JP3517430B2 - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JP3517430B2
JP3517430B2 JP09666493A JP9666493A JP3517430B2 JP 3517430 B2 JP3517430 B2 JP 3517430B2 JP 09666493 A JP09666493 A JP 09666493A JP 9666493 A JP9666493 A JP 9666493A JP 3517430 B2 JP3517430 B2 JP 3517430B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影画像を処理する画
像処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、固体メモリ素子を有するメモリ・
カードを記録媒体として、静止画像を記録自在な電子ス
チル・カメラは既に市販されており、また、メモリ・カ
ードを使用可能な電子手帳、携帯型コンピュータ等も市
販されている。携帯型コンピュータ等に画像を入力する
場合、電子スチル・カメラで撮影した画像をメモリ・カ
ードに記録し、該メモリ・カードを電子スチル・カメラ
から取り出した後、そのメモリ・カードを携帯型コンピ
ュータに挿入して画像を読み取っていた。
【0003】しかし、このような電子スチル・カメラで
撮影した画像をメモリ・カードに記録し、そのカードを
携帯型コンピュータに挿入して画像を読み取る方法に於
いては、撮影から画像の読み取りまでの手順が煩雑で、
また、電子スチル・カメラと携帯型コンピュータとメモ
リ・カードとを共に持ち歩かねばならず、不便であっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この課題を解決するた
めに、本願出願人は、先に携帯型コンピュータ(情報処
理装置)の筐体内に電子スチル・カメラ(撮像装置)及
びメモリ・カードを着脱可能に取り付けることができる
と共に、撮影から画像の読み取りまでの操作性を向上さ
せ、また小型化して携帯性に優れた画像処理システムを
出願した(特願平4−321912号)。
【0005】この画像処理システムによれば、例えば電
子スチル・カメラを携帯型コンピュータに装着した状態
で持ち歩き、該装着した状態で撮影できる。
【0006】しかしながら、上記画像処理システムにお
いては、携帯化を促進するために、撮像手段及びプログ
ラム格納手段を有する撮像装置である電子スチル・カメ
ラは出来るだけ小型化されており、また操作手段、表示
手段、記憶手段及び制御手段を有する情報処理装置であ
る携帯型コンピュータは、電子スチル・カメラを一台の
み装着できる構成のために、近年要望の強い撮影画像の
高画質化という点で十分に満足のいく画像を得ることが
困難であった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、操作性及び携帯性に優れ、且つ高画質
の画像を得ることができる画像処理システムを提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1記載の本発明は、操作手段、表示手段、記
憶手段及び制御手段を有する情報処理装置と、該情報処
理装置に着脱手段を介して装着され、且つ前記情報処理
装置との間で通信可能であり、画角のずれを調整される
ように構成された複数の撮像装置と前記複数の撮像装
置により撮像された画像を合成する合成手段とを具備す
ることを特徴とするものである。求項2記載の本発明
は、請求項1記載の画像処理システムにおいて、前記複
数の撮像装置は、前記情報処理装置に装着した状態で撮
影可能であることを特徴とする。求項記載の本発明
は、請求項1又は2記載の画像処理システムにおいて、
前記複数の撮像装置は、感度の異なる撮像素子、画素数
の異なる撮像素子、又は、素子サイズの異なる撮像素子
を用いていることを特徴とする。求項4記載の本発明
は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理シ
ステムにおいて、前記複数の撮像装置は、異なる色分解
フィルタを用いていることを特徴とする。求項5記載
の本発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画
像処理システムにおいて、前記複数の撮像装置の1つ
に、当該複数の撮像装置の1つとの間で通信可能であり
且つ画角のずれを調整可能である他の撮像装置が装着さ
れることを特徴とする求項6記載の本発明は、請求
項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理システムに
おいて、前記着脱手段は、前記情報処理装置と前記複数
の撮像装置とを互いに接続する接続手段を具備すること
を特徴とする
【0009】
【作用】請求項1に係る本発明の画像処理システムは、
操作手段、表示手段、記憶手段及び制御手段を有する画
像処理装置に、該情報処理装置との間で通信可能である
複数の撮像装置を装着し画角のずれを調整されるよう
に構成されたこれら複数の撮像装置により撮像された画
像を合成する。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0011】[第1実施例]図1は、本発明の第1実施
例に係る画像処理システムの斜視図、図2は同システム
のブロック図であり、本システムは情報処理装置1と、
第1撮像装置21と、第2撮像装置22と、記憶装置3
と、通信装置4とから構成されている。
【0012】情報処理装置1は、図1に示す如く装置本
体1aの上側に装置副体1bを矢印A,B方向に回動自
在に取り付けて成る。装置本体1aには上下方向に間隔
を存してスロット部1c1及び1c2が設けられている。
第1撮像装置21及び第2撮像装置22は、装置本体1a
のスロット部1c1及び1c2にそれぞれ電気的に接続す
るごとく着脱自在に嵌挿され、且つこのスロット部1c
1及び1c2の両サイドに設けられた案内溝1c11,1c
11及び1c22,1c22により挿脱動作が安定して行われ
る。装置本体1aに設けられた図示しない嵌挿部には記
憶装置3及び通信装置4が電気的に接続するごとく着脱
自在に嵌挿されている。
【0013】このように、本システムは、情報処理装置
1に第1、第2撮像装置21,22、記憶装置3、通信装
置4等の総ての補助装置を組み込み一体化された状態に
あるため、携帯性に優れたものとなっている。
【0014】また、装置副体部1bには、文字や画像等
のデータ表示を行う表示装置が組み込まれていて、使用
時にはこの装置副体1bを装置本体1aに対し、図中、
矢印A方向に回動起立させ、持ち運びする時には装置副
体1bを、図中矢印B方向に回動させて装置本体1a上
に重ね合せることができるので、更に携帯性に優れたも
のとなっている。
【0015】次に、本システムを構成する情報処理装置
1、第1,第2撮像装置21,22、記憶装置3、通信装
置4のそれぞれについて、図2に基づき説明する。
【0016】情報処理装置1は、本画像処理システム全
体を制御する制御手段60、制御手段60の制御動作プ
ログラム、変数等を記憶する記憶手段62、制御手段6
0の制御動作プログラムの実行に応じて必要な文字、画
像等の表示を行う液晶表示装置や音声を発するスピーカ
ー等の表示手段64、制御手段60への各種の動作指示
の入力をするための操作手段66、電源回路68及び電
源回路68に電源を供給する電池70を備えている。
【0017】そして、これらの各構成要素は、インタフ
ェース72、コネクタ74を介して第1撮像装置2
1と、インタフェース72′、コネクタ74′を介して
第2撮像装置22と、インタフェース76、コネクタ7
8を介して記憶装置3と、インタフェース76、コネク
タ80を介して通信装置4と接続されている。
【0018】情報処理装置1は、インタフェース72,
72′を介して第1,第2撮像装置21,22とデータ信
号や制御信号のやり取りを行うと共に、インタフェース
76を介して記憶装置3及び通信装置4とデータ信号や
制御信号のやり取りを行う。尚、電源回路68は電池検
出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切
り替えるスイッチ等により構成されており、電池装着の
有無、電池の種類、残電池量の検出を行い、その検出結
果及び制御手段60の指示に基づいてDC−DCコンバ
ータを制御し、必要な電圧を必要な期間、各部へ供給す
るものであり、コネクタ74,74′を介して後述する
第1,第2撮像装置21,22のインタフェース52、5
2′およびプログラム格納手段50,50′に電源供給
を行うと共に、コネクタ78,80を介して記録装置
3、通信装置4のそれぞれに電源供給を行う。
【0019】次に、第1,第2撮像装置21,22につい
て説明する。
【0020】尚、第2撮像装置22は第1撮像装置21
全く同一の構成のため、同一構成要素に対しては同一符
号を付すと共に、その符号に記号「′」を付して第1撮
像装置21の構成要素と区別し、その説明は省略する。
【0021】第1撮像装置21は、撮像手段5、プログ
ラム格納手段50、インタフェース52、コネクタ54
より構成され、図3はその外観を示すものである。
【0022】図3(A)は第1撮像装置21を前方から
見た斜視図であり、図2(B)は同装置21を後方から
見た斜視図である。
【0023】同図に示すように、第1撮像装置21の筐
体21aは薄平たい箱型形状を成し、該筐体21aの前面
表出部21bには、撮像レンズ10と、被写体までの距
離の測定に使用する測距窓34と、被写体の明るさの測
定に使用する測光窓36と、フラッシュ38とが設けら
れている。また、該筐体21aの両側部に突設部21c,
1cが設けられ、該突設部21c,21cが前述した図
1の情報処理装置1のスロット部11c,11cに設けら
れた案内溝1c11,1c11及び1c22,1c22に嵌挿さ
れるようになっている。
【0024】また、筐体21aの後面突出部21dにはコ
ネクタ54が設けられ、該コネクタ54を介して情報処
理装置1に接続される。
【0025】第1撮像装置21の撮像手段5は、該撮像
手段5全体を制御する撮像制御回路40、該撮像制御回
路40に接続されるメモリ制御回路20を備えている。
このメモリ制御回路20は、クロック回路18、画像圧
縮伸張回路22及び画像メモリ24を制御する。クロッ
ク回路18は撮像素子14、A/D変換器16、メモリ
制御回路20及び撮像制御回路40にクロック信号や制
御信号を供給する回路であり、該クロック回路18はメ
モリ制御回路20及び撮像制御回路40により制御され
る。画像圧縮伸張回路22は適応離散コサイン変換(A
DCT)等によりデータを圧縮伸張する回路であり、画
像メモリ24は書き込まれたデータを記憶する回路であ
る。
【0026】撮像素子14により光学像はアナログデー
タに変換され、該データはA/D変換器16によりディ
ジタルデータに変換されて前記メモリ制御回路20に入
力される。該メモリ制御回路20は、A/D変換器16
からの出力データを画像メモリ24に書き込む。また、
ディジタル変換されたデータを圧縮して画像メモリ24
に書き込む場合には、メモリ制御回路20は、画像メモ
リ24よりデータを読み出し、画像圧縮伸張回路22で
データ圧縮した後、画像メモリ24にデータを書き込
む。
【0027】撮像制御回路40は、シャッタ12の絞り
機構を駆動するシャッタ駆動回路30、撮像レンズ10
のフォーカシング・レンズを駆動するレンズ駆動回路3
2、被写体までの距離を測定する測距回路32a、被写
体の明るさを測定する測光回路36a、フラッシュ3
8、電池44から電源供給を受ける電源回路42をそれ
ぞれ制御する。
【0028】撮像制御回路40は、測距回路34aの測
定結果に従いレンズ駆動回路32により撮影レンズ10
のフォーカシング・レンズを駆動して撮影レンズ10を
合焦状態に制御する。また、撮像制御回路40は、測光
回路36aの測定結果により、最適露光量になるように
シャッタ駆動回路30によりシャッタ12の絞り機構を
駆動してシャッタ12の開放時間を決定する。
【0029】電源回路42は電池検出回路、DC−DC
コンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ等
により構成されており、電池装着の有無、電池の種類、
残電池量の検出を行い、その検出結果及び撮像制御回路
40の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、
必要な電圧を必要な期間、各部へ供給するものである。
【0030】また、プログラム格納手段50は、第1撮
像装置21を動作させるための撮像プログラムを格納
し、格納されたプログラムは情報処理装置1により実行
される。即ち、第1撮像装置21はコネクタ54を介し
て電気的に着脱可能に情報処理装置1のコネクタ74に
接続されており、情報処理装置1はコネクタ54に接続
するインタフェース52を介してデータ信号や制御信号
のやり取りを前記撮像プログラムに従い実行する。この
インタフェース52はメモリ制御回路20及び撮像制御
回路40とも接続され、該メモリ制御回路20及び撮像
制御回路40は前記インタフェース52を介して情報処
理装置1により制御される。
【0031】次に、記録装置3および通信装置4につい
て説明する。
【0032】記録装置3はハード・ディスクやメモリ・
カード等の記録媒体であり、情報処理装置1に接続する
コネクタ78、情報処理装置1とデータ信号や制御信号
のやり取りを行うインタフェース94及び該インタフェ
ース94に接続する記録領域96から成る。
【0033】通信装置4は外部機器や通信回路との通信
を行う通信手段であり、情報処理装置1に接続するコネ
クタ80、情報処理装置1とデータ信号や制御信号のや
り取りを行うインタフェース104、外部機器との通信
を制御する通信制御回路106及び外部機器や通信回路
に接続するコネクタ108から成る。このコネクタ10
8を用いれば外部機器と直接或は通信回線を介して電送
等の通信を行うことができ、通信制御回路106は、所
定のプログラムに従ってコネクタ108に接続されるレ
イヤのプロトコルに応じた通信制御、データの変換・逆
変換、変調・復調等を行うことができる。
【0034】これらコネクタ78,80,92,10
2,108は、電気信号は勿論、機械的、光学的、音響
的等の様々な信号を伝達することが出来る。なお、図2
の画像処理システムの構成は、複数の記録装置3や通信
装置4が情報処理装置1に接続した構成や、記録装置
3、通信装置4の両方或はいずれかが情報処理装置1と
一体となった構成であってもよい。
【0035】図4、図5、図6及び図7を参照して、本
実施例に係る画像処理システムの撮像動作を説明する。
【0036】図4は、本システムの撮像動作の主ルーチ
ンを示すフローチャートである。
【0037】情報処理装置1での電池交換等の電源投入
により、制御手段60はフラグや制御変数などを初期化
し(ステップS1)、記憶手段62の領域の一部に格納
されたオペレーティング・システム等の制御プログラム
を実行する。制御手段60は、制御プログラムの実行に
より、表示手段64に文字・数字やアイコン等により必
要な所定の表示を行い、操作手段66による入力を受け
付けるように設定する。
【0038】次のステップS2で、操作手段66により
命令が入力されると、次のステップS3において、制御
手段60は第1撮像装置21及び第2撮像装置22により
撮像モードを実行する命令か否かを判断し、撮像モード
を実行する命令でないならば、その命令に応じた情報処
理装置1による所定の処理を実行し(ステップS7)、
所定の処理終了後、表示手段64に文字・数字やアイコ
ン等により必要な所定の表示を行い、操作手段66によ
り次の入力を受け付けるように設定し、設定後ステップ
S2に戻り、次の命令が入力されるまで待機する。
【0039】また、ステップS3において、撮像モード
を実行する命令であるならば、次のステップS4で制御
手段60は第1撮像装置21及び第2撮像装置22が情報
処理装置1に接続されているか否かを判断し、接続され
ていなければ表示手段64により所定の警告を行い(ス
テップS8)、警告後ステップS2に戻り、次の命令が
入力されるまで待機する。
【0040】ステップS4において、第1撮像装置21
及び第2撮像装置22が情報処理装置1に接続されてい
ると判断されれば、制御手段60はプログラム格納手段
50及び50′から第1撮像装置21及び第2撮像装置
2を動作させるための撮像プログラムを読み出し、イ
ンタフェース52及び52′、コネクタ54及び5
4′、コネクタ74及び74′、インタフェース72及
び72′を介して、記憶手段62の領域の一部に記憶さ
せる(ステップS5)。
【0041】そして、制御手段60は、前記プログラム
を記憶手段62より読み出し、後述するステップS6の
撮像プログラムを実行する。このプログラムの実行によ
り、制御手段60は、表示手段64に撮像するのに必要
な所定の表示を行い、操作手段66による入力命令に従
って第1撮像装置21及び第2撮像装置22の各部を順次
動作させ、撮像を行う。
【0042】撮像動作が全て終了すると、制御手段60
は撮像モードの実行を終了し、表示手段64に文字・数
字やアイコン等により必要な所定の表示を行い、操作手
段66による入力を受け付けるように設定し、設定後ス
テップS2に戻り、次の命令の入力がされるまで待機す
る。
【0043】次に、図4のステップS6における撮像プ
ログラムの詳細な説明を行う。
【0044】図5は、図4のステップS6における詳細
な撮像プログラムのフローチャートを示す。
【0045】先ず、制御手段60は撮像するのに必要な
所定の撮像表示を表示手段64により行う(ステップS
11)。例えば、第1撮像装置21及び第2撮像装置22
のシングル撮影、連続撮影、セルフタイマ撮影等の動作
モード、測距、測光情報、フラッシュ38や38′の動
作状態、電池44や44′の残電池量、シャッター・ス
ピード値、絞り値、露出補正値、撮像素子の感度を上げ
るゲイン・アップ動作状態、画像メモリ24や24′の
使用状態、画像圧縮伸張回路22や22′の動作状態、
そして記録装置3の記録動作状態、撮影枚数、撮影済み
容量、残り枚数、残り容量等が、文字・数字やアイコン
等を用いて表示手段64に表示される。また、第1撮像
装置21及び第2撮像装置22の機能を、レリーズ・ボタ
ン、電子ダイヤル、モード・セレクト・ダイヤル等の一
般的なカメラの操作部の画として、表示手段64に表示
してもよい。更に、表示されたカメラの操作部の画を、
ペン、マウス、トラックボール、タッチ・パネル等のポ
インティング・デバイスにより選択して操作手段66の
入力としてもよい。これらにより、情報処理装置1に於
いても違和感無くカメラと同様な撮像操作をすることが
可能となる。
【0046】制御手段60は、撮像制御回路40及び4
0′に対して、撮像手段5及び5′の初期化を命じる。
これに応じて、撮像制御回路40及び40′はフラグ、
変数を初期化すると共に、電源回路42及び42′をオ
ンにし、撮像手段5及び5′の各部を初期状態に設定す
る(ステップS12)。
【0047】制御手段60は、次のステップS13で第
1撮像装置21及び第2撮像装置22により撮像した画像
データを記憶手段62或は記録装置3に記録可能か否か
を判断し、記録可能な空き領域が無い、或は記録装置3
が接続されていない等のために記録できないと判断する
と、表示手段64により警告を行って(ステップS2
4)、本撮像プログラムの実行を終了し、図4のステッ
プS2に戻る。
【0048】尚、撮像プログラム実行終了時に、制御手
段60は撮像制御回路40及び40′に対して撮像手段
5及び5′の動作終了を命じ、撮像制御回路40及び4
0′は撮像手段5及び5′の各部で必要な終了処理を行
い、電源回路42及び42′をオフにする。
【0049】しかし、ステップS13で記録可能と判断
し、次のステップS14で操作手段66により測距・測
光スイッチ(SW1)が設定されたと判断すると、制御
手段60は第1撮像装置21の撮像制御回路40及び第
2撮像装置22の撮像制御回路40′に対して測距・測
光動作を命じる。撮像制御回路40及び40′は、ステ
ップS15において測距回路34a,34′a及び測光
回路36a,36′aにより、測距・測光を行い、撮影
レンズ10及び10′の焦点を被写体に合わせ、シャッ
タ時間を決定する。
【0050】次に、このステップS15の測距、測光動
作を図6を参照して詳細に説明する。
【0051】図6は、図5のステップS15における測
距・測光動作を示すフローチャートである。撮像制御回
路40及び40′は、測距回路34a及び34′aによ
り被写体までの距離を測定し、測定データを撮像制御回
路40及び40′の内部メモリに記憶し(ステップS4
1)、測光回路36a及び36′aにより被写体の明る
さを測定して、測定データを撮像制御回路40及び4
0′の内部メモリに記憶する(ステップS42)。次の
ステップS43において、測光回路36a及び36′a
による測光値によりフラッシュが必要か否かを判断し、
フラッシュが必要ならばステップS44に進む。ステッ
プS44では、フラッシュ・フラグをセットし、フラッ
シュ38及び38′を充電した後に図5のステップS1
6に進む。また、必要でないならば、ステップS44を
ジャンプして図5のステップS16に進む。
【0052】図5に戻って、ステップS16では、制御
手段60は操作手段66により撮影スイッチ(SW2)
が設定されているか否かを判断し、設定されていないと
判断すると、ステップS14に戻り、測距・測光スイッ
チ(SW1)が設定されていることを条件にステップS
15の測距・測光動作を繰り返す。
【0053】しかし、ステップS16で、操作手段66
により撮影スイッチ(SW2)が設定されたと判断する
と、制御手段60は撮像制御回路40及び40′に対し
て撮影動作を命じる。そして、ステップS17におい
て、これら撮影制御回路40及び40′は、撮影動作を
実行し、画像メモリ24及び24′に画像データを書き
込む。
【0054】次に、ステップS17の撮影動作を図7を
参照して詳細に説明する。
【0055】図7は、図5のステップS17における撮
影動作を示すフローチャートである。
【0056】撮像制御回路40及び40′は、それぞれ
撮像制御回路40及び40′の内部メモリに記憶される
被写体までの距離データを読み出し、レンズ駆動回路3
2及び32′により撮影レンズ10及び10′のフォー
カシング・レンズを駆動して、被写体に焦点を合わせる
(ステップS51)。また、撮像制御回路40及び4
0′の内部メモリに記憶される測光データに従いシャッ
タ駆動回路30及び30′によりシャッタ12及び1
2′を開放して(ステップS52)、撮像素子14及び
14′を露光する(ステップS53)。次のステップS
54において、フラッシュ・フラグによりフラッシュ3
8及び38′が必要か否かを判断し、必要な場合にはス
テップS55でフラッシュ38及び38′を発光させ、
ステップS56に進む。一方、必要でない場合には、ス
テップS55をジャンプしてステップS56に進む。ス
テップS56では撮像素子14及び14′の露光終了を
待ち、その終了後シャッタ12及び12′を閉成して
(ステップS57)、撮像素子14及び14′からアナ
ログデータを読み出し、A/D変換器16及び16′、
メモリ制御回路20及び20′を介して、画像メモリ2
4及び24′に撮影画像のデータを書き込む(ステップ
S58)。そして、図5のステップS18に進み、連続
撮影を行うか否かを判断する。
【0057】図5に戻り、ステップS18で連続撮影を
行う場合には、ステップS19に進み、画像メモリ24
及び24′に画像データを書き込み可能な領域があるか
否かを判断し、書き込み可能な領域があればステップS
16に戻り、撮影スイッチ(SW2)が設定されている
ことを条件にステップS17の撮影動作を繰り返す。ま
た、ステップS18で連続撮影を行わない場合、或はス
テップS19で画像メモリ24及び24′に書き込み可
能な領域がない場合にはステップS20に進み、制御手
段60は、撮像制御回路40及び40′に対して記録動
作を命じる。撮像制御回路40及び40′は、画像メモ
リ24及び24′から画像データを読み出し、メモリ制
御回路20,20′、インタフェース52,52′、コ
ネクタ54,54′を介して、情報処理装置1に画像デ
ータを送り出す。制御手段60は、受け取った画像デー
タをコネクタ74,74′、インタフェース72,7
2′を介して記憶手段62に、或は更にインタフェース
76、コネクタ78を介して記録装置3に書き込み、ス
テップS16に戻る。
【0058】一方、ステップS14で操作手段66によ
り測距・測光スイッチ(SW1)が設定解除されたと判
断すると、制御手段60はタイマのカウントを行い(ス
テップS21)、次のステップS22で所定のカウント
数に達していないと判断するとステップS14に戻り、
測距・測光スイッチ(SW1)が設定されるのを待つ。
しかし、測距・測光スイッチ(SW1)が設定解除され
且つステップS22において所定のカウント数に達した
と判断すると、表示手段64による撮像のための表示を
解除し(ステップS23)、この撮像プログラムの実行
を終了し、図4のステップS2に戻る。
【0059】尚、撮像プログラム実行終了時には、制御
手段60は撮像制御回路40及び40′に対して撮像手
段5及び5′の動作終了を命じ、撮像制御回路40及び
40′は撮像手段5及び5′の各部で必要な終了処理を
行い、電源回路42及び42′をオフにする。
【0060】以上、画像処理システムの撮像動作につい
て説明したが、次に本システムの撮影画像の高画質化に
ついて説明する。
【0061】本実施例では複数の撮像装置で得られる画
像を合成して出力することにより、単体の撮像装置で得
られる画像情報量の不足分を補い、画像の高画質化を図
るものである。
【0062】図8は本実施例に係る画像処理システムの
高画質処理の主ルーチンを示すフローチャートである。
【0063】本高画質処理のルーチンにおいて、ステッ
プS111〜S113及び117は、前述した図4の撮
像動作の主ルーチンにおけるステップS1〜S3及びS
7と同じであるので、その説明は省略する。
【0064】ステップS114において、制御手段60
が第1撮像装置21および第2撮像装置22のいずれも情
報処理装置1に接続されていないと判断すると、表示手
段64により所定の警告を行い(ステップS118)、
警告後ステップS112に戻り、次の命令が入力される
まで待機する。
【0065】一方、前記ステップS114において、第
1撮像装置21および第2撮像装置22の両者またはいず
れか一方が接続されたと判断すると、制御手段60によ
りインタフェース72及び72′を介してそれぞれ第1
撮像装置21または第2撮像装置22の接続の有無を検出
し、その検出結果を表示手段64に文字・数字やアイコ
ン等により必要な所定の表示を行い、操作手段66に含
まれるメイン・スイッチの操作を持つ。次のステップS
119で表示手段64にこのうちのいずれか一方が接続
されたことが表示された場合に、前記メイン・スイッチ
が操作されると、次のステップS1110でこのまま一
台で撮影を行うのか否かを判断し、一台で撮影を行わな
い場合はステップS119に戻るが、一台で撮影を行う
場合には、前記メイン・スイッチの操作に従い前述した
単体の撮像装置での撮影動作を行うべく、撮像プログラ
ムを読み出し(ステップS115)、撮像プログラムを
実行する(ステップS116)。
【0066】一方、高画質処理が必要な場合は、他の撮
像装置を接続した後、制御手段60により第1撮像装置
1及び第2撮像装置22の接続の有無を検出し、ステッ
プS119でこの両者が接続されたことを表示手段64
に文字・数字やアイコン等により必要な所定の表示が行
われ、前記メイン・スイッチの操作により前述した撮像
プログラムをそれぞれ読み出し(ステップS111
1)、次のステップS1112において、後述する撮像
装置間の画角調整を行うための位置合わせを行うか否か
を判断し、画角調整を行う場合にはステップS1113
に進み、画角調整後ステップS116に進む。また、画
角調整を行わない場合にはステップS1113をジャン
プしてステップS116に進み、ステップS116にお
いて、撮像プログラムの実行命令の入力待ち状態にな
る。操作手段66により撮影の入力命令があった場合、
前述の撮像プログラムにより、第1撮像装置21及び第
2撮像装置22はそれぞれ撮影動作を行う。
【0067】尚、この撮像プログラムによる撮像動作
は、前述した図5の撮像プログラムのフローチャートに
従う動作と同じなので、その説明は省略する。
【0068】次に、図8のステップS1113の画角調
整の詳細な説明を行う。
【0069】図9は、図8のステップS1113の画角
調整を示すフローチャートである。
【0070】撮像制御回路40及び40′は、撮像装置
間の画角調整を行うために撮像素子14及び14′を夫
々フィールド撮影モードに設定し(ステップS12
1)、それぞの撮影画像を制御手段60により表示手
段64に同時に表示する。表示手段64に表示された二
種類の画像に画角のずれがある場合は、情報処理装置1
に備えられているペン、マウス、トラックボール、タッ
チパネル等のポインティング・デバイスやキーボード入
力等により片方の画像をもう一方の画像に重ね合わせる
ことにより、制御手段60は表示手段64上で動かした
画像の移動量と移動方向に基づいて、図示しない可動部
を制御し、表示手段64上で動かした画像を撮影した方
の撮像装置の向きを変えて画角のずれを調整する(ステ
ップS122)。画角調整としては、ポインティング・
デバイス等の入力によりソフト的に可動部の制御を行っ
ていたが、撮像素子14及び14′を動画を撮影できる
ように制御することで、表示手段64上に表示された画
像を見ながら手動で可動部を動かして画角調整を行うこ
とも可能である。また、撮像素子14及び14′を夫々
フィールド撮影モードに設定したのは画角調整時間を短
縮するためで、時間をかけても良いのであればフレーム
撮影モードに設定して画角調整を行ってもよい。そして
画角調整が終了した時点で、撮像制御回路40及び4
0′は撮像素子14及び14′をフレーム撮影モードに
設定し(ステップS123)、設定後図8のステップS
116に戻り、撮像プログラムの実行命令の入力待ち状
態になる。
【0071】尚、画角調整は、撮像装置に可動部を持た
せて撮像装置自体を動かす変わりに、撮像装置内のレン
ズ光学系に周知の“あおり機構”を設けた構成としたも
のでもよい。
【0072】また、画像の位置合わせとしては撮像信号
処理後のカラー画像を用いてもよいが、位置合わせの時
のみカラー処理でなく輝度信号を用いて行えば、処理時
間を更に短縮可能である。
【0073】以上のように、第1撮像装置21及び第2
撮像装置22によりそれぞれ撮影された画像は、一旦第
1撮像装置21及び第2撮像装置22内にある画像メモリ
24及び24′内に記憶されるが、画像メモリ24及び
24′の記憶領域が不足するか又は情報処理装置1の操
作手段66により画像データ転送の入力命令が入力され
た場合には、インタフェース52,52′、コネクタ5
4,54′、74,74′、及びインタフェース72,
72′を介して情報処理装置1に転送される。制御手段
60は2つの画像データを通常一般的に行われる画像合
成、例えば単純な加算式或いは重み付け加算により合成
し、記憶手段62に記憶するように制御を行う。
【0074】本実施例では、第1撮像装置21及び第2
撮像装置22は全く同一の構成としているので、上記の
ように合成して得られる画像は撮像装置単体で得られる
よりもS/N比が向上したものとなる。更に、撮像素子
のみかけ上のDレンジを上げることが出来るので、撮像
信号処理系の感度設定の上限内で撮像感度を上げること
が可能である。
【0075】また、情報処理装置1が、本実施例のよう
に2台にかぎらず、3台以上の撮像装置を接続可能な情
報処理装置であれば、更なる感度、S/N比の向上が期
待できる。
【0076】また、第1、第2の撮像装置として感度の
異なる撮像素子を用い、さらにDレンジを広げるように
構成したり画素数や素子サイズの異なる撮像素子を用い
て、低域信号用、高域信号用と割り当てて構成しても良
い。
【0077】[第2実施例]次に、本発明の第2実施例
を説明する。
【0078】単板の撮像素子のカラーコーディングとし
ては、例えば、ビデオカメラに用いられる補色市松型や
電子スチル・カメラに用いられる純色ストライプ型、純
色市松型、ベイヤー型がよく知られている。前述した第
1実施例においては、第1撮像装置21と第2撮像装置
2とは全く同一の構成としているので、それぞれの色
分解フィルタのカラーコーディングは、同一の種類のも
のであった。したがって、感度、S/Nの面では高画質
化が達成できるが、色再現性の面から見ると十分満足の
いく画質は得られない場合がある。
【0079】本実施例は、接続する撮像素子のカラーコ
ーディングを異なる種類を形成するようにして、色再現
性を向上させるものである。
【0080】したがって、本実施例に係る画像処理シス
テムの構成と、図2の画像処理システムの構成との異な
る点は、図2の第1撮像装置21の撮像素子14および
第2撮像装置22の撮像素子14′のそれぞれに異なる
色分解フィルタを形成させ、撮像素子14a,14′a
となる構成としたことである。以下、本実施例では、上
記異なる点についてのみ説明する。
【0081】図10は、本実施例に係る画像処理システ
ムの撮像素子14a及び14′aの表面に形成される色
分解フィルタのカラーコーディングを示す図である。
【0082】本実施例では、撮像素子14aには全面グ
リーン(G)の色分解フィルタを形成し(図10
(A))、撮像素子14′aにはレッド(R)、ブルー
(B)の色分解フィルタを交互に形成して(10
(B))撮像画像の色再現性を向上させている。ここ
で、本実施例の画像処理システムの撮像動作は、情報処
理装置1の制御手段62における色信号の処理のしかた
が異なるのみであり、この色信号の処理のしかたは公知
であり、またその他の撮像動作は前述した第1実施例に
係る画像処理システムの撮像動作と同一であるため、そ
の説明は省略する。
【0083】なお、色分解フィルタのカラーコーディン
グについては本実施例の場合に限定されるものではな
く、その他の色再現性を向上させるために容易に考えら
れるカラーコーディングをも含む。また、一方の撮像素
子の色分解フィルタはカラーコーディングとし、もう一
方の撮像素子は白黒画像撮影用とすることにより、解像
度を向上させた画像を得ることも可能である。
【0084】また、本実施例は、撮像装置を2台使用し
た場合について説明したが、更なる高画質化処理を実現
する目的のものであれば、例えば撮像装置を3台用い
て、それぞれの撮像装置の撮像素子にブルー、レッド、
グリーンの色分解フィルタを形成することにより、色再
現性、解像度の両面の向上が期待できる画像処理システ
ムを提供することが可能となる。
【0085】[第3実施例]次に本発明の第3実施例を
説明する。
【0086】前述した第1実施例及び第2実施例におい
ては、データの転送はインタフェース52,52′,7
2,72′及びコネクタ54,54′,74,74′を
介して行われていたが、このような場合、情報処理装置
1が複合処理の行えるものでなければ、情報処理装置1
は、画像合成などの処理を行っている間は他の処理を同
時に行えないなどの問題があった。
【0087】本実施例は、情報処理装置に複数台接続さ
れた撮像装置間で直接データ転送と画像合成とを行うこ
とにより、画像合成中でも情報処理装置が他の処理を実
行可能とするものである。
【0088】図11は、本実施例に係る第1撮像装置
2′1及び第2撮像装置2′2の外観を示す斜視図であ
る。同図中、55は第1撮像装置2′1のコネクタ、5
5′は第2撮像装置2′2のコネクタであり、両コネク
タ55,55′を介して第1撮像装置2′1と第2撮像
装置2′2とが直接接続される。尚、54は図2と同様
に、情報処理装置1′に接続するために第1撮像装置2
1に設けられているコネクタである。
【0089】図12は本実施例の画像処理システムの構
成を示すブロック図であり、この画像処理システムは情
報処理装置1′、第1撮像装置2′1、第2撮像装置
2′2及び図2と同一の記憶装置3、通信装置4から構
成されている。
【0090】この画像処理システムにおいて、第1撮像
装置2′1が第1撮像装置21と異なる点は、新たに撮像
信号処理回路25、インタフェース56およびコネクタ
55を設けたことであり、また第2撮像装置2′2が第
2撮像装置22と異なる点は、コネクタ54′を削除し
て新たに撮像信号処理回路25′、インタフェース5
3′およびコネクタ55′を設けたことである。また、
情報処理装置1′が情報処理装置1と異なる点は、イン
タフェース72′およびコネクタ74′を削除したこと
であり、この情報処理装置1′と第1撮像装置2′1
よび第2撮像装置2′2との制御信号やデータ信号のや
り取りはインタフェース72を介して行われることであ
る。
【0091】以下の説明において、図2と異なる構成要
素のみを説明し、図2と同一構成要素については、同一
番号を付して、その説明は省略する。
【0092】第1撮像装置2′1と第2撮像装置2′2
はコネクタ55,55′により電気的に着脱可能に接続
されている。そして、コネクタ55にはインタフェース
52に接続するインタフェース53が、またコネクタ5
5′にはインタフェース52′に接続するインタフェー
ス53′がそれぞれ接続され、このインタフェース5
3,53′を介して第1撮像装置2′1と第2撮像装置
2′2とは制御信号やデータ信号のやり取りを直接行
う。また、撮像信号処理回路25,25′は第1,第2
撮像装置2′1,2′2のメモリ制御回路20,20′に
それぞれ接続されており、この撮像信号処理回路25,
25′はビデオカメラや電子スチルカメラにおいて一般
的な撮像信号処理を行う。
【0093】このような構成から成る画像処理システム
では、前述した図5の撮像プログラムの実行終了後、即
ち撮像モード終了後、制御手段60は、制御プログラム
の実行により、表示手段64に文字・数字やアイコン等
により必要な所定の表示を行い、操作手段66による入
力を受け付けるように設定する。操作手段66により画
像合成の入力命令があった場合、制御手段60はインタ
フェース53及び53′、コネクタ55及び55′を介
して、第2撮像装置2′2から第1撮像装置2′1へデー
タを転送するように制御を行い、撮像信号処理回路25
において2つの画像を合成するように制御する。合成後
の画像データは第1撮像装置2′1内の画像メモリ24
内に記憶しても良いし、また情報処理装置1′の記憶手
段62に記憶するようにしても良い。
【0094】また、画像の合成は第1撮像装置2′1
ではなく、第2撮像装置2′2で行い、合成後のデータ
をインタフェース53,53′、コネクタ55,55′
或はインタフェース52,72及びコネクタ54,74
を介して、第1撮像装置2′1の画像メモリ24或は情
報処理装置1′の記憶手段62に記憶するようにしても
良い。
【0095】本実施例では、第1撮像装置2′1と第2
撮像装置2′2との間で直接データのやり取りが可能と
なるので、情報処理装置1′に一旦データを転送してか
ら画像合成を行うより、短時間でデータ処理が行えるほ
か、画像処理システム全体としても画像合成を行ってい
る間に情報処理装置1′が他の処理を行えるので、より
効率的なシステムを提供できる。
【0096】[第4実施例]次に、本発明の第4実施例
を説明する。
【0097】前述した第1実施例の場合では、情報処理
装置1に備えられたインタフェース及びコネクタの数
(以下、「スロット数」という)に対応づけられた台数
の撮像装置、即ちインタフェース72及びコネクタ74
に対し第1撮像装置21、インタフェース72′及びコ
ネクタ74′に対し第2撮像装置22の2台しか接続で
きなかった。
【0098】本実施例に係る画像処理システムでは、情
報処理装置のスロット数が1の場合でも複数の撮像装置
を接続できるものである。
【0099】図13は、本実施例に係る画像処理システ
ムに使用される中継スロットの外観を示す斜視図であ
り、本中継スロットは情報処理装置1台に対し2台の撮
像装置が接続可能なものである。同図中、150は中継
スロット、153,154は各撮像装置に接続するため
のコネクタ、155は情報処理装置に接続するためのコ
ネクタである。同図のような中継スロット150を使用
すればコネクタ155に接続する1台の情報処理装置に
対し、コネクタ153,154にそれぞれ接続する撮像
装置2台により成る画像処理システムを構成することが
できる。
【0100】図14は図13の中継スロットの構成を示
すブロック図である。
【0101】同図において、中継スロット150は撮像
装置に接続するためのコネクタ153,154、情報処
理装置に接続するためのコネクタ155及び各撮像装置
と情報処理装置とのデータのやり取りを行うためのイン
タフェース151,152を有している。尚、54及び
54′は、例えば図2の第1撮像装置21及び第2撮像
装置22のコネクタ、74は情報処理装置1のコネクタ
を表わしている。
【0102】これにより、撮像装置と情報処理装置との
信号のやり取りが、図14に示すような中継スロット1
50を介して行われ、このような中継スロット150を
用いれば中継スロット150のインタフェースの数に応
じて撮像装置を接続することが可能となるので、情報処
理装置自体に複数のスロットを設けることなく撮像画像
の高画質化を図ることが可能となる。
【0103】以上の説明では、情報処理装置には撮像装
置のみが複数台接続可能な中継スロットについて説明し
たが、撮像装置だけではなく画像データ等の情報を記憶
する記憶装置、例えば図2の記憶装置3が撮像装置と同
様のインタフェース及びコネクタを介して接続可能な中
継スロットとしても良いし、情報処理装置とは異なるそ
の他の情報処理装置とのデータのやり取りを行うための
通信装置、例えば図2の通信装置4が撮像装置と同様の
インタフェース及びコネクタを介して接続可能な中継ス
ロットとしても良い。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の撮像装置が画角のずれを調整可能であり、複数の
撮像装置により撮像された画像を合成するので、従来の
操作性及び携帯性を害することなく単体の撮像装置では
得難い高画質の画像を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る画像処理システムの
外観を示す斜視図である。
【図2】図1の画像処理システムの撮像装置の外観を示
す斜視図である。
【図3】同システムの構成を示すブロック図である。
【図4】同システムの撮像動作の主ルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図5】同システムの図4のステップS6における撮像
プログラムのフローチャートである。
【図6】同システムの図5のステップS15における測
距・測光動作を示すフローチャートである。
【図7】同システムの図5のステップS17における撮
影動作を示すフローチャートである。
【図8】同システムの高画質処理の主ルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図9】同システムの図8のステップS113の画角調
整を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2実施例に係る画像処理システム
の撮像素子の表面に形成される色分解フィルタのカラー
コーディングを示す図である。
【図11】本発明の第3実施例に係る画像処理システム
の撮像装置の外観を示す斜視図である。
【図12】図11のシステムの構成を示すブロック図で
ある。
【図13】本発明の第4実施例に係る画像処理システム
に使用される中継スロットの外観を示す斜視図である。
【図14】図13のシステムに使用される中継スロット
のブロック図である。
【符号の説明】
1,1′ 情報処理装置 21,2′1 第1撮像装置(補助装置) 22,2′2 第2撮像装置(補助装置) 3 記憶装置(補助装置) 4 通信装置(補助装置) 5 第1撮像手段 5′ 第2撮像手段 60 制御手段 62 記憶手段 64 表示手段 66 操作手段 54,54′,55,55′,74,74′,78,8
0,92,102,150 コネクタ(着脱手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/225 H04N 5/76 - 5/95

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作手段、表示手段、記憶手段及び制御
    手段を有する情報処理装置と、該情報処理装置に着脱手
    段を介して装着され且つ前記情報処理装置との間で通信
    可能である複数の撮像装置とを具備し、前記複数の撮像
    装置は、画角のずれが調整可能であり前記情報処置装
    置は、前記複数の撮像装置により撮像された画像を合成
    する合成手段とを具備することを特徴とする画像処理シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記複数の撮像装置は、前記情報処理装
    置に装着した状態で撮影可能であることを特徴とする請
    求項1記載の画像処理システム。
  3. 【請求項3】 前記複数の撮像装置は、感度、画素数、
    又は素子サイズが異なる撮像素子を具備することを特徴
    とする請求項1又は2記載の画像処理システム。
  4. 【請求項4】 前記複数の撮像装置は、異なる色分解フ
    ィルタを具備することを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれか1項に記載の画像処理システム。
  5. 【請求項5】 前記複数の撮像装置の1つに、当該複数
    の撮像装置の1つとの間で通信可能であり且つ画角のず
    れを調整可能である他の撮像装置が装着されることを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処
    理システム。
  6. 【請求項6】 前記着脱手段は、前記情報処理装置と前
    記複数の撮像装置とを互いに接続する接続手段を具備す
    ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記
    載の画像処理システム。
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