JP3522494B2 - パール光沢を有する洗浄料組成物 - Google Patents

パール光沢を有する洗浄料組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、改善された、皮膚
に対する作用が温和で、優れた起泡力を持ち、安定性の
良好なパール光沢を有する洗浄料組成物に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】健康で
美しい肌を保つために、皮膚の洗浄は大切な要素のひと
つである。皮膚は、年齢・性別・体質などにより、肌質
が異なる。それで、肌質に合った洗浄料を正しく選択
し、適切な方法で使用することが大切である(藤沢有
紀、松永佳世子:フレグランス ジャーナル、199
6,7,9−16)。 【0003】従来より、洗浄剤用の界面活性剤として、
アルキル硫酸塩,ポリオキシエチレンアルキルエーテル
硫酸エステル塩及びα−オレフィンスルホン酸塩などの
アニオン界面活性剤が広く使われている。しかし、これ
らアニオン界面活性剤は、程度の差はあるがいずれも皮
膚刺激性を誘発するという欠点がある。 【0004】この欠点を改良するため、皮膚にマイルド
な基剤として、モノアルキルリン酸塩、アシルグルタミ
ン酸塩、アシルメチルタウリン酸塩、ココイルイセチオ
ン酸塩、N−ラウロイル−β−アラニン、アルキルサッ
カライドなどに注目されている(鈴木敏幸:機能性化粧
品II、99−111,1996,シーエムシー)。ま
た、特許第2571121号公報ではスルホコハク酸系
界面活性剤を含む低刺激性洗浄剤組成物を提案してい
る。 【0005】一方、パール光沢により高級感を付与及び
製剤の稠度調整の目的の為に、天然の魚燐箔を配合する
こと、オキシ塩化ビスマス、雲母やチタン等のパール系
顔料を配合すること等が知られている。しかし、これら
パール剤は原料の価格が高いこと、耐光性が劣ること、
皮膚に対する安全性に問題があること、保存中沈降する
等種々の欠点を有している。更に、エチレングリコール
ジステアレートはパール光沢剤として広く使用されてい
るが、40〜50℃程度の温度で溶融溶解し、再び元の
パール光沢を示さず外観を著しく損なう等の欠点を有し
ている。 【0006】本発明者らは、このような従来品の欠点を
改良する為に、特定のエチレングリコールジ脂肪酸エス
テル、イセチオネート型陰イオン界面活性剤、N−アシ
ルグルタミン酸塩及びN−アシルアスパラギン酸塩を含
有する洗顔料組成物が、皮膚に対する作用が温和で、優
れた起泡力を持ち、安定性の良好なパール光沢を有する
洗顔料組成物となることを見出し、先に提案した(特開
平6−157292号公報)。 【0007】本発明者らは、該提案内容の特性を生かし
つつ、更に、使用範囲を広げると共に、新たな機能(使
用時の感触、使用後のなめらかさ、コンディショニング
効果など)を付与すべく、検討を加えた。 【0008】すなわち、本発明の目的は、皮膚に対する
作用が温和で、優れた起泡力を持ち、安定性の良好なパ
ール光沢を有する本来の洗顔料としての用途に加えて、
更に、メイク落とし洗顔料、ボディシャンプー、毛髪用
シャンプーなどにも使用でき、しかも使用時の感触、使
用後のなめらかさ、コンディショニング効果などの機能
を付与した、改善されたパール光沢を有する洗浄料組成
物を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明のパール光沢を有する洗浄料組成物は次のよ
うな構成をとる。 【0010】すなわち、(a)脂肪酸組成がC14が20
〜80%、C16が0〜80%、C18が0〜80%、ただ
しC16とC18の合計量が20〜80%のエチレングリコ
ールジ脂肪酸エステル、 【0011】(b)一般式(1) 【0012】 【化7】 【0013】(式中、Rは炭素数7〜19のアルキル基
またはアルケニル基、Mはアルカリ金属、NH4 又はア
ルカノールアンモニウムイオンを示す。) 【0014】(c)一般式(2)又は、 【0015】 【化8】 【0016】(式中、Rは炭素数7〜21のアルキル基
またはアルケニル基、M1 、M2 は水素原子又はアルカ
リ金属、NH4 もしくはアルカノールアンモニウムイオ
ンを表す。但し、M1 、M2 が同時に水素原子であるこ
とはない。) 【0017】(d)一般式(3)と、 【0018】 【化9】 【0019】(式中、Rは炭素数7〜21のアルキル基
またはアルケニル基、M3 、M4 は水素原子又はアルカ
リ金属、NH4 もしくはアルカノールアンモニウムイオ
ンを表す。但し、M3 、M4 が同時に水素原子であるこ
とはない。) 【0020】(e)並びに下記一般式(4)、(5)又
は(6)で表される、 【0021】 【化10】 【0022】(式中、Rは炭素数7〜21のアルキル基
またはアルケニル基、M5 、M6 は水素原子又はアルカ
リ金属、NH4 もしくはアルカノールアンモニウムイオ
ンを表す。但し、M5 、M6 が同時に水素原子であるこ
とはない。) 【0023】 【化11】 【0024】(式中、Rは炭素数7〜21のアルキル基
またはアルケニル基、M7 は水素原子又はアルカリ金
属、NH4 もしくはアルカノールアンモニウムイオン、
nは2〜16のエチレンオキシドの平均付加モル数を表
す。) 【0025】 【化12】 【0026】(式中、Rは炭素数7〜21のアルキル基
またはアルケニル基、M8 は水素原子又はアルカリ金
属、NH4 もしくはアルカノールアンモニウムイオンを
表す。) 【0027】の群の一種以上を含有することを特徴とす
る、パール光沢を有する洗浄料組成物である。 【0028】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳述する。 【0029】なお、本発明で用いる配合成分中の活性成
分量は、特にことわりの無い場合は略100%の純品で
あり、液状(水溶液)の界面活性剤の場合の活性成分濃
度は、重量%(以下、wt%と略す)である。更に、こ
れら配合成分の、本発明のパール光沢を有する洗浄料組
成物への配合量はwt%で示す。 【0030】本発明で用いる、(a)エチレングリコー
ルジ脂肪酸エステルの脂肪酸部分の炭素数は14,1
6,18であり、C14は20〜80%、C16は0〜80
%、C18は0〜80%、ただしC16とC18との合計量は
20〜80%である。 【0031】エチレングリコールジ脂肪酸エステルのパ
ール光沢を有する洗浄料組成物への配合量は、組成物の
皮膚刺激性を増強すること無く、良好で安定なパール光
沢が得られ、かつ優れた起泡力を持つ範囲である、3〜
20wt%が好ましい。 【0032】本発明で用いる、(b)一般式(1)で表
されるイセチオネート型陰イオン界面活性剤としては、
例えば、ヤシ油脂肪酸エチルエステルスルホン酸ナトリ
ウム(YS−Naと略す)、ラウリン酸エチルエステル
スルホン酸ナトリウム(LS−Naと略す)、ヤシ油脂
肪酸エチルエステルスルホン酸トリエタノールアミン
(30wt%、YS−Tと略す)等が挙げられる。 【0033】イセチオネート型陰イオン界面活性剤のパ
ール光沢を有する洗浄料組成物への配合量は、組成物の
皮膚刺激性を増強すること無く、経日温度安定性が保て
る範囲の、9〜30wt%が好ましい。 【0034】本発明で用いる、(c)一般式(2)で表
されるN−アシルグルタミン酸塩としては、例えば、N
−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム、N−ヤシ
油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミ
ン(30wt%)、N−ミリスチル−L−グルタミン酸
カリウム、N−オレイル−L−グルタミン酸ナトリウ
ム、N−ヤシ油脂肪酸・硬化牛脂脂肪酸アシル−L−グ
ルタミン酸アンモニウム(30wt%)等が挙げられ
る。 【0035】N−アシルグルタミン酸塩のパール光沢を
有する洗浄料組成物への配合量は、組成物の皮膚刺激性
を増強すること無く、経日温度安定性が保てる範囲の、
1〜15wt%が好ましい。 【0036】本発明で用いる、(d)一般式(3)で表
されるN−アシルアスパラギン酸塩としては、例えば、
N−ラウロイル−L−アスパラギン酸ナトリウム、N−
ラウロイル−L−アスパラギン酸トリエタノールアミン
(30wt%)、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アスパ
ラギン酸トリエタノールアミン(30wt%)、N−ミ
リスチル−L−アスパラギン酸カリウム、N−ヤシ油脂
肪酸・硬化牛脂脂肪酸アシル−L−アスパラギン酸アン
モニウム(30wt%)等が挙げられる。 【0037】N−アシルアスパラギン酸塩のパール光沢
を有する洗浄料組成物への配合量は、組成物の皮膚刺激
性を増強すること無く、経日温度安定性が保てる範囲
の、1〜15wt%が好ましい。 【0038】本発明で用いる、(e)一般式(4)で表
されるモノアルキルリン酸塩としては、例えば、ラウリ
ルリン酸ナトリウム(30wt%)、ミリスチルリン酸
カリウム(30wt%)、セチルリン酸カリウム(30
wt%)、セチルリン酸ジエタノールアミン、ステアリ
ルリン酸カリウム(30wt%)、オレイルリン酸ナト
リウム(30wt%)等が挙げられる。 【0039】モノアルキルリン酸のパール光沢を有する
洗浄料組成物への配合量は、組成物の皮膚刺激性を増強
すること無く、使用時の感触・使用後のなめらかさを付
与できる範囲の、1〜30wt%が好ましい。 【0040】本発明で用いる、(e)一般式(5)で表
されるポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸
塩としては、例えば、ポリオキシエチレン(2E.
O.)ミリスチル酢酸(30wt%)、ポリオキシエチ
レン(5E.O.)トリデカンエーテル酢酸(30wt
%)、ポリオキシエチレン(4.5E.O.)ラウリル
エーテル酢酸(30wt%)、ポリオキシエチレン(8
E.O.)パルミチルエーテル酢酸(30wt%)、ポ
リオキシエチレン(10E.O.)ステアリルエーテル
酢酸(30wt%)等が挙げられる。 【0041】ポリオキシエチレンアルキルエーテルカル
ボン酸塩のパール光沢を有する洗浄料組成物への配合量
は、組成物の皮膚刺激性を増強すること無く、洗浄効果
を高める範囲の、1〜30wt%が好ましい。 【0042】本発明で用いる、(e)一般式(6)で表
されるアシルメチルタウリン酸塩としては、例えば、ヤ
シ油脂肪酸メチルタウリン酸ナトリウム(27wt
%)、ラウリン酸メチルタウリン酸ナトリウム(27w
t%)等が挙げられる。 【0043】アシルメチルタウリン酸塩のパール光沢を
有する洗浄料組成物への配合量は、組成物の皮膚刺激性
を増強すること無く、起泡力を高める範囲の、1〜30
wt%が好ましい。 【0044】本発明のパール状光沢を有する洗浄料組成
物の剤型は、液状、ペースト状、クリーム状とすること
ができる。 【0045】なお、本発明の洗浄料組成物には、上記必
須成分の他に、洗浄料組成物に常用されている成分及び
添加剤を配合することも可能である。例えば、高級アル
コール、シリコン油ラノリン誘導体、蛋白誘導体、ポリ
エチレングリコールの脂肪酸エステル類、脂肪酸エステ
ル類等の油性成分、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、アルキルアミンオキシ
ド等の非イオン界面活性剤、アルキルアミドプロピルベ
タイン等の両性界面活性剤、ヒドロキシプロピルメチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシ
ビニルポリマー等の水溶性高分子、ポリマーJR(ユニ
オンカーバイドコーポレーション社製)、ポリコートN
H(ヘンケル社製)マーコート550(メルク社)、ガ
フカット755N(GAF社製)等のカチオン性高分
子、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ジプロ
ピレングリコール等の保湿剤、殺菌剤、酸化防止剤、紫
外線吸収剤、pH調整剤、色素および香料等を、本発明の
効果を損なわない範囲で適宜配合できる。 【0046】 【実施例】以下、実施例及び比較例によって本発明を更
に詳細に説明するが、本発明は、これらによって限定さ
れるものではない。 【0047】また、本発明において用いた、各種特性に
対する評価方法を以下に示す。 【0048】(1)泡立ち試験法 実施例及び比較例について、ロスマイルス試験法に準じ
て起泡力を測定した。但し、試料は2wt%水溶液(C
aCO3 ,50ppm人工硬水使用)で温度40℃で試
験し、以下の基準で評価した。 評価記号 評価基準 ◎…泡立ちが極めて良好、起泡力290mm以上 ○…泡立ちが良好、起泡力250mm以上,290mm未満 △…泡立ちが普通、起泡力210mm以上、250mm未満 ×…泡立ちが不良、起泡力210mm未満 【0049】(2)手荒れ試験法(皮膚刺激性) 実施例及び比較例について、男女各5名、合計10名の
パネラーを用い、左右どちらか一方の手を、試料濃度5
wt%・温度35℃の水溶液に、他方の手を同温度の水
に10分間浸漬する操作を1日当たり2回、2日間続け
て行い、左右の手の肌の荒れ状態の差を目視により、以
下の基準で評価した。 評価記号 評価基準 ◎…手荒れ性著しく弱い 10人中0名 ○…手荒れ性やや弱い 10人中1〜3名 △…手荒れ性やや強い 10人中4〜6名 ×…手荒れ性著しく強い 10人中7〜10名 【0050】(3)保存安定性試験 実施例及び比較例を希釈せず、温度45℃の恒温室に放
置し、パール状外観が維持された日数を目視により観察
した。 【0051】(4)使用感試験法 洗顔料、メイク落とし洗顔料、ボディシャンプーの実施
例及び比較例について、女性10名をパネラーに用い、
身体各部で使用させ、泡立ち、使用時の感触、使用後の
なめらかさ、刺激感の差を総合的に判断し、以下の基準
で評価した。 評価記号 評価基準 ◎……使用感は大変良い 10人中0名 ○……使用感はやや良い 10人中1〜3名 △……使用感はやや悪い 10人中4〜6名 ×……使用感は著しく悪い 10人中7〜10名 【0052】(5)コンディショニング性試験法(洗髪
時及びすすぎ時の使用感) 毛髪用シャンプーの実施例及び比較例について、女性1
0名をパネラーに用い、洗髪時及びすすぎ時の使用感を
ハーフヘッド法により試験した。すなわち、パネラーの
頭髪を左右半々に分け、一方を実施例、他方を比較例で
同時に洗髪し、洗髪中の泡立ち・指の通り具合・髪のき
しみの有無、更に、すすぎ時での泡立ち・指の通り具合
・髪のきしみの有無、を以下の基準で総合的に比較し
た。 評価記号 評価基準 ◎……良いと回答した人数が9人以上 ○……良いと回答した人数が6〜8人 △……良いと回答した人数が4〜5人 ×……良いと回答した人数が3人以下 【0053】(6)コンディショニング性試験法(洗髪
乾燥後の髪の仕上がり感) 前項の試験終了後、毛髪を乾燥させ、実施例側と比較例
側の毛髪のサラサラ感・櫛通り・艶、を以下の基準で総
合的に比較した。 評価記号 評価基準 ◎……良いと回答した人数が9人以上 ○……良いと回答した人数が6〜8人 △……良いと回答した人数が4〜5人 ×……良いと回答した人数が3人以下 【0054】実施例1〜6、比較例1〜6(パール光沢
を有するクリーム状洗顔料組成物) 表1に記載の処方で、常法に従って、パール光沢を有す
るクリーム状洗顔料組成物を作製した。 【0055】 【表1】 【0056】実施例1〜6、比較例1〜6について、前
記(1)〜(4)の試験を行った。その結果を、表1に
併せて示す。 【0057】表1から明らかなように、「泡立ち」、
「手荒れ」、「保存安定性」は全ての実施例が比較例よ
り良好であった。なお、「使用感」についても全ての実
施例が比較例よりやや良好であると、パネラーより回答
を受けた。 【0058】実施例7〜8、比較例7〜8(パール光沢
を有するペースト状メイク落とし洗顔料組成物) 表2に記載の処方で、常法に従って、パール光沢を有す
るペースト状メイク落とし洗顔料組成物を作製した。 【0059】 【表2】【0060】実施例7〜8、比較例7〜8について、前
記(1)〜(4)の試験を行った。その結果を、表2に
併せて示す。 【0061】表2から明らかなように、「泡立ち」、
「手荒れ」、「保存安定性」、「使用感」は全ての実施
例が比較例より良好であった。なお、”メイク落とし”
の効果は全ての実施例が比較例より良好であると、パネ
ラーより回答を受けた。 【0062】実施例9〜10、比較例9〜10(パール
光沢を有する液状ボディシャンプー組成物) 表3に記載の処方で、常法に従って、パール光沢を有す
る液状ボディシャンプー組成物を作製した。 【0063】 【表3】【0064】実施例9〜10、比較例9〜10につい
て、前記(1)〜(4)の試験を行った。その結果を、
表3に併せて示す。 【0065】表3から明らかなように、「泡立ち」、
「手荒れ」、「保存安定性」、「使用感」は全ての実施
例が比較例より良好であった。 【0066】実施例11〜12、比較例11〜12(パ
ール光沢を有する液状毛髪用シャンプー組成物) 表4に記載の処方で、常法に従って、パール光沢を有す
る液状毛髪用シャンプー組成物を作製した。 【0067】 【表4】【0068】実施例11〜12、比較例11〜12につ
いて、前記(5)〜(6)の試験を行った。その結果
を、表4に併せて示す。 【0069】実施例11と比較例11、実施例12と比
較例12との組み合わせで、ハーフヘッド法により試験
した。表4から明らかなように、「コンディショニング
性」は”洗髪時及びすすぎ時の使用感”及び”洗髪乾燥
後の髪の仕上がり感”の試験項目は、二組とも、実施例
の方が比較例に対して良好な結果となった。 【0070】 【発明の効果】以上記載のように、本発明が、皮膚に対
する作用が温和で、優れた起泡力を持ち、安定性の良好
なパール光沢を有する洗浄料組成物であって、しかも使
用時の感触、使用後のなめらかさ、コンディショニング
効果などの機能を付与したことにより、肌質に合った洗
浄料を正しく選択でき、適切な方法で使用できる、パー
ル光沢を有する洗浄料組成物を提供することは明らかで
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 1/83 A61K 7/00 A61K 7/50

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 (a)脂肪酸組成がC14が20〜80
    %、C16が0〜80%、C18が0〜80%、ただしC16
    とC18の合計量が20〜80%のエチレングリコールジ
    脂肪酸エステル、(b)一般式(1) 【化1】 (式中、Rは炭素数7〜19のアルキル基またはアルケ
    ニル基、Mはアルカリ金属、NH4 又はアルカノールア
    ンモニウムイオンを示す。)で表されるイセチオネート
    型陰イオン界面活性剤、(c)一般式(2) 【化2】 (式中、Rは炭素数7〜21のアルキル基またはアルケ
    ニル基、M1 、M2 は水素原子又はアルカリ金属、NH
    4 もしくはアルカノールアンモニウムイオンを表す。但
    し、M1 、M2 が同時に水素原子であることはない。)
    のN−アシルグルタミン酸塩又は、(d)一般式(3) 【化3】(式中、Rは炭素数7〜21のアルキル基またはアルケ
    ニル基、M3 、M4 は水素原子又はアルカリ金属、NH
    4 もしくはアルカノールアンモニウムイオンを表す。但
    し、M3 、M4 が同時に水素原子であることはない。)
    のN−アシルアスパラギン酸塩と、(e)並びに下記一
    般式(4)、(5)又は(6)で表される、 【化4】 (式中、Rは炭素数7〜21のアルキル基またはアルケ
    ニル基、M5 、M6 は水素原子又はアルカリ金属、NH
    4 もしくはアルカノールアンモニウムイオンを表す。但
    し、M5 、M6 が同時に水素原子であることはない。)
    のモノアルキルリン酸塩、 【化5】 (式中、Rは炭素数7〜21のアルキル基またはアルケ
    ニル基、M7 は水素原子又はアルカリ金属、NH4 、ア
    ルカノールアンモニウムイオン、nは2〜15のエチレ
    ンオキシドの平均付加モル数を表す。)のポリオキシエ
    チレンアルキルエーテルカルボン酸塩、 【化6】 (式中、Rは炭素数7〜21のアルキル基またはアルケ
    ニル基、M8 は水素原子又はアルカリ金属、NH4 もし
    くはアルカノールアンモニウムイオンを表す。)アシル
    メチルタウリン酸塩の群の一種以上を含有することを特
    徴とする、パール光沢を有する洗浄料組成物。
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