JP3508940B2 - 背もたれ付き椅子 - Google Patents

背もたれ付き椅子

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JP3508940B2
JP3508940B2 JP31027493A JP31027493A JP3508940B2 JP 3508940 B2 JP3508940 B2 JP 3508940B2 JP 31027493 A JP31027493 A JP 31027493A JP 31027493 A JP31027493 A JP 31027493A JP 3508940 B2 JP3508940 B2 JP 3508940B2
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克典 濱
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ばね等の弾性に抗して
後傾動する背もたれを備えた椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】後傾動自在な背もたれを備えた椅子に関
する先行技術として、米国特許第4685733号に
は、背もたれを、人の背中を支持する背中支持部と腰を
支持する腰支持部とで形成し、人が背中支持部にもたれ
掛かると、腰支持部が背中支持部に対して相対的に前向
きに突出するようにした発明が記載されている。
【0003】この先行技術によると、背もたれによる支
持面積が増大し、しかも、ロッキング状態で脊髄にかか
る負担を軽減できるため、ロッキング状態での快適さを
向上することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、人の腰(臀
部)は、平面視で後ろ向き凸状に緩く湾曲しているもの
である。しかるに、先行技術は、単に腰支持部を背中支
持部に対して相対的に前向き突出させるに過ぎないた
め、人の腰(臀部)のうち左右中央部の狭い範囲しか支
持されないことになり、このため、ロッキング状態の快
適さを向上することに限度があった。
【0005】本発明は、このように背もたれを背中支持
部と腰支持部とで形成して、腰支持部を背中支持部に対
して相対的に前向き突出させるようにした場合におい
て、背もたれにもたれ掛かった状態での快適さをより一
層向上することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、弾性的に支持された状態で後傾動する背もた
れを背中支持部と腰支持部とで構成し、座体又は座受
け部に、前記背中支持 部の後傾動にて前記腰支持部を前
記背中支持部に対して相対的に前向き突出させるガイド
体を、前記腰支持部の後方に延びるように設けている椅
子であって、前記背もたれにおける腰支持部の背面のう
ち正面視で中央部とその左右両側の部位とに、後向きに
突出する側面視山形の凸部を、当該各凸部に前記ガイド
体が後方から当接するように設けており、前記各凸部と
前記ガイド体とを、前記背中支持部が後傾動すると前記
凸部に対する前記ガイド体の当接箇所が前記凸部の下部
から頂点を超えて上部まで移動するように関連させてお
り、更に、前記腰支持部における中央部の凸部よりも左
右両側部の凸部の突出高さを高く設定することにより、
前記背中支持部の後傾の際に前記腰支持部の中央部より
も左右両側部の方が大きく前向き突出するように構成し
ている
【0007】なお、本願発明において「腰」とは臀部を
含む概念である。
【0008】
【発明の作用・効果】このように構成すると、背中支持
部が後傾した場合に、腰支持部は背中支持部に対して全
体として相対的に前向き突出し、且つ、腰支持部は、そ
の左右両側部が中央部よりも大きく前向き突出する。つ
まり、背中支持部の後傾に際して、腰支持部は、平面視
で前向き凹状に変形する。
【0009】他方、人の腰(臀部)は平面視で後ろ向き
凸状に緩く湾曲しているから、人が背もたれにもたれ掛
かると、人の腰(臀部)は、腰支持部で後方から包み込
まれたような状態になる。このように、人の腰(臀部)
が腰支持部で包み込まれた状態になると、腰支持部によ
る腰(臀部)の支持面積を大きくすることができると共
に、人の姿勢の安定性を向上することができるため、ロ
ッキング状態での快適さを格段に向上することができる
のである。
【0010】また、腰支持部の各凸部が側面視で山形で
あることにより、背中支持部の後傾初期において腰支持
部が大きく突出し、背中支持部がある程度後傾した後は
あまり前向き突出しないため、腰支持部が過度に前向き
突出することを防止できる。この場合、背中支持部の後
傾初期において、腰支持部が平面視で前向き凹の形状に
素早く変形するから、ロッキング状態の快適さをより一
層向上できる利点がある。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図22は第1の実施例であり、これらの図
において符号1は椅子の脚体を、符号2は座受け部を、
符号3は前記座受け部2にて支持された座体を、符号4
はクッション6付きの背もたれを各々示す。背もたれ4
は、側面視L字状に形成した背支持体16にて座受け部
2に後傾動自在に取り付けられている。
【0012】座体3は、合成樹脂製等の座板3′とその
上面に装着したクッション5とで構成されている。前記
座受け部2は、図3及び図5〜11に示すように、前記
脚体1の上端に固着された固定枠体7と、その上方に配
置した可動座受け板8とを備えている。前記可動座受け
板8は座体3よりもやや幅狭に形成されている。
【0013】前記固定枠体7は、上向き開口の箱状に形
成されており、その前部を側面視で斜め上向きに形成し
て、前部の上端に、前記可動座受け板8と同じ幅寸法の
固定座受け板9を固着している。前記可動座受け板8の
下面には、前記固定枠体7の左右両側面に沿って伸びる
垂下片8aが固着されており、これら両垂下片8aの先
端部を、前記固定枠体7の左右両側板7aに形成した第
1軸受け部10に、左右長手の第1枢軸11にて枢着し
ている。
【0014】前記可動座受け板8の左右両側縁と、固定
座受け板9の左右両側縁とに、それぞれスライダー13
を被嵌し、これらスライダー13に前記座体3を固着し
ている。従って、座体3は、前後方向に移動可能である
と共に、後傾動可能であり、且つ、座体3は、その前部
3aと後部3bとの連結個所で屈曲し得る。前記両背支
持杆16における水平部の前端には、固定枠体7の側面
に沿って延びる取り付け板18が固着されており、この
取り付け板18における前部の上下中途部を、前記固定
枠体7における側板7aのうち前記第1枢軸11よりも
やや後方の部位に形成した第2軸受け部19に、左右長
手の第2枢軸20にて枢着している。
【0015】また、前記左右両背支持杆16における取
り付け板18の下端部の間に装架した第1支持軸21
と、前記固定枠体7における左右両側板7aの前端部の
間に装架した第2支持軸22とに、それぞれ左右2個ず
つのばね受け23を被嵌し、これら前後一対ずつのばね
受け23の間に、背もたれ4を弾性的に支持する弾性体
の一例として、コイルばね24を装架している。
【0016】前記背支持体16の取り付け板18と可動
座受け板8とが互いに干渉することなく後傾動し得るよ
うに、第2軸枢軸20が嵌まる第2軸受け部19の突出
寸法を、前記第1枢軸11が嵌まる第1軸受け部10の
突出寸法よりも大きくしている。左右両背支持体16に
おける取り付け板18の上部は、固定枠体7よりも上方
に突出しており、左右両取り付け板18における上端の
前部間に第3支軸25を装架している。一方、座体3の
下面のうち前記第3枢軸25の上方の部位に、左右一対
の側板26aを備えた係合部材26を固着し、この係合
部材26の左右両側26aに形成した下向き開口の係合
溝孔27を、前記第3支軸25に被嵌してる。
【0017】また、左右背支持体16における取り付け
板18の上部に、側面視でやや後傾状に延びる前後長手
のガイド溝28を穿設し、これら両ガイド溝28に、可
動座受け板8における左右両垂下片8aの間に装架した
ガイド軸29の端部を挿入している。可動座受け板8に
おける左右両垂下片8aには、第3支軸25の回動を許
容するための逃がし孔30が穿設されている。また、可
動座受け板8の前端部は、係合部材26の後方移動を許
容するための切り欠かれている(この切り欠きを符号3
1で示す。図3,図6,図11等参照)。
【0018】従って、背支持体16が後傾動すると、座
体3は、可動座受け板8の後傾動と、第3支軸25によ
る押圧作用と、ガイド溝孔28のガイド作用とにより、
後傾動しつつ後方にスライドする(但し、座体3の前部
3aは後方にスライドするだけで後傾動はしない)。次
に、背もたれ4の構造を、主として図4〜図5び図12
〜図16に基づいて説明する。
【0019】背もたれ4は、前面にクッション6を装着
した合成樹脂製のインナーシェル14に、合成樹脂製の
アウターシェル15をねじ止め等の適宜手段で固着する
ことによって中空状に形成されている。インナーシェル
14の左右両側部は、背支持体16の上端部にねじ止め
等の適宜手段で固着されている。また、背もたれ4は、
人の背中A(図16参照)を支持する背中支持部4a
と、人の腰(臀部)Bを支持する幅狭の腰支持部4bを
上下に連接した状態になっている。背もたれ4のうち背
中支持部4aは、荷重が作用しない状態で水平面に対し
て緩い角度θ1(約100度程度)で後傾するようにし
ている(図16参照)。
【0020】他方、腰支持部4bは、2条の縦長スリッ
ト4Bを下向きに切り開くことにより、椅子の正面視で
左右中央部に位置したセンターメンバー4b′と、その
両側に位置したサイドメンバー4b″との三つに分離さ
れている。前記インナーシェル14は板状に形成されて
いる。他方、アウターシェル15の周囲のうち下端縁を
除いた部位には囲い壁15aが形成されている。腰支持
部4bにおけるアウターシェル15には、その変形を許
容するために、左右両側縁間に延びるスリット17が上
下適宜間隔で多数条切り込み形成されている。
【0021】従って、背もたれ4のうち背中支持部4a
は殆ど弾性変形することはないが、背もたれ4のうち腰
支持部4bは側面視で直線状に延びる状態に向かって弾
性変形し、しかも、腰支持部4bの各メンバー4b′,
4b″は、それぞれ背中支持部4aとの付け根を中心に
して前後方向に回動し得る。前記アウターシェル15に
おける各スリット17の溝幅は、囲い壁15aの側縁に
向かって幅広となるように形成されている。従って、ア
ウターシェル15は容易に弾性変形し得る。また、図2
2に示すように、アウターシェル15がある程度まで伸
び変形すると、アウターシェル15の背面部で各スリッ
ト17が閉じた状態になって、腰支持部4bはそれ以上
変形しない。
【0022】なお、図12〜図15及び図17〜図21
ではアウターシェル15を省略している。前記腰支持部
4bにおけるセンターメンバー4b′及びサイドメンバ
ー4b″の背面に、側面視で後ろ向きに突出する山形の
凸部14a′,14a″を固着している。両サイドメン
バー4b″における凸部14a″の突出高さが、センタ
ーメンバー4b′における凸部14a′の突出高さより
も大きくなるように設定している。前記各凸部14
a′,14a″は、腰支持部4bにおける各メンバー4
b′,4b″の左右略中央位置に設けている。
【0023】各凸部14a′,14a″は硬質ゴム等の
弾性体で製造されている。従って、腰支持部4bの各メ
ンバー4b′,4b″は、凸部14a′,14a″を設
けていても伸び変形し得る。前記固定枠体7の後端面に
は、ガイド手段の一例として、背もたれ4における腰支
持部4bの中空部内に向けて略斜め上向きに延びる金属
板製のガイド体35が固着されている。
【0024】このガイド体35には、上向き開口の2条
の切り開き溝35Aを形成することにより、腰支持部4
bの各メンバー4b′,4b″に対応した三つの立ち上
がり部35′,35″を形成している。各立ち上がり部
35′,35″の上端には、後ろ向きに延びるブラケッ
ト35aが左右一対ずつ折り曲げにて形成されており、
各ブラケット35aに装架した1本の支軸35cに、腰
支持部4bにおける各凸部14a′,14a″に接当す
る押圧ローラ35bを回転自在に被嵌している。
【0025】そして、腰支持部4bにおける各メンバー
4b′,4b″の下端に、後ろ向きに延びる左右一対ず
つのブラケット36をそれぞれ固着して、これら左右ブ
ラケット36の先端間に、ガイド体35の立ち上がり部
35′,35″の背面箇所に位置する規制ローラ37を
回転自在に取付ける。前記規制ローラ37は、腰支持部
4bの各メンバー4b′,4b″がガイド体35から過
度に離反することを防止する間隔規制手段の一例であ
り、背もたれ4が後傾する前の状態で、サイドメンバー
4b″における規制ローラ37とガイド体35の立ち上
がり部35″との間には大きな隙間が空き、センターメ
ンバー4b′における規制ローラ37とガイド体35の
立ち上がり部35′との間には殆ど隙間が開かないよう
に設定している。
【0026】前記ガイド体35の押圧ローラ35bと腰
支持部4bの各凸部14a′,14a″とは、次のよう
に関連している。すなわち、図16に示すように、背も
たれ4に荷重が作用しない状態では、押圧ローラ35b
が各凸部14a′,14a″の下端部に位置し、図19
に示すように、背もたれ4が側面視で水平面に対してあ
る角度θ2(実施例では約110度)まで後傾すると、
押圧ローラ35bが凸部14a′,14a″の頂点に位
置し、図22に示すように、背もたれ4が後傾限度の角
度θ3(実施例では約120度)程度まで後傾すると、
押圧ローラ35bが各凸部14a′,14a″の上端部
に位置するように関連させている。
【0027】以上の構成において、椅子に座った人が背
もたれ4にもたれ掛かると、図18〜図22に示すよう
に、背もたれ4は、コイルばね24の弾性に抗して後傾
動して行く。すると、ガイド体35の押圧ローラ35b
と腰支持部4bの凸部14a′,14a″とのガイド作
用により、腰支持部4bの各部分4b′,4b″は、後
傾の過程で伸び変形しつつ、背中支持部4aに対して相
対的に前向きに突出して行く。
【0028】この場合、腰支持部4bに凸部14a′,
14a″を設けたため、背中支持部4aの後傾初期にお
いては、ガイド体35による腰支持部4bの前向き押圧
作用が大きく働いて、素早く突出する。そして、背中支
持部4aがある程度まで後傾した後は、ガイド体35に
よる腰支持部4bの前向き押圧作用はあまり働かず、背
中支持部4aと腰支持部4bとの相対的な姿勢はあまり
変わらない。従って、腰支持部4bが過度に突出して人
の腰Bを圧迫することはない。
【0029】また、腰支持部4bにおけるセンターメン
バー4b′における凸部14a′の高さ寸法よりもサイ
ドメンバー4bにおける凸部14a″の高さ寸法が大き
いため、両サイドメンバー4b″が背もたれ4b′より
も大きく突出する。従って、図17に点線で示すよう
に、背中支持部4aの後傾初期において腰支持部4bで
人の腰(臀部)Bが包み込まれた状態になり、その結
果、快適なロッキング状態を得ることができるのであ
る。
【0030】なお、両サイドメンバー4b″における規
制ローラ37とガイド体35との間隔が広いため、背も
たれ4の後傾初期においては、両サイドメンバー4b″
は、その下端が大きく前向きに突出するように回動し、
その結果、人の腰(臀部)Bの側面寄り部位を素早く支
持できる(背もたれ4がある程度後傾して、規制ローラ
37がガイド体35に接当した後は、両サイドメンバー
4b″は、側面視で引き伸ばされるように変形しつつ背
中支持部4aに対して相対的に突出して行く)。
【0031】他方、腰支持部4bのセンターメンバー4
b′は、その規制ローラ37が当初からガイド体35に
近接しているため、背もたれ4の後傾当初から側面視で
引き伸ばされるように変形しながら後傾して行く。座体
3の後部3aは、前記したように、可動座受け板8の回
動作用と、第3支軸25による押圧作用と、ガイド溝孔
28のガイド作用とにより、背もたれ4の後傾動に連動
して、後傾動しつつ後方にスライドして行き、座体3の
前部3aは、背もたれ4の後傾動にて後方にスライドし
て行く。
【0032】この実施例のように、座体3を側面視で屈
曲するように構成して、座体3のうち前部3aが後方に
スライドのみするように構成すると、人が背もたれ4に
もたれ掛かった状態で座体3の前部で大腿部が突き上げ
られることを防止できる利点がある。実施例では、背も
たれ点(JIS規格で人の上半身が背もたれに最初に当
たる点で、実施例では図1及び図22の点P)と、座位
標準点(座体への荷重の中心点で、実施例では図1及び
図22のH点を想定している)との間の距離は、背もた
れ4が後傾してない状態での寸法L2(図1参照)より
も、背もたれ4が後傾し切った状態での寸法L3(図
参照)が小さくなるのであり、実施例では、L2とL
3との差を約4mm程度に設定している。
【0033】上記の実施例は、背もたれ4におけるイン
ナーシェル14の背面に規制ローラ37を設けた場合で
あったが、規制ローラ37は、アウターシェル15にお
ける下端部の前面に設けても良い。上記の実施例は、凸
部14a′,14a″をゴム等の弾性体で形成した場合
であったが、凸部14a′,14a″を形成する手段と
しては、本願出願人が先の特許出願(特願平5−245
66号)の図16において例示したように、金属板や硬
質合成樹脂製の板を湾曲形成して、これをねじやリベッ
ト等にて固着したり、中空状の状態に一体成形したり、
或いは、インナーシェルを中実状に一体成形するなど、
他の種々の構造を採用することができる。
【0034】また、ガイド体35は板状に形成して腰支
持部4b内に挿入することには限らず、他の種々の態様
を採ることができる。更にまた、背もたれ4における背
中支持部4aと腰支持部4bとは合成樹脂にて一体成形
する必要はなく、別体に構成しても連接しても良いので
ある。図23〜図2で、本発明の他の実施例を示して
いる。
【0035】図23に示す第2実施例は前記第1実施例
の変形例であり、押圧ローラ35を各立ち上がり部3
5′,35″ごとに分断せずに1本にしたものである。
なお、第1実施例の他の変形例として、各押圧ローラ3
5の支軸35cを共通にせずに、支軸35cを各立ち上
がり部35′,35″ごとに分断した状態で設けても良
い。
【0036】図24に示す第3実施例も第1実施例の変
形例であり、腰支持部4bを平面視で直線状に延びるよ
うに形成し、腰支持部4bにおける両サイドメンバー4
b″に凸部14a″を設けるに当たって、凸部14a″
を、背もたれ4の外側寄りの部位に偏位した状態で設け
たものである。このようにすると、両サイドメンバー4
b″がガイド体35で前向きに押圧されるに際して、当
該サイドメンバー4b″のうち左右端部が大きく突出す
るため、腰支持部4bを、人の腰(臀部)に密着するよ
うに変形させることができる。
【0039】図2に示す第実施例は、規制ローラ3
7の取り付け手段の他の例を示すもので、ガイド体35
に、腰支持部4bの各メンバー4b′,4b″に対応し
て縦長のスリット35Bを形成する一方、腰支持部4b
における各メンバー4b′,4b″の下端に、前記スリ
ット35Bから後ろ向きに突出するブラケット36を固
着し、このブラケット36に、支軸37′を介して規制
ローラ37を取付けたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る椅子の主要部の右側面図であ
る。
【図2】背もたれの背面図である。
【図3】主要部の分離斜視図である。
【図4】背もたれの分離斜視図である。
【図5】要部の拡大側面図である。
【図6】図5のVI−VI視平面図である。
【図7】図6のVII−VII視断面図である。
【図8】図6のVIII−VIII視断面図である。
【図9】図6のIX−IX視断面図である。
【図10】図6及び図9のX−X視断面図である。
【図11】座受け部の部分斜視図である。
【図12】アウターシェルを省略した状態での背もたれ
の背面図である。
【図13】図12の要部拡大図である。
【図14】図13のXIV−XIV視断面図である。
【図15】図13のXV−XV視断面図である。
【図16】図13のXVI−XVI視部分断面図である。
【図17】人の腰と腰支持部との関係を示す概略平面図
である。
【図18】図13のXVIII−XVIII視部分断面図であ
る。
【図19】背もたれの後傾途中の状態を図13のXVI−
XVI視箇所で見た図である。
【図20】背もたれの後傾途中の状態を図13のXVIII
−XVIII視箇所で見た図である。
【図21】背もたれが後傾し切った状態を図13のXVI
−XVI視箇所で見た図である。
【図22】図21の全体図である。
【図23】第2実施例の要部平断面図である。
【図24】第3実施例の要部平面図である。
【図25】第4実施例を示す図で、(A)は要部側断面
図、(B)は(A)のB−B視断面図である。
【符号の説明】
1 脚体 2 座受け部 3 座体 4 背もたれ 4a 背中支持部 4b 腰支持部 4b′ 腰支持部のセンターメンバー 4b″ 腰支持部のサイドメンバー 7 固定枠体 14 インナーシェル 14a′,14a″ 凸部 15 アウターシェル 24 コイルばね 35 ガイド体 35′,35″ 立ち上がり部 35b 押圧ローラ 37 規制ローラ
フロントページの続き (72)発明者 高松 俊一 大阪市城東区今福東1丁目4番12号 株 式会社イト−キクレビオ 内 (72)発明者 中迫 勝 京都府向日市上植野御塔道28−24 (56)参考文献 特開 平2−63416(JP,A) 実開 昭62−196047(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 3/026 A47C 7/14 A47C 7/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性的に支持された状態で後傾動する背も
    たれを背中支持部と腰支持部とで構成し、座体又は座
    受け部に、前記背中支持部の後傾動にて前記腰支持部を
    前記背中支持部に対して相対的に前向き突出させるガイ
    ド体を、前記腰支持部の後方に延びるように設けている
    椅子であって、 前記背もたれにおける腰支持部の背面のうち正面視で中
    央部とその左右両側の部位とに、後向きに突出する側面
    視山形の凸部を、当該各凸部に前記ガイド体が後方から
    当接するように設けており、 前記各凸部と前記ガイド体とを、前記背中支持部が後傾
    動すると前記凸部に対する前記ガイド体の当接箇所が前
    記凸部の下部から頂点を超えて上部まで移動するように
    関連させており、 更に、前記腰支持部における中央部の凸部よりも左右両
    側部の凸部の突出高さを高く設定することにより、前記
    背中支持部の後傾の際に前記腰支持部の中央部よりも左
    右両側部の方が大きく前向き突出するように構成してい
    る、 背もたれ付き椅子。
  2. 【請求項2】前記腰支持部は弾性変形するようになって
    おり、この腰支持部を、椅子の正面視で中央部に位置
    センターメンバーとその左右両側に位置するサイドメ
    ンバーとの三つの部分に分離形成し、これらメンバーの
    各々に前記凸部を一つずつ設けている一方、前記ガイド体の上端に、前記腰支持部の凸部に後方から
    当たる押圧ローラを設け、前記腰支持部の下端に、前記
    ガイド体の背面に当たる規制ローラを設けている、 請求項1に記載した背もたれ付き椅子。
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