】また前記実施例におけるスプール4として
は、特に制限はないが、例えば図14及び図15に示す
ように、ポリカーボネイト、ポリアミド、ABS等の合
成樹脂スプール19の表面にニッケル、クロウム、チタ
ン、その他の金属メッキ層20を施し、更にその表面に
ウレタン、エポキシ、アクリル等の合成樹脂層21を形
成することによってその強度、耐候性、耐久性、高級感
等を向上したスプールを使用すると一層製品価値を向上
でき好適である。また本発明におけるスプールの最大外
径Dと釣糸捲回胴部径dとの比率d/Dは70〜80%
にするのが好ましい。
【0013】
【発明の効果】本発明によるときは、クリック用のスプ
ールに形成する凹凸部材をスプールの大きさ及び釣糸捲
回胴部の深さに左右されることがないスプールのスプー
ル軸への嵌着筒部の外周に形成したので、報知機構の部
品の共通化が可能となると共にスプールの重量の軽減化
及び凹凸部形成部分の削設加工性の簡易化も可能にする
ことができ、スピニングリールにおけるスプールの製造
コストの節減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一部切欠正面図。
【図2】同要部の縦断正面図。
【図3】同要部の拡大縦断正面図。
【図4】同要部の縦断側面図。
【図5】同要部の分解斜視図。
【図6】本発明の第2実施例の要部の縦断正面図。
【図7】本発明の第2実施例の要部の縦断側面図。
【図8】本発明の第3実施例の要部の縦断正面図。
【図9】本発明の第3実施例の要部の縦断側面図。
【図10】本発明の第4実施例の要部の縦断正面図。
【図11】本発明の第4実施例の要部の縦断側面図。
【図12】本発明の第5実施例の要部の縦断正面図。
【図13】本発明の第5実施例の要部の縦断側面図。
【図14】本発明のスプールの一部切欠縦断正面図。
【図15】本発明のスプールの一部切欠拡大縦断正面
図。
【符号の説明】 1 リール本体 2 スプール軸 4 スプール 4′ 釣糸捲回胴部 8 嵌着筒部 10 凹凸部 11 保持部材 12 発音弾発部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01K 89/00 - 89/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体に支持されたスプール軸の前
    部にスプールを回転可能に嵌着し、該スプールにおける
    スプール軸に対する嵌着筒部の外周に凹凸部を形成する
    と共にスプール軸一体的に装着した発音弾発部材を前
    記凹凸部に係合せしめたことを特徴とする魚釣用スピニ
    ングリール。
  2. 【請求項2】 発音弾発部材を保持部材に支持せしめ該
    保持部材をスプール軸に回り止め嵌着したことを特徴と
    する請求項1記載の魚釣用スピニングリール。
  3. 【請求項3】 発音弾発部材を直接スプール軸に回り止
    め嵌着したことを特徴とする請求項1記載の魚釣用スピ
    ニングリール。
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