JP3524243B2 - 連続式真空熱処理炉 - Google Patents

連続式真空熱処理炉

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JP3524243B2
JP3524243B2 JP30694495A JP30694495A JP3524243B2 JP 3524243 B2 JP3524243 B2 JP 3524243B2 JP 30694495 A JP30694495 A JP 30694495A JP 30694495 A JP30694495 A JP 30694495A JP 3524243 B2 JP3524243 B2 JP 3524243B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被処理物を真空中で又は
ガス雰囲気中で熱処理するための連続式真空熱処理炉に
関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】タンタル電解コンデンサ
やアルニコ磁石などの焼結製品は脱ワックス室、焼結
室、冷却室が連設された連続式熱処理炉を用い、高温の
真空下、または高温の不活性ガス雰囲気下で焼結されて
製造されている。焼結は連続式真空熱処理炉の前段で温
度1200〜1600℃、圧力は10-5torrの雰囲
気で行われ、最終的には温度2000℃、圧力10-6
orr程度の雰囲気とされる。しかし、従来の連続式真
空熱処理炉では温度の均一性が得難いことのほか、エネ
ルギ・ロスや断熱材の消耗が大きいなどの問題を有して
いる。
【0003】図8は従来例としての代表的なローラハー
ス式熱処理炉100における焼結室103の搬送方向に
直角な断面を示す断面図である。角筒状の焼結室103
は左右の側壁から張り出された支持部材104上に底板
105を設けて底部リフレクタ106を固定し、それら
を跨いで半円筒状の上部リフレクタ107がトンネル状
に設けられている。また、図示しない端子を経て上部リ
フレクタ107の一方の外部から内部へ帯状の電熱ヒー
タ108が導入され、上部リフレクタ107内の下面側
に張設されて他方の外部へ導出されている。更には焼結
室103には拡散ポンプ109を主体とする真空排気系
が接続されている。
【0004】一方、支持部材104の下方には左右の軸
受111に軸支され、焼結室103外の図示しない電動
機によってシール機構112を介して回転される回転軸
113に搬送ローラ114が取り付けられており、移送
方向に並置された搬送ローラ114によって被処理物S
を載置した搬送台121が左右の支持部材104の間、
および左右の底部リフレクタ106の間を搬送されるよ
うになっている。
【0005】すなわち、搬送台121は搬送台底板12
7上において左右の底部リフレクタ106を挟む上下の
断熱板123、124を支柱125で結合し、支柱12
5には左右の底部リフレクタ106に対応する高さレベ
ルに搬送台リフレクタ126を設けた台座が固定されて
おり、被処理物Sは上方の断熱板123上にトレイ12
2と共に載置される。
【0006】この従来例のローラハース式熱処理炉10
0では電熱ヒータ108と、下方の搬送台底板127、
搬送ローラ114を含む搬送系とが近接しているので、
搬送系を保護し、かつ熱エネルギ・ロスを少なくするた
めに搬送台121には断熱板123、124を設け、搬
送台リフレクタ126を取り付けており、高融点金属の
タングステン(W)、モリブデン(Mo)等が断熱材と
して多用されている。しかし、被処理物Sを半円筒状の
上部リフレクタ107内に置いたままの状態で搬送台1
21が回転するローラ114によって搬送される関係
上、断熱板123、124と底部リフレクタ106との
間、搬送台リフレクタ126と底部リフレクタ106と
の間は余裕を持った間隔とせざるを得ず、従ってローラ
114等の搬送系も加熱されて熱エネルギ・ロスが大き
く、また温度2000℃の焼結を行なう場合に±10℃
の温度維持が困難であり、加熱温度の均一性は十分でな
い。更には、多用されている高融点金属は高温に晒され
ることによって再結晶化が進み脆化するので一定期間経
過後には交換を必要とする。これらのことによって従来
のローラハース式熱処理炉100は多大のランニングコ
ストを要している。また、焼結の完了し冷却された後、
被処理物Sはトレイ122、断熱板123、124、支
柱125、搬送台リフレクタ126、搬送台底板127
と共に炉外の大気中に搬出されるが、その時に水分を吸
着し、再度、焼結室103へ搬入され真空下に加熱され
た時に大量のガスを放出するので、10-6torrの高
真空度が要求される焼結には満足に対応し得ないもので
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上述の問題
に鑑みてなされ、熱処理時において加熱温度の均一性に
優れ、かつ熱エネルギ・ロスおよび断熱材の消耗が小さ
くランニング・コストの低い連続式真空焼結炉、更には
熱処理時にガス放出量が小さく、高品質の熱処理が可能
な連続式真空熱処理炉を提供することを目的とする。
【0008】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、熱処理
室と搬送室とからなり、前記熱処理室は下方の連通用開
口を介して前記搬送室と連通し、内部には下方を挿入用
開口とした加熱区画が設けられており、前記搬送室は一
方の側端に被処理物の搬入口、他方の側端に搬出口を有
してそれぞれ仕切扉により開閉可能に密閉され、内部に
は前記被処理物の搬送機構と、該搬送機構上にある前記
被処理物を上昇させて前記挿入用開口から前記加熱区画
内へ挿入すると共に前記挿入用開口または前記連通用開
口を塞ぐ昇降機構とが配設されている真空熱処理炉が複
数連設された連続式真空熱処理炉において、前記昇降機
構は前記搬送室内または外の駆動源と、該駆動源によっ
て昇 降されその先端が前記搬送室内にあるロッドと、
該ロッドの先端部に固定された断熱昇降蓋とからなり、
該断熱昇降蓋は熱処理室と搬送室とからなり、前記熱処
理室は下方の連通用開口を介して前記搬送室と連通し、
内部には下方を挿入用開口とした加熱区画が設けられて
おり、前記搬送室は一方の側端に被処理物の搬入口、他
方の側端に搬出口を有してそれぞれ仕切扉により開閉可
能に密閉され、内部には前記被処理物の搬送機構と、該
搬送機構上にある前記被処理物を上昇させて前記挿入用
開口から前記加熱区画内へ挿入すると共に前記挿入用開
口または前記連通用開口を塞ぐ昇降機構とが配設されて
いる真空熱処理炉が複数連設された連続式真空熱処理炉
において、前記昇降機構は前記搬送室内または外の駆動
源と、該駆動源によって昇降されその先端が前記搬送室
内にあるロッドと、該ロッドの先端部に固定された断熱
昇降蓋とからなり、該断熱昇降蓋は台部と該台部の外周
面の鍔部とからなり、かつ前記台部の上面には前記被処
理物が載置されたトレイを支持する支柱が立設されてお
、前記搬送機構は前記断熱昇降蓋の前記鍔が挿通可
能に形成された第1開口を有する搬送台、該搬送台の前
第1開口上に重ねて置かれ前記断熱昇降蓋の前記支柱
および前記台部が挿通可能で前記鍔部は挿通不能に形成
された第2開口を有するトレイ受け用断熱板、および該
トレイ受け用断熱板の前記第2開口上に重ねて置かれる
前記トレイとからなる載置系と、該載置系を搬送するた
めの前記搬入口から前記搬出口にわたって配設された搬
送系と、搬送されてくる前記搬送台を検知して前記加熱
区画の直下に停止させるためのセンサと前記搬送台を停
止位置に停止させて固定するストッパとからなる停止位
置制御系とからなり、前記搬送台が前記被処理物と共に
前記搬送系によって搬送され、前記停止位置制御系によ
り前記加熱区画の直下の前記停止位置に停止固定され、
前記昇降機構の前記駆動源によって前記昇降蓋が上昇さ
れて前記支柱が前記被処理物を前記トレイと共に支持し
て前記挿入用開口から前記加熱区画内へ挿入し、同時に
前記鍔に伴われて上昇する前記トレイ受け用断熱板と
前記断熱昇降蓋とによって前記挿入用開口または前記連
通用開口が断熱的に密閉され、前記被処理物が加熱され
て熱処理されることを特徴とする連続式真空熱処理炉、
によって達成される。
【0009】
【作用】搬送系によって被処理物と共に搬送されてくる
搬送台はセンサによって検知されストッパによって熱処
理室の直下の停止位置に停止され固定される。次いで昇
降機構の駆動源がロッドを上昇させ、その先端部の断熱
昇降蓋の上面部に立設されている支柱が搬送台上の被処
理物をトレイと共に押し上げて挿入用開口から熱処理室
内へ挿入する。この時、断熱昇降蓋の台部と、台部より
径の大きいに伴われて上昇してきたトレイ受け用断
熱板とによって挿入用開口または連通用開口が断熱的に
密閉され、被処理物が真空下に加熱されて熱処理され
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例による連続式真空熱処
理炉について、図面を参照して具体的に説明する。
【0011】図1は実施例の連続式真空熱処理炉10の
縦断面図である。左側から脱ワックス部1、第1焼結部
2、第2焼結部3、冷却部4が連設されており、左端に
搬入扉5、右端に搬出扉9が密閉可能に設けられてい
る。脱ワックス部1は熱処理室としての脱ワックス室1
1 、搬送室311 、昇降機室611 からなり、同様に
第1焼結部2は熱処理室としての焼結室112 、搬送室
312 、昇降機室612、第2焼結部3は熱処理室とし
ての焼結室113 、搬送室313 、昇降機室613 から
構成されている。第2焼結部3について説明すれば、焼
結室113 内には複数の熱反射板からなるリフレクタ2
3 で囲われた加熱区画253 が設けられ、加熱区画2
3 の内面側には電熱ヒータ293 が張設されている。
また搬送室313 には被処理物Sを搬送するためのチェ
インベルト343 が配設され、昇降機室613 内には被
処理物Sを昇降させるための昇降機623 とその先端部
の断熱昇降蓋733 とが配置されている。細部は異なる
もののこれらのことは脱ワックス部1、第1焼結部2に
おいても同様であるので、同じ構成要素には添字を変え
て(脱ワックス部1は添字1、第1焼結部2は添字2)
同一の符号を付し、それぞれについての説明は省略す
る。
【0012】また、冷却部4は冷却搬送室41と冷却機
器室42とからなっており、冷却機器室42には外部の
電動機43で駆動されるファン45、および循環される
加圧ガスを冷却するための冷凍器46が設けられ冷却搬
送室41には搬送用のチェインベルト44が配設されて
いる。
【0013】そして、脱ワックス部1、第1焼結部2、
第2焼結部3の各搬送室311 、312 、313 および
冷却部4の冷却搬送室41は同一高さレベルとしてそれ
ぞれの間はフランジで接合されており、密閉可能な仕切
扉6、7、8が設けられている。更には、脱ワックス室
111 、第1焼結室112 、第2焼結室113 、冷却搬
送室41にはそれぞれに対応する真空排気系A、B、
C、Dが接続されており、第1焼結室112 、第2焼結
室113 にはアルゴン(Ar)ガス、脱ワックス室11
1 、冷却搬送室41にはArガスと窒素(N2 )ガスを
導入し得るようになっている。
【0014】上述した様に脱ワックス部1、第1焼結部
2、第2焼結部3はほぼ同様に構成されているので第2
焼結部3について詳しく説明する(なお以降、添字は省
略する)。図2は第2焼結部3の拡大縦断面図であり、
図3は図2における[3]−[3]線方向の矢視図であ
る。
【0015】熱処理室としての焼結室11は鋼板で2重
に作製された鏡板12と側壁13とがフランジで気密に
接合されて形成され、2重の鋼板の間は冷却水が循環さ
れてれ、下方の搬送室31の連通用開口19上に気密に
固定されている。また、焼結室11には真空排気系Cに
対応する拡散ポンプ14、メカニカルブースタポンプ1
5および油回転ポンプ16からなる真空排気系が接続さ
れている。焼結室11の内部には側壁13内面の支持部
材22に固定したリフレクタ(熱線反射板)23で囲わ
れて下方を挿入用開口24とした加熱区画25が形成さ
れており、挿入用開口24の周囲のリフレクタ23の下
面にはシールのためにメタルO−リング26が設けられ
いる。加熱区画25内の天井側は均熱化のため、吊具
27で支えたリフレクタ23’を付加して2重とされ、
その中央には温度測定端子28が取り付けられている。
加熱区画25の内面側には図示しない導入端子を経由し
て帯状の電熱ヒータ29が円筒形状に張設されており3
相交流が印加される。
【0016】搬送室31は両端面に接続用のフランジ3
2、33を備え、それぞれに密閉可能な仕切扉7、8が
設けられている。また、焼結室11の直下において、後
述のトレイ受け用断熱板53が挿通可能な直径の開口を
有する円環部46aとその開口から、同じく後述の搬送
台52に近接するまで垂下された円筒部46bとからな
る遮熱板46が焼結室11とは反対側の面に水冷パイプ
47を抱いて設けられている。なお、円筒部46bには
後述の被処理物Sの通路としての切欠き46cが設けら
れている。
【0017】また、図3も参照して搬送室31の下方に
は2本のチェインベルト34が駆動スプロケット35と
従動スプロケット36に巻装されており、電動機37で
駆動され、搬送台52を係合して搬送する。また、フラ
ンジ32、33の内側には搬送台52の搬入と搬出を介
助するロール38、39が設けられおり、それぞれ駆動
スプロケット35の回転軸、従動スプロケット36の回
転軸によってチエイン駆動される。鋼製で平厚板状の搬
送台52に設けられた中央部の開口52h(第1開口)
の周囲の座ぐりにタングステン(W)を断熱材とするト
レイ受け用断熱板53が置かれ、トレイ受け用断熱板5
3に設けた中央部の開口53h(第2開口)の周囲の座
ぐりに同じくタングステン製のトレイ54が重ねて置か
れ、そのトレイ54上に被処理物Sが載置される。そし
て、搬送台52の開口52hは後述する断熱昇降蓋73
台部74の外周面の鍔75が挿通可能な直径とさ
れ、トレイ受け用断熱板53の開口53hは断熱昇降蓋
73の台部74が挿通可能で鍔部75は挿通不能な直径
とされている。
【0018】更には、チェインベルト34の両側に近接
してガイド板51が設けられ、搬送される搬送台52の
チェインベルト34からの横ずれを規制しており、かつ
チェインベルト34の近傍の概略断面図である図4も参
照して、ガイド板51の上流側には搬送されてくる搬送
台52を検知して搬送速度を減速させる光センサ55が
設置されている。光センサ55は発光ダイオード55a
フォトトランジスタ55bとが搬送台52を挟んで設け
られ、搬送台52が発光ダイオード55aとフォトトラ
ンジスタ55bとの間の光を遮断すると、その遮断信号
の入力される図示しないコントローラが電動機37によ
るチェインベルト34の走行を減速させる。同様な光セ
ンサ56がガイド板51の下流側に設けられており、発
光ダイオード56aからフォトトランジスタ56bに至
る光が搬送台52によって遮断されるとチェインベルト
34の走行が停止されると共に、駆動源59aによって
回動される回動軸58aに取り付けた停止ストッパ57
aが立ち上げられ、搬送台52はその前端部が当接して
停止される。次いで駆動源59bによって回動される回
動軸58bに取り付けた位置出し用ストッパ57bが立
ち上げられて搬送台52の後端部を押さえ位置決めす
る。
【0019】図2へ戻り、昇降機室61には固定スライ
ダ・クランク機構による昇降機62が設置されている。
昇降機室61内の一対のレール63上を走行する車輪6
4を備えた昇降台65が設けられ、図示しない駆動源に
よって中心Oの回りに回動されるクランク66の先端部
のスライダ67が昇降台65内で左右にスライドするよ
うになっている。すなわち、クランク66が回動するこ
とにより昇降台65が上昇され下降される。なお、レー
ル63に添って冷却水配管68が設けられ、昇降機室6
1の底面外部に取り付けた給排水ユニット69を経由す
る冷却水が通水される。
【0020】また、昇降台65にはロッド71が立てら
れており、その先端部の固定台72には台部74と鍔部
75とからなる断熱昇降蓋73が取り付けられている。
断面昇降蓋73の底面には冷却水ジャケット78が設け
られ、鍔部75は冷却水ジャケット78の表面にピンで
固定されている。断熱昇降蓋73は台部74、鍔部75
の何れもタングステンを断熱材として作製されている。
固定台72に立設された中央のガイド柱76とその周囲
の4本の支柱77が断熱昇降蓋73の台部74を貫通し
て上方へ延在している。ガイド柱76の先端にはテーパ
部分が形成されており、トレイ54の中央部に挿入され
てトレイ54のずれを抑えて位置決めし、トレイ54の
底面に当接して支持する支柱77と共にトレイ54を安
定に昇降させる。なお、冷却水ジャケット78へは図示
しない導入導出用端子を経由するベロータイプの給排水
管79によって行われる。
【0021】本実施例の連続式真空熱処理炉10は以上
のような第2焼結部3、およびその上流側の同様な脱ワ
ックス部1、第1焼結部2と、下流側の冷却部4とから
構成されるが、次にその作用を説明する。なお、同様に
構成されている脱ワックス部1、第1焼結部2、第2焼
結部3はほぼ同様に作用するので、以降においては第2
焼結部3の作用を主体に説明する。
【0022】図1を参照し、被処理物Sは搬入扉5から
連続式真空焼結炉10内へ搬入される。脱ワックス部1
の脱ワックス室111 内で温度500〜600℃、圧力
1〜10-3torr程度の雰囲気下に脱ワックスされ
る。次いで第1焼結部2の焼結室112 内で温度140
0〜1500℃、圧力10-5torr程度の雰囲気下に
一次焼結された後、仕切扉7から第2焼結部3の搬送室
313 へ搬入される。
【0023】図2、図3を参照して、被処理物Sは搬送
台52、トレイ受け用断熱板53、トレイ54と3段に
重ねられた最上段のトレイ54に載置され、仕切扉7か
ら搬送室31へ搬入される。搬送台52はロール38に
介助されてチェインベルト34に乗り係止され、両側を
ガイド板51によって位置規制されて搬送され始める。
図4のAも参照して、搬送台52が減速用光センサ55
の発光ダイオード55aからフォトトランジスタ55b
へ至る光を遮断すると、その信号の入力される図示しな
いコントローラはチェインベルト34を駆動する電動機
37の回転数を低下させるのでチェインベルト34の走
行は減速される。次いで図4のBを参照し、搬送台52
が停止用光センサ56の発光ダイオード56aからフォ
トトランジスタ56bに至る光を遮断すると、電動機3
7は停止されチェインベルト34の走行が停止されると
共に回動軸58aに固定されている停止ストッパ57a
が駆動源59aによって立ち上げられ、これに前端が当
接して搬送台52は停止される。同時に、回動軸58b
に固定されている位置出しストッパ57bが駆動源59
bによって立ち上げられ、搬送台52の後端を押える。
そして、図2に示すように、搬送台52は焼結室11の
下方の所定位置、被処理物Sが加熱区画25の直下とな
る位置に停止され固定される。
【0024】図5、図6は図2の位置から断熱昇降蓋7
3が上昇される過程を示す同様な断面図であるが、上述
の搬送台52の停止のあと、図2において昇降機室61
内の昇降機62のクランク66が中心Oの回りに上方へ
回動され、スライダ67が昇降台65内を左方へ移動し
て昇降台65が上昇される。この上昇によってガイド柱
76の先端のテーパ部分がトレイ54の中央に挿入さ
れ、支柱77がトレイ54の底面を支持し、次いでガイ
ド柱76と支柱77とはトレイ受け用断熱板53の開口
53hを下方から通り抜けることにより、トレイ54は
トレイ受け用断熱板53と分離され、被処理物Sはトレ
イ54と共に図5に示すように押し上げられる。
【0025】更に昇降機62のクランク66が上方へ回
動されることにより断熱昇降蓋73は上昇されるが、そ
の台部74はトレイ受け用断熱板53の開口53hを通
り抜けるものの、鍔部75は開口53hを通り抜けられ
ないのでトレイ受け用断熱板53を伴って上昇し、断熱
昇降蓋73は図6に示す上限位置まで上昇して停止され
る。すなわち、被処理物Sは加熱区画25内へ挿入さ
れ、断熱昇降蓋73の台部74が加熱区画25の挿入用
開口24へ挿入されると共に、鍔部75が伴って持ち上
げてきたトレイ受け用断熱板53がメタルO−リング2
6を介して開口24の周囲のリフレクタ23に下面に当
接し、加熱区画25は断熱的に密閉される。
【0026】この加熱区画25内において、被処理物S
は温度1800〜2000℃、圧力10-6torrの雰
囲気下に焼結される。この時、加熱区画25の挿入用開
口24は断熱昇降蓋73とトレイ受け用断熱板53とに
よって密閉されているので、加熱エネルギのロスは極め
て小さく、加熱温度は2000℃において±4℃の範囲
に精度高く維持される。また、高温に晒される断熱昇降
蓋73が冷却水ジャケット78で水冷されているので、
これらの材料であるタングステンの再結晶化が抑制され
寿命が長期化する。更には、被処理物Sの焼結は搬送台
52、チェインベルト34とは上方に離れた加熱区画2
5内で行われ、遮熱板46によっても保護されている搬
送台52、チェインベルト34等は加熱の影響を受けに
くいのでタングステンの如き高融点金属を必要とせず通
常の鋼材で作製し得る。
【0027】所定の焼結時間が経過した後、昇降機62
のクランク66は下方へ回動され、断熱昇降蓋73は被
処理物Sと共に図6の位置から下降され、先ず、トレイ
受け用断熱板53が搬送台52に降ろされる。図5の位
置から断熱昇降蓋73は更に下降され、次いでトレイ5
4と被処理物Sとを搬送台52上のトレイ受け用断熱板
53上へ降ろした後、図2の位置まで下降される。
【0028】トレイ54と被処理物Sとが搬送台52上
へ降ろされると停止ストッパ57a、及び位置出しスト
ッパ57bによる搬送台52の係止が解除され、同時に
起動される電動機37によってチェインベルト34の走
行が再開されて、搬送台52は開かれた仕切り扉8を経
て冷却部4の冷却搬送室41へ送り込まれる。
【0029】冷却部4において、被処理物Sは圧力10
-5torr程度の中で温度約100℃まで冷却されてか
ら圧力0.5kg/cm2 G程度のアルゴン・ガスが導
入される。ファン45で攪拌され冷凍機46で冷却され
た加圧アルゴン・ガスが被処理物Sに吹き付けられ、5
0〜60℃の温度まで冷却された後、搬出扉9が開放さ
れ、被処理物Sは搬送台52、トレイ受け用断熱板5
3、トレイ54と共に大気中へ取り出される。
【0030】これら大気中へ取り出される部品は水分を
吸着するが、繰り返して使用されるこれら部品の中で、
加熱区画25内へ挿入される部品、加熱区画25の挿入
用開口24の蓋として使用される部品はトレイ54とト
レイ受け用断熱板53のみであり、その吸着面積は小さ
く、かつタングステンで作製されており本質的に水分を
吸着しにくい。従って、加熱区画25内で再度、高真空
下に加熱されてもガス放出は僅かであり、圧力10-6
orrの高真空度が容易に達せられ高品質の焼結が可能
となる。また、この高真空度は中程度の排気速度の拡散
ポンプによって到達可能である。
【0031】以上、本発明の実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれに限られることなく、本発明の
技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0032】例えば本実施例においては、熱処理室とし
ての焼結室11内の加熱区画25に設けた挿入用開口2
4を断熱昇降蓋73とトレイ受け用断熱板53とで断熱
的に密閉するようにしたが、変形例の第2焼結部3’の
縦断面図である図7に示すように、焼結室11と搬送室
31との間に設けた底板18の連通用開口19’を断熱
昇降蓋73とトレイ受け用断熱板53とで断熱的に密閉
するようにしてもよい。図7における他の構成要素は図
2と全く同様であるので同じ符号を付して説明は省略す
る。
【0033】また、本実施例においては、トレイ54、
トレイ受け用断熱板53、および断熱昇降蓋73をタン
グステンで作製したが、これに代えてタングステン以外
の高融点金属、例えばモリブデン(Mo)、タンタル
(Ta)を使用してもよい。
【0034】また、本実施例においては、断熱昇降蓋7
3をタングステン製としたが、黒鉛、窒化ボロンなどで
作製してもよい。断熱昇降蓋73は高温に晒されるが、
常に真空雰囲気下にあり、外部の大気中へ搬出されて水
分を吸着する機会はないからである。
【0035】また、本実施例においては被処理物Sの昇
降に固定スライド・クランク方式の昇降機62を採用し
たが、エヤシリンダを用いてもよく、またボールねじ方
式の昇降機としてもよい。
【0036】また、本実施例においては、搬送台52の
搬送にチェインベルト34を採用したが、ローラで搬送
することも可能である。
【0037】また、本実施例においては、搬送されてい
る搬送台52を停止させるための減速用光センサ55、
停止用光センサ56に発光ダイオードとフォトトランジ
スタとの組み合わせを使用し、光線の遮断の有無によっ
て搬送台52の近接を捉えたが、これ以外の各種の近接
検知センサを使用し得る。
【0038】また、本実施例においては、断熱昇降蓋7
3を水冷したが、例えば脱ワックス部1の如き加熱温度
が比較的低い熱処理においては水冷は必ずしも必要とし
ない。また、本実施例においては予熱部を設けていない
が脱ワックス部1の上流側に予熱部を設けてもよい。ま
た、第1焼結部2を省略し、第2焼結部3のみで焼結す
るようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の連続式真空
熱処理炉によれば、加熱区画の挿入用開口、または熱処
理室の連通用開口を断熱昇降蓋とトレイ受け用断熱板と
で断熱的に密閉して被処理物を熱処理するので、熱エネ
ルギのロスが極度に抑制され、かつ熱処理の温度も20
00℃で±4℃の範囲に精度高く維持される。従って、
加熱温度の均一性が直接に性能に影響する焼結製品の製
造、例えばタンタル電解コンデンサの製造に、本発明の
連続式真空熱処理炉は好適である。
【0040】また、昇降機構によって被処理物を昇降さ
せ、熱処理室と搬送室との間に距離をあけたことによ
り、従来例のローラハース式熱処理炉に比較して搬送機
構に耐熱性を必要とせず、全体的に高融点金属を使用す
る部品点数も少なくなっている。また、断熱昇降蓋73
を水冷して長寿命化が計られている。従って、これらの
交換に要するメンテナンス費用は従来例の場合に比して
1/10程度になっている。
【0041】また、連続式真空熱処理炉から大気側へ取
り出されて水分を吸着し、再び熱処理室で高真空度下に
高温に加熱された時に水分を放出することになる部品は
トレイとトレイ受け用断熱板のみとし、かつ、その材料
も高融点金属としているので熱処理室内でガスを殆ど放
出せず、焼結時における10-6torrの真空度に容易
に到達し得る。従って焼結製品の品質低下を招かず、真
空ポンプにも大容量のものを必要としない。
【0042】また、鋼製の搬送台と被処理物との間にト
レイ受け用断熱板を介在させたので、鋼と被処理物との
反応が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の連続式真空熱処理炉の縦断面図であ
る。
【図2】同熱処理炉の第2焼結部の縦断面図である。
【図3】図2における[3]−[3]線方向の断面図で
ある。
【図4】同焼結部における搬送台の位置決め系を示す概
略側面図であり、Aは搬送の減速過程、Bは搬送の停止
過程を示す。
【図5】図2に対応する縦断面図であり、同焼結部にお
ける断熱昇降蓋と被処理物との上昇過程を示す。
【図6】図5に続く縦断面図であり、断熱昇降蓋と被処
理物との上限位置を示す。
【図7】変形例の第2焼結部の縦断面図である。
【図8】従来例のローラハース式連続熱処理機の搬送方
向と直角な断面図である。
【符号の説明】
1 脱ワックス部 2 第1焼結部 3 第2焼結部 4 冷却部 10 連続式真空熱処理炉 11 熱処理室(焼結室) 23 リフレクタ 25 加熱区画 31 搬送室 34 チェインベルト 52 搬送台 53 トレイ受け用断熱板 54 トレイ 55 減速用光センサ 56 停止用光センサ 57 ストッパ 61 昇降機室 62 昇降機 73 断熱昇降蓋 76 ガイド柱 77 支柱 S 被処理物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F27B 9/30 F27B 9/30 (56)参考文献 特開 平9−53887(JP,A) 特開 平9−126659(JP,A) 特開 昭63−273782(JP,A) 特開 平5−87461(JP,A) 特開 昭58−12983(JP,A) 特開 昭61−36683(JP,A) 実開 平6−73692(JP,U)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱処理室と搬送室とからなり、前記熱処
    理室は下方の連通用開口を介して前記搬送室と連通し、
    内部には下方を挿入用開口とした加熱区画が設けられて
    おり、前記搬送室は一方の側端に被処理物の搬入口、他
    方の側端に搬出口を有してそれぞれ仕切扉により開閉可
    能に密閉され、内部には前記被処理物の搬送機構と、該
    搬送機構上にある前記被処理物を上昇させて前記挿入用
    開口から前記加熱区画内へ挿入すると共に前記挿入用開
    口または前記連通用開口を塞ぐ昇降機構とが配設されて
    いる真空熱処理炉が複数連設された連続式真空熱処理炉
    において、前記昇降機構は前記搬送室内または外の駆動
    源と、該駆動源によって昇降されその先端が前記搬送室
    内にあるロッドと、該ロッドの先端部に固定された断熱
    昇降蓋とからなり、該断熱昇降蓋は熱処理室と搬送室と
    からなり、前記熱処理室は下方の連通用開口を介して前
    記搬送室と連通し、内部には下方を挿入用開口とした加
    熱区画が設けられており、前記搬送室は一方の側端に被
    処理物の搬入口、他方の側端に搬出口を有してそれぞれ
    仕切扉により開閉可能に密閉され、内部には前記被処理
    物の搬送機構と、該搬送機構上にある前記被処理物を上
    昇させて前記挿入用開口から前記加熱区画内へ挿入する
    と共に前記挿入用開口または前記連通用開口を塞ぐ昇降
    機構とが配設されている真空熱処理炉が複数連設された
    連続式真空熱処理炉において、前記昇降機構は前記搬送
    室内または外の駆動源と、該駆動源によって昇降されそ
    の先端が前記搬送室内にあるロッドと、該ロッドの先端
    部に固定された断熱昇降蓋とからなり、該断熱昇降蓋は
    台部と該台部より径の大きい鍔部を備え、かつ前記台部
    の上面には前記被処理物が載置されたトレイを支持する
    支柱が立設されており、前記搬送機構は前記断熱昇降蓋
    の前記鍔が挿通可能に形成された第1開口を有する搬
    送台、該搬送台の前記第1開口上に重ねて置かれ前記断
    熱昇降蓋の前記支柱および前記台部が挿通可能で前記鍔
    部は挿通不能に形成された第2開口を有するトレイ受け
    用断熱板、および該トレイ受け用断熱板の前記第2開口
    上に重ねて置かれる前記トレイとからなる載置系と、該
    載置系を搬送するための前記搬入口から前記搬出口にわ
    たって配設された搬送系と、搬送されてくる前記搬送台
    を検知して前記加熱区画の直下に停止させるためのセン
    サと前記搬送台を停止位置に停止させて固定するストッ
    パとからなる停止位置制御系とからなり、前記搬送台が
    前記被処理物と共に前記搬送系によって搬送され、前記
    停止位置制御系により前記加熱区画の直下の前記停止位
    置に停止固定され、前記昇降機構の前記駆動源によって
    前記昇降蓋が上昇されて前記支柱が前記被処理物を前記
    トレイと共に支持して前記挿入用開口から前記加熱区画
    内へ挿入し、同時に前記鍔に伴われて上昇する前記ト
    レイ受け用断熱板と前記断熱昇降蓋とによって前記挿入
    用開口または前記連通用開口が断熱的に密閉され、前記
    被処理物が加熱されて熱処理されることを特徴とする連
    続式真空熱処理炉。
  2. 【請求項2】 前記センサが前記搬送系の上流側に設け
    られた減速用センサと下流側に設けられた停止用センサ
    とからなる請求項1に記載の連続式真空熱処理炉。
  3. 【請求項3】 前記ストッパが搬送されてくる前記搬送
    台の前端部を当接させて停止させる停止ストッパと、前
    記搬送台の後端部を押さえる位置出しストッパとからな
    る請求項1または請求項2に記載の連続式真空熱処理
    炉。
  4. 【請求項4】 前記搬送系が前記搬送台を係止して搬送
    するチェインベルトである請求項1から請求項3までの
    何れかに記載の連続式真空熱処理炉。
  5. 【請求項5】 前記断熱昇降蓋が水冷されている請求項
    1から請求項4までの何れかに記載の連続式真空熱処理
    炉。
  6. 【請求項6】 前記トレイおよび前記トレイ受け用断熱
    板がタングステン、モリブデン、タンタルの如き高融点
    金属で作製されている請求項1から請求項5までの何れ
    かに記載の連続式真空熱処理炉。
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