JP3522148B2 - 回転コネクタ - Google Patents

回転コネクタ

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JP3522148B2
JP3522148B2 JP11612499A JP11612499A JP3522148B2 JP 3522148 B2 JP3522148 B2 JP 3522148B2 JP 11612499 A JP11612499 A JP 11612499A JP 11612499 A JP11612499 A JP 11612499A JP 3522148 B2 JP3522148 B2 JP 3522148B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R35/00Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
    • H01R35/02Flexible line connectors without frictional contact members
    • H01R35/025Flexible line connectors without frictional contact members having a flexible conductor wound around a rotation axis
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R2201/00Connectors or connections adapted for particular applications
    • H01R2201/26Connectors or connections adapted for particular applications for vehicles

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  • Steering Controls (AREA)
  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等のステア
リングシャフトに取り付けられ、ステアリングホイール
及び車体に備えられた電気装置間のそれぞれ電気的接続
を行う回転コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ステアリングホイールに備え
られた電気装置と、車体に備えられた電気装置とを電気
的に接続する回転コネクタが提案されている。
【0003】この回転コネクタは、回転体であるステア
リングホイールに備えられた電気装置と、固定体である
車体に備えられた電気装置との間の電気的接続を可能に
するものであって、ステアリングホイールによって回転
駆動されるロータ部とステータ部を構成するケースとの
間に巻回された可撓性の電気ケーブル又は光ファイバケ
ーブル(以下、これらを総称して「可撓性ケーブル」と
いう。)を収納し、その一端を前記ロータ部に他端を前
記ステータ部に固定し、可撓性ケーブルの巻き締め及び
巻き戻しを利用して各電気装置間の電気的接続を可能に
するものがある。
【0004】従来の回転コネクタについて図面を用いて
説明する。図8は、従来の回転コネクタを示す分解斜視
図、図9は、従来の回転コネクタを示す断面図、図10
は、図9のA部の拡大断面図、図11は、従来の回転コ
ネクタの上部ロータ部とリードブロックとを示す斜視
図、図12は、従来の回転コネクタのリードブロックを
示す斜視図、図13は、従来の回転コネクタの下部ロー
タ部を示す斜視図である。
【0005】先ず、図8、図9に示すように、この回転
コネクタ100は、同心円状に回動自在に連結された一
組の上部ロータ部材11と下部ロータ部材12と、ケー
ブル収納部13と下カバー14と、これら上部・下部ロ
ータ部材11、12とケーブル収納部13と下カバー1
4との間の空間内に収納・巻き回された可撓性ケーブル
15とで概略構成されており、可撓性ケーブル15の両
端は、ケーブル収納部13などの外部に内側リードブロ
ック16、及び外側リードブロック17を介して、間接
的に電気的に導出されている。このとき内側リードブロ
ック16は、前記上部ロータ部材11の外縁部に係止さ
れ、前記外側リードブロック17は、前記下カバー14
の外縁部に係止される。
【0006】そして、上部ロータ部材11と下部ロータ
部材12とを一体化したものを可動体ハウジングとし、
ケーブル収納部13と下カバー14とを一体化したもの
を固定体ハウジングとして用い、可動体側のハウジング
を時計あるいは反時計方向に回転すると、可撓性ケーブ
ル15が空間内で巻き締め、あるいは巻き戻されるよう
になっている。
【0007】この回転コネクタ100の可動体ハウジン
グとしての上部・下部ロータ部材11、12と、固定体
ハウジングとしてのケーブル収納部13と下カバー14
とは、比較的に緩く係合しており、その係合部分には、
比較的大きなクリアランスが形成されている。この係合
部分のクリアランスによる可動体ハウジングと固定体ハ
ウジングとのガタによって、回転コネクタ100の回動
の安定が保持されている。
【0008】このように概略構成された回転コネクタ1
00は、ケーブル収納部13と下カバー14とからなる
固定体側のハウジングを車体(図示せず)に、上部ロー
タ部材11と下部ロータ部材12とからなる可動体側の
ハウジングをステアリングシャフトのハブ(図示せず)
に固定すると共に、可撓性ケーブル15の両端をそれぞ
れコネクタ18、19を介して車体やハンドル側のそれ
ぞれの電気装置に接続することにより、車載用エアーバ
ックシステムやホーン回路等の電気的接続手段として使
用される。
【0009】次に、従来の回転コネクタ100の上部ロ
ータ部材11と内側リードブロック16とについて説明
する。図11に示すように、回転コネクタ100の上部
ロータ部材11は、合成樹脂材料から成り、成形加工さ
れ、略リング状であって、中央部に円形のセンター孔1
1aが設けられた小径筒部11bと、小径筒部11bか
ら外方(上方)に連設された中径筒部11cと、中径筒
部11cから外方(上方)に連設された大径筒部11d
と、大径筒部11dの上端部から周囲外方に突出する円
形の鍔部11eとを有している。
【0010】また、中径筒部11cと大径筒部11dと
の間の平坦部11fの所定の箇所には、外方(上方)に
突出された略箱形の収納部11gが設けられ、この収納
部11gの上面11pの一部には、略矩形の開口部11
nが設けられている。この収納部11gは、上部ロータ
部材11が安定した回動をするために重量バランスを均
等にするために、薄肉状で軽量化されている。また、小
径筒部11bの内壁には、略三角錐状の複数個(例え
ば、4個)の係合部11hと、軸心と平行な角柱状の複
数個(例えば、2個)の凸部11iと、略矩形のひとつ
の凹部11jとを備えている。
【0011】そして、この係合部11hの上面11k
(図10参照)は、可動体ハウジングの軸心に直交する
平面となるように形成され、下面11mは、軸心に対し
て所定の角度をもって傾斜されるように形成されてい
る。
【0012】図12に示すように、回転コネクタ100
の内側リードブロック16は、合成樹脂材料から成り、
成形加工され、断面が略コ字状のジョイントベース16
aと、ジョイントベース16aの開放面を塞ぐように配
置されるジョイントカバー16bと、ジョイントベース
16aとジョイントカバー16bとの間に配置され、略
平板状のジョイントバー16cとを有している。また、
ジョイントバー16cには、複数本(例えば、4本)の
リード線20と、可撓性ケーブル15(図8参照)とが
その両端に接続されており、各リード線20と可撓性ケ
ーブル15(図8参照)と電気的導通を行っている。
【0013】このリード線20は、内側リードブロック
16の一方の端面から外部に導出されている。また、ジ
ョイントカバー16bは、ジョイントベース16aの開
放面を塞ぐ蓋部16dと、蓋部16dから外方に突出さ
れた箱部16eと、箱部16eの対向する側壁のそれぞ
れ中間部に設けられた一対の鍔部16fとを有してい
る。また、箱部16eの内部にはひとつの仕切壁16g
が設けられ、この仕切壁16gの上面と箱部16eの上
面とは、同一平面に形成されている。
【0014】また、ジョイントベース16aとジョイン
トカバー16bとは、ジョイントバー16cを収納した
状態で、例えば、スナップイン係合など適宜手段にて結
合され、一体化されている。
【0015】この内側リードブロック16は、上部ロー
タ部材11の収納部11g内に収納されており、この状
態のとき、内側リードブロック16のリード線20は、
開口部11nから外方に導出され、内側リードブロック
16の上端面の一部分は、収納部11gの上壁11pに
接して配置されている。また、仕切壁16gの上面と箱
部16eの上面とは、小径筒部11bの内壁面とほぼ同
一面となるように配置されている。
【0016】次に、従来の回転コネクタ100の下部ロ
ータ部材12について説明する。図13に示すように、
下部ロータ部材12は、合成樹脂材料から成り、成形加
工され、略リング状であって、中央部に円形のセンター
孔12aが設けられた第一筒部12bと、第一筒部12
bから外方(下方)に連設された第二筒部12cと、第
二筒部12cの上端部から周囲外方に突出する円形の鍔
部12dとを有している。
【0017】また、第一筒部12bには、対向して設け
られた一対の溝部12e、12eと、複数個(例えば、
5個)の矩形の開口孔12fとが設けられている。ま
た、複数個の開口孔12fの上部の内壁12g(図10
参照)は、可動体ハウジングの軸心に直交する平面とな
るように形成されている。また、第一筒部12bの開放
端部には、所定の傾斜角度を有する略円環状の傾斜面1
2hが形成されている。
【0018】この下部ロータ部材12の第一筒部12b
は、上部ロータ部材11の小径筒部11b内に挿通さ
れ、このとき、孔12fの上部の内壁12gと係合部1
1hの上面11kとは、当接した状態で配置され、且
つ、凸部11iが、溝部12e内に配置されている。こ
のようにして、上部ロータ部材11と下部ロータ部材1
2とは、係合されている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような構成の回転コネクタ100の可動体ハウジング
(上部ロータ部材11と下部ロータ部材12と内側リー
ドブロック16とで構成)では、内側リードブロック1
6は、上部ロータ部材11の収納部11g内に収納され
ている。このことから、時として内側リードブロック1
6のリード線20に、又は、内側リードブロック16自
身に外方(矢印B方向:図11参照)に強い力の引っ張
る力が加えられると、この引っ張り力にて、内側リード
ブロック16を介して、上部ロータ部材11の収納部1
1gが矢印B方向に引っ張られる。
【0020】そして、収納部11gが引っ張られると、
この引っ張り力は、収納部11gのの上面11pに加え
られる。この上面11pは、上部ロータ部材11の重量
バランスを均等にするために、薄肉状で軽量化されてい
ることから強度が充分でないことから、リード線20の
強い力の引っ張る力によって、又は、内側リードブロッ
ク16自身を上方に引っ張る力によって、上面11pが
破損し、内側リードブロック16が収納部11gから外
れて、飛び出してしまい、耐分解強度が充分でないとい
う問題がある。
【0021】本発明は、上述の如き従来技術の問題点に
解決を与えるものであって、その目的は、上部ロータ部
材11の収納部11gに収納された内側リードブロック
16が、内側リードブロック16へ強い力の引っ張り力
が加えられても確実に収納部11g内に収納され、充分
な耐分解強度を有する回転コネクタを提供する。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の回転コネクタ
は、係止部を有するリードブロックと、該リードブロッ
クが収納される収納部、及び複数個の係合部を有する上
部ロータ部材と、上部ロータ部材に挿通され、係止部、
及び係合部がそれぞれ係合される複数個の保持部を有す
る下部ロータ部材とから成る可動体ハウジングと、該可
動体ハウジングを支持する固定体ハウジングとを備え、
リードブロックが収納された上部ロータ部材に下部ロー
タ部材を挿通し、保持部を係止部、及び係合部に係合す
るようにしたことである。
【0023】また、本発明の回転コネクタは、係止部を
有するリードブロックと、該リードブロックが収納され
る収納部、及び複数個の係合部を備えた筒部を有する上
部ロータ部材と、上部ロータ部材の筒部に挿通され、係
止部、及び係合部がそれぞれ係合される複数個の保持部
を有する下部ロータ部材とから成る可動体ハウジング
と、該可動体ハウジングを支持する固定体ハウジングと
を備え、リードブロックを収納部に収納し、係止部を筒
部に配置させ、上部ロータ部材の筒部に下部ロータ部材
を挿通し、保持部を前記係止部、及び係合部に係合する
ようにしたことである。
【0024】また、本発明の回転コネクタは、係止部と
保持部との係合面が、上部ロータ部材の筒部の内壁に対
して、鋭角となるように形成されていることである。
【0025】また、本発明の回転コネクタは、保持部
が、下部ロータ部材の筒部に設けられた開口孔の内壁に
設けられていることである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の回転コネクタにつ
いて、図面を用いて説明する。図1は、本発明の回転コ
ネクタの実施の形態を示す断面図、図2は、本発明の回
転コネクタの実施の形態を示す底面図、図3は、図1の
A部の拡大断面図、図4は、本発明の回転コネクタの実
施の形態を示す分解斜視図、図5は、本発明の回転コネ
クタの上部ロータ部とリードブロックとの実施の形態を
示す斜視図、図6は、本発明の回転コネクタのリードブ
ロックの実施の形態を示す斜視図、図7は、本発明の回
転コネクタの下部ロータ部の実施の形態を示す斜視図で
ある。
【0027】先ず、図4に示すように、この回転コネク
タ10は、同心円状に回動自在に連結された一組の上部
ロータ部材1と下部ロータ部材2と、ケーブル収納部3
と下カバー4と、これら上部・下部ロータ部材1、2と
ケーブル収納部3と下カバー4との間の空間内に収納・
巻き回された可撓性ケーブル5とで概略構成されてお
り、可撓性ケーブル5の両端は、ケーブル収納部3など
の外部に内側リードブロック6、及び外側リードブロッ
ク7を介して、間接的に電気的に導出されている。この
とき内側リードブロック6は、前記上部ロータ部材1の
外縁部に係止され、前記外側リードブロック7、前記下
カバー4の外縁部に係止される。
【0028】そして、上部ロータ部材1と下部ロータ部
材2とを可動体ハウジングとし、ケーブル収納部3と下
カバー4とを一体化したものを固定体ハウジングとして
用い、可動体側のハウジングを時計あるいは反時計方向
に回転すると、可撓性ケーブル5が空間内で巻き締め、
あるいは巻き戻されるようになっている。
【0029】この回転コネクタ10の可動体ハウジング
としての上部・下部ロータ部材1、2と、固定体ハウジ
ングとしてのケーブル収納部3と下カバー4とは、比較
的に緩く係合しており、その係合部分には、比較的大き
なクリアランスが形成されている。この係合部分のクリ
アランスによる可動体ハウジングと固定体ハウジングと
のガタによって、回転コネクタ10の回動が維持されて
いる。
【0030】このように概略構成された回転コネクタ1
0は、ケーブル収納部3と下カバー4とからなる固定体
側のハウジングを車体に、上部ロータ部材1と下部ロー
タ部材2とからなる可動体側のハウジングをステアリン
グシャフトのハブ(図示せず)に固定すると共に、可撓
性ケーブル5の両端をそれぞれコネクタ8、9を介して
車体やハンドル側のそれぞれの電気装置に接続すること
により、車載用エアーバックシステムやホーン回路等の
電気的接続手段として使用される。
【0031】次に、本発明の回転コネクタ10の上部ロ
ータ部材1と内側リードブロック6とについて説明す
る。図5に示すように、回転コネクタ10の上部ロータ
部材1は、合成樹脂材料から成り、成形加工され、略リ
ング状であって、中央部に円形のセンター孔1aが設け
られた小径筒部1bと、小径筒部1bから外方(上方)
に連設された中径筒部1cと、中径筒部1cから外方
(上方)に連設された大径筒部1dと、大径筒部1dの
上端部から周囲外方に突出する円形の鍔部1eとを有し
ている。
【0032】また、中径筒部1cと大径筒部1dとの間
の平坦部1fの所定の箇所には、外方(上方)に突出さ
れた略箱形の収納部1gが設けられ、この収納部1gの
上面1pの一部には、略矩形の開口部1nが設けられて
いる。この収納部1gは、上部ロータ部材1が安定した
回動をするために重量バランスを均等にするために、薄
肉状で軽量化されている。また、小径筒部1bの内壁に
は、略三角錐状の複数個(例えば、4個)の係合部1q
と、軸心と平行な角柱状の複数個(例えば、2個)の凸
部1iと、略矩形のひとつの凹部1jとを備えている。
【0033】そして、この複数個の係合部1qの内の例
えば、約半分の個数(例えば、2個、ひとつ、又はふた
つ置きに)の上面1r(図3参照)は、可動体ハウジン
グの軸心に直交する平面に対して所定の傾斜角度αであ
る平面となるように形成され、他の約半分の個数(例え
ば、2個)の上面1rは、軸心に対して直交する平面と
なるように形成されている。即ち、係合部1qの上面1
r(図3参照)は、小径筒部1bの内壁に対して、鋭角
となるように形成されている。また、それぞれの係合部
1qの下面1mは、軸心に対して所定の角度(例えば、
傾斜角度αよりも大きな角度)をもって傾斜されるよう
に形成されている。
【0034】次に、図6に示すように、回転コネクタ1
0の内側リードブロック6は、合成樹脂材料から成り、
成形加工され、断面が略コ字状のジョイントベース6a
と、ジョイントベース6aの開放面を塞ぐように配置さ
れるジョイントカバー6bと、ジョイントベース6aと
ジョイントカバー6bとの間の空間部に配置され、略平
板状のジョイントバー6cとを有している。また、ジョ
イントバー6cには、複数本(例えば、4本)のリード
線20と、可撓性ケーブル5(図4参照)とが接続され
ており、各リード線20と可撓性ケーブル5(図4参
照)とは、配線パターン(図示せず)を介してそれぞれ
接続されている。
【0035】このリード線20は、内側リードブロック
6の一方の端面から外部に導出されている。また、ジョ
イントカバー6bは、ジョイントベース6aの開放面を
塞ぐ蓋部6dと、蓋部6dから外方に突出された箱部6
eと、箱部6eの対向する側壁のそれぞれ中間部に設け
られた一対の鍔部6fとを有している。また、箱部6e
の内部にはひとつの仕切壁6gが設けられ、この仕切壁
6gには、外方に突出する略三角錐状の係止部6hが設
けられている。この係止部6hの上面6iは、可動体ハ
ウジングの軸心に直交する平面に対して所定の傾斜角度
αである平面となるように形成されている。即ち、係止
部6hの上面6iは、小径筒部1bの内壁に対して、鋭
角となるように形成されている。
【0036】また、ジョイントベース6aとジョイント
カバー6bとは、ジョイントバー6cを収納した状態
で、例えば、スナップイン係合など適宜手段にて結合さ
れ一体化されている。
【0037】この内側リードブロック6は、上部ロータ
部材1の収納部1g内に収納されており、この状態のと
き、内側リードブロック6のリード線20は、開口部1
nから外方に導出され、内側リードブロック6の上端面
の一部分は、収納部1gの上壁1pに接して配置されて
いる。また、仕切壁6gの上面と箱部6eの上面とは、
小径筒部1bの内壁面とほぼ同一面となるように配置さ
れている。従って、係止部6hは、センター孔1aの中
心軸に向かって小径筒部1bの内壁面から突出して設け
られている。
【0038】次に、本発明の回転コネクタ10の下部ロ
ータ部材2について説明する。図7に示すように、下部
ロータ部材2は、合成樹脂材料から成り、成形加工さ
れ、略リング状であって、中央部に円形のセンター孔2
aが設けられた第一筒部2bと、第一筒部2bから外方
(下方)に連設され、第一筒部2bより直径の大きな第
二筒部2cと、第二筒部2cの上端部から周囲外方に突
出する円形の鍔部2dとを有している。
【0039】また、第一筒部2bには、略対向して設け
られた一対の溝部2eと、複数個(例えば、5個)の矩
形の開口孔2fとが設けられている。また、複数個の開
口孔2fの内の例えば、約半分の個数(例えば、2個:
ひとつ、又はふたつ置きに)の開口孔2fの上部の内壁
2g(図3参照)は、可動体ハウジングの軸心に直交す
る平面に対して所定の傾斜角度αである平面となるよう
に形成され、他の約半分の個数(例えば、3個:隣り合
うか、又はひとつ置きに)の開口孔2fの上部の内壁2
gは、可動体ハウジングの軸心に対して直交する平面と
なるように形成されている。なお、所定の傾斜角度αで
ある平面となるように形成されたうちのひとつの内壁2
gは、前記内側リードブロック6の係止部6hと係合す
るように設けられている。
【0040】また、その他の開口孔2fの上部の内壁2
gは、それぞれ上部ロータ部材1の係合部1qと係合さ
れている。また、下部ロータ部材2の開口孔2fは、係
止部6hが係止される保持部として機能している。ま
た、第一筒部2bの開放端部には、所定の傾斜角度を有
する略円環状の傾斜面2hが形成されている。
【0041】この下部ロータ部材2の第一筒部2bは、
上部ロータ部材1の小径筒部1b内に挿通され、このと
き、一対の凸部1iが、それぞれ溝部2e内に配置さ
れ、且つ、開口孔2fの上部の内壁2gと係合部1hの
上面1rとは、当接した状態で配置されている。このよ
うにして、上部ロータ部材1と下部ロータ部材2とは、
係合されている。
【0042】即ち、各係合部1hの上面1rと各開口孔
2fの内壁2gとのうちで約半分の個数は、軸心に対し
て傾斜角度αである平面にて接触し、残りの約半分の個
数は、軸心に対して直交する平面にて接触している。そ
して、軸心に対して傾斜角度αである平面にて接触して
いる各係合部1hの上面1rと各開口孔2fの内壁2g
とは、下部ロータ部材が、上部ロータ部材、及びリード
ブロックに対して抜け止めされるように係合している。
【0043】上述の如く、係合部1hと開口孔2fとが
軸心に対する傾斜角度αを有する平面にて接触している
と、上部ロータ部材1に下部ロータ部材2を組み込む際
に、傾斜角度αがあるので組み込みの為のクリアランス
を大きくすることが必要となるが、ガタ付きが大きくな
るが、このガタ付きを最小にするために、係合部1hと
開口孔2fとの約半分の個数は、軸心に対して直交する
平面にて接触しているので、こちらは、組み込みの為の
クリアランスは、小さくて良い。このことから各係合部
1hと各開口孔2fとの各配置を適宜位置とすること
で、ガタ付きの小さな回転コネクタとすることが出来
る。
【0044】なお、上述の実施の形態では、軸心に対し
て傾斜角度αである平面にて接触する上部ロータ部材の
係合部と下部ロータ部材の開口孔とをひとつ置き、又
は、ふたつ置きに設けたが、これに限定されず、全ての
係合部と開口孔(保持部)とに前記傾斜角度αである平
面(接触面)を設けた回転コネクタとしても良い。ま
た、上述の実施の形態では、内側リードブロック6から
リード線が導出されている形態が開示されているが、内
側リードブロックからコネクタピンが導出されて相手方
コネクタと接続するようにしても良い。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明の回転コネクタ
は、リードブロックの係止部と下部ロータ部材の保持部
とが係止され、リードブロックと下部ロータ部材とが係
合されていることから、リードブロックに強い力の引っ
張る力が加えられてもリードブロックが、下部ロータ部
材に係止されると共に、上部ロータ部材の収納部に収納
されているので、従来の回転コネクタに比較して、充分
な耐分解強度を有する回転コネクタを提供出来るという
効果を奏する。
【0046】また、本発明の回転コネクタは、リードブ
ロックの係止部と下部ロータ部材の保持部との係合面
が、上部ロータ部材の筒部の内壁に対して、鋭角となる
ように形成されていること、リードブロックが、下部ロ
ータ部材に対して確実に係止され、よって、一層充分な
耐分解強度を有する回転コネクタを提供出来る。
【0047】また、本発明の回転コネクタは、保持部
が、下部ロータ部材の筒部に設けられた開口孔の内壁に
設けられていることから、保持部は、複雑な形状の保持
部ではなく、形状が簡単であることから製造工程が容易
にでき、よって、安価な回転コネクタを提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転コネクタの実施の形態を示す断面
図である。
【図2】本発明の回転コネクタの実施の形態を示す底面
図である。
【図3】図1のA部の拡大断面図である。
【図4】本発明の回転コネクタの実施の形態を示す分解
斜視図である。
【図5】本発明の回転コネクタの上部ロータ部とリード
ブロックとの実施の形態を示す斜視図である。
【図6】本発明の回転コネクタのリードブロックの実施
の形態を示す斜視図である。
【図7】本発明の回転コネクタの下部ロータ部の実施の
形態を示す斜視図である。
【図8】従来の回転コネクタを示す分解斜視図である。
【図9】従来の回転コネクタを示す断面図である。
【図10】図9のA部の拡大断面図である。
【図11】従来の回転コネクタの上部ロータ部とリード
ブロックとを示す斜視図である。
【図12】従来の回転コネクタのリードブロックを示す
斜視図である。
【図13】従来の回転コネクタの下部ロータ部を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 上部ロータ部材 1b 小径筒部 1g 収納部 1q 係合部 1r 上面 2 下部ロータ部材 2b 第一筒部 2e 溝部 2f 開口孔(保持部) 2g 内壁 3 ケーブル収納部 4 下カバー 5 可撓性ケーブル 6 内側リードブロック(リードブロック) 6a ジョイントベース 6c ジョイントバー 6h 係止部 10 回転コネクタ 20 リード線

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】係止部を有するリードブロックと、該リー
    ドブロックが収納される収納部、及び複数個の係合部を
    有する上部ロータ部材と、前記上部ロータ部材に挿通さ
    れ、前記係止部、及び前記係合部がそれぞれ係合される
    複数個の保持部を有する下部ロータ部材とから成る可動
    体ハウジングと、該可動体ハウジングを支持する固定体
    ハウジングとを備え、前記リードブロックが収納された
    前記上部ロータ部材に前記下部ロータ部材を挿通し、前
    記保持部を前記係止部、及び前記係合部に係合するよう
    にしたことを特徴とする回転コネクタ。
  2. 【請求項2】係止部を有するリードブロックと、該リー
    ドブロックが収納される収納部、及び複数個の係合部を
    備えた筒部を有する上部ロータ部材と、前記上部ロータ
    部材の前記筒部に挿通され、前記係止部、及び前記係合
    部がそれぞれ係合される複数個の保持部を有する下部ロ
    ータ部材とから成る可動体ハウジングと、該可動体ハウ
    ジングを支持する固定体ハウジングとを備え、前記リー
    ドブロックを前記収納部に収納し、前記係止部を前記筒
    部に配置させ、前記上部ロータ部材の前記筒部に前記下
    部ロータ部材を挿通し、前記保持部を前記係止部、及び
    前記係合部に係合するようにしたことを特徴とする回転
    コネクタ。
  3. 【請求項3】前記係止部と前記保持部との前記係合面
    が、前記上部ロータ部材の前記筒部の内壁に対して、鋭
    角となるように形成されていることを特徴とする請求項
    2記載の回転コネクタ。
  4. 【請求項4】前記保持部が、前記下部ロータ部材の筒部
    に設けられた開口孔の内壁に設けられていることを特徴
    とする請求項1、2、又は3記載の回転コネクタ。
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