JP3512562B2 - 水性消去性マーキングペンインキ組成物及びその製造方法 - Google Patents

水性消去性マーキングペンインキ組成物及びその製造方法

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JP3512562B2
JP3512562B2 JP18327096A JP18327096A JP3512562B2 JP 3512562 B2 JP3512562 B2 JP 3512562B2 JP 18327096 A JP18327096 A JP 18327096A JP 18327096 A JP18327096 A JP 18327096A JP 3512562 B2 JP3512562 B2 JP 3512562B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水性消去性マーキ
ングペンインキ組成物及びその製造方法に関する。詳し
くは、本発明は、水性であると共に、非吸収性乃至非浸
透性の筆記面、代表的には所謂白板と呼ばれる筆記面に
筆記した筆跡の消去性にすぐれるマーキングペンインキ
組成物において、所謂剥離剤としてインキ組成物に含ま
れる常温で難揮発性の油状物質のエマルジョンを安定化
し、延いては、消去性が長期間にわたって安定に保持さ
れるように改善したマーキングペンインキ組成物と、そ
のようなインキ組成物の有利な製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、非吸収性乃至非浸透性の筆記面に
筆記した筆跡を柔らかい布帛からなるイレーザー(白板
拭き)にて軽く擦過することによって、筆記面から拭い
去って、筆跡を消去するようにした水性の消去性マーキ
ングペンインキ組成物が種々知られている。このような
従来の水性消去性マーキングペンインキ組成物は、一般
に、溶剤としての水、着色剤、造膜性樹脂と共に、剥離
剤といわれる添加剤を含有しており、例えば、特開平1
−252681号公報に記載されているように、脂肪族
カルボン酸エステル等のような常温で難揮発性の油状物
質がエマルジョンとしてインキ組成物中に配合されて、
剥離剤として用いられている。
【0003】このように、従来の水性消去性マーキング
ペンインキ組成物においては、剥離剤がインキ組成物に
おいてO/W型のエマルジョン、即ち、微細な粒子とし
て、存在するために、必ずしも安定ではなく、凝集し、
分離することがあり、このように、長期間にわたる貯蔵
安定性に劣る問題がある。そして、このように、剥離剤
がインキ組成物において凝集し、分離すれば、筆跡が消
去され難くなることは勿論、筆記自体、困難となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、従来の水
性消去性マーキングペンインキ組成物における上述した
問題を解決するために鋭意研究した結果、インキ組成物
中に上記エマルジョンとしての剥離剤と共に、シクロデ
キストリン又はその誘導体を配合することによって、上
記エマルジョンの安定性を高めることができ、かくし
て、水性消去性マーキングペンインキ組成物の貯蔵安定
性を高め、延いては、長期間にわたる放置の後にも、す
ぐれた消去性を保持せしめることができることを見出し
て、本発明に至ったものである。
【0005】従って、本発明は、剥離剤として、常温で
難揮発性の油状物質のエマルジョンを含む水性消去性マ
ーキングペンインキ組成物において、そのエマルジョン
の貯蔵安定性を高め、延いては、長期間にわたる放置の
後にも、すぐれた消去性を確保することができる水性消
去性マーキングペンインキ組成物を提供することを目的
とする。更に、本発明は、そのような水性消去性マーキ
ングペンインキ組成物の有利な製造方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による水性消去性
マーキングペンインキ組成物は、(a) 溶剤としての水、
(b) 着色剤、(c) 常温で難揮発性の油状物質のエマルジ
ョン、(d) シクロデキストリン又はその誘導体、及び
(e) 樹脂を含有することを特徴とする。
【0007】特に、本発明による好ましい水性消去性マ
ーキングペンインキ組成物は、(a) 溶剤としての水、
(b) 着色剤としての顔料、(c) 常温で難揮発性の油状物
質のエマルジョン、(d) シクロデキストリン又はその誘
導体、(e) 水溶性樹脂、及び(f) 界面活性剤を含有する
ことを特徴とする。
【0008】本発明によれば、このような水性消去性マ
ーキングペンインキ組成物は、好ましくは、先ず、溶剤
としての水に界面活性剤を加え、これに着色剤を加えた
後、シクロデキストリン又はその誘導体を加え、次い
で、油状物質のエマルジョンを加え、最後に樹脂を加え
ることによって、製造することができる。このような本
発明の方法によれば、シクロデキストリン又はその誘導
体と界面活性剤によるインキ組成物の安定化効果を最大
に発揮させることができ、かくして、貯蔵安定性にすぐ
れる水性消去性マーキングペンインキ組成物を有利に製
造することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明において、マーキングペン
とは、第1には、フェルトペンともいわれる筆記具であ
って、フェルト、繊維束、筒状の本体の先端にプラスチ
ツク成形物等からなるペン先を備えると共に、本体内に
フェルト、繊維束等にインキを含浸させてなるインキ貯
蔵手段を備え、このようなインキ貯蔵手段からペン先に
毛細管現象を利用してインキを供給し、筆記を可能とす
る筆記具、所謂中芯式マーキングペンをいい、第2に
は、筒状の本体内にインキをそのまま、直接に貯蔵し、
このインキをペン先に供給するようにした非中芯式又は
所謂フリー・インキ型マーキングペンをいい、本発明に
よる水性消去性マーキングペンインキ組成物は、このよ
うな筆記具に好適に用いることができる。本発明による
マーキングペンインキ組成物においては、溶剤として、
水が用いられる。インキ組成物における水の量は、通
常、50〜90重量%、好ましくは60〜80重量%の
範囲である。
【0010】本発明による水性消去性マーキングペンイ
ンキ組成物において、着色剤としては、好ましくは、顔
料が用いられる。顔料としては、カーボンブラック、銅
フタロシアニンブルー等のフタロシアニン系、スレン
系、アゾ系、キナクリドン系、アンスラキノン系、ジオ
キサン系、インジゴ系、チオインジゴ系、ペリノン系、
ペリレン系、インドレノン系、アゾ−アゾメチン系等、
任意のものが用いられる。また、蛍光顔料も用いられ
る。既に、種々の顔料を水に分散させてなる分散体が市
販されており、本発明においても、かかる市販品を好ま
しく用いることができる。上記顔料分散体には、顔料の
分散剤として、種々の樹脂分散剤や界面活性剤等が配合
されていることがあるので、本発明によるインキ組成物
においても、かかる樹脂、界面活性剤等が含有されてい
てもよい。顔料分散剤は、それ自体、公知であって、通
常、顔料1重量部に対して、固形分にて0.05〜20重
量部、好ましくは0.1〜5重量部の範囲で用いられる。
【0011】また、本発明においては、着色剤として、
プラスチック・ピグメントとして知られている樹脂粒子
も用いられる。プラスチック・ピグメントは、乳化
(共)重合によって得られるポリスチレン、アクリル−
スチレン共重合体、ポリメタクリル酸メチル、ポリ塩化
ビニル樹脂等の中空の粒径0.3〜1.0μm程度の樹脂粒
子のエマルジョンである。更に、本発明においては、こ
のようなプラスチック・ピグメントを顔料又は染料にて
着色したものも、着色剤として好適に用いることができ
る。
【0012】このような着色剤は、本発明によるインキ
組成物において、通常、0.1〜30重量%の範囲で含有
され、好ましくは、1〜20重量%の範囲で含有され
る。着色剤を過多に含有させるときは、インキ組成物の
粘度が高すぎるために、筆記性に劣ると共に、消去性も
低下する。他方、着色剤の含量が過少にすぎるときは、
筆跡の濃度が薄く、実用的ではない。
【0013】本発明による水性消去性マーキングペンイ
ンキ組成物において、筆跡の剥離剤として、常温で難揮
発性の液状物質がエマルジョンの形態にてインキ組成物
に配合されている。このような常温で難揮発性の液状物
質としては、従来より、水性消去性インキ組成物におい
て、剥離剤として、常温で難揮発性の液状物質のエマル
ジョンとして配合されているものであれば、特に、限定
されることなく、いずれでも用いることができる。特
に、本発明においては、常温で難揮発性の液状物質とし
ては、前述した特開平1−252681号公報に記載さ
れているように、常温で難揮発性の油状の脂肪族カルボ
ン酸エステル、高級炭化水素又は高級アルコールが好ま
しく用いられる。
【0014】上記脂肪族カルボン酸エステルとしては、
エステルが一塩基酸エステル、二塩基酸ジエステル、二
価アルコールのモノ若しくはジエステル、又は三価アル
コールのモノ、ジ若しくはトリエステル等が好ましく用
いられる。特に好ましい具体例としては、一塩基酸エス
テル、特に、高級脂肪酸エステルであるミリスチン酸プ
ロピル、パルミチン酸ブチル、ステアリン酸ブチル等、
脂肪族二塩基酸ジアルキルエステルであるドデカン二酸
ジオクチル、アジピン酸ジプロピル、セバシン酸ジオク
チル、アゼライン酸ジオクチル等、二価アルコールエス
テルであるプロピレングリコールモノステアレート、プ
ロピレングリコールのデカン酸ジエステル、三価アルコ
ールトリエステルである天然又は合成の脂肪酸トリグリ
セリドやトリメチロールプロパントリイソステアレート
等を挙げることができる。これらは単独で又は2種以上
の混合物として用いられる。
【0015】剥離剤としての高級炭化水素は、通常、流
動パラフィンと呼ばれているものや、或いはスクワラン
等が好適に用いられるが、例えば、酸化ポリエチレンワ
ックスのように、一部酸化されていてもよい。また、常
温で液状の高級アルコールとしては、特に、限定される
ものではないが、例えば、ヘキシルアルコール、オクチ
ルアルコール、ラウリルアルコール等が好ましく用いら
れる。
【0016】このような脂肪族カルボン酸エステル、高
級炭化水素又は高級アルコールの水性エマルジョンは、
通常の乳化方法によって調製することができる。また、
市販品も用いることができる。更に、必要に応じて、脂
肪族カルボン酸エステル、高級炭化水素又は高級アルコ
ールの2種以上の水性エマルジョンをインキ組成物に配
合することもできる。
【0017】本発明によるインキ組成物には、剥離剤と
しての常温で難揮発性の油状物質が、通常、それ自体の
重量にて、1〜50重量%の範囲で含有され、好ましく
は2〜20重量%の範囲で含有される。インキ組成物に
おいて、このような剥離剤が1重量%よりも少ないとき
は、十分な筆跡の消去性を得ることができず、他方、5
0重量%を越えて過多に配合しても、筆跡が伸びて、筆
記面を汚すほか、却って筆跡の消去性の低下を招く。
【0018】本発明による水性消去性マーキングペンイ
ンキ組成物においては、上記エマルジョンの安定化剤と
して、シクロデキストリン又はその誘導体(以下、これ
らを総称して、シクロデキストリン類ということがあ
る。)を含む。シクロデキストリンは、6乃至10のD
−グルコピラノース基がα−(1,4)グルコシド結合に
よって環状に結合してなる糖オリゴマーであって、重合
度がそれぞれ6、7及び8であるα−、β−及びγ−シ
クロデキストリンがよく知られている。
【0019】本発明においては、このようなα−、β−
又はγ−シクロデキストリンのほか、それらの種々のメ
チル誘導体、例えば、2,6−ジメチル−β−シクロデキ
ストリン、2,3,6−トリメチル−β−シクロデキストリ
ン、部分メチル化β−シクロデキストリンや、マルトシ
ルシクロデキストリン、グリコシルシクロデキストリン
等も有効に用いられる。これらシクロデキストリン類
は、いずれも、程度の差はあるが、水溶性である。
【0020】これらシクロデキストリン類は、本発明に
よるインキ組成物において、0.1〜20重量%の範囲で
用いられる。シクロデキストリン類のインキ組成物への
配合量が0.1重量%よりも少ないときは、エマルジョン
の安定化の効果に乏しく、他方、20重量%を越えて過
多に配合するときは、得られるインキ組成物が増粘し
て、筆記性に劣ることとなるほか、筆跡の筆記面への接
着力が過度に強くなって、消去性にも劣ることとなる。
本発明によれば、シクロデキストリン類のインキ組成物
への配合量は、好ましくは、0.5〜10重量%の範囲で
あり、最も好ましくは、1〜5重量%の範囲である。
【0021】更に、本発明によるインキ組成物は、非吸
収面上に筆記し、水が揮散した後に、筆跡が前記着色剤
を含む樹脂からなる被膜又は層を有し、且つ、この樹脂
被膜又は層が前述した剥離剤の層と分離し得るように、
常温で造膜性を有する水不溶性樹脂のエマルジョン若し
くはヒドロゾル、又は、本来、水不溶性であるが、塩基
による造塩によって水可溶化された樹脂か、又は水溶性
樹脂(以下、これらの樹脂を常温造膜性樹脂ということ
がある。)を含有する。
【0022】本発明において、このような常温造膜性樹
脂としては、好ましくは、(1) ポリ酢酸ビニル、酢酸ビ
ニル共重合体、アルキド樹脂若しくはウレタン樹脂のエ
マルジョン又はヒドロゾル、(2) 水可溶化された酢酸ビ
ニル共重合体、アルキド樹脂又はウレタン樹脂、又は
(3) 水溶性樹脂、又は(4) これらの任意の組合わせが用
いられる。
【0023】上記エマルジョン若しくはヒドロゾル又は
水可溶化された酢酸ビニル共重合体における共単量体と
しては、酢酸ビニル以外のビニルエステル化合物、例え
ばプロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニル等、不飽
和カルボン酸、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マ
レイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、ク
ロトン酸、シトラコン酸等、或いはビニル炭化水素、例
えば、エチレン、プロピレン、スチレン、α−メチルス
チレン等を挙げることができる。これらは混合して共単
量体として用いられてもよい。更に、上記に加えて、ア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチ
ル、マレイン酸ジメチル等の前記不飽和カルボン酸のエ
ステル類も共単量体として用いることができる。また、
酢酸ビニル共重合体は、ポリ酢酸ビニルへのグラフト共
重合体であってもよい。
【0024】特に、好ましい酢酸ビニル共重合体の具体
例として、例えば、酢酸ビニル−アクリル酸共重合体、
酢酸ビニル−メタクリル酸共重合体、酢酸ビニル−スチ
レン−アクリル酸共重合体、酢酸ビニル−スチレン−無
水マレイン酸共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸−アク
リル酸メチル共重合体、酢酸ビニル−メタクリル酸−ア
クリル酸メチル共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸−ア
クリル酸エチル共重合体、酢酸ビニル−メタクリル酸−
メタクリル酸メチル共重合体、酢酸ビニル−無水マレイ
ン酸共重合体等を挙げることができる。ポリ酢酸ビニル
や、上記したような酢酸ビニル共重合体のエマルジョン
及びヒドロゾルは、容易に市販品として入手することが
できる。
【0025】また、水可溶化された酢酸ビニル共重合体
とは、上記したような酢酸ビニル共重合体を無機又は有
機塩基によって造塩させて水可溶化したものであって、
ナトリウムやカリウムのようなアルカリ金属塩、アンモ
ニウム塩や有機アミン塩のような有機塩を挙げることが
できる。このような水可溶化された酢酸ビニル共重合体
も、市販品として入手することができる。
【0026】同様に、水可溶化されたアルキド樹脂も、
過剰量の多塩基酸と多価アルコールとから得られる遊離
カルボキシル基を有するアルキド樹脂をアルカリ金属塩
基、アンモニウム塩基、有機アミン等にて中和造塩させ
て、水可溶化してなるもので、これらも市販品として入
手することができる。また、水可溶化されたウレタン樹
脂も、例えば、重合体主鎖にカルボキシル基を有せし
め、このカルボキシル基をアルカリ金属塩基、アンモニ
ウム塩基、有機アミン等にて中和造塩させて、水可溶化
してなるもので、これらも市販品として入手することが
できる。更に、アルキド樹脂やウレタン樹脂のエマルジ
ョンやヒドロゾルも市販品として入手することができ
る。
【0027】水溶性樹脂としては、例えば、ポリビニル
アルコール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニ
ルピロリドン樹脂等の合成樹脂が好ましく用いられる。
また、アラビアゴム、セラック等の天然の水溶性樹脂も
用いることができる。これらのなかでは、特に、ポリビ
ニルアルコール樹脂が好ましく用いられる。このような
常温造膜性樹脂は、本発明によるインキ組成物におい
て、固形分として、0.1〜15重量%、好ましくは、0.
3〜10重量%の範囲で含有される。樹脂を過多に含有
させるときは、インキ組成物の粘度が高すぎるために、
筆記性に劣ると共に、消去性も低下する。他方、樹脂の
含量が過少にすぎるときは、筆跡が延びて、筆記面を汚
すほか、筆跡の消去性が劣る。
【0028】特に、本発明においては、常温造膜性樹脂
として、上述したような水溶性樹脂、なかでも、ポリビ
ニルアルコール樹脂を用いるとき、その保護コロイド作
用によって、前記シクロデキストリン類と共同して、イ
ンキ組成物の一層の安定化を図ることができる。即ち、
本発明によれば、このような水溶性樹脂をインキ組成物
に樹脂成分として配合することによって、インキ組成物
中の種々の粒子、即ち、エマルジョン粒子や顔料粒子を
前記シクロデキストリン類が安定化し、更に、水溶性樹
脂がその保護コロイドによって、上記粒子を安定化する
ので、インキ組成物を一層安定化することができる。
【0029】更に、本発明によるインキ組成物において
は、前記剥離剤の効果を高めるために、剥離助剤とし
て、水溶性の多価アルコールを配合してもよい。かかる
多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリ
プロピレングリコール、分子量約200〜600のポリ
エチレングリコール、分子量1000〜3000のポリ
プロピレングリコール、グリセリン、トリメチロールプ
ロパン等を挙げることができる。このような多価アルコ
ールは、インキ組成物において、20重量%以下、好ま
しくは10重量%以下の範囲で配合される。インキ組成
物において20重量%を越えて過度に配合するときは、
インキ組成物の粘度を過多に高くし、筆記性を低下させ
るので好ましくない。
【0030】本発明によるインキ組成物は、好ましく
は、別の剥離助剤として、種々の界面活性剤を含有して
もよい。また、界面活性剤は、前述したシクロデキスト
リン類との共同作用によって、インキ組成物中の粒子を
安定化し、インキ組成物を安定化するのに有用である。
このような界面活性剤として、アニオン、カチオン、ノ
ニオン、両性のいずれでも用いることができるが、特
に、アニオン、ノニオン又はフッ素系界面活性剤が好ま
しく用いられる。
【0031】アニオン界面活性剤としては、例えば、ジ
オクチルスルホコハク酸ナトリウム等のようなスルホ脂
肪酸エステル塩、高級アルコール硫酸エステル塩、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル
塩、アルキルアリールスルホン酸塩、オレフィンスルホ
ン酸塩等を挙げることができる。また、ノニオン界面活
性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテルやポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
等のようなポリオキシエチレンエーテル型ノニオン界面
活性剤、多価アルコール脂肪酸エステル、多価アルコー
ル脂肪酸エステルのポリオキシエチレンエーテル等を挙
げることができる。
【0032】本発明によるインキ組成物は、筆跡の乾燥
性を高める乾燥促進剤として、インキ組成物に含まれる
前記エマルジョンを破壊しない程度において、通常、イ
ンキ組成物に基づいて15重量%以下、好ましくは1〜
10重量%の範囲で低級脂肪族アルコールを含有してい
てもよい。特に、エタノール、プロパノール又はブタノ
ールが好ましく用いられる。
【0033】また、インキ組成物は、上記以外に、必要
に応じて、通常、水性インキ組成物に配合される任意の
pH調整剤や防腐剤、防腐剤等を含有していてもよい。
非吸収性乃至非浸透性筆記面上の本発明によるインキ組
成物による筆跡は、これから水が蒸発したときは、即
ち、筆跡が乾燥したときは、前記樹脂が着色剤を含有し
つつ、造膜し、他方、前記剥離剤としての脂肪族カルボ
ン酸エステル、高級炭化水素、高級アルコール等の常温
で難揮発性の油状物質のエマルジョンが破壊されて、前
述した油状層が非吸収性筆記面と上記樹脂膜との間に介
在して形成されるので、筆跡が消去性を有する。
【0034】剥離助剤としての界面活性剤は、筆記に際
して、筆跡における上記油状層と顔料を含む樹脂膜との
分離を助ける効果を有する。しかし、界面活性剤はま
た、筆記時のレベリング性を高めると共に、筆記面上で
の乾燥前の筆跡における剥離剤エマルジョンの偏在をな
くして、筆跡の乾燥後に一様な消去性を付与する効果も
有する。特に、これらの効果は、フッ素系界面活性剤を
用いるとき、顕著である。
【0035】本発明において、このように、着色剤とし
て顔料を用い、前述したように、樹脂成分として水溶性
樹脂を用い、更に、前記シクロデキストリン類と共に界
面活性剤を用いるとき、本発明に従って、一定の順序に
従って、インキ組成物の各成分を溶剤としての水に加え
て、インキ組成物を調製することによって、得られるイ
ンキ組成物の一層の安定化を有利に実現することができ
る。即ち、本発明によれば、溶剤としての水に界面活性
剤を加え、これに顔料を加えた後、シクロデキストリン
類を加え、次いで、油状物質のエマルジョンを加え、最
後に樹脂を加えることによって、一層、安定化されたイ
ンキ組成物を得ることができる。
【0036】本発明者らは、水性の系に界面活性剤と粒
子が存在し、このような系にシクロデキストリン類を加
えるとき、界面活性剤がこの粒子に吸着し、このように
粒子を取り囲む界面活性剤の分子をシクロデキストリン
類が包接し、又は界面活性剤の分子に吸着し、これによ
って、界面活性剤によって安定化されている粒子を安定
化すると推測している。そこで、インキ組成物の製造に
おいて、溶剤としての水中に油状物質のエマルジョンが
存在するとき、エマルジョン粒子は、その周囲を界面活
性剤が取り囲んでいるので、エマルジョン粒子と顔料粒
子が共存すれば、シクロデキストリン類は、優先的にエ
マルジョン粒子を包接し、又はエマルジョン粒子に吸着
し、これを安定化するものの、顔料粒子の安定化には寄
与しないと推測される。
【0037】従って、油状物質のエマルジョン粒子と顔
料粒子とを含むインキ組成物を安定化するには、上記エ
マルジョン粒子をシクロデキストリン類によって安定化
すると共に、顔料粒子にも界面活性剤を吸着させ、これ
をシクロデキストリン類によって安定化することが必要
であると推測される。そこで、本発明によれば、先ず、
顔料粒子に界面活性剤を吸着させ、これにシクロデキス
トリン類を加えて、顔料粒子を包接させ、又は顔料粒子
に吸着させて、その安定化を図り、次いで、これに油状
物質のエマルジョンを加えることによって、残余のシク
ロデキストリン類によって同様にエマルジョン粒子を安
定化させ、更に、この後に、水溶性樹脂を加えることに
よって、顔料粒子もエマルジョン粒子も共に水溶性樹脂
の保護コロイドによって粒子間の接近を妨げ、凝集を未
然に防止するので、かくして、本発明によれば、インキ
組成物の一層の安定化を得ることができる。
【0038】
【発明の効果】本発明による水性消去性マーキングペン
インキ組成物は、溶剤を水とし、これに常温で造膜性を
有する樹脂と、剥離剤として、常温で難揮発性の油状物
質を水性エマルジョンとして分散させて配合すると共
に、このエマルジョンの安定化剤としてシクロデキスト
リン類を配合してなるので、上述した剥離剤は、筆跡が
乾燥した後は、連続した油層を筆記面上に形成し、着色
剤を含む樹脂膜を筆記面から分離するので、筆跡をイレ
ーザー(白板拭き)にて軽く擦過することによって、そ
の擦過部分のみを容易に剥離して消去することができ、
しかも、シクロデキストリンによって、剥離剤のエマル
ジョンが安定化されるので、貯蔵安定性が高く、延いて
は、長期間にわたる放置の後にも、すぐれた消去性を保
持している。
【0039】更に、本発明によれば、インキ組成物の各
成分を一定の順序で水に加えることによって、一層の安
定化を図ることができる。
【0040】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。以下の実施例及び比較例において、成分量は重量%
にて示されており、残部は水である。
【0041】実施例1 着色剤 フタロシアニングリーン 2 分散剤 スチレン−アクリル酸ブチル−メタクリル酸共重合体 のアンモニウム塩 2 樹脂 水溶性ポリビニルアセタール樹脂 2 酢酸ビニル−アクリル酸エチル−アクリル酸共重合体 (ヒドロゾル) 1 剥離剤 ミリスチン酸イソプロピル 8 シクロデキストリン類 α−シクロデキストリン 1.6 界面活性剤 アニオン系界面活性剤 0.5 防腐防黴剤 (有効量)
【0042】実施例2 着色剤 カーボンブラツク 5 分散剤 アクリル樹脂 3 樹脂 水溶性ポリビニルアセタール樹脂 1 ウレタン樹脂(エマルジョン) 5 剥離剤 ステアリン酸ブチル 5 ドデカン二酸ジオクチル 5 シクロデキストリン類 β−シクロデキストリン 1 界面活性剤 アニオン系界面活性剤 1 防腐防黴剤 (有効量)
【0043】実施例3 着色剤 カーボンブラツク 3 分散剤 酢酸ビニル−アクリル酸共重合体樹脂 3 樹脂 ポリビニルアルコール樹脂 5 ウレタン樹脂(エマルジョン) 5 剥離剤 ラウリン酸ブチル 4 スクアラン 1 シクロデキストリン類 部分メチル化β−シクロデキストリン 10 界面活性剤 両性界面活性剤 1.5 防腐防黴剤 (有効量)
【0044】実施例4 着色剤 モノアゾレッド 4 分散剤 ポリビニルアセタール樹脂 2 樹脂 ポリビニルアルコール樹脂 4 アクリル樹脂 2 剥離剤 パルミチン酸ブチル 12 ラウリルアルコール 3 シクロデキストリン類 マルトシルシクロデキストリン 5 界面活性剤 ノニオン界面活性剤 0.5 防腐防黴剤 (有効量) 以上の実施例1〜3に対応して、シクロデキストリン類
を配合しないほかは、同じ組成を有する比較例1〜3の
インキ組成物を調製し、実施例4において、シクロデキ
ストリン類に代えて、デキストリンを配合したものを比
較例4とした。
【0045】比較例1 着色剤 フタロシアニングリーン 2 分散剤 スチレン−アクリル酸ブチル−メタクリル酸共重合体 のアンモニウム塩 2 樹脂 水溶性ポリビニルアセタール樹脂 2 酢酸ビニル−アクリル酸エチル−アクリル酸共重合体 (ヒドロゾル) 1 剥離剤 ミリスチン酸イソプロピル 8 界面活性剤 アニオン系界面活性剤 0.5 防腐防黴剤 (有効量)
【0046】比較例2 着色剤 カーボンブラツク 5 分散剤 アクリル樹脂 3 樹脂 ポリビニルアセタール樹脂 1 ウレタン樹脂(エマルジョン) 5 剥離剤 ステアリン酸ブチル 5 ドデカン二酸ジオクチル 5 界面活性剤 アニオン系界面活性剤 1 防腐防黴剤 (有効量)
【0047】比較例3 着色剤 カーボンブラツク 3 分散剤 酢酸ビニル−アクリル酸共重合体樹脂 3 樹脂 ポリビニルアルコール樹脂 5 ウレタン樹脂(エマルジョン) 5 剥離剤 ラウリン酸ブチル 4 スクアラン 1 界面活性剤 両性界面活性剤 1.5 防腐防黴剤 (有効量)
【0048】比較例4 着色剤 モノアゾレッド 4 分散剤 ポリビニルアセタール樹脂 2 樹脂 ポリビニルアルコール樹脂 4 アクリル樹脂 2 剥離剤 パルミチン酸ブチル 12 ラウリルアルコール 3 界面活性剤 ノニオン界面活性剤 0.5 防腐防黴剤 (有効量) デキストリン 2 以上のインキ組成物について、貯蔵性及び琺瑯板上での
筆跡の消去性を調べた。結果を表1に示す。
【0049】貯蔵性は、インキ組成物を50℃の恒温槽
に7日間又は14日間放置したときの均一性を目視にて
調べて、均一であるときを○、表面が分離し始めている
ときを△、油相と水相とに完全に分離したときを×で示
す。また、消去性は、温度20℃、相対湿度65%の条
件下で琺瑯板上に筆記して5分後に荷重50gのイレー
ザー(白板拭き)にて擦って、完全に消去できたときを
○、半分以上、消去できたときを△、全く消去できなか
ったときを×で示す。
【0050】実施例5 下記の成分からなるインキ組成物を次のようにして調製
した。 着色剤 モノアゾレッド 3 分散剤 スチレン−マレイン酸共重合体アンモニウム塩 2 樹脂 ポリビニルアルコール樹脂 5 剥離剤 2−エチルヘキサン酸トリグリセリド 10 シクロデキストリン類 α−シクロデキストリン 2.4 β−シクロデキストリン 1.2 γ−シクロデキストリン 0.4 界面活性剤 アニオン界面活性剤 1 ノニオン界面活性剤 0.5 防腐防黴剤 (有効量) 溶剤としての水に界面活性剤と着色剤とを加え、2時間
攪拌した後、シクロデキストリン類を加え、2時間攪拌
し、次いで、剥離剤エマルジョンを加えて、2時間攪拌
し、最後に、水溶性樹脂を加えて、2時間攪拌して、イ
ンキ組成物を得た。
【0051】比較例5 溶剤としての水に界面活性剤と着色剤とを加え、2時間
攪拌した後、水溶性樹脂を加え、2時間攪拌し、次い
で、剥離剤エマルジョンを加えて、2時間攪拌し、最後
に、シクロデキストリン類を加えて、2時間攪拌して、
インキ組成物を得た。
【0052】比較例6 溶剤としての水に界面活性剤と水溶性樹脂とを加え、2
時間攪拌した後、着色剤を加え、2時間攪拌し、次い
で、シクロデキストリン類を加えて、2時間攪拌し、最
後に、剥離剤エマルジョンを加えて、2時間攪拌して、
インキ組成物を得た。
【0053】比較例7 剥離剤エマルジョンとシクロデキストリン類とを混合
し、2時間攪拌した後、これを界面活性剤と着色剤と共
に溶剤としての水に加え、2時間攪拌し、最後に、水溶
性樹脂を加えて、2時間攪拌して、インキ組成物を得
た。
【0054】以上の実施例5と比較例5〜7のインキ組
成物の貯蔵性は、インキ組成物を50℃の恒温槽に14
日間放置したときの均一性を目視にて調べて、均一であ
るときを○、表面が分離し始めているときを△、油相と
水相とに完全に分離したときを×で示す。結果を表1に
示す。
【0055】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−252681(JP,A) 特開 平7−90215(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 11/00 - 11/20

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 溶剤としての水、 (b) 着色剤としての顔料、 (c) 常温で難揮発性の油状物質のエマルジョン、 (d) シクロデキストリン又はその誘導体、 (e) 樹脂、及び (f) 界面活性剤(スルホ脂肪酸エステル塩を除く。)を
    含有する水性消去性マーキングペンインキ組成物。
  2. 【請求項2】常温で難揮発性の油状物質が脂肪族カルボ
    ン酸エステル、高級炭化水素及び高級アルコールから選
    ばれる少なくとも1種である請求項1に記載の水性消去
    性マーキングペンインキ組成物。
  3. 【請求項3】シクロデキストリン又はその誘導体を0.1
    〜20重量%の範囲で含む請求項1又は2に記載の水性
    消去性マーキングペンインキ組成物。
  4. 【請求項4】樹脂が水溶性樹脂である請求項1に記載の
    水性消去性マーキングペンインキ組成物。
  5. 【請求項5】水溶性樹脂がポリビニルアルコール樹脂
    ある請求項4に記載の水性消去性マーキングペンインキ
    組成物。
  6. 【請求項6】請求項1から5のいずれかに記載の水性消
    去性マーキングペンインキ組成物の製造方法において、
    溶剤としての水に界面活性剤を加え、これに着色剤を加
    えた後、シクロデキストリン又はその誘導体を加え、次
    いで、油状物質のエマルジョンを加え、最後に水溶性樹
    脂を加えることを特徴とする水性消去性マーキングペン
    インキ組成物の製造方法。
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