JP3511537B2 - シートの切れ目解放装置 - Google Patents

シートの切れ目解放装置

Info

Publication number
JP3511537B2
JP3511537B2 JP07813495A JP7813495A JP3511537B2 JP 3511537 B2 JP3511537 B2 JP 3511537B2 JP 07813495 A JP07813495 A JP 07813495A JP 7813495 A JP7813495 A JP 7813495A JP 3511537 B2 JP3511537 B2 JP 3511537B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
roller
cutting
release device
rollers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07813495A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08245054A (ja
Inventor
潔 藤本
寿 尾藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Roland DG Corp
Original Assignee
Roland DG Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Roland DG Corp filed Critical Roland DG Corp
Priority to JP07813495A priority Critical patent/JP3511537B2/ja
Publication of JPH08245054A publication Critical patent/JPH08245054A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3511537B2 publication Critical patent/JP3511537B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カッティング用シート
上に切れ目によって形成された図形や文字などの部分
(以下、「図柄」と称する。)を簡単に取り出すために
上記切れ目を解放する、シートの切れ目解放装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図8に示すように、カッティング
用シート130は、例えば離型紙134に接着層136
を介して塩化ビニルシート132を貼付してなり、上記
塩化ビニルシート132が接着層136とともに離型紙
134から簡単に剥せるようになっている。上記カッテ
ィング用シート130には、カッティングプロッタによ
って上記塩化ビニルシート132側から離型紙134の
上部までにわたる深さの切り目138が所望の図柄の輪
郭に沿って形成され、その図柄部分の塩化ビニルシート
132bとその下側にある接着層136bは、離型紙1
34から剥されて、店内や工場内のディスプレイとして
使われている。
【0003】ところで、所望の図柄の切り目が形成され
たカッティング用シート130において、上記塩化ビニ
ルシート132の図柄の部分とその下側にある接着層1
36bは、一旦、アプリケーションフィルム131に写
し取られて、店内や工場内の所望の場所に貼られること
が多い。例えば、図8に示すように塩化ビニルシート1
32上に形成された円を、アプリケーションシート13
1に写し取る場合は、まず離型紙134から円の外側部
分、すなわち不要部分の塩化ビニルシート132a(接
着層136aを含む)を取り除き、つぎに、離型紙13
4上に残った円形の塩化ビニルシート(必要部分)13
2bの上にアプリケーションシート131を重ね合わせ
る。そしてアプリケーションシートを離型紙から離すと
上記円形の塩化ビニルシート132bと接着層136b
とがアプリケーション131側に写し取られるようにな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カッテ
ィングプロッタでカットされた切れ目138は、図8
(b)に示すように必要部分の接着層136bと不要部
分の接着層136aを完全に切断するが、カッティング
後しばらくすると、上記接着層136bと上記接着層1
36aとは再付着してしまう。したがって、上述の作業
において、離型紙から不要部分を取り除く際、ピンセッ
ト等で必要部分を押さえながら不要部分を剥さないと、
必要部分が不要部分と一緒に取り除かれてしまうことに
なる。
【0005】このため、図柄が複雑な形状をした図形や
文字の場合、不要部分の取り除き作業にかなりの時間が
かかることになる。また、複雑な形状をした図形や文字
の細部においては、慎重に剥離しなければならず、精神
的に疲れる作業となっていた。
【0006】この発明はこのような事情に鑑みなされた
もので、その目的とするところは、所望の図柄の切り目
を形成したシートから必要部分を簡単に取り出すため
に、切れ目において再付着した必要部分の接着層と不要
部分の接着層とを解放する、シートの切れ目解放装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のシートの切り目解放装置は、基台と、その
基台にシートを固定するシート固定具と、上記シートの
表面を押動することのできる柄付きローラとから構成さ
れ、上記ローラは、回動自在に支持されたローラ部表面
に多数の微小な突起が形成されていることを特徴として
いる。これを以下の記載において第1の発明と称する。
【0008】この他に上記の目的を達成するためのシー
トの切り目解放装置としては、基台に植立された2本の
支柱の間に、シートを圧搾状態で挟持する第1のローラ
と第2のローラとが上下に且つ平行に回動自在に掛け渡
され、少なくともいずれかのローラのローラ部表面に多
数の微小な突起が形成されているとともに、少なくとも
いずれかのローラを回動駆動する駆動具を少なくともい
ずれかのローラに連結してなるものがある。これを以下
の記載において第2の発明と称する。
【0009】さらに、この他に上記の目的を達成するた
めのシートの切り目解放装置としては、シートを切断す
るカッティングペンと、円柱形ホルダの下端部に、外周
面に突起を形成したローラ部が回動自在に支持されたロ
ーラと、シートに対して相対的にX軸方向におよびY軸
方向に移動するとともに、上記カッティングペンまたは
上記ローラを装着してZ軸方向に移動するキャリッジ
と、シートを固定する固定具と、上記カッティングペン
または上記ローラに係る動作の設定が可能な操作パネル
とを備えたものがある。これを以下の記載において第3
の発明と称する。
【0010】
【作用】すなわち、第1の発明の切り目解放装置は、基
台と、シート固定具と、柄付きローラとから構成され、
基台に固定されたシートの表面(接着層)を柄付きロー
ラでローラがけするための装置である。ここで、上記シ
ートは、カッティング用シートにおける必要部分(図柄
部分)の塩化ビニルシートと不要部分の塩化ビニルシー
トとを一緒にアプリケーションシートに貼り付け、離型
紙を剥してなるものであり、以下、本発明においてシー
トとは上記シートを示す。このシートは基台に固定され
た状態において、上から接着層、塩化ビニルシート、ア
プリケーションシートとなっている。上記切り目解放装
置は、上記柄付きローラのローラ部表面に多数の微小な
突起が形成されているため、上記ローラをシート表面の
切れ目上に圧接させると、ローラの突起が接着層の切れ
目部分に食い込むようになる。そしてシートに沿ってロ
ーラを移動させると、切れ目は少しだけこじられて接着
層における必要部分と不要部分が解放されるようにな
る。その結果、アプリケーションシートから不要部分の
塩化ビニルシート(接着層も含む)を剥すと、必要部分
はアプリケーションシートに残ったまま、不要部分だけ
が簡単に取り除かれるようになる。
【0011】また、第2の発明の切り目解放装置は、基
台に植立されて2本の支柱に、シートを圧搾状態で挟持
するための2つのローラが配設されている。上記切り目
解放装置において、上記2つのローラのうち、少なくと
もいづれかのローラ部表面に微小突起が形成されてい
る。このため、上記シートの接着層が上記微小突起に接
するようにローラ間にシートを挿入して、一方のローラ
を一方向に回転させると、他方のローラは他方向に回転
し、両ローラに挟持された状態でシートが移動するとと
もに、上記突起がシートの接着層の切れ目に食い込んで
切り目を少しだけこじるようになる。その結果、上記2
つのローラで送り出されたシートにおいて、シートの接
着層の切れ目が解放され、不要部分だけを容易に取り除
くことができるようになる。
【0012】さらにまた、第3の発明の切り目解放装置
は、外周面に突起を形成したローラ部を有するローラ
と、上記ローラをXYZ方向にシートに対して相対的に
移動するキャリッジとを備えている。上記切り目解放装
置は、操作パネルでシートの接着層上のローラがけ範囲
が指定されると、キャリッジが駆動してローラがその範
囲内で押動する。したがって、この装置によってローラ
がけされたシートの接着層の切れ目は、第1の発明と同
様に解放され、不要部分だけを容易に取り除くことがで
きるようになる。さらに、この装置は、カッティングペ
ンをキャリッジに装着してカッティング用シートに対し
て図柄の切り目を形成することもできる。したがって、
カッティング用シートに図柄の切れ目を形成する作業か
ら必要部分だけをアプリケーションに残す作業を同じ装
置を用いてできることになる。このため、作業スペース
が少なくてすむ。また、手作業による作業がないため、
一連の作業が楽になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係るシートの切れ目解放装置
の実施例を図面を参照して説明する。図1は第1の発明
の実施例に係るフラットベッドタイプのシートの切り目
解放装置の斜視図である。図1において、シートの切れ
目解放装置10は、上面を平滑に形成し一部に凹部12
を形成した基台14と、その基台14上面の平滑部分の
一部に貼付される両面接着シート16と、上記基台14
の凹部12に置かれる柄付きローラ18とから構成され
ている。上記柄付きローラ18は、ローラ軸20に対し
て回動自在のローラ部22と、一端がローラ軸20に一
体化した金具24と、その金具24の他端に挿着される
柄26とから構成されており、上記ローラ部22の表面
全面には多数の微小な突起28が突設されている。
【0014】上記シートの切り目解放装置10の使用に
際して、まず、上記両面接着シート16の上面に、シー
ト(カッティング用シートにおける必要部分の塩化ビニ
ルシートと不要部分の塩化ビニルシートとを一緒にアプ
リケーションシートに貼り付け、離型紙を剥してなるも
の)29の接着層30aを上方に向けた状態で配置す
る。すなわち、基台に固定された状態において、上から
接着層30a、塩化ビニルシート30、アプリケーショ
ンシート32となっている。次に手で上記柄付きローラ
18を持って、上記シート29に形成されている切り目
の部分「AB」に、図2に示すように上記ローラ18の
ローラ部22を押動させる。
【0015】このように、ローラがかけられたシート2
9には、その接着層30aに無数の凹凸が形成され、図
柄の切れ目上に形成された凹部は、切れ目を解放した状
態にさせる。この状態で、シート端部から不要部分を剥
すと、簡単に不要部分だけが剥れるようになる。
【0016】そして上記アプリケーションシート32上
には塩化ビニルシート30の必要部分と接着層30aの
必要部分とだけが残り、ディスプレイに際しては、この
アプリケーションシート32を両面接着シート16から
取り外し、上記必要部分を店内や工場内の所望の場所に
貼り付ける。
【0017】上記実施例の切り目解放装置によれば、ロ
ーラ部22の突起28は、ローラ部22の回動に伴っ
て、切れ目に食い込んだり、切れ目から脱したりする。
その際、切れ目は少しだけこじられて確実に解放される
ようになる。すなわち、単に突起28を押し付けるだけ
でなく、ローラ部22を回動させることによってより押
圧の方向が変化し確実な切れ目の解放が行われているこ
とになる。また、ローラ部22とシート29との接触面
積はわずかであるため、ローラ部22にかけられた圧力
は分散されることなく、シート29に与えられる。した
がってローラ18にかける圧力が低くても切れ目を解放
することができるようになる。本実施例によれば、ロー
ラ部22の面積と片面が同様面積の板材に突起(片面)
を設けて押圧する場合と比べ、数十分の一の圧力で目的
を達成することができる。
【0018】また、上記切り目解放装置10は、ローラ
18により任意な部分だけ任意な方向からローラがけす
ることができる。ローラがけは多く行うほど切れ目が解
放しやすく、例えば2回ローラがけする場合はそれぞれ
のローラがけの方向を変えるとさらに切れ目が解放する
ようになる。したがって、図柄の複雑な模様の部分は念
入りにローラがけするなどして切れ目をさらに確実に解
放させるとよい。
【0019】なお、上記実施例ではシート29を接着す
る手段として両面接着シート16を使用している。しか
し、これに限定されることなく、マグネット、係止具
(クリップ)、微小吸着孔を両面に有する吸着シート、
静電気吸着板または真空吸着装置(シート吸着ファン)
などのシート固定具を使用することもできる。
【0020】つぎに図3を参照して第2の発明の実施例
を説明する。図3は第2の発明の実施例に係るシートム
ーブタイプのシートの切り目解放装置の斜視図である。
図3において、シートの切れ目解放装置40は、長方形
の基台42の長手方向に直交する辺の中央縁部に、それ
ぞれ支柱44,46が植立され、それらの支柱44,4
6の間に、第1のローラ48と第2のローラ50が上下
に且つ平行に隣接した状態で掛け渡されている。上記ロ
ーラ48,50はローラ軸52,54とそれに固着した
ローラ部56,58とから構成されており(図4参
照)、上記ローラ軸52,54は支柱44,46に回動
自在に軸支されている。
【0021】上記第1のローラ48のローラ部56は表
面に多数の微小な突起60を有しており、第2のローラ
部は弾性材料で構成されている。また、第1のローラ4
8のローラ軸52は取っ手62に連結されていて、取っ
手62を回すとローラ軸52が連動して回るようになっ
ている。
【0022】図4を参照して上記シートの切り目解放装
置40の使用について説明すると、まず、シート63
は、接着層64a側に第1のローラ48が接触するよう
に各ローラ48,50間に挿入される。そして取っ手6
2を回転させ(図3参照)、第1のローラ48を矢印A
方向に回転させると、第2のローラ50によって第1の
ローラ48側に押圧されたシート63が矢印B方向に移
動し、それにつれて第2のローラ50が矢印C方向に回
転する。その結果、第1の実施例と同様に、シート64
における切れ目が解放される。なお、図4において、6
4は塩化ビニルシート、66はアプリケーションシート
である。
【0023】この切り目解放装置40は、シート全体に
大きく描かれた図柄や長尺なシートに描かれた図柄に対
し、切り目を迅速に解放することができる。なお、上記
切り目解放装置40の各ローラ48,50は、それ同士
が圧するようにバネなどで弾装してもよい。この場合、
上記第2のローラ50は硬質のローラを用いることがで
き、例えば第1のローラと同様のものを使用することが
できる。また、上記実施例ではローラ48を駆動させる
ためのローラ駆動具として取っ手62を使用している
が、上記取っ手62に代わり、モータをもって片方若し
くは両方のローラを回動させるようにしてもよい。
【0024】つぎに図5および図6を参照して第3の発
明の実施例を説明する。図5は第3の発明の実施例に係
るシートの切り目解放装置に用いるローラの平面図であ
る。図5において、シートの切れ目解放装置のローラ7
0は、円柱形ホルダ72の下端部に連結部74を介して
ホルダ縦軸に対してローラ軸76が横設され、上記ロー
ラ軸76に回動自在なローラ部78が枢支されている。
上記ローラ部78は硬質材料で形成され、上記ローラ部
78の表面全面には多数の微小な突起80が突設されて
いる。また、上記ホルダ72の中腹部には切欠部82を
形成したフランジ84が周設されている。
【0025】図6において、切り目解放装置90は、フ
ラットなベッド92の下面に静電吸着板(図示せず)を
有する基台94と、基台94上をX軸方向に移動自在の
Yレール96と、Yレール96上をY軸方向に移動自在
とともにカッティングペン98または上記ローラ70を
Z軸方向に移動自在のキャリッジ100と、上記カッテ
ィングペン98または上記ローラ70に係る動作の設定
が可能な操作パネル102とを備えている。また、基台
94には入力端子(図示せず)が設けられていて、パソ
コンからの図柄データを受け取り、そのデータに基づい
て基台内の制御部(図示せず)がカッティングペン98
やローラ70をカッティング用シートやシート103に
対して移動するように指示している。
【0026】上記ローラ70は、例えば図6に示すよう
な切り目解放装置(カッティングプロッタ)90のキャ
リッジ100に取り付けることができるようになってい
る。上記シートの切り目解放装置90の使用に際して、
まず、カッティングプロッタの機能を用いてカッティン
グ用シートの塩化ビニルシート上に図柄の切れ目を形成
する。のちに不要部分も含む塩化ビニルシートを離型紙
からアプリケーションシート106に写し取り、その塩
化ビニルシートの接着層104a側を上方に向けた状態
でシート103をベッド92に載置する。次いでキャリ
ッジ100のカッティングペン98を取り外して上記ロ
ーラ70を取り付ける。このとき上記ローラ70のフラ
ンジ84の切欠部82はキャリッジ100の係合部(図
示せず)に係合し、キャリッジ100内でローラ70自
身が縦軸回りに回動しないように固定される。そして操
作パネル102を操作し、ローラがけ範囲(点線で示し
た箇所)を指定したのちキャリッジ100を駆動させて
ローラ70を移動させる。ローラ70の移動手順は基台
92に内蔵された制御部に記憶されていて、例えばロー
ラ部78の幅を1行とし、シリアルプリンタの如くキャ
リッジ100をX軸方向に移動させてローラがけし、1
行つづY軸方向に移動させる。その結果、ローラがけ範
囲において、シート103の接着層104a上に凹凸が
形成され、第1の実施例と同様に、シート103におけ
る切れ目が解放される。
【0027】この切り目解放装置90のローラ70は、
キャリッジ100に装着可能になっているため、カッテ
ィング用シートに図柄の切れ目を形成したその場で、特
別な作業スペースを必要とすることなく、切れ目を解放
させることができる。また、この切れ目解放作業はコン
ピュータ制御の移動自在のキャリッジ100を利用する
ものであるため、手作業の場合より楽である。なお、こ
の実施例ではシート103を固定する固定具として、静
電吸着板を使用しているが、第1の実施例同様にそれに
限定されるものではない。また、上記切り目解放装置9
0は、シート固定タイプのカッティングプロッタをベー
スとするものであるが、図7に示すようなシートムーブ
タイプのカッティングプロッタをベースにするものであ
っても差し支えない。
【0028】図7において、カッティングプロッタ11
0は、カッティング用シート112をX軸方向に搬送す
るグリッドローラ114,116を配設したプラテン1
18と、上記グリッドローラ114,116に離合自在
の一対のピンチローラ120,122を配設したYレー
ル124と、上記Yレール124に沿ってY軸方向に移
動自在であるとともに、保持したカッティングペン12
6をZ軸方向に移動自在であるペンキャリッジ128
と、カッティングペン126の筆圧やその他キャリッジ
128の動作などを指示する操作パネル129とを備え
ている。そして、カッティングペン126をZ軸方向に
移動するとともに、カッティング用シート112に対し
て相対的にX軸方向およびY軸方向に移動させるように
して、カッティング用シート112に所望の図柄の切り
目を形成することができるようになっている。なお、こ
の場合、シートの切り目解放装置としてのシートを固定
する固定具はグリッドローラ114,116およびピン
チローラ120,122となる。
【0029】なお、上記第1乃至第3の発明の実施例に
おいて、上記ローラ部の突起28,60,80はランダ
ムでも整列されていてもどちらでも良い。また、上記突
起28,60,80及び突起が形成されたローラ部2
0,56,78は金属または硬質プラスチックで構成さ
れていることが好ましい。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明の切り目解放装置
によれば、シートすなわち必要部分と不要部分との塩化
ビニルシートを一緒に写し取ったアプリケーションシー
トにおいて、接着層上に、ローラ部表面に多数の微小な
突起を有したローラを押動させ、上記突起を部分的に再
付着した接着層の切り目に食い込ませ、その切れ目をこ
じ広げるようにしている。その結果、部分的に再付着し
た接着層の切り目は解放され、必要部分と不要部分とが
再付着することがない。したがって、切り目が複雑な形
状であったとしても上記アプリケーションシート上から
簡単に短時間に不要部分を取り除くことができるように
なる。また、本発明の装置を用いることによって不要部
分の取り除き作業が精神的にも楽な作業になる。このよ
うに、本発明は産業上有益となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の発明の実施例に係るフラ
ットベッドタイプのシートの切り目解放装置の斜視図で
ある。
【図2】本発明における第1の発明の実施例に係るシー
トの切り目解放装置の使用状態説明図である。
【図3】本発明における第2の発明の実施例に係るシー
トムーブタイプのシートの切り目解放装置の斜視図であ
る。
【図4】本発明における第2の発明の実施例に係るシー
トの切り目解放装置の使用状態説明図である。
【図5】本発明における第3の発明の実施例に係る切り
目解放装置に用いるローラの平面図である。
【図6】本発明における第3の発明の実施例に係るシー
トの切り目解放装置(ただし、カッティングペンをキャ
リッジに保持された状態)の斜視図である。
【図7】シートムーブタイプのカッティングプロッタを
示した斜視図である。
【図8】カッティング用シートから必要部分の塩化ビニ
ルシート(接着層を含む)をアプリケーションシートに
写し取るまでの従来作業を説明する図であり、(a)は
離型紙から不要部分を剥離する状態を示した平面図、
(b)は(a)のA−A断面を示した断面図、(c)は
アプリケーションシートに必要部分を写し取る状態を示
した断面図である。
【符号の説明】
10,40,90 シートの切り目解放装置 14,42,94 基台 16 両面接着シート 18 柄付きローラ 22,56,78 ローラ部 28,60,80 突起 29,63,103 シート 30,64,104 塩化ビニルシート 32,66,106 アプリケーションシート 44,46 支柱 48 第1のローラ 50 第2のローラ 62 取っ手 70 ローラ 72 円柱形ホルダ 98 カッティングペン 100 キャリッジ 102 操作パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 41/00 B26D 3/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台と、その基台にシートを固定するシー
    ト固定具と、上記シートの表面を押動することのできる
    柄付きローラとから構成され、上記ローラは、回動自在
    に支持されたローラ部表面に多数の微小な突起が形成さ
    れていることを特徴とするシートの切れ目解放装置。
  2. 【請求項2】基台に植立された2本の支柱の間に、圧搾
    状態でシートを挟持する第1のローラと第2のローラと
    が上下に且つ平行に回動自在に掛け渡され、少なくとも
    いずれかのローラのローラ部表面に多数の微小な突起が
    形成されているとともに、少なくともいずれかのローラ
    を回動駆動する駆動具を少なくともいずれかのローラに
    連結してなることを特徴とするシートの切れ目解放装
    置。
  3. 【請求項3】シートを切断するカッティングペンと、円
    柱形ホルダの下端部に、外周面に突起を形成したローラ
    部が回動自在に支持されたローラと、シートに対して相
    対的にX軸方向におよびY軸方向に移動するとともに、
    上記カッティングペンまたは上記ローラを装着してZ軸
    方向に移動するキャリッジと、シートを固定する固定具
    と、上記カッティングペンまたは上記ローラに係る動作
    の設定が可能な操作パネルとを備えたシートの切れ目解
    放装置。
JP07813495A 1995-03-09 1995-03-09 シートの切れ目解放装置 Expired - Fee Related JP3511537B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07813495A JP3511537B2 (ja) 1995-03-09 1995-03-09 シートの切れ目解放装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07813495A JP3511537B2 (ja) 1995-03-09 1995-03-09 シートの切れ目解放装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08245054A JPH08245054A (ja) 1996-09-24
JP3511537B2 true JP3511537B2 (ja) 2004-03-29

Family

ID=13653417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07813495A Expired - Fee Related JP3511537B2 (ja) 1995-03-09 1995-03-09 シートの切れ目解放装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3511537B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08245054A (ja) 1996-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3639482B2 (ja) スクリーン印刷装置及び孔版原紙組立体
EP1401620B1 (en) Die cutting apparatus and method
KR100606231B1 (ko) 가요성을 갖는 공작물의 천공장치
US3890892A (en) Ultrasonic marking
US5443194A (en) Method of cutting sheet for plotter
JP3511537B2 (ja) シートの切れ目解放装置
JP2000210899A (ja) 試験片打ち抜き装置
JPH09197395A (ja) シート貼付方法およびその装置
JPH08217319A (ja) 両面粘着テープ貼付装置
JP2923495B2 (ja) シート材支持機構
JP2005205539A (ja) 被切断媒体駆動型カッティングプロッタ
JP2581940Y2 (ja) カッティング機における供給装置
JP3300873B2 (ja) プリント配線板端面の清掃装置
JPS608072A (ja) スクリ−ン印刷方法及び印刷具
JPH0569695A (ja) プロツタ用の用紙裏打ちシート材およびその製造方法
JPH0720661Y2 (ja) 配向機
JPH0681753U (ja) スタンプ装置
JP3111575B2 (ja) 切断装置
JPS6117471Y2 (ja)
JPH1035187A (ja) 自動製図機における用紙切断装置
JP2767651B2 (ja) カッティング装置
JPS58202232A (ja) 給送ロ−ラ−清掃装置
JP2001287487A (ja) 合成樹脂製クリップ
JPH02155798A (ja) 電子黒板
JPS63156792U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031226

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees