JP3520354B2 - 間仕切パネル装置 - Google Patents
間仕切パネル装置Info
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Description
ネル要素を任意に組み換えできるようにした組立式の間
仕切パネル装置の構造に関するものである。
型パーティションとしての間仕切パネル装置の構造は種
々あるが、例えば、特開平11−107413号公報に
は、上下横梁部材と左右縦部材とにより正面視矩形状の
枠体を構成し、該枠体を上下に積み重ねて連結し、各枠
体の表裏両面にパネル板を着脱自在に装着した構成が開
示されている。
しくは素材の異なるパネル板を組み合わせて装着するこ
とで、室内装飾に多様の変化を与えることができるとし
ている。
構成では、表裏両面のパネル板間に枠体があるため、間
仕切パネル装置の厚さが厚くなり過ぎるという問題があ
った。
覆われていない側面)は、別途、笠木や巾木、左右両側
の縦エッジ部材にて覆う必要があり、必要部品が増大す
るという問題もあった。
の少ないもとで、意匠的変化の多様性を付与することが
できる間仕切パネル装置を提供することを目的とするも
のである。
に、請求項1に記載の発明の間仕切パネル装置は、正面
視矩形状の複数のパネル要素を、その表裏面が略面一状
となるように上下に1列状に積み上げて連結して成る組
立式の間仕切パネル装置において、前記各パネル要素の
左右両側縁に左右外向きに縦凹溝を有する縦枠を備える
と共に、各パネル要素の上下両側縁に上下外向きに横凹
溝を形成し、最上位置のパネル要素における上側縁の横
凹溝には、左右両側端に連結用ブロックを備えた笠木を
嵌合し、最下位置のパネル要素における下側縁の横凹溝
には、左右両側端に連結用ブロックを備えた巾木を嵌合
し、前記最上位置から最下位置までの複数のパネル要素
における左右両側の縦枠には、その縦凹溝に嵌まるよう
に左右両縦端フレームを添設し、各縦端フレームの上下
端と、前記笠木及び巾木とを、前記各連結用ブロックを
介して連結固定したものである。
に記載の間仕切パネル装置において、前記上下に連結す
るパネル要素における相対向する横凹溝間に、連結用補
助横梁を挿入係合したものである。
1または請求項2に記載の間仕切パネル装置において、
前記上下に連結するパネル要素における相対向する上下
側縁には、前記横凹溝を有する横長縁枠を備え、前記縦
枠とでパネル要素の周囲枠体を構成したものである。
態について説明する。図1は本発明に係る間仕切パネル
装置の斜視図、図2はパネル要素等の一部切欠き斜視
図、図3は間仕切パネル装置の一部切欠き縦断面図、図
4は間仕切パネル装置の一部切欠き側断面図である。
視矩形状の複数のパネル要素2a,2bを上下方向に一
列状に積み上げて並べた状態で外れないように連結した
ものであり、オフィスの室で床面に自立できるようにし
たパーティションを含む。
されたクロスパネル、金属薄板に多数の目抜き孔が形成
されたパンチング板パネル、採光用等のためのガラス板
パネルや透明板パネル、表面側に棚板用ブラケットや吊
り下げ用フックを着脱自在に係止できるハンガーパネル
等をいう。
2aは、金属薄板製の表裏両表面板3、3の間に紙製等
のハニカム構造の芯材4を挟んでホットメルト接着剤で
接着固定し、表面板3、3の外面側にクロス(織布)等
の表装材(図示しない)を張設してなる。
表面板3、3の端部を内向きにL字状に折り曲げて、幅
寸法略H1の隙間7を形成する(図2参照)と共に、前
記隙間7と同一線上で同じ幅(H1)の縦凹溝6を左右
外向きに有するアルミ押し出し材もしくは金属板の折曲
材等の断面コ字型の縦枠5、5を前記表面板3、3の内
面に接着剤もしくはスポット溶接で固定する(図2及び
図5参照)。該パネル要素2aの上下両側縁には、前記
両表面板3、3の上下端部を内向きにL字状に折り曲げ
て、幅寸法略H2の上下外向きの横凹溝9が形成され
る。
透明又は透明な表裏両アクリル樹脂板10、10の左右
両側縁を内向き湾曲状に形成し、縦長のアルミ押し出し
材等の略断面コ字型の縦枠11、11を前記アクリル樹
脂板10、10の左右両側端部の内面に接着剤で固定す
る(図2及び図6参照)。この各縦枠11にも前記と同
じ幅(H1)の縦凹溝12が左右外向きに形成されてい
る。
端部の内面に横長のアルミ押し出し材等の横枠13、1
3を嵌め入れ、各横枠13の端面に前記縦枠11の内面
を当接し、横枠13の筒状リブ部13aにネジ15止め
する。各横枠13には、第2のパネル要素2bの上下両
側縁、即ち両アクリル樹脂板10、10の上下両端部の
内面の間にて幅寸法略H2の上下外向きの横凹溝14が
形成される(図2、図4、図7参照)。前記第1及び第
2のパネル要素2a,2bの厚さ寸法H3は略同じであ
る。
2bにおける上側縁の横凹溝14には、左右両側端に連
結用ブロック17、17を備えた笠木16を嵌合し、最
下位置のパネル要素2aにおける下側縁の横凹溝9に
は、左右両側端に同じく連結用ブロック17、17を備
えた巾木19を嵌合し、前記最上位置から最下位置まで
の複数のパネル要素2b,2aにおける左右両側の縦枠
11、5には、その各縦凹溝12、6に嵌まるように左
右両縦端フレーム20、20を添設し、各縦端フレーム
20の上下端と、前記笠木16及び巾木19とを、前記
各連結用ブロック17を介して連結固定したものであ
る。
るように、笠木16及び巾木19には、各々前記横凹溝
14,9に嵌合し得る断面角筒状の突条21が一体的に
形成されておれば足り、本実施形態において、同じ断面
形状のアルミ押し出し材を利用している(図4参照)
が、前記横凹溝14,9に嵌合できる突条21を有する
かぎり、異なる断面形状であっても良い。さらに、笠木
16及び巾木19には、各パネル要素2a,2bの表裏
両面側にて水平方向に長く開口するレール部22、22
が形成されている。
し、且つ各縦端フレーム20と連結するためのアルミダ
イカスト製の連結用ブロック17は、図3、図7及び図
8に示すように、前記レール部22、22の間の中空枠
23内に嵌合できる基部24とそれに続いて先端方向に
突出する連結作用部25とから構成されている。図7に
示すように、前記基部24を前記笠木16及び巾木19
の中空枠23内に嵌合した後、複数本のタッピングネジ
等の取付けネジ26にて予め螺着されている。取付けネ
ジ26の挿入方向は笠木16の下面等、間仕切パネル装
置1を組み立てた場合、取付けネジ26の頭が外から見
えない方向とする。前記連結作用部25には、縦端フレ
ーム20との取付け孔部27が形成されている。実施形
態においては、連結用ブロック17は、左右及び上下の
部位で共用するため、同一形状に形成されている。
図6及び図7に示すごとく、アルミ押し出し材にて断面
中空略矩形状に形成され、内寄り部位には筒部28が一
体成形されている。
2に示すように、複数のパネル要素2b,2aを上下に
並べ、上下に隣接するパネル要素2a,2bの相対向す
る横凹溝14,9に、断面中空略矩形状の連結用補助横
梁29を差し込み嵌合する。これにより、隣接するパネ
ル要素2a,2bは厚さ方向にずれないように保持する
ことができる。なお、パネル要素2a,2bが上下方向
及び水平方向にずれないようにするため、パネル要素2
a,2bにおける縦枠5、11の外面から前記連結用補
助横梁29の両端に溶接された部材30にタッピングネ
ジ等の取付けネジ31にて螺着する(図3参照)。
aの左右両側の縦凹溝12及び隙間7を介して縦端フレ
ーム20を差し込み(図2参照)、縦枠11、5に嵌合
するのである(図5及び図6参照)。そして、左右両縦
端フレーム20の上下端面に前記各連結用ブロック17
を当接し、取付け孔部27を介してタッピングネジ等の
取付けネジ32にて螺着固定するのである。
端フレーム20との連結強度を高めるため、前記各連結
作用部25に脱落不能に嵌挿し得る連結金具35と、縦
端フレーム20内に上下に挿通するロッド36の上下端
に固定された連結用雌ねじ部品37とを、六角孔付きボ
ルト38を介して締着するのである(図3及び図7参
照)。
予め形成された雌ねじ部33にアジャスタボルト34を
螺合させて、高さ調節可能としている。上側の連結用ブ
ロック17の雌ねじ部33は、通常埋めボルト39にて
塞いでいるが、図1に示すように、オプションとしての
半透明のスクリーン板40を立設するための一対の補助
支柱41の基端ネジ部を螺着して立設し、各補助支柱4
1に被嵌したブラケット42にてスクリーン板40の端
部をネジ止めする。
及び連結金具35を利用して、複数枚の間仕切パネル装
置1を平面視直線状、L字状、T字状などに連結するこ
とができる。そのため、図7において、平面視でほぼ円
筒状の連結金具35の下面には、基部円筒43を下向き
に突設し、該基部円筒43の内径(非円形孔43a)に
前記連結用雌ねじ部品37が回転不能に嵌まるように構
成する。そして、連結金具35の下面には、前記基部円
筒43の外径より大きい円弧部位に半径外方向(放射
状)に延びる鋸歯44を円周方向に適宜間隔にて形成
し、さらに、連結金具35の一側には前記鋸歯44の位
置より半径外側にて、下向きに突出する係合爪45と逆
円弧状の規制突起48とを形成する(図7及び図9参
照)。
5には、前記連結金具35の基部筒43が嵌まって回転
可能とする嵌挿孔46を穿設し、連結作用部25の表面
には、前記嵌挿孔46より外周の円弧部位に、半径外方
向(放射状)に延びて前記鋸歯44に係合し得る歯面4
7を形成し、さらにその半径外側には、円弧状溝49
と、これに連通する係合溝50とを前記歯面47より深
い位置に形成する(図7及び図8参照)。係合溝50
は、図8に示すように、平面視で前記嵌挿孔46の軸心
回りに略45度の間隔にて形成されており、隣接する間
仕切パネル装置1における連結金具35の係合爪45が
係止し得るものであり、円弧状溝49には前記規制突起
48が摺動自在に嵌まるものである。なお、前記取付け
孔部27の近傍には、当該連結用ブロック17の連結作
用部25に装着されている連結金具35の規制突起48
及び係合爪45が嵌まって回動しないように規制できる
装着孔51が穿設されている。
パネル装置1を平面視でT字状などに連結する場合、第
1の間仕切パネル装置1の一側端の上下連結用ブロック
17、17における所定位置の係合溝50に、第2の間
仕切パネル装置1の一側端の上下連結金具35における
係合爪45を係止させる。さらに、この第2の間仕切パ
ネル装置1の一側端の上下連結用ブロック17、17に
おける所定位置の係合溝50に、第3の間仕切パネル装
置1の一側端の上下連結金具35における係合爪45を
係止させ、これらの上下連結金具35が上下に浮き移動
しないように、当該上下連結金具35、35と、縦端フ
レーム20内に上下に挿通するロッド36の上下端に固
定された連結用雌ねじ部品37とを、六角孔付きボルト
38を介して締着するのである(図10参照)。
ル装置1の幅方向の任意の位置に、他方の間仕切パネル
装置1をスライド可能に連結できるように構成すると共
に、且つ平面視で一方の間仕切パネル装置1の幅方向と
平行状から直交する方向まで屈曲可能に、他方の間仕切
パネル装置1を連結するには、この他方の間仕切パネル
装置1の一端の上下連結金具35、35の一側端に設け
たコロ(図示せず)を、前記一方の間仕切パネル装置1
の笠木16と巾木19のレール部22に転動自在に嵌挿
すれば良い。
パネル要素は、透光パネルやクロス張りパネルの他、前
述のパンチング板パネル、ハンガーパネルを上下方向に
3段以上積み重ねても良い。
間仕切パネル装置は、正面視矩形状の複数のパネル要素
を、その表裏面が略面一状となるように上下に1列状に
積み上げて連結して成る組立式の間仕切パネル装置にお
いて、前記各パネル要素の左右両側縁に左右外向きに縦
凹溝を有する縦枠を備えると共に、各パネル要素の上下
両側縁に上下外向きに横凹溝を形成し、最上位置のパネ
ル要素における上側縁の横凹溝には、左右両側端に連結
用ブロックを備えた笠木を嵌合し、最下位置のパネル要
素における下側縁の横凹溝には、左右両側端に連結用ブ
ロックを備えた巾木を嵌合し、前記最上位置から最下位
置までの複数のパネル要素における左右両側の縦枠に
は、その縦凹溝に嵌まるように左右両縦端フレームを添
設し、各縦端フレームの上下端と、前記笠木及び巾木と
を、前記各連結用ブロックを介して連結固定したもので
ある。
面を面一状にして上下一列状に並べると、厚さが薄くで
き、且つ前記最上位置から最下位置までの複数のパネル
要素における左右各縦枠の縦凹溝が一列状に揃う。そし
て、左右両縦端フレームを前記各縦凹溝に嵌める。他
方、予め、最上位置のパネル要素における上側縁の横凹
溝には、左右両側端に連結用ブロックを備えた笠木を嵌
合し、最下位置のパネル要素における下側縁の横凹溝に
は、左右両側端に連結用ブロックを備えた巾木を嵌合し
ておけば、前記各縦端フレームの上下端と、笠木及び巾
木とを、前記各連結用ブロックを介して連結固定するこ
とで、必要部品の少ないもとで、複数のパネル要素の外
周を枠組して簡単に固定することができる。しかも、複
数のパネル要素の上下方向の組み合わせは、任意にでき
るから、間仕切パネル装置の意匠的変化の多様性を付与
することができるという効果を奏するのである。
に記載の間仕切パネル装置において、前記上下に連結す
るパネル要素における相対向する横凹溝間に、連結用補
助横梁を挿入係合したものであるから、請求項1に記載
の発明の効果に加えて、複数のパネル要素をそれらの広
幅面を面一状にして上下一列状に並べる作業が至極容易
となり、枠組したときの強度も大きくできるという効果
を奏するのである。
1または請求項2に記載の間仕切パネル装置において、
前記上下に連結するパネル要素における相対向する上下
側縁には、前記横凹溝を有する横長縁枠を備え、前記縦
枠とでパネル要素の周囲枠体を構成したものである。こ
のように、予め、周囲枠体を構成しておけば、パネル要
素の4周囲が型崩れせず、パネル要素の組み立て作業を
容易にできるという効果を奏するのである。
欠き斜視図である。
る。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 正面視矩形状の複数のパネル要素を、そ
の表裏面が略面一状となるように上下に1列状に積み上
げて連結して成る組立式の間仕切パネル装置において、 前記各パネル要素の左右両側縁に左右外向きに縦凹溝を
有する縦枠を備えると共に、各パネル要素の上下両側縁
に上下外向きに横凹溝を形成し、 最上位置のパネル要素における上側縁の横凹溝には、左
右両側端に連結用ブロックを備えた笠木を嵌合し、 最下位置のパネル要素における下側縁の横凹溝には、左
右両側端に連結用ブロックを備えた巾木を嵌合し、 前記最上位置から最下位置までの複数のパネル要素にお
ける左右両側の縦枠には、その縦凹溝に嵌まるように左
右両縦端フレームを添設し、各縦端フレームの上下端
と、前記笠木及び巾木とを、前記各連結用ブロックを介
して連結固定したことを特徴とする間仕切パネル装置。 - 【請求項2】 前記上下に連結するパネル要素における
相対向する横凹溝間に、連結用補助横梁を挿入係合した
ことを特徴とする請求項1に記載の間仕切パネル装置。 - 【請求項3】 前記上下に連結するパネル要素における
相対向する上下側縁には、前記横凹溝を有する横長縁枠
を備え、前記縦枠とでパネル要素の周囲枠体を構成した
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の間仕
切パネル装置。
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JP2000158721A JP3520354B2 (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | 間仕切パネル装置 |
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Publications (2)
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Family Applications (1)
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JP2008106521A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Itoki Corp | パネル連設構造 |
JP5109846B2 (ja) * | 2007-10-22 | 2012-12-26 | 株式会社イトーキ | 積上げ式間仕切装置 |
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2000
- 2000-05-29 JP JP2000158721A patent/JP3520354B2/ja not_active Expired - Fee Related
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