JP3527064B2 - 作業機械の制御装置 - Google Patents

作業機械の制御装置

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JP3527064B2
JP3527064B2 JP14772897A JP14772897A JP3527064B2 JP 3527064 B2 JP3527064 B2 JP 3527064B2 JP 14772897 A JP14772897 A JP 14772897A JP 14772897 A JP14772897 A JP 14772897A JP 3527064 B2 JP3527064 B2 JP 3527064B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、設定機種情報に基
づいて制御対象となる機種を特定して、その特定した機
種に対応する制御を実行する制御手段が設けられた作業
機械の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンバイン等の作業機械では、制御部の
共通化・低コスト化を実現するために、シリーズ展開さ
れる複数の機種のすべてに対応できる制御構成を備えた
制御部を共用しながら、実際に制御対象となる機種情報
を設定する場合には、切換スイッチにて複数の機種情報
を表示手段に切り換え表示させながら、目的の機種が表
示されたときに機種設定スイッチを操作すると共に、エ
ンジン起動用のメインキーをオフする操作によって、表
示されている機種を設定機種情報として設定するように
していた(例えば、特開平9‐62311号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、表示された機種を設定するためにメインキ
ーをオフする際に、同時に機種設定スイッチを操作する
必要があるため、スイッチが増えて装置構成が複雑化す
るとともに、機種情報の設定操作が面倒であるという不
具合があった。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あって、その目的は、上記従来技術の不具合を解消すべ
く、装置構成を極力簡素化すると共に、機種情報の設定
時における作業員の操作を容易にすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1では、切換手段
を手動操作して、記憶した複数の機種情報のうちの1つ
の機種情報を表示手段に順次表示し、その1つの機種情
報を表示した状態で、駆動電源から機械各部へ電力を供
給する電力供給がオフされると、その表示した機種情報
が設定機種情報として設定され、その設定機種情報に基
づいて特定した制御対象となる機種に対応する制御が実
行される。
【0006】従って、予め記憶した複数の機種情報の中
から切り換えて目的の機種情報を表示させた状態で、駆
動電源から機械各部への電力供給をオフするためにメイ
ンキー等をオフ操作するだけで機種情報が設定されるの
で、従来のように、メインキーをオフする際に同時に機
種設定スイッチを操作する必要があるものに比べて、ス
イッチの数が減って装置構成が簡素化され、しかも、作
業員の操作の容易化が実現できる。そして、手動式の回
転数調節手段によって回転数が変更される動力装置の回
転数が検出され、回転数表示手段において動力装置の検
出回転数を指示する指示部が設定経路に沿って移動する
場合に、複数の機種に対して備えられた複数の適正回転
数の情報のうちで前記設定機種情報に対応する機種の適
正回転数が上記回転数調節手段によって設定すべき設定
回転数として変更設定され、その設定回転数のいずれに
おいても、上記指示部の移動経路に沿わせて備えた読み
取り表示部によって、動力装置の回転数が、上記変更さ
れた設定回転数であるか否か、及び、その変更された設
定回転数からの回転数低下量として動力装置の負荷を読
み取ることができるように、動力装置の回転数に対する
指示部の移動位置が調整される。 従って、回転数に応じ
て移動する指示部の位置を見ながらアクセルレバー等の
回転数調節手段を操作して、エンジン等の動力装置を設
定回転数に良好に調節することができると共に、上記設
定回転数が機種によって変更される場合にも、同一の読
み取り表示部を兼用して、設定回転数であるか否かや動
力装置の負荷を読み取ることができるので、例えば、回
転数表示器とは別に負荷表示器を設ける場合に装置構成
が複雑高価になるのに比べて、簡素な構成によってエン
ジン回転数の表示においてエンジン負荷を読み取ること
ができ、同時に、機種の変更に伴って設定回転数を変更
する場合に、同一の読み取り表示部に対して指示部の移
動位置を調整するだけの簡素な構成で対応できながら、
しかも、設定機種情報に対応する機種の適正回転数を上
記設定回転数として変更することで、例えば、各機種の
適正回転数の情報を直接入力する場合に比べて、機種の
変更に伴う設定回転数の変更を容易に且つミスなく行う
ことができる。
【0007】請求項2では、請求項1において、切換手
段が2つの異なる操作状態のうちの1つの操作状態のと
きに前記電力供給がオンされ且つその電力供給がオンの
状態で他の操作状態に変化すると検査モードを起動し、
その検査モードにおいて、切換手段を上記2つの操作状
態の間で切換操作して機種情報を順次表示しながら、前
記電力供給のオフによって設定機種情報の設定が行われ
る。
【0008】従って、例えば通常の制御モードを単に電
力供給をオンすることによって起動させる一方、切換手
段を2つの異なる操作状態の間で切換操作しながら電力
供給をオンして起動させるという特別の操作手順によっ
て起動された検査モードにおいて機種設定を行うので、
通常の制御モード等において誤ってスイッチ操作して機
種設定がなされるおそれがなく、機種情報の設定を的確
に行うことができ、もって、請求項1の好適な手段が得
られる。
【0009】請求項3では、請求項2において、装置内
に内装された切換手段において、制御手段における情報
経路を断続する一対の信号端子を結合させた状態又は分
離させた状態のうちの1つの操作状態のときに前記電力
供給がオンされ、且つその電力供給がオンの状態で他の
操作状態に変化すると検査モードが起動する。
【0010】従って、切換手段を装置内に内装されたジ
ャンパー線式等に構成して、サービスマン等でない限り
機種情報の設定操作ができないようにしたので、例えば
運転席の操作パネル等に設けたスイッチで切換手段を構
成すると、運転者等が誤って機種設定操作を行うおそれ
があるのに比べて、機種情報の設定をより的確に行うこ
とができ、もって、請求項2の好適な手段が得られる。
【0011】請求項4では、請求項2又は3において、
検査モードにおいて、切換手段を操作して入力検査状態
に切り換えて、機械各部の作動状態を検出するセンサに
ついての入力検査を行い、出力検査状態に切り換えて、
機械各部を作動させるためのアクチュエータについての
出力検査を行う。
【0012】従って、単一の切換手段によって検査モー
ドを切り換えて、機種情報の設定とともに、センサやア
クチュエータについての検査を行うことができ、もっ
て、請求項2又は3の好適な手段が得られる。
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を作業機械として
のコンバインに適用した場合の実施の形態について図面
に基づいて説明する。図1に示すように、コンバインに
は、左右一対のクローラ走行装置3を備えた機体Vの前
部に、刈取部1が設けられ、その後方に、操縦部2と、
脱穀部4と、動力装置としてのディーゼル式のエンジン
5と、クローラ走行装置に対するミッション部6等が設
けられている。
【0016】刈取部1には、刈取部1の地面からの高さ
を検出するための超音波センサS0と、刈り取られた穀
稈が触れるとオン作動して刈取作業中であることを検出
する株元センサS1とが設けられている。超音波センサ
S0の情報は、穀稈を刈り取るときの刈高制御に用いら
れ、株元センサS1の情報は、作業のために制御を起動
するときの条件として用いられる。
【0017】操縦部2は、図2に示すように、機体Vの
操向や刈取部1の昇降を司るステアリングレバー8や計
器装置9を備えた操縦塔10、運転座席11、運転座席
11左側方に配置されてアクセルレバー7等を備えた操
作ボックス12、フロアステップ13等から構成されて
いる。
【0018】次に、動力伝達系を図3に示す。エンジン
5の出力は、脱穀クラッチ21を介して脱穀部4に伝達
されると共に、走行クラッチ22及び無段変速装置23
を介して前記ミッション部6に伝達される。ミッション
部6に伝達された出力の一部は、刈取クラッチ24を介
して刈取部1に伝達される。S2は脱穀クラッチ21の
入切状態を検出する脱穀スイッチであり、S3はミッシ
ョン部6に設けた車速検出用の車速センサである。又、
ミッション部6には、前記無段変速装置23が前進側又
は後進側に変速操作されるのに連動して、ステアリング
状態を前進、後進、中立の各状態に切り換えるための切
換機構が設けられ、そのステアリングの中立状態を検出
する中立スイッチS4と、後進状態を検出する後進スイ
ッチS5とが設けられている(図7参照)。
【0019】図4に示すように、エンジン5のガバナ2
7に対する調速レバー28が、図示しないバネ等によっ
て始動側位置に向けて復帰付勢されるとともに、レリー
ズワイヤ26によって連動連結されて操縦部2に備えら
れたアクセルレバー7によって人為操作され、このアク
セルレバー7は摩擦保持機構25によって現在の操作位
置に保持できるようになっている。つまり、手動式の回
転数調節手段としてのアクセルレバー7によって調速レ
バー28を所望の位置に揺動操作して、エンジン5の回
転数(出力)が変更調節される。通常は、アクセルレバ
ー7を始動位置に操作してエンジン5を始動させた後、
後述の回転計17の表示を見ながら、作業用の設定回転
数である定格回転数になるように出力増加側に操作す
る。
【0020】図7に示すように、マイクロコンピュータ
を利用して構成した制御装置43が設けられ、この制御
装置43に、超音波センサS0と、株元センサS1と、
脱穀スイッチS2と、車速センサS3と、中立スイッチ
S4と、後進スイッチS5の各検出情報が入力され、
又、ダイナモ41での発電周波数(パルス信号)を検出
する周波数検出器42の検出情報も制御装置43に入力
されている。ここで、ダイナモ41での発電周波数がエ
ンジン5の回転数に対応することから、上記周波数検出
器42が、エンジン5の回転数を検出する回転数検出手
段を構成する。又、上記各センサ類S0〜S5,42に
よって、機械各部の作動状態を検出するセンサSNが構
成される。
【0021】尚、制御装置43には、情報記憶用の不揮
発性のメモリ43aが備えられ、このメモリ43aに、
コンバインの複数の機種情報と、各機種に対する適正回
転数としての定格回転数の情報(例えば、機種1,2,
3の各定格回転数k1,k2,k3として、2700,
2900,3000rpmの値)と、上記複数の機種の
うちから後述のように設定される設定機種情報とが記憶
されている。つまり、このメモリ43aが複数の機種情
報を記憶する記憶手段に対応する。
【0022】一方、制御装置43からは、前記計器装置
9と、警報用のホーン14と、情報表示用の表示手段と
してのLED表示器18と、油圧回路を制御する電磁弁
等からなる刈高制御用のアクチュエータM1及び図示し
ないその他の車速制御や脱穀制御用等のアクチュエータ
とに対する各駆動信号が出力されている。ここで、刈高
制御用アクチュエータM1及びその他の制御用アクチュ
エータによって、機械各部を作動させるためのアクチュ
エータAKが構成される。
【0023】そして、制御装置43は、前記各センサ類
S0〜S5,42の検出情報や設定機種情報その他の制
御情報等に基づいて、前記計器装置9や、前記ホーン1
4や、前記刈高制御用のアクチュエータM1や、その他
の図示しない車速制御、脱穀制御等のアクチュエータ類
を駆動して、各種の制御(刈高制御、車速制御、脱穀制
御等)を実行する。つまり、制御装置43が、設定機種
情報に基づいて制御対象となる機種を特定して、その特
定した機種に対応する制御を実行する制御手段を構成す
る。尚、詳述はしないが、制御対象となる全機種につい
ての制御プログラムが予めメモリ43aに記憶され、特
定した機種に対する制御プログラムだけがRAM等の別
のメモリに格納されて使用される。
【0024】機械各部に電力を供給するためにバッテリ
ーにて構成された駆動電源Batが設けられ、その駆動
電源Batからの電力(電源電圧)がメインキーMWを
経て制御装置43に供給されている。又、駆動電源Ba
tから供給される電力を予めコンデンサーに蓄積してお
いて、メインキーMWがオフされた後の所定時間(数秒
間)、駆動電源Batに代わって、制御装置43や図示
しないエンジン5への燃料供給を停止するソレノイド回
路等に対して電圧を供給するタイマー電源19が設けら
れている。尚、駆動電源Batは、エンジン5の作動中
に前記ダイナモ41によって充電されている。
【0025】図6に示すように、計器装置9には、エン
ジン回転数を指示針17aの動きによってアナログ表示
する回転計17と、各種の表示灯が備えられている。つ
まり、29は籾詰まり警告灯、30はカッタ詰まり警告
灯、31はウィンカーランプ、32は水温警告灯、33
はオイル警告灯、34は充電警告灯であり、35はアワ
ーメータ、36は燃料残存量表示灯、37は負荷警告灯
である。
【0026】又、制御装置43には、手動操作式の切換
手段としてのジャンパースイッチJWの信号が入力され
ている。つまり、このジャンパースイッチJWは、2つ
の異なる操作状態に切換自在に構成すべく、制御装置4
3における情報経路を断続するために結合又は分離自在
な一対の信号端子p1,p2を備え、且つ、その一対の
信号端子p1,p2を結合させた状態(差した状態)
と、その一対の信号端子を分離させた状態(抜いた状
態)とが、前記2つの異なる操作状態の夫々に対応する
ように構成されている。尚、このジャンパースイッチJ
W及び前記LED表示器18は、装置内に内装されて、
制御装置43を搭載した回路部上に付設されている。
【0027】又、前記回転計17と前記制御装置43と
を利用して、前記エンジン5の回転数の変化に伴ってそ
の検出回転数を指示する指示部としての上記指示針17
aが設定経路(図では、左右向きの円弧状経路)に沿っ
て移動するように構成された回転数表示手段100が設
けられている。
【0028】上記回転計17には、指示針17aの移動
経路に沿わせて備えられてその指示針17aの位置を読
み取るための読み取り表示部YHが、エンジン5の回転
数がアクセルレバー7によって設定すべき定格回転数で
あるか否かを読み取り自在で、且つ、エンジン5の定格
回転数からの回転数低下量にて表されるエンジン5の負
荷を読み取り自在に設けられている。
【0029】そして、上記読み取り表示部YHは、エン
ジン5の負荷について複数段階の負荷を表す複数の負荷
表示部分を備えている。具体的には、作業用の高回転域
Fにおいて3段階の負荷を表すように、エンジン5の回
転数低下量が小側の設定値より小さい適正負荷状態(図
の適正回転域a)であることを表示する適正負荷表示部
38と、上記回転数低下量が小側の設定値と大側の設定
値との間にある負荷注意状態(図の注意回転域b)であ
ることを表示する負荷注意表示部39と、上記回転数低
下量が大側の設定値より大である負荷警報状態(図の警
報回転域c)であることを表示する負荷警報表示部40
にて構成されている。
【0030】又、上記各表示部が識別可能なように色分
け表示されている。具体的には、適正負荷表示部38を
緑色に、負荷注意表示部39を黄色に、負荷警報表示部
40を赤色に着色し、又、適正回転域a内の定格回転域
dを示す定格回転表示部38aが、白色に形成してあ
る。これにより、エンジン回転数が定格回転数であるか
どうかや負荷状態を目視によって素早く認識できるよう
にしてある。
【0031】又、前記負荷警告灯37とホーン14によ
って、エンジン5の負荷の状態が、前記適正負荷状態、
前記負荷注意状態、又は、前記負荷警報状態のいずれか
を選択的に報知するために、制御装置43は、前記周波
数検出器42の検出情報に基づいて、前記負荷注意状態
では負荷警告灯37を点滅作動させ、前記負荷警報状態
では負荷警告灯37を点滅作動させると共にホーン14
を断続作動させ、適正負荷状態では負荷警告灯37及び
ホーン14の作動を停止させる。
【0032】前記制御装置43を利用して、前記複数の
機種に対する複数の適正回転数(各機種の定格回転数k
1,k2,k3)の情報を備えると共に、その複数の適
正回転数のうちで設定機種情報に対応する機種の適正回
転数を前記定格回転数として変更設定する回転数変更手
段101が構成されている。
【0033】又、前記設定回転数変更手段101は、前
記複数の負荷表示部分38,39,40において隣接す
る負荷表示部分同士の境界位置に対応する閾値回転数の
情報を、前記複数の機種に対して備えると共に、その複
数の機種に対する閾値回転数のうちで前記機種情報に対
応する機種の閾値回転数の情報を選択するように構成さ
れている。
【0034】具体的には、図5のグラフ1,2,3に夫
々示す機種1,2,3における指示針17aの振れ角の
特性を設定するために、前記各機種毎の定格回転数k
1,k2,k3とその回転数許容幅Δkのデータの外
に、各機種に共通の最高回転数kmと低速域回転数k
n、適正負荷表示部38(a領域)と負荷注意表示部3
9(b領域)との境界の閾値回転数についての各機種毎
の値kab1,kab2,kab3、負荷注意表示部3
9(b領域)と負荷警報表示部40(c領域)との境界
の閾値回転数についての各機種毎の値kbc1,kbc
2,kbc3、及び、負荷警報表示部40(c領域)の
下限回転数についての各機種毎の値kc1,kc2,k
c3が、前記制御装置43のメモリ43aに記憶されて
いる。
【0035】そして、前記回転数表示手段100は、前
記設定回転数変更手段101にて変更される定格回転数
k1,k2,k3のいずれにおいても、前記読み取り表
示部YHによって、エンジン5の回転数がその変更され
た定格回転数k1又はk2又はk3であることを読み取
ることができ、且つ、その変更された定格回転数からの
回転数低下量としてエンジン5の負荷を読み取ることが
できるように、前記設定回転数変更手段101の情報に
基づいて、エンジン5の回転数に対する前記指示針17
aの移動位置を調整するように構成されている。
【0036】つまり、前記回転数表示手段100は、前
記設定回転数変更手段101にて機種情報によって選択
された閾値回転数の情報に基づいて指示針17aの移動
位置の調整を行って、複数の負荷表示部分38,39,
40によってエンジン5の負荷が前記複数段階の負荷
(適正負荷状態、負荷注意状態、又は、負荷警報状態)
の何れであるかを読み取ることができるように構成され
ている。具体的には、図5に示す各グラフ1,2,3に
沿って指示針17aが移動して、適正負荷表示部38
(a領域)、負荷注意表示部39(b領域)及び負荷警
報表示部40(c領域)のいずれに位置するかで負荷の
段階を読み取ることになる。
【0037】次に、制御装置43によるモード切り換え
機能と、機種情報の設定機能とについて説明する。つま
り、制御装置43は、前記ジャンパースイッチJWが2
つの操作状態のうちの1つの操作状態(例えば、一対の
信号端子p1,p2を差した状態)のときに、メインキ
ーMWによって駆動電源Batから機械各部へ電力を供
給する電力供給がオンされ且つその電力供給がオンの状
態でジャンパースイッチJWが他の操作状態(上記一対
の信号端子p1,p2を抜いた状態)に変化するに伴っ
て検査モードを起動する。
【0038】そして、制御装置43は、上記検査モード
において、前記ジャンパースイッチJWの端子p1,p
2の抜き差し操作によって、前記センサSNについての
入力検査を行う入力検査状態と、前記アクチュエータA
Kについての出力検査を行う出力検査状態とに切り換え
自在に構成されている。尚、詳述はしないが、入力検査
状態では、例えば、株元センサS1を手で揺動させる
と、前記LED表示器18にその記号(例えば、S1)
が表示されて、株元センサS1が検出作動していること
が確認できる。出力検査状態では、例えば、刈取部1が
昇降されるとともに、前記LED表示器18に刈高制御
用アクチュエータM1の記号(例えば、M1)が表示さ
れて、刈高制御用アクチュエータM1の作動が確認でき
る。
【0039】同時に、上記検査モードにおける機種設定
モードで、ジャンパースイッチJWが操作される(例え
ば、一対の信号端子p1,p2を抜いて差す)毎に、前
記メモリ43aに記憶した複数の機種情報のうちの1つ
の機種情報を前記LED表示器18に順次表示すると共
に、その機種表示状態でメインキーMWをオフして電力
供給がオフされるのに伴って、その表示した機種情報を
前記設定機種情報として設定する。尚、この機種設定動
作は、前記タイマー電源19から電力供給されている所
定時間内に実行される。
【0040】図8に示すタイムチャートに基づいて、上
記制御装置43の制御動作を具体的に説明する。先ず、
前記ジャンパースイッチJWの端子p1,p2を差した
状態でメインキーMWをオンし、そのオン状態で端子p
1,p2を抜くと、検査モードが起動して先ず前記セン
サSNについての入力検査状態になる。さらに端子p
1,p2を差して抜く操作を行うと、前記アクチュエー
タAKについての出力検査状態に切り換えられる。さら
に端子p1,p2を差して抜く操作を繰り返すと、複数
の機種情報のうちの1つの機種情報をLED表示器18
に順次表示するとともに、その機種表示状態でメインキ
ーMWをオフすると、そのときの表示機種(図では機種
2)を制御対象機種として設定し、この設定機種情報が
前記メモリ43aに記憶される。尚、最後の機種の表示
状態から、さらに端子p1,p2を差して抜く操作を行
うと、センサSNについての入力検査状態に戻る。
【0041】〔別実施形態〕上記実施例では、手動操作
式の切換手段JWを、2つの異なる操作状態に切換自在
なスイッチにて構成したが、これに限るものではなく、
例えば、単なる押しボタンスイッチ等でもよい。
【0042】上記実施例では、情報表示用の表示手段1
8を、LED表示器にて構成したが、これに限るもので
はなく、例えば、液晶表示装置等でもよい。
【0043】又、上記実施例では、手動操作式の切換手
段JW及び情報表示用の表示手段18を、装置内に内装
させたが、これに限るものではなく、例えば、運転席の
前側の操作パネル等に設けてもよい。
【0044】上記実施例では、回転数表示手段100
を、回転計17と制御装置43とを利用して構成して、
動力装置(エンジン5)の回転数の検出情報を制御装置
43に入力して電気的な処理を行い、その処理結果に基
づいて制御装置43が、回転計17の指示部17aの駆
動を制御するようにしたが、回転数表示手段100は、
このような構成に限るものではなく、例えば、前記周波
数検出器42からの回転数検出信号をハード回路によっ
て変換した信号によって指示部17aを駆動するように
してもよい。
【0045】又、上記実施例では、作業用の高回転域F
内で、指示部17aの振れ角を直線状に変化させたが
(図5参照)、これに限るものではなく、例えば、円弧
状に変化させるようにしてもよい。
【0046】上記実施例では、読み取り表示部YHにお
いて、表示領域を区分けして、動力装置5の複数段階
(3段階)の負荷を読み取るようにしたが、例えば、設
定回転数(定格回転数)の位置から低回転数側の経路
に、1,2,3等の数字付きの目盛りを付して、指示針
17aが位置する目盛りの数字が大きくなるほど負荷が
大きいとして読み取るようにすることもできる。
【0047】回転数表示手段100は、指示部としての
指示針17aを備えた回転計17ではなく、液晶やLE
D等のバーグラフ表示装置において、点灯するバーの先
端部(指示部に相当)が回転数の変化に伴って設定方向
に移動するものでも良い。
【0048】手動式の回転数調節手段は、アクセルレバ
ー7に限らず、例えば、ボリューム等で構成してもよ
い。この場合、ボリューム等からの電気信号を制御装置
に入力すると共に、この制御装置にてアクチュエータを
駆動して動力装置の回転数を変化させることになる。
【0049】動力装置は、ディーゼル式のエンジン5に
限るものではなく、他の内燃機関でもよく、又、電気的
なモータや、油圧式のモータ等でもよい。
【0050】回転数検出手段は、ダイナモ41の発電周
波数を検出する周波数検出器42に限らず、例えば、エ
ンジン5のフライホイールリングギアに磁界を作用させ
て歯数に対応する周波数を検出する電磁ピックアップ式
の回転数センサでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図
【図2】操縦部の平面図
【図3】コンバインの動力伝達図
【図4】エンジンの操作部の説明図
【図5】エンジン回転数と回転計指示針の振れ角との関
係グラフを示す図
【図6】計器装置を示す平面図
【図7】コンバインの制御構成を示すブロック図
【図8】検査モードでの制御作動を示すタイムチャート
【符号の説明】
5 動力装置 7 回転数調節手段 17a 指示部 18 表示手段 42 回転数検出手段 43 制御手段 43a 記憶手段 100 回転数表示手段 101 設定回転数変更手段 AK アクチュエータ JW 切換手段 p1,p2 信号端子 SN センサ YH 読み取り表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 41/12 G05B 19/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定機種情報に基づいて制御対象となる
    機種を特定して、その特定した機種に対応する制御を実
    行する制御手段が設けられた作業機械の制御装置であっ
    て、 複数の機種情報を記憶する記憶手段と、手動操作式の切
    換手段と、情報表示用の表示手段とが設けられ、 前記制御手段は、前記切換手段が操作される毎に、前記
    記憶手段に記憶した複数の機種情報のうちの1つの機種
    情報を前記表示手段に順次表示すると共に、その機種表
    示状態で駆動電源から機械各部へ電力を供給する電力供
    給がオフされるのに伴って、その表示した機種情報を前
    記設定機種情報として設定するように構成され、 手動式の回転数調節手段によって回転数が変更調節され
    る動力装置の回転数を検出する回転数検出手段と、前記
    動力装置の回転数の変化に伴ってその検出回転数を指示
    する指示部が設定経路に沿って移動するように構成され
    た回転数表示手段とが設けられ、 前記指示部の移動経路に沿わせて備えられて前記指示部
    の位置を読み取るための読み取り表示部が、前記動力装
    置の回転数が前記回転数調節手段によって設定すべき設
    定回転数であるか否かを読み取り自在で、且つ、前記動
    力装置の前記設定回転数からの回転数低下量にて表され
    る前記動力装置の負荷を読み取り自在に設けられ、 前記複数の機種に対する複数の適正回転数の情報を備え
    ると共に、その複数の適正回転数のうちで前記設定機種
    情報に対応する機種の適正回転数を前記設定回転数とし
    て変更設定する設定回転数変更手段が設けられ、 前記回転数表示手段は、前記設定回転数変更手段にて変
    更される設定回転数のいずれにおいても、前記読み取り
    表示部によって、前記動力装置の回転数がその変更され
    た設定回転数であることを読み取ることができ、且つ、
    その変更された設定回転数からの回転数低下量として前
    記動力装置の負荷を読み取ることができるように、前記
    設定回転数変更手段の情報に基づいて、前記動力装置の
    回転数に対する前記指示部の移動位置を調整するように
    構成されている 作業機械の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記切換手段が2つの異なる操作状態に
    切換自在に構成され、 前記制御手段は、前記切換手段が前記2つの操作状態の
    うちの1つの操作状態のときに前記電力供給がオンされ
    且つその電力供給がオンの状態で前記切換手段が他の操
    作状態に変化するに伴って検査モードを起動し、その検
    査モードにおいて前記設定機種情報の設定を行うように
    構成されている請求項1記載の作業機械の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記切換手段が、装置内に内装されて、
    前記制御手段における情報経路を断続するために結合又
    は分離自在な一対の信号端子を備え、且つ、その一対の
    信号端子を結合させた状態と、その一対の信号端子を分
    離させた状態とが、前記2つの異なる操作状態の夫々に
    対応するように構成されている請求項2記載の作業機械
    の制御装置。
  4. 【請求項4】 機械各部の作動状態を検出するセンサ
    と、 機械各部を作動させるためのアクチュエータとが設けら
    れ、 前記制御手段は、前記検査モードにおいて、前記切換手
    段の操作によって、前記センサについての入力検査を行
    う入力検査状態と、前記アクチュエータについての出力
    検査を行う出力検査状態とに切り換え自在に構成されて
    いる請求項2又は3記載の作業機械の制御装置。
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