JP3509018B2 - 浄化処理装置 - Google Patents

浄化処理装置

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JP3509018B2 JP2001174688A JP2001174688A JP3509018B2 JP 3509018 B2 JP3509018 B2 JP 3509018B2 JP 2001174688 A JP2001174688 A JP 2001174688A JP 2001174688 A JP2001174688 A JP 2001174688A JP 3509018 B2 JP3509018 B2 JP 3509018B2
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、浄化処理装置に
かかり、詳しくは微生物を用いて有機物の分解等を行う
浄化処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、水の流動が少なく長期間水が滞
留したままとなる、例えば湖沼、池、ダム、溜池などの
閉鎖性水域においては、酸素濃度が比較的高い水面近傍
では、アオコなどの藻類が発生し、また、酸素濃度が低
い底部近傍では、アオコなどの藻類や各種生物の死骸が
腐敗して汚泥として底部に堆積し、水質汚染が進行して
いく。特に、夏期においては、これらのような水質汚染
が顕著に生じ悪臭の発生を生じている。
【0003】このため、閉鎖性水域における水質汚染の
防止として、従来、閉鎖性水域の上部および中部の水を
噴水および攪拌により酸素を供給して、微生物によって
アオコなどの藻類や有機性汚濁物などを酸化分解した
り、オゾンの供給により強制酸化したり、凝集剤により
沈降分離したり、イオン交換樹脂やゼオライトを使って
吸着除去したり、砂ろ過や膜ろ過など濾過装置により分
離して、塩素等で滅菌処理したり、微生物を担持する多
孔質セラミックス材料や木炭、活性炭などを充填した充
填層を設けた装置を閉鎖性水域近傍に設置し、この充填
層に酸素を曝気しつつポンプにて流通させて吸着や酸化
分解するなど、様々な浄化装置が知られている。
【0004】また、近年、集合住宅や商業ビルなどで
は、雨水を閉鎖性水域に貯水し、これを処理して中水
(例えば、トイレ用水、噴水や池の水、雑用水などとし
て使用される水である。)として使用する設備を備えて
いる。このような設備では、貯留水の腐敗を防止するこ
とに加え、中水へ浄化する浄化処理装置が必要となり、
既述したような方式による浄化装置などが用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
閉鎖性水域の池、貯留槽等においては、春から夏にかけ
ての水温の上昇に伴っての細菌や植物プランクトンの増
殖に対しては、単なる噴水や攪拌による酸素供給によっ
て微生物で酸化分解して浄化することは非常に困難であ
る。また、ろ過、吸着或いは分離を行う装置や、滅菌す
る装置では溶解性の有機物質は分解できず、実質的な浄
化処理ができない問題があり、さらにコスト高となる。
【0006】一方、充填層を設けた曝気式の浄化装置に
よる浄化処理においては、水域外の場所に設備を設置す
るスペースが必要となり、特に集合住宅等に使用する場
合には、設置スペースを確保することが困難であるなど
の問題がある。さらに、充填層として多孔質セラミック
ス材料を用いるものについては、多孔質セラミックス材
料の製造上および強度上、気孔率および比表面積の増大
に制限があり、単位重量当たりの微生物の担持量に限界
があり、微生物の担持量を増大するために、多孔質セラ
ミックス材料を多量に用いると、装置が大型化し大掛か
りな装置の設置工事が必要となって、設置スペースを確
保することが一層困難となるなどの問題も有している。
【0007】さらに、木炭や活性炭などを用いて被処理
水を処理する処理装置も知られているが、木炭や活性炭
の吸着性にて処理するものは、被処理水を微生物にて確
実に浄化処理するためには、微生物との接触時間を長く
する必要があり、装置が大型化し、広域の設置スペース
を必要とする問題がある。
【0008】この発明の第1の目的は、高効率浄化で知
られる好気性微生物浄化処理の能力を下げることなく、
小型化された浄化処理装置を提供することであり、第2
の目的は、より多くの場所に設置が可能な(汎用性があ
る)浄化処理装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
する本発明は、以下の構成を有する。 (1)被処理水を内部に流通させる収納部を備えた収納
体と、前記収納体の収納部に充填され、好気性微生物処
理により被処理水を浄化処理する処理材と、ループ状に
形成された導水路と、前記導水路のループ内側に配置さ
れ、両端が前記導水路に接続されている通水路と、前記
通水路にのみ形成され、該通水路内と通水路の外側とを
連通させる複数の連通手段とを備え、前記収納体の収納
部内に配置された導水手段と、前記収納体の収納部内
と、収納部の外側とを通水可能に区画する通水手段と
記導水路には、給水手段の供給口又は吸水口の内いず
れか一方が接続されていることを特徴とする浄化処理装
置。
【0010】(2) 被処理水が水満の状態で流通する
収納部を備えた収納体と、前記収納体の収納部に充填さ
れ、好気性微生物処理により被処理水を浄化処理する処
理材と、ループ状に形成された第1の導水路と、前記第
1の導水路のループ内側に配置され、両端が前記第1の
導水路に接続されている第1の通水路と、前記第1の通
水路にのみ複数設けられ、該第1の通水路の内部と外側
とを連通させる第1の連通手段とを備え、前記収納体の
収納部内に配置された第1の導水手段と、ループ状に形
成された第2の導水路と、前記第2の導水路のループ内
側に配置され、両端が前記第2の導水路に接続されてい
る第2の通水路と、前記第2の通水路にのみ複数設けら
れ、該第2の通水路の内部と外側とを連通させる第2の
連通手段とを備え、前記収納体の収納部内に配置された
第2の導水手段と、前記第1の導水手段と前記第2の導
水手段は、前記収納体内において、前記処理材を挟んだ
対向する位置に配置され、前記第1の導水手段には給水
手段の供給口又は吸水口の内いずれか一方が接続されて
いる浄化処理装置。
【0011】
【0012】
【0013】(3) 被処理水が貯められている貯水部
第1の導水手段とを通水可能に連結する第1の循環路
と、該貯水部と第2の導水手段とを連結する第2の循環
路とを備えた上記()に記載の浄化処理装置。
【0014】
【0015】() 被処理水は、中水である上記
(1)〜()のいずれか1に記載の浄化処理装置。
【0016】
【0017】
【0018】(収納体内における被処理水の流速
は、0.5〜10cm/minである上記(1)〜
)のいずれかに記載の浄化処理装置。
【0019】(第1の導水路内の流速は、0.25
〜3.0m/secである上記(1)〜()のいずれ
か1に記載の浄化処理装置。
【0020】() 前記処理材は、好気性微生物を担
持した担持体を備えている上記(1)〜()のいずれ
か1に記載の浄化処理装置。
【0021】() 前記担持体は、木炭である上記
)に記載の浄化処理装置。
【0022】(9) 前記収納体は、剛体で構成された
箱体と、前記箱体の内壁に沿って配置された液密性を有
する袋状のシート材とを備え、該シート材内に、前記処
理材が収容されている上記(1)〜(8)のいずれか1に
記載の浄化処理装置。 (10) 前記箱体は、複数の板状の部材を組み合わせ
ることによって分解可能に構成されている上記(9)に
記載の浄化処理装置。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適実施形態につ
いて、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本
発明の浄化処理装置1を備えた水処理の循環サイクルを
示す模式図、図2は、本発明の浄化処理装置1の断面正
面図である。
【0024】図1に示されているように、本発明の浄化
処理装置1は、集合住宅等の雨水貯留槽や、池などの貯
水部としての閉鎖性水域10から給水手段としてのポン
プPによって、第1の循環路101を通して被処理水W
0を取出し、これを浄化処理し、第2の循環路102を
通し、さらに曝気手段103を介して閉鎖性水域10へ
戻すという、閉鎖された循環サイクルに設置されてい
る。
【0025】図2に示されているように、浄化処理装置
1は、箱状の収納体2と、収納体2内において袋状に構
成されたシート材3と、シート材3内に充填された処理
材7と、シート材3内に配置された導水手段4と、配水
手段5と、処理材洗浄手段6とを備えている。
【0026】収納体2は、複数の板状の部材を組み合わ
せることによって、箱状に構成され、内側に液密性を有
するシート材3を収納することによって、被処理水を内
側の収納部に水満状態(内部を水で満たし、水面がない
状態)を維持しうる構成となっている。収納体2の内部
には、直方体形状の収納部21が形成され、この収納部
21内に上記シート材3や処理材7が納められている。
収納部21の形状は、直方体形状の他、円筒体形状であ
ってもよい。収納部21内には、収納部21の内壁に沿
って、シート材3が設けられ、このシート材3で構成さ
れる収納空間に、被処理水W0が水満に充填される。
【0027】図3は、収納体2内に納められている構成
要素を示す分解斜視図、図4は、収納体2の全体斜視図
である。収納体2は、箱体22と、箱体22の開口を覆
う蓋体23で構成されている。箱体22の内側には、箱
体22の内壁に沿うように、箱状に形成された箱状シー
ト材31が収納され、その内側には、底面側から順に、
処理材洗浄手段6、第1の導水手段4、処理材7、第2
の導水手段としての配水手段5、蓋状シート材32の順
に収納されている。
【0028】最下位置にいる処理材洗浄手段6の下側に
は、隙間が形成され、汚泥を貯留する汚泥貯留部24が
設けられている。処理材洗浄手段6は、配気管61と、
枝管62と、枝管62を連結する連結管641と、枝管
62の側面に複数個形成された配気孔63と、配気管6
1に接続された空気ポンプ(図示しない)とを備えてい
る。空気ポンプを駆動させることによって、配気孔63
から空気が収納部21内に供給される。
【0029】処理材洗浄手段6の上側には、第1の導水
手段4が配置されている。導水手段4は、ルーブ状に形
成された第1の導水路41と、導水路41に被処理水W
0を導く配管44と、導水路41のループの内側におい
て、両端が導水路41に連通された複数の第1の通水路
42と、通水路42に形成された、第1の連通手段とし
ての連通孔43とを備えている。配管44は、ポンプP
の供給口につながっている。ループ状に形成された導水
路41は、この実施形態では1つ設けられている。ま
た、導水路41のループの内側に設けられた通水路42
は略等間隔で配置されており、この各通水路42には、
複数の連通孔43が略等間隔で形成されている。この実
施形態では、導水路41と通水路42は、管体により構
成されており、断面形状は円形であるが、断面形状は、
他の形状であってもよい。
【0030】導水路41は、ループ状に形成することに
よつて、導水路41内に加わる水圧は、路内を低速で流
れる時に、管体の軸方向において均一になり、その結果
各通水路42に加わる水圧も均一となる。これにより、
連通孔43から収納部21内に供給される被処理水W0
の流量は、水平断面内で均一とすることができる。
【0031】このループ状に形成された配管に流れる被
処理水W0は、乱流や脈動の起こらない低速(流速0.
25〜3.0の範囲、より好ましくは、0.5m/se
c〜1.5m/secの範囲)で流れることが好まし
い。この流速は、前記範囲内であると、最良の効果を発
揮することができる。
【0032】各配管や孔の断面積は、処理水量から既述
の流速を保持できるように計算された断面積とすること
で、均一で同量の被処理水を処理材7へ供給することが
できる。この実施形態で流速を一定に保持した時の各配
管や孔の断面積A(又は流量Q)は、供給配管44で断
面積Aの時、ループ導水路41でA×(1/2[本])
=A/2となり、通水管42でA/2×(1/4
[本])=A/8となり、連通孔43でA/8×(1/
n[個](n:連通孔43の数))=A/8nとなる。
このような構成をすることにより、安定した水量の被処
理水W0を処理材7へ供給することができ、高効率な微
生物浄化を可能にする。
【0033】図5は、導水手段4の他の構成例を示す平
面図である。さらに、被処理水量が大きくなった時は、
管内流通損失を無視できる範囲で、ループ状に形成され
た導水路41を2つ以上に増す必要があり、この場合の
水を供給する配管44と、導水路41、41を連絡する
供給枝管45、45を設けて、均等な水量を供給するこ
とができる。また、各管における水圧をより均等にする
ためには、ループ状導水路41の数は、遇数倍にするこ
とが好ましい。
【0034】導水手段4の上側には、処理材7が配置さ
れている。処理材7は、微生物を担持した担持体であ
り、担持体としては、多孔質体があり、例えば、多孔質
セラミック、或いは活性炭がある。好ましくは、木炭が
もちいられる。この実施形態では、木炭が用いられる、
特に好ましくは、中高温度炭化黒炭が用いられる。木炭
は、弱アルカリ性で、ミネラル分がイオン化し、最も好
気性微生物が繁殖し易い環境を備えているからである。
このような木炭には、微生物(例えば、バクテリア、原
生動物、菌類等)が繁殖し、この微生物は、水中の汚物
(有機物)を捕捉して、分解・代謝・吸収により、水と
ガス(CO)と無機物(NO、SO、PO
ど)に分解し、浄化を行う。
【0035】処理材7の上側には、第2の導水手段とし
ての配水手段5が配置されている。配水手段5は、ルー
プ状に形成された第2の導水路としての配水路51と、
配水路51に流入した被処理水W0を装置の外側へ導く
配管54と、配水路51で構成されたループの内側にお
いて、両端が配水路51に接続された複数の流水路52
と、第2の通水路である流水路52に形成された、第2
の連通手段としての連通孔53とを備えている。これら
の構成については、第1の導水手段4と同様であるの
で、説明を省略する。
【0036】さらに、配水手段5の上から蓋状シート材
32が被せられ、蓋体23を被せて、液密に密閉され
る。蓋体23の中央部分には、ガス抜き手段8が設けら
れている。このガス抜き手段8は、蓋体23の中央に形
成された孔81と、弁とから構成され、弁を開放するこ
とによって、浄化処理によって収納部21内に発生した
ガスを排出する。この実施形態では、ポンプPによっ
て、外側から被処理水W0が、収納体2内に送り込まれ
ているので、収納部21内の圧力が高く、蓋体23は上
方へ押し上げる方向に力が加わっている。この状態で
は、蓋体23の中央付近が湾曲して盛り上がった状態と
なり、この付近にガスが溜まる。このガスが溜まる位置
にガス抜き手段の孔81が形成されているので、ガス抜
きが容易となる。
【0037】次に、収納体2の構成について、説明す
る。収納体2を構成する箱体22は、3つの底面部材2
21と、側面を構成する側面部材222とを備えてお
り、蓋体23は、3つの天井部材231を備えている。
各部材には、端部にフランジ部24を有しており、フラ
ンジ部24に形成された孔241を貫通するボルト25
によって締着されて、箱体22と蓋体23が構成され
る。
【0038】例えば、底面は、3つの底面部材221を
平行に並べ、長辺のフランジ部24をボルト25によっ
て連結固定することによって構成される。蓋体23も、
3つの天井部材231を平行に並べ、長辺のフランジ部
24をボルト25によって連結固定することによって構
成される。また、箱体22の各側面を構成する側面部材
222の接続部分には、図6に示されているように、横
断面形状が直角に屈曲した連結部材26が装着され、突
き合わされた側面部材222の短辺のフランジ部24
に、各面がそれぞれ重ねられて、ボルト25によって締
着されることにより、隣接する側面部材222を接続固
定する。
【0039】次に、箱体22と蓋体23の接続固定構造
について説明する。図7は、箱体22と蓋体23の接続
部分の断面拡大図である。図3に示されているように、
箱状シート材31の開口端部には、外側に折り返された
締着しろ311が設けられ、この締着しろ311には、
ボルトが挿通する孔312が形成されている。この締着
しろ311は、側面部材222の長辺のフランジ部24
の上に載り、パッキン33を挟んで、蓋状シート材32
が載せられる。蓋状シート材32の端部にも、締着しろ
321が設けられ、この締着しろ321には、ボルトが
挿通する孔322が形成されている。また、天井部材2
31で構成された蓋体23の端部には、ボルト挿通用の
孔232が形成されている。ボルト25は、蓋体23の
孔232、蓋状シート材32の孔322、パッキン33
の孔331、箱状シート材31の孔312、フランジ部
24の孔241を挿通して、これらを締着し、液密に固
定する。
【0040】以上のように構成された浄化処理装置1の
作用を説明する。この装置は、収納体2を分解すると、
矩形の板状部材に分解することができ、シート材3によ
って液密状態を維持する構成となっているので、設置が
容易で、狭い所にも容易に設置することができる。例え
ば、既存の施設に後付けする場合に、設置スペースはあ
るが、装置が大きすぎて、設置スペースまで装置を移動
させることがでない場合があったが、本発明の浄化処理
装置1では、分解して運搬することによって、運搬の際
の大きさの制約が抑制された。
【0041】浄化処理装置1は、収納部21内に被処理
水を満たし、水満として使用する。そして、処理材7に
水を接触する時間を長くし、処理能力が最大限に発揮さ
せるため、供給される被処理水の流れる速度を0.5〜
10cm/minとし、好ましくは1〜6cm/min
とし、より好ましくは、3〜5cm/minとする。こ
の速度よりも速くなると、好気性微生物が汚物を捕捉し
にくくなり、浄化効率が低下する。
【0042】また、被処理水に対して処理材7を均一に
作用させるためには、導水手段4から供給される水の流
れが、平断面(収納部21を水平面(導水路41を含む
平面に平行な面)で切った場合に表れる断面)内で均一
であることが好ましく、導水路41をループにすること
によって、より均一化が図られている。特に、この装置
では、微生物による処理であるために、流速を低く押さ
える必要があり、不均一な流速は、流速の速い部分と、
遅い部分が生じ、速い部分では浄化効率が低下するため
に、装置の浄化効率を著しく低下させる原因となるが、
この発明では、導水路41をループとすることで、流速
を低くした状態で、均一な流速とすることが可能となっ
た。
【0043】また、下側から上側へ被処理水が上昇する
ように、水流を設定したので、夏場に、池などで暖まっ
た水を処理する際には、水の対流の方向に、被処理水の
流れの方向が合致し、淀みのより少ない被処理水の流れ
を実現することができる。上記構成の他、導水路41の
配置は、平行に配置する場合の他、図8に示されている
ように、放射状に配置して、ポンプPを浄化処理装置内
に設けた構成としてもよい。
【0044】また、収納部21内には、被処理水が水満
に充填されているので、配置姿勢に影響を受けずに、被
処理水を導水手段4から配水手段5へ流すことができ
る。例えば、図9に示されているように、収納体2を縦
に配置しても、同様の処理能力を発揮することができ
る。
【0045】また、図10に示されているように、導水
手段4には、ポンプPの吐出口でなく、吸入口を接続
し、逆方向に水が流れる構成としてもよい。さらに、貯
水部10の下方に、本発明の浄化処理装置1を配置する
ことで、水圧を利用して浄化処理装置1に被処理水を供
給する構成とすると、ポンプPの負担が軽減される。こ
の場合、必要に応じて、被処理水W0の供給量を、流量
調節バルブVで調整する構成とすればよい。
【0046】他の実施形態として、図11〜13に示さ
れているように、導水手段4は、管をループ状に形成し
て構成された導水路41のみで構成することもできる。
この場合、連通孔43は、導水路41に形成される。
【0047】図11は、導水路41を並列に配置した構
成であり、主配管40に配管421が接続され、配管4
21には、主配管40との接続位置から左右等距離の両
端位置に、それぞれ枝配管44が接続され、枝配管44
と配管421との接続位置441から左右等距離の両端
位置に、導水路41a、41bがそれぞれ接続されてい
る。導水路41は、合計で4つ設けられ、それぞれの導
水路41には、複数の連通孔43が等間隔で形成されて
いる。この構成では、配管421と枝配管44、44
は、相互に平行に配置されている。
【0048】図12は、導水路41が放射状に配置され
た構成である。垂直に配置された主配管40の先端に、
配管421が直角に接続され、配管421において、主
配管40との接続位置から等距離の両端位置に、枝配管
44がそれぞれ直角に接続され、枝配管44において、
配管421との接続位置から等距離の両端位置に、導水
路41がそれぞれ直角に接続されている。このように、
各配管40、421、44は、それぞれ直角に接続さ
れ、導水路41は、主配管40から放射状に配置され
る。これにより、配管の設置スペースを少なくすること
ができる。
【0049】図13は、配管44に、円弧状の導水路4
1a、41bを配置した構成となっている。導水路41
bは、内側の円弧と外側の円弧を先端で連結接続して、
全体でループ状に形成され、導水路41aは、導水路4
1bの外側の円弧と、導水路41bの内側の円弧とを、
導水路41bの先端側で連結接続して、全体としてルー
プ状に形成されており、ループの両端は、配管44に接
続されている。配管44は、導水路41a、41bで構
成される円の半径方向に配置されており、配管44の配
置スペースを少なくした構成となっている。このよう
に、外側の導水路41aの両端接続部分を、配管44の
先端側と基端側に配置し、内側の導水路41bの両端接
続部分をその間に配置することで、各導水路41a、4
1bに加わる水圧を均等にすることができる。
【0050】次に、図14〜図17に基づいて、他の実
施形態の浄化装置について説明する。この装置は、池な
どの貯水地の底部に配置されて、その貯水地の水を浄化
するものである。図14は、貯水池浄化用の浄化装置の
分解斜視図、図15は、浄化装置の全体平面図で、処理
材7Aが除かれ導水手段4Aの構成を示すものである。
この浄化装置は、図15に示されているように、給水ポ
ンプPを備えた給水ユニット、給水ユニットの周囲に放
射状に配置された浄化ユニットとを備えている。浄化ユ
ニットは、4つ設けられている。各ユニットは、正方形
の底面を有する箱状の収容体30Aを備え、給水ユニッ
トの収容ユニット30Aの4つの側面に、各浄化ユニッ
トの側面がそれぞれ接続されて、浄化装置が構成されて
いる。図14は、浄化ユニットの分解斜視図である。浄
化ユニットは、収納体としての収容ユニット30Aと、
収容ユニット30A内に、底部から順に収容された処理
材洗浄手段6A、導水手段4A、処理材7A、通水手段
としてのフィルター72Aとを備えている。処理材洗浄
手段6A、導水手段4A、処理材7Aの構成は、上記第
1の実施形態と構成が同様であるので、説明を省略す
る。この実施形態では、処理材7Aは、ネット71A内
に収納されている。被処理水は、フィルター72Aを通
過して、浄化ユニット内に流入する。この際、フィルタ
ー72Aによって、落ち葉等の隗は除去される。
【0051】図14に示されているように、収容ユニッ
ト30Aは、枠体9と、枠体9の外側を覆う収容シート
体3Aとを供えている。枠体9は、棒状の枠材を組み立
てて構成され、各枠材は、枠材を端部が挿入される接合
部材95を介して連結されている。枠材は、底面部の縦
横側端辺を構成する一対の下部縦枠材91a、91a
と、一対の下部横枠材92a、92aと、上面開口部の
縦横側端辺を構成する一対の上部縦枠材91b、91b
と、一対の上部横枠材92b、92bとを備え、さら
に、上下の縦横側端辺を構成する枠材91b、91b、
92b、92b、91a、91a、92a、92aは、
柱材として立設される枠材93によって接続されてい
る。また、底面部には、下部縦枠材91a、91aの間
に、底面部材として枠材94が略等間隔で架設されてい
る。
【0052】給水ユニット側に接続される側面には、側
面の4隅に、三角形状の補強部材96が固定されてい
る。この補強部材96には、締着手段であるボルトが挿
通する孔961が略中央部に形成されている。また、同
じ側面の中央部にも、枠材93の間に矩形の補強部材9
7が固定され、下部中央部には、導水手段4Aの枝配管
44Aが挿通する孔971が形成されている。また、同
補強部材97の4隅にも締着手段たるボルトが挿通する
孔972がそれぞれ形成されている。このような、補強
部材96、97は、給水ユニット側の枠体の側面にも同
様に設けられている。このような補強部材96、97
は、枠体9自体の構造強度を向上させるとともに、給水
ユニットと浄水ユニットの接続強度の向上にも資するも
のである。
【0053】以上のように構成された枠体には、収容シ
ート体3Aの内部300Aに収納される。収容シート体
3Aは、水を通さない材質で構成され、枠体9に被せら
れることによって、水を通さない箱型の収納体が構成さ
れる。収容シート体3Aには、補強部材96、97に形
成されていた孔961、971、972に対応する位置
に、孔34A、33A、35Aがそれぞれ形成され、ボ
ルトが同時に挿通できるように構成されている。
【0054】図16は、浄化ユニットの外観を示す全体
斜視図、図17は、収容シート体3Aの開口端部に設け
られた係合部の構成を示す部分拡大図である。収容シー
ト3Aの開口端部には端辺に沿って、袋状部370Aが
形成され、該袋状部370Aには、紐372Aが挿通し
ている。そして、該開口端部の各側端辺には、3箇所
に、紐372Aが露出する係止部37Aが設けられてい
る。係止部37Aは、シート材を切り欠いた切り欠き部
371Aと、該切り欠きによって袋状部370Aから露
出した紐372Aとを備えている。露出した紐372A
には、固定索38Aが挿通している。図16に示されて
いるように、固定索38Aは、一辺の中央の係止部37
Aから、対向する辺の端の係止部37Aへ、さらにその
隣接する辺の端の係止部37Aへ、さらに対向する辺の
中央の係止部37Aへ、さらに対向する辺の端の係止部
37Aへ、といった順番で、挿通する。固定索38Aに
よって、各係止部37Aは締め上げられて、収納体30
A内に収納されている処理材洗浄手段6A、導水手段4
A、処理材7A、フィルター72Aが水中で分解しない
ように固定される。以上のように構成された浄化ユニッ
トは、4つ設けられている。
【0055】給水ユニットに配置された導水手段の構成
について説明する。図15に示されているように、給水
ユニットは、中央に給水手段であるポンプPが配置され
ている。ポンプPからは、各浄化ユニットへ向けて、4
方へ枝配管440a、440b、440c、440dが
配設され、その先端にはそれぞれ浄化ユニットの枝配管
44Aが接続されている。各枝配管440a、440
b、440c、440dには、給水ユニット内におい
て、さらに1本の枝管が連通されている。該枝管の先端
には、導水手段40Aが接続されている。従って、給水
ユニット内には、導水手段40Aが4つ設けられてい
る。この4つの導水手段40Aは、同一寸法で構成さ
れ、それぞれに同じ水圧が加わるように構成されてい
る。給水ユニットの他の構成、例えば処理材洗浄手段6
A、処理材7A、フィルター72Aの構成については、
浄化ユニットと同様であるので、説明を省略する。この
実施形態では、給水手段としてのポンプPは、吸水ポン
プとして機能し、処理材7Aで浄化処理された処理水
は、導水手段からポンプPへ導かれ、貯水池へ戻され
る。
【0056】以上のように構成された浄化装置の作用を
説明する。貯水池の底部に設けられた浄化装置のポンプ
Pを駆動させると、各浄化ユニットに設けられた各導水
手段4Aには同じ圧力が加わる。また、給水ユニット内
の各導水手段40Aにも、それぞれに同じ圧力が加わ
る。導水手段4A、40Aにおいては、ループ状(環
状)に形成された導水路41A、410A内において、
どの位置であっても、水を吸い込もうとする圧力は略均
一となる。そして、導水路41Aに両端が連通している
通水路42A内の圧力も、相互に均一となり、各連通孔
43Aから吸い上げる圧力も総じて均一なものとなる。
これは、導水手段40Aについても、同様である。導水
手段4A、40Aからの吸い上げ作用によって、貯水池
内の被処理水は、フィルター72A、処理材7Aの順に
移動する。流量は、処理材7Aに担持された好気性微生
物による浄化作用が十分に可能となる程度の量に維持さ
れる。この流量は、導水路41A、410Aをループ状
(環状)に形成することによって、浄化ユニット、給水
ユニット内における、導水手段4A、40Aを含む平面
に平行な面内においては、均一なものとなる。この結
果、処理材7Aを均一に作用させることができ、浄化処
理機能の効率をあげることができる。処理された水は、
ポンプPを介して貯水地へ返される。ポンプPの排出口
を枝配管440a、440b、440c、440dに接
続すれば、導水手段4A、40Aは、配水手段として機
能し、処理材7Aで浄化された被処理水は、フィルター
72Aを通って、貯水池内へ返される。
【0057】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ループ
状の導水を介してループの内側の通水路から被処理水
を流通させることによって、連通手段(連通孔)を通過
する流量を均一にし、水の流れの速度を処理材に対して
均一に維持することができ、換言すると、処理材の各部
分における水との接触時間が均一となり、低速流速にお
ける微生物浄化処理において、処理効率を向上させた。
この結果、装置全体の大きさの小型化を図ることができ
る。
【0058】請求項2に記載の発明によれば、ループ状
の導水路を介してループの内側の通水路から被処理水を
流通させることによって、連通手段(連通孔)を通過す
る流量を均一にし、水の流れの速度を処理材に対して均
一に維持することができ、換言すると、処理材の各部分
における水との接触時間が均一となり、低速流速におけ
る微生物浄化処理において、処理効率を向上させた。こ
の結果、装置全体の大きさの小型化を図ることができ
る。更に、収納部を水満にすることによって、装置の設
置姿勢に影響を受けずに、浄化効率を維持させることが
できる。
【0059】請求項に記載の発明によれば、貯水部を
ふくむ循環サイクル内に、浄化処理装置を配置すること
によって、貯水部の浄化処理が低コストで可能となる。
【0060】請求項に記載の発明によれば、中水の浄
化に用いることで、安価にかつ迅速に浄化することがで
きる。
【0061】請求項に記載の発明によれば、第1の導
水手段と第2の導水手段との間の被処理水の流速を、
0.5〜10cm/minの範囲とすることで、処理材
内を流れる水の流量を一層均一とすることができ、処理
材を一層均一に作用させることができる。請求項に記
載の発明によれば、導水路内の流速を0.25〜3.0
m/secの範囲内とすることで、水路内の水圧を一層均
一に維持することができ、処理材に供給される水の量を
一層均一にすることができる。請求項に記載の発明に
よれば、好気性微生物により処理を行う構成において
は、処理材に接触する水の速度を低く維持することので
きる本発明の構成に基づく効果が一層有効に発揮され
る。
【0062】請求項に記載の発明によれば、担持体を
木炭とすることで、製造コストを安価にすることができ
る。請求項に記載の発明によれば、シート材により液
密な収納部を構成することで、安価な浄化処理装置を提
供することができる。請求項10に記載の発明によれ
ば、箱体を分解可能とすることによって、入口が狭いた
め設置が困難な場所であっても設置が可能となり、ま
た、運搬作業も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浄化処理装置を備えた水処理の循環サ
イクルを示す模式図である。
【図2】本発明の浄化処理装置の断面正面図である。
【図3】収納体内に納められている構成要素を示す分解
斜視図である。
【図4】収納体の全体斜視図である。
【図5】導水手段の平面図である。
【図6】側面部材の接続部を示す、拡大断面図である。
【図7】箱体と蓋体の接続部を示す、拡大断面図であ
る。
【図8】導水手段の他の構成例を示す平面図である。
【図9】収納体の他の設置例を示す断面正面図である。
【図10】浄化処理装置に被処理水を供給する他の構成
例を示す模式図である。
【図11】導水手段の他の構成を示す平面図である。
【図12】導水手段の他の構成を示す平面図である。
【図13】導水手段の他の構成を示す平面図である。
【図14】浄水処理装置の他の構成を示す分解斜視図で
ある。
【図15】浄水処理装置の他の構成を示す平面図であ
る。
【図16】浄化ユニットの外観を示す全体斜視図であ
る。
【図17】収容シート体の開口端部に設けられた係合部
の構成を示す部分拡大図である。
【符号の説明】
1 浄化処理装置 10 貯水部 101 第1の循環路 102 第2の循環路 2 収納体 21 収納部 22 箱体 221底面部材 222側面部材 23 蓋体 231 天井部材 232 孔 24 フランジ部 241 孔 25 ボルト 26 連結部材 3 シート材 31 箱状シート材 311 締着しろ 312 孔 32 蓋状シート材 321 締着しろ 322 孔 33 パッキン 4 導水手段 40 主配管 41 導水路 42 通水路 421 配管 43 連通孔(連通手段) 44 配管(枝配管) 5 配水手段 51 配水路 52 流水路 53 連通孔(連通手段) 54 配管 6 処理材洗浄手段 61 配気管 62 枝管 63 配気孔 7 処理材 8 ガス抜き手段 W0 被処理水 P 給水手段(ポンプ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 3/02 - 3/12 C02F 3/28 - 3/34

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理水を内部に流通させる収納部を備
    えた収納体と、 前記収納体の収納部に充填され、好気性微生物処理によ
    り被処理水を浄化処理する処理材と、 ループ状に形成された導水路と、 前記導水路のループ内側に配置され、両端が前記導水路
    に接続されている通水路と、 前記通水路にのみ形成され、該通水路内と通水路の外側
    とを連通させる複数の連通手段とを備え、前記収納体の
    収納部内に配置された導水手段と、 前記収納体の収納部内と、収納部の外側とを通水可能に
    区画する通水手段と、 前記導水路には、給水手段の供給口又は吸水口の内いず
    れか一方が接続されていることを特徴とする浄化処理装
    置。
  2. 【請求項2】 被処理水が水満の状態で流通する収納部
    を備えた収納体と、 前記収納体の収納部に充填され、好気性微生物処理によ
    り被処理水を浄化処理する処理材と、 ループ状に形成された第1の導水路と、 前記第1の導水路のループ内側に配置され、両端が前記
    第1の導水路に接続されている第1の通水路と、 前記第1の通水路にのみ複数設けられ、該第1の通水路
    の内部と外側とを連通させる第1の連通手段とを備え、
    前記収納体の収納部内に配置された第1の導水手段と、 ループ状に形成された第2の導水路と、 前記第2の導水路のループ内側に配置され、両端が前記
    第2の導水路に接続されている第2の通水路と、 前記第2の通水路にのみ複数設けられ、該第2の通水路
    の内部と外側とを連通させる第2の連通手段とを備え、
    前記収納体の収納部内に配置された第2の導水手段と、 前記第1の導水手段と前記第2の導水手段は、前記収納
    体内において、前記処理材を挟んだ対向する位置に配置
    され、 前記第1の導水手段には給水手段の供給口又は吸水口の
    内いずれか一方が接続されている浄化処理装置。
  3. 【請求項3】 被処理水が貯められている貯水部と第1
    の導水手段とを通水可能に連結する第1の循環路と、該
    貯水部と第2の導水手段とを連結する第2の循環路とを
    備えた請求項2に記載の浄化処理装置。
  4. 【請求項4】 被処理水は、中水である請求項1〜3の
    いずれか1に記載の浄化処理装置。
  5. 【請求項5】 収納体内における被処理水の流速は、
    0.5〜10cm/minである請求項1〜4のいずれ
    か1に記載の浄化処理装置。
  6. 【請求項6】 第1の導水路内の流速は、0.25〜
    3.0m/secである請求項1〜5のいずれか1に記
    載の浄化処理装置。
  7. 【請求項7】 前記処理材は、好気性微生物を担持した
    担持体を備えている請求項1〜6のいずれか1に記載の
    浄化処理装置。
  8. 【請求項8】 前記担持体は、木炭である請求項7に記
    載の浄化処理装置。
  9. 【請求項9】 前記収納体は、剛体で構成された箱体
    と、前記箱体の内壁に沿って配置された液密性を有する
    袋状のシート材とを備え、該シート材内に、前記処理材
    が収容されている請求項1〜8のいずれか1に記載の浄
    化処理装置。
  10. 【請求項10】 前記箱体は、複数の板状の部材を組み
    合わせることによって分解可能に構成されている請求項
    9に記載の浄化処理装置。
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