JP3519289B2 - 耐火材料の湿式吹付け方法およびその装置 - Google Patents

耐火材料の湿式吹付け方法およびその装置

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JP3519289B2 JP30593198A JP30593198A JP3519289B2 JP 3519289 B2 JP3519289 B2 JP 3519289B2 JP 30593198 A JP30593198 A JP 30593198A JP 30593198 A JP30593198 A JP 30593198A JP 3519289 B2 JP3519289 B2 JP 3519289B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不定形耐火材料の吹
付け施工方法およびそれに係わる吹付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、不定形耐火材料の主要な施工方法
としては、流し込み工法と吹付け工法がある。このうち
前者は、施工個所に型枠を組み、混練したスラリー状の
耐火材料を型枠に流し込む施工方法である。この流し込
み工法によれば、得られた耐火物は組織が緻密であり、
耐火性は高いが施工のために必ず型枠が必要である。
【0003】これに対して後者は、スラリー状の耐火材
料を圧縮空気により吹付けノズルから吹出させて施工個
所に吹付ける施工方法である。この吹付け工法は流し込
み工法と比較して型枠を必要としないので簡便な施工方
法ではあるが、組織が緻密ではなく、耐用性が低い。
【0004】しかしこの簡便さに注目して吹付け工法が
改善され、今では流し込み工法と同等に組織が緻密で高
寿命の耐火物が得られるようになっている。
【0005】すなわち、水と混練したスラリー状の耐火
材料の圧送に適したポンプが開発されたこと、および耐
火材料の技術革新がなされたことから、スラリー状の耐
火材料を圧縮空気により添加剤(水および硬化剤、粘性
調整剤、各種バインダー)を添加しながら吹付けノズル
から吹出させる湿式吹付け工法が種々開発されている。
【0006】また別の吹付け工法として粉末状の耐火材
料を圧縮空気でノズルまで搬送し、ノズル内で添加剤を
添加して混合されたスラリー状の耐火材料を圧縮空気に
よりノズルから吹出させる乾式吹付け工法もある。
【0007】上記工法の実施手段としては、特開平9−
25175号公報にみられ図8に示すように、混練手段
aから受入れるスラリー状の耐火材料をポンプpにより
配管bを通じてノズルcへ圧送し、この配管bの途中に
吹付け用のエアを供給するエアコンプレッサdおよび硬
化剤フィーダeがそれぞれ別々に接続され、耐火材料に
硬化剤を混合したのち圧縮エアによりノズルcから施工
面fへ向けて吹付けるようになされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって従来の技術
では、ノズルcへの硬化剤の供給とエアの供給とが配管
内へ行なわれ、ここで混合して吹付けるので耐火材料と
の十分な混合状態が得難く、混合むらがあるまま吹付け
られてしまうことが生じる。
【0009】また耐火材料の供給は、ポンプpの吐出口
の口径(通常50A)と同径の配管(ホース)が用いら
れているため配管の重量が大きく、ノズルcのハンドリ
ングが容易でないという問題点があった。
【0010】さらに従来の耐火材料供給系の配管および
ホース内に残った耐火材料は、作業終了後水洗により洗
い流して廃棄されており、その廃棄量は200〜300
kgにものぼるものであった。
【0011】一方、耐火材料圧送用配管内での耐火材の
詰りを防止するため、事前に先行材としてのモルタル等
を耐火材料圧送ポンプのホッパに投入するか、あるいは
配管を外し、モルタルをスコップですくって配管内に充
填させるようにしているが、圧送ポンプのホッパにモル
タルを投入する方法は簡便ではあっても、多量のモルタ
ルが必要になること、および圧送用耐火材料と混って品
質に変化をもたらすという問題がある。またスコップで
配管内に充填させる方法では配管の取外しやモルタルの
詰込み等に著しく手数が掛るという難点がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、耐火材料と添
加剤との混合状態を改善することをはじめ、配管(ホー
ス)の軽量化、配管内に残留する耐火材料の無駄をなく
すること、また吹付け施工開始時に耐火材料が通る配管
中に耐火材料の詰りを防ぐためのモルタル等の先行材の
適量先行を可能とすることを課題としてなされたもので
ある。
【0013】上記課題を解決する手段として本発明は、
圧送される湿式耐火材料に添加剤を混合し、圧縮エアに
より施工箇所への吹付け施工を行なう耐火材料の湿式吹
付けにおいて、前記添加剤を圧縮エアに混合させたのち
その混合エアを吹付けノズルで耐火材料と混合して吹付
けるようにしたことにある。
【0014】先行材(例えばモルタル)を供給する場合
は、耐火材料圧送用配管に先行材注入口を設け、この注
入口から先行材を所定量送入するようにする。
【0015】前記耐火材料を圧送する手段としては、2
基のピストンポンプを並設した2連式ピストンポンプを
用い、その材料吐出圧が理論値で5MPa以上とするこ
とが好ましい。また前記添加剤の供給手段としては1軸
偏心ネジポンプを用いるのが好ましい。
【0016】一方、耐火材料の吹付け装置として、耐火
材料を圧送するピストンポンプとこのピストンポンプに
接続される耐火材料供給管の一部を上流側から下流側に
かけて漸次小径となるテーパー管とを有し、このテーパ
ー管にホースを介して吹付けノズルを接続するとともに
添加剤供給ポンプにより添加剤を供給する添加剤供給管
を前記吹付けノズルに接続し、前記添加剤供給管の途中
部に圧縮エアを供給する圧縮エア供給管を接続してな
り、添加剤と圧縮エアとを混合したのち吹付けノズルで
耐火材料と混合して吹付けるようにしたことにある。
【0017】上記耐火材料圧送用ピストンポンプとして
は、2基のピストンポンプと、これらピストンポンプを
並立固定し各シリンダ部の開口部に整合して開口された
連通孔を有する摺動板と、耐火材料を貯留するホッパ
と、このホッパに設けられて前記摺動板と摺接し該摺動
板のいずれか一方の連通孔に整合するとき他方の連通孔
とは非整合となる位置に開口部を有する面板と、この面
板に開口されて前記連通孔が選択的に整合可能とされか
つ双方の連通孔が一部重複して重なり合うことができる
耐火材料供給管の供給口と、前記摺動板を前記面板に対
し相対的に移動させる駆動手段とを備えた2連式ピスト
ンポンプとすることが適する。
【0018】この場合も、前記ピストンポンプの材料吐
出圧が理論値で5MPa以上とするのがよい。また、前
記テーパー管の前記ホース側の小径端の口径が40A以
下とするのがよい。さらに前記添加剤供給ポンプは1軸
偏心ネジポンプとするのがよい。
【0019】加えて前記耐火材料供給管内に圧入し得る
スポンジ状の弾性部材と、前記供給管の基端に接続して
ポンプにより管内に水を圧入し得る圧力水供給手段を併
設することができ、耐火材料供給管内に残留する耐火材
料を回収するようにすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して説明する。
【0021】図1は本発明の一実施形態を示す配管構成
図で、耐火材料圧送用ピストンポンプ1の吐出口1aに
接続される耐火材料供給管中に上流側から下流側にかけ
て内径が漸次小径となるテーパー管2が接続され、この
テーパー管2の先端に必要により中継管3を介在接続し
てその先端に可撓性のある所要長さのホース4が接続さ
れており、このホース4の先端に吹付けノズル5が接続
されている。
【0022】一方、添加剤タンク6から添加剤供給ポン
プ7により添加剤(硬化剤、粘性調整剤、バインダ等)
を供給する添加剤供給管8が前記吹付けノズル5の基部
に接続され、上記添加剤供給管8の途中にエアコンプレ
ッサ9から圧縮エアを供給する圧縮エア供給管10が斜
めに接続されており、前記添加剤供給ポンプ7により供
給される添加剤に圧縮エアを混合させ、この圧縮エアと
ともに添加剤を吹付けノズル5へ供給し、ここで耐火材
料圧送用ピストンポンプ1により圧送される耐火材料に
添加剤入りの圧縮エアと混合してその圧縮エアの噴出圧
力により耐火材料を施工箇所へ吹付けるように構成され
ている。
【0023】前記テーパー管2の口径は、耐火材料圧送
用ポンプ1の吐出口1aの口径が50Aであるときホー
ス4に接続される小径端の口径は40A程度とされ、ま
た上記ポンプ1の吐出圧は理論値で5MPa以上とされ
る。これによりホース4の口径を前記テーパー管2の小
径端と同径の細いホースとしても、所定量の耐火材料を
吹付けノズル5へ圧送することができ、したがってホー
ス4の範囲の重量が軽減されて吹付けノズル5の取り廻
しが容易になる。また前記添加剤供給ポンプ7には添加
剤の吐出量が一定で脈動がなく、添加剤の粘度、比重が
異っても吐出速度の変化がない1軸偏心ネジポンプが用
いられる。
【0024】前記耐火材料圧送用ピストンポンプ1とし
ては2連式ピストンポンプが用いられている。この耐火
材料圧送用ピストンポンプ1は、図2に示すように摺動
板11上に並立固定された2基のピストンポンプ12
A,12Bを有し、これらピストンポンプ12A,12
Bは、耐火材料を吸込むシリンダ部13と、このシリン
ダ部13内への耐火材料の吸込みおよび吐出を司るピス
トン14と、このピストン14を所定のストロークにわ
たり往復駆動させる駆動手段としての圧送用シリンダ1
5とで構成されている。
【0025】前記摺動板11には、前記ピストンポンプ
12A,12Bの各シリンダ部13,13の開口端と整
合する連通孔16A,16Bが開口されており、この摺
動板11は耐火材料を貯留するホッパ17の上部に固設
された面板18上に摺接しておかれている。
【0026】この面板18には、前記摺動板11の連通
孔16A,16Bの一方に整合するとき他方とは非整合
となる開口部19A,19Bを有し、この開口部19
A,19Bを通じてホッパ17内といずれかのピストン
ポンプ12A,12Bとが連通されるように構成されて
いる。
【0027】また前記開口部19A,19B間には前記
耐火材料供給管20の上端の供給口21が開口されてい
る。この供給口21は、前記摺動板11の連通孔16
A,16Bの一部が重複して開口し得る開口面積を有
し、その開口タイミングは、一方の連通孔16A(また
は16B)からの耐火材料の吐出が80%程度進んだと
き他側の連通孔16B(または16A)が吐出し始める
ように形成されている。
【0028】前記摺動板11は、その駆動手段としての
油圧シリンダ22により所定のストロークにわたり往復
移動されるように構成されている。そして上記ピストン
ポンプ1の耐火材料の吐出圧は5MPa以上とされる。
【0029】上記摺動板11の駆動手段、および前記ピ
ストンポンプ12A,12Bのピストン14,14の駆
動手段はいずれも油圧シリンダ15,22による場合を
示しているが、これらはモータによるクランク機構等の
機械的手段によるものであってもよい。
【0030】次にピストンポンプの作用を図3を参照し
て説明する。
【0031】図3(A)は、一方のピストンポンプ12
Aは耐火材料の吐出過程であり、他方のピストンポンプ
12Bは吸込み途上にある状態を示している。この状態
では、吐出中のピストンポンプ12Aのシリンダ部13
は摺動板11の連通孔16Aを通じて供給口21に整合
していて耐火材料供給管20を通じ吹付けノズル5へ耐
火材料を圧送しており、他方のピストンポンプ12Bの
シリンダ部13は連通孔16Bを通じてホッパ17の開
口部19Bに整合していてホッパ17内の耐火材料をシ
リンダ部13内に吸入している。
【0032】上記一方のピストンポンプ12Aからの吐
出が80%程度進むと、他方のピストンポンプ12Bの
吸込みが停止する(図3(B))。すると、油圧シリン
ダ22が伸長作動して摺動板11が図において右方へス
ライドし、摺動板11の連通孔16A,16Bの一部が
共に供給口21に重複して重なり、一方のピストンポン
プ12Aからの残量(20%程度)の吐出と、他方のピ
ストンポンプ12Bからの吐出とが同時併行して行なわ
れ、両ピストンポンプ12A,12Bから同時に耐火材
料が供給口21を通じて耐火材料供給管20へ供給され
て圧送される(図3(C))。
【0033】続いて摺動板11がさらに右方へ移動し、
一方のピストンポンプ12Aのシリンダ部13はホッパ
17内と完全に連通して吸込みを開始し、他方のピスト
ンポンプ12Bのシリンダ部13は完全に供給口21に
整合して引き続き耐火材料の吐出を行なう(図3
(D))。
【0034】上記作用を交互に繰返すことにより、耐火
材料は間断なく吐出圧送され、吹付けノズル5に常に耐
火材料が供給されて添加剤タンク6からの添加剤と共に
圧縮エアに乗って吹付け対象箇所に向け耐火材料を吹付
け施工することができる。
【0035】なお図2において符号23は耐火材料供給
管20中に介装された緩衝手段(アキュムレータ)で、
耐火材料の脈動を吸収するためのものである。
【0036】図4は、吹付け作業終了後等に耐火材料供
給管20内に残留する耐火材料を回収する手段を設ける
場合の一例を示すもので、耐火材料供給管20の一部に
図5(A),(B)に示すような切換機構24が接続さ
れる。
【0037】すなわち上記切換機構24は、所要の間隔
をおいて設けられる支持板25,25の各外面に前記耐
火材料供給管20の切離端に接続する短かい接続管2
6,26が支持板25,25の内面に開口して設けられ
ており、これら支持板25,25間には、前記支持板2
5,25の内面に開口する前記接続管26,26を連通
させる中継管27と、下流側となる接続管26の内端に
整合し得る曲管28とを有する回転体29がピン30を
支点として回動可能に支持されている。
【0038】したがって前記支持板25,25を締着す
るロッド31,31の締付ナット31a,31aをゆる
めて図5(A)のように回転体29の中継管27と接続
管26,26との軸線を一致させてナット31a,31
aを締付ければ耐火材料供給管20は前記中継管27を
通して吹付けノズル5へ連通し、また図5(B)のよう
に前記曲管28を下流側の接続管26に合致させれば曲
管28の開放端と下流側の耐火材料供給管20とが連通
状態となり、この曲管28の開放端からスポンジ等の弾
性部材32を圧入したのち上記曲管28に圧力水供給管
33を接続してポンプ34により水タンク35から圧力
水を供給することにより弾性部材32を管内に圧送さ
せ、これにより残留耐火材料を押し出して回収するよう
になされる。上記ポンプ34としては、耐火材料の吐出
速度を調整可能な可変容積型ポンプを用いることが望ま
しい。
【0039】図6は先行材としてモルタルを耐火材料圧
送用配管に自動的に供給するようにした一実施形態を示
すもので、前記テーパー管2の基部近くに先行材注入口
36が設けられ、モルタル容器37からポンプ38を介
してモルタル39を給送する配管40がバルブ41を介
して前記先行材注入口36に接続されている。
【0040】上記ポンプ38としては、スクイズ式モル
タルポンプ、1軸偏心ネジポンプ等が用いられる。
【0041】図7は前記図2の形態の湿式吹付け装置に
先行材(モルタル)を注入するようにした場合を示すも
ので、緩衝手段23の後流側の配管に先行材注入口36
が設けられ、これにモルタルを給送する配管40がバル
ブ41を介して接続されている。
【0042】いずれにしても、耐火材料の吹付けに先立
ってポンプ38により所定量のモルタル39を配管2中
に供給し、次いでバルブ41を開けて耐火材料を圧送す
ればモルタルが配管内を先導して吹付けノズル5へ至
り、モルタル39はその先端から吹出され、以後は耐火
材料に添加剤を含む圧縮エアと共に耐火材料の湿式吹付
けができる。
【0043】したがって先行材としてのモルタルを必要
量配管中に自動的に供給することができ、モルタルを過
剰に供給してしまうことが回避されて最少限の使用量で
すみ、コストの低減、耐火材料の品質維持を図ることが
できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、硬
化剤、粘性調整剤(バインダ)等の添加剤と圧縮エアと
を混合させたのち耐火材料に混合させて上記圧縮エア圧
により施工箇所へ吹付けるので、添加剤の混合割合の精
度が高く、かつ安定して添加され、均質で高品質の施工
体を得ることができる。
【0045】また耐火材料の圧送にピストンポンプを用
い、その耐火材料の供給管の一部をテーパー管とし、こ
のテーパー管の小径端側にホースを接続して吹付けノズ
ルに導くようにしたので、高い圧力で耐火材料を圧送す
ることができながらホースを小径とすることができ、こ
れにより吹付けノズルを持っての吹付け操作のハンドリ
ング負荷を著しく低減することが可能となって作業者の
負担を軽減することができ、延いては作業能率の向上を
図ることができる。
【0046】また耐火材料圧送用配管に先行材注入口を
設け、この注入口からモルタル等の先行材を注入するよ
うにすれば先行材を適量確実に供給することができ、そ
の使用量を最少限に留め、コストの低減化、作業の簡易
化、および耐火材料の品質維持を同時に図ることができ
る。
【0047】さらにピストンポンプ構造とすれば、複数
のピストンポンプにより耐火材料を交互に吸引・吐出を
行なわせても、ピストンポンプの作動の交替時に重複し
て吐出動作をなさしめることができるので耐火材料の供
給の止絶えがなく、常に吹付けノズルへ一定量の耐火材
料を圧送することができる。
【0048】前記耐火材料供給管内に圧入し得るスポン
ジ状の弾性部材と、前記供給管に接続してポンプにより
水をテーパー管内に圧送し得る圧力水供給手段とを併設
すれば、作業終了後に前記弾性部材を圧力水により管内
に押圧挿通させることにより配管内に残留した耐火材料
の回収を図ることができ、耐火材料の無駄をなくすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す配管構成図。
【図2】同、一具体例を示す一部を断面とした構成図。
【図3】(A)〜(D)は図2におけるピストンポンプ
装置の作用を示す説明図。
【図4】配管内残留耐火材料の回収手段の一例を示す構
成図。
【図5】(A),(B)は図4における弾性部材のセッ
ト手段の一例を示す斜視図。
【図6】図1の実施形態に先行材供給手段を付設した状
態を示す配管構成図。
【図7】図2の実施形態に先行材供給手段を付設した形
態を示す構成図。
【図8】従来の技術を示す配管構成図。
【符号の説明】
1 耐火材料圧送用ピストンポンプ(2連式ピストンポ
ンプ) 2 テーパー管 4 ホース 5 吹付けノズル 6 添加剤タンク 8 添加剤供給管 9 エアコンプレッサ 10 圧縮エア供給管 11 摺動板 12A,12B ピストンポンプ 13 シリンダ部 14 ピストン 15 圧送用油圧シリンダ(駆動手段) 16A,16B 連通孔 17 ホッパ 18 面板 19A,19B 開口部 20 耐火材料供給管 21 供給口 22 油圧シリンダ(駆動手段) 24 切換機構 26 接続管 27 中継管 28 曲管 29 回転体 36 先行材注入口
フロントページの続き (72)発明者 古 原 英 昭 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 品川白煉瓦株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−30885(JP,A) 特開 平9−250880(JP,A) 特開 平10−122757(JP,A) 特開 平10−38473(JP,A) 特開 平10−288470(JP,A) 特開 平10−54670(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F27D 1/16 B05B 7/04 B05D 1/02 C04B 35/66

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】耐火材料圧送ポンプにより圧送される耐火
    材料に添加剤を混合し、圧縮エアにより施工箇所への吹
    付け施工を行なう耐火材料の湿式吹付けにおいて、前記
    耐火材料圧送ポンプから吹付けノズルに至る配管系に設
    けた先行材注入口から所定量の先行材を供給したのち耐
    火材料を圧送し、次いで添加剤を圧縮エアに混合させた
    混合エアを吹付けノズルへ供給し、耐火材料と混合して
    吹付けることを特徴とする耐火材料の湿式吹付け方法。
  2. 【請求項2】前記耐火材料を圧送する手段として2基の
    ピストンポンプを並設した2連式ピストンポンプを用
    い、その材料吐出圧が理論値で5MPa以上である請求
    項1記載の耐火材料の湿式吹付け方法。
  3. 【請求項3】前記添加剤を供給する添加剤供給ポンプに
    1軸偏心ネジポンプを用いる請求項1〜2のいずれか1
    項記載の耐火材料の湿式吹付け方法。
  4. 【請求項4】耐火材料圧送ポンプにより圧送される耐火
    材料に添加剤を混合し、圧縮エアにより施工箇所へ吹付
    け施工する耐火材料の吹付け装置において、耐火材料を
    圧送するピストンポンプと該ピストンポンプに接続され
    る耐火材料供給管の一部を上流側から下流側にかけて漸
    次小径となるテーパー管とを有し、このテーパー管にホ
    ースを介して吹付けノズルを接続するとともに添加剤供
    給ポンプにより添加剤を供給する添加剤供給管を前記吹
    付けノズルに接続し、前記添加剤供給管の途中部に圧縮
    エアを供給する圧縮エア供給管を接続してなり、添加剤
    と圧縮エアとを混合したのち吹付けノズルで耐火材料と
    混合して吹付けるようにし、 前記耐火材料圧送ポンプから前記吹付けノズルに至る配
    管系に先行材注入口を設け、この注入口に先行材圧送ポ
    ンプにより先行材を定量供給するための配管をバルブを
    介して接続するようにされている耐火材料の湿式吹付け
    装置。
  5. 【請求項5】耐火材料圧送ポンプにより圧送される耐火
    材料に添加剤を混合し、圧縮エアにより施工箇所へ吹付
    け施工する耐火材料の吹付け装置において、耐火材料を
    圧送するピストンポンプと該ピストンポンプに接続され
    る耐火材料供給管の一部を上流側から下流側にかけて漸
    次小径となるテーパー管とを有し、このテーパー管にホ
    ースを介して吹付けノズルを接続するとともに添加剤供
    給ポンプにより添加剤を供給する添加剤供給管を前記吹
    付けノズルに接続し、前記添加剤供給管の途中部に圧縮
    エアを供給する圧縮エア供給管を接続してなり、添加剤
    と圧縮エアとを混合したのち吹付けノズルで耐火材料と
    混合して吹付けるようにし、 前記ピストンポンプの材料吐出圧が理論値で5MPa以
    上であり、前記テーパー管の前記ホース側の小径端の口
    径が40A以下とされている耐火材料の湿式吹付け装
    置。
  6. 【請求項6】耐火材料圧送ポンプにより圧送される耐火
    材料に添加剤を混合し、圧縮エアにより施工箇所へ吹付
    け施工する耐火材料の吹付け装置において、耐火材料を
    圧送するピストンポンプと該ピストンポンプに接続され
    る耐火材料供給管の一部を上流側から下流側にかけて漸
    次小径となるテーパー管とを有し、このテーパー管にホ
    ースを介して吹付けノズルを接続するとともに添加剤供
    給ポンプにより添加剤を供給する添加剤供給管を前記吹
    付けノズルに接続し、前記添加剤供給管の途中部に圧縮
    エアを供給する圧縮エア供給管を接続してなり、添加剤
    と圧縮エアとを混合したのち吹付けノズルで耐火材料と
    混合して吹付けるようにし、 前記添加剤供給ポンプ、先行材圧送ポンプが1軸偏心ネ
    ジポンプである耐火材料の湿式吹付け装置。
  7. 【請求項7】耐火材料圧送ポンプにより圧送される耐火
    材料に添加剤を混合し、圧縮エアにより施工箇所へ吹付
    け施工する耐火材料の吹付け装置において、耐火材料を
    圧送するピストンポンプと該ピストンポンプに接続され
    る耐火材料供給管の一部を上流側から下流側にかけて漸
    次小径となるテーパー管とを有し、このテーパー管にホ
    ースを介して吹付けノズルを接続するとともに添加剤供
    給ポンプにより添加剤を供給する添加剤供給管を前記吹
    付けノズルに接続し、前記添加剤供給管の途中部に圧縮
    エアを供給する圧縮エア供給管を接続してなり、添加剤
    と圧縮エアとを混合したのち吹付けノズルで耐火材料と
    混合して吹付けるようにし、 前記耐火材料供給管内に圧入し得るスポンジ状の弾性部
    材と、前記供給管の基端に接続してポンプにより管内に
    水を圧入し得る圧力水供給手段とを併有する耐火材料の
    湿式吹付け装置。
  8. 【請求項8】前記耐火材料圧送用ピストンポンプは、2
    基のピストンポンプと、これらピストンポンプを並立固
    定し各シリンダ部の開口部に整合して開口された連通孔
    を有する摺動板と、耐火材料を貯留するホッパと、この
    ホッパに設けられて前記摺動板と摺接し該摺動板のいず
    れか一方の連通孔に整合するとき他方の連通孔とは非整
    合となる位置に開口部を有する面板と、この面板に開口
    されて前記連通孔が選択的に整合可能とされかつ双方の
    連通孔が一部重複して重なり合うことができる耐火材料
    供給管の供給口と、前記摺動板を前記面板に対し相対的
    に移動させる駆動手段とを備えた2連式ピストンポンプ
    である請求項5〜7のいずれか1項記載の耐火材料の湿
    式吹付け装置。
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