JPS5955370A - コンクリ−ト等湿状資料の吹付け方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコンクリート等湿状資料の吹付は方法に関する
ものである。

コンクリート、モルタル、炉材などの吹付は施工法とし
ては、材料を水と共に混練した湿状資料を用いる方法と
、用液をほとんど添加しないでいわゆるドライミックス
した乾状資料を用いる方法とがある。このうち前者の湿
状資料を用いて吹付は施工を行う場合、従来では一般に
ミキサーにより練り混ぜた資料をピストン型やスクイー
ズ型などのポンプによりホース中を圧送し、ホース先端
の吹付はノズル近くで圧縮エアを添加して吹付ける手法
が採られていた。

しかしこの方法では、ピストン、スクイーズ機構のいず
れを用いるにしても脈動の発生を避けられず、脈動に伴
う吹付はノズルからの吐出量の変動により吹付は而の仕
上り具合がかんばしくないという欠点があった。またこ
の種湿式吹付けは急結剤の凝固反応の関係から圧送中に
急結剤を添加するのが普通であるが、湿状資料が濃密搬
送であるうえに脈動により単位あたりの圧送量に変動が
大きいため、添加した急結剤の分散と混合が均一となり
に＜＜、単位当りの資料に急結剤が過多に添加されたり
、逆に過少に添加されたり、あるいは急結剤が未反応の
まま吹付けられたりする。そのため、はね返りロスや粉
塵の発生が多くなるだけでなく、被覆層の強度（＋７．
差も大きくなり、均一で良好な強度の被覆層を形成しに
くいという欠点があった。

本発明は前記のような従来の湿式吹付は法の欠点を除去
するために研究を重ねて創案されたもので、脈動の発生
を防止してきわめて定量的に円滑な吹付けを行うことが
できると共に良好な仕上り面と均一良好な強度の被覆層
を形成できるコンクリート等湿状資料の吹付は法を提供
しようとするものである。

この目的のため本発明は、混練した湿状資料を単純に吹
付はノズルにポンプ圧送せず、ポンプと別の加圧容器に
いったん吐出せしめ、この加圧容器で脈動を吸収しつつ
しかも加圧容器から圧縮空気により吹付はノズルへと気
送するようにしたものである。

以下本発明の実施例を添付図面に基いて説明する。

第１図は本発明に係るコンクリート等湿状資料の吹付は
方法の概要を示すもので、１はポンプであり、図示する
ものはピストン型であるがスクイーズ型など公知の任意
のタイプを用いることができる。２は加圧容器（加圧チ
ャンバ）であり、図示するものではポンプ１と輸送管３
により結ばれている。４は加圧容器２に設けられた気送
用吐出機構であり、その一部に圧縮空気の添加部９が設
けられている。５は前記気送用吐出機構４と接続した搬
送ホースで、吹付は現場に導かれ、先端に吹付はノズル
６が接続されている。７は前記搬送ホース５の中間適所
に設けられた材料添加部、８は材料添加部７に対する材
料定量供給装置である。１０は加圧容器２に設けた攪拌
手段である。

しかして、湿状資料例えばコンクリートの吹付けにあた
っては、図示しないミキサーなどに砂、砂利、セメント
水その他の材料を投入してミキシングし、得られた湿状
資料Ａをポンプ１のホッパ等に投入する。そしてポンプ
１と加圧容器２の攪拌手段１０および材料定量供給装置
８を夫々駆動すると共に、ＪＪＩＩＩＥ容器２の気密室
１１と通じる圧縮エア導入部１３と圧縮空気添加部９に
夫々圧縮エアを供給する。湿状資料Ａは前記ポンプ１の
駆動により輸送管３に押出され、輸送管中をＩＳ密搬送
されて、加圧容器２の装入部１２がら加圧容器２の気密
室１１に順次吐出される。

この加圧容器２の気密室１１には前述のように攪拌手段
１０が内蔵され、ポンプ１から圧送された湿状資料Ａが
固化しないようにコントロールされる。また、圧縮エア
導入部１３から図示しない調整弁を介して圧縮空気が導
入され、湿状資料の排出を促すようにしている。第２図
と第８図は本発明で用いる加圧容器の一例を示すもので
、横型円筒状をなし、上側に装入部１２が形成されると
共に下側に吐出口１４が設けられている。そして、攪拌
手段１０として、筒心部の回転軸１５に夫々が位相を異
にする複数のアーム１６を設要の角度に前傾した羽根要
素１Ｔを取付けており、吐出口１４の１Ｕ上に対応する
回転軸１５のアーム１６′には、水平線に対して平行で
回転方向には所要の角ＩＷで前傾した羽根要素１７′を
取伺けている。

なお、加圧容器１はこの態様に限定されるものではなく
、たとえばだて型直筒状あるいはたて型テーパ状であっ
てもよく、たて型テーパ状の場合には攪拌手段を省略す
ることが可能である。

そして、加圧容器１の吐出口１４には気送用吐出機構４
が設けられており、該気送用吐出機Ｉａ４は第１図の実
施例では背部に圧縮空気添加部９を有するノズルとして
構成しているが、定量性を向上する意味からは第８図の
構造のものが推奨される。すなわち、第８図の気送用吐
出機構４は、一部をもって吐出口１４と接続した筒状ケ
ーシング１８と、この筒状ケーシング１８に内挿された
フィードスクリュー１９と、筒状ケーシング１８の開放
端を外囲するし前端がテーパ状となったリングノズル２
０とを備え、リングノズル２０の一部に圧縮空気添加ｆ
Ａ９が接続されてなる。

なお図示のごとくリングノズル２０ＫＭし、前記）−Ｅ
縮空気添加部９と別個所に他の添加物（たとえば水、急
結剤、セメント等）の注入部９′を設けてもよい。

しかして、さきのようにポンプ１により圧送され装入部
１２から気密室１１に順次吐出された湿状資料Ａは、気
密室１１がポンプ圧送圧よりも低い所定の加圧状態にあ
り、かつ送り機能を有する攪拌手段１ｏが内蔵されてい
ることから、それらの内圧と攪拌とにより１１ｔ　／Ｂ
ロイｍ＋へと逐次移動され、この吐出口１４から気送用
吐出機構４に押込まれ、圧縮空気添加部９から供給され
ている所定圧の圧縮エアにより気流搬送が開始され、搬
送ホース５を介して吹付はノズル６により対象物に吹付
けられる。

ポンプ１からの湿状資料Ａの圧送はさきに述べたごとく
脈動があり、−釉の間欠吐出状態であるが、本発明では
湿状資料Ａを加圧容器２にいったん収容し、ここから吹
付けノズル６に向は圧縮エアにより気送を行うので、ポ
ンプ１の脈動がうまく吸収され、ポンプ１からの吐出ｔ
ＡＱ、と加圧容器２の吐出ｍ　Ｑ、をＱ２≧Ｑ、の関係
となるように制御することで円滑に連続吹付けを行うこ
とができる。この制御はたとえばポンプ側の主軸回転数
と加圧容器側の圧縮エアの圧力（又は流量）を適当に関
係調整することで容易に行うことができる。

そして、脈動を吸収できることと圧縮エアによる気流搬
送特性を利用することから、湿状資料Ａをうまく定量送
りすることが可能になり、ことにフィードスクリューと
リングノズルを併用した場合には定量性を一段と向上で
きる。

なお、本発明者はポンプ１と加圧容器２の組合せのほか
に、加圧容器２と気送用吐出機構４による直接気送方式
も試みたが、連続吹付けを行うには加圧容器を２槽にし
たり煩雑なバルブ切換えを行わねばならないため、操作
性の低下や装置の大型化を招くなど適当でなかった。

しかしてトンネルの天井部や強い斜面などにコンクリー
ト等を吹付ける場合には急結剤類の添加が必要であるが
、この場合には加圧容器２からの気送開始と共に材料定
量供給装Ｂ８から粉粒状又は液状の添加剤Ｂを圧送する
ものである。本実施例ではロータないしアジテータを有
するフィーダを用い、圧縮エアにより、補助ホース２１
を介して材料添加部７に粉粒状の急結剤を供給している
。このとき湿状資料Ａが搬送ホース中を定量的に気流搬
送されているため、材料添加部Ｔから゛添加剤Ｂが吹込
まれることにより効果的に分散し湿状資料Ａの構成要素
と均一に接触混合する。

すなわちコンクリートの場合にはセメント粉と水分の付
着した各骨材粒に添加剤Ｂがまんべんなく付着し、この
状態で吹付はノズル６から施工面へ吹付けられる。従っ
て、強度偏差がきわめて少なくなり、はね返りや粉塵の
発生も少なくなる。

材料添加部７は、振込ホース１１１１に筒状金物を介在
接続し、筒状金物に吹込み管を連成した公知の構造であ
ってもよいが、より好ましくは第４図と第５図のように
ホースそのものを利用したアタッチメント式のものを用
いる。

すなわちこの材料添加部Ｔは、所定の曲率でわん曲した
数枚のプレート２２と、各プレート２２の厚さ方向を斜
めに貝く添加パイプ２３および前記プレート２２を搬送
ホース５の外周に添着固定するバンド２４からなってお
り、添加予定部の搬送ホース５に孔２５を穿ち、この孔
２５に添加パイプ２３の先端部２３１を嵌装するように
してプレート２２を当て、バンド２４で固定するもので
ある。

この機構を用いた場合には、添加ゾーンが弾性構造であ
るため添加剤Ｂやこれと湿状資料Ａとの混合物の付着や
閉塞が生じず、かつ添加個所の増設もきわめて簡単に行
える。

以上説明した本発明によるときには、湿状資料を吹付け
るにあたり、湿状資料Ａをポンプ１により直接吹付けノ
ズル６へ濃密搬送するのでなく、ポンプ１からいったん
加圧容器２へ連続吐出させ、ここから圧縮空気により搬
送ホース５を経て吹付はノズル６へと気送する方式とし
たので、湿状資料の吹付は作業において問題となってい
た脈動をうまく吸収して、効率よく定量連続吹付けを行
うことができる。

従って、本発明によれば、吹付は面に凹凸が少なく良好
な仕上り状態となると共に、急結剤類の添加混合が均一
となるため、はね返りロスや粉塵の発生を防止できると
共に強度偏差の少ない良質の被覆層を創成でき、またあ
わせて従来の湿式吹付けにくらべ、小容量のポンプで搬
送距離を延長することができるなどのすぐれた効果が得
られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るコンクリート等の湿状資料の吹付
は方法の一例を示す説明図、第２図は本発明法に用いる
加圧容器の一例を示す縦断側面図、第３図は同じくその
縦断正面間１第４図は本発明に用いられる添加部の一例
を示す斜視図、第５図は同じくその使用状態を示す断面
図である。 １・・・ポンプ、　　２・・・加圧容器、４・・・気送
用吐出機構、　　５・・・搬送ホース、　　６・・・吹
付はノズル、　　９・・・圧縮エア添加部。 特許出願人　　技術資源開発株式会社 代理人　弁理士　　黒　　　１）　　泰　　　弘、、＋
＝、：イ（σ、Ｖと。 ｊｌ−１・′

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 湿状資料を吹付けるにあたり、湿状資料をポンプから直
   接吹付はノズルに圧送せず、いったんポンプから加圧容
   器に圧送収容せしめつつ、該加圧容器から圧縮空気によ
   り吹付はノズルへと気送して施工面に吹付けることを特
   徴とするコンクリート等温状資料の吹付は方法。