JP3523416B2 - ハロゲン化銀写真感光材料用液体現像剤およびハロゲン化銀写真感光材料の現像方法 - Google Patents
ハロゲン化銀写真感光材料用液体現像剤およびハロゲン化銀写真感光材料の現像方法Info
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Description
よびその誘導体の少なくとも1種を現像主薬または保恒
剤として用いるハロゲン化銀写真感光材料用液体現像剤
およびこれを用いてアスペクト比が3.0以上の平板状
ハロゲン化銀粒子を全ハロゲン化銀粒子の投影面積の5
0%以上含有するハロゲン化銀乳剤層を少なくとも1層
有し、膨潤率が130%〜250%であるハロゲン化銀
写真感光材料を現像する方法に関するものである。
としては現像主薬としてジヒドロキシベンゼン類を用
い、超加成性を示す補助現像主薬として1−フェニル−
3−ピラゾリドンやその誘導体、あるいはp−アミノフ
ェノール誘導体が用いられてきた。ハロゲン化銀写真感
光材料用現像剤は高い化学的酸素要求量(いわゆるCO
D)あるいは生物的酸素要求量(いわゆるBOD)を有
している。近年、環境問題の高まりからハロゲン化銀写
真感光材料の単位面積当たりの使用現像液量(補充量)
を少なくして廃液のCODおよびBOD負荷を低減する
ことが重要になってきている。この目的のために現像液
の保恒性を向上することが不可欠であり、保恒性の向上
のために現像液の亜硫酸塩濃度の増加等が有効である。
一方、亜硫酸塩はハロゲン化銀の溶剤であり、多量に用
いるとハロゲン化銀が現像液中に溶解し、やがて現像主
薬によって還元され銀となる。生成された銀は自動現像
機のローラーやタンクの壁に付着し、やがて処理するフ
ィルムに付着してトラブルとなる。このようなトラブル
を未然に防止するために亜硫酸塩の濃度を増加するかわ
りにアスコルビン酸およびその誘導体のなかの化合物を
保恒剤として用いることが知られている。一方、ハロゲ
ン化銀写真感光材料はハイドロキノンを現像主薬として
含有する現像液にて現像処理されてきたが、今やその毒
性や廃液の公害負荷(COD、BODが高い)が問題に
なってきている。このためにハイドロキノンの代りにア
スコルビン酸およびその誘導体のなかの化合物を現像主
薬として用いることが重要視されてきている。
のなかの化合物を含有する現像液は経時により着色し、
着色状態も時間によって変化するので外観上問題になっ
ていた。これには、流通形態である包装材料中に密封さ
れた現像液で生じる着色と、それを開封した状態で生じ
る着色とがある。これらの着色は処理性能上のトラブル
はそれほどないが、ユーザーに内容物が劣化しているの
ではないかと不安がらせたりするなどし商品価値が低下
してしまう。
2284067Aには、アスコルビン酸およびその誘導
体のなかの化合物を現像主薬とするハロゲン化銀写真感
光材料用現像液にヒドロキシルアミン類を添加すること
によって現像液の着色を防止することが記載されてい
る。ヒドロキシルアミン類は現像液の処理性能に対する
悪影響の懸念はほとんどないが、化合物自体の安全性が
疑わしい。
点で特に重要であるが、有効な解決手段がなかった。
なかの化合物を含有する現像液を用いてハロゲン化銀写
真感光材料をランニング処理する際、少ない補充液量で
ランニングを行うと徐々に感度が低下するという欠点を
有している。
に、アスコルビン酸およびその誘導体のなかの化合物を
用いたハロゲン化銀写真感光材料用液体現像剤におい
て、密封状態での経時による着色を防止することであ
る。
状ハロゲン化銀を全ハロゲン化銀粒子の投影面積の50
%以上含有するハロゲン化銀乳剤層を少なくとも1層有
し、膨潤率が130%〜250%である感度の高いハロ
ゲン化銀写真感光材料を少ない補充液量で処理しても感
度低下のない安定な現像方法を提供することである。
(1)〜(5)の本発明により達成される。 (1)アスコルビン酸およびその誘導体の少なくとも1
種と下記式(I)で表される化合物の少なくとも1種と
を含有するハロゲン化銀写真感光材料用液体現像剤。
れぞれ炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基または炭素
数1〜3のアルキル基を表し、R3 は炭素数1〜3のヒ
ドロキシアルキル基を表す。] (2)超加成性を示す補助現像主薬を少なくとも1種含
有する上記(1)のハロゲン化銀写真感光材料用液体現
像剤。 (3)酸素透過率が50ml/m2 ・24hr・atm (20℃
65%RH)以下の包装材料容器に保存された上記
(1)または(2)のハロゲン化銀写真感光材料用液体
現像剤。 (4)上記(1)〜(3)のいずれかのハロゲン化銀写
真感光材料用液体現像剤から調製された現像液を用い
て、アスペクト比3.0以上の平板状ハロゲン化銀粒子
を全ハロゲン化銀粒子の投影面積の50%以上含有する
ハロゲン化銀乳剤層を少なくとも1層有し、膨潤率が1
30%〜250%であるハロゲン化銀写真感光材料を処
理するハロゲン化銀写真感光材料の現像方法。 (5)現像液の補充液量が、ハロゲン化銀写真感光材料
1m2 当たり250ml以下である上記(4)のハロゲン
化銀写真感光材料の現像方法。
て詳細に説明する。
現像剤は、現像主薬または保恒剤としてアスコルビン酸
およびその誘導体(以下「アスコルビン酸類」ともい
う。)の少なくとも1種を含有するものであり、さらに
式(I)[前記化2に掲載]で表される化合物を少なく
とも1種含有する。
およびその誘導体の少なくとも1種を含有するハロゲン
化銀写真感光材料用液体現像剤に式(I)で表される化
合物を添加しているので、経時による液の着色が抑制さ
れる。このため、液の外観の変化を防止することができ
る。この着色物は、経時により液中のアスコルビン酸お
よびその誘導体の酸化物が補助現像主薬と反応して生成
した化合物に由来すると考えられるが、着色物の構造に
ついては特定できていない。この着色防止化合物である
式(I)で表される化合物の作用機構は不明であるが、
この化合物の添加により、アスコルビン酸およびその誘
導体の酸化物の生成が防止されて、結果として着色物の
生成が抑制されるのであろうと考えられる。式(I)で
表される化合物は、現像液の処理性能に悪影響を及ぼす
ものではなく、英国特許GB2284067Aに記載の
ヒドロキシルアミン類のような安全性の面での懸念もな
い。
液を用いて、アスペクト比3.0以上の平板状ハロゲン
化銀粒子を全ハロゲン化銀粒子の投影面積の50%以上
含有するハロゲン化銀乳剤層を少なくとも1層有し、膨
潤率が130%〜250%であり、高感度であるハロゲ
ン化銀写真感光材料(以下「感光材料」、「感材」とも
いう。)をランニング処理した場合においても、式
(I)で表される化合物の存在により、感度の低下がな
く、高感度を維持することができる。
子を用いた感材において発揮される効果であり、平板状
ハロゲン化銀粒子の割合および膨潤率を上記範囲に規制
することによって得られる高感度特性をそのまま保持す
ることが可能になる。
R2 は、それぞれ、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル
基または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R3 は炭素
数1〜3のヒドロキシアルキル基を表す。R1 〜R3 で
表されるヒドロキシアルキル基としてはヒドロキシメチ
ル基、ヒドロキシエチル基等が挙げられ、R1 、R2で
表されるアルキル基としては、無置換のものが好まし
く、メチル基、エチル基等が挙げられる。
を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
いてもよく、2種以上を併用してもよく、その使用量は
現像剤1リットル当たり0.5g 〜100g 、より好ま
しくは1.0g 〜50g の範囲であることが好ましい。
この範囲で用いることにより液の着色を有効に抑制する
ことができる。これに対し、使用量が少なくなりすぎる
と着色防止の実効が得られず、多くなりすぎるとコスト
が高くなり溶解性からも好ましくない。これらの化合物
は公知であり、市販品等をそのまま用いることができ
る。また公知の方法に従って合成することができる。
式(II)で表される化合物が好ましい。
ドロキシ基、アミノ基、アシルアミノ基、アルキルスル
ホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、アルコ
キシカルボニルアミノ基、メルカプト基またはアルキル
チオ基を表し、これらは同一でも異なるものであっても
よい。Xは炭素原子、酸素原子および窒素原子のなかか
ら選ばれた2個以上の原子群を表し、R11およびR12が
各々結合している2個のビニル炭素原子とカルボニル炭
素原子とともに5〜6員環を形成する。このXで完成さ
れる5〜6員環は縮合環を有していてもよい。
キシ基、アミノ基(置換基としては炭素数1〜10のア
ルキル基、例えばメチル基、エチル基、n−ブチル基、
ヒドロキシエチル基などを置換基として有するものを含
み、アミノ基は塩を形成していてもよい。)、アシルア
ミノ基(アセチルアミノ基、ベンゾイルアミノ基な
ど)、アルキルスルホニルアミノ基(メタンスルホニル
アミノ基など)、アリールスルホニルアミノ基(ベンゼ
ンスルホニルアミノ基、p−トルエンスルホニルアミノ
基など)、アルコキシカルボニルアミノ基(メトキシカ
ルボニルアミノ基、エトキシカルボニルアミノ基な
ど)、メルカプト基、アルキルチオ基(メチルチオ基、
エチルチオ基など)を表す。R11、R12の好ましい例と
しては、ヒドロキシ基、アミノ基、アルキルスルホニル
アミノ基、アリールスルホニルアミノ基を挙げることが
できる。
(R14)−、−C(R15)=、−C(=O)−、−N
(R16)−、−N=を組み合わせて構成されるものが挙
げられる。R13、R14、R15、R16は水素原子、炭素数
1〜10の置換してもよいアルキル基(置換基としてヒ
ドロキシ基、カルボキシ基、スルホ基を挙げることがで
きる。)、炭素数6〜15の置換してもよいアリール基
(置換基としてアルキル基、ハロゲン原子、ヒドロキシ
基、カルボキシ基、スルホ基が挙げることができ
る。)、ヒドロキシ基、カルボキシ基を表す。R13〜R
16はXで完成される5〜6員環の縮合環を構成してもよ
い。
ヒドロフラノン環、ジヒドロピロン環、ピラノン環、シ
クロペンテノン環、シクロヘキセノン環、ピロリノン
環、ピラゾリノン環、ピリドン環、アザシクロヘキセノ
ン環、ウラシル環などが挙げられ、好ましい5〜6員環
の例として、ジヒドロフラノン環、シクロペンテノン
環、シクロヘキセノン環、ピラゾリノン環、アザシクロ
ヘキセノン環、ウラシル環を挙げることができる。この
5〜6員環に縮合する環としては飽和、不飽和のいずれ
であってもよく、例えばピペリジン環、ベンゼン環等が
挙げられる。
体例を以下に示す。本発明はこれらに限定されるもので
はない。
酸類は、エンジオール型(Endiol)、エナミノール型
(Enamionol )、エンジアミン型(Endiamin)、チオー
ルエノール型(Thiol-Enol)およびエナミン−チオール
型(Enamin-Thiol)が化合物として一般に知られてい
る。これらの化合物の例は米国特許第2688549
号、特開昭62−237443号などに記載されてい
る。これらのアスコルビン酸類の合成法もよく知られて
おり、例えば野村次男と木村浩久共著「レダクタンの化
学」(内田老鶴圃新社1969年)の記載に述べられて
いる。
チウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金
属塩の形でも使用できる。これらのアスコルビン酸類
は、本発明の現像剤において現像主薬として用いてもよ
いし、保恒剤として用いてもよい。これらのアスコルビ
ン酸類は、1種のみを用いても2種以上を併用してもよ
く、本発明の現像剤から調液した現像液(使用液)1リ
ットル当たり0.01〜110g 、好ましくは0.1〜
100g 、より好ましくは1〜100g 、特に好ましく
は5〜80g で用いる。
およびその誘導体以外に用いることのできる現像主薬と
しては、ジヒドロキシベンゼン類が挙げられる。ジヒド
ロキシベンゼン類としては、ハイドロキノン、クロロハ
イドロキノン、メチルハイドロキノンなどが挙げられる
が、特にハイドロキノンが好ましい。ジヒドロキシベン
ゼン類は現像液(使用液)1リットル当たり0.01〜
1.2モルの使用量で用いることができる。
像主薬として3−ピラゾリドン系現像主薬およびp−ア
ミノフェノール系現像主薬のなかの現像主薬を含むこと
ができる。
eory of the Photographic Process" 第3版374頁に
記載のように、2種類の現像主薬を併用することによっ
て個々の現像主薬を用いた場合の個々の現像速度の和以
上の現像速度になることである。
フェニル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−4,4−
ジメチル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−4−メチ
ル−4−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリドン、1−フ
ェニル−4,4−ジヒドロキシメチル−3−ピラゾリド
ン、1−フェニル−5−メチル−3−ピラゾリドン、1
−p−アミノフェニル−4,4−ジメチル−3−ピラゾ
リドン、1−p−トリル−4,4−ジメチル−3−ピラ
ゾリドン、1−p−トリル−4−メチル−4−ヒドロキ
シメチル−3−ピラゾリドンなどがある。これらは1種
のみを用いても2種以上を併用してもよい。これらの補
助現像主薬は現像液(使用液)中10-4〜10-1モル/
リットルで用いるのが好ましく、より好ましくは5×1
0ー4〜5×10ー2モル/リットルである。
は、N−メチル−p−アミノフェノール、p−アミノフ
ェノール、N−(β−ヒドロキシエチル)−p−アミノ
フェノール、N−(4−ヒドロキシフェニル)グリシ
ン、2−メチル−p−アミノフェノール、p−ベンジル
アミノフェノールなどがあるが、なかでもN−メチル−
p−アミノフェノールが好ましい。これらは1種のみを
用いても2種以上を併用してもよい。これらの補助現像
主薬は現像液(使用液)中10-4〜10-1モル/リット
ルで用いるのが好ましい。
p−アミノフェノール系現像主薬とを併用してもよく、
このときの使用量は現像液(使用液)中合計で10-4〜
10-1モル/リットルであることが好ましい。
用量は現像主薬の1〜50モル%、さらには2〜25モ
ル%とすることが好ましい。このような使用量とするこ
とで超加成性の効果が十分に発揮される。これに対し、
使用量が少なくなると実効がなく、多すぎると薬品コス
トが高くなり、溶解性にも限界がある。
は、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸リチウ
ム、亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸ナトリウム、メタ重
亜硫酸カリウム、ホルムアルデヒド重亜硫酸ナトリウム
などがある。亜硫酸塩は現像液(使用液)中0.01モ
ル/リットル以上、特に0.03モル/リットル以上が
好ましい。上限は2. 5モル/リットルまで、特に1.
2モル/リットルまでとするのが好ましい。
特許第5474879号に記載の化合物を含有させても
よい。さらにはアミノ化合物を含有させてもよく、特に
特開昭56-106244 号、特開昭61-267759 号、特願平1-29
418 号に記載のアミノ化合物を用いてもよい。
用液)のpH値は12.0以下、さらには11.0以下で
あることが好ましい。pH値の下限は8.5、さらには9
であることが好ましい。
常の水溶性無機アルカリ金属塩、例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム等を用いること
ができる。特にアスコルビン酸類を主な現像主薬とする
場合は炭酸塩を現像液(使用液)1リットル当たり0.
3モル以上、さらには0.4モル以上用いることが好ま
しく、この場合の上限は通常1.0モル程度である。ま
た、アルカリ剤の使用量は現像液1リットル当たり0.
3〜1.0モル程度とすることが好ましい。
ム、第二リン酸カリウム、第一リン酸ナトリウム、第一
リン酸カリウムのようなpH緩衝剤、さらにそれ以外に特
開昭60-93433号に記載のpH緩衝剤を用いることができ
る。また、臭化カリウム、沃化カリウムのような現像抑
制剤;ジメチルホルムアミド、メチルセロソルブ、ヘキ
シレングリコール、エタノール、メタノールのような有
機溶剤;ベンツトリアゾール誘導体(5−メチルベンツ
トリアゾール、5−ブロムベンツトリアゾール、5−ク
ロルベンツトリアゾール、5−ブチルベンツトリアゾー
ル、ベンツトリアゾール等があるが、特に5−メチルベ
ンツトリアゾールが好ましい。);ニトロインダゾール
(例えば、5−ニトロインダゾール、6−ニトロインダ
ゾール、4−ニトロインダゾール、7−ニトロインダゾ
ール、3−シアノ−5−ニトロインダゾール)なども用
いることができる。
て、ホウ素化合物(例えばホウ酸、ホウ砂)を用いるこ
とが多いが、本発明のアスコルビン酸類含有現像剤中に
は、ホウ素化合物を実質的に含有しないことが好まし
い。
硬水軟化剤、硬膜剤などを含んでもよい。色調剤として
は特願平7−176909号に記載の化合物を含むこと
ができる。
エチレンジアミンジオルトヒドロキシフェニル酢酸、ジ
アミノプロパン四酢酸、ニトリロ三酢酸、ヒドロキシエ
チルエチレンジアミン三酢酸、ジヒドロキシエチルグリ
シン、エチレンジアミン二酢酸、エチレンジアミン二プ
ロピオン酸、イミノ二酢酸、ジエチレントリアミン五酢
酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、1,3−ジアミノ
プロパノール四酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、
トランスシクロヘキサンジアミン四酢酸、エチレンジア
ミン四酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、エチ
レンジアミンテトラキスメチレンホスホン酸、ジエチレ
ントリアミンペンタメチレンホスホン酸、ニトリロトリ
メチレンホスホン酸、1−ヒドロキシエチリデン−1,
1−ジホスホン酸、1,1−ジホスホノエタン−2−カ
ルボン酸、2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカル
ボン酸、1−ヒドロキシ−1−ホスホノプロパン−1,
3,3−トリカルボン酸、カテコール−3,5−ジスル
ホン酸、ピロリン酸ナトリウム、テトラポリリン酸ナト
リウム、ヘキサメタリン酸ナトリウムが挙げられ、特に
好ましくは例えばジエチレントリアミン五酢酸、トリエ
チレンテトラミン六酢酸、1,3−ジアミノプロパノー
ル四酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、ヒドロ
キシエチルエチレンジアミン三酢酸、2−ホスホノブタ
ン−1,2,4−トリカルボン酸、1,1−ジホスホノ
エタン−2−カルボン酸、ニトリロトリメチレンホスホ
ン酸、エチレンジアミンテトラホスホン酸、ジエチレン
トリアミンペンタホスホン酸、1−ヒドロキシプロピリ
デン−1,1−ジホスホン酸、1−アミノエチリデン−
1,1−ジホスホン酸、1−ヒドロキシエチリデン−
1,1−ジホスホン酸やこれらの塩がある。
6−46585号、特公昭62−4702号、特公昭6
2−4703号、米国特許第4254215号、同33
18701号、特開昭58−203439号、同62−
56959号、同62−178247号、特開平1−2
00249号、同4−362942号、同5−3031
79号、同5−53257号、特願平7−104805
号に記載の化合物を用いることができる。
系硬膜剤またはその重亜硫酸塩付加物を含ませてもよ
い。その具体例を挙げればグルタルアルデヒド、α−メ
チルグルタルアルデヒド、β−メチルグルタルアルデヒ
ド、マレインジアルデヒド、サクシンジアルデヒド、メ
トキシサクシンジアルデヒド、メチルサクシンジアルデ
ヒド、α−メトキシ−β−エトキシグルタルアルデヒ
ド、α−n−ブトキシグルタルアルデヒド、α,α−ジ
メトキシサクシンジアルデヒド、β−イソプロピルサク
シンジアルデヒド、α,α−ジエチルサクシンジアルデ
ヒド、ブチルマレインジアルデヒド、またはこれらの重
亜硫酸塩付加物などがある。ジアルデヒド化合物は処理
される写真層の感度が抑えられない程度に、また乾燥時
間が著しく長くならない程度の量で用いられる。具体的
には現像液(使用液)1リットル当たり1〜50g 、好
ましくは3〜10g である。なかでもグルタルアルデヒ
ドまたはその重亜硫酸塩付加物が最も一般的に使用され
る。ただしジアルデヒド系硬膜剤の重亜硫酸塩付加物が
用いられた場合には、この付加物の重亜硫酸塩も現像液
中の亜硫酸塩として計算される。
ラフィック・プロセシング・ケミストリー」、フォーカ
ル・プレス刊(1966年)の226〜229頁、米国
特許第2193015号、同2592364号、特開昭
48−64933号などに記載のものを用いてもよい。
77132号、特開平3−134666号、特開平3−
67258号に記載の方法を用いることが好ましい。
料容器に保存することが好ましい。酸素透過性は、JI
S K7126−1992の方法によって測定した場
合、酸素透過率が50ml/m2 ・24hr・atm (20℃6
5%RH)以下であることが好ましく、さらに好ましく
は0〜50ml/m2 ・24hr・atm 、よりさらに好ましく
は0〜20ml/m2 ・24hr・atm 、特に好ましくは0〜
10ml/m2 ・24hr・atm である。
材料があり、プラスチック包装材料としては、例えばポ
リ塩化ビニリデン、ナイロン(NY)、エチレン−酢酸
ビニル共重合体ケン化物(商品名エバール:登録商標E
VAL)、ポリビニルアルコール(商品名ビニロン)、
ポリ塩化ビニル、アルミニウム箔ラミネートフィルム、
アルミニウム等金属蒸着フィルム等を単独または組み合
わせて使用することができ、またこれらをポリエチレン
(PE)またはエチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A)等の基体に貼り合せた複合フィルムも使用できる。
またポリエチレン等の厚みを増すことで上記のような酸
素透過率にしたものでもよい。これらのプラスチック包
装材料を用いて作られる包装材料容器の形状としては
瓶、キュービックタイプまたは貼り合わせピロータイプ
等がある。瓶、キュービックタイプの場合には上記の酸
素透過性の小さい材料を用い共押出により積層材として
成型することもできる。
ロン、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物が酸素透
過性が小さいこと、容器の形態にしたときの強度が強い
こと、および材料を容器に加工するのに加工しやすい点
で特に好ましいプラスチック包装材料である。
000μm 、さらには50〜1000μm が好ましい。
イプの容器の包装材料構成としては以下のものを例示す
ることができる。
24hr・atm ) EVAL(登録商標)/NY/PE(3種のフィルムを
貼り合わせた複合フィルム:20μm /15μm /55
μm )をEVA(80μm )に積層して2層構成とした
もの
ml/m2 ・24hr・atm ) NY/PE(複合フィルム:75μm /175μm )
し、外側に内側のフィルムの水透過性の1.5〜100
倍のフィルムを重ねたフレキシブルな複合フィルムで包
装材料を構成し、これを包装材料容器としてもよい。
2ml/m2 ・24hr・atm (40℃90%RH)が好まし
く、より好ましくは0〜1ml/m2 ・24hr・atm の材料
である。
の方法によって測定する。
ムの水透過性の2〜50倍が好ましく、2〜30倍がよ
り好ましい。
しても内側フィルムと外側フィルムの間に気体の蓄積に
よると考えられる体積増加を生じなくすることができ
る。
ルな複合フィルムを作るためには超高分子ポリエチレン
(VLDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDP
E)、アンチブロッキング剤(AB)、特殊NY、など
の素材を基本に適宜厚みを選択することによりできる。
低密度ポリエチレン(LDPE)ゴムAB、6NYなど
の素材を基本に適宜厚みを選択することにより内側のフ
ィルムよりも酸素透過性や水透過性の高いものを作成す
ることができる。このようなフィルムの2枚のフレキシ
ブルな複合フィルムから成る包装材料容器を作成する。
ここでいうフレキシブルな複合フィルムとは1mm以上の
厚みを有する材料でもよいが、厚みが20〜500μm
、好ましくは30〜250μm 、さらに好ましくは7
0〜150μm の材料がよい。フレキシブルな複合フィ
ルムとは以下の定義に従う材料をいう。すなわち、材料
を縦20cm、横2cmの短冊状のフィルムとし、水平な台
の上に置く。この短冊状フィルムを水平な台の一端から
10cmはみ出させ、短冊状フィルムを垂れ下げる。短冊
状フィルムの垂れ下がった先端が台の水平面から垂直距
離で2cm以上、好ましくは3cm以上、さらに好ましくは
5cm以上垂れ下がる材料をフレキシブルな材料と定義す
る。
例としてKコート延伸ポリプロピレン(KOP:Kコー
トとは塩化ビニリデンコートをいう。)/NY/ポリエ
チレン(PE)、PE/Kコートナイロン(KNY)/
ポリエチレンテレフタレート(PET)、延伸ポリプロ
ピレン(OPP)/シリカ含有ポリエチレンテレフタレ
ート(SiOx ・PET)/PE、アルミナ含有ポリエ
チレンテレフタレート(Al2 O3 ・PET)/NY/
無延伸ポリプロピレン(CPP)、ポリプロピレン(P
P)/エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVO
H)/PEがある。
含まない材料や低燃焼カロリーの材料また分解性材料が
好まれる。低燃焼カロリーにするにはPEにCaCO3
(10〜50重量%相当)を添加したりPEをポリエチ
レンテレフタレート(A−PET)にすることで、PE
単体より低減することができる。
・セルロース・キトサン等の天然ポリマー系、水素細菌
・らん藻等微生物が作るポリエステル使用した微生物ポ
リマー、ポリ乳酸・ポリカプロラクトン(PCL)等の
脂肪族ポリエステル等の合成高分子を利用した化学系、
ポリオレフィン樹脂に澱粉等の分解促進剤をブレンドし
た樹脂を利用すると良い。一方リサイクル利用を考える
と、できるだけ単一素材にしておくこともいうまでもな
く重要なことである。
く機能やコスト、環境などその目的に合わせ自由な素材
と厚みの組み合わせで幅広く利用することができる。
度」と、また「水透過率」は「透湿度」と称されること
もある。
使用することもできるし、2〜3倍程度に希釈して使用
することもできる。
いて処理されるハロゲン化銀写真感光材料は、アスペク
ト比3.0以上の平板状ハロゲン化銀粒子を全ハロゲン
化銀粒子の投影面積50%以上、好ましくは60%〜9
0%含有するハロゲン化銀乳剤層を少なくとも1層有す
るものである。このような乳剤層を設けることで高感度
になる。これに対し上記の投影面積が50%未満となる
と感度が低下する。
ては、特に限定はないが、好ましくは、医療用の直接も
しくは間接撮影用X−レイフィルム、医療用CRT画像
用写真材料、工業用X−レイ写真材料、X−レイ用デュ
ープ写真材料、グラフィックアーツの超硬調写真材料な
ど白黒ハロゲン化銀写真材料が好ましい。それらについ
ては、特開平5−232639号、特開昭63−136
043号、特開平4−328737号、同4−1074
42号、同5−72679号、同7−77781号、同
7−13306号、同7−84343号等に記載されて
いる。
クト比が3.0以上であるハロゲン化銀写真感光材料に
ついて説明する。このような平板状乳剤粒子と同一体積
の球の直径は0.2μm 以上2.0μm 未満であること
が好ましく、特に0.5μm以上1.5μm 未満である
ことが好ましい。また粒子が粒子厚みの3倍以上の平板
状粒子は本発明に対し好ましく用いられる。アスペクト
比の上限は15であることが好ましい。詳しくは、RESE
ARCH DISCLOSURE 225巻、Item 22534p.20〜
p.58、1月号、1983年および特開昭58−127
921号、同58−113926号公報に記載されてい
る。平板状ハロゲン化銀粒子の製法としては当業界で知
られた方法を適宜、組み合わせることにより成し得る。
平板状ハロゲン化銀乳剤は特開昭58−127921
号、特開昭58−113927号、特開昭58−113
92号、米国特許第4439520号に記載された方法
を参照すれば容易に調製できる。
セレン増感剤としては、従来公知の特許に開示されてい
るセレン化合物を用いることができる。本発明で用いら
れる非不安定型セレン化合物としては特公昭46−45
53号、特公昭52−34492号および特公昭52−
34491号に記載の化合物が用いられる。非不安定型
セレン化合物としては例えば亜セレン酸、セレノシアン
化カリウム、セレナゾール類、セレナゾール類の四級
塩、ジアリールセレニド、ジアリールジセレニド、ジア
ルキルセレニド、ジアルキルジセレニド、2−セレナゾ
リジンジオン、2−セレノオキサゾリジンチオンおよび
これらの誘導体等が挙げられる。
溶剤としては、米国特許第3271157号、同第35
31289号、同第3574628号、特開昭54−1
019号、同54−158917号等に記載された
(a)有機チオエーテル類、特開昭53−82408
号、同55−77737号、同55−2982号等に記
載された(b)チオ尿素誘導体、特開昭53−1443
19号に記載された(c)酸素または硫黄原子と窒素原
子とにはさまれたチオカルボニル基を有するハロゲン化
銀溶剤、特開昭54−100717号に記載された
(d)イミダゾール類、(e)亜硫酸塩、(f)チオシ
アネート等が挙げられる。特に好ましい溶剤としては、
チオシアネートおよびテトラメチルチオ尿素がある。ま
た用いられる溶剤の量は種類によっても異なるが、例え
ばチオシアネートの場合、好ましい量はハロゲン化銀1
モル当たり1×10-4モル以上1×10-2モル以下であ
る。
化学増感において硫黄増感および/または金増感を併用
することによりさらに高感度、低カブリを達成すること
ができる。硫黄増感は、通常、硫黄増感剤を添加して、
高温、好ましくは40℃以上で乳剤を一定時間撹拌する
ことにより行われる。また、金増感は、通常、金増感剤
を添加して、高温、好ましくは40℃以上で乳剤を一定
時間撹拌することにより行われる。上記の硫黄増感には
硫黄増感剤として公知のものを用いることができる。例
えばチオ硫酸塩、チオ尿素類、アリルイソチアシアネー
ト、シスチン、p−トルエンチオスルホン酸塩、ローダ
ニンなどが挙げられる。その他、米国特許第15749
44号、同第2410689号、同第2278947
号、同第2728668号、同第350313号、同第
3656955号各明細書、ドイツ特許1422869
号、特公昭56−24937号、特開昭55−4501
6号公報等に記載されている硫黄増感剤も用いることが
できる。硫黄増感剤の添加量は、乳剤の感度を効果的に
増大させるのに十分な量でよい。この量は、pH、温度、
ハロゲン化銀粒子の大きさなどの種々の条件の下で相当
の範囲にわたって変化するが、ハロゲン化銀1モル当た
り1×10-7モル以上5×10-4モル以下が好ましい。
数が+1価でも+3価でもよく、金増感剤として通常用
いられる金化合物を用いることができる。代表的な例と
しては塩化金酸塩、カリウムクロロオーレート、オーリ
ックトリクロライド、カリウムオーリックチオシアネー
ト、カリウムヨードオーレート、テトラシアノオーリッ
クアシド、アンモニウムオーロチオシアネート、ピリジ
ルトリクロロゴールドなどが挙げられる。金増感剤の添
加量は種々の条件により異なるが、目安としてはハロゲ
ン化銀1モル当たり1×10-7モル以上5×10-4モル
以下が好ましい。
特開平2−68539号のように乳剤調製工程中の化学
増感の際に、ハロゲン化銀1モル当たり0.5ミリモル
以上のハロゲン化銀吸着性物質を存在させることが好ま
しい。このハロゲン化銀吸着性物質は、粒子形成中、粒
子形成直後、後熟開始前後時などいずれの時期に添加し
てもよいが、化学増感剤(例えば、金や硫黄増感剤)の
添加されるより前、もしくは化学増感剤と同時に添加さ
れることが好ましく、少なくとも化学増感が進行する過
程で存在している必要がある。ハロゲン化銀吸着性物質
の添加条件として、温度は30℃〜80℃の任意の温度
でよいが、吸着性を強化する目的で、50℃〜80℃の
範囲が好ましい。pH、pAg も任意でよいが、化学増感を
行う時点ではpH5〜10、pAg 7〜9であることが好ま
しい。
色素、もしくは写真性能安定化剤の類を意味する。すな
わちアゾール類{例えばベンゾチアゾリウム塩、ベンゾ
イミダゾリウム塩、イミダゾール類、ベンズイミダゾー
ル類、ニトロインダゾール類、トリアゾール類、ベンゾ
トリアゾール類、テトラゾール類、トリアジン類な
ど};メルカプト化合物{例えばメルカプトチアゾール
類、メルカプトベンゾチアゾール類、メルカプトイミダ
ゾール類、メルカプトベンズイミダゾール類、メルカプ
トベンゾオキサゾール類、メルカプトチアジアゾール
類、メルカプトオキサジアゾール類、メルカプトテトラ
ゾール類、メルカプトピリミジン類、メルカプトトリア
ジン類など};例えばオキサドリンチオンのようなチオ
ケト化合物;アザインデン類{例えばトリアザインデン
類、テトラアザインデン類(特に4−ヒドロキシ置換
(1,3,3a,7)テトラアザインデン類)、ペンタ
アザインデン類など);のようなカブリ防止剤または安
定剤として知られた、多くの化合物をハロゲン化銀吸着
物質として挙げることができる。さらに、プリン類また
は核酸類、あるいは特公昭61−36213号、特開昭
59−90844号、等に記載の高分子化合物、なども
利用しうる吸着性物質である。
は、好ましい効果を実現しうる。増感色素として、シア
ニン色素、メロシアニン色素、コンプレックスシアニン
色素、コンプレックスメロシアニン色素、ホロポーラー
シアニン色素、スチリル色素、ヘミシアニン色素、オキ
ソノール色素、ヘミオキソノール色素等を用いることが
できる。本発明に使用される有用な増感色素は例えば米
国特許3522052 号、同3619197 号、同3713828 号、同36
15643 号、同3615632 号、同3617293 号、同3628964
号、同3703377 号、同3666480 号、同3667960 号、同36
79428 号、同3672897 号、同3769026 号、同3556800
号、同3615613 号、同3615638 号、同3615635 号、同37
05809 号、同3632349 号、同3677765 号、同3770449
号、同3770440号、同3769025 号、同3745014 号、同371
3828 号、同3567458 号、同3625698 号、同2526632
号、同2503776 号、特開昭48-76525号、ベルギー特許第
691807号などに記載されている。
は他の親水性コロイド層には塗布助剤、帯電防止、スベ
リ性改良、乳化分散、接着防止および写真特性改良(例
えば、現像促進、硬膜剤、増感)等種々の目的で、種々
の界面活性剤を含んでもよい。
および表面保護層に用いることのできる結合剤または保
護コロイドとしては、ゼラチンを用いるのが有利である
が、それ以外の親水性コロイドも用いることができる。
例えばゼラチン誘導体、ゼラチンと他の高分子とのグラ
フトポリマー、アルブミン、カゼイン等の蛋白質;ヒド
ロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、セルロース硫酸エステル類等のような誘導体、アル
ギン酸ソーダ、デキストラン、澱粉誘導体などの糖誘導
体;ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール部分
アセタール、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリアクリ
ル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリビ
ニルイミダゾール、ポリビニルピラゾール等の単一ある
いは共重合体のような多種の合成親水性高分子物質を用
いることができる。ゼラチンとしては石灰処理ゼラチン
のほか、酸処理ゼラチンや酵素処理ゼラチンを用いても
よく、また、ゼラチンの加水分解物や酵素分解物も用い
ることができる。これらの中でもゼラチンとともに平均
分子量5万以下のデキストランやポリアクリルアミドを
併用することが好ましい。特開昭63−68837号、
同63−149641号に記載の方法は本発明でも有効
である。
コロイドには無機または有機の硬膜剤を含有してよい。
例えばクロム塩(クロム明ばん、酢酸クロムなど)、ア
ルデヒド類(ホルムアルデヒド、グリオキサール、グル
タールアルデヒドなど)、N−メチロール化合物(ジメ
チロール尿素、メチロールジメチルヒダントインな
ど)、ジオキサン誘導体(2,3−ジヒドロキシジオキ
サンなど)、活性ビニル化合物(1,3,5−トリアク
リロイル−ヘキサヒドロ−s−トリアジン、ビス(ビニ
ルスルホニル)メチルエーテル、N,N′−メチレンビ
ス−〔β−(ビニルスルホニル)プロピオンアミド〕な
ど、活性ハロゲン化合物(2,4−ジクロル−6−ヒド
ロキシ−s−トリアジンなど)、ムコハロゲン酸類(ム
コクロル酸、ムコフェノキシクロル酸など)、イソオキ
サゾール類、ジアルデヒドでん粉、2−クロル−6−ヒ
ドロキシトリアジニル化ゼラチンなどを、単独または組
合せて用いることができる。なかでも、特開昭53−4
1221号、同53−57257号、同59−1625
46号、同60−80846号に記載の活性ビニル化合
物および米国特許第3325287号に記載の活性ハロ
ゲン化物が好ましい。
層はこれらの硬膜剤により水中での膨潤率が250%以
下に硬膜されていることが好ましい。水中での膨潤率は
凍結乾燥法により測定される。すなわち、写真材料を2
5℃60%RH条件下で7日経時した時点で親水性コロ
イド層の膨潤率を測定する。乾燥厚(a)は切片の走査
型電子顕微鏡により求める。膨潤膜厚(b)は、写真材
料を21℃の蒸留水に3分間浸漬した状態を液体窒素に
より凍結乾燥したのち走査型電子顕微鏡で観察すること
で求める。膨潤率は{(b)−(a)}の値を(a)で
除して100倍した値(%)である。この場合の膨潤率
の下限は130%である。そして好ましい膨潤率は15
0%〜230%である。膨潤率を130%〜250%と
することで高感度になる。膨潤率が130%未満となる
と感度が低くなり、膨潤率が250%をこえたものは乾
燥性の観点から現実的でない。膜を傷つけてしまうから
である。
するためポリマーや乳化物などの可塑剤を含有させるこ
とができる。例えば英国特許第738618号には異節
環状化合物を同738637号にはアルキルフタレート
を、同738639号にはアルキルエステルを、米国特
許第2960404号には多価アルコールを、同312
1060号にはカルボキシアルキルセルロースを、特開
昭49−5017号にはパラフィンとカルボン酸塩を、
特開昭53−28086号にはアルキルアクリレートと
有機酸を用いる方法等が開示されている。本発明のハロ
ゲン化銀写真感光材料の乳剤層のその他の構成について
は特に制限はなく、必要に応じて種々の添加剤を用いる
ことができる。例えば、Research Disclosure 176巻
22〜28頁(1978年12月)に記載されたバイン
ダー、界面活性剤、その他の染料、塗布助剤、増粘剤、
などを用いることができる。
化銀写真感光材料においては、クロスオーバー光による
画質の劣化が発生しやすいとの問題がある。このクロス
オーバー光とは、感光材料の両側に配置されたそれぞれ
の増感スクリーンから放出され、感光材料の支持体(通
常170〜180μm 程度の厚いものが用いられる)を
透過して反対側の感光層に届く可視光で、画質(特に鮮
鋭度)の低下をもたらす光である。
な画像が得られる。クロスオーバーを減少させる方法は
種々あるが、最も好ましい方法は、支持体と感光層との
間に、現像処理により、脱色可能な染料を固定化するこ
とである。米国特許第4803150号で教示してい
る、微結晶状の染料を用いると、固定化が良いことと、
脱色性も良く、多量の染料を含ませることができ、クロ
スオーバーを減少させるのに非常に好ましい。この方法
によると、固定化不良による減感もなく、また迅速処理
での染料の脱色も可能でクロスオーバーを15%以下に
できる。
の染料層は、可能な限り高密度に染料を配置したものが
良い。バインダーとして用いるゼラチン塗布量を減ら
し、染料層の膜厚として0.5μ以下にすることが好ま
しい。しかしながら極端な薄層化は密着不良が生じ易く
なり、最も好ましい染料層の膜厚は0.05μm 〜0.
3μm である。
は塩沃臭化銀乳剤等の乳剤はP. Glafkides(グラフキ
デ)著の「写真の化学と物理」(ポール・モンテル社、
1967年)、G. F. Duffin(ダフィン)著の「写真乳
剤の化学」(フォーカル・プレス社、1966年)、V.
L. Zelikman(ツエリックマン)等著の「写真乳剤の調
製と塗布」(フォーカル・プレス社、1964年)等に
記載された方法を応用して調製することができる。すな
わち、酸性法、中性法、アンモニア法等のいずれでもよ
いが、特に酸性法、中性法は本発明においてカブリを少
なくする点で好ましい。また可溶性銀塩と可溶性ハロゲ
ン塩を反応させてハロゲン化銀乳剤を得るのにいわゆる
片側混合法、同時混合法またはそれらの組み合わせのい
ずれを用いてもよい。粒子を銀イオン過剰の条件下にお
いて形成させるいわゆる逆混合法を用いることもでき
る。本発明に好ましい単分散粒子の乳剤を得るには同時
混合法を用いることが好ましい。同時混合法の一つの形
式として、ハロゲン化銀の生成する液相中の銀イオン濃
度を一定に保つ方法、すなわちいわゆるコントロールド
・ダブル・ジェット法を用いることはさらに好ましい。
この方法を用いると、ハロゲン化銀結晶形状が規則的で
粒子サイズ分布が狭いハロゲン化銀乳剤を得ることがで
きる。
−32号、同3−137632号、同4−6546号、
同5−127279号、同5−53231号等に記載の
ビスピリジニウム化合物を用いる方法や、特開昭62−
293536号、特開平1−155332号、特開昭6
3−2043号、同63−25643号、米国特許第4
400463号、同5061617号等に記載の方法を
好ましく用いることができる。
物理熟成の過程において、カドミウム塩、亜鉛塩、鉛
塩、タリウム塩、あるいは前述のようなイリジウム塩ま
たはその錯塩、ロジウム塩またはその錯塩、鉄塩または
その錯塩を共存させてもよい。
溶剤(例えば、公知のものとして、アンモニア、チオシ
アン酸塩、米国特許第3271157号、特開昭51−
12360号、特開昭53−82408号、特開昭53
−144319号、特開昭54−100717号あるい
は特開昭54−155828号等に記載のチオエーテル
類およびチオン化合物)を用いてもよく、前述の方法と
併用すると、ハロゲン化銀結晶形状が規則的で粒子サイ
ズ分布が狭いハロゲン化銀乳剤を得ることができる。
にフィルター染料として、あるいはイラジエーション防
止その他種々の目的で水溶性染料を含有していてもよ
い。このような染料には、オキソノール染料、ヘミオキ
ソノール染料、スチリン染料、メロシアニン染料、シア
ニン染料およびアゾ染料が包含される。なかでもオキソ
ノール染料、ヘミオキソノール染料およびメロシアニン
染料が有用である。
250μm の厚さを有している必要がある。これは医療
用シャーカステン上で観察する際の取扱い性の点で必須
である。また、材質としてはポリエチレンテレフタレー
トフィルムが好ましく、特に青色に着色していることが
好ましい。
させるために、その表面をコロナ放電処理、あるいはグ
ロー放電処理あるいは紫外線照射処理する方法が好まし
い。あるいは、スチレンブタジエン系ラテックス、塩化
ビニリデン系ラテックス等からなる下塗層を設けてもよ
く、またその上層にゼラチン層を更に設けてもよい。
む有機溶剤を用いた下塗層を設けてもよい。
更に親水コロイド層との密着力を向上することもでき
る。
加剤等については以下の該当箇所に記載のものを用いる
ことができる。
補充方法としては特開平5−216180号に記載の方
法を用いることができる。
ロゲン化銀写真感光材料1m2当たり250ml以下、さら
には50〜250mlが好ましく、100〜200mlがよ
り好ましい。
より現像処理した後、必要により定着処理、水洗処理お
よび/または安定化処理する。
オ硫酸塩またはメソイオン化合物を含む水溶液であり、
pH3.8以上、好ましくは4.2〜6.0を有する。
チオ硫酸アンモニウムなどがある。定着剤の使用量は適
宜変えることができ、定着液には硬膜剤として作用する
水溶性アルミニウム塩を含んでもよく、それらには、例
えば塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、カリ明ばん
などがある。
酸あるいはそれらの誘導体を単独であるいは2種以上用
いることができる。これらの化合物は定着液1リットル
につき0.005モル以上含むものが有効で、特に0.
01モル/リットル〜0.03モル/リットルが特に有
効である。
硫酸塩、重亜硫酸塩)、pH緩衝剤(例えば、酢酸、ホウ
酸)、pH調整剤(例えば、硫酸)、硬水軟化能のあるキ
レート剤や特開昭62−78551号記載の化合物を含
むことができる。
ば富士写真フイルム(株)製Fuji-F、CE-F1 、CE-F2 、
RF-10 、HiRen-Fix 、GR-F1 などが挙げられる。
感光材料1m2当たり50〜350mlが好ましく、90〜
300mlがより好ましい。
−4739号、同3−101728号に記載の方法を用
いることができる。
水洗水または安定化液で処理され、次いで乾燥される。
機」、「自現機」ともいう。)としてはローラー搬送
型、ベルト搬送型等種々の形式のものを用いることがで
きるが、ローラー搬送型の自現機が好ましい。また特開
平1−166040号や同1−193853号記載のよ
うな開口率が小さい現像槽の自現機を用いることによ
り、空気酸化や蒸発が少なくなり、このような自現機で
は、水洗水をしぼり切る、すなわちスクイズローラーを
経て乾燥される。
前処理として、フィルター部材やまたは活性炭のフィル
ターを通して、水中に存在するゴミや有機物質を除去す
ると一層、好ましいことがある。
0−263939号に記された紫外線照射法、同60−
263940号に記された磁場を用いる方法、同61−
131632号に記されたイオン交換樹脂を用いて純水
にする方法、特願平2−208638号、特願平2−3
03055号に記されたオゾンを吹き込みながらフィル
ターおよび吸着剤カラムを循環する方法、特願平3−2
4138号に記載された微生物分解による方法、特開昭
62−115154号、同62−153952号、同6
2−220951号、同62−209532号に記載の
防菌剤を用いる方法を併用することができる。
rowths in Motion-picture Processing"SMPTE Journal
Vol.85(1976)、R.O.Deegan,"Photo Processing Wash Wa
terBiocides" J.Imaging Tech.,Vol.10,No.6(1984) お
よび特開昭57−8542号、同57−58143号、
同58−105145号、同57−132146号、同
58−18631号、同57−97530号、同57−
257244号などに記載されている防菌剤、防ばい
剤、界面活性剤などを必要に応じ併用することもでき
る。
は、必要に応じ、R.T.Kreiman 著、J.Image,Tech., Vo
l.10 No.6,242頁(1984)に記載されたイソチアゾリン系
化合物や、ブロモクロロジメチルヒダントイン、Resear
ch Disclosure 第205 巻、 No.20526(1981 年5 月号)、同
第228 巻、 No.22845(1983 年、4月号) に記載されたイソ
チアゾリン系化合物、特開昭62−209532号に記
載された化合物などを、防菌剤(Microbiocide)として、
必要に応じ併用することもできる。
三井出版(昭和57)、「防菌防ばい技術ハンドブッ
ク」日本防菌防ばい学会 博報堂(昭和61)に記載さ
れているような化合物を含んでもよい。
れたハロゲン化銀写真感光材料は水洗水をしぼり切る、
すなわちスクイズローラーを経て乾燥される。乾燥は約
40℃〜約100℃で行われ、乾燥時間は周知の状態に
よって適宜変えられるが、通常は約5秒〜3分でよく、
特により好ましくは40℃〜80℃で約5秒〜2分であ
る。また、特開平5−173279号、同4−1595
50号、同3−253855号のように90℃以上(通
常120℃以下)の伝熱体または150℃以上(通常5
00℃以下)の輻射物体で乾燥するゾーンを有する乾燥
法であってもよい。
の迅速処理をするときには、迅速処理特有の現像ムラを
防止するために特開昭63−151943号公報に記載
されているようなゴム材質のローラを現像槽出口のロー
ラに適用することや、特開昭63−151944号公報
に記載されているように現像槽内の現像液攪拌のための
吐出流速を10m/分以上にすることやさらには、特開昭
63−264758号公報に記載されているように、少
なくとも現像処理中待機中より強い攪拌をすることがよ
り好ましい。
した自動現像機としては、富士写真フイルム(株)製FP
M-9000、CEPROS-M2 、CEPROS-30 、CEPROS-S、FPM-800
A、FL-IMDなどが挙げられる。
のも含め以下のとおりである。
た現像液を用いる現像方法。 2. 現像液中の全カチオンのうちカリウムイオンが80
モル%以上(通常98モル%以下)である現像剤を用い
る現像方法。 3. 写真感光材料の両側に塗布された銀量が1m2当たり
3.5g以下(通常0.1g 以上)であるハロゲン化銀
写真感光材料を用いる現像方法。 4. ハロゲン化銀粒子の塩化銀が10〜100モル%、
臭化銀が0〜100モル%、沃化銀が0〜5モル%であ
るハロゲン化銀写真感光材料を用いる現像方法。 5. 全処理時間(Dry to Dry) が20秒〜100秒であ
る処理方法。 6. 自動現像機の乾燥部に赤外線乾燥手段を有する自動
現像機を用いて処理する処理方法。 7. 自動現像機の乾燥部の前段に設けたハロゲン化銀写
真感光材料が接触するローラー部分の加熱手段の温度が
70℃以上(通常130℃以下、好ましくは90℃以上
120℃以下)である処理方法。 8. 自動現像機にケミカルミキサーを内蔵する際、現像
液と定着液のカートリッジが同時に使い終わる機構を有
する自動現像機を用いた処理方法。 9. 自動現像機の現像タンクの開口率が0.04cm-1以
下(0cm-1以上)である現像方法。 10. 現像濃縮液と定着濃縮液が1パートから成り各濃縮
液と水とが各タンク内で使用液に希釈されて、補充液と
して供給される(直前混合希釈方式)処理方法。 11. 現像濃縮液と定着濃縮液の容器が一体型包材である
処理方法。 12. 現像槽と定着槽間および定着槽と水洗槽間にリンス
槽およびリンスローラー(クロスオーバーローラー)を
設置した自動現像機を用いる処理方法。 13. 各種水アカ防止剤(防菌剤)が水洗槽およびリンス
槽に供給される水のストック槽が設置された自動現像機
を用いる処理方法。 14. 水洗槽の排水口に電磁弁が設置された自動現像機を
用いる処理方法。 15. 粉体である定着剤から調液される処理方法。 16. 現像剤と定着剤が使用液型である処理方法。 17. 自動現像機の水洗槽が多室槽および多段向流水洗方
式の槽を有する処理方法。 18. 酸素透過性が50ml/m2・atm・day(20℃65%
RH)以下[0ml/m2・atm・dag 以上]である容器に請
求項1の液体現像剤を保存して処理する方法。 19. メソイオン化合物を0〜0.3モル/リットル含有
する定着液を用いる処理方法。
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
2.4g 加えたもの。 現像剤C 現像剤A(濃縮液)400mlに対して化合物I−2を
2.8g 加えたもの。
ットルを、写真業界でよく知られている現像剤容器であ
る特開昭61−73147号公報に記載されているよう
なナイロンとポリエチレンの多層から成る酸素透過性の
少ない[酸素透過率5ml/m2・24hr・atm (20℃6
5%RH)]包装材料で作成した10リットルサイズの
キュービックタイプの容器を用い、この包装材料容器に
室温(15℃〜30℃の温度範囲)で6ケ月保存した。
上記各現像剤は調液時は無色透明であるが、保存期間が
長くなると410nmに吸収極大をもつものが徐々に形成
され、現像剤組成に応じ、薄黄色、黄色、薄褐色、褐色
等に外観が変化する。外観上の変化と410nmにおける
吸光度について得られた結果を表1に示す。なお、調液
時の現像剤A〜Cの410nmにおける吸光度はいずれも
0.03であった。
素透過性の低いキュービックタイプの包装材料容器に6
か月間保存することによって褐色になり、410nmの吸
光度は3.50に増大する。一方本発明の現像剤Bおよ
び現像剤Cは410nmの吸光度の増大が格段と抑制さ
れ、外観上の着色の変化が抑制されていて好ましい。
か月保持後の濃縮液を各々使用液に希釈し、これらを現
像液として、富士写真フイルム(株)製の富士製版用フ
ィルムAL、富士製版用フィルムHL、富士画像記録フ
ィルムCR780および富士画像記録フィルム780H
の各々に対し自現機を用い、以下の処理工程で処理し
た。なお、自現機は前述のような好ましい構成を有する
ものである。
の定着剤GR−F1を用いた。
はなかったが、本発明の現像剤B〜Cは外観上の変化が
ないため、品質低下の疑いをいだかせることもなく好ま
しい。
3.50g 加えたもの。 現像剤F 現像剤D(濃縮液)500mlに対して化合物I−3を
3.44g 加えたもの。
トルを以下のように作成したフレキシブルな複合フィル
ムで構成した包装材料容器を用いて保存した。
m (20℃65%RH)であり水透過率0.7ml/m2 ・
24hr・atm (40℃90%RH)のフィルム、外側用
に酸素透過率2500ml/m2 ・24hr・atm (20℃6
5%RH)であり水透過率6.4ml/m2 ・24hr・atm
(40℃90%RH)のフィルムを、低密度ポリエチレ
ン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、L
LDPE、CPP、PET、EVA、OPP、ポリアミ
ド(PA)、EVOH、ポリ塩化ビニリデン(PVD
C)、NY、6−NY、SiOx ・PETの組合せと厚
みを適宜選択することにより作成し、これらの複合フィ
ルムで4方シールのフレキシブルな包装材料容器を作成
した。
保存期間が長くなると410nmに吸収極大をもつものが
徐々に形成され着色し、現像剤組成に応じ、薄黄色、黄
色、薄褐色、褐色、暗褐色に外観が変化する。各現像剤
を上記包装材料容器の中に入れ実験室(15℃〜30℃
の温度範囲)に6か月間保存したものについて外観上の
変化を目視で評価した着色と410nmにおける吸光度に
ついて得られた結果を表2に示す。なお、調液時の現像
剤D〜Fの410nmにおける吸光度はいずれも0.05
であった。
素透過性の低い包装材料の容器を用いても、6か月間の
保存によって暗褐色になり、410nmの吸光度は6.0
0に増大する。一方本発明の現像剤Eおよび現像剤Fは
410nmの吸光度の増大が格段と抑制され、外観上の着
色の変化が抑制されていて好ましい。
か月保存後の濃縮液を各々使用液に希釈し、これらを現
像液として、富士写真フイルム(株)製の富士Medical
XrayFilm Super HR-S30, Super HR-G30, Super HR-A30,
Super HR-HA30, Super HR-L30, Super HR-C30 および
富士Medical Xray Film UR-1、 UR-2、 UR-3の各々に対し
自現機を用い、以下の処理工程で処理した。なお、自現
機は前述のような好ましい構成を有するものである。
の定着剤CE−F2を用いた。
なかったが、本発明の現像剤E〜Fは外観上の変化がな
いため、品質低下の疑いをいだかせることもなく好まし
い。
(株)製医療フィルム用現像剤RD−20保存用のキュ
ービックタイプの包装材料容器(包装材料の酸素透過率
3ml/m2 ・24hr・atm )に保存し、実施例1と同様の
評価を行ったところ、現像剤A〜Cの組成に応じ同様の
結果が得られた。
た。感光材料a:アスペクト比3.0以上の平板状ハロ
ゲン化銀粒子を全ハロゲン化銀粒子の投影面積の80%
含有するハロゲン化銀乳剤層を有し、膨潤率が180%
であるものを次のようにして作成した。
チオエーテルHO(CH2)2S(CH2)2S(CH2)2OHの5%水溶液3
mlを添加し、75℃に保った水溶液中へ、攪拌しながら
硝酸銀8.35g の水溶液と臭化カリウム3g と、沃化
カリウム0.4g を含む水溶液をダブルジェット法によ
り45秒で添加した。続いて臭化カリウム2g を添加し
た後硝酸銀5g を含む水溶液を10分かけて添加した。
引き続き硝酸銀135g の水溶液と臭化カリウムの水溶
液を、電位をpAg 8.1に保ちながらコントロールダブ
ルジェット法で25分間で添加した。このときの流量は
添加終了時の流量が、添加開始時の流量の10倍となる
よう加速した。添加終了後2Nチオシアン酸カリウム溶
液を15ml添加した。このあと温度を35℃に下げ沈降
法により可溶性塩類を除去した後、40℃に温度を上げ
てゼラチン35g とフェノキシエタノール2.5g 、な
らびに増粘剤を添加して、苛性ソーダと臭化カリウム、
硝酸銀水溶液にてpH6.1、pAg 8.3に調整した。温
度を56℃に昇温したあと、下記構造の増感色素を73
5mg添加した。10分後にPh3P=Se を0.96×10-5
モル/モルAg、チオ硫酸ナトリウムを0.64×10-5
モル/モルAg、チオシアン酸カリウムを110mg、塩化
金酸を2.6mg添加し60分間熟成した。この後急冷し
固化させた。
の93%がアスペクト比3.0以上の粒子からなり、ア
スペクト比3.0以上のすべての粒子についての平均の
投影面積直径は1.4μm で標準偏差20%、厚みの平
均は0.2μm で平均アスペクト比は7であった。
試料である感光材料の作成を行った。なお、以下に示す
塗布量は感光材料1m2当たりの量である。
液とした。 ポリマーラテックス(ポリ(エチルアクリレート/メタクリル酸)=97/3) 20g 2,6−ビス(ヒドロキシアミノ)−4−ジエチルアミノ−1,3,5−トリア ジン 72mg ハイドロキノンモノスルホン酸カリウム 9g ゼラチン (塗布量が1.0g/m2となる量を添加) トリメチロールプロパン 9g ポリアクリル酸ナトリウム(平均分子量4.1万) 2.1g ポリスチレンスルホン酸ナトリウム(平均分子量60万) 1.5g
備した。 表面保護層の内容 塗布量 ゼラチン 0.966g/m2 ポリアクリル酸ナトリウム(平均分子量40万) 0.023g/m2 4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7− テトラザインデン 0.015g/m2 下記の化合物を下記量
でボールミル処理した。
活性剤(TX−200)の6.7%水溶液791mlを2
リットルのボールミルに入れた。染料20g をこの溶液
に添加した。酸化ジルコニウム(ZrO2 )のビーズ4
00ml(2mm径)を添加し内容物を4日間粉砕した。こ
の後、12.5%ゼラチン160g を添加した。脱泡し
たのち、濾過によりZrO2 ビーズを除去した。得られ
た染料分散物を観察したところ、粉砕された染料の粒径
は直径0.05〜1.15μm にかけての広い分布を有
していて、平均粒径は0.30μm であった。
μm 以上の大きさの染料粒子を除去した。
レートフィルム上にコロナ放電処理を行い、下記の組成
よりなる第1下塗液を塗布量が5.1ml/m2 となるよう
にワイヤーバーコーターにより塗布し、175℃にて1
分間乾燥した。
けた。使用したポリエチレンテレフタレートには下記の
構造の染料が0.04wt% 含有されているものを用い
た。
として下記化合物をラテックス固型分に対し0.4wt%
含有する。
らなる第2の下塗層を塗布量が下記に記載の量となるよ
うに片面ずつ、両面にワイヤー・バーコーダー方式によ
り150℃で塗布・乾燥した。
出し法により両面に塗布した。片面当たりの塗布銀量は
1.30g/m2とした。塗布ゼラチン量と液体窒素による
凍結乾燥法により求める膨潤率は乳剤層に添加するゼラ
チンと硬膜剤量とで調整し設定した。こうして感光材料
aを作成した。
板状ハロゲン化銀粒子を含有するハロゲン化銀乳剤層を
アスペクト比3.0以上の平板状ハロゲン化銀粒子を全
ハロゲン化銀粒子の投影面積の40%含有するハロゲン
化銀乳剤層にかえ、膨潤率を感光材料aと同様に180
%としたもの。
のと同様に、アスペクト比3.0以上の平板状ハロゲン
化銀粒子を全ハロゲン化銀粒子の投影面積の93%含有
するハロゲン化銀乳剤層を有し、膨潤率を100%にか
えたもの。
したように、平板状ハロゲン化銀粒子の製法として当業
界で知られた方法(特開昭58−127921号、同5
8−113927号、同58−11392号、米国特許
第4439520号)を適宜組み合わせて調製したハロ
ゲン化銀乳剤を用い、硬膜剤の量を調節することにより
膨潤率を調整して作成したものである。
化銀の立方体粒子の乳剤を塗布して作成した。膨潤率は
硬膜剤の量を調節することにより150%にした。
り1.5×10-7モルに相当するK2 Rh(H2 O)C
l5 および2×10-7モルに相当するK3 IrCl6 を
含み、0.04Mの臭化カリウムと0.09Mの塩化ナ
トリウムを含むハロゲン塩水溶液を、塩化ナトリウム
と、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジンチオンを含
有するゼラチン水溶液に、攪拌しながら38℃で12分
間ダブルジェット法により添加し、平均粒子サイズ0.
14μm、塩化銀含有率70モル%の塩臭化銀粒子を得
ることにより核形成を行った。続いて同様に0.87M
の硝酸銀水溶液と0.26Mの臭化カリウムと、0.6
5Mの塩化ナトリウムを含むハロゲン塩水溶液をダブル
ジェット法により20分間かけて添加した。その後、1
×10-3モルのKI溶液を加えてコンバージョンを行
い、続いてイソブテンとマレイン酸モノナトリウム塩の
コポリマーを沈降剤として用い、常法に従ってフロキュ
レーション法により水洗し、銀1モル当たりゼラチン4
0gを加え、pH6.5、pAg 7.5に調整し、さらに銀
1モル当たりベンゼンチオスルホン酸ナトリウム7mgと
ベンゼンスルフィン酸2mg、塩化金酸8mg、チオシアン
酸カリウム200mgおよびチオ硫酸ナトリウム5mgを加
え、60℃で45分間加熱し化学増感を施した後、安定
剤として4−ヒドロキシー6ーメチル−1,3,3a,
7−テトラザインデン150mgを加え、さらに防腐剤と
してプロキセル100mgを加えた。得られた粒子は平
均粒子サイズ0.25μm、塩化銀含有率69.9モル
%の沃塩臭化銀立方体粒子であった(変動係数10
%)。
化銀の立方体粒子の乳剤を塗布して作成した。膨潤率は
硬膜剤の量を調節することにより150%にした。
の銀1モル当たり1.0×10-7モルに相当する(NH
4 )3 RhCl5 と2×10-7モルのK3 IrCl6 、
0.11モルの臭化カリウムと0.27モルの塩化ナト
リウムを含むハロゲン塩水溶液を、塩化ナトリウムと、
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジンチオンを含有す
るゼラチン水溶液に、攪拌しながら45℃で12分間ダ
ブルジェット法により添加し、平均粒子サイズ0.20
μm、塩化銀含有率70モル%の塩臭化銀粒子を得るこ
とにより核形成を行った。続いて同様に0.63モルの
硝酸銀水溶液と0.19モルの臭化カリウムと、0.4
7モルの塩化ナトリウムを含むハロゲン塩水溶液をダブ
ルジェット法により、20分間かけて添加した。その後
銀1モル当たり1×10-3モルのKI溶液を加えてコン
バージョンを行い常法に従ってフロキュレーション法に
より水洗し、ゼラチン40gを加え、pH6.5、pAg
7.5に調整し、さらに銀1モル当たりベンゼンチオス
ルホン酸ナトリウム7mgおよびチオ硫酸ナトリウム5mg
および塩化金酸8mgを加え、60℃で45分間加熱し、
化学増感処理を施し、安定剤として4−ヒドロキシ−6
−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデン150
mgおよび防腐剤としてプロキセルを加えた。得られた粒
子は平均粒子サイズ0.28μm、塩化銀含有量70モ
ル%の塩臭化銀立方体粒子であった(変動係数9%)。
2.4g加えたもの。 現像剤J 現像液G(濃縮液)500mlに対して化合物I−2を
2.8g加えたもの。
0mlを加えて1リットルとした使用液である現像液G、
H、Jを用いて感光材料a〜eに対して自動現像機(富
士Medical Film Processor CEPROS-S )を使用して1日
当たりフイルムを5m2 処理し、各現像液を150ml/
m2 の割合で補充しながら2週間ランニングテストを行
った。なお、定着液としては富士写真フイルム(株)製
CE−F2を用いた。このとき現像は温度35℃で1
7.8秒行い、トータルの処理時間(dry to dry)は6
0秒とした。得られた結果を表3に示す。なお、表中の
感度は現像液Gでカブリ+1.0の黒化濃度を得るに必
要な露光量の逆数を100として相対値で示した。
〜15が示す立方体粒子の場合は新液に対してランニン
グ液で約20%の感度低下が生じる。一方テストNo.
1〜9の平板粒子では新液に対してランニング液の感度
低下が少なく、特に化合物I−1またはI−2を含む現
像液H、Jでは感度の低下がない。さらに感光材料bで
は平板状粒子の割合が少ないために感度が低く(テスト
No.4、5、6)、感光材料cでは膨潤率が低いため
に感度が低い(テストNo.7、8、9)。つまり本発
明の平板状粒子で膨潤率が180%である感光材料a
を、化合物I−1、I−2を含む現像液H、Jで処理し
た時感度が高く、ランニングで感度変化がなく良好な結
果を与える。すなわち、化合物I−1、I−2を加える
ことで、5〜6%程度あった感度の低下が全くなくな
る。
加えたもの。
a、b、c、dを用いた。これらの感光材料a〜dに対
し、現像剤K、L(濃縮液)が各々水600mlを加えて
1リットルとした使用液である現像液K、Lを用いて実
施例4と同じ実験を行ったところ、表4の結果を得た。
No.22の平板粒子で膨潤率が180%である感光材
料aを、化合物I−2を含有する現像液Lでランニング
処理を行った時感度が高くランニング液で感度の変化が
なく良好な結果を得ることができる。ランニング液で感
度の変化がなく良好な結果を得ることができる。すなわ
ち、化合物I−2を加えることで、4〜5%あった感度
の低下が全くなくなる。
コルビン酸類を用いた写真用液体現像剤の包装した密閉
状態での経時による着色が抑制される。
ロゲン化銀粒子を全ハロゲン化銀粒子の投影面積の50
%以上含有するハロゲン化銀乳剤層を少なくとも1層有
し、膨潤率が130%〜250%であるハロゲン化銀写
真感光材料のランニング処理における感度低下を防止す
ることができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 アスコルビン酸およびその誘導体の少な
くとも1種と下記式(I)で表される化合物の少なくと
も1種とを含有するハロゲン化銀写真感光材料用液体現
像剤。 【化1】 [式(I)において、R1 およびR2 はそれぞれ炭素数
1〜3のヒドロキシアルキル基または炭素数1〜3のア
ルキル基を表し、R3 は炭素数1〜3のヒドロキシアル
キル基を表す。] - 【請求項2】 超加成性を示す補助現像主薬を少なくと
も1種含有する請求項1のハロゲン化銀写真感光材料用
液体現像剤。 - 【請求項3】 酸素透過率が50ml/m2 ・24hr・atm
(20℃65%RH)以下の包装材料容器に保存された
請求項1または2のハロゲン化銀写真感光材料用液体現
像剤。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかのハロゲン化銀
写真感光材料用液体現像剤から調製された現像液を用い
て、アスペクト比3.0以上の平板状ハロゲン化銀粒子
を全ハロゲン化銀粒子の投影面積の50%以上含有する
ハロゲン化銀乳剤層を少なくとも1層有し、膨潤率が1
30%〜250%であるハロゲン化銀写真感光材料を処
理するハロゲン化銀写真感光材料の現像方法。 - 【請求項5】 現像液の補充液量が、ハロゲン化銀写真
感光材料1m2 当たり250ml以下である請求項4のハ
ロゲン化銀写真感光材料の現像方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15154196A JP3523416B2 (ja) | 1996-03-05 | 1996-05-23 | ハロゲン化銀写真感光材料用液体現像剤およびハロゲン化銀写真感光材料の現像方法 |
US08/777,813 US5821041A (en) | 1996-03-05 | 1996-12-31 | Liquid developer for photographic silver halide photosensitive material and development method |
Applications Claiming Priority (3)
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JP7535596 | 1996-03-05 | ||
JP15154196A JP3523416B2 (ja) | 1996-03-05 | 1996-05-23 | ハロゲン化銀写真感光材料用液体現像剤およびハロゲン化銀写真感光材料の現像方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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