JP3508584B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP3508584B2
JP3508584B2 JP31097498A JP31097498A JP3508584B2 JP 3508584 B2 JP3508584 B2 JP 3508584B2 JP 31097498 A JP31097498 A JP 31097498A JP 31097498 A JP31097498 A JP 31097498A JP 3508584 B2 JP3508584 B2 JP 3508584B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光電変換素子を用
いて被写体の撮像を行うCCDや、ビデオカメラ装置、
カメラ装置等の撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日におけるビデオカメラ装置には、撮
像管よりも小型軽量化及びローコスト化等が可能なこと
から撮像手段として複数の光電変換素子で形成された固
体撮像部(CCDイメージセンサ)が設けられている。
一般的に、CCDイメージセンサは、光を受光しこれを
電荷として蓄積する光電変換素子を格子状に配置してな
る固体撮像部を有し、各光電変換素子が蓄積した電荷を
読み出し、これを転送してCCD出力として出力する構
成となっている。
【0003】ところで、このような従来のCCDイメー
ジセンサにおいては、光学的な黒基準を調整するために
OB素子が設けられている。このOB素子は、固体撮像
部の外縁部に設けられた光電素子をアルミ等で遮蔽して
光が当たらないようにし、これからの出力を光学的な黒
基準として映像を調節する、いわゆるクランプ処理を行
うものである。
【0004】図5(a)は、従来のビデオカメラ装置に
おいて、黒基準を検出して、画像の調整処理を行うブロ
ック図を示すものである。
【0005】同図において、CCD1の黒基準検出素子
からの出力は、CDS回路2のCLP52に送出され
る。ここで送出される信号は、図5(b)に示すよう
に、映像が含まれる有効映像エリアと、その上端部に位
置する垂直黒基準(VOB)と、側部に位置する水平黒
基準(HOB)とから構成される。
【0006】そして、CLP52において、VOB信号
又はHOB信号に基づいて映像信号のクランプ処理を行
い、BLK53において、VOB信号及びHOB信号を
ブランキングし、これをCDS54及びAGC51に送
出する。なお、これらの各装置はTG55で制御され
る。
【0007】このような従来のCCDイメージセンサで
は、1フィールド期間に1回の間隔で各光電変換素子が
蓄積した電荷を読み出すものであり、図5(b)に示す
ように、撮像される映像は、1フィールドに1枚の画像
が含まれた形となる。
【0008】そして、従来のビデオカメラ装置において
は、OB素子の出力も1フィールド期間に1回の間隔で
読み出している。詳述すると、図5(c)に示すよう
に、水平同期信号HDにおける信号の間、即ち1H(水
平同期)期間に1回の間隔で映像信号が読み出される。
このとき水平黒基準HOB信号は、各映像ラインが水平
方向に読み出される毎に1回だけ読み出される。一方、
1フィールド期間内において、垂直方向にデータが転送
され、この垂直方向の転送の際に、垂直黒基準VOB信
号が、1回だけ読み出される。
【0009】ところで、一般的なCCDイメージセンサ
では、光電変換素子が強い光を受けることによっていわ
ゆるスミア現象が生じる。このスミア現象とは、光電変
換素子が強い光を受けることにより素子が早期に飽和状
態となり、これが周囲の光電変換素子や電荷の垂直転送
に影響を及ぼし、撮像画像において、過度の受光をした
部分の周囲や、上下垂直方向に滲みや線が生じる現象を
いう。このスミア現象による影響は、本来光が当たらな
いOB素子にも及ぶため、OBデータを検出することに
よって、スミア現象の発生を検知することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、従来のCCDイメージセンサでは、1フィー
ルド期間に1回の間隔でOBデータを読み取ることによ
ってスミア現象の検出を行うものであることから、この
間隔では十分な検出精度が得られず、画質の劣化を十分
に防止するのは困難であった。
【0011】特に、1フィールド期間内に複数回光電変
換素子の読み出しを行って、1フィールド期間内に複数
枚の画像を撮像する高速撮像においては、従来の方法で
は、1つの垂直黒基準で、複数枚の画像のスミア検出等
を行うこととなり、クランプ処理の精度が低下する惧れ
がある。
【0012】そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてな
されたものであり、CCD等の撮像装置において高輝度
データによるスミアが発生した際に起こる映像の劣化を
防止し、画質の向上を図ることのできる撮像装置の提供
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に係る撮像
装置は、上述の課題を解決するためになされたものであ
り、光を検出する光電変換素子を行方向及び列方向に多
数格子状に配列してなる固体撮像部を有し、これらの光
電変換素子が受光によって蓄積した電荷を転送して撮像
する撮像装置において、前記固体撮像部には、水平方向
に配列される1又は複数行分の前記光電変換素子が受光
しないように遮蔽して構成される光学的垂直黒基準の検
出用素子を設け、1フィールド期間内に前記各光電変換
素子の読み出しを複数回行い、1フィールド期間内に複
数回行われる前記読み出しをする毎に、前記垂直黒基準
検出用素子の電荷を読み出すものである。
【0014】このような請求項1に係る撮像装置によれ
ば、1フィールド期間内に複数回行われる画像の読み出
しをする毎に、垂直黒基準検出用素子についても読み出
しを行うため、画像毎にスミア等の検出を行うことがで
き、精度よくクランプ処理を行うことができる。
【0015】請求項2に係る発明は、検出した光を電荷
に変換して出力する光電変換素子を行方向及び列方向に
多数格子状に配列してなる固体撮像部と、前記固体撮像
部に設けられ、水平方向に配列される1又は複数行分の
前記光電変換素子が受光しないように遮蔽して構成され
る垂直黒基準検出用素子と、前記固体撮像部における垂
直黒基準検出用素子から出力される電荷に基づきスミア
の発生を検出する検出手段とを備える撮像装置であり、
1フィールド期間内に前記各光電変換素子の読み出しを
複数回行い、前記検出手段においてスミアの発生が検出
されたことに応答して、1フィールド期間内における前
記垂直黒基準検出用素子からの電荷の読み出し回数を、
1フィールド期間内における前記各光電変換素子の読み
出し回数の範囲内で増加させるようにしたものである。
【0016】このような請求項2に係る撮像装置によれ
ば、1フィールド期間内に複数回画像の読み出しを行う
とともに、垂直黒基準検出用の素子の読み出しを、検出
手段の検出結果に基づいて、1フィールド期間内に0回
から画像の読み出し回数分だけ可変的に行うため、必要
に応じて垂直黒基準の読み出し回数を調節することがで
き、種々の撮像モード、撮像条件に応じたクランプ処理
等を行うことができる。
【0017】これにより、例えば、平常時とスミア等の
発生時とで垂直黒基準の読み出し回数を変化させること
ができ、状況に応じて、撮像時の有効ライン数とクラン
プ処理の精度とのバランスを適宜調節することができ
る。
【0018】また、この請求項2に係る撮像装置におい
て、垂直黒基準の読み出し回数を0とした場合には、垂
直黒基準の読み出しや信号処理を省略することができ、
映像信号処理の高速化を図ることができる。
【0019】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
記載の撮像方式において、撮像された画像が表示された
場合に、前記垂直黒基準検出用素子からの信号が、表示
された該画像内に存在するときには、画像内に存在する
該信号を遮蔽する遮蔽手段を有するものである。
【0020】このような請求項3に係る撮像装置によれ
ば、表示画面内に存在する黒基準をブランキングするこ
とによって、例えば信号の値を0とし、垂直黒基準が画
面内に移り込むのを防止することができるとともに、垂
直黒基準が例えばホワイトバランスやアイリス、フォー
カス等の調整に影響を及ぼすのを防止することができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る撮像装置の好
ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細に説
明する。本発明に係る撮像装置は、ビデオカメラ装置に
適用することができる。
【0022】[撮像装置の構成]この本発明の実施の形
態となるビデオカメラ装置100は、図1に示すように
被写体の撮像を行うCCDイメージセンサ1と、CCD
イメージセンサ1からの撮像信号から相関二重サンプリ
ング法を用いてノイズ成分を除去すると共に、これを適
当な利得で増幅して出力するCDS/AGC2と、CD
S/AGC2からの撮像信号をデジタル信号に変換する
ADC3と、このADC3からの出力に対して所定のビ
デオプロセス処理等を施して出力するDSP4とを有し
ている。
【0023】また、このビデオカメラ装置100は、D
SP4からの撮像信号を一旦記憶するメモリ5と、前記
DSP3からの撮像信号をビデオテープに記録し再生す
る記録再生部(VTR)7と、記録時には前記DSP3
からの撮像信号を選択して出力し、再生時には前記記録
再生部7により再生された撮像信号を選択して出力する
切り替えスイッチ11と、メモリ6の記憶読み出し制御
を行うメモリ制御部5とを有している。
【0024】さらに、このビデオカメラ装置100は、
DSP4から供給される撮像信号に応じた画像及び記録
再生部7で再生された画像を表示する、例えば電子ビュ
ーファインダや小型液晶モニタで形成された表示部8
と、例えばテレビジョン受像器等の外部のモニタ装置に
撮像信号を供給するための外部出力端子10と、撮像モ
ードに応じて、記録時にはCCDイメージセンサ1に蓄
積された電荷の読み出し方を可変制御すると共に、再生
時には記録再生部7の再生状態を制御する制御部9とを
有している。
【0025】そして、このビデオカメラ装置100で
は、撮像時(記録時)にあっては、スイッチ11の端子
11bと11cとを接続し、CCD1からの出力をメモ
リ制御部5を介して、表示部8やモニタ装置等に画像を
表示しつつ、撮像信号をVTR7に記録し、再生時にあ
っては、スイッチ11の端子11aと11cとを接続し
てVTR7に記録された撮像信号をメモリ制御部5に出
力し、表示部8、若しくは外部出力端子10を介してモ
ニタ装置等に表示する。
【0026】前述したCCDイメージセンサ1は、図2
に示すような、光電変換素子を、行方向及び列方向に多
数格子(2次元マトリクス)状に配列してなる固体撮像
部17を有するとともに、各光電変換素子が受光によっ
て蓄積した電荷を電気信号として出力するものである。
【0027】すなわち、このCCDイメージセンサ1で
は、固体撮像部17において光電変換素子が蓄積した電
荷を、各垂直転送路21を介して水平転送路22に垂直
転送した後、水平転送路22において水平転送し、アン
プ23、出力端子24を経て、前記CDS/AGC2に
供給される。なお、このCCDイメージセンサ1は、後
述する高速撮像モードにおいて、1フィールド期間内に
複数枚の画像を撮像する場合に、不要な電荷を掃き出す
ためのドレーン手段(図示せず)が設けられている。
【0028】また、上記固体撮像部17は、本実施形態
においては、光学像を撮像すべく受光し映像を撮像する
有効映像エリア12と、この有効映像エリア12の周囲
に配置される光電変換素子を例えばアルミ等により遮蔽
してなる光学的黒基準を検出するための垂直黒基準検出
素子VOB13,14及び水平黒基準検出素子HOB1
5,16とを有する。
【0029】VOB13,14は、固体撮像部17の最
上段及び最下段に水平に配列された光電変換素子を遮蔽
してなるものであり、有効映像エリア12における垂直
方向の黒基準を検出するものである。また、HOB1
5,16は、固体撮像部17の左右に垂直に配列された
光電変換素子を遮蔽してなるものであり、有効映像エリ
ア12における水平方向の黒基準を検出するものであ
る。
【0030】また、このDSP4には、図3(a)に示
すように、DSP4に供給される信号のうち、VOB信
号及びHOB信号の値を0とするためのブランキング手
段BLK25と、映像信号のホワイトバランスやアイリ
ス(絞り)、フォーカス等を自動で調節する自動制御手
段AUTO26と、AUTO26からの出力に基づいて
映像信号を加工しDSP4に対して出力するマイコン2
7とが設けられている。
【0031】[撮像時の動作]次に、このような構成を
有する当該実施の形態のビデオカメラ装置100の動作
説明をする。このビデオカメラ装置100には、固体撮
像部17の光電変換素子の読み出しを1フィールド期間
内に1回だけ行う「通常撮像モード」と、読み出しを1
フィールド期間内に複数回行う「高速撮像モード」が備
えられている。
【0032】(通常撮像モード時の動作)この通常撮像
モードにおいては、1フィールド期間内に1回だけ光電
変換素子の読み出しを行うとともに、VOB信号の読み
出しも1フィールド期間内に1回だけ行う。すなわち、
通常撮像モードでは、1フィールド期間に1回、すなわ
ち1/60秒間隔で、固体撮像装置17のすべての光電
変換素子について読み出しを行い、1フィールド期間に
1枚の画像を撮像する。なお、光電変換素子の読み出し
の際HOB信号は、画像の各ラインを読み出す毎に出力
される。
【0033】(高速撮像モード時の動作)この高速撮像
モードにおいては、1フィールド期間内に光電変換素子
の読み出しを複数回行い、1フィールド期間内に複数枚
の画像を撮像する。本実施形態においては、例えば1フ
ィールド期間内に2回、すなわち1/120秒間隔で、
固体撮像装置17のすべての光電変換素子について読み
出しを行い、1フィールド期間に2枚の画像を撮像す
る。
【0034】この高速撮像モードにおけるVOBの読み
出しについては、以下の形態を採ることができる。
【0035】高速撮像モード時の実施形態1 この実施形態では、普段はVOBの読み出しを行わず、
有効ラインを最大限に使用して撮像を行う。このとき、
スミア等による異常値の検出は、HOB信号のみに基づ
いて行う。
【0036】そして、DSP4は、HOB信号において
異常値が検出した場合、これをTG91に通知し、これ
を受けてTG91は、CCD1、CDS/AGC2及び
ADC3の駆動を制御することによって、VOB信号の
読み出しの方式を変更する。
【0037】このVOB信号の読み出しの方式には、図
3(b)に示すような、1フィールド期間にVOB信号
を1回読み出し、1つのVOB信号で2枚の画像のクラ
ンプ処理を行う方式と、図3(c)に示すような、1フ
ィールド期間に複数回(本実施形態では2回)行われる
画像の読み出しをする毎にVOB信号を読み出し、1つ
の画像に対して1つのVOB信号でクランプ処理を行う
方式とがある。
【0038】この図3(b)に示す方式において、DS
P4によるスミア検出及びクランプ処理の後にはVOB
信号は不要となることから、BLK25からブランキン
グパルスを発生することによって、VOB信号の値を0
としたうえで、これをAUTO26やマイコン27に信
号を送出する。
【0039】一方、図3(c)に示す方式においても、
DSP4によるスミア検出及びクランプ処理の後には、
VOB信号は不要となることから、BLK25によって
ブランキングを行うことが好ましい。特に、本方式では
複数回VOB信号を読み出すため、2回目以降のVOB
信号が画面内に存在することとなるため、AUTO26
におけるホワイトバランスの調整等に影響を及ぼす惧れ
があるので、画面内に存在するVOB信号をブランキン
グするようにBLK25によってブランキングパルスを
発生する。
【0040】なお、これらの方式は、DSP4が必要に
応じて、例えば発生したスミアの程度に応じて適宜選択
するようにしてもよいし、操作者が選択するようにして
もよい。
【0041】このような実施形態1によれば、普段はV
OB信号の読み出しを行わないため、その分高速に信号
の転送・処理を行うことができるとともに、有効ライン
数を最大にすることができ高品質な画像を撮像すること
ができる。そして、スミア等が発生した場合には、2つ
の方式を選択するため、必要な回数だけVOB信号を読
み出すことができ、状況に応じてクランプ処理の精度を
調節することができる。
【0042】高速撮像モード時の実施形態2 この実施形態では、普段は、図3(b)に示すように、
1フィールド期間に1回だけVOB信号の読み出しを行
う。すなわち、1フィールド期間において、2枚の画像
に対して1つのVOB信号で、スミア等の検出を行う。
このとき、DSP4によるスミアの検出をした後、AU
TO26ではVOB信号が不要になることから、VOB
信号信号をBLK25によってブランキングする。
【0043】そして、DSP4は、スミア等によるVO
B信号の異常値を検出した場合、これをTG91に通知
し、これを受けてTG91は、CCD1、CDS/AG
C2及びADC3の駆動を制御することによって、VO
B信号を1フィールド期間に複数回、本実施形態では、
1フィールド期間内に2回VOB信号読み出すことによ
って、2枚の画像に対して2つのVOB信号を対応させ
るようにする。このときも上述したように、画面内に存
在するVOB信号をブランキングするようにBLK25
によってブランキングパルスを発生させる。
【0044】このような実施形態2によれば、普段はV
OB信号の数を1つとしておき、VOB信号に要する分
の読み出し期間を映像撮像用に用いることができ、有効
映像ライン数を増大させることができる。また、本実施
形態では、普段にあっては、1フィールド期間内に少な
くとも1回はVOB信号によるスミアの検出を行うた
め、スミア等の異常が発生した場合に迅速にスミア防止
のための処理を開始することができる。また、スミア等
が発生した際にあっては、VOB信号の数を増大させる
ことによって、クランプ処理の精度を向上させることが
でき、スミア等による画像の劣化を抑制することができ
る。
【0045】[変形例]上述したビデオカメラ装置10
0については、以下のような変形をすることができる。
すなわち、上述した実施形態において1フィールド期間
内に複数回、画像の読み出しを行う高速撮像モードの場
合に、固体撮像部17において読み出しを、任意の光電
変換素子から開始することで、手ぶれ補正を行うことが
できる。
【0046】詳述すると、1フィールド期間内に複数の
画像を撮像する際、ビデオカメラ装置100に設けられ
た手ぶれ検出手段(図示せず)によって、装置の傾斜や
上下左右への振動を検出し、これによってビデオカメラ
装置100に対する被写体の相対的な移動を算出し、こ
の算出結果に基づいて読み出しを開始する光電変換素子
を変更する。
【0047】例えば、CCD1が上方に移動するように
ビデオカメラ装置100が傾斜した場合、被写体は撮像
画面上において下方に移動する。これに対応するよう
に、図4に示すように、読み出しを開始する光電変換素
子を下方にずらして有効映像えらを下方に移動させるこ
とにより、被写体の移動を相殺することができる。
【0048】この場合においても、上述した、のよ
うな高速撮像モードにおける実施形態を採ることによっ
て、状況に応じたスミアの検出、クランプ処理等を適切
に行うことができ、撮像画像の向上を図ることができ
る。
【0049】
【発明の効果】本発明に係る撮像手段によれば、ビデオ
カメラ装置等のCCDイメージセンサを備えた撮像装置
で、例えば1フィールド期間内に複数回画像の読み出し
を行う高速モードを採用する場合においても、高輝度デ
ータによるスミア等、撮像信号に異常が発生した際に起
こる映像の劣化を、各撮像モードに応じて適切に防止
し、画質の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る撮像装置を適用した実施の形態の
ビデオカメラ装置を模式的に示すブロック図である。
【図2】前記実施の形態のビデオカメラ装置に設けられ
ているCCDイメージセンサの構成を示す図である。
【図3】前記実施の形態におけるビデオカメラ装置の撮
像時の動作を示す説明図であり、(a)は動作時のブロ
ック図であり、(b)及び(c)は高速撮像モード時に
おけるVOB信号の読み出し形態を示すタイミングチャ
ートである。
【図4】前記実施形態における変形例を示す図であり、
固体撮像装置の有効映像エリアを模式的に示す図であ
る。
【図5】従来のビデオカメラ装置の説明図であり、
(a)はそのブロック図であり、(b)は撮像信号を模
式的に示す図であり、(c)は撮像信号のタイムチャー
トを示すものである。
【符号の説明】
1…CCDイメージセンサ、2…相関二重サンプリング
/自動利得制御部(CDS/AGC)、3…アナログ・
デジタル変換(ADC)、4…デジタルシグナルプロセ
ッサ(DSP)、13,14…VOB、15,16…H
OB、21…垂直転送路、22…水平転送路、23…ア
ンプ、25…BLK、26…AUTO、27…マイコ
ン、91…TG
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 5/232 H01L 27/14 B (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/222 - 5/257 H04N 5/30 - 5/335 H01L 27/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を検出する光電変換素子を行方向及び
    列方向に多数格子状に配列してなる固体撮像部を有し、
    これらの光電変換素子が受光によって蓄積した電荷を転
    送して撮像する撮像装置において、 前記固体撮像部には、水平方向に配列される1又は複数
    行分の前記光電変換素子が受光しないように遮蔽して構
    成される光学的垂直黒基準の検出用素子を設け、 1フィールド期間内に前記各光電変換素子の読み出しを
    複数回行い、 1フィールド期間内に複数回行われる前記読み出しをす
    る毎に、前記垂直黒基準検出用素子の電荷を読み出すこ
    とを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 検出した光を電荷に変換して出力する光
    電変換素子を行方向及び列方向に多数格子状に配列して
    なる固体撮像部と、 前記固体撮像部に設けられ、水平方向に配列される1又
    は複数行分の前記光電変換素子が受光しないように遮蔽
    して構成される垂直黒基準検出用素子と、 前記固体撮像部における垂直黒基準検出用素子から出力
    される電荷に基づきスミアの発生を検出する検出手段と
    を備える撮像装置であり、 1フィールド期間内に前記各光電変換素子の読み出しを
    複数回行い、前記検出手段においてスミアの発生が検出されたことに
    応答して、1フィールド期間内における前記垂直黒基準
    検出用素子からの電荷の読み出し回数を、1フィールド
    期間内における前記各光電変換素子の読み出し回数の範
    囲内で増加させるようにした ことを特徴とする撮像装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の撮像装置におい
    て、 撮像された画像が表示された場合に、前記垂直黒基準検
    出用素子からの信号が、表示された該画像内に存在する
    ときには、画像内に存在する該信号を遮蔽する遮蔽手段
    を有することを特徴とする撮像装置。
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