JP3525774B2 - カラー受像管装置 - Google Patents

カラー受像管装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモニターやテレビジ
ョン受像機等に用いられるカラー受像管装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のインライン電子銃を備えたカラー
受像管装置は、蛍光スクリーン面上に青および赤のライ
ンを映出させると、磁界分布の歪みとパネル内曲面との
兼ね合いで、図9に示すような横線ミスコンバーゼンス
が発生する。すなわち、蛍光スクリーン面の垂直方向有
効サイズの1/2を占める中間領域IIにおいては、蛍
光スクリーン面を外部からみて第一、第三象限の青ライ
ン1B、3Bが赤ライン1R、3Rの上方へ、そして第
二、第四象限の青ライン2B、4Bが赤ライン2R、4
Rの下方向へそれぞれ斜めに位置ずれする、“S3”と
呼ばれる横線ミスコンバーゼンスが発生する。また、上
下領域Iにおいては、第一、第三象限の青ライン5B、
7Bが赤ライン5R、7Rの下方へ、そして第二、第四
象限の青ライン6B、8Bが赤ライン6R、8Rの上方
へそれぞれ斜めに位置ずれする、“PQV”と呼ばれる
横線ミスコンバーゼンスが発生する。これらの横線ミス
コンバーゼンスは、同時に解消することはできなかっ
た。この状態を、以下の説明では“反転トリレンマ”と
呼ぶことにする。
【0003】従来、反転トリレンマを低減させるため
に、特開昭64−84549号公報に記載されているよ
うに、偏向装置の垂直偏向コイルをピンクッション磁界
を発生するためのコイル部分とバレル磁界を発生するた
めのコイル部分の二対の二組に分割巻回し、垂直偏向コ
イルの一組のコイル部分を逆極性で並列接続された二組
のダイオードと直列に接続して、垂直主偏向磁界をスイ
ッチングする方式がとられている。また、実公昭63−
80756号公報に記載されているように、偏向ヨーク
にマグネットを装着して、中間領域のラスター歪みとと
もに横線ミスコンバーゼンスも同時に補正する方法があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
64−84549号公報に記載されたものは、垂直主偏
向回路にダイオードを使ってスイッチングしているた
め、バレル磁界からピンクッション磁界への急激な切り
替えによって、縦線ラスター歪みの直線性が低下した
り、垂直方向の偏向速度に変曲点が生じるため、輝度ム
ラが発生して白均一性が劣化したり、偏向装置の温度上
昇にともないダイオードの温度が上昇することにより温
度特性が変化し、コンバーゼンス性能が低下するという
欠点をもっていた。一方、実公昭63−80756号公
報に記載されているものは、水平軸上における縦線ミス
コンバーゼンスへの影響があり、反転トリレンマは改善
されても画面全体としてのコンバーゼンス品位の向上に
はならなかった。
【0005】本発明は上記点に鑑みてなされたものであ
り、垂直主偏向回路にダイオード、サーミスタ等の電子
部品をなくし、かつ、中間部コンバーゼンス補正用のマ
グネット装着をなくしながらも、蛍光スクリーン面のコ
ーナー部と中間部におけるミスコンバーゼンスを低減す
ることができるカラー受像管装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のカラー受像管装
置は、内面に蛍光スクリーン面を有するガラスバルブ
と、前記ガラスバルブ内に配置され、前記蛍光スクリー
ン面に電子ビームを照射するインライン電子銃と、前記
ガラスバルブ外に配置された水平偏向コイルおよび垂直
偏向コイルを有する偏向装置とを備えたカラー受像管装
置において、前記電子ビームの進路とほぼ平行に延びる
放射状巻線部と、前記電子ビームの進路とほぼ垂直なブ
リッジ部とからなる左右一対の付加コイルが、前記垂直
偏向コイルと直列に接続されて、前記偏向装置に組み込
まれており、前記付加コイルは、XY平面に投影したと
きに放射状巻線部が半径方向と一致するように、かつ、
放射状巻線部が水平軸より18°〜33°の範囲に設け
られていることを特徴とするものである(請求項1)。
【0007】この構成により、付加コイルに流れる垂直
偏向電流によってコンバーゼンス補正のための磁界が発
生し、かつ、その磁界は水平軸上ではゼロとなるため、
水平軸上のコンバーゼンスに影響なく、蛍光スクリーン
面のコーナー部と中間部における横線ミスコンバーゼン
スのみを補正することができる。
【0008】
【0009】この構成によれば、蛍光スクリーン面のコ
ーナー部における横線ミスコンバーゼンスの補正量ΔP
QVが正、中間部における横線ミスコンバーゼンスΔS
3が負となり、反転トリレンマが解消される方向にコン
バーゼンスが変化する。また、ΔPQVが負の値になっ
ても、それ以上にΔS3の負の絶対値が大きくなるの
で、ミスコンバーゼンス量の総和が減少する。
【0010】また、請求項に記載のカラー受像管装置
において、前記付加コイルの放射状巻線部が、水平軸よ
り20°〜30°の範囲に設けられていることが好まし
い(請求項)。
【0011】この構成によれば、蛍光スクリーン面のコ
ーナー部における横線ミスコンバーゼンスの補正量ΔP
QVが正、中間部における横線ミスコンバーゼンスの補
正量ΔS3が負となり、反転トリレンマが解消される方
向にコンバーゼンスが変化する。
【0012】また、請求項1に記載のカラー受像管装置
において、前記付加コイルとは逆向きの磁界を発生する
第2の付加コイルと、逆極性で並列接続された少なくと
も2個のダイオードとが直列に接続され、前記第2の付
加コイルと前記ダイオードとの直列体と前記付加コイル
とが並列に接続されていることが好ましい(請求項
)。
【0013】この構成により、蛍光スクリーン面のコー
ナー部における縦線ミスコンバーゼンスの発生を抑えな
がら、中間部のミスコンバーゼンスを補正することがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0015】(第1の実施の形態)本発明のカラー受像
管装置は、カラー受像管と偏向装置とからなる。図1に
示すように、カラー受像管は、前面パネル2内面に青、
緑、赤に発光する三色の蛍光スクリーン面3を有するガ
ラスバルブ4と、蛍光スクリーン面3に対向して配置さ
れたシャドウマスク5と、ガラスバルブ4のネック部6
内に配置され、蛍光スクリーン面3に電子ビーム7を照
射するインライン電子銃8とを備える。偏向装置10
は、ガラスバルブ4のファンネル部9およびネック部6
の外側に装着される。さらに、ピュリティとスタティッ
クコンバーゼンスを調整するための二極マグネット、四
極マグネットおよび六極マグネットを有するコンバーゼ
ンスユニット11が、ネック部6の外側に装着される。
【0016】図2は、偏向装置10の側面拡大図(上半
分)であり、全体としてピンクッション歪みをもつ水平
偏向磁界を発生する一対の水平偏向コイル(図示せず)
と、絶縁および支持のための樹脂枠12を介して一対の
垂直偏向コイル13が組み込まれ、その外周にはフェラ
イトコア14が組み込まれている。偏向装置10の樹脂
枠12の外側でかつ垂直偏向コイル13の内側に、付加
コイル15が巻回されている。
【0017】図3の斜視図に示すように、付加コイル1
5は、電子ビームの進路とほぼ平行に延びる放射状巻線
部31と、電子ビームの進路とほぼ垂直なブリッジ部3
2とからなる、左右一対の扇状の平板型コイルである。
図4は、偏向装置10を蛍光スクリーン面側からみた正
面図(上半分)である。付加コイル15は、XY平面に
射影したときに放射状巻線部31が半径方向と一致する
ように、かつ、放射状巻線部31が水平軸よりθ=20
°〜35°の範囲に位置するように巻回される。なお、
付加コイル15は、樹脂枠12の内側でかつ水平偏向コ
イルの外側に巻回してもよい。付加コイル15の設置箇
所は、偏向装置10のスクリーン側開口部付近が好まし
い。ネック部付近に付加コイル15を巻回すると、所望
領域以外の領域のコンバーゼンスにも影響を与えてしま
うからである。
【0018】図5は、本発明により反転トリレンマが補
正される様子を示す。蛍光スクリーン面3の第一象限
(蛍光スクリーン面側からみて)についてみると、偏向
装置のスクリーン側開口部に巻かれた付加コイルから円
弧状の矢印で示す磁界51が発生すると、蛍光スクリー
ン面3のコーナー部では赤色発光用電子ビームに作用す
る−Y方向のローレンツ力23FR(下向きの長い矢
印)と、青色発光用電子ビームに作用する−Y方向のロ
ーレンツ力23FB(下向きの短い矢印)がそれぞれ生
じる。なお、図中の×印は電子ビームの電流が流れる向
き(電子ビームの進行方向とは逆向き)を示す。そし
て、それぞれの矢印の長さの違いで表すように、ローレ
ンツ力23FRはローレンツ力23FBよりも相対的に
強くなる。この結果、蛍光スクリーン面3のコーナー部
では、赤色発光用電子ビームと青色発光用電子ビームの
到達点のズレが低減され、横線ミスコンバーゼンスPQ
Vが低減される。
【0019】これに対し、中間部では赤色発光用電子ビ
ームに作用する+Y方向のローレンツ力24FR(上向
きの長い矢印)と、青色発光用電子ビームに作用する+
Y方向のローレンツ力24FB(上向きの短い矢印)が
それぞれ生じ、ローレンツ力24FRがローレンツ力2
4FBよりも相対的に強くなる。この結果、蛍光スクリ
ーン面3の中間部では、赤色発光用電子ビームと青色発
光用電子ビームの到達点のズレが低減され、横線ミスコ
ンバーゼンスS3が低減される。
【0020】同様に蛍光スクリーン面3の第二象限につ
いてみると、コーナー部では青色発光用電子ビームに作
用する−Y方向のローレンツ力25FBが、赤色発光用
電子ビームに作用する−Y方向のローレンツ力25FR
よりも相対的に強くなる。また、中間部では青色発光用
電子ビームに作用する+Y方向のローレンツ力26FB
が、赤色発光用電子ビームに作用する+Y方向のローレ
ンツ力26FRよりも強くなる。蛍光スクリーン面3の
第三および第四象限については、付加コイルに流れる電
流の向きが第1、第二象限の場合とは逆向きになるの
で、ローレンツ力27FB、27FR、28FB、28
FR、29FB、29FR、30FB、30FRがそれ
ぞれ生じ、同様に横線ミスコンバーゼンスは補正され
る。
【0021】このようにして、蛍光スクリーン面の各象
限でコーナー部と中間部の横線ミスコンバーゼンスが補
正され、反転トリレンマが低減される。
【0022】次に、本発明の効果を確認した実施例につ
いて説明する。図3に示すように、41〔cm〕(17
インチ)−90°管用サドル・サドル型式偏向ヨーク1
0のスクリーン側開口部において、水平軸(X)よりθ
=22°の位置に、0種、芯線径0.12〔mm〕、2
0本よりの導線を3ターン巻いて付加コイル15とし
た。付加コイル15の放射状巻線部の長さは43〔m
m〕とした。このとき、付加コイル15の放射状巻線部
31の長さが短すぎればこれにより得られる効果が小さ
く、また、長すぎれば蛍光スクリーン面の所望領域だけ
でなく他の領域にも影響を与えてしまうことから、放射
状巻線部の長さは水平偏向コイルのコーン部の長さの8
0〔%〕以下が好ましく、具体的には20〜50〔m
m〕程度の範囲で適当に調整する。同じように垂直軸
(Y)に対して対称の位置にも付加コイル15を巻き、
これらを垂直偏向コイルに直列に結線した後、垂直偏向
電流を流してコンバーゼンスの変化を調べた。
【0023】同様の実験をθ=17°、27°、32
°、37°の位置にコイルを巻回した場合についても行
ない、得られた結果を示したものが図6である。図6に
おいて、縦軸のΔPQV(曲線a)およびΔS3(曲線
b)は、付加コイル15を巻回したことによるコンバー
ゼンスの変化量を示す。ここに「コンバーゼンスの変化
量」とは、付加コイルを巻回しない場合におけるRとB
とのズレと、付加コイルを巻回した場合におけるRとB
とのズレとの差をいい、その符号は以下のように定義す
る。蛍光スクリーン面のコーナー部における横線ミスコ
ンバーゼンスの補正量ΔPQVについては、図9に示す
赤ライン5Rが青ライン5Bに近づく方向または青ライ
ン5Bの下側へ移動する場合を正とし、逆に赤ライン5
Rが青ラインから遠ざかる方向に移動する場合を負とす
る。中間部における横線ミスコンバーゼンスの補正量Δ
S3については、図9に示す赤ライン1Rが青ライン1
Bから遠ざかる方向に移動する場合を正とし、逆に赤ラ
イン1Rが青ライン1Bに近づく方向または青ライン1
Bの上側に移動する場合を負とする。他の象限について
も、同様の規則に従って符号を定義する。
【0024】θ=22°、27°の場合には、ΔPQV
が正でΔS3が負となり、反転トリレンマが解消される
方向にコンバーゼンスが変化していることがわかる。θ
=32°の場合には、ΔPQVが負の値になっている
が、それ以上にΔS3の負の絶対値が大きいために、図
9に示す赤ライン5Rと青ライン5Bのミスコンバーゼ
ンス量と、赤ライン1Rと青ライン1Bのミスコンバー
ゼンス量との総和は減少する。
【0025】これに対して、θ=17°の場合には、Δ
PQVが正で、赤ライン5Rと青ライン5Bのミスコン
バーゼンス量が減少する方向に変化しているものの、Δ
S3の正の値がそれ以上に大きいために、赤ライン5R
と青ライン5Bのミスコンバーゼンス量と、赤ライン1
Rと青ライン1Bのミスコンバーゼンス量との総和は増
加してしまっている。また、θ=37°の場合には、Δ
S3が負で赤ライン1Rと青ライン1Bのミスコンバー
ゼンス量が減少する方向に変化しているが、ΔPQVの
負の値がそれ以上に大きいために、赤ライン5Rと青ラ
イン5Bのミスコンバーゼンス量と、赤ライン1Rと青
ライン1Bのミスコンバーゼンス量との総和は増加して
しまっている。
【0026】また、従来のマグネットを用いた補正方法
では、水平軸上における縦線ミスコンバーゼンスへの影
響があったが、本発明の補正方法では補正磁界を垂直偏
向電流により発生させているため、水平軸上においては
この磁界がゼロとなり、縦線ミスコンバーゼンスへの影
響はほとんど見られなかった。ただし、この場合、蛍光
スクリーン面のコーナー部において0.3〔mm〕のR
−B縦線ミスコンバーゼンス(PQH)が生じるが、こ
れについては主偏向コイルの磁界分布で調整することが
できる。
【0027】以上の結果より、ΔPQVがΔS3よりも
大きくなる領域、すなわちθ=18゜〜33゜の範囲に
おいては、他領域への影響がなく、反転トリレンマを低
減することが可能である。さらに、θ=20゜〜30゜
の範囲であれば、ΔPQVは正、ΔS3は負となるの
で、より効果的に反転トリレンマを低減することが可能
である。
【0028】(第2の実施の形態)46〔cm〕(19
インチ)以上の大型管では、蛍光スクリーン面のコーナ
ー部のR−B縦線ミスコンバーゼンス(PQH)が大き
く発生し、主偏向コイルの磁界分布のみでは調整できな
いことがある。例えば46〔cm〕管の場合、θ=32
°に5ターン巻回した付加コイルにより、ΔS3=−
0.22〔mm〕の効果が得られるが、コーナー部縦線
ミスコンバーゼンス(PQH)が1.5〔mm〕 R右方
向に移動する。このような場合には、主偏向コイル以外
の何らかの方法でコーナー部の縦線ミスコンバーゼンス
の発生を抑える必要がある。本発明の第2の実施の形態
は、このような問題点を改善するものである。
【0029】図7に示すように、本発明の第2の実施の
形態では、付加コイル15に加え、付加コイル15とは
逆向きに巻回されて付加コイル15とは逆向きの磁界を
発生する第2の付加コイル16がさらに設けられる。図
8に示すように、第2の付加コイル16は、逆極性で並
列接続された少なくとも2個のダイオード81、82と
直列接続され、付加コイル15および電流制限抵抗83
と並列接続される。
【0030】第2の実施の形態によれば、図9に示す上
下領域Iを走査する際にはダイオード81、82がオン
状態になり、第2の付加コイル16に電流が流れる。こ
れにより、第2の付加コイル16から発生する磁界が付
加コイル15から発生する磁界をキャンセルし、蛍光ス
クリーン面のコーナー部の縦線ミスコンバーゼンスPQ
Hの発生を抑えながら、中間部のミスコンバーゼンスS
3のみを補正することができる。
【0031】46〔cm〕管に適用した場合の実施例を
示す。付加コイル15を5ターン、第2の付加コイル1
6を10ターンそれぞれ巻回し、電流制限抵抗83を
0.2〔Ω〕とした。ΔS3は−0.15〔mm〕に低
減される一方、コーナー部縦線ミスコンバーゼンス(P
QH)の変化は0.20〔mm〕に抑えられていること
から、主偏向コイルでの調整が可能な範囲となる。
【0032】以上のように、第1の実施の形態におい
て、蛍光スクリーン面のコーナー部の縦線ミスコンバー
ゼンスを主偏向コイルのみで補正することが困難な場合
には、第2の実施の形態のような第2の付加コイルを巻
回するとよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
蛍光スクリーン面のコーナー部と中間部の横線ミスコン
バーゼンスを同時に、かつ集中的に低減でき、他領域へ
の影響も極小にできるカラー受像管装置を提供すること
ができる。また、蛍光スクリーン面のコーナー部におけ
る縦線ミスコンバーゼンスの発生を抑えながら中間部の
横線ミスコンバーゼンスを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー受像管装置の側面断面図
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る偏向装置の側
面図
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る付加コイルの
斜視図
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る偏向装置の正
面図
【図5】本発明による横線ミスコンバーゼンスの補正の
概念図
【図6】本発明による横線ミスコンバーゼンスの補正効
果を示す図
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る偏向装置の正
面図
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る偏向装置の回
路図
【図9】横線ミスコンバーゼンスを説明する概念図
【符号の説明】
1 カラー受像管装置 7 電子ビーム 10 偏向装置 13 垂直偏向コイル 14 フェライトコア 15 付加コイル 16 第2の付加コイル 31 放射状巻線部 32 ブリッジ部 81、82 ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−123426(JP,A) 特開 昭54−79514(JP,A) 特開 昭59−191238(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/76

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に蛍光スクリーン面を有するガラス
    バルブと、前記ガラスバルブ内に配置された前記蛍光ス
    クリーン面に電子ビームを照射するインライン電子銃
    と、前記ガラスバルブ外に配置された水平偏向コイルお
    よび垂直偏向コイルを有する偏向装置とを備えるカラー
    受像管装置において、 前記電子ビームの進路とほぼ平行に延びる放射状巻線部
    と、前記電子ビームの進路とほぼ垂直なブリッジ部とか
    らなる左右一対の付加コイルが、前記垂直偏向コイルと
    直列に接続されて、前記偏向装置に組み込まれており、 前記付加コイルは、XY平面に投影したときに放射状巻
    線部が半径方向と一致するように、かつ、放射状巻線部
    が水平軸より18°〜33°の範囲に設けられている
    とを特徴とするカラー受像管装置。
  2. 【請求項2】 前記付加コイルの放射状巻線部が、水平
    軸より20°〜30°の範囲に設けられている、請求項
    に記載のカラー受像管装置。
  3. 【請求項3】 前記付加コイルとは逆向きの磁界を発生
    する第2の付加コイルと、逆極性で並列接続された少な
    くとも2個のダイオードとが直列に接続され、前記第2
    の付加コイルと前記ダイオードとの直列体と前記付加コ
    イルとが並列に接続されている、請求項1に記載のカラ
    ー受像管装置。
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