JP3508298B2 - 突極型回転機におけるロータのポールの形状 - Google Patents

突極型回転機におけるロータのポールの形状

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忠義 山谷
哲男 大石
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神鋼電機株式会社
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K2201/00Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to the magnetic circuits
    • H02K2201/06Magnetic cores, or permanent magnets characterised by their skew

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Synchronous Machinery (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は一般に電動機や発電機
に関し、特に電動機や発電機の突極型のロータのポール
の形状の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】同期機や誘導機などでは、電動機として
のトルクリップルや発電機としての波形の改善などを目
的として、スロットのスキューを行うことがよく知られ
ている。このスキューを施すことにより、巻線に鎖交す
る磁束の急峻な変化を抑制してトルクリップルを低減し
たり、発電電圧の波形を改善したりする効果がある。し
かし、スキューにも欠点があり、その一つは軸方向軸推
力の発生である。電動機の場合を例にとれば、本来電動
機内部で発生する力はロータの接線方向への力であり、
これがトルクとなる。しかし、巻線のスロットをスキュ
ーすることにより、発生する力はスキューした角度の分
だけ斜めの方向への力となる。この力の回転方向成分が
トルクとなり、軸方向成分はトルクに比べて遥かに小さ
いため、小型モータにおいては殆ど問題にならないが、
大型の回転機においてはその絶対値が大となり、しばし
ば問題となる。特に、メタル軸受を使用した場合、軸受
に軸推力が負荷として掛かり、摩耗が発生して寿命を短
くしてしまう。ここで、図4及び図5を参照して従来の
突極型回転機について説明する。図4は突極型回転機の
ロータのポールの形状の斜視図、図5は突極型回転機の
ステータの斜視図である。ロータのポール1の形状は図
4のように普通の長方形としており、スキューはステー
タに施していた。つまりステータ2の図5のようにスキ
ューされた溝3はスキューの方向が一方向であり、フレ
ミングの法則により、導体の中を流れる電流によって発
生する力はスキューした導体と直角であるから、スキュ
ーの分だけ斜めとなる。従って、ロータに作用する力は
ロータの回転方向成分であるトルクとそれに直角な軸方
向成分との両方を持つことになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の軸方
向軸推力は、モータの回転に不必要な力であるばかりで
なく、様々な悪影響を及ぼす。メタル軸受を用いた回転
機では、この軸方向軸推力をメタル軸受で支持すること
になるため、軸受の構造が複雑になったり、軸受が摩耗
したりする問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述のよう
な軸方向軸推力を発生せす、しかも本来のスキューの目
的であるリップル低減効果や発電機の波形改善効果も十
分持たせるため、第1の発明として、突極型回転機にお
いて、ステータは、スキューを行わず軸方向に平行にス
ロットを切っており、ロータのポールは、回転軸に対し
て対称に、且つ、対になるポールは互いに逆向きの台形
形状を有することにより、前記ロータのポールのスキュ
ーによる軸推力が全体として相殺されてほぼ零になるよ
うになっている突極型回転機におけるロータのポールの
形状を提供し、第2の発明として、突極型回転機におい
て、ステータは、スキューを行わず軸方向にスロットを
切っており、ロータのポールは、菱形のように中心部が
太く左右対称の形状を有することにより、前記ロータの
ポールのスキューによる軸推力が全体として相殺されて
ほぼ零になるようになっている突極型回転機におけるロ
ータのポールの形状を提供しようとするものである。
【0005】
【作用】上記の第1及び第2の発明のいずれの場合も、
対称なスキューにより発生する軸推力は反対向きであ
り、且つその大きさは等しい。従って、これらの軸推力
は互いに相殺して零になり、ロータ全体としては、軸推
力は発生しないことになる。
【0006】
【実施例】以下、本発明による突極型回転機のロータの
実施例について図1乃至図3を参照して説明する。図1
は第1の発明に対応する第1実施例の斜視図、図2は第
2の発明に対応する第2実施例の斜視図である。図3は
図2の第2実施例の変更例としての第3実施例の斜視図
である。 第1実施例:図1において、ロータ11は、回転軸12
の周りの四等分位置にポール13と15、及び14と1
6がそれぞれ対称位置に配設され、対になるポールは互
いに逆向きの台形形状を有し、ポール13と15、及び
14と16は長辺と短辺の位置が逆方向同士が組になっ
ている。 第2実施例:図2において、ロータ17は、回転軸12
の周りの四等分位置に菱形のように中心部が太く左右対
称の形状を有し、同じ形状のポール18、19、20、
21が配設される。 第3実施例:図3において、ロータ22は、第2実施例
の変更例で、半径方向内方の菱形部P1部と半径方向外
方が長方形部P2との合体の形状を有し、同じ形状のポ
ール23、24、25、26が配設されている。 上記第1乃至第3実施例のいずれのロータにおいても、
界磁巻線による軸推力は、対称形のスキューにより、反
対向きでその大きさは等しい。従って、軸推力は互いに
相殺されて零になり、ロータ全体としては軸推力を発生
しないことになる。
【0007】
【発明の効果】本発明による突極型回転機におけるロー
タのポールの形状は、上述のようなポールの形状を用い
てスキューを施すことにより、通常のスキューの効果と
同様に、スキュー本来の目的であるトルクリップルの除
去や電圧波形の改善効果を得るとともに、ロータには軸
推力を発生しないので、軸受に軸推力が掛からず、軸受
構造の簡略化や軸受の長寿命化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による突極型回転機におけるロータのポ
ールの形状の第1実施例の斜視図である。
【図2】本発明による突極型回転機におけるロータのポ
ールの形状の第2実施例の斜視図である。
【図3】本発明による突極型回転機におけるロータのポ
ールの形状の第3実施例の斜視図である。
【図4】突極型回転機の従来のロータのポールの形状の
斜視図である。
【図5】突極型回転機の従来のステータの斜視図であ
る。
【符号の説明】
11、17、22:ロータ 12:回転軸 13〜16:ポール 18〜21:ポール 23〜26:ポール P1:菱形部 P2:長方形部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−298924(JP,A) 実開 昭63−658(JP,U) 実開 昭59−97544(JP,U) 特公 昭48−14801(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 1/26 H02K 15/02 H02K 19/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突極型回転機において、ステータは、ス
    キューを行わず軸方向に平行にスロットを切っており、
    ロータのポールは、回転軸に対して対称に、且つ、対に
    なるポールは互いに逆向きの台形形状を有することによ
    り、前記ロータのポールのスキューによる軸推力が全体
    として相殺されてほぼ零になるようになっていることを
    特徴とする突極型回転機におけるロータのポールの形
    状。
  2. 【請求項2】 突極型回転機において、ステータは、ス
    キューを行わず軸方向にスロットを切っており、ロータ
    のポールは、菱形のように中心部が太く左右対称の形状
    を有することにより、前記ロータのポールのスキューに
    よる軸推力が全体として相殺されてほぼ零になるように
    なっていることを特徴とする突極型回転機におけるロー
    タのポールの形状。
  3. 【請求項3】 突極型回転機において、ロータのポール
    は、半径方向内方の菱形部と外方の長方形部との合体の
    形状を有する請求項2記載の突極型回転機におけるロー
    タのポールの形状。
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DE19729034A1 (de) 1997-07-08 1999-01-21 Aloys Wobben Synchrongenerator zum Einsatz bei Windenergieanlagen sowie Windenergieanlage
JPH11113228A (ja) 1997-10-01 1999-04-23 Toyota Autom Loom Works Ltd リラクタンスモータ
JP2004260935A (ja) * 2003-02-26 2004-09-16 Asmo Co Ltd 回転電機のコア
DE102004009125A1 (de) * 2004-02-25 2005-09-15 Robert Bosch Gmbh Hauptelement für eine elektrische Maschine
JP6101550B2 (ja) * 2013-04-25 2017-03-22 アイシン精機株式会社 超電導回転機

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