JP3511073B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JP3511073B2
JP3511073B2 JP10147097A JP10147097A JP3511073B2 JP 3511073 B2 JP3511073 B2 JP 3511073B2 JP 10147097 A JP10147097 A JP 10147097A JP 10147097 A JP10147097 A JP 10147097A JP 3511073 B2 JP3511073 B2 JP 3511073B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビデオカメラなどに
用いられる固体撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、露光量の異なる画像を合成し
てダイナミックレンジの高い映像信号を得るための固体
撮像装置として、特開平7−322147号公報に記載
されたものが提案されている。
【0003】この種の従来の固体撮像装置は、図12に
示すように、撮像手段50と画像合成手段51とを備え
ている。撮像手段50は、通常の固体撮像素子に対して
2倍の走査線数の信号が出力できるような全画素読み出
し型の固体撮像素子(図示省略)を備えており、隣接す
る一対の走査線のうちの一方の走査線に対応する画素を
通常の露光量になるように電子シャッタ動作を行い、他
方の走査線に対応する画素を通常の露光量より小さくな
るように電子シャッタ動作を行うことにより、互いに露
光量の異なる出力信号である長時間露光信号Slong(露
光量が大きい)、短時間露光信号Sshort(露光量が小
さい)を得ている。
【0004】画像合成手段51は、撮像手段50から出
力される出力信号SlongおよびSshortを単純に加算し
て合成信号Smixを得ている。
【0005】図13は横軸に固体撮像素子(撮像手段)
50に対する入射光量を、縦軸に撮像手段50の出力信
号の信号レベルをとった場合における長時間露光信号S
long,短時間露光信号Sshort,および合成信号Smixの
関係を示している。
【0006】ここで、長時間露光信号Slongは、露光量
が大きいために、符号Aで示す入射光量で飽和するが、
それ以下の入射光量では信号レベルの変化が大きいの
で、S/N比が良い。一方、短時間露光信号Sshort
は、信号量が小さくてS/N比は悪いが、ダイナミック
レンジが広いために、飽和光量A以上の入射光量での信
号の再現性が良い。
【0007】従来の固体撮像装置では、画像合成手段5
1によって、この2つの信号Slong,Sshortを合成す
ることにより、S/N比が良く、しかも、ダイナミック
レンジの広い合成信号Smixを得ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
固体撮像装置においては、スミア成分が増大して画面が
見ずらくなるという問題があった。以下、説明する。
【0009】従来の固体撮像装置では、ダイナミックレ
ンジの拡大を図っているために、より明るいシーンを撮
影する用途に用いられる場合が多くなる。しかしなが
ら、固体撮像装置には、高輝度被写体を撮影すると、ス
ミアが発生しやすくなるという特徴がある。スミアと
は、固体撮像手段50を構成する垂直転送部内に漏れ込
む光などで生じる信号成分(以下、スミア成分SMとい
う)の影響で、表示画面上において垂直方向に白い線が
現れる現象をいい、高輝度被写体になるほど多く発生す
る。上述した従来の固体撮像装置においては、隣接する
走査線ともどもに、スミア成分が発生するうえに、発生
したスミア成分SMが画像合成手段51により互いに加
算されることで増大し、表示画面上におけるスミアの程
度が激しくなって、画面が見ずらくなっていた。
【0010】そこで、本発明は、ダイナミックレンジを
拡大しつつスミアを抑圧することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、撮像手段より出力される露光量の異なる複
数の画像信号からスミア抽出手段によりスミア成分を抽
出した後、スミア除去手段において抽出されたスミア成
分を前記露光量の異なる画像信号より除去して、合成処
理するように構成したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、一画面分の画像を撮像する期間内に、露光量の異な
る複数の画像信号を出力する撮像手段を備えた固体撮像
装置において、露光量の異なる画像信号の信号レベルを
調整する信号レベル調整手段と、レベル調整した露光量
の異なる画像信号からスミア成分を抽出するスミア抽出
手段と、抽出されたスミア成分を前記露光量の異なる画
像信号より除去するスミア除去手段と、スミア除去され
た露光量の異なる画像信号を合成する画像合成手段とを
有することに特徴を有しており、これにより次のような
作用を有する。すなわち、スミア成分が存在する場合に
おいてスミア除去の処理が施されるので、ダイナミック
レンジを拡大しつつスミアを抑圧することができるよう
になる。
【0013】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に係る固体撮像装置において、前記信号レベル調整手
段は、露光量の大きい画像信号の信号レベルを、露光量
の小さい画像信号の信号レベルに略一致するように調整
する調整部を備えていることに特徴を有しており、これ
により次のような作用を有する。すなわち、露光量の大
きい画像信号の信号レベルを正確に調整することができ
るようになる。
【0014】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1または2に係る固体撮像装置において、前記調整部
は、露光量の大きい画像信号の信号レベルを減衰処理す
る減衰器を備えていることに特徴を有しており、これに
より次のような作用を有する。すなわち、信号レベルの
調整を簡単に行うことができるようになる。
【0015】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1ないし3のいずれかに係る固体撮像装置において、前
記スミア抽出手段は、露光量の小さい画像信号から、前
記信号レベル調整手段でレベル調整された露光量の大き
い画像信号を減算処理する第1減算部を備えていること
に特徴を有しており、これにより次のような作用を有す
る。すなわち、スミアの抽出を精度よくしかも簡単に行
うことができるようになる。
【0016】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1ないし4のいずれかに係る固体撮像装置において、前
記スミア除去手段は、露光量の大きい画像信号から、前
記スミア抽出手段で抽出されたスミア成分を減算処理す
る第2減算部を備えていることに特徴を有しており、こ
れにより次のような作用を有する。すなわち、スミア成
分の除去を精度よくしかも簡単に行うことができるよう
になる。
【0017】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1ないし5のいずれかに係る固体撮像装置において、前
記画像合成手段は、露光量の大きい画像信号の信号レベ
ル変化が直線性を有するか否かを判断する第1判断部
と、前記第1判断部で信号レベルが直線性を有すると判
断する場合は、スミア成分が除去された露光量の大きい
画像信号を合成信号として出力する一方、前記第1判断
部で信号レベルが直線性を有していないと判断する場合
は、露光量の小さい画像信号に、スミア成分が除去され
た露光量の大きい画像信号に対する階調の連続性を維持
する信号処理を施したうえで合成信号として出力する信
号選択部とを備えていることに特徴を有しており、これ
により次のような作用を有する。すなわち、画像の合成
を精度よくしかも簡単に行うことができるようになる。
【0018】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
1ないし6のいずれかに係る固体撮像装置において、前
記スミア抽出手段は、抽出したスミア成分の信号レベル
を検出するレベル検出部と、前記レベル検出部が検出し
たスミア成分の信号レベルが所定のレベルに達しない場
合にスミア成分を抑圧する第1スミア抑圧部とを更に備
えていることに特徴を有しており、これにより次のよう
な作用を有する。すなわち、レベル検出部による検出結
果に基づいてスミア成分を抑圧するので、スミア成分の
信号レベルが所定のレベルに達しない場合に目立つノイ
ズ成分も抑圧することが可能となり、その分、画像合成
精度が高まることになる。
【0019】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
1ないし7のいずれかに係る固体撮像装置において、前
記スミア抽出手段は、露光量の大きい画像信号の信号レ
ベル変化が直線性を有するか否かを判断する第2判断部
と、前記第2判断部で信号レベル変化が直線性を有しな
いと判断する場合は、抽出したスミア成分を抑圧して出
力する第2スミア抑圧部とを備えていることに特徴を有
しており、これにより次のような作用を有する。すなわ
ち、露光量の大きい画像信号は、その信号レベル変化が
直線性を有さなくなる点付近において信号レベルが不安
定になる。そのため、露光量の大きい画像信号の信号レ
ベル変化が直線性を有していない地点付近において抽出
されるスミア成分の抽出精度は不良となってしまう。本
発明では、露光量の大きい画像信号の信号レベル変化が
直線性を有していない地点付近ではスミア成分を抑圧し
た状態で出力するようにしており、これにより、この領
域におけるスミア成分の抽出精度不良に起因する悪影響
を排除することができる。
【0020】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
1ないし8のいずれかに係る発明において、前記撮像手
段は、分光特性の異なる色フィルタを画素毎に配置した
固体撮像素子を有しており、かつ、前記スミア抽出手段
が行うスミア抽出および前記スミア除去手段が行うスミ
ア除去を画素毎に行うことに特徴を有しており、これに
より次のような作用を有する。すなわち、カラー表示を
行う固体撮像装置においてもスミア成分を除去すること
ができるようになる。
【0021】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照しながら説明する。
【0022】実施の形態1 図1は本発明の実施の形態1の固体撮像装置の構成を表
す構成図である。固体撮像装置は、撮像手段としての固
体撮像素子1と、固体撮像素子1の出力信号の信号レベ
ルを調整する信号レベル調整手段2と、レベル調整した
固体撮像素子1の出力信号からスミア成分を抽出するス
ミア抽出手段3Aと、固体撮像素子1出力信号からスミ
ア成分を除去するスミア除去手段4と、スミア除去した
固体撮像素子1の合成処理を行う画像合成手段5Aとを
備えている。
【0023】固体撮像素子1は通常の固体撮像素子に対
して2倍の走査線数の信号が出力できるような全画素読
み出し型の固体撮像素子を用いている。図2にこのよう
な全画素読み出し型の固体撮像素子1の一例の構成図を
示す。この固体撮像素子1は、2次元状に配置された光
電変換部6と、光電変換部6で読み出された電荷を垂直
方向に転送可能な垂直転送部7と、垂直転送部7に読み
出された電荷を次のフィールド期間内にシリアルで出力
する一対の水平転送部8a,8bと、各水平転送部8
a,8bの出力を増幅する各出力アンプ9a,9bとを
備えている。なお、図2では画素数として横4×縦6画
素で構成しているが、実際には、例えばVGA(Video
Graphics Array)の画像フォーマットなどでは、横64
0×縦480画素という構成が採られる。このように構
成された固体撮像素子1では、隣接する一対の走査線の
うちの一方の走査線に対応する画素を通常の露光量にな
るように電子シャッタ動作を行い、他方の走査線に対応
する画素を通常の露光量より小さくなるように電子シャ
ッタ動作を行うことにより、互いに露光量の異なる出力
信号である長時間露光信号Slong(露光量が大きい)、
短時間露光信号Sshort(露光量が小さい)が得られ
る。
【0024】信号レベル調整手段2は、固体撮像素子1
から出力される長時間露光信号Slongの信号レベルを調
整する(具体的には一定の減衰率(1/N)で減衰させ
る)一方、固体撮像素子1から出力される短時間露光信
号Sshortを未処理で通過させるものであって、長時間
露光信号Slongのレベル調整を行う調整部11を備えて
いる。調整部11は例えば減衰器から構成されている。
【0025】スミア抽出手段3Aは、短時間露光信号S
shortから、減衰処理済の長時間露光信号である減衰信
号Slong/Nを減算処理する[Sshort−(Slong/
N)]ことで疑似スミア信号SM’を作成するものであ
って、第1減算部12を備えている。第1減算部12は
例えば減算器から構成されている。
【0026】スミア除去手段4は、長時間露光信号Slo
ngから疑似スミア信号SM’を減算処理(Slong−S
M’)して疑似オリジナル長時間露光信号SlongO’を
作成する一方、短時間露光信号Sshortは未処理で通過
させるものであって、上記減算処理を行う第2減算部1
3を備えている。第2減算部13は例えば減算器から構
成されている。
【0027】画像合成手段5Aは、短時間露光信号Ssh
ortにオフセットを加算する加算器14と、オフセット
加算済みの短時間露光信号であるオフセット短時間露光
信号Sshort’と閾値Ssat’との信号レベルを比較する
ことで、長時間露光信号Slongの信号レベル変化が直線
性を有しているか否かを判断する比較器15Aと、比較
器15Aの判断結果に基づいて、疑似オリジナル長時間
露光信号SlongO’とオフセット短時間露光信号Sshor
t’とから一つの信号を選択したうえで合成信号Smixと
して出力するセレクタ16とを備えている。なお、本実
施の形態では、比較器15Aから第1判断部が構成さ
れ、加算器14とセレクタ16とから信号選択部が構成
されている。
【0028】次に、この固体撮像装置の動作を説明す
る。まず、固体撮像素子1の動作を説明する。
【0029】光電変換部6でテレビ方式における1フィ
ールド期間のうち、垂直の有効期間中の光電変換によっ
て得られる長時間露光信号Slong(図2において●で記
載)は、垂直ブランキング期間に垂直転送部7に読み出
される。また、垂直ブランキング期間中の光電変換によ
って得られる短時間露光信号Sshort(図2において○
で記載)は、同じく垂直ブランキング期間に、長時間露
光信号Slongとは独立して垂直転送部7に読み出され
る。このようにして得られた長時間露光信号Slongおよ
び短時間露光Sshortは、それぞれ独立して垂直転送部
7から、水平転送部8aおよび8bに順次転送され、次
のフィールドの有効期間に出力アンプ9aおよび9bを
通して出力される。
【0030】図3は、横軸に入射光量、縦軸に固体撮像
素子1の出力信号レベルを取った場合の長時間露光信号
Slongと短時間露光信号Sshortとの関係を表してい
る。ここで、スミア成分SMは固体撮像素子1の出力信
号レベルに関わることなく一定のレベルを維持すること
が知られている。出力信号レベルとノイズ成分との間の
S/N比には相関が生じ、出力信号の信号レベルが小さ
い場合にはノイズ成分が目立つことになる。したがっ
て、長時間露光信号Slongには、飽和光量Aで飽和する
ものの、飽和光量A以下では、S/N比の良い信号が得
られるという特徴がある。反対に、短時間露光信号Ssh
ortには、飽和光量A以下では信号量が小さくS/N比
は悪いものの、飽和光量A以上でも信号を再現すること
ができるという特徴がある。
【0031】このような特徴を踏まえて本実施の形態で
は、長時間露光信号Slongと短時間露光信号Sshortと
を信号レベルを調整したうえで合成しており、これによ
ってS/N比が良くダイナミックレンジの高い信号を得
ている。以下、このことを具体的な動作に基づいて詳細
に説明する。
【0032】固体撮像素子1から出力される長時間露光
信号Slongおよび短時間露光信号Sshortは、信号レベ
ルの大小に関わることなく一定のスミア成分SMを含ん
で構成されている。そのため、長時間露光信号Slongお
よび短時間露光信号Sshortは、次の,式に示すよ
うに、オリジナル長時間露光信号Slong0およびオリジ
ナル短時間露光信号Sshort0にスミア成分SMを加算
したものとなる。
【0033】Slong=Slong0+SM … Sshort=Sshort0+SM … このようにして信号レベルの大小に関わりなく一定のス
ミア成分SMを含有する長時間露光信号Slongおよび短
時間露光信号Sshortは、固体撮像素子1から信号レベ
ル調整手段2およびスミア除去手段4に入力される。
【0034】信号レベル調整手段2では調整部11にお
いて長時間露光信号Slongのレベルを1/Nに減衰し、
その減衰信号Slong/Nを出力する一方、短時間露光信
号Sshortを未処理の状態で出力する。調整部11の減
衰率(1/N)は次のようにして設定される。すなわ
ち、短時間露光信号Sshortの露光量を1とした場合
の、短時間露光信号Sshortの露光量と長時間露光信号
Slongの露光量との比1:Nを基にして減衰率(1/
N)が設定される。
【0035】調整信号Slong/Nおよび未処理の短時間
露光信号Sshortはスミア抽出手段3Aに入力される。
スミア抽出手段3Aでは、第1減算部12において、短
時間露光信号Sshortから減衰信号Slong/Nを減算す
る処理(Sshort−Slong/N)を行って、擬似スミア
信号SM’を作成して、スミア除去手段4に出力する。
【0036】このようにして作成される疑似スミア信号
SM’は、次の式で表される。
【0037】SM’=Sshort−Slong/N … この式に、前記した式と式とを代入すると、次の
式が得られる。
【0038】 SM’=Sshort0+SM−Slong0/N−SM/N … オリジナル長時間露光信号Slong0とオリジナル短時間
露光信号Sshort0との間の露光量の比は N:1であ
るから、式は次の式に書き換えられる。
【0039】SM’=SM×(N−1)/N … ここで、Nが十分大きければ、 疑似スミア信号SM’
はスミア成分SMと同等と見なせる。例えば、垂直の有
効期間と垂直ブランキング期間との間のおおよその比で
ある16をNとすると、SM’=SM×15/16とな
り、SM’≒SMとなることがわかる。
【0040】スミア除去手段4では、第2減算部13に
おいて、長時間露出信号Slongから疑似スミア信号S
M’を減算する(取り除く)処理(Slong−SM’)を
行って、疑似オリジナル長時間露光信号Slong0’を作
成して出力する一方、短時間露光信号Sshortを未処理
で通過させる。
【0041】疑似オリジナル長時間露光信号SlongO’
と短時間露光信号Sshortとはスミア除去手段4から画
像合成手段5Aに入力される。画像合成手段5Aでは、
入力される短時間露光信号Sshortに対しては、加算器
14において、特定のオフセットSoffを加算処理(Ss
hort+Soff)することでオフセット短時間露光信号Ss
hort’を作成してセレクタ16および比較器15Aに出
力する。一方、入力される疑似オリジナル長時間露光信
号SlongO’は未処理のままセレクタ16に出力する。
【0042】加算器14で加算されるオフセットSoff
は次のように設定される。すなわち、図3に示すよう
に、飽和光量Aにおける長時間露光信号Slongの信号レ
ベルである飽和信号レベルSsatからスミア成分SMを
減算した信号レベルを閾値レベルSsat’(=Ssat−S
M)として設定する。そして、飽和光量Aにおいて、オ
フセット短時間露光信号Sshort’が閾値レベルSsat’
に一致するように、短時間露光信号Sshortにオフセッ
トSoffを加算する。したがって、Soff=Ssat’−Ss
hortとなる。
【0043】比較器15Aでは、入力されるオフセット
短時間露光信号Sshort’と上記した閾値レベルSsat’
とを比較し、その判断結果をセレクタ16に出力する。
セレクタ16では、比較器15Aにおいて、オフセット
短時間露光信号Sshort’が閾値レベルSsat’より大き
い(Sshort’>Ssat’)と判断した場合は、長時間露
光信号Slongの信号レベル変化が直線性を有していない
として、セレクタ16においてオフセット短時間露光信
号Sshort’を合成信号Smixに選択して出力する。一
方、比較器15Aにおいて、オフセット短時間露光信号
Sshort’が閾値Ssat’より小さい(Sshort’<Ssa
t’)と判断した場合は、長時間露光信号Slongの信号
レベル変化が直線性を有しているとして、疑似オリジナ
ル長時間露光信号Slong0’を合成信号Smixに選択し
て出力する。
【0044】この時の各部の信号レベルと入射光量との
関係を表す光電特性を図3に示す。図3において合成信
号Smixは、長時間露光信号Slong、短時間露光信号Ss
hortに含まれていたスミアSMが抑圧されていることが
わかる。つまり、固体撮像素子1から出力される露光量
の異なる出力信号(Slong,Sshort)から、スミア成
分SMを取り除いた上で合成処理するのと同等の信号処
理を行うことができ、これによってダイナミックレンジ
を拡大しつつスミア成分SMを抑圧することができる。
【0045】なお、以上の説明では、スミア抽出手段3
Aを第1減算部12のみによって構成していたが、第1
減算部12の出力側に増幅器を構成し、第1減算部12
の出力(疑似スミア信号SM’)をN/(N−1)倍す
れば、スミア成分SMを完全に抑圧することができる。
【0046】また、上記説明では、飽和光量Aにおける
長時間露光信号Slongの信号レベルである飽和信号レベ
ルSsatからスミア成分SMを減算した信号レベルを閾
値レベルSsat’(=Ssat−SM)として設定し、これ
によって長時間露光信号Slongの信号レベル変化が飽和
光量Aに達したか否かを判定して直線性の有無を見てい
た。しかしながら、長時間露光信号Slongは飽和光量A
以上で信号レベルの直線性がなくなることが知られてい
る。そのため、上述した閾値Ssat’より若干小さい値
を閾値として設定してもよく、そうすれば、飽和光量A
の手前位置において、長時間露光信号Slongが不安定に
なることで信号レベル変化が非直線となるのを判定する
ことができる。
【0047】また、本実施の形態では、撮像手段として
全画素読み出し型の固体撮像素子1を用いたが、通常の
固体撮像素子を用いて、従来に比べて2倍の周波数で駆
動することによっても異なる露光量の信号を得ることが
でき、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
ただし、この場合は、同一画素に対応する信号成分が撮
像素子内で転送されるのに要する時間に時間差が発生
し、これによって同一画素であっても被写体の変化によ
ってスミア成分が異なってしまってスミア抑圧の効果が
弱くなる場合がある。
【0048】さらに、本実施の形態では、撮像手段とし
て、白黒の固体撮像素子1を用いているが、光学プリズ
ムを用いる多板式の撮像素子や、画素毎に分光特性の異
なる色フィルタを配した単板式の撮像素子を用いても同
様の効果を得ることができる。
【0049】また、本実施の形態では、撮像手段として
固体撮像素子1を用い、固体撮像素子1の出力信号に対
してスミア除去の処理を施しているが、撮像素子1の出
力信号に対し通常の信号処理を施した後スミア除去の処
理を施しても同様の効果を得ることができる。
【0050】また、本実施の形態では、長時間露光信号
Slongと短時間露光信号Sshortとの間の露光量の比
(N:1)の例として16:1の場合を説明したが、信
号レベル調整手段2における減衰器11をデジタル回路
で構成したうえでNを2のべき乗となるように調整すれ
ば、減衰器11をビットシフト回路で簡単に構成するこ
とができる。
【0051】実施の形態2 上述した実施の形態1においては、スミア除去手段4を
構成する第2減算器13で、長時間露光信号Slongから
疑似スミア信号SM’を強制的に減算処理(Slong−S
M’)するように構成していた。これは固体撮像素子1
の出力中にスミア成分SMが必ず存在することを仮定し
たうえでの構成である。しかしながら、固体撮像素子1
の出力中には被写体に対する照明状態によっては固体素
子素子1の出力中にスミア成分SMが存在しない場合も
存在する。このような場合に、第2減算器13によって
強制的に疑似スミア信号SM’を減算処理すれば、その
処理によってノイズ成分が加算されてしまい、減算処理
後の画像信号である疑似オリジナル長時間露光信号Slo
ngO’におけるS/N比が悪化してしまう可能性があ
る。
【0052】そこで、本実施の形態では、スミア抽出手
段において、抽出したスミア成分(疑似スミア信号S
M’)の信号レベルを検出し、その信号レベルが任意の
レベルに達する場合のみ、疑似スミア信号SM’の出力
を許容するように構成することで、前記したS/N比の
悪化を抑制している。
【0053】図4は本実施の形態の固体撮像装置のスミ
ア抽出手段の構成を表す構成図である。本実施の形態に
おいて、固体撮像装置のスミア抽出手段以外の構成及び
動作は、実施の形態1と同様であるので、ここではその
説明を省略する。
【0054】本実施の形態の固体撮像装置が有するスミ
ア信号抽出手段3Bは、ベースクリップ回路20を備え
ている。ベースクリップ回路20は第1減算器12が出
力した疑似スミア信号SM’の信号レベルを検出してそ
の信号レベルが任意の下限レベルSMO1に達するまで
疑似スミア信号SM’の出力を阻止する一方、抽出した
疑似スミア信号SM’の信号レベルが前記任意の下限レ
ベルSMO1に達すれば疑似スミア信号SM’の出力を
許容するように構成されている。なお、本実施の形態で
は、ベースクリップ回路20からレベル検出部と第1ス
ミア抑圧部とが構成されている。
【0055】以下、本実施の形態の動作を説明する。ス
ミア抽出手段3Bでは、実施の形態1と同様に減衰信号
Slong/Nと短時間露光信号Sshortとが入力され、第
1減算部12により疑似スミア信号SM’が抽出され
る。疑似スミア信号SM’はベースクリップ回路20に
入力され、ここで疑似スミア信号SM’の信号レベルが
任意の下限レベルSM01 以下なら疑似スミア信号S
M’の出力を阻止する、すなわち、疑似スミア信号S
M’の出力レベルを強制的にゼロとする一方、疑似スミ
ア信号SM’の信号レベルが下限レベルSM01以上な
ら、疑似スミア信号SM’から下限レベルSM01を減
算した信号を抑圧疑似スミア信号rSM’として出力す
る。なお、疑似スミア信号SM’から下限レベルSMO
1を減算処理するのは階調の連続性を維持するためであ
る。図5にベースクリップ回路20の入出力特性を示
す。
【0056】以上のようにしてノイズ成分を抑圧した抑
圧疑似スミア信号rSM’がスミア除去手段4の第2減
算部13に入力され、ここで長時間露光信号Slongから
減算されることは実施の形態1と同様である。
【0057】以上のようにしてスミア成分SMの除去を
行うと、ノイズ成分が抑圧されダイナミックレンジも拡
大された画像信号を得ることができる。
【0058】本実施の形態では、スミア成分SMに含ま
れるノイズ成分の信号レベルを下限レベルSM01とし
て設定するようになっている。この下限レベルSMO1
は、固体撮像素子1から出力される画像信号のノイズレ
ベルに依存している。そのため、撮像条件に応じてこの
値を変化させることが考えられる。ただし、下限レベル
SM01以下のスミア成分SMは抑圧されないので、ス
ミア抑圧効果とノイズ抑圧効果とを照らし合わせて下限
レベルSMO1のレベルを調整する必要がある。
【0059】また、撮影条件などによって固体撮像素子
1における長時間露光信号Slongと短時間露光信号Ssh
ortとの間の露光量の比(1:N)と、信号レベル調整
手段2の調整部11における減衰量とを完全に一致させ
ることができない場合があり、このような場合にはスミ
ア成分SMの除去に誤差が発生する可能性がある。しか
しながら、本実施の形態では、ベースクリップ回路20
によって疑似スミア信号SM’の信号レベルを抑圧する
ことができるので、発生する誤差も含めて抑圧すること
が可能となる。
【0060】なお、本実施の形態では、ベースクリップ
回路20からレベル検出部と第1スミア抑圧部とを構成
したが、レベル検出部と第1スミア抑圧部とを分離して
別々に構成してもよいのはいうまでもない。
【0061】実施の形態3 図6は本実施の形態の固体撮像装置のスミア抽出手段の
構成を表す構成図である。本実施の形態において、固体
撮像装置のスミア抽出手段以外の構成及び動作は、実施
の形態1と同様であるので、ここではその説明を省略す
る。
【0062】本実施の形態では、スミア抽出手段におい
て、抽出したスミア成分(疑似スミア信号SM’)の信
号レベルを検出し、その信号レベルが下限レベルSMO
2に達するまで疑似スミア信号SM’を減衰処理するよ
うに構成することで、実施の形態2で問題としていたS
/N比の悪化を別の構成で抑制するものである。
【0063】本実施の形態のスミア抽出手段3Cは疑似
スミア信号SM’の信号レベルを検出するレベル検出部
21と、レベル検出部21の検出結果に基づいて、疑似
スミア信号SM’を減衰処理するスミア減衰部22とを
備えている。レベル検出部21は例えば比較器で構成さ
れる。スミア減衰部22は例えば減衰器で構成される。
なお、本実施の形態では、レベル検出部21からレベル
検出部が構成され、スミア減衰部22から第1スミア抑
圧部が構成されている。
【0064】以下、本実施の形態の動作を説明する。ス
ミア抽出手段3では、実施の形態1と同様に減衰信号S
long/Nと短時間露光信号Sshortが入力され、第1減
衰部12により疑似スミア信号SM’が抽出される。疑
似スミア信号SM’はレベル検出部21とスミア減衰部
22に入力される。そして、レベル検出部21におい
て、疑似スミア信号SM’の信号レベルを任意の下限レ
ベルSM02 と比較し、その比較結果をスミア減衰部2
2に出力する。スミア減衰部22では、入力される比較
結果に基づき、疑似スミア信号SM’が下限レベルSM
2 以下なら疑似スミア信号SM’の信号レベルを任意
の減衰率で減衰させた信号を、減衰疑似スミア信号dS
M’として出力する。一方、疑似スミア信号SM’が下
限レベルSMO2以上なら疑似スミア信号SM’の信号
レベルを減衰させることなく、減衰疑似スミア信号dS
M’として出力する。スミア減衰部22の入出力特性を
図7に示す。
【0065】本実施の形態では、疑似スミア信号SM’
に含まれるノイズ成分のレベルを実施の形態2と同様に
下限レベルSM02 として設定し、疑似スミア信号S
M’が下限レベルSMO2 に達しない疑似スミア信号S
M’はノイズ成分を多く含んでいると判断して減衰処理
を行うことで、疑似スミア信号SM’中にノイズ成分が
混入することを抑制している。これにより、ノイズ成分
が抑圧されダイナミックレンジも拡大された画像信号を
得ることができる。
【0066】実施の形態4 上述した実施の形態1〜3では比較器15Aにおいて、
オフセット短時間露光信号Sshort’と閾値レベルSsa
t’とを比較判断することで入射光量が飽和光量Aに達
したか否かを判断していた。ここで、短時間露光信号S
shortはダイナミックレンジが比較的広いもののS/N
比が悪い特徴を有しており、長時間露光信号Slongはダ
イナミックレンジが比較的狭いもののS/N比が良い特
徴を有している。そのため、飽和光量Aの判断精度をよ
り高めるうえでは、S/N比の良い長時間露光信号Slo
ngを基にした信号を判断基準にした方がよい。本実施の
形態では、このような着目点から、疑似オリジナル長時
間露光信号SlongO’を元にして飽和光量Aの位置を判
断している。
【0067】ただし、長時間露光信号Slongを基にした
信号で飽和光量Aの位置を判断する場合には、次のよう
な不都合がある。すなわち、長時間露光信号Slongは飽
和光量A以上では飽和してしまううえ、飽和光量A付近
では、信号レベルの変化が直線性を有さなくなるという
特性があり、飽和光量A付近において正確な疑似スミア
信号SM’を得ることができない。そのため、疑似スミ
ア信号SM’を基にして作成される疑似オリジナル長時
間露光信号SlongO’も高い作成精度が得られず、これ
では飽和光量Aの位置判定精度も良好とはならない。
【0068】そこで、本実施の形態では、長時間露光信
号Slongが飽和するような高輝度領域(長時間露光信号
Slongの信号レベル変化が直線性を有さなくなる領域)
では疑似スミア信号SM’を抑圧することによって高輝
度領域における疑似スミア信号SM’の誤抽出に起因す
るスミア抑圧処理の誤動作(飽和光量Aの位置判断の誤
り)を抑制している。
【0069】図8は本発明の実施の形態4の固体撮像装
置の構成を表す構成図である。実施の形態4において、
固体撮像装置のスミア抽出手段と画像合成手段以外の構
成及び動作は、実施の形態1と同等であるので、ここで
は同一ないし同等の部分には同一の符号を付し、それら
についての説明は省略する。
【0070】この固体撮像装置の画像合成手段5Bは、
閾値Ssat’と疑似オリジナル長時間露光信号Slong
O’との信号レベルを比較判断する第1判断部としての
比較器15Bを有している。また、スミア抽出手段3D
は、短時間露光信号SshortをSsat’/Nでクリップし
たのち、そのクリップ信号cSshortを第1減算部12
に出力するクリップ回路23を備えている。なお、本実
施の形態では、クリップ回路23から第2判断部と第2
スミア抑圧部とが構成されている。
【0071】以下、本実施の形態の固体撮像装置の動作
を説明する。スミア抽出手段3Dでは、実施の形態1と
同様に減衰信号Slong/Nと短時間露光信号Sshortが
入力される。クリップ回路23では、短時間露光信号S
shortが閾値レベルSsat’/Nに達しているか否かの判
断を通じて、長時間露光信号Slongの信号レベル変化が
直線性を有しているか否かの判断を行っており、閾値レ
ベルSsat’/Nに達しない場合には、直線性露光信号
Slongの信号レベル変化が直線性を有しているとして短
時間露光信号Sshortをそのまま未処理でクリップ短時
間露光信号cSshortとしてクリップ回路23から出力す
る。一方、閾値レベルSsat’/Nを超過する場合に
は、直線性露光信号の信号レベル変化が直線性を有して
いないとして、Ssat’/Nの信号レベルでクリップし
た信号をクリップ短時間露光信号cSshortとしてクリッ
プ回路23から出力する。
【0072】クリップ回路23で作成されたクリップ短
時間露光信号cSshortは、第1減算部12に入力され、
ここで、クリップ短時間露光信号cSshort’から減衰信
号Slong/Nが減算処理されて、クリップ疑似スミア信
号cSM’が作成される。クリップ疑似スミア信号cS
M’は、スミア除去手段4に入力される。
【0073】スミア除去手段4では、第2減算部13に
おいて、長時間露出信号Slongからクリップ疑似スミア
信号cSM’を減算する(取り除く)処理(Slong−cS
M’)を行って、クリップ疑似オリジナル長時間露光信
号cSlong0’を作成して出力する一方、短時間露光信
号Sshortを未処理で通過させる。
【0074】クリップ疑似オリジナル長時間露光信号c
SlongO’と短時間露光信号Sshortとはスミア除去手
段4から画像合成手段5Bに入力される。画像合成手段
5Bでは、入力される短時間露光信号Sshortに対して
は、加算器14において、特定のオフセットSoffを加
算処理(Sshort+Soff)することでオフセット短時間
露光信号Sshort’を作成してセレクタ16に出力す
る。一方、入力されるクリップ疑似オリジナル長時間露
光信号cSlongO’は未処理のまま比較器15Bおよび
セレクタ16に出力する。
【0075】比較器15Bでは、入力されるクリップ疑
似オリジナル長時間露光信号cSlongO’と上記した閾
値レベルSsat’とを比較し、その判断結果をセレクタ
16に出力する。セレクタ16では、比較器15Bにお
いて、クリップ疑似オリジナル長時間露光信号cSlong
O’が閾値レベルSsat’より大きい(cSlongO’>S
sat’)と判断した場合は、長時間露光信号Slongの信
号レベル変化が直線性を有していないとして、セレクタ
16においてオフセット短時間露光信号Sshort’を合
成信号Smixに選択して出力する。一方、比較器15A
において、クリップ疑似オリジナル長時間露光信号cSl
ongO’が閾値Ssat’より小さい(cSlongO’<Ssa
t’)と判断した場合は、長時間露光信号Slongの信号
レベル変化が直線性を有しているとして、クリップ疑似
オリジナル長時間露光信号cSlong0’を合成信号Smix
として選択して出力する。
【0076】図9に、クリップ短時間露光信号cSshor
t’、減衰信号Slong/N、およびクリップ疑似スミア
信号cSM’の信号レベル変化を示す。
【0077】閾値レベルSsat’/Nは、実施の形態1
〜3における閾値レベルSsat’に、減衰部11での減
衰率1/Nを乗算した値を採っている。閾値レベルSsa
t’は、飽和光量Aにおける長時間露光信号Slongの信
号レベルSsatより小さく設定されている。そのため、
閾値レベルSsat’/Nは、短時間露光信号Sshortが飽
和光量Aに達したときの信号レベル(≒飽和信号レベル
Ssat/N)より小さくなる。これにより短時間露光信
号Sshortは、飽和光量Aより低い入射光量B(B<
A)において閾値レベルSsat’/Nに達することがわ
かる。
【0078】クリップ短時間露光信号cSshortは、減衰
信号Slong/Nと同様、閾値レベルSsat’/N以上に
レベル上昇することがなく、それに伴って、クリップ疑
似スミア信号cSM’は飽和光量Aになると、信号レベ
ルがゼロになることがわかる。しかも、上述したよう
に、短時間露光信号Sshortは、飽和光量Aより低い入
射光量Bにおいて閾値レベルSsat’/Nに達する。そ
のため、クリップ疑似スミア信号CSM’は入射光量B
まではスミア成分SMと同等の値を示し、入射光量Bか
ら飽和光量Aにかけて徐々に信号レベルを低下させ、飽
和光量Aに達すると最終的にレベルゼロになる。
【0079】入射光量Bから飽和光量Aにかけての入射
光量領域は、長時間露光信号Slongの信号レベル変化が
直線性を有さなくなる領域であり、このような長時間露
光信号Slongを基にして作成される疑似スミア信号S
M’の信号レベルが誤ったものとなる。これに対して、
本実施の形態では、この領域のクリップ疑似スミア信号
CSM’のレベルを徐々に低下させることにより、疑似
スミア信号CSM’における信号レベルの不安定性を排
除する状態で、クリップ疑似オリジナル長時間露光信号
SlongO’を作成している。これにより、疑似オリジナ
ル長時間露光信号SlongO’を基にして飽和光量Aの位
置判定を行っても、正確にその位置を判定することがで
きる。
【0080】以上のように、本実施の形態では、長時間
露光信号Slongが飽和するような高輝度領域(長時間露
光信号の信号レベル変化が直線性を有さなくない領域)
では抑圧したクリップ疑似スミア信号cSM’を出力し
ている。そのため、高輝度領域において信号レベルが抑
圧された疑似スミア信号cSM’が長時間露光信号Slon
gから取り除かれることになる。これにより画像合成手
段5Bでは、高輝度領域での誤動作を起こすことなく
(飽和光量Aの位置の誤判定を起こすことなく)スミア
成分を抑圧することが可能となり、その分、ダイナミッ
クレンジを拡大させることができる。
【0081】なお、本実施の形態では、クリップ回路2
3から第2判断部と第2スミア抑圧部とを構成したが、
第2判断部と第2スミア抑圧部とを分離して別々に構成
してもよいのはいうまでもない。
【0082】実施の形態5 撮像手段として分光特性の異なる色フィルタを画素毎に
配置する固体撮像素子を用いた場合、その出力信号を帯
域制限し、輝度信号としてスミアを除去した場合には、
列ごとに発生するスミアレベルの差が除去できないため
に、スミアが発生した部分には不自然な色が付く。
【0083】そこで、本実施の形態では、スミア抽出手
段におけるスミア抽出操作およびスミア除去手段におけ
るスミア除去操作を画素毎に行うことにより、固体撮像
素子の色フィルタ配列に起因する列ごとのスミア信号の
差による偽色の発生を抑圧している。
【0084】以下、本実施の形態を図面を参照して説明
する。本実施の形態の固体撮像装置の構成は撮像手段と
しての固体撮像素子1および画像合成手段5以外は実施
の形態1と同様であるので同一ないし同様の部分に同一
の符号を付し、それらについての説明は省略する。
【0085】まず、本実施の形態の撮像手段としての固
体撮像素子30の構成を図11を参照して説明する。こ
の固体撮像装置を構成する固体撮像素子30は、マゼン
タ(Mg)、グリーン(Gr)、イェロー(Ye)、シ
アン(Cy)の4つの異なる分光特性を持つ色フィルタ
が画素ごとに配置された光電変換部31を備えたもので
あるが、その動作は実施の形態1で説明した固体撮像素
子1と全く同じ動作をする。ただし、出力信号として
は、固体撮像素子30の画素混合動作により、マゼンタ
+イェロー(MY)、マゼンタ+シアン(MC)、グリ
ーン+イェロー(GY)、グリーン+シアン(GC)の
4種類の信号が長時間露光信号Slong、短時間露光信号
Sshortとしてそれぞれ出力される。
【0086】色フィルタの配列により、MYとGCとを
1つの組とし、MCとGYとを1つの組とした信号が、
ラインごとに交互に出力され、さらにMYとGCとの
組、およびMCとGYとの組が画素ごとに交互に出力さ
れる。また、各色フィルタの分光特性は、MYとGCと
の和およびMCとGYとの和が輝度信号Yの分光特性に
なるように設計されている。そのため、MYとGCとの
信号配列、およびMCとGYとの信号列は輝度信号成分
Yに色信号成分Cr、Cbが変調され重畳された信号と
して出力される。
【0087】図11に示したような色フィルタの配列で
は、左端から見て、奇数列にはMg、Ye、Grの3種
類の色フィルタしか配置されておらず、偶数列にはM
g、Cy、Grの3種類の色フィルタしか配置されてい
ない。スミア成分SMは光電変換部31から垂直転送部
7への電荷の漏れ込みに起因して発生し、この様な色フ
ィルタ配列では列ごとにスミア成分SM信号レベルが異
なってしまう。これに対して、固体撮像素子30の出力
信号(長時間露光信号Slong,短時間露光信号Sshor
t)を帯域制限することで輝度信号としてスミアを除去
することが考えられるが、これでは、画素列ごとのスミ
アレベルの差を除去できないために、スミアの発生した
部分には不自然な色が付いてしまうことになる。
【0088】これに対して、本実施の形態の固体撮像装
置では、スミア抽出手段3におけるスミア抽出およびス
ミア除去手段4におけるスミア除去を画素毎に行うこと
で画素列ごとのスミアレベルの差を除去しており、これ
によってスミア成分SMを完全に抑圧することができ、
偽色の発生しない出力信号を得ることができる。画素列
ごとのスミアレベルの差を除去できる理由は次の通りで
ある。
【0089】一般に、このような色フイルタが配列され
た国体撮像素子の出力信号を処理する場合には、異なる
フイルタの画素から出力される信号の画素間の差分信号
レベルから色信号を求めている。そのため、各画素列ご
とのタイミングを厳密に調整した処理、あるいは画素ご
とにA/D変換を施して画素列ごとにずれのない処理が
可能となる。
【0090】次に本実施の形態の具体的な構成を説明す
る。本実施の形態の固体撮像装置が有する画像合成手段
5Cは、色信号の階調保存のために長時間露光信号Slo
ngと短時間露光信号Sshortの光量比にあたるゲインで
短時間露光信号Sshortを増幅して増幅短時間露光信号
Sshort’’を出力する増幅部32と、増幅短時間露光
信号Sshort’’と閾値Ssat’とを比較判断する第1判
断部としての比較器15Cと、比較器15Cの判断結果
に基づいて疑似オリジナル長時間露光信号SlongO’と
増幅短時間露光信号Sshort’’とを選択して合成信号
Smixとして出力するセレクタ16とを備えている。
【0091】次に、画像合成手段5Cの動作を説明す
る。画像合成手段5Cに入力される短時間露光信号Ssh
ortは増幅部32において、長時間露光信号Slongと短
時間露光信号Sshortの光量比にあたるゲインで増幅さ
れる。長時間露光信号Slongの露光時間が1/60秒、
短時間露光信号Sshortの露光時間が1/1000秒と
した場合には、ゲインは16倍となる。
【0092】増幅部32で増幅された増幅短時間露光信
号Sshort’’は比較器15Cにおいて閾値Ssat’と比
較され、その比較判断結果がセレクタ16に出力され
る。セレクタ16では、入力される比較判断結果がSsh
ort’’>Ssat’の場合には増幅短時間露光信号Sshor
t’’を選択して合成画像信号Smixとして出力する。一
方、入力される比較判断結果がSshort’<Ssat’の場
合には、疑似オリジナル長時間露光信号Slong0’を選
択して、合成画像信号Smixとして出力する。これによ
りスミア抽出手段3におけるスミア抽出およびスミア除
去手段4におけるスミア除去を画素毎に行うことが可能
となり、スミア信号を完全に抑圧して偽色の発生しない
出力信号を得ることができる。
【0093】なお、本実施の形態における画像合成手段
5Cの構成が実施の形態1と異なる(短時間露光信号S
shortを増幅部32で増幅している)のは、固体撮像素
子30の出力信号(Slong,Sshort)が色信号による
変調成分を持っているためであり、本発明の目的である
スミアの抑圧に対しては直接的な関係はない。
【0094】ところで、上述した各実施の形態では、画
像合成手段5A,5B,5Cは、長時間露光信号Slong
の信号レベル変化が直線性を有するか否かを判断基準に
して疑似オリジナル長時間露光信号SlongO’とオフセ
ット短時間露光信号Sshort’(増幅短時間露光信号Ss
hort’’)とを切り替えて合成信号Smixとして出力し
ていた。これは、スミア成分除去を行ううえで、長時間
露光信号Slongの信号レベル変化の直線性の有無を判断
基準にすることが有効であるためである。しかしなが
ら、疑似オリジナル長時間露光信号SlongO’とオフセ
ット短時間露光信号Sshort’(増幅短時間露光信号Ss
hort’’)との切り替えを行う判断基準は画像調整を行
ううえでの他の要件に基づいて微調整してもよい。つま
り、他の画像調整要件によっては、長時間露光信号Slo
ngの信号レベル変化が直線性を有するか否かの判断基準
となる信号レベル(閾値Ssat’)から若干レベル調整
した判断基準(信号レベル)に基づいて、疑似オリジナ
ル長時間露光信号SlongO’とオフセット短時間露光信
号Sshort’(増幅短時間露光信号Sshort’’)とを切
り替えるようにしてもよい。
【0095】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、撮像手段
から出力される露光量の異なる出力信号から、スミア成
分を取り除いた上で合成処理することにより、ダイナミ
ックレンジを拡大しつつスミアを抑圧できるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の固体撮像装置の構成
を表すブロック図である。
【図2】 実施の形態1の固体撮像装置の撮像手段とし
ての撮像素子の構成を示す図である。
【図3】 実施の形態1の固体撮像装置の各部の信号レ
ベルと入射光量との関係を表す光電特性図である。
【図4】 本発明の実施の形態2の固体撮像装置のスミ
ア抽出手段の構成を表すブロック図である。
【図5】 実施の形態2の固体撮像装置のスミア抽出手
段の入出力特性図である。
【図6】 本発明の実施の形態3の固体撮像装置のスミ
ア抽出手段3の構成を表すブロック図である。
【図7】 実施の形態3の固体撮像装置のスミア抽出手
段の入出力特性図である。
【図8】 本発明の実施の形態4の固体撮像装置のスミ
ア抽出手段の構成を表す構成図である。
【図9】 実施の形態4の固体撮像装置の各部の信号レ
ベルと入射光量との関係を表す光電特性図である。
【図10】本発明の実施の形態5の固体撮像装置の構成
を示すブロック図である。
【図11】 実施の形態5の撮像手段としての固体撮像
素子の構成を示す図である。
【図12】 従来の固体撮像装置の構成を示すブロック
図である。
【図13】 従来の固体撮像装置の各部の信号レベルと
入射光量との関係を表す光電特性図である。
【符号の説明】
1 固体撮像素子 2 信
号レベル調整手段 3A スミア抽出手段 3B ス
ミア抽出手段 3C スミア抽出手段 3D ス
ミア抽出手段 4 スミア除去手段 5A 画
像合成手段 5B 画像合成手段 5C 画
素合成手段 6 光電変換部 11 調
整部 12 第1減算部 13
第2減算部 14 加算器 15A
比較器 15B 比較器 16
セレクタ 20 ベースクリップ回路 21
レベル検出部 22 スミア減衰部 23
クリップ回路 30 固体撮像素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/235 H04N 5/335

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一画面分の画像を撮像する期間内に、露
    光量の異なる複数の画像信号を出力する撮像手段を備え
    た固体撮像装置において、 露光量の異なる画像信号の信号レベルを調整する信号レ
    ベル調整手段と、 レベル調整した露光量の異なる画像信号からスミア成分
    を抽出するスミア抽出手段と、 抽出されたスミア成分を前記露光量の異なる画像信号か
    ら除去するスミア除去手段と、 スミア除去された露光量の異なる画像信号を合成する画
    像合成手段とを有することを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の固体撮像装置であって、 前記信号レベル調整手段は、露光量の大きい画像信号の
    信号レベルを、露光量の小さい画像信号の信号レベルに
    略一致するように調整する調整部を備えていることを特
    徴とする固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の固体撮像装置であって、 前記調整部は、露光量の大きい画像信号の信号レベルを
    減衰処理する減衰器を備えていることを特徴とする固体
    撮像装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか記載の固体
    撮像装置であって、 前記スミア抽出手段は、露光量の小さい画像信号から、
    前記信号レベル調整手段でレベル調整された露光量の大
    きい画像信号を減算処理する第1減算部を備えているこ
    とを特徴とする固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか記載の固体
    撮像装置であって、 前記スミア除去手段は、露光量の大きい画像信号から前
    記スミア抽出手段で抽出されたスミア成分を減算処理す
    る第2減算部を備えていることを特徴とする固体撮像装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか記載の固体
    撮像装置であって、 前記画像合成手段は、露光量の大きい画像信号の信号レ
    ベル変化が直線性を有するか否かを判断する第1判断部
    と、前記第1判断部で信号レベル変化が直線性を有する
    と判断する場合は、スミア成分が除去された露光量の大
    きい画像信号を合成信号として出力する一方、前記第1
    判断部で信号レベル変化が直線性を有していないと判断
    する場合は、露光量の小さい画像信号に、スミア成分が
    除去された露光量の大きい画像信号に対する階調の連続
    性を維持する信号処理を施したうえで合成信号として出
    力する信号選択部とを備えていることを特徴とする固体
    撮像装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか記載の固体
    撮像装置であって、 前記スミア抽出手段は、抽出したスミア成分の信号レベ
    ルを検出するレベル検出部と、前記レベル検出部が検出
    したスミア成分の信号レベルが所定のレベルに達しない
    場合にスミア成分を抑圧する第1スミア抑圧部とを更に
    備えていることを特徴とする固体撮像装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか記載の固体
    撮像装置であって、 前記スミア抽出手段は、露光量の大きい画像信号の信号
    レベル変化が直線性を有するか否かを判断する第2判断
    部と、前記第2判断部で信号レベル変化が直線性を有し
    ないと判断する場合は、抽出したスミア成分を抑圧して
    出力する第2スミア抑圧部とを備えていることを特徴と
    する固体撮像装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか記載の固体
    撮像装置であって、前記撮像手段は、分光特性の異なる
    色フィルタを画素毎に配置した固体撮像素子を有してお
    り、かつ、前記スミア抽出手段が行うスミア抽出および
    前記スミア除去手段が行うスミア除去を画素毎に行うこ
    とを特徴とする固体撮像装置。
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