JP3510769B2 - 誤り訂正装置および誤り訂正方法 - Google Patents

誤り訂正装置および誤り訂正方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、誤り訂正装置お
よび誤り訂正方法に関し、特に、CD(CompactDis
c)、DVD(Digital Video Disc)、MO(Magneto O
ptic )等の記録媒体から読出された、積符号化されて
いるデジタルデータに対して、各方向の誤り訂正を順次
行なう誤り訂正装置および誤り訂正方法に関する。 【0002】 【従来の技術】CD、DVD、MO等のデジタルディス
クに記録されるデータには、ディスク再生エラー(ラン
ダムエラーやバーストエラー)などのデータエラーに対
応するために、一般的に誤り訂正符号ECC(Error Co
rrection Code )、誤り検出符号EDC(Error Detect
ion Code)などの冗長データが加えられている。これに
より、再生データの高信頼性を得ることが可能となり、
コンピュータの周辺装置、デジタルオーディオビデオ機
器などのための、記録媒体としての機能を果たすことが
可能となっている。 【0003】特に、CD、DVD、MOなどの光ディス
ク記録媒体においては、一様にECCとEDCとを組込
んだ信号フォーマットが採用されている。以下に、CD
−ROMデコーダ装置の再生処理系に沿った処理内容を
説明する。なお、CD−ROMのディスクの物理フォー
マットは、CDフォーマット:IEC908、およびC
D−ROM物理フォーマット:ISO/IEC1014
9において取決められており、公知のものである。 【0004】一般に、CD−ROMのディスクより読出
されたデータは、CDデコーダ回路に与えられ、そこで
同期検出と、CDのECCによるエラー訂正とが行なわ
れ、CD−ROMデコーダ回路に転送される。 【0005】次に、CD−ROMデコーダ回路では、C
D−ROMフォーマットのデコード処理が行なわれる。
図14は、CD−ROMのフォーマットを示している。
データの1セクタ(2352バイト)は、12バイトの
同期信号と、4バイトのヘッダと、2048バイトのユ
ーザデータと、4バイトのEDCと、8バイトのスペー
ス(00)と、276バイトのECC(Pパリティ、Q
パリティ)とから構成される。ECCは、セクタ全体で
完結した符号化がなされ、EDCは、同期信号、ヘッダ
およびユーザデータに対して符号化されている。 【0006】図15は、符号化時におけるECCの演算
の手順を模式的に示す図である。図15を参照して、E
CCの演算の手順について概略的に説明する。 【0007】図15を参照して、データのヘッダ以下の
バイト列は偶数列と奇数列とに分離され、横方向43バ
イトおよび縦方向24バイトの総計1032バイトのフ
ィールドにマッピングされる。そして縦系列のPパリテ
ィと斜め系列のQパリティとをラインごとにそれぞれ2
バイト演算し付加する。 【0008】すなわち、まずはじめに、Pパリティを縦
系列の情報長24バイトに対して2バイト計算し、これ
を43列のすべてに対して完成する。次に、Pパリティ
の処理が完了した後のバイト配列に対し、Qパリティを
斜め方向の情報長43バイトに対して2バイト計算し、
これを26列のすべてに対して完成する。これによりE
CCの演算を終了する。 【0009】一般に、ECCの演算には、リードソロモ
ン符号が使用される。そして図15に示すように、情報
バイトに対して、ECCを2次元に符号化する手法(積
符号化)が採用されている。一般にこのようなECC手
法は、RSPC(Reed Solomon Product Code )と呼ば
れている。 【0010】図16は、このRSPCの態様を一般化し
たものを示している。図16を参照して、横方向の演算
によりP1パリティを演算し、次に縦方向の演算により
P2パリティを演算する。P1は、情報長=n、検査長
=k(ただし、符号長(n+k)は255以下)のリー
ドソロモン符号であり、P2は、情報長=m、検査長=
l(ただし、符号長(m+l)は255以下)のリード
ソロモン符号である。 【0011】ECCとEDCとの関係は、図14のCD
−ROMフォーマットの例では、1セクタに対して1系
列のEDCを演算し、それに対して、1ブロックのEC
Cの演算を施すことになる。一般的には、セクタサイズ
は、512/1024/2048バイト長になるので、
リードソロモン符号の符号効率を上げると、すなわち符
号長が大きくなると、図16の構成におけるm×nのサ
イズが大きくなり、図17に示すように、1ブロックの
中に複数のセクタを含むことができるようになる。各セ
クタの構成は、上述のCD−ROMフォーマットの例と
同様に、図18に示すように、同期信号、セクタアドレ
ス、ユーザデータ(512/1024/2048バイ
ト)、EDC/ECC等から成り立っている。ここでE
DCはセクタ単位で形成されており、したがって1つの
ECCブロックの中に複数のEDCが存在していること
になる。 【0012】次に、CD−ROMデコード装置のECC
/EDCデコード処理に関して説明する。CD−ROM
のディスクから読出され、CD−ROMデコーダに与え
られたデータは、同期検出および復調を受けた後、一旦
ECC処理ブロック単位でRAMに格納される。RAM
に格納されたデータは、ECCデコーダで誤り訂正処理
を受け、EDCデコーダで誤りが存在するか否かの確認
を受けた後、外部への転送要求に応じて外部出力され
る。たとえば、コンピュータの外部記憶装置(たとえば
CD−ROM、DVD−ROMドライブ装置など)とし
て使用される場合には、ホストコンピュータからのリー
ド要求に応じてデータの外部出力を行なう。 【0013】ECC処理とEDC処理との関係は、EC
C処理でエラー訂正処理を行なった結果をEDC処理で
確認をするという内容で機能し、図19に示すように、
第nブロックのECC処理を行なった結果を受け、次の
第(n+1)ブロックのための処理時間で、第nブロッ
クのEDC処理を行なっている。 【0014】特に、ディスクから再生されたデータを順
にデコードして、データを必要とするデバイスへ次々に
転送しなければならないシステムにおいては、このEC
C/EDC処理がパイプライン態様で次々に行なわれな
ければならない。 【0015】たとえば、オーディオビデオ(AV)デー
タのように、再生のリアルタイム性が要求されるアプリ
ケーションにおいては、ECC/EDCデコード処理の
段階で、各ECCブロックのデコード処理すなわちエラ
ー訂正処理が予め決められた処理時間内に終了しなけれ
ば、後段のAVデコーダにおいてデコードすべきデータ
の連続性を維持できなくなり、再生が滞ってしまうこと
になる。 【0016】このような事態を回避するため、ECC/
EDCデコード処理は、たとえば図19のパイプライン
処理を採用するなどして、リアルタイム処理を実現でき
るように、アルゴリズムと、その演算を実施するための
回路アーキテクチャとを使用している。 【0017】 【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では、
データ転送レートを上げるため、光ディスク記録媒体の
再生スピードを上げることが一般的に行なわれるように
なってきている。すなわち、各ECCブロックのエラー
訂正のための処理時間が短縮される傾向にある。このよ
うなデータ転送レートの向上およびエラー訂正処理時間
の短縮に対応するためには、ECC/EDCデコード処
理の速度も連動して向上させる必要があるが、そのよう
なデコード処理の速度も一定の限界に達しつつある。 【0018】このような状況において、記録媒体からの
再生のリアルタイム性を必要としないアプリケーション
においては、所定の処理時間を超えてECC/EDCデ
コード処理を行なっても大きな問題は生じない。しかし
ながら、記録媒体からのリアルタイムの再生を前提とす
るアプリケーションにおいては、所定の処理時間を超え
てECC/EDCデコード処理を行なうことは許されな
い。 【0019】このため、後者のようなアプリケーション
においては、従来は、エラー訂正の訂正能力よりも、あ
えて各ブロックの所定の処理時間の満了前に確実に処理
を切り上げることに重点を置く制御を行なっていたた
め、エラー訂正能力が十分ではなく、また与えられた時
間資源をかえって無駄にしてしまっているという問題点
があった。 【0020】この発明は、このような課題を解決するた
めになされたもので、記録媒体からのデータ再生のリア
ルタイム性を維持することを要求されるシステムにおい
て、データの信頼性をより一層向上した誤り訂正装置お
よび誤り訂正方法を提供することを目的とする。 【0021】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明は、記録媒体から再生されたデータのブロック
であって、ブロック内の各セクタ毎に誤り検出符号が付
加され、さらにブロックの異なる2方向のそれぞれに誤
り訂正符号が付加されて積符号化されているデータのブ
ロックに対し、前記誤り訂正符号を用いて各方向の誤り
訂正処理を順次行ない、さらに前記誤り訂正処理により
誤りが訂正できているか否かを前記誤り検出符号を用い
て確認する誤り訂正装置であって、前記記録媒体から再
生される同期信号に基づいて前記データの各ブロックの
前記誤り訂正処理を開始させる信号であって、さらに前
記記録媒体のデータ再生速度に比例して信号間の時間が
短くなるように為された信号を発生する処理開始信号発
生手段と、この処理開始信号発生手段からの処理開始信
号に応じて前記誤り訂正符号を用いて前記ブロックの誤
り訂正処理を各方向に順次繰り返し行なう誤り訂正実行
手段と、この誤り訂正実行手段における当該ブロックの
誤り訂正が終了する前に次の処理開始信号が発生した場
合には、誤り訂正実行手段における当該ブロックの誤り
訂正処理を強制終了させる誤り訂正終了手段とを備え、
前記誤り訂正処理が強制終了された場合に、次の処理開
始信号の発生に応答して当該誤り訂正処理が強制終了さ
れたブロックについて前記誤り訂正処理により誤りが訂
正できているか否かを前記誤り検出符号を用いて確認
し、前記誤り訂正処理が強制終了されることなく完了し
た場合に、次の処理開始信号の発生まで誤り訂正処理を
待機することを特徴とする。 【0022】 【0023】 【0024】 【0025】 【0026】 【0027】 【0028】 【0029】 【0030】 【0031】 【0032】 【0033】 【発明の実施の形態】図1は、この発明による誤り訂正
装置としてのCD−ROMデコーダを用いた光ディスク
再生システムの構成を示す概略ブロック図である。 【0034】図1を参照して、スピンドルモータ1によ
って回転駆動される光ディスク2からピックアップ3に
よって読出された信号は、アナログ処理回路6によって
アナログ処理が施された後、CDデコーダ7に与えられ
る。 【0035】回転制御回路4はスピンドルモータ1の回
転を制御し、フォーカス・トラッキング制御回路5はピ
ックアップ3のフォーカス制御およびトラッキング制御
を実行する。なお、回転制御回路4、フォーカス・トラ
ッキング制御回路5およびアナログ処理回路6の動作は
CPU11によって制御される。 【0036】アナログ処理回路6で所定の処理が施され
た再生データはCDデコーダ7に与えられる。CDデコ
ーダ7は、RAM8およびCPU11と協動して、再生
データの同期検出およびCDフォーマットの誤り訂正が
行なわれる。 【0037】CDデコーダ7で所定の処理が施されたデ
ータは、CD−ROMデコーダ9に与えられる。CD−
ROMデコーダ9は、RAM10およびCPU11と協
動して、CD−ROMフォーマットのデコード処理を実
行する。 【0038】次に、図2は、図1に示したCD−ROM
デコーダ9の構成を示すブロック図である。図1のCD
デコーダ7から与えられたデータはまず同期検出および
復調回路91に与えられ、同期検出および復調を受けた
後、図16に示すようなECC処理ブロック単位で、R
AMコントロール回路92を介してRAM10に格納さ
れる。 【0039】RAM10に格納されたデータは、ECC
デコーダ93で誤り訂正処理を受け、EDCデコーダ9
4で誤りが存在するか否かの確認を受ける。ECCデコ
ーダ93およびEDCデコーダ94の動作は、それぞ
れ、ECCコントローラ95およびEDCコントローラ
96によって制御される。 【0040】ECCデコーダ93およびEDCデコーダ
94による処理を受けたデータは、外部への転送要求に
応じて、出力インタフェース回路97を介して外部へ出
力される。 【0041】上述の同期検出および復調回路91、EC
Cコントローラ95、EDCコントローラ96および出
力インタフェース回路97の動作は、CPU11によっ
て制御されるシステムコントロール回路98による制御
を受ける。 【0042】この図2に示すCD−ROMデコーダ9
は、図19に関連して先に説明したパイプライン態様で
ECC処理とEDC処理とを順次実行するように構成し
たものである。すなわち、図2のCD−ROMデコーダ
において、ECCデコーダ93と、EDCデコーダ94
とは並列に動作可能であり、図19のリアルタイム処理
のタイムチャートに示すように、1つのECCブロック
の処理時間内で、ECC処理とEDC処理とが並行して
行なわれる。 【0043】この図2に示すような再生システムにおい
て、従来に比べて再生スピードが2倍になった場合(以
後、倍速再生と呼ぶ)を考える。この倍速再生は、従来
の再生スピードの倍のスピードという意味で、ディスク
規格から計算できる倍速スピードという意味ではない。 【0044】図19に示した再生方式において、再生速
度を単純に倍にすると、すなわち各ブロックの処理時間
を1/2に短縮すると、第(n+1)ブロックおよび第
(n+2)ブロックの処理において、処理時間をオーバ
ーしてしまうことになるということが理解される。 【0045】ここで、ECCの処理時間とその訂正能力
との関係について、RSPC方式のECC処理に基づい
て説明する。 【0046】図16に示すRSPCの誤り訂正アルゴリ
ズムは、 P1→P2→P1→P2 というように、各方向の誤り訂正を順次繰返すことによ
り、訂正能力が向上することが知られている。 【0047】すなわち、処理時間に余裕があれば、エラ
ー訂正の繰返し回数を多く設定することにより、エラー
訂正の能力が向上する。図2に示すCPU11は、3段
階の繰返し回数の設定、すなわちショートモード、ミド
ルモードおよびロングモードの設定が可能なようになっ
ており、リアルタイム性を要求されるシステムでは、再
生スピードに応じて、処理時間内に実質処理が可能な処
理モードを設定し、エラー訂正処理を行なうようにして
いる。 【0048】より具体的には、図3に示すように、ショ
ートモードではP1→P2、ミドルモードではP1→P
2→P1、ロングモードではP1→P2→P1→P2と
いう、3段階のモードが設定可能になっている。 【0049】RSPC方式のECCの処理の特徴とし
て、繰返し回数に応じて訂正能力が向上するので、図4
に示すように、ECCブロックあたりのエラー量に応じ
て、訂正可能か否かという訂正能力が異なることにな
る。 【0050】すなわち、図4の(a)に示すようにエラ
ーがない状態であれば、上記3つのモードのいずれのモ
ードに設定しても同一の処理時間でエラーがないことが
判明する。次に、図4の(b)に示すように、エラーが
ごく少ない状態であれば、1回のP1処理のみでエラー
訂正処理が完了してしまい、いずれのモードに設定して
いても処理時間に差がないことになる。 【0051】これに対してエラーの量が多くなると、図
4の(c)に示すように、P1→P2→P1→P2のロ
ングモードの設定でエラー訂正が完了するものの、ショ
ートモードおよびミドルモードの設定ではエラーが残留
する場合がある。さらにエラーの量が多くなると、図4
の(d)に示すように、3段階のモードのいずれのモー
ドでもエラーが残留してしまう状態が生じる。 【0052】したがって、処理時間に余裕がありロング
モードに設定可能な再生速度の場合には、ロングモード
に設定しておけばよいが、同じロングモードであっても
エラーの多少によって処理時間が異なってくる。たとえ
ば図5に示すように、同じロングモードでもエラー量が
より多いほど処理時間は長くなる。したがって、ロング
モードを一様に設定する場合には、ロングモードの処理
時間が最大となる場合でも予め決められたブロックあた
りの処理時間を超過しないようでなければならない。 【0053】図6は、このようなロングモードの設定の
態様を模式的に示す図である。図6において、第(n+
2)ブロックでの処理時間がロングモードの最大処理時
間であれば、この時間内にエラー訂正処理が終了するよ
うなデコーダ回路でなければ、ロングモードの設定がで
きなことになる。一方、この状態でエラー訂正が可能で
あったものにおいて、倍速でリアルタイムのディスク再
生を行なおうとすると、図7に示すように、各処理時間
は1/2となり、第(n+1)ブロックおよび第(n+
2)ブロックの処理の途中で処理時間をオーバーしてし
まうことになる。リアルタイム性を要求されないデータ
の再生であれば、このような状態が生じても、出力デー
タ量が減り、平均データ転送量が低下することによって
応答性が低下するだけであり、致命的な問題とはならな
かった。 【0054】しかしながら、リアルタイム再生が求めら
れるシステムでは、ECC処理クロック速度が限界に達
しこれ以上上げられない状況では、あえて処理能力を落
としてリアルタイム再生を維持するしか方法がない。 【0055】すなわち、図8に示すように、倍速再生時
には、ロングモードからショートモードに設定を変更し
て、ECCのリアルタイム処理を実現している。しかし
ながら、誤り量の多いブロックではショートモードでは
訂正しきれずに、エラー残留を生じてしまうことにな
る。 【0056】この発明は、以下のような方策を用いて、
上記の問題を少しでも解消しようとするものである。 【0057】まず、この発明の原理を説明する前提とし
て、倍速再生時にショートモードに設定を変更した場合
に図9に示すようなデコード結果が生じていたものとす
る。 【0058】この図9において、第nブロックでは、P
1処理でエラー訂正が完了しているのに対し、第(n+
1)、第(n+2)、第(n+3)ブロックではP1→
P2処理でもエラー残留があり、一方第(n+4)ブロ
ックではP1→P2処理でエラー訂正が完了している。
このように、ショートモードに設定した場合には、エラ
ーが訂正しきれていないECCブロックが存在する可能
性が大きくなる。 【0059】そこで、図10では、各ブロックの処理時
間において、ミドルモードのエラー訂正を設定した場合
に、エラー訂正が可能か否かを示している。この図10
では、第(n+1)、第(n+2)ブロックでは、ミド
ルモードに設定すると予め決められた処理時間を超過し
てしまうことになり、ミドルモードの設定が不可能であ
ることが理解される。一方、第(n+3)ブロックで
は、ミドルモードに設定しても所定の処理時間内にエラ
ー訂正処理が終了する場合があることが理解される。 【0060】したがって、どれか1つのブロックでも処
理時間超過にならないようにするという要求を考えた場
合、一様にミドルモードに設定を行なうことは不可能で
ある。 【0061】そこで、この発明は、図10に示すように
各ブロックの処理時間において、完全なミドルモードの
エラー訂正を実行するのではなく、図11に示すよう
に、各ブロックにおいて、とりあえずミドルモードのエ
ラー訂正を設定しておき、図10の第(n+1)、第
(n+2)ブロックのように処理時間超過になる場合に
は、処理時間が満了した時点で、たとえ処理中であって
もその処理をアボートすることにより、訂正能力を少し
でも高めようとするものである。そして、たとえ処理の
途中でアボートしたとしても、次のブロック処理時間中
に当該ブロックに対するEDC検査がパイプライン的に
行なわれるので、当該ブロックのデータの信頼性を確認
することができる。 【0062】図10に示す例で、ミドルモードでエラー
訂正を行なった場合に処理時間を超過するブロック、す
なわち第(n+1)、第(n+2)ブロックにおいて、
処理時間が満了し次第ECC処理を強制的に終了させた
場合に、中断したP2のエラー訂正処理が、どのような
誤り訂正結果をもたらしたかについては、後続のブロッ
クにおける当該データのEDC処理によって確認するこ
とができる。 【0063】たとえば、図10の第(n+1)ブロック
のように、P1処理がわずかに所定の処理時間を超過
し、その最終部分がアボートされたような例では、この
最後のP1処理においてエラー訂正が必要なデータのほ
とんどが訂正済になっていることも十分あり得る。この
ような場合には、このP1処理を強制的に終了させて
も、エラー訂正が完了した後であるので、実際上何ら問
題は生じない。むしろ、倍速再生時に一様にショートモ
ードに設定し消極的なエラー訂正を行なっていたものを
ミドルモードの訂正を行なうようにしたことにより、シ
ョートモードだけでは回復できなかったエラーを訂正で
きるようになり、訂正能力のより一層の向上を図ること
ができる。 【0064】一方、第(n+2)ブロックのように、最
後のP1処理が所定の処理時間をかなり超過する場合に
は、前段のP2処理の結果残留しているエラーをこのP
1処理で訂正しきれない場合が考えられる。しかしなが
ら、たとえエラーの全部が訂正できていなくとも、ショ
ートモードでエラー訂正を終了する場合に比較すると、
処理時間満了時までにある程度のエラーを訂正できてい
る可能性が十分考えられる。 【0065】ここで、ECC処理を施すデータのサイズ
と、EDC処理を施すデータのサイズとが同じ場合(た
とえばCD−ROM等)では、ECC処理を受けたEC
Cブロックのエラーがすべて訂正できていなければ、E
DC処理においてエラーと判定されることになる。 【0066】ところが、ECC処理を施すデータのサイ
ズがEDC処理を施すデータのサイズよりも大きい場
合、たとえば、図17に示したように1つのECCブロ
ックに16個のEDCブロック(セクタ)が包含されて
いるような場合には、P1処理により処理済になってい
るラインに対応するセクタ領域では誤りが訂正されたこ
とになる。ただし、ミドルモードでも処理しきれないエ
ラーが存在していた場合には、エラーが残留することに
なる。このようなフォーマットの記録媒体に対しては、
ミドルモードによって2回目のP1処理を実行できるよ
うにすることにより、16個のセクタの中で当該P1処
理によって処理済のセクタは後続のEDC処理によって
エラーなしと確認することができる。 【0067】CD−ROMのような記録媒体では、セク
タ単位でデータの転送が行なわれるため、セクタ単位で
のエラーの有無によりデータの信頼性を確認している。
一方、DVD−ROMのような記録媒体では、1つのE
CCブロック内に16個のセクタが存在するため、1ブ
ロックのECC処理の結果により、16個のセクタの信
頼性が確認されることになる。 【0068】再生のリアルタイム性が要求されるアプリ
ケーションの例としては、たとえばビデオ−CD、DV
D−ビデオなどの記録媒体が存在する。これらの再生処
理においては、EDC処理により当該セクタのエラーの
有無を確認はしているが、少々のエラーの残留では再生
そのものを止めることはなく、そのまま再生を継続す
る。これは、デコーダの後段のAVデコーダによるエラ
ーコンシール手法により、エラーデータが感知しづらく
なるように処理を行なっているからである。 【0069】図11は、上述のこの発明によるエラー訂
正手法により、高速のリアルタイム再生時に、ショート
モードではなくミドルモードに設定し、各ブロックの処
理時間において処理時間が満了したら強制的に処理を終
了させる場合の、ECC/EDCのパイプライン動作の
手順を模式的に示している。前述の図9の例に比較し
て、この図11の例では、第(n+1)、第(n+3)
ブロックにおいて処理を継続することにより、エラー回
復が可能となったことを示している。 【0070】図11に示すようなECC処理は、図2の
システムコントロール回路98からブロック処理開始信
号を受けるECCコントローラ95によって実行され
る。図13は、このECCコントローラ95による制御
を示すフロー図である。 【0071】図13を参照して、ECCコントローラ9
5は、記録媒体から再生された同期信号に基づいてシス
テムコントロール回路98が発生するブロック処理開始
信号を受け、当該1ブロックに対するECC処理を開始
すべく、ECCデコーダ93を制御する。 【0072】まず、図13のステップS1に示すよう
に、最初のP1処理を実行する。そしてこの処理により
エラー訂正が完了したことがステップS2において判断
されると、S9において次のブロック処理開始信号を受
けるまで、アイドル状態に入る。 【0073】一方、1回目のP1処理ではエラー訂正が
完了していないことが判定されると、ステップS3にお
いて最初のP2処理が実行される。 【0074】このP2処理の結果エラー訂正が完了した
ことがステップS4において判定されると、ステップS
9において次のブロック処理開始信号を受けるまでアイ
ドル状態に入る。 【0075】一方、P2処理においてもエラー訂正が完
了していない場合には、ステップS5において2度目の
P1処理を実行しながら次のブロック処理開始信号の受
信を待つ。 【0076】次のブロック処理開始信号を受信する前
に、P3訂正によりエラー訂正が完了したことがステッ
プS6において判定されると、ステップS9において次
のブロック処理開始信号を受けるまでアイドル状態に入
る。 【0077】一方、エラー訂正が完了しないまま次のブ
ロック処理開始信号を受信したことがステップS7にお
いて判定されると、ステップS8においてP1処理は強
制的に終了させられ、次のブロックに対するECC処理
が開始される。一方、ステップS9においてアイドル状
態にあるときに、次のブロック処理開始信号が受信され
ると、この場合にも直ちに次のブロックのECC処理が
開始される。 【0078】図12は、上述のように強制的な処理の終
了によって次のブロック処理へ移行する場合のタイミン
グ(上段)と、正常にP1処理が終了した後に、次のE
CCブロックへ移行する場合のタイミング(下段)を模
式的に示している。 【0079】以上のようにこの発明の実施の形態によれ
ば、高速のリアルタイム再生が要求される場合に各ブロ
ックの所定の処理時間内はエラー訂正処理を続行し、処
理時間が満了すれば強制的にエラー訂正処理を終了させ
るように構成している。またその場合であっても、当該
ブロックのデータのエラー訂正の成果についてはEDC
処理により判定することができる。したがって、再生の
リアルタイム性を追求しつつ与えられた時間資源を有効
に使いきってより有効な誤り訂正を行なうことが可能と
なる。 【0080】なお、上述の実施の形態では、高速再生時
に、従来一様にショートモードに設定していたものをミ
ドルモードに設定するようにしていたが、ミドルモード
に留まらずロングモードに設定するように構成すること
も可能である。また、このような段階的な訂正モードの
切替えではなく、常に各ブロックの処理時間が満了する
まで時間のある限り各方向のエラー訂正処理を実行する
ように構成してもよい。 【0081】さらに、上述の実施の形態では、再生スピ
ードを高速化した場合の対応策として説明を行なった
が、再生モードに関係なく、従来ロングモードの設定が
可能であったようなアプリケーションにおいても、さら
にエラー訂正能力を高めるため、所定の処理時間内は設
定されたモードを超えて誤り訂正処理を続行し続けるよ
うに構成することも可能である。 【0082】さらに上述の実施の形態では、ECC処理
とEDC処理とをブロック単位でパイプライン化するこ
とを前提としていたが、ECC処理時間が予め決められ
ておりかつEDC処理が必ず実行されるシステムであれ
ば、ECC処理とEDC処理とを同一ブロックに関する
データ処理時間内にシリアル処理をするようなシステム
に応用することも可能である。 【0083】 【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、リアル
タイム処理を実現するために予め設定されたエラー訂正
処理時間を最大限に利用し、その時間内で最大限のエラ
ー訂正能力を実現することにより、データの再生速度に
かかわりなくリアルタイム処理を目指してきたシステム
において、リアルタイム処理を継続しつつデータの信頼
性をさらに向上させることができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明による誤り訂正方法を用いた光ディス
ク再生システムの構成を示す概略ブロック図である。 【図2】図1に示したCD−ROMデコーダの構成を示
すブロック図である。 【図3】エラー訂正の設定モードの処理時間を模式的に
示す図である。 【図4】エラー訂正の設定モードと処理結果の関係を示
す図である。 【図5】エラー訂正の処理時間のエラーの多少による変
化を模式的に示す図である。 【図6】ECC処理とEDC処理とのパイプライン処理
を模式的に示す図である。 【図7】倍速再生時におけるECC処理とEDC処理と
のパイプライン処理を模式的に示す図である。 【図8】倍速再生時におけるショートモードのパイプラ
イン処理を模式的に示す図である。 【図9】倍速再生時におけるショートモードのパイプラ
イン処理を模式的に示す図である。 【図10】ミドルモード設定時における各ブロックの処
理時間を模式的に示す図である。 【図11】この発明によるリアルタイム再生の処理を模
式的に示す図である。 【図12】ブロック処理時間満了時における切替え処理
のタイミングを示す模式図である。 【図13】この発明のエラー訂正処理を説明するフロー
図である。 【図14】CD−ROMのデータフォーマットを模式的
に示す図である。 【図15】ECC演算の手順を模式的に示す図である。 【図16】ECC積符号化されたデータブロックを模式
的に示す図である。 【図17】ECC積符号化されたデータブロックを模式
的に示す図である。 【図18】1つのECCブロックを構成する1つのセク
タのデータ構成を模式的に示す図である。 【図19】従来のECC処理およびEDC処理のパイプ
ライン制御を模式的に示す図である。 【符号の説明】 1 スピンドルモータ 2 光ディスク 3 ピックアップ 4 回転制御回路 5 フォーカス・トラッキング制御回路 6 アナログ処理回路 7 CDデコーダ 8 RAM 9 CD−ROMデコーダ 10 RAM 11 CPU 91 同期検出および復調回路 92 RAMコントロール回路 93 ECCデコーダ 94 EDCデコーダ 95 ECCコントローラ 96 EDCコントローラ 97 出力インタフェース回路 98 システムコントロール回路
フロントページの続き (72)発明者 岡本 実幸 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−328290(JP,A) 特開 昭57−46585(JP,A) 特開 平5−328291(JP,A) 特開 平9−282809(JP,A) 特開 昭62−119773(JP,A) 特開 平3−288359(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/10 G11B 20/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 記録媒体から再生されたデータのブロッ
    クであって、ブロック内の各セクタ毎に誤り検出符号
    付加され、さらにブロックの異なる2方向のそれぞれに
    誤り訂正符号が付加されて積符号化されているデータの
    ブロックに対し、前記誤り訂正符号を用いて各方向の誤
    り訂正処理を順次行ない、さらに前記誤り訂正処理によ
    り誤りが訂正できているか否かを前記誤り検出符号を用
    いて確認する誤り訂正装置であって、 前記記録媒体から再生される同期信号に基づいて前記デ
    ータの各ブロックの前記誤り訂正処理を開始させる信号
    であって、さらに前記記録媒体のデータ再生速度に比例
    して信号間の時間が短くなるように為された信号を発生
    する処理開始信号発生手段と、 この処理開始信号発生手段からの処理開始信号に応じて
    前記誤り訂正符号を用いて前記ブロックの誤り訂正処理
    を各方向に順次繰り返し行なう誤り訂正実行手段と、 この誤り訂正実行手段における当該ブロックの誤り訂正
    が終了する前に次の処理開始信号が発生した場合には、
    誤り訂正実行手段における当該ブロックの誤り訂正処理
    を強制終了させる誤り訂正終了手段とを備え、 前記誤り訂正処理が強制終了された場合に、次の処理開
    始信号の発生に応答して当該誤り訂正処理が強制終了さ
    れたブロックについて前記誤り訂正処理により誤りが訂
    正できているか否かを前記誤り検出符号を用いて確認
    し、 前記誤り訂正処理が強制終了されることなく完了した場
    合に、次の処理開始信号の発生まで誤り訂正処理を待機
    することを特徴とする誤り訂正装置。
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