JP3510848B2 - 計器用指針 - Google Patents

計器用指針

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用メータ等に
使用される計器用指針に関し、特に指針本体が透明又は
透光性の導光体から形成され、計器用指針内に設けられ
た発光素子からの光を指針本体内に導入し、指針本体を
発光させる計器用指針に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の計器用指針を示すものが
図5であり、計器用指針90は透明又は透光性の導光体
からなる指針本体91と、この指針本体91を固定する
ベース部材92及びランプハウス93と前記指針本体9
1へ光を放射する発光素子94とからなるものである。
さらに、実際には前記発光素子へ電力を供給する配線
や、計器用指針を回転可能に取付ける構成等が設けられ
るものである。
【0003】前記指針本体91の裏面91c側には、図
示は省略するが、ホットスタンプ等により反射や乱反射
させる表面処理が施され、前記指針本体91の入光面9
1aより入射した発光素子94からの光が、前記指針本
体91内で反射、乱反射を繰り返すことにより全長に亘
って発光面91b側から光が放射されるものとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成において、前記指針本体91の入光面91aは平坦
面でかつ鏡面仕上げとされているため、発光素子94に
発光ダイオード等の指向特性を有するものを用いた場
合、その指向特性が指針本体91の発光に直接影響して
しまい、指針本体91の輝度にムラを生じる問題点があ
った。
【0005】又、輝度にムラを生じる他の要因として、
発光素子94の配置ズレによる光軸のズレが考えられる
が、これを無くすために発光素子94の位置の微調整
や、指向特性の変更を行うとコスト高の要因となってし
まっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した従来
の課題を解決するための具体的手段として、棒状の導光
体からなる指針本体を、ベース部材とランプハウスによ
り固定し、前記指針本体の一端に発光素子を配置し、前
記指針本体を発光させる計器用指針において、前記指針
本体の前記発光素子からの光を入射する端面は、略円形
であり中心に凹状曲面が形成され、さらにその外周には
微細な凹凸状面が形成されており、前記凹状曲面の直径
と前記微細な凹凸状面の直径の比が1:1.4〜1:
1.7であることを特徴とする計器用指針を提供するこ
とで課題を解決するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図に示す実施形態
に基づいて詳細に説明する。図1に符号1で示すものは
本発明に係る計器用指針であり、この計器用指針1は透
明又は透光性の樹脂又はガラスからなる指針本体2をベ
ース部材3上に固定し、指針本体2の入光面2aに対向
して発光ダイオードからなる発光素子5を配置して、こ
の指針本体2の一部及び発光素子5を黒色などの樹脂に
よる遮光性を持つランプハウス4により覆ってなるもの
である。
【0008】さらに、計器用指針1は従来と同様に前記
発光素子へ電力を供給する配線や、計器用指針1を回転
可能に取付ける構成等が設けられるものであるが、本発
明の要旨とは異なるので詳細な説明は省略する。
【0009】図2は指針本体2を示すものであり、指針
本体2の裏面2cには、図示は省略するが発光素子5か
らの光を発光面2b側へ反射、乱反射するためにホット
スタンプ等の反射処理が施されている。以上までの構成
は従来のものと同様である。
【0010】次に、図3は指針本体2の入光面2a側か
ら見た拡大正面図であり、本発明ではこの入光面2a
を、略円形としておりその中心周りに一定の大きさの円
状に、凹状曲面2dが形成されており、さらにその外周
には凹凸状面2eが一定の大きさの円状に形成されてい
るものである。そして、指針本体2は入光面2aから他
端に向かうに従い、径が連続的に細くなっている。
【0011】さらに、詳細に説明すると入光面2aに
は、発光素子5からの光が全面に入射するものとしてい
る。そして、凹状曲面2dは、前記発光素子5側から見
て球面状の凹形状とされるものであり、入光面2aに現
れる円状の直径Xは、本実施形態の場合約3.8mmで
ある。この凹形状の深さは、指針本体2の長さ及び形
状、さらに、発光素子5の指向特性等により適宜調整さ
れるものである。よって、この凹状曲面2dにより発光
素子5からの光が効率良く指針本体2に入射するととも
に、適宜な広がりを持ち、内面での反射を繰り返しなが
ら先端2fまで光が導光され、指針本体2の裏面に設け
られた反射処理により乱反射し、発光面2b側全体から
光が放射されるものとなる。
【0012】又、前記凹状曲面2dの外周には、凹凸状
面2eが形成されている。この凹凸状面2eは表面に微
細な凹凸を形成したもので、サンドブラストや金型によ
り形成される。この凹凸状面2eの円状の直径Yは指針
本体2の最大径と同じ約6mmである。前記凹凸状面2
eでは、発光素子5からの光を乱反射しながら入射し、
入光面2a近傍の発光面2bから光を放射するのに役立
つものとなる。
【0013】このように、入光面2aは形成されてお
り、凹状曲面2dと凹凸状面2eのそれぞれの作用によ
り、指針本体2の発光面2bから均一に光を放射できる
ようになる。なお、凹状曲面2dと凹凸状面2eの直径
の比X:Yは実験結果より、1:1.4〜1:1.7で
あれば、指針本体2の断面形状を後述するように変化さ
せたものでも、均一な光を放射できるものとなった。そ
して、本実施形態での指針本体2の長さは30mmで、
この時、前記凹状曲面2dと凹凸状面2eの直径の比
X:Yが1:1.57で最も均一な光を放射できるもの
であった。
【0014】なお、本実施形態では指針本体2の断面形
状を全て略円形とし、指針本体2の先端2fに行くに従
いその径を細いものとしているが、これとは異なり、略
円形である入光面2aから連続的に外径を変化させ、一
部の断面を略四角形とすることも可能であり、本発明で
は、入光面2aが略円形であれば良いものである。
【0015】次に、図4〜図6は、本発明の実施形態の
計器用指針1と従来の計器用指針90の指針本体の長さ
を、30mm、40mm、50mmと変え、輝度を指針
の各点で測定したグラフであり、従来の計器用指針90
においては、いずれも光の入光面91aから遠ざかるに
従い、輝度が高いものとなっている。これは、入光面9
1a近傍では、発光素子94から入射した光が指針本体
91の側面で、全反射してしまい、発光面91bからの
光の照射が得られないものとなるためであり、このた
め、指針本体91の長さ方向に均一の光照射を得たい場
合には裏面に施すホットスタンプに変化をつけることが
必要となるものである。この作用は、指針本体91の長
さが短いものほど顕著に現れるものであり、30mmの
ものでは光の入光面91aと先端91dの輝度差が大き
く、50mmのものではこの差が小さいものとなってい
る。
【0016】これに対し、本発明による実施品のもので
は、中心付近に形成された凹状曲面2dにより、適宜な
広がりをもつ光が入射され、入光面2aから離れた位置
にも十分光を到達させることができ、さらに、凹凸状面
2eにより光を十分に拡散するため、入光面2a近傍に
おいても発光面2bから光照射を十分行うことができる
ものとなる。
【0017】本発明においては、図4に示すように、計
器用指針1の指針本体2の長さが30mmの場合、入光
面2aと先端2fの輝度差がほとんどなくなるものであ
り、図6に示すように計器用指針1の指針本体2の長さ
が50mmになると、逆に先端2fの輝度が下がるもの
となり、従来の計器用指針90の輝度差と同様になって
しまうため、実用性の悪いものとなってしまう。よっ
て、本発明においては、従来の計器用指針90と本発明
の計器用指針1の輝度特性を併せて検討した結果、図5
に示す40mmの指針本体2までは、従来のものと比較
して輝度差の少ないものとすることができるものとな
る。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、指
針本体2の入光面2aに凹状曲面2d及び微細な凹凸状
面2eを設けたことにより、発光素子5の位置ズレや指
向特性のズレた発光素子5を用いても、凹状曲面2dに
より、指針本体2内に比較的均一に光を入射させること
ができるとともに、凹凸状面2eにより、指針本体2の
入光面2a近傍の発光面2bからも光が放射しやすいも
のとなり、指針本体2を全長に亘って輝度ムラの少ない
ものとすることができる。さらに、前記したように凹状
曲面2dにより、指針本体2内に均一に光を入射させる
ことができるため、従来要していた発光素子5の位置の
微調整等を不要なものとし、コストダウンが可能なもの
となる。そして、凹状曲面2dと凹凸状面2eの直径の
比が1:1.4〜1:1.7であれば、指針本体2の断
面形状を変化させたものでも、均一な光を放射できるも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る計器用指針の実施形態を示す断
面図である。
【図2】 図1に示す計器用指針の指針本体を示す側面
図である。
【図3】 図2に示す指針本体の入光面を示す拡大正面
図である。
【図4】 従来例と本発明の計器用指針の指針本体の長
さが30mmの場合の輝度特性を示すグラフである。
【図5】 従来例と本発明の計器用指針の指針本体の長
さが40mmの場合の輝度特性を示すグラフである。
【図6】 従来例と本発明の計器用指針の指針本体の長
さが50mmの場合の輝度特性を示すグラフである。
【図7】 従来の計器用指針を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ……計器用指針 2 ……指針本体 2a……入光面 2b……発光面 2c……裏面 2d……凹状曲面 2e……凹凸状面 2f……先端 3 ……ベース部材 4 ……ランプハウス 5 ……発光素子

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状の導光体からなる指針本体を、ベー
    ス部材とランプハウスにより固定し、前記指針本体の一
    端に発光素子を配置し、前記指針本体を発光させる計器
    用指針において、前記指針本体の前記発光素子からの光
    を入射する端面は、略円形であり中心に凹状曲面が形成
    され、さらにその外周には微細な凹凸状面が形成されて
    おり、前記凹状曲面の直径と前記微細な凹凸状面の直径
    の比が1:1.4〜1:1.7であることを特徴とする
    計器用指針。
  2. 【請求項2】 前記指針本体の長さが40mm以下であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の計器用指針。
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