JP3509083B2 - 符号変調方法、符号復調方法、および符号復号方法 - Google Patents

符号変調方法、符号復調方法、および符号復号方法

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JP3509083B2 JP32694794A JP32694794A JP3509083B2 JP 3509083 B2 JP3509083 B2 JP 3509083B2 JP 32694794 A JP32694794 A JP 32694794A JP 32694794 A JP32694794 A JP 32694794A JP 3509083 B2 JP3509083 B2 JP 3509083B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばオーディオデー
タやビデオデータをデジタル的にディスクなどの記録媒
体に記録し、これを再生する場合に用いて好適な符号変
調方法符号復調方法および符号復号方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオデータやオーディオデータをデジ
タル的に磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスクな
どのディスクに記録再生する場合、できるだけ高密度に
データが記録できるようにすることが望まれる。通常、
このため、パーシャルレスポンス(1,0,−1)や、
パーシャルレスポンス(1,1)などが用いられる。こ
のパーシャルレスポンス(1,0,−1)や、パーシャ
ルレスポンス(1,1)とビタビ復号を組み合わせたP
RML(Partial Response Maxi
mum Likelihood)方式とすることによ
り、より高密度の記録が可能となる。
【0003】例えばパーシャルレスポンス(1,0,−
1)(以下PR4と略記する)においては、従来のピー
ク検出方式の復号時の幾何学的距離を1とすると、ビタ
ビ復号時の幾何学的距離を2にすることが可能である。
この幾何学的距離は、その値が大きいほどS/Nを改善
することができ、それだけ高密度記録が可能になること
を意味する。さらにPR4においては、符号変調方法の
よってビタビ復号時の幾何学的距離を4にすることも可
能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、PR4
に較べて、高域のスペクトラムが小さく、高密度化に適
しているパーシャルレスポンス(1,1)(以下PR1
と略記する)においては、幾何学的距離を2にすること
が可能であるが、それ以上の値にすることができない課
題があった。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、PR1において幾何学的距離をより大きく
することができるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の符号変調方法
は、nビットの符号をmビットの符号に変換する符号変
調方法において、nビットデータを受信する第1のステ
ップと、nビットデータに対応したmビット符号を出力
する第2のステップと、からなり、mビット符号は、P
(P,Q共に正の整数)のマトリックス状に配列
された状態遷移図に従って生成された符号であり、状態
遷移図には、第1方向の軸と第2方向の軸により構成さ
れる空間にP×Q個の状態が配置され、第1方向の軸に
沿って第1の方向に、所定の状態から他の状態に遷移す
るとき、00の符号が割り当てられ、第1方向の軸に沿
って第1の方向と反対の第2の方向に、所定の状態から
他の状態に遷移するとき、11の符号が割り当てられ、
第2方向の軸に沿って第3の方向に、所定の状態から他
の状態に遷移するとき、01の符号が割り当てられ、第
方向の軸に沿って第3の方向と反対の第4の方向に、
所定の状態から他の状態に遷移するとき、10の符号が
割り当てられており、mビットの符号は、各状態の遷移
に割り当てられたそれぞれの符号の組み合わせからなっ
ていることを特徴とする。
【0007】P×Qは、3×3とすることができる。
【0008】mは12ビット、nは8ビットとすること
ができる。
【0009】前記状態遷移図によって生成されるmビッ
トの符号のうち、第4の方向の端部の中央に位置する状
態を始点として、第3の方向の端部のいずれかに位置す
る状態を通過点として、第4の方向の端部の中央に位置
する状態を終点とする遷移により生成されるmビット符
号と、第4の方向の端部の中央に位置する状態を始点と
して、第3の方向の端部のいずれかに位置する状態を通
過点として、第1の方向の端部の中央に位置する状態を
終点とする遷移により生成されるmビット符号と、第4
の方向の端部の中央に位置する状態を始点として、第3
の方向の端部のいずれかに位置する状態を通過点とし
て、第2の方向の端部の中央に位置する状態を終点とす
る遷移により生成されるmビット符号と、第4の方向の
端部の中央に位置する状態を始点として、第3の方向の
端部の中央に位置する状態を終点とする遷移により生成
されるmビット符号とが、nビットの符号に割り当てら
れ、状態遷移図によって生成されるmビットの符号のう
ち、第3の方向の端部の中央に位置する状態を始点とし
て、第4の方向の端部のいずれかに位置する状態を通過
点として、第3の方向の端部の中央に位置する状態を終
点とする遷移により生成されるmビット符号と、第3の
方向の端部の中央に位置する状態を始点として、第4の
方向の端部のいずれかに位置する状態を通過点として、
第1の方向の端部の中央に位置する状態を終点とする遷
移により生成されるmビット符号と、第3の方向の端部
の中央に位置する状態を始点として、第4の方向の端部
のいずれかに位置する状態を通過点として、第2の方向
の端部の中央に位置する状態を終点とする遷移により生
成されるmビット符号と、第3の方向の端部の中央に位
置する状態を始点として、第4の方向の端部の中央に位
置する状態を終点とする遷移により生成されるmビット
符号とが、nビットの符号に割り当てられ、状態遷移図
によって生成されるmビット符号のうち、第1の方向の
端部の中央に位置する状態を始点とし、第3の方向の端
部のいずれかに位置する状態を通過点として、第4の方
向の端部の中央に位置する状態を終点とする遷移より生
成されるmビット符号と、第1の方向の端部の中央に位
置する状態を始点とし、第3の方向の端部のいずれかに
位置する状態および第4の方向の端部のいずれかに位置
する状態をともに通過点として、第1の方向の端部の中
央に位置する状態を終点とする 遷移より生成されるビッ
ト符号と、第1の方向の端部の中央に位置する状態を始
点とし、第3の方向の端部のいずれかに位置する状態を
通過点として、第2の方向の端部の中央に位置する状態
を終点とする遷移より生成されるmビット符号と、第1
の方向の端部の中央に位置する状態を始点とし、第3の
方向の端部の中央に位置する状態を終点とする遷移より
生成されるmビット符号とが、nビット符号に割り当て
られ、状態遷移図によって生成されるmビットの符号の
うち、第2の方向の端部の中央に位置する状態を始点と
し、第4の方向の端部のいずれかに位置する状態を通過
点として、第3の方向の端部の中央に位置する状態を終
点とする遷移より生成されるmビット符号と、第2の方
向の端部の中央に位置する状態を始点とし、第4の方向
の端部のいずれかに位置する状態および第3の方向の端
部のいずれかに位置する状態をともに通過点として、第
2の方向の端部の中央に位置する状態を終点とする遷移
より生成されるmビット符号と、第2の方向の端部の中
央に位置する状態を始点とし、第4の方向の端部のいず
れかに位置する状態を通過点として、第1の方向の端部
の中央に位置する状態を終点とする遷移より生成される
mビット符号と、第2の方向の端部の中央に位置する状
態を始点とし、第4の方向の端部の中央に位置する状態
を終点とする遷移より生成されるmビット符号とが、n
ビットの符号に割り当てることができる。
【0010】
【0011】本発明の符号復調方法は、mビットの符号
をnビットのデータに変換する符号復調方法において、
mビット符号を受信する第1のステップと、mビット符
号に対応したnビットデータを出力する第2のステップ
と、からなり、mビット符号は、P(P,Q共に
正の整数)のマトリックス状に配列された状態遷移図に
従って生成された符号であり、状態遷移図には、第1
の軸と第2方向の軸により構成される空間にP×Q個
の状態が配置され、第1方向の軸に沿って第1の方向
に、所定の状態から他の状態に遷移するとき、00の符
号が割り当てられ、第1方向の軸に沿って第1の方向と
反対の第2の方向に、所定の状態から他の状態に遷移す
るとき、11の符号が割り当てられ、第2方向の軸に沿
って第3の方向に、所定の状態から他の状態に遷移する
とき、01の符号が割り当てられ、第2方向の軸に沿っ
て第3の方向と反対の第4の方向に、所定の状態から他
の状態に遷移するとき、10の符号が割り当てられてお
り、mビットの符号は、各状態の遷移に割り当てられた
それぞれの符号の組み合わせからなっていることを特徴
とする。
【0012】P×Qは、3×3とすることができる。
【0013】mは12ビット、nは8ビットとすること
ができる。
【0014】本発明の符号復号方法は、伝送されてきた
mビット符号を受信する第1のステップであって、mビ
ット符号は、P(P,Q共に正の整数)のマトリ
ックス状に配列された状態遷移図に従って生成された符
号であり、状態遷移図には、第1方向の軸と第2方向
軸により構成される空間にP×Q個の状態が配置され、
第1方向の軸に沿って第1の方向に、所定の状態から他
の状態に遷移するとき、00の符号が割り当てられ、第
方向の軸に沿って第1の方向と反対の第2の方向に、
所定の状態から他の状態に遷移するとき、11の符号が
割り当てられ、第2方向の軸に沿って第3の方向に、所
定の状態から他の状態に遷移するとき、01の符号が割
り当てられ、第2方向の軸に沿って第3の方向と反対の
第4の方向に、所定の状態から他の状態に遷移すると
き、10の符号が割り当てられており、mビットの符号
は、各状態の遷移に割り当てられたそれぞれの符号の組
み合わせからなっている第1のステップと、受信したm
ビット符号に対して、パーシャルレスポンス(1,1)
特性により符号間干渉を与える第2のステップと、第2
のステップにおいて符号間干渉が与えられたmビット符
号をビタビ復号を用いて復号する第3のステップと、か
らなり、第3のステップでは、ビタビ復号は状態遷移図
に従って行われ、第1方向の軸に沿って第5の方向に、
所定の復調状態から他の復調状態に遷移して、0−1が
入力されたとき、00の符号が出力され、第1方向の軸
に沿って第5の方向とは反対の第6の方向に、所定の復
調状態から他の復調状態に遷移して、0+1が入力され
たとき、11の符号が出力され、第2方向の軸に沿って
第7の方向に、所定の復調状態から他の復調状態に遷移
して、00が入力されたとき、01の符号が出力され、
第2方向の軸に沿って第7の方向とは反対の第8の方向
に、所定の復調状態からの他の復調状態に遷移して、0
0が入力されたとき、10の符号が出力され、第1方向
の軸および第2方向の軸交差する斜め方向の軸に沿っ
て第9の方向に、所定の復調状態から他の復調状態に遷
移して、10が入力されたとき、10の符号が出力さ
れ、斜め方向の軸に沿って第9の方向と反対の第10の
方向に、所定の復調状態から他の復調状態に遷移して、
−10が入力されたとき、01の符号が出力され、第5
の方向と第6の方向に対をなすように配置されている復
調状態のうち、第5の方向に配置されている復調状態か
らその復調状態に遷移して、−1−1が入力されたと
き、00が出力され、第5の方向と第6の方向に対をな
すように配置されている復調状態のうち、第6の方向に
配置されている復調状態からその復調状態に遷移して、
11が入力されたとき、11が出力されることを特徴と
する。
【0015】さらに、第3のステップにおいて得られた
mビット符号に対応したnビットデータを出力する第4
のステップとを備えるようにすることができる。
【0016】Pは、3であり、Qは、3とすることがで
きる。
【0017】
【作用】本発明の符号変調方法においては、P
P,Q共に正の整数)のマトリックス状の配列のう
ち、所定の状態から他の状態に遷移する場合、第1方向
の軸に沿って00と11を割り当て、第2方向の軸に沿
って01と10を割り当てて、nビットの符号をmビッ
トの符号に変換する。したがってPR1と組み合わせた
場合において、幾何学的距離をより大きくし、高密度な
記録が可能となる。
【0018】本発明の符号復調方法においては、第1
の軸に沿った方向への状態遷移に対応して、00また
は11の符号が割り当てられ、第2方向の軸に沿った方
向への状態の遷移に対応して01または10の符号が割
り当てられることにより、生成されたmビットの符号に
対応するnビットの符号が記憶されている。そしてこの
記憶されているmビットの符号が入力されたとき、対応
するnビットの符号が読み出される。したがって、正確
にもとの符号を読み取ることが可能になる。
【0019】本発明の符号復号方法においては、第1方
の軸と第2方向の軸に沿って×Q個の復調状態を配
置し、この各軸の方向に沿う遷移に対応して所定の入力
がなされたとき、その入力に対応する符号を出力する。
したがって伝送路上におけるノイズにかかわらず、PR
1の入力を正確に復号することができる。
【0020】
【実施例】図1は本発明の符号変調方法と、符号復調方
法を応用した記録再生装置の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【0021】変調器1には、光ディスク、光磁気ディス
ク、磁気ディスクなどのメディア3に記録すべき情報系
列(デジタルデータ)が入力される。この変調器1は、
例えば図2に示すように、ROM(Read Only
Memory)あるいはPLA(Programab
le Logic Array)などによりなるメモリ
21と、レジスタなどによりなるメモリ22により構成
される。
【0022】変調器1は入力されたnビット(例えば8
ビット)のデジタルデータをmビット(例えば12ビッ
ト)のデジタルデータに変換し、記録アンプ2に出力す
る。記録アンプ2は入力されたデータを増幅し、メディ
ア3に記録する。
【0023】メディア3に記録されたデータは再生さ
れ、再生アンプ4を介してイコライザアンプ5に入力さ
れ、イコライズされた後、標本化回路6とPLL回路9
に入力される。標本化回路6は、入力されたメディア3
からの再生信号をサンプリングし、サンプリング値をビ
タビ復号器7に出力している。ビタビ復号器7は、標本
化回路6より入力されたサンプル値を復号し、復号結果
を復調器8に供給する。PLL回路9はイコライザアン
プ5より入力された再生信号からクロックを生成し、標
本化回路6、ビタビ復号器7、および復調器8に出力す
る。
【0024】復調器8は、例えば図3に示すように、R
OMあるいはPLAなどによりなるメモリ31により構
成される。
【0025】なお、この実施例においては、記録側にプ
リコーダは設けられていない。
【0026】次にその動作について説明する。変調器1
のメモリ21に入力された8ビットのデータは、メモリ
21に記憶されている変換テーブルにしたがって、12
ビットのデータに変換される。このメモリ21に記憶さ
れている変換テーブル(その詳細は図11乃至図18を
参照して後述する)は、図4に示す状態遷移図にしたが
って生成されている。
【0027】すなわちこの実施例においては、状態0乃
至状態8の3×3個の状態が、マトリックス状に配置さ
れる。そして、各状態の水平軸に沿う遷移のうち、右方
向への遷移には2ビットのデータ11が割り当てられ、
左方向の遷移には2ビットのデータ00が割り当てられ
る。また、垂直軸に沿った遷移のうち、上方向の遷移に
対して2ビットのデータ01が割り当てられ、下方向の
遷移に対しては2ビットのデータ10が割り当てられ
る。
【0028】9個の状態のうち、遷移の始点と終点は、
奇数番号の状態1、状態3、状態5、または状態7のい
ずれかとされる。したがって、状態1、状態3、状態
5、または状態7のうちのいずれか1つを始点として、
その状態から他の5個の状態を経て、再び状態1、状態
3、状態5、または状態7のうちの終点としてのいずれ
かの状態に遷移する動作を行うことにより、各遷移に対
応して生成される12ビットのデータがメモリ21に記
憶されるデータとされる。
【0029】例えば状態1から状態4、状態7、状態
8、状態7、状態4、状態1の遷移が行われた場合にお
いては、12ビットのデジタルデータ01,01,1
1,00,10,10が生成される。また状態1、状態
0、状態3、状態6、状態7、状態4の、状態1経路で
遷移される場合においては、12ビットのデータ00,
01,01,11,10,10が得られる。状態1、状
態0、状態3、状態4、状態5、状態8、状態7の経路
で遷移する場合においては、00,01,11,11,
01,00の12ビットのデータが得られる。
【0030】以上のようにして、所定の始点から、他の
5つの状態を経て、終点にいたる遷移に対応する12ビ
ットのデータが、変換後の符号として用いられる。
【0031】このようにして生成される12ビットのデ
ータは、ビタビ復号器7が無限のパスメモリを有してい
る場合においては、すべてこれを変換後の符号として用
いることが可能となる。しかしながら実際には、無限の
パスメモリは設けることができない。メモリ長は、コス
ト、並びに占有空間の大きさの観点から、できるだけ小
さいことが望ましい。
【0032】いま例えば図5に示す状態遷移を考える。
状態0から出発するパスが状態1との間でしか遷移を起
こさず、また状態1から出発するパスが状態2との間で
しか遷移を起こさないものとし、さらに一方のパスが1
つ上に遷移した場合においては、他方のパスも1つ上に
遷移するものとし、一方のパスが同じ状態に留まった場
合においては、他方のパスも同じ状態に留まるという動
きを続けた場合においては、2つのパスは合流すること
がない。その結果、パスを一本化することができないこ
とになる。これはパスメモリが無限に必要になることを
意味する。
【0033】パスメモリを有限にする条件は、必ず1回
ずつ状態0と状態2を通過するようにすることである。
状態0と状態2を通過する間隔が短ければ短いほど、メ
モリ長も短くなる。
【0034】図4の水平軸は、DSV(Degital
Sum Value)を表している。すなわち符号0
に−1を対応させ、符号1に+1を割り当て、生成され
た符号に割り当てられた+1と−1の和を演算する。例
えば状態1から状態0に遷移し、状態0から再び状態1
に戻るものとすると、状態1から状態0に遷移するとき
の符号は00であるから、DSVは−2(=−1+−
1)となる。しかしながら、状態0から状態1に戻ると
き、符号は11であるからDSVは2(=1+1)とな
り、合計のDSVは0(=−2+2)となる。状態1か
ら状態2に遷移する場合も符号は11であるからDSV
は+2となり、状態2から状態1に戻るときDSVは−
2となるから、状態1に戻った時点におけるDSVは0
となる。
【0035】以上のようにして同一の水平線上に位置す
る状態3、状態4、および状態5における遷移のDSV
並びに、状態6、状態7、および状態8における遷移の
DSVは、それぞれ0となる。
【0036】状態1から状態0に遷移し、状態0からさ
らに状態3に遷移する場合においては、状態1から状態
0に遷移するとき、符号は00であるからDSVは−2
となる。そして状態0から状態3に遷移するとき、符号
は01であるからその間の遷移によるDSVは、0(=
+1−1)となる。したがって、状態3に遷移した時点
におけるDSVは、−2となる。
【0037】このように状態が垂直軸に沿って遷移する
場合においては、その遷移に対して割り当てられている
符号は01または10であるから、そのDSVは0とな
る。したがって、状態が垂直方向に遷移してもDSVは
変化しないことになる。換言すれば、DSVは、水平軸
に沿って移動した場合においてのみ変化し、同一の水平
線上の状態は同一のDSVを有するものとなる。
【0038】またDSVの最高値と最低値は、この実施
例の場合、+3と−3になる。この値は遷移の途中にお
いて発生する。
【0039】すなわち、例えば状態1から状態0に遷移
したとき、DSVは−2となる。さらに状態0から状態
3に遷移するとき、符号01のうち符号0に対応する−
1を加算したタイミングにおいてDSVが−3となる。
しかしながら状態3に達した状態においては、さらに符
号01のうち1に対応する+1がDSVとして加算され
るため、結局DSVの値は−2となるのは上述したとお
りである。
【0040】また、例えば状態7から状態8を経て、状
態5に遷移する場合、状態7から状態8に遷移すると
き、DSVは符号11に対応して2(=+1+1)とな
る。また状態8からさらに状態5に遷移するとき、符号
10のうち符号1に対応して+1が加算されるためDS
Vは一時的に3になる。しかしながら残りの符号0に対
応して、最終的にはさらに−1が加算され、結局DSV
は2となる。
【0041】図4における水平方向の状態の数を有限に
することにより、符号に直流成分が発生することを防止
することができる。すなわち00または11の数が有限
となるため、直流成分の発生が防止できるのである。
【0042】これに対して、垂直方向の状態の数を有限
にすることにより、チャンネルレート(伝送レート)の
1/2の周波数成分のエネルギーを0にすることができ
る。換言すれば、垂直方向の符号は01または10に割
り当てられているため、その発生頻度を均等にすること
により、ノイズに対して強くすることができる。
【0043】図6乃至図9は、図4の状態遷移図にした
がって生成することができる符号の具体例を表してい
る。図6は、始点が状態1、終点が状態1の場合を表し
ており、図7は始点が状態1、終点が状態3の場合を表
しており、図8は始点が状態1、終点が状態5の場合を
表しており、図9は始点が状態1、終点が状態7の場合
を表している。
【0044】以上のようにして、図4に示す状態遷移図
に対応して生成された12ビットの符号を、変換符号と
して用いることができるのであるが、さらにこの符号の
うち、次の条件を満たすものを選択することにより、パ
スの1本化を図ることが可能な長さを2符号長(24ビ
ット)以内とすることができる。
【0045】その条件とは次のとおりである。 (1) 始点を状態1、終点を状態1とする符号は、状
態6、状態7、状態8のいずれかを通過するものの中か
ら選択する。 (2) 始点を状態1、終点を状態3とする符号は、状
態6、状態7、状態8のいずれかを通過するものの中か
ら選択する。 (3) 始点を状態1、終点を状態5とする符号は、状
態6、状態7、状態8のいずれかを通過するものの中か
ら選択する。 (4) 始点を状態1、終点を状態7とする符号は任意
の状態を通過するものから選択する。 (5) 始点を状態3、終点を状態1とする符号は、状
態6、状態7、状態8のいずれかを通過するものの中か
ら選択する。 (6) 始点を状態3、終点を状態3とする符号は、状
態0、状態1、状態2のいずれかを通過し、さらに状態
6、状態7、状態8のいずれかを通過するものの中から
選択する。 (7) 始点を状態3、終点を状態5とする符号は、状
態6、状態7、状態8のいずれかを通過するものの中か
ら選択する。 (8) 始点を状態3、終点を状態7とする符号は任意
の状態を通過するものの中から選択する。 (9) 始点を状態5、終点を状態1とする符号は任意
の状態を選択するものの中から選択する。 (10) 始点を状態5、終点を状態3とする符号は、
状態0、状態1、状態2のいずれかを通過するものの中
から選択する。 (11) 始点を状態5、終点を状態5とする符号は、
状態0、状態1、状態2のいずれかを通過し、さらに状
態6、状態7、状態8のいずれかを通過するものの中か
ら選択する。 (12) 始点を状態5、終点を状態7とする符号は、
状態0、状態1、状態2のいずれかを通過するものの中
から選択する。 (13) 始点を状態7、終点を状態1とする符号は、
任意の状態を通過するものの中から選択する。 (14) 始点を状態7、終点を状態3とする符号は、
状態0、状態1、状態2のいずれかを通過するものの中
から選択する。 (15) 始点を状態7、終点を状態5とする符号は、
状態0、状態1、状態2のいずれかを通過するものの中
から選択する。 (16) 始点を状態7、終点を状態7とする符号は、
状態0、状態1、状態2のいずれかを通過するものの中
から選択する。 特に、(4),(8),(9)または(13)の条件を
設定した場合においては、任意の状態を選択できるの
で、有利な符号となる。
【0046】このような条件を設定することにより、始
点を状態1とする符号は273個、状態3とするものは
297個、状態5とするものは297個、状態7とする
ものは273個得ることができる。したがってこれらの
中から、それぞれ256個の符号を選択し、これを8ビ
ットの入力データにそれぞれ対応させるようにすれば、
24ビット以内でパスを1本化することが可能な符号と
することができる。
【0047】例えば、上述した(1)乃至(4)の条件
を付加して生成される符号は、図10乃至13に示すよ
うになる。図10は始点が状態1、終点が状態1(すな
わち図6の符号の一部)、図11は始点が状態1、終点
が状態3(図7の符号の一部)、図12は始点が状態
1、終点が状態5(図8の符号の一部)、図13は始点
が状態1、終点が状態7(図9の符号の一部)の場合を
表している。上述したように、この図10乃至図13に
示す符号を用いることで、24ビット以内でパスを1本
化することが可能となる。
【0048】なお、図4の状態遷移図にしたがって生成
される符号は、ビタビ復号時の幾何学上の最小距離が符
号化しない場合に比べて2倍となる。
【0049】また(d,k)符号として考えた場合、0
の連続する最小の数dは0となり、0の連続する最大の
数kは5となる。
【0050】以上のようにして生成された12ビットの
符号が、メモリ21に記憶されている。メモリ21は8
ビットのデータが入力されたとき、その8ビットのデー
タに対応する12ビットのデータを変調符号として読み
出し、記録アンプ2に出力する。
【0051】なお、メモリ22は、図4における状態
1、状態3、状態5、または状態7のうち、直前の12
ビットの符号を生成したときの終点の状態を記憶する。
そして、この終点を、次の12ビットの符号を生成する
ための状態遷移の始点とする。これにより、状態が連続
して遷移することになる。なお、このため、メモリ21
には、1つの8ビットの符号に対して、4種類の符号
(始点がそれぞれ状態1、状態3、状態5または状態7
の符号)、が用意され、直前の符号の終点に対応する種
類の符号が順次選択される。
【0052】以上のようにして、メモリ21に記憶され
ているテーブルにしたがって変換された12ビットのデ
ータが、記録アンプ2を介してメディア3に供給され、
記録される。
【0053】一方、メディア3に記録されたデータは再
生され、再生アンプ4により増幅された後、イコライザ
アンプ5によりイコライズされ、標本化回路6とPLL
回路9に供給される。
【0054】PLL回路9は、入力されたデータからク
ロックを生成し、生成したクロックを標本化回路6、ビ
タビ復号器7、および復調器8に供給する。
【0055】標本化回路6は、イコライザアンプ5より
入力された3値の信号を、PLL回路9より入力される
クロックに同期してサンプリングする。そしてサンプリ
ングして得られたデータが、ビタビ復号器7に入力さ
れ、2値のデータに復号される。
【0056】図14は、このビタビ復号器7における、
ビタビ復号時の状態遷移を表している。
【0057】すなわち、この実施例においては2×3個
の状態(復号状態)が、水平軸と垂直軸で構成される平
面上に、マトリックス状に配置される。そして水平軸に
沿う右方向への状態遷移に際し、0−1(0と−1の入
力を、このように略記する。以下同様)のサンプリング
データが入力された場合においては、00の符号が出力
される。逆に左方向への遷移において0+1のサンプリ
ングデータが入力された場合においては、11の符号が
出力される。
【0058】さらに垂直軸に沿う、上方向への遷移に対
応して00のサンプリング値が入力された場合において
は、01の符号が出力される。また逆に、下方向への遷
移に対応して00のサンプリング値が入力された場合に
おいては10の符号が出力される。
【0059】また、水平軸と垂直軸に交差する斜め方向
の軸に沿って遷移する場合においては(例えば状態1と
状態2の間の遷移、状態3と状態4の間の遷移において
は)、右下方向への遷移(より若い番号への遷移)に対
応して+10のサンプリング値が入力されたとき、10
の符号が出力される。また逆に、左上方向への遷移(よ
り大きい番号の状態への遷移)に対応して−01のサン
プリング値が入力された場合においては、01の符号が
出力される。
【0060】さらに図14において、左右に対となって
配置されている状態のうち左側の状態(状態0、状態2
および状態4)において、自分自身に戻る遷移に対応し
て、サンプリング値11が入力された場合においては、
符号11が出力される。また、右側の状態(状態1、状
態3および状態5)において自分自身に戻る遷移に対応
して、−1−1のサンプリング値が入力された場合にお
いては、符号00が出力される。
【0061】図15は図14に対応するトレリス線図を
表している。例えば図15に上側の実線で示すように、
状態3から状態4に遷移し、状態4からさらに状態3に
遷移する場合、−1,−0,1,0のサンプリング値よ
りなるパスが得られる。これに対して図15において下
側の実線で示すように、状態3、状態2、状態3の経路
で示すパスが得られた場合においては、0,+1,0,
−1のサンプリング値が得られることになる。
【0062】2つのパスの幾何学的距離を求めると、上
のパスの第1番目のビット−1と、下のパスの第1番目
のビット0との距離は1、上のパスの第2番目のビット
0と、下のパスの第2番目のビット+1との距離は1、
上のパスの第3番目のビット1と、下のパスの第3番目
のビット0との距離は1、上のパスの第4番目のビット
0と、下のパスの第4番目のビット−1との距離は1、
となるから、結局幾何学的距離は4(=1+1+1+
1)となる。他にもいくつもの組み合わせが存在する
が、幾何学的距離は4より小さくなることはない。
【0063】図4の状態遷移図にしたがって生成された
符号を、図14に示すようにPRIに適用し、ビタビ復
号をする場合、最もS/Nを改善することができる。図
16は、PR4と8−9符号と組み合わせた場合と、P
R1と8−10符号と組み合わせた場合のビタビ復号後
のビットエラーレートのシミュレーションの結果を表し
ている。同図に示すように、PR1との組み合わせを行
った場合、115kbpi以上の線密度になったとき、
ビットエラーレートがより少なくなっていることがわか
る。
【0064】また図17はPR1と組み合わせた場合に
おけるアイパターンを表しており、図18はPR4と組
み合わせた場合におけるアイパターンを表している。こ
の2つの図を比較して明らかなように、図17に示す場
合の方が、アイパターンが大きく開口しており、ノイズ
に強いことがわかる。
【0065】このようにPR1は、PR4よりS/Nに
強く、高密度化に適した方法といえる。
【0066】したがって、すでに知られているPR4用
の幾何学的距離4の符号より、図4に示す状態遷移図に
したがって生成したPR1用の符号の方が、よりよい性
能を発揮できる。
【0067】ビタビ復号器7により−1,0,+1の3
値の符号を、0または1の2値の符号に復号したデータ
は、復調器8のメモリ31に入力される。メモリ31に
は、図2のメモリ21と相補的な関係を有する符号が記
憶されており、12ビットの符号が入力されると、それ
に対応する8ビットの符号が読み出され、復調出力とし
て出力される。
【0068】以上の実施例においては、図4に示す状態
遷移図に従って8−10変化符号を生成するようにした
が、例えば8−14符号を生成することも可能である。
【0069】また図4の実施例においては、3×3個の
状態により状態遷移図を構成するようにしたが、それ以
上の数、例えば4×4個の状態遷移図を用いて16−2
0変化符号を生成することも可能である。
【0070】
【発明の効果】本発明の符号変調方法によれば、P
P,Q共に正の整数)のマトリックス状の配列のう
ち、所定の状態から他の状態に遷移する場合、第1方向
の軸に沿って00と11を割り当て、第2方向の軸に沿
って01と10を割り当てて、nビットの符号をmビッ
トの符号に変換する。したがってPR1と組み合わせた
場合において、ビタビ復号時の幾何学的距離をより大き
くし、高密度な記録が可能となる。
【0071】本発明の符号復調方法によれば、第1方向
の軸に沿った方向への状態遷移に対応して、00または
11の符号が割り当てられ、第2方向の軸に沿った方向
への状態の遷移に対応して01または10の符号が割り
当てられることにより、生成されたmビットの符号に対
応するnビットの符号が記憶されている。そしてmビッ
トの符号が入力されたとき、対応するnビットの符号が
読み出される。したがって、正確に元の符号を読み取る
ことが可能になる。
【0072】本発明の符号復号方法によれば、第1方向
の軸と第2方向の軸に沿ってP×Q個の復調状態を配置
し、この各軸の方向に沿う遷移に対応して所定の入力が
なされたとき、その入力に対応する値を出力する。した
がって伝送路上におけるノイズにかかわらず、PR1の
入力を正確に復号することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の符号変調方法および符号復調方法を応
用した記録再生装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の変調器1の構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】図1の復調器8の構成例を示すブロック図であ
る。
【図4】符号生成の状態遷移を表す図である。
【図5】図4の水平軸の制限を除去した場合の状態遷移
を示す図である。
【図6】図4の状態遷移図に対応して生成される符号の
例を示す図である。
【図7】図4の状態遷移図に対応して生成される符号の
例を示す図である。
【図8】図4の状態遷移図に対応して生成される符号の
例を示す図である。
【図9】図4の状態遷移図に対応して生成される符号の
例を示す図である。
【図10】図4の状態遷移図にしたがって符号を生成す
る場合に所定の条件を付加して得られる符号の例を示す
図である。
【図11】図4の状態遷移図にしたがって符号を生成す
る場合に所定の条件を付加して得られる符号の例を示す
図である。
【図12】図4の状態遷移図にしたがって符号を生成す
る場合に所定の条件を付加して得られる符号の例を示す
図である。
【図13】図4の状態遷移図にしたがって符号を生成す
る場合に所定の条件を付加して得られる符号の例を示す
図である。
【図14】ビタビ検出の状態遷移を表す図である。
【図15】図6の状態遷移に対応するトレリス線図であ
る。
【図16】PR1とPR4のビットエラーレートを示す
特性図である。
【図17】PR1のアイパターンを示す図である。
【図18】PR4のアイパターンを示す図である。
【符号の説明】
1 変調器 2 記録アンプ 3 メディア 4 再生アンプ 5 イコライザアンプ 6 標本化回路 7 ビタビ復号器 8 復調器 9 PLL回路 21,22,31 メモリ

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 nビットのデータをmビットの符号に変
    換する符号変調方法において、 nビットデータを受信する第1のステップと、 前記nビットデータに対応したmビット符号を出力する
    第2のステップと、からなり、 前記mビット符号は、P(P,Q共に正の整数)
    マトリックス状に配列された状態遷移図に従って生成
    された符号であり、 前記状態遷移図には、 第1方向の軸と第2方向の軸により構成される空間に前
    記P×Q個の状態が配置され、前記第1方向の軸に沿っ
    て第1の方向に、所定の状態から他の状態に遷移すると
    き、00の符号が割り当てられ、 前記第1方向の軸に沿って前記第1の方向と反対の第2
    の方向に、所定の状態から他の状態に遷移するとき、1
    1の符号が割り当てられ、 前記第2方向の軸に沿って第3の方向に、所定の状態か
    ら他の状態に遷移するとき、01の符号が割り当てら
    れ、 前記第2方向の軸に沿って前記第3の方向と反対の第4
    の方向に、所定の状態から他の状態に遷移するとき、1
    0の符号が割り当てられており、 前記mビットの符号は、前記各状態の遷移に割り当てら
    れたそれぞれの符号の組み合わせからなっていることを
    特徴とする符号変調方法。
  2. 【請求項2】 前記P×Qは、3×3であることを特徴
    とする請求項1に記載の符号変調方法。
  3. 【請求項3】 前記mは12ビット、前記nは8ビット
    であることを特徴とする請求項2に記載の符号変調方
    法。
  4. 【請求項4】 前記状態遷移図によって生成されるmビ
    ットの符号のうち、前記第4の方向の端部の中央に位置
    する前記状態を始点として、前記第3の方向の端部のい
    ずれかに位置する前記状態を通過点として、前記第4の
    方向の端部の中央に位置する前記状態を終点とする遷移
    により生成されるmビット符号と、前記第4の方向の端
    部の中央に位置する前記状態を始点として、前記第3の
    方向の端部のいずれかに位置する前記状態を通過点とし
    て、前記第1の方向の端部の中央に位置する前記状態を
    終点とする遷移により生成されるmビット符号と、前記
    第4の方向の端部の中央に位置する前記状態を始点とし
    て、前記第3の方向の端部のいずれかに位置する前記状
    態を通過点として、前記第2の方向の端部の中央に位置
    する前記状態を終点とする遷移により生成されるmビッ
    ト符号と、前記第4の方向の端部の中央に位置する前記
    状態を始点として、前記第3の方向の端部の中央に位置
    する前記状態を終点とする遷移により生成されるmビッ
    ト符号とが、前記nビットの符号に割り当てられ、 前記状態遷移図によって生成されるmビットの符号のう
    ち、前記第3の方向の端部の中央に位置する前記状態を
    始点として、前記第4の方向の端部のいずれかに位置す
    る前記状態を通過点として、前記第3の方向の端部の中
    央に位置する前記状態を終点とする遷移により生成され
    るmビット符号と、前記第3の方向の端部の中央に位置
    する前記状態を始点として、前記第4の方向の端部のい
    ずれかに位置する前記状態を通過点として、前記第1の
    方向の端部の中央に位置する前記状態を終点とする遷移
    により生成されるmビット符号と、前記第3の方向の端
    部の中央に位置する前記状態を始点として、前記第4の
    方向の端部のいずれかに位置する前記状態を通過点とし
    て、前記第2の方向の端部の中央に位置する前記状態を
    終点とする遷移により生成されるmビット符号と、前記
    第3の方向の端部の中央に位置する前記状態を始点とし
    て、前記第4の方向の端部の中央に位置する前記状態を
    終点とする遷移により生成されるmビット符号とが、前
    記nビットの符号に割り当てられ、 前記状態遷移図によって生成されるmビット符号のう
    ち、前記第1の方向の端部の中央に位置する前記状態を
    始点とし、前記第3の方向の端部のいずれかに位置する
    前記状態を通過点として、前記第4の方向の端部の中央
    に位置する前記状態を終点とする遷移より生成されるm
    ビット符号と、前記第1の方向の端部の中央に位置する
    前記状態を始点とし、前記第3の方向の端部のいずれか
    に位置する前記状態および前記第4の方向の端部のいず
    れかに位置する前記状態をともに通過点として、前記第
    1の方向の端部の中央に位置する前記状態を終点とする
    遷移より生成されるビット符号と、前記第1の方向の端
    部の中央に位置する前記状態を始点とし、前記第3の方
    向の端部のいずれかに位置する前記状態を通過点とし
    て、前記第2の方向の端部の中央に位置する前記状態を
    終点とする遷移より生成されるmビット符号と、前記第
    1の方向の端部の中央に位置する前記状態を始点とし、
    前記第3の方向の端部の中央に位置する前記状態を終点
    とする遷移より生成されるmビット符号とが、前記nビ
    ット符号に割り当てられ、 前記状態遷移図によって生成されるmビットの符号のう
    ち、前記第2の方向の端部の中央に位置する前記状態を
    始点とし、前記第4の方向の端部のいずれかに位置する
    前記状態を通過点として、前記第3の方向の端部の中央
    に位置する前記状態を終点とする遷移より生成されるm
    ビット符号と、前記第2の方向の端部の中央に位置する
    前記状態を始点とし、前記第4の方向の端部のいずれか
    に位置する前記状態および前記第3の方向の端部のいず
    れかに位置する前記状態をともに通過点として、前記第
    2の方向の端部の中央に位置する前記状態を終点とする
    遷移より生成されるmビット符号と、前記第2の方向の
    端部の中央に位置する前記状態を始点とし、前記第4の
    方向の端部のいずれかに位置する前記状態を通過点とし
    て、前記第1の方向の端部の中央に位置する前記状態を
    終点とする遷移より生成されるmビット符号と、前記第
    2の方向の端部の中央に位置する前記状態を始点とし、
    前記第4の方向の端部の中央に位置する前記状態を終点
    とする遷移より生成されるmビット符号とが、前記nビ
    ットの符号に割り当てられていることを特徴とする請求
    項1に記載の符号変調方法。
  5. 【請求項5】 mビットの符号をnビットのデータに変
    換する符号復調方法において、 mビット符号を受信する第1のステップと、 前記mビット符号に対応したnビットデータを出力する
    第2のステップと、からなり、前記mビット符号は、P
    (P,Q共に正の整数)のマトリックス状に配列
    された状態遷移図に従って生成された符号であり、 前記状態遷移図には、 第1方向の軸と第2方向の軸により構成される空間に前
    記P×Q個の状態が配置され、前記第1方向の軸に沿っ
    て第1の方向に、所定の状態から他の状態に遷移すると
    き、00の符号が割り当てられ、 前記第1方向の軸に沿って前記第1の方向と反対の第2
    の方向に、所定の状態から他の状態に遷移するとき、1
    1の符号が割り当てられ、 前記第2方向の軸に沿って第3の方向に、所定の状態か
    ら他の状態に遷移するとき、01の符号が割り当てら
    れ、 前記第2方向の軸に沿って前記第3の方向と反対の第4
    の方向に、所定の状態から他の状態に遷移するとき、1
    0の符号が割り当てられており、 前記mビットの符号は、前記各状態の遷移に割り当てら
    れたそれぞれの符号の組み合わせからなっていることを
    特徴とする符号復調方法。
  6. 【請求項6】 前記P×Qは、3×3であることを特徴
    とする請求項に記載の符号復調方法。
  7. 【請求項7】 前記mは12ビット、前記nは8ビット
    であることを特徴とする請求項に記載の符号復調方
    法。
  8. 【請求項8】 符号復号方法において、 伝送されてきたmビット符号を受信する第1のステップ
    であって、前記mビット符号は、P(P,Q共に
    正の整数)のマトリックス状に配列された状態遷移図に
    従って生成された符号であり、前記状態遷移図には、第
    方向の軸と第2方向の軸により構成される空間に前記
    P×Q個の状態が配置され、前記第1方向の軸に沿って
    第1の方向に、所定の状態から他の状態に遷移すると
    き、00の符号が割り当てられ、前記第1方向の軸に沿
    って前記第1の方向と反対の第2の方向に、所定の状態
    から他の状態に遷移するとき、11の符号が割り当てら
    れ、前記第2方向の軸に沿って第3の方向に、所定の状
    態から他の状態に遷移するとき、01の符号が割り当て
    られ、前記第2方向の軸に沿って前記第3の方向と反対
    の第4の方向に、所定の状態から他の状態に遷移すると
    き、10の符号が割り当てられており、前記mビットの
    符号は、前記各状態の遷移に割り当てられたそれぞれの
    符号の組み合わせからなっている第1のステップと、 前記受信したmビット符号に対して、パーシャルレスポ
    ンス(1,1)特性により符号間干渉を与える第2のス
    テップと、 前記第2のステップにおいて前記符号間干渉が与えられ
    たmビット符号をビタビ復号を用いて復号する第3のス
    テップと、からなり、 前記第3のステップでは、 前記ビタビ復号は前記状態遷移図に従って行われ 前記第1方向 の軸に沿って第5の方向に、所定の復調状
    態から他の復調状態に遷移して、0−1が入力されたと
    き、00の符号が出力され、 前記第1方向の軸に沿って前記第5の方向とは反対の第
    6の方向に、所定の復調状態から他の復調状態に遷移し
    て、0+1が入力されたとき、11の符号が出力され、 前記第2方向の軸に沿って第7の方向に、所定の復調状
    態から他の復調状態に遷移して、00が入力されたと
    き、01の符号が出力され、 前記第2方向の軸に沿って前記第7の方向とは反対の第
    8の方向に、所定の復調状態からの他の復調状態に遷移
    して、00が入力されたとき、10の符号が出力され、 前記第1方向の軸および第2方向の軸交差する斜め方
    の軸に沿って第9の方向に、所定の復調状態から他の
    復調状態に遷移して、10が入力されたとき、10の符
    号が出力され、 前記斜め方向の軸に沿って前記第9の方向と反対の第1
    0の方向に、所定の復調状態から他の復調状態に遷移し
    て、−10が入力されたとき、01の符号が出力され、 前記第5の方向と第6の方向に対をなすように配置され
    ている前記復調状態のうち、前記第5の方向に配置され
    ている復調状態からその復調状態に遷移して、−1−1
    が入力されたとき、00が出力され、 前記第5の方向と第6の方向に対をなすように配置され
    ている前記復調状態のうち、前記第6の方向に配置され
    ている復調状態からその復調状態に遷移して、11が入
    力されたとき、11が出力されることを特徴とする符号
    復号方法。
  9. 【請求項9】 さらに、前記第3のステップにおいて得
    られた前記mビット符号に対応したnビットデータを出
    力する第4のステップと、からなることを特徴とする請
    求項に記載の符号復号方法。
  10. 【請求項10】 前記Pは、3であり、前記Qは、3で
    あることを特徴とする請求項に記載の符号復号方法。
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