JP3517578B2 - シュミット回路 - Google Patents

シュミット回路

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JP3517578B2
JP3517578B2 JP02912698A JP2912698A JP3517578B2 JP 3517578 B2 JP3517578 B2 JP 3517578B2 JP 02912698 A JP02912698 A JP 02912698A JP 2912698 A JP2912698 A JP 2912698A JP 3517578 B2 JP3517578 B2 JP 3517578B2
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英一 石井
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吉川アールエフシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシュミット回路に係
わり、特に、親機から供給される高周波信号を子機が内
蔵するアンテナコイルで受信して動作電力を得るように
しているデータキャリアシステムに用いて好適なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、親機から供給される高周波信
号を子機に内蔵したするアンテナコイルで受信して動作
電力を得るようにしたデータキャリアシステムにおいて
は、子機は親機から送られる変調された高周波信号を復
調し、前記高周波信号に重畳されているデータを得てい
る。
【0003】例えば、NRZでASK変調された信号を
復調するには、先ず、受信信号のエンベロップ(包絡
線)の変化点を微分回路で検出し、次に、ヒステリシス
特性を持ったコンパレータ(シュミット回路)により正
方向および負方向への変化点を判定することでデータを
復調するようにしている。
【0004】前記コンパレータ(シュミット回路)のシ
ステリシス幅は、受信信号振幅と変調度との積、すなわ
ち、受信信号のエンベロップ(包絡線)の変化量に比例
させることが望ましい。
【0005】また、データキャリアシステムでは、受信
信号振幅の変動は大きいが変調度は一定に保たれるの
で、受信信号振幅に比例したヒステリシス幅を持たせる
ことが必要である。さらに、コンパレータ(シュミット
回路)のヒステリシス幅はノイズによる誤動作をさける
ため、正方向および負方向に対称なヒステリシス幅を持
たせることが望ましい。
【0006】また、電源電圧はASK変調により変動し
ているので、電源電圧の変動に影響されることなく安定
に動作させるようにする必要がある。さらに、動作電源
を外部から供給されるので、低消費電流で動作させるよ
うにする必要がある。また、集積回路化(IC化)を容
易に実現できるようにするために、コンデンサの総容量
をできるだけ少なくして、回路を構成するために必要な
面積を小さくすることが望ましい。
【0007】図6に、シュミット回路の一例を示し、図
7および図8に各部の動作波形を示す。図6において、
アンテナコイルの両端の電圧(点A−点A´間の電圧)
を整流した出力点Bの電圧、すなわち、子機の電源電圧
には親機からの信号のキャリアを整流した後の高周波の
リップルが残っている。
【0008】これは、集積回路化(LSI化)するため
には、前述したようにコンデンサの総容量をできるだけ
少なくする必要があるので、充分な容量のコンデンサを
内蔵することができず、例えば、リップルフィルタコン
デンサCの容量は最大でも200pF程度に押さえてい
るからである。
【0009】図6の回路では、ASK変調信号を復調す
るときに、前記残っている高周波のリップルによって誤
判定が生じないようにするために、抵抗器Re 、コンデ
ンサCL よりなるローパスフィルタLPFを用いて前記
リップル分を取り除くようにしている。
【0010】前記ローパスフィルタLPFのカットオフ
周波数は、親機からの信号のキャリア周波数よりも充分
に低く、データの変調レートよりも充分に高く設定され
ている。例えば、親機からの高周波信号の周波数が10
MHzで、変調レートが100Kbit/secの場合
は、100KHz/2と、2×10MHzの中間である
約1MHzのカットオフ周波数に設定されている。
【0011】したがって、前記ローパスフィルタLPF
により信号の立ち上がり、立ち下がりは0.35μse
cに制限されるが、1bitのデータ伝送に割り当てら
れた時間10μsecよりも充分に短いので問題はな
い。
【0012】前記ローパスフィルタLPFの出力点Cに
は、高周波リップル成分が残ってるが、これはローパス
フィルタLPFの出力の基準点を第1の分圧抵抗器R1
〜第4の分圧抵抗器R4による分圧回路の中心の接続点
にしたためであって、D点とE点との差電圧のリップル
は減衰させられている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述のように構成され
たシュミット回路をデータキャリアシステムに用いた場
合、親機から送られてきたASK信号を復調できるが、
E点の電位がASK変調に応じて変動するために、第1
の差動コンパレータDIF1および第2の差動コンパレ
ータDIF2に入力されるASKによる変動分は約半分
となってしまい、ノイズに弱くなる問題があった。
【0014】また、第1および第2の差動コンパレータ
DIF1、DIF2の両入力間に電源電圧に比例した直
流電位差を与えてヒステリシス幅を設定するが、第2お
よび第3の分圧抵抗器R2、R3にかかる電圧のリップ
ル分は第3の分圧抵抗器R3側が大きくなるので、ヒス
テリシス幅が正負対称でなくなる問題があった。
【0015】これは、ローパスフィルタLPFの出力の
基準点を第2および第3の分圧抵抗器R2、R3の接続
点Eとすることで、電源リップル電圧が前記接続点Eに
印加されるためである。このため、第2の分圧抵抗器R
2の両端の間にかかるリップル分は減るが、第3の分圧
抵抗器R3の両端の間にかかるリップル電圧は大きくな
ってしまうためである。
【0016】この後者の問題は、ローパスフィルタLP
Fの出力の基準点を、基準電位点に変更し、第1および
第2の分圧抵抗器R1、R2の接続点(J点)と基準電
位との間にフィルタ用のコンデンサを追加すれば改善で
きるが、コンデンサを追加することは、集積回路(LS
I)にとって面積が増大するので好ましくないので、コ
ンデンサを追加しないと前者の信号成分が半分になる問
題は依然として残っていた。
【0017】本発明は前述の問題点にかんがみ、電源電
圧が変動していても安定した動作を行うことができると
ともに、低消費電流で動作させることができるシュミッ
ト回路を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のシュミット回路
は、入力結合コンデンサの一端が接続された入力端子
と、前記入力端子に印加される信号の電位変化を検出す
るために設けられた第1、第2、及び第3のトランジス
タと、電源電圧と基準電位との間の電圧を分圧して所定
の電圧とするための第1の分圧抵抗及び第2の分圧抵抗
を有する分圧手段とを備え、前記第1のトランジスタの
ドレインは、前記第1の分圧抵抗を介して、電源との間
に接続されたカレントミラー回路の入力端子に接続さ
れ、前記第1のトランジスタのソースは、前記第2の分
圧抵抗を介して基準電位点に接続され、前記入力結合コ
ンデンサの他端は、前記第3のトランジスタのゲートに
接続されるとともに、入力抵抗を介して前記第1のトラ
ンジスタのゲートにも接続されており、さらに、前記第
1のトランジスタのドレインは、前記第2のトランジス
タのゲートに接続されるとともに、帰還抵抗を介して前
記第1のトランジスタのゲートにも接続されており、前
記第2のトランジスタ及び前記第3のトランジスタのソ
ースは、基準電位点にそれぞれ接続され、前記第2のト
ランジスタ及び前記第3のトランジスタのドレインは、
前記カレントミラー回路の第1及び第2の出力端子にそ
れぞれ接続されており、前記第1のトランジスタの動作
点を基準にして決定される前記第2のトランジスタ及び
前記第3のトランジスタの動作点が所定の値となるよう
に、前記第1のトランジスタを動作点設定用トランジス
タとしても動作させ、また、前記入力端子に印加される
信号レベルが変化したときに、前記出力端子の論理レベ
ルを変化させるフリップ・フロップ回路を更に備え、前
記第2のトランジスタのドレインは、前記フリップ・フ
ロップ回路のセット入力端子に接続され、前記第3のト
ランジスタのドレインは、前記フリップ・フロップ回路
のリセット入力端子に接続されており、前記入力端子に
印加される信号レベルが正方向に変化したときには、正
方向変化検出用として動作する前記第2のトランジスタ
のドレインの電圧を"H"として、前記フリップ・フロッ
プ回路の出力を"H"とし、前記入力端子に印加される信
号レベルが負方向に変化したときには、負方向変化検出
用として動作する前記第3のトランジスタのドレインの
電圧を"H"として、前記フリップ・フロップ回路の出力
を"L"とする。
【0019】また、本発明のシュミット回路における他
の態様は、入力結合コンデンサの一端が接続された入力
端子と、前記入力端子に印加される信号の電位変化を検
出するために設けられた第1、第2、及び第3のトラン
ジスタと、電源電圧と基準電位との間の電圧を分圧して
所定の電圧となるようにする分圧手段とを備え、前記分
圧手段の分圧出力点に、前記第1のトランジスタのソー
スを接続し、前記入力結合コンデンサの他端は、前記第
3のトランジスタのゲートに接続されるとともに、入力
抵抗を介して前記第1のトランジスタのゲートにも接続
されており、前記第1のトランジスタのドレインは、前
記第2のトランジスタのゲートに接続されるとともに、
帰還抵抗を介して前記第1のトランジスタのゲートにも
接続されており、前記第2のトランジスタ及び前記第3
のトランジスタのソースは、基準電位点にそれぞれ接続
され、前記第1のトランジスタ、前記第2のトランジス
タ、及び前記第3のトランジスタのドレインは、それぞ
れに等しい電流を供給するための電流供給手段が接続さ
れており、前記第1のトランジスタの動作点を基準にし
て決定される前記第2のトランジスタ及び前記第3のト
ランジスタの動作点が所定の値となるように、前記第1
のトランジスタを動作点設定用トランジスタとしても動
作させ、また、前記入力端子に印加される信号レベルが
変化したときに、前記出力端子の論理レベルを変化させ
るフリップ・フロップ回路を更に備え、前記第2のトラ
ンジスタのドレインは、前記フリップ・フロップ回路の
セット入力端子に接続され、前記第3のトランジスタの
ドレインは、前記フリップ・フロップ回路のリセット入
力端子に接続されており、前記入力端子に印加される信
号レベルが正方向に変化したときには、正方向変化検出
用として動作する前記第2のトランジスタのドレインの
電圧を"H"として、前記フリップ・フロップ回路の出力
を"H"とし、前記入力端子に印加される信号レベルが負
方向に変化したときには、負方向変化検出用として動作
する前記第3のトランジスタのドレインの電圧を"H"と
して、前記フリップ・フロップ回路の出力を"L"とす
る。
【0020】また、本発明のシュミット回路におけるそ
の他の態様は、前記電流供給手段はカレントミラー回路
である。
【0021】また、本発明のシュミット回路におけるそ
の他の態様は、入力結合コンデンサの一端が接続された
入力端子と、前記入力端子に印加される信号の電位変化
を検出するために設けられた第1、第2、及び第3のト
ランジスタと、電源電圧と基準電位との間の電圧を分圧
して所定の電圧とするための第1の分圧抵抗及び第2の
分圧抵抗を有する分圧手段とを備え、前記第1のトラン
ジスタのドレインは、前記第1の分圧抵抗を介して電源
に接続され、前記第1のトランジスタのソースは、前記
第2の分圧抵抗を介して基準電位点に接続され、前記入
力結合コンデンサの他端は、前記第3のトランジスタの
ゲートに接続されるとともに、入力抵抗を介して前記第
1のトランジスタのゲートにも接続されており、さら
に、前記第1のトランジスタのドレインは、前記第2の
トランジスタのゲートに接続されるとともに、帰還抵抗
を介して前記第1のトランジスタのゲートにも接続され
ており、前記第2のトランジスタ及び前記第3のトラン
ジスタのソースは、基準電位点にそれぞれ接続され、前
記第2のトランジスタ及び前記第3のトランジスタのド
レインは、前記第1の分圧抵抗と同じ抵抗値をもつ第3
及び第4の抵抗を介してそれぞれ電源に接続され、前記
第1のトランジスタの動作点を基準にして決定される前
記第2のトランジスタ及び前記第3のトランジスタの動
作点が所定の値となるように、前記第1のトランジスタ
を動作点設定用トランジスタとしても動作させ、また、
前記入力端子に印加される信号レベルが変化したとき
に、前記出力端子の論理レベルを変化させるフリップ・
フロップ回路を更に備え、前記第2のトランジスタのド
レインの信号は、前記フリップ・フロップ回路のセット
入力端子に伝送され、前記第3のトランジスタのドレイ
ンの信号は、前記フリップ・フロップ回路のリセット入
力端子に伝送され、前記入力端子に印加される信号レベ
ルが正方向に変化したときには、正方向変化検出用とし
て動作する前記第2のトランジスタのドレインの電圧を
"H"として、前記フリップ・フロップ回路の出力を"H"
とし、前記入力端子に印加される信号レベルが負方向に
変化したときには、負方向変化検出用として動作する前
記第3のトランジスタのドレインの電圧を"H"として、
前記フリップ・フロップ回路の出力を"L"とする。
【0022】また、本発明のシュミット回路におけるそ
の他の態様は、前記電源電圧が所定電圧以上になったと
きに前記電源電圧を所定電圧に押さえる電圧クランプ手
段と、前記電圧クランプ手段が動作したときに前記分圧
手段の分圧比を変更する分圧比変更手段とを更に備え、
分圧電圧が小さくなるようにする。
【0023】
【0024】
【作用】本発明は前記技術的手段よりなるので、受信信
号のエンベロップ(包絡線)の変化点を検出するための
動作点が、基準電位よりも所定の電位だけ高く設定され
るので、ASK変調によって電源電圧が変動していても
安定に動作させることができるとともに、低消費電流で
動作させることが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明のシュミット回路の
一実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、第1
の実施の形態のシュミット回路の構成を示す回路図であ
る。図1に示した本実施の形態のシュミット回路1は、
IC化されて同一チップ上に隣接して作られていて、各
トランジスタ同士、および各抵抗器同士は整合がとられ
ている。
【0026】第1のMOSトランジスタQ1は動作点設
定用トランジスタとして設けられているものであり、そ
のドレインは、第1の分圧抵抗器R1と、帰還抵抗器R
Bと、第2のMOSトランジスタQ2のゲートに接続さ
れている。また、そのゲートは、入力抵抗器RAと帰還
抵抗器RBとの接続点に接続され、ソースは第2の分圧
抵抗器R2を介して基準電位へ接続されている。なお、
本実施の形態では基準電位として接地電位に接続してい
る。
【0027】前記第1の分圧抵抗器R1と第2の分圧抵
抗器R2とで前記動作点設定用トランジスタに印加され
る電源電圧と基準電位との間の電圧を分圧して、前記動
作点が前記基準電位から所定の電圧となるようにする分
圧手段を構成している。
【0028】また、第1の分圧抵抗器R1の他端は、第
4〜6のMOSトランジスタQ4〜Q6からなるカレン
トミラー回路CMの電流入力点である、第4〜6のMO
SトランジスタQ4〜6のゲートと、第4のMOSトラ
ンジスタQ4のドレインに接続されている。
【0029】また、前記第4〜6のMOSトランジスタ
Q4〜Q6のソースは電源に共通に接続され、第2のM
OSトランジスタQ2のドレインはカレントミラー回路
CMの第1の電流出力点I1となる第5のMOSトラン
ジスタQ5のドレインと、フリップフロップFFのセッ
ト端子に接続され、ソースは基準電位に接続されてい
る。前記第2のMOSトランジスタQ2は、前記入力端
子INに印加される信号の電位が正方向に変化したとき
にその出力電極の電位を変化させる正方向変化検出用ト
ランジスタとして設けられているものである。
【0030】また、第3のMOSトランジスタQ3は、
前記入力端子INに印加される信号の電位が負方向に変
化したときにその出力電極の電位を変化させる負方向変
化検出用トランジスタとして設けられているものであ
り、そのドレインはカレントミラー回路CMの第2の出
力点である第6のMOSトランジスタQ6のドレイン
と、フリップフロップFFのリセット端子に接続されて
いる。
【0031】また、第3のMOSトランジスタQ3のゲ
ートは入力抵抗器RAと入力結合コンデンサCINとの
接続点に接続され、ソースは基準電位に接続されてい
る。入力結合コンデンサCINは入力端子INに接続さ
れ、フリップフロップFFの出力端子は出力端子OUT
に接続されている。ここで、入力抵抗器RAと帰還抵抗
器RBとは等しく設定されている。
【0032】前述のように構成された、図1に示したシ
ュミット回路1の各構成素子の数値例としては、例え
ば、入力抵抗器RAと帰還抵抗器RBは200KΩ、第
1の分圧抵抗器R1は700KΩ、第2の分圧抵抗器R
2は10KΩ、入力結合コンデンサCINは5pF、電
源電圧の範囲は3〜12V、ASK変調度は5%であ
る。
【0033】以下、図1に示したシュミット回路1の動
作について説明する。先ず、直流動作点について説明す
る。第1のMOSトランジスタQ1のドレイン電圧の動
作点は、電源電圧を第1および第2の分圧抵抗器R1、
R2で分圧した結果、第2の分圧抵抗器R2にかかる電
圧と、第1のMOSトランジスタQ1のしきい値電圧V
thとの和になっている。
【0034】第1のMOSトランジスタQ1のゲート、
および入力結合コンデンサCINには直流電流は流れな
い。したがって、第2および第3のMOSトランジスタ
Q2、Q3のゲート電圧の動作点は、第1のMOSトラ
ンジスタQ1のドレイン電圧の動作点と等しい。
【0035】第1の分圧抵抗器R1、第1のMOSトラ
ンジスタQ1、第2の分圧抵抗器R2に流れる電流はカ
レントミラー回路CMの電流入力点に流れるので、この
電流と等しい電流がカレントミラー回路CMの第1およ
び第2の電流出力点I1,I2よりそれぞれ第2、第3
のMOSトランジスタQ2、Q3のドレインに供給され
る。
【0036】前述したように、第2、第3のMOSトラ
ンジスタQ2、Q3のゲート電圧は、第1のMOSトラ
ンジスタQ1のゲート・ソース間電圧よりも、第1およ
び第2の分圧抵抗器R1、R2により分圧された電圧だ
け高くなっている。
【0037】よって、第2および第3のMOSトランジ
スタQ2、Q3は、カレントミラー回路CMの第1およ
び第2の電流出力点I2から、第2および第3のMOS
トランジスタQ2、Q3のドレインに供給されている電
流よりも大きな電流を流そうとする。
【0038】その結果、第2および第3のMOSトラン
ジスタQ2、Q3のドレイン電圧は共に、“L”レベル
となっている。よって、フリップフロップFFの内容は
変化しない。
【0039】次に、入力信号に変化があったときの動作
を説明する。入力端子INに印加される信号は、「信号
源のインピーダンス+入力抵抗器RAの抵抗」と「入力
結合コンデンサCIN」との積の時定数から定められる
カットオフ周波数のハイパスフィルタHPFを通る。す
なわち、微分されている。
【0040】そして、入力端子INに印加される信号が
正方向に変化すると、入力結合コンデンサCINを通し
て第3のMOSトランジスタQ3のゲートに入力し、ゲ
ートは正方向に駆動される。
【0041】また、入力抵抗器RAを介して正方向の信
号が第1のMOSトランジスタQ1のゲートに印加され
るので、第1のMOSトランジスタQ1のドレインは負
の方向に変化する。この変化は帰還抵抗器RBを介し
て、第1のMOSトランジスタQ1のゲートに帰還され
る。
【0042】本実施の形態においては、前記入力抵抗器
RAと帰還抵抗器RBは抵抗値が等しく設定されている
ので、第1のMOSトランジスタQ1はゲインが「1」
のアンプとして動作している。このため、第2のMOS
トランジスタQ2のゲートも負方向に駆動される。第3
のMOSトランジスタQ3のゲートは動作点よりさらに
正方向に駆動されるので、第3のMOSトランジスタQ
のドレインは“L”レベルのままである。
【0043】一方、第2のMOSトランジスタQ2のゲ
ートは動作点より負方向に駆動されるので、その駆動量
が第1および第2の分圧抵抗器R1、R2による分圧電
圧を越えると、第2のMOSトランジスタQ2のドレイ
ン電流がカレントミラー回路CMの第1の電流出力点I
1から供給しようとする電流より小さくなる。その結
果、第2のMOSトランジスタQ2のドレインの電位は
“H”レベルに上がるので、フリップフロップFFの出
力は“H”レベルにセットされる。
【0044】一方、入力端子INに印加される信号が負
方向に変化すると、第2および第3のMOSトランジス
タQ2、Q3のゲートはそれぞれ逆方向に駆動される結
果、第3のMOSトランジスタQのドレインの電位は
“H”レベルに変化し、第2のMOSトランジスタQ2
のドレインの電位は“L”レベルに変化するので、フリ
ップフロップFFの出力は“L”レベルにリセットされ
る。
【0045】本実施の形態のシュミット回路1は、以上
説明したようにして、NRZでASK変調された入力信
号の変化を検出して良好に復調することができる。
【0046】また、本実施の形態のシュミット回路1
は、電源電圧に比例したヒステリシス幅をもっており、
入力信号の変化が分圧されずに入力信号として利用する
ことができている。また、電源に乗っている高周波リッ
プルは、第1および第2の分圧抵抗器R1、R2で分圧
される上、入力信号の正方向および負方向の変化に対し
同じ影響を与えるので、正負の方向に対称なヒステリシ
ス幅をもって動作させることができる。
【0047】また、シュミット回路を構成する場合にお
ける面積増大の原因となっているコンデンサとしては、
入力結合コンデンサCINのみを設ければよいので、I
C化を行う上で非常に有利な回路構成とすることができ
る。
【0048】図2に、本発明のシュミット回路の第2の
実施の形態を示す。図2に示したシュミット回路2は、
第1のMOSトランジスタQ1において「しきい値+電
源電圧の分圧値」の直流動作点を発生させるとともに、
ゲインが「1」のアンプとして動作させ、第1のMOS
トランジスタQ1に流れる電流値と、第2および第3の
MOSトランジスタQ2、Q3に流れる電流値との差で
動作しているものである。また、カレントミラー回路C
Mを構成するMOSトランジスタQ4、Q5、Q6のゲ
ートに印加する電圧をバイアス回路20で生成してい
る。
【0049】本実施の形態のシュミット回路2は、電源
電圧の上昇とともに動作電流が大きくなることにより生
じる問題点を防止するために、分圧回路の電流を直接第
1のMOSトランジスタQ1の動作電流にしないように
して、3個の電流供給手段を別個に設けている。
【0050】図1に示した回路は、電源電圧が高くなる
と、それに比例して動作電流の全てが大きくなるので、
合計電流が大きくなる問題があった。それに対し、本実
施の形態の回路の場合には、電源電圧が高くなることに
より電流が大きくなるのは1か所だけで、残りの電流を
小さくしておくことができるので、消費電流を低減する
ことができる。
【0051】図3に、本発明のシュミット回路の第3の
実施の形態を示す。図3に示したシュミット回路3は、
第2の実施の形態の回路と同様に、第1のMOSトラン
ジスタQ1で、「しきい値+電源電圧の分圧値」の直流
動作点を発生するとともに、ゲインが「1」のアンプと
して動作させ、第1のMOSトランジスタQ1に流れる
電流値と、第2および第3のMOSトランジスタQ2、
Q3に流れる電流値との差で動作するようにしたもので
ある。
【0052】また、本実施の形態のシュミット回路3
は、NチャネルMOSトランジスタのみで構成してい
る。また、本実施の形態では第1の分圧抵抗器R1と負
荷抵抗器R3、R4を等しく設定して、等しい大きさの
電流を3つのトランジスタQ1、Q2、Q3にそれぞれ
供給するための電流供給手段を構成している。
【0053】このように構成した本実施の形態のシュミ
ット回路3によれば、過剰にドライブされたときだけ動
作点が上がるように動作する。また、第2および第3の
MOSトランジスタQ2、Q3の負荷が抵抗器となって
いることにより利得が下がるので、その分はインバータ
INV1〜INV4を入れて補正している。
【0054】次に、図4に本発明のシュミット回路の第
4の実施の形態を説明する。本実施の形態のシュミット
回路4は、第2および第3のMOSトランジスタQ2、
Q3のソースに印加される電圧を電源電圧の分圧値だけ
高くバイアスした例である。このように構成した本実施
の形態のシュミット回路4は、図1に示したシュミット
回路1と同様に動作するが、入力の変化がないときに、
第2および第3のMOSトランジスタQ2、Q3のドレ
インの電位は両方共に“H”レベルである。そして、入
力信号の変化に応じて一方が“L”レベルになる。すな
わち、入力信号に応じて“H”レベル→“L”レベルへ
と変化するようにしている。
【0055】このような電位変化は、前述した例と逆の
電位変化なので、フリップフロップFFへの結合を換
え、第2のMOSトランジスタQ2のドレインを、IN
V1を介してフリップフロップFFリセット端子Res
etに接続し、第3のMOSトランジスタQ3を、IN
V2を介してフリップフロップFFセット端子Setに
接続している。
【0056】この例では、NRZのASK変調におい
て、同一データが連続する場合、すなわち、信号振幅が
変化しない期間が長い場合に消費電流を減らすことがで
きる利点を有している。
【0057】次に、図9を参照しながら本発明の第5の
実施の形態を説明する。一般的に、データキャリアシス
テムにおいては、子機のアンテナコイルに誘起される電
圧は質問機(親機)との距離によって変化し、距離が極
めて近くなった場合においては、子機内部のICの耐圧
以上の電圧が発生する場合がある。このような場合、内
部回路を保護するためにツェナダイオードやクランプ回
路等により電圧を制御して保護することが行われてき
た。
【0058】本発明のようにして振幅変動を検出する場
合には、クランプ回路が動作すると整流後のASK変調
による振幅の変化幅が減って見掛け上はASK変調幅が
浅くなったようになり、変調信号を復調できなくなる恐
れがある。
【0059】そこで、以下に説明する第5の実施の形態
では、図9に示すように、トランジスタ91とシリーズ
接続されたダイオード92、および抵抗器93からなる
クランプ回路90を設け、上記クランプ回路90のダイ
オード92と抵抗器93の電圧分圧点94から信号を取
り出し、この信号により分圧抵抗器R2と並列に接続さ
れたトランジスタ95のゲートを制御している。
【0060】電源電圧VDDが上昇していき、ダイオード
92と抵抗器93の電圧分圧点94の電圧がトランジス
タ91の動作電圧近傍になると、ダイオード92の特性
に従って徐々にトランジスタ91が動作し始め、最終的
にオンする。トランジスタ91のオン抵抗は小さいの
で、電流がこのトランジスタ91をバイパスとして流
れ、電圧上昇を防止する。
【0061】このとき、トランジスタ91がオンすると
同時にトランジスタ95もオンし、それまで抵抗器R
1:(抵抗器R2+トランジスタQ1の閾値電圧)の比
で分圧されていた分圧回路の抵抗器R2が、抵抗器R2
とトランジスタ91のオン抵抗の並列回路に置き換わっ
た構成となり、抵抗器R2の抵抗値を下げた場合と同じ
く、分圧回路の分圧比が大きくなる。これにより、ヒス
テリシス幅を減らすことができて、クランプがかかった
場合にも正しく復調することが可能になった。
【0062】本実施の形態のシュミット回路1〜4の応
用例を図5に示す。図5は、図6に示した従来回路に代
えて本実施の形態のシュミット回路1を配設したもので
あり、安定した動作を実現できるとともに、低消費電流
で動作させることができるので、電源電圧が変動し易い
データキャリアシステムの子機に用いるのに好適であ
る。
【0063】
【発明の効果】本発明は前述したように、受信信号のエ
ンベロップ(包絡線)の変化点を検出するとともに、前
記変化点における変化方向が正方向または負方向の何方
に変化するのかを判定することでデータを復調する際
に、入力端子に印加される信号の電位変化を検出するた
めの動作点を、基準電位よりも所定の電位だけ高く設定
したので、ASK変調によって電源電圧が変動していて
も安定に動作させることができるとともに、低消費電流
で動作させることができる。これにより、例えば、NR
ZでASK変調された信号の変化点および方向を良好に
検出することができ、誤りの少ないデータ復調を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシュミット回路の第1の実施の形態を
示す回路図である。
【図2】本発明のシュミット回路の第2の実施の形態を
示す回路図である。
【図3】本発明のシュミット回路の第3の実施の形態を
示す回路図である。
【図4】本発明のシュミット回路の第4の実施の形態を
示す回路図である。
【図5】本発明のシュミット回路の使用例を示す回路図
である。
【図6】従来のシュミット回路の一例を示す回路図であ
る。
【図7】図7の回路の各部の動作を説明する波形図であ
る。
【図8】図7の回路の各部の動作を説明する波形図であ
る。
【図9】本発明の第5の実施の形態を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1 第1の実施の形態のシュミット回路 2 第2の実施の形態のシュミット回路 3 第3の実施の形態のシュミット回路 4 第4の実施の形態のシュミット回路 Q1 動作点設定用トランジスタ Q2 正方向変化検出用トランジスタ Q3 負方向変化検出用トランジスタ R1 分圧用抵抗器 R2 分圧用抵抗器 FF フリップフロップ回路 VDD 電源電圧 RA 入力抵抗器 RB 帰還抵抗器 CIN 入力結合コンデンサ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力結合コンデンサの一端が接続された
    入力端子と、前記入力端子に印加される信号の電位変化
    を検出するために設けられた第1、第2、及び第3のト
    ランジスタと、電源電圧と基準電位との間の電圧を分圧
    して所定の電圧とするための第1の分圧抵抗及び第2の
    分圧抵抗を有する分圧手段とを備え、 前記第1のトランジスタのドレインは、前記第1の分圧
    抵抗を介して、電源との間に接続されたカレントミラー
    回路の入力端子に接続され、 前記第1のトランジスタのソースは、前記第2の分圧抵
    抗を介して基準電位点に接続され、 前記入力結合コンデンサの他端は、前記第3のトランジ
    スタのゲートに接続されるとともに、入力抵抗を介して
    前記第1のトランジスタのゲートにも接続されており、 さらに、前記第1のトランジスタのドレインは、前記第
    2のトランジスタのゲートに接続されるとともに、帰還
    抵抗を介して前記第1のトランジスタのゲートにも接続
    されており、 前記第2のトランジスタ及び前記第3のトランジスタの
    ソースは、基準電位点にそれぞれ接続され、 前記第2のトランジスタ及び前記第3のトランジスタの
    ドレインは、前記カレントミラー回路の第1及び第2の
    出力端子にそれぞれ接続されており、 前記第1のトランジスタの動作点を基準にして決定され
    る前記第2のトランジスタ及び前記第3のトランジスタ
    の動作点が所定の値となるように、前記第1のトランジ
    スタを動作点設定用トランジスタとしても動作させ、 また、前記入力端子に印加される信号レベルが変化した
    ときに、前記出力端子の論理レベルを変化させるフリッ
    プ・フロップ回路を更に備え、 前記第2のトランジスタのドレインは、前記フリップ・
    フロップ回路のセット入力端子に接続され、 前記第3のトランジスタのドレインは、前記フリップ・
    フロップ回路のリセット入力端子に接続されており、 前記入力端子に印加される信号レベルが正方向に変化し
    たときには、正方向変化検出用として動作する前記第2
    のトランジスタのドレインの電圧を"H"として、前記フ
    リップ・フロップ回路の出力を"H"とし、 前記入力端子に印加される信号レベルが負方向に変化し
    たときには、負方向変化検出用として動作する前記第3
    のトランジスタのドレインの電圧を"H"として、前記フ
    リップ・フロップ回路の出力を"L"とすることを特徴と
    するシュミット回路。
  2. 【請求項2】 入力結合コンデンサの一端が接続された
    入力端子と、前記入力端子に印加される信号の電位変化
    を検出するために設けられた第1、第2、及び第3のト
    ランジスタと、電源電圧と基準電位との間の電圧を分圧
    して所定の電圧となるようにする分圧手段とを備え、 前記分圧手段の分圧出力点に、前記第1のトランジスタ
    のソースを接続し、 前記入力結合コンデンサの他端は、前記第3のトランジ
    スタのゲートに接続されるとともに、入力抵抗を介して
    前記第1のトランジスタのゲートにも接続されており、 前記第1のトランジスタのドレインは、前記第2のトラ
    ンジスタのゲートに接続されるとともに、帰還抵抗を介
    して前記第1のトランジスタのゲートにも接続されてお
    り、 前記第2のトランジスタ及び前記第3のトランジスタの
    ソースは、基準電位点にそれぞれ接続され、 前記第1のトランジスタ、前記第2のトランジスタ、及
    び前記第3のトランジスタのドレインは、それぞれに等
    しい電流を供給するための電流供給手段が接続されてお
    り、 前記第1のトランジスタの動作点を基準にして決定され
    る前記第2のトランジスタ及び前記第3のトランジスタ
    の動作点が所定の値となるように、前記第1のトランジ
    スタを動作点設定用トランジスタとしても動作させ、 また、前記入力端子に印加される信号レベルが変化した
    ときに、前記出力端子の論理レベルを変化させるフリッ
    プ・フロップ回路を更に備え、 前記第2のトランジスタのドレインは、前記フリップ・
    フロップ回路のセット入力端子に接続され、 前記第3のトランジスタのドレインは、前記フリップ・
    フロップ回路のリセット入力端子に接続されており、 前記入力端子に印加される信号レベルが正方向に変化し
    たときには、正方向変化検出用として動作する前記第2
    のトランジスタのドレインの電圧を"H"として、前記フ
    リップ・フロップ回路の出力を"H"とし、 前記入力端子に印加される信号レベルが負方向に変化し
    たときには、負方向変化検出用として動作する前記第3
    のトランジスタのドレインの電圧を"H"として、前記フ
    リップ・フロップ回路の出力を"L"とすることを特徴と
    するシュミット回路。
  3. 【請求項3】 前記電流供給手段はカレントミラー回路
    であることを特徴とする請求項2に記載のシュミット回
    路。
  4. 【請求項4】 入力結合コンデンサの一端が接続された
    入力端子と、前記入力端子に印加される信号の電位変化
    を検出するために設けられた第1、第2、及び第3のト
    ランジスタと、電源電圧と基準電位との間の電圧を分圧
    して所定の電圧とするための第1の分圧抵抗及び第2の
    分圧抵抗を有する分圧手段とを備え、 前記第1のトランジスタのドレインは、前記第1の分圧
    抵抗を介して電源に接続され、 前記第1のトランジスタのソースは、前記第2の分圧抵
    抗を介して基準電位点に接続され、 前記入力結合コンデンサの他端は、前記第3のトランジ
    スタのゲートに接続されるとともに、入力抵抗を介して
    前記第1のトランジスタのゲートにも接続されており、 さらに、前記第1のトランジスタのドレインは、前記第
    2のトランジスタのゲートに接続されるとともに、帰還
    抵抗を介して前記第1のトランジスタのゲートにも接続
    されており、 前記第2のトランジスタ及び前記第3のトランジスタの
    ソースは、基準電位点にそれぞれ接続され、 前記第2のトランジスタ及び前記第3のトランジスタの
    ドレインは、前記第1の分圧抵抗と同じ抵抗値をもつ第
    3及び第4の抵抗を介してそれぞれ電源に接続され、 前記第1のトランジスタの動作点を基準にして決定され
    る前記第2のトランジスタ及び前記第3のトランジスタ
    の動作点が所定の値となるように、前記第1のトランジ
    スタを動作点設定用トランジスタとしても動作させ、 また、前記入力端子に印加される信号レベルが変化した
    ときに、前記出力端子の論理レベルを変化させるフリッ
    プ・フロップ回路を更に備え、 前記第2のトランジスタのドレインの信号は、前記フリ
    ップ・フロップ回路のセット入力端子に伝送され、 前記第3のトランジスタのドレインの信号は、前記フリ
    ップ・フロップ回路のリセット入力端子に伝送され、 前記入力端子に印加される信号レベルが正方向に変化し
    たときには、正方向変化検出用として動作する前記第2
    のトランジスタのドレインの電圧を"H"として、前記フ
    リップ・フロップ回路の出力を"H"とし、 前記入力端子に印加される信号レベルが負方向に変化し
    たときには、負方向変化検出用として動作する前記第3
    のトランジスタのドレインの電圧を"H"として、前記フ
    リップ・フロップ回路の出力を"L"とすることを特徴と
    するシュミット回路。
  5. 【請求項5】 前記電源電圧が所定電圧以上になったと
    きに前記電源電圧を所定電圧に押さえる電圧クランプ手
    段と、 前記電圧クランプ手段が動作したときに前記分圧手段の
    分圧比を変更する分圧比変更手段とを更に備え、 分圧電圧が小さくなるようにすることを特徴とする請求
    項1〜4の何れか1項に記載のシュミット回路。
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