JP3512157B2 - Ncルータの吸着テーブル - Google Patents

Ncルータの吸着テーブル

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JP3512157B2
JP3512157B2 JP04876099A JP4876099A JP3512157B2 JP 3512157 B2 JP3512157 B2 JP 3512157B2 JP 04876099 A JP04876099 A JP 04876099A JP 4876099 A JP4876099 A JP 4876099A JP 3512157 B2 JP3512157 B2 JP 3512157B2
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伸吉 鈴木
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株式会社平安コーポレーション
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、捨板(吸着用治具
板)を必要としないNCルータの吸着テーブルにに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のNCルータは、図6、図7及び図
8に示すように、フレーム1にレール2が装着され、こ
のレール2にヘッド構造体3が図6の左右に移動するよ
うに支持され、ヘッド構造体3に複数のヘッド4(図で
は4個)が装着され、これらのヘッド4にそれぞれモー
タが装着され、又、モータの回転軸にはドリルやカッタ
ー等の加工具5が装着されるように構成され、さらに、
ヘッド4の下部のテーブルフレーム6にレール7が装着
され、このレール7上を吸着テーブル8がヘッド構造体
3の移動方向に直交して前後に移動するように構成され
ている。
【0003】このように構成されたNCルータでは、別
に設けた制御装置からの指令によって、吸着テーブル8
の上に木材加工物に合わせた捨板をセットし、その捨板
の上に位置決めされた木材加工物の上部をヘッド構造体
3が移動し、それぞれのヘッド4のモータの回転軸に連
結された加工具5が回転しながら順次モータとともに下
降して木材加工物を加工するように構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成されたNCルータでは、吸着テーブル8の上面
のボードに全面にわたって吸引孔が形成され、この吸引
孔はダクトを通ってブロワーに接続されており、被加工
板を吸着テーブル8のボードの上に載置して加工する
と、被加工板を加工する際に吸着テーブル8のボードも
削る場合があるので、それを避けるために、捨板を使用
している。
【0005】ところで、この捨板は吸着テーブル8の全
面を覆うものであり、被加工板の大きさに対応した吸引
孔を捨板に設けているために、加工する被加工板の種類
だけ捨板を必要とし、このような捨板を貯蔵するための
棚や場所が必要となるという欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ドリルやカッ
ター等の加工具を回転軸に装着したモータを設けた1つ
又は複数のヘッドを装着したヘッド構造体をフレームに
設けたレールによって横方向に移動し、前記フレームに
対して直交方向に装着したテーブルフレームに被加工板
を吸着した吸着テーブルを前記ヘッド構造体の移動方向
に対して直交方向に移動して加工するようにしたNCル
ータにおいて、前記吸着テーブルは前記ヘッド構造体の
移動方向に平行に複数の吸着ブロックが装着され、前記
ヘッド構造体に装着した前記工具の通過位置で前記吸着
テーブルの少なくとも1つの吸着ブロックを前記工具に
接触しない位置まで下降させる下降手段を設けたもので
あり、又、前記下降手段は、吸着ブロックのそれぞれの
側面に装着したベアリングを前記工具の位置で押し下げ
るガイドを固定してもよいし、さらに、前記下降手段は
前記複数の吸着ブロックの下部にそれぞれ設けたエアー
シリンダと前記複数の吸着ブロックのそれぞれの側面に
装着したベアリングと、該ベアリングを前記工具の位置
で押し下げるガイドとからなるものでもよいし、又、前
記下降手段は前記エアーシリンダの代わりにバネを設け
手もよいし、さらに、前記下降手段は前記吸着ブロック
の側面に装着したベアリングと該ベアリングをそれぞれ
誘導するために、前記工具の通過位置で下方に曲がった
それぞれ2本のレールとからなるものである。
【0007】
【発明の実施の態様】本発明では、吸着テーブルの移動
に対して、ヘッド構造体は直交して移動するので、ヘッ
ド構造体のヘッドに装着された工具が通過する部分の吸
着テーブルが工具の通過に対して接触しないようにすれ
ば、工具で吸着テーブル上のボードを傷付けることがな
くなるので、工具が通過する部分の幅だけ吸着テーブル
を下降して被加工板と離し、他の部分では、吸着テーブ
ルで被加工板を吸着して位置決めするように構成するこ
とにより、捨板の製作用NCプログラム、捨板を製作す
る手間及び捨板を格納する場所が不要となり、大幅なコ
ストダウンと納期の短縮化が計れる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の実施例のNCルータの吸着テ
ーブルの平面図、図2は図1の吸着テーブルの正面図、
図3は本発明の吸着テーブルを設けたNCルータの側面
図で、テーブルフレーム6に装着されたレール7にベア
リング9が係合され、このベアリング9はテーブル板1
0に装着され、このテーブル板10の上の両側にエアー
シリンダ11、12がヘッド構造体3のヘッド4の移動
方向と平行に装着され、この2つのエアーシリンダ1
1、12の作動軸の上に吸着ブロック13が装着され、
これらのエアーシリンダ11、12及び吸着ブロック1
3はテーブル板10の上に複数装着され、又、吸着ブロ
ック13は内部が空洞に形成され、吸着ブロック13の
上面には多数の吸引孔が形成されたボード13aが装着
され、吸着ブロック13の下部に装着された連結管13
bに蛇腹14が接続され、この蛇腹14はブロワー(図
示せず)が接続された吸着用パイプ15の連結管15a
に接続されている。
【0009】又、さらに、吸着ブロック13の両側面に
それぞれ軸16、17が固着され、この軸16、17に
それぞれベアリング18、19が装着され、テーブルフ
レーム6の両側面に突出した腕部材20、21にそれぞ
れ上下シリンダ22、23が装着され、この上下シリン
ダ22、23の作動軸22a、23aにそれぞれ支持部
材24、25が装着され、この支持部材24、25にヘ
ッド4の工具5が通過する位置でだけ下方に折れ曲がっ
た部分が設けられているガイド26、27がそれぞれ装
着されている。
【0010】このように構成された本実施例の吸着テー
ブルでは、予め上下シリンダ22、23を駆動して、作
動軸22a、23aによりガイド26、27を所定の位
置まで下げ、吸着ブロック13のボード13aの上に被
加工板28を位置決めして、テーブル板10が図示しな
いサーボモータで前後に移動されると、ヘッド4の工具
5が通過する位置にある吸着ブロック13のベアリング
18、19及びその両側の吸着ブロックのベアリングが
ガイド26、27に接触されるので、図3及び図4に示
すように、ヘッド4の工具5が通過する位置の吸着ブロ
ック13のみが下降して被加工板28から離れ、工具5
が被加工板28を加工する際に、工具5が被加工板28
の下面より下がっても、吸着ブロック13の上面のボー
ド13aは被加工板28より離れているので、吸着ブロ
ック13のボード13aを傷つけることがない。
【0011】なお、上記実施例において、工具5が被加
工板の上部のみを加工する場合には、上下シリンダ2
2、23を駆動せず、ガイド26、27を吸着ブロック
13のベアリング18、19が接触しない位置に上昇さ
せてもよいし、さらに、通常のように捨板を使用するこ
ともできる。
【0012】又、上記実施例では、テーブル板10の上
にエアーシリンダ11、12を装着して吸着ブロック1
3を装着するようにしたが、エアーシリンダの代わりに
バネを使用してもよいし、又、エアーシリンダ及びバネ
を使用することなく、吸着ブロック13をテーブル板1
0に上下に移動可能に装着し、図5に示すように、吸着
ブロック13の側面の軸16、17に装着したベアリン
グ18、19をヘッド4の工具5の通過位置だけ下方に
折れ曲がった2本のレール29、30で挟持するように
構成してもよい。
【0012】さらに、吸着ブロック13の側面の軸1
6、17にベアリング18、19を装着するようにした
が、吸着ブロック13の上面又は下面にベアリング1
8、19を設けてもよいし、又、ベアリング18、19
を吸着テーブル13の下面の中央に設け、ガイド26、
27をテーブルフレーム6の部分に設けてもよいし、さ
らに、ベアリング18、19の代わりに車輪でもよい
し、又、吸着テーブル13の上面のボード13aに多数
の吸引孔を設けたものを使用した例を示したが、通気性
のよい材質のボードを使用してもよい。
【発明の効果】以上説明したように本発明のNCルータ
の吸着テーブルでは、ヘッド構造体のヘッドの工具の通
過位置だけ吸着テーブルを下降させて被加工板から離れ
るように構成したので、被加工板を加工する場合に、工
具が被加工板の下面より下がっても吸着ブロックの上面
のボードを傷付けることがないために、捨板を全く必要
とせず、被加工板を直接吸着ブロックのボードの上に載
置することができ、そのために、捨板の製作用NCプロ
グラム、捨板を製作する手間及び捨板を格納する場所が
不要となり、大幅なコストダウンと納期の短縮化が計れ
るなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例のNCルータの吸着テーブル
の平面図である。
【図2】図1のNCルータの吸着テーブルの正面図であ
る。
【図3】図1のNCルータの吸着テーブルの側面図であ
る。
【図4】図1のNCルータの吸着テーブルの部分拡大図
である。
【図5】本発明の他の実施例のNCルータの吸着テーブ
ルの側面図である。
【図6】従来のNCルータの正面図である。
【図7】図6のNCルータの平面図である。
【図8】図6のNCルータの側面図である。
【符号の説明】
6 テーブルフレーム 7 レール 9 ベアリング 10 テーブル板 11、12 エアーシリンダ 13 吸着ブロック 14 蛇腹 15 吸着用パイプ 16、17 軸 18、19 ベアリング 20、21 腕部材 22、23 上下シリンダ 24、25 支持部材 26、27 ガイド 28 被加工板

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドリルやカッター等の加工具を回転軸に
    装着したモータを設けた1つ又は複数のヘッドを装着し
    たヘッド構造体をフレームに設けたレールによって横方
    向に移動し、前記フレームに対して直交方向に装着した
    テーブルフレームに被加工板を吸着した吸着テーブルを
    前記ヘッド構造体の移動方向に対して直交方向に移動し
    て加工するようにしたNCルータにおいて、前記吸着テ
    ーブルは前記ヘッド構造体の移動方向に平行に複数の吸
    着ブロックが装着され、前記ヘッド構造体に装着した前
    記工具の通過位置で前記吸着テーブルの少なくとも1つ
    の吸着ブロックを前記工具に接触しない位置まで下降さ
    せる下降手段を設けたことを特徴とするNCルータの吸
    着テーブル。
  2. 【請求項2】 前記下降手段は、吸着ブロックのそれぞ
    れの側面に装着したベアリングを前記工具の位置で押し
    下げるガイドを固定したことを特徴とする請求項1記載
    のNCルータの吸着テーブル。
  3. 【請求項3】 前記下降手段は前記複数の吸着ブロック
    の下部にそれぞれ設けたエアーシリンダと前記複数の吸
    着ブロックのそれぞれの側面に装着したベアリングと、
    該ベアリングを前記工具の位置で押し下げるガイドとか
    らなることを特徴とする請求項1記載のNCルータの吸
    着テーブル。
  4. 【請求項4】 前記下降手段は前記エアーシリンダの代
    わりにバネを設けたことを特徴とする請求項2又は3の
    いずれか1項記載のNCルータの吸着テーブル。
  5. 【請求項5】 前記下降手段は前記吸着ブロックの側面
    に装着したベアリングと該ベアリングをそれぞれ誘導す
    るために、前記工具の通過位置で下方に曲がったそれぞ
    れ2本のレールとからなることを特徴とする請求項1記
    載のNCルータの吸着テーブル。
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