JP3507308B2 - 磁気ヘッドの磁界測定方法および測定装置 - Google Patents

磁気ヘッドの磁界測定方法および測定装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば磁気ヘッド
の磁界発生部から得られる磁界の測定に係り、特に高周
波帯において磁気ヘッドから発生する磁界強度、さらに
は磁界波形を高精度に測定できる磁気ヘッドの磁界測定
方法および磁界測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ヘッドなどから発生する磁界を測定
する方法には、従来よりホール素子を用いる方法、磁束
検出コイルを用いる方法が一般的に使用され、その他M
R素子やMFMなどの方法がある。図5は、従来の磁界
測定方法を示し、(A)はホール素子による検出方法を
示す回路構成図、(B)は検出コイルによる回路構成図
である。
【0003】ホール素子による測定方法は、最も一般的
に使用されている方法である。図5(A)に示すホール
素子1の一端に電流Iが流され、この電流Iに直角な方
向から磁束密度Bの磁界を与えられると、ホール効果に
よりホール素子1の他端側に電圧が発生する。この時発
生する起電力Vは、Rhをホール係数、dをホール素子
の厚さとするとV=Rh・B・I/d[v]で示され、
被測定磁界を電圧値に換算して測定できるようになって
いる。また、直流増幅器は交流増幅器に比べ安定性がよ
くないことから、一般的にはホール素子1に流す電流I
が交流定電流発生器2から得られ、被測定磁界が直流で
も、ホール素子1に発生する電圧は電流と同じ周波数の
交流信号となり、その振幅が被測定磁界の大きさと一致
する。この電圧を増幅器3で増幅し、同期整流器4にお
いて交流電流信号で同期検波することにより、磁界の大
きさと極性を知ることができる。被測定磁界が交流の場
合は、磁界が交流電流の周波数で変調を受けることにな
るが、ホール素子1に発生する電圧を増幅し、同期検波
することにより交流磁界の大きさを測定することができ
るものとなっている。
【0004】一方、図5(B)に示す磁束検出コイルを
用いた方法では、巻数nの検出コイル5が使用され、こ
の検出コイル5に単位時間t内に磁束φが鎖交すると、
電磁誘導の法則により検出コイル5の両端には、V=−
n・dφ/dtの電圧が発生する。この電圧Vを増幅器
6で増幅することにより、磁界の強さに比例した電圧V
を得ることができる。また電磁誘導の法則より、検出コ
イル5に誘起される電圧Vは、磁界の変化する速さ、す
なわち周波数fに比例するため、高周波領域では検出コ
イル5の巻数nを低減できるものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た各方法で磁気ヘッドの磁界強度を測定しようとした場
合、以下に示すような問題がある。上記ホール素子1を
使用した方法では、測定可能な周波数帯が数KHzと低
いものであるため、数10MHz帯で駆動される最近の
磁気ヘッドに対応できないという問題がある。
【0006】また、上記検出コイル5を用いた方法で
は、理論的に高周波帯で有効な測定が可能である。しか
しながら、検出コイル5を用いた上記のような測定装置
および方法では、高周波帯になればなるほど放射ノイズ
の影響を受けやすい。例えば10MHz以上の周波数帯
では、磁界を測定しているのか、あるいはノイズを測定
しているのか解らなくなるほど放射ノイズの影響が大き
いことが一般的に知られている。すなわち、磁気ヘッド
の駆動周波数帯と放射ノイズの周波数帯とは、共に数1
0MHzの周波数帯で一致するため、最も検出したい数
10MHz帯における磁界強度を高精度で測定すること
ができないという問題があった。
【0007】特に、検出コイルに1ターンなどの巻数の
極めて少ないコイルを使用した場合には、高周波帯にな
るほど検出感度が向上され、僅な磁束の変化を検出でき
るものとなるが、これに伴って磁気ヘッドの駆動コイル
などからの放射ノイズも相対的に大きな値で検出されて
しまうため、検出コイル5からの磁界出力は全体的にノ
イズの影響が大きいものとなる。
【0008】また、フィルタ等を使用してもノイズを除
去することも考えられるが、磁界出力の信号とノイズの
出力信号が同様の周波帯であるため、ノイズのみを正確
に除去することは困難である。よって、上記従来の測定
装置および測定方法では、高精度に磁界強度を測定する
ことができないものであった。さらに検出コイルを用い
た測定方法では、微分波形が得られることになるため、
磁気ヘッドの磁界発生部から発せられる磁界の変化状態
を適切に把握することができない。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するための
ものであり、高周波帯における磁界強度さらには磁界波
形を高精度に測定できる磁気ヘッドの磁界測定方法およ
び磁界測定装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ヘッドの磁
界測定方法は、以下の工程を有することを特徴とするも
のである。 (a) 磁気ヘッドに交流電流を与え、磁気検出手段で
1の位置における磁気ヘッドからの磁界出力を検出して
第1の検出値とする工程、 (b)磁気ヘッドに(a)工程と同じ交流電流を与えた
まま、前記磁気検出手段を前記第1の位置に対し前記磁
気ヘッドから徐々に離間させ、検出磁界出力が一定レベ
ルに収束したときの前記磁気検出手段の位置を第2の位
置とするとともに、この位置での磁気ヘッドからの磁界
出力を第2の検出値とする工程、 (c)前記 第1と第2の検出値の差をとる工程。
【0011】
【0012】すなわち、本発明では、磁気検出手段で少
なくとも2回磁界の測定を行うが、この2回の測定にお
いて、検出磁界強度を異ならせ、且つ同じ程度のノイズ
を検出できるようにして、2つの検出値の差をとること
により、前記ノイズを相殺するものである。したがっ
て、第2の検出値を得るときに、磁界検出手段を磁界発
生部から十分に離し、第2の検出値としてほぼノイズの
みを検出することが好ましい。
【0013】上記において、磁気検出手段は、磁気抵抗
効果素子または1ターン以上の検出コイルである。
【0014】これらの素子を用いることにより、例えば
MHz帯域のきわめて高い周波数の磁界の検出が可能で
ある。
【0015】また、磁気検出手段を検出コイルとし、こ
の検出コイルでの検出出力を積分して、磁界発生部から
の磁界波形が検出されるものとすると、高い周波数帯域
の磁界を検出できるとともに、磁界波形の検出が可能に
なる。すなわち、従来不可能とされていた、MHz帯域
などの高い周波数の発生磁界の波形を高精度に検出でき
る。
【0016】
【0017】
【0018】また、本発明の磁界測定装置は、磁気ヘッ
ドの設置部と、前記磁気ヘッドに交流電流を与える駆動
回路と、磁気ヘッドからの磁界出力を検出する1ターン
以上の検出コイルと、前記検出コイルを磁気ヘッドに
して第1の位置および前記第1の位置よりも磁気ヘッ
ドから離れており、磁気ヘッドからの検出磁界出力が一
定レベルに収束する第2の位置とに対向させるコイル支
持部と、前記第1の位置で前記検出コイルにより検出し
た磁気ヘッドからの磁界出力の大きさを示す第1の検出
値と前記第2の位置で前記検出コイルにより検出した磁
気ヘッドからの磁界出力の大きさを示す第2の検出値と
の差をとるとともに前記検出値を積分する解析回路と、
が設けられていることを特徴とするものである。
【0019】
【0020】本発明は、ファラデーの電磁誘導の法則を
基本とするものである。すなわち、磁気ヘッドの駆動周
波数が高くなればなるほど、磁気ヘッドから発生される
磁束の変化率(dφ/dt)が高くなる。よって、検出
コイル内を鎖交する全磁束の変化率も高くなるため、こ
れに起因して発生する起電力も大きくなる。また、この
起電力は検出コイルの巻数に比例するため、極めて高い
周波数帯ではコイルの巻き数が1ターンであっても十分
な磁界出力を得ることが可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は、本発明における磁気ヘッドの磁
界測定装置を示す回路構成図である。図1に示す磁界測
定装置では、発振器11に増幅器12が接続され、この
増幅器12に被測定磁界である磁気ヘッドHが接続され
ている。発振器11と増幅器12とで、磁気ヘッドHに
交流磁界を与える駆動回路が構成されている。磁気ヘッ
ドHは例えば光磁気ディスク装置用であり、スライダに
コアが埋設されて、コアの対向ギャップ部が磁界発生部
とされているものであり、磁気ヘッドHは所定の保持治
具(接地部)に前記スライダを介して固定保持されてい
る。
【0022】磁気ヘッドHの近傍には、磁界強度を測定
する磁気検出手段として検出コイル13が設けられてい
る。この検出コイル13は、コイル支持部に支持されて
いる。このコイル支持部は、同じ距離だけ2段階に移動
するマニュピレータなどであり、このコイル支持部の移
動動作により、検出コイル13は、磁気ヘッドHの磁界
発生部にきわめて接近する位置と、その位置からわずか
に離れる位置とへ移動させられる。前記検出コイル13
の出力端子は波形記録手段14に接続されている。ま
た、増幅器12の出力が電流プローブ15で取得され、
波形記録手段14に入力されている。そして、この波形
記録手段14には解析手段16が接続されている。
【0023】発振器11は、例えばパルスジェネレータ
ーなどであり、DCから数10MHzまでの方形波を出
力できるものが使用される。磁気ヘッドHは、発振器1
1からの出力信号を増幅器12で増幅された駆動信号を
受けて駆動される。あるいは発振器11の駆動信号が所
定の駆動電流を供給可能である場合には、発振器11か
らの出力信号により直接磁気ヘッドHを駆動するもので
あってもよい。電流プローブ15で取得された駆動信号
の電流波形は、検出コイル13からの磁界出力信号のト
リガ信号として使用される。よって、検出コイル13の
磁界出力が微弱な信号であっても、確実に同期が取れる
ようになる。なお、増幅器12の電流出力の代わりに、
例えば発振器11の出力信号を直接波形記録手段14に
入力してもよい。
【0024】図1では、検出コイル13の磁界出力が直
接波形記録手段14に入力されている。波形記録手段1
4は、例えばディジタイジング・オシロスコープやディ
ジタルメモリなどが使用される。波形記録手段14がデ
ィジタイジング・オシロスコープである場合には、表示
画面にディジタル処理後の検出コイル13の磁界出力波
形(微分波形)および電流プローブ15の電流波形が直
接表示される。ただし、検出コイル13で取得される磁
界出力波形は、上述したV=−n・dφ/dtにより表
わされる微分波形を電圧値に換算したものである。また
波形記録手段14がディジタルメモリである場合には、
波形記録手段14内にディジタル処理後の検出コイル1
3の磁界出力波形(微分波形)および駆動電流の波形デ
ータが一時的に格納される。
【0025】波形記録手段14に記録された検出コイル
13の磁界出力のデータは、解析手段(解析回路)16
に取り込まれ解析される。解析手段16は、例えばコン
ピュータから構成されており、コンピュータ内に組み込
まれた解析ソフトウエアにより、各種の解析が可能とな
る。例えば、波形記録手段14内に格納されている検出
コイル13の磁界出力のデータを取り込み、解析ソフト
ウエアにより積分処理がなされた後の磁界強度を示す波
形がコンピュータ上の表示装置に表示できるようになっ
ている。
【0026】
【実施例】以下、本発明における磁界測定装置を用いた
磁界測定方法について具体的に説明する。なお、以下に
示す実施例では、線径15μmの極細導線を1ターン巻
いてガラス基板に接着し、その表面に厚さ20μmの保
護シートが被せられ、コイル13の内径が75μm、保
護シート表面からコイルの中心までの実効距離が30μ
mに形成した検出コイル13を磁気検出手段として使用
したものである。
【0027】図2(A)は検出コイルの磁界出力を示
し、符号は検出コイルを磁気ヘッドに接近させた状態
(第1の位置)における第1の磁界出力(第1の検出
値)の波形図、符号は検出コイルを磁気ヘッドから離
間させた状態(第2の位置)での第2の磁界出力(第2
の検出値)の波形図、図2(B)は(A)の第1の磁界
出力から第2の磁界出力を差し引いた波形図であ
る。
【0028】上述の検出コイル13を磁気ヘッドHに近
接させると、図2(A)の第1の磁界出力に示すよう
な出力信号が検出される。また検出コイル13を磁気ヘ
ッドから徐々に離間させると、その磁界出力も徐々に小
さくなり、ほぼ一定のレベルに収束する。この一定レベ
ルで測定される磁界出力は、磁気ヘッドHのコイルなど
から発生する放射ノイズと推測され、磁気ヘッドHのみ
を完全にシールドすることは不可能であるため、必ず磁
界出力に重畳されて検出される。また放射ノイズは、磁
界出力が磁気ヘッドHの周囲に極めて近接的に発生する
のに比べ、より遠隔的に生じることが確認できる。よっ
て、磁気ヘッドHから検出コイル13を徐々に離間さ
せ、一定のレベルとなる位置で磁界出力を測定すること
により、放射ノイズを検出することができる。なお、本
実施例での磁気ヘッドHの磁界発生部と磁気検出手段の
検出コイルとの距離(スペーシング)は、第1の位置で
0.03mm、第2の位置で2.3mmとした。
【0029】したがって、検出コイル13を接近させた
状態で検出した第1の磁界出力から放射ノイズの第2
の磁界出力を差し引くことにより、放射ノイズを排除
した磁気ヘッド自身の磁界出力を求めることができる。
このように差分のみを求めたのが図2(B)に示す磁界
出力波形(微分波形)である。なお、検出コイル13で
取得される第1の磁界出力および第2の磁界出力
は、上述の波形記録手段においてディジタルデータとし
て記録されるため、これらのデータを解析手段に取り込
み各時間ごとの差分を求めることにより、放射ノイズを
除去することができる。よって、高周波帯に至るまで磁
気ヘッドの磁界出力(微分波形)を高精度で取得するこ
とができる。また後述するように、この磁界出力を積分
することにより、磁界強度を得ることが可能である。
【0030】図3および図4は、それぞれ駆動周波数が
5MHzの場合と30MHzの場合における解析結果の
一例を示し、共に(A)は駆動電流波形、(B)は正極
性における磁界強度波形、(C)は逆極性における磁界
強度波形である。この測定では、磁気ヘッドの実際の駆
動信号と同様とするため、発振器11から方形波を出力
させており、図3および図4の(A)は、電流プローブ
で検出される発振器11又は増幅器12の電流波形を示
している。ただし、図4(A)に示すように周波数が高
くなると立上りの鈍い部分が顕著に現れ、方形波が維持
されていない。
【0031】一方(B)および(C)は検出コイルで検
出された磁界波形から上述の方法により放射ノイズを除
去し、これを積分して磁界強度を求めたものである。図
3、図4の(B)および(C)の磁界強度出力は、共に
磁気ヘッドHの入力端子に接続される増幅器12の極性
を換えた場合の磁界強度波形をそれぞれ示している。な
お、(B)および(C)に示す磁界波形図は、時間的な
細かな変動を除去するため、予め複数回取得して平均化
したデータ(averaging)をディジタルオシロで取り込
んだものである。本来、磁気ヘッドHの入力端子と増幅
器12の出力端子の正・逆の極性を入れ換えて測定して
も、同様の磁界強度が測定されるはずである。
【0032】しかしながら、本実施例では極性が異なる
だけで磁界強度波形に違いが測定された。この原因とし
ては、発振器11又は増幅器12のアース回りに起因す
るものと考えられる。このような場合には、例えば正極
および逆極の双方におけるデータを取得しこれを平均化
することにより、精度の高い磁界強度波形を得ることが
できる。すなわち、正極および逆極の測定値を波形記録
手段14にそれぞれ記録し、これらのデータを解析手段
に取り込んで平均化することにより、より精度の高い磁
界強度波形を得ることが可能である。
【0033】なお、上記に図1おいて検出コイル13の
出力端子と波形記録手段14の間に駆動周波数に応答可
能な外付けの積分器を介装させると、ディジタルオシロ
スコープの表示画面に直接磁界波形を表示することがで
き、又はディジタルメモリでは磁界波形を直接取得する
ことが可能である。よって、解析手段16内における積
分処理を不要とすることができる。また、本発明におけ
る磁気検出手段は1ターンコイルに限られるものではな
く、例えばMR素子等を使用することも可能である。但
し、MR素子の出力は既に積分後の磁界強度そのもので
あるため、解析装置における積分処理は不要となる。
【0034】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、数10M
Hz帯の高い周波数帯まで放射ノイズの影響の少ない磁
気ヘッドの磁界強度特性を測定することができる。
【0035】また、正極で測定した磁界強度と逆極で磁
界強度とを平均化することにより、より高精度の磁界強
度を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における磁気ヘッドの磁界測定装置を示
す回路構成図、
【図2】(A)は検出コイルの磁界出力波形、(B)は
近接状態と離間状態との差分の磁界出力波形、
【図3】磁気ヘッドの駆動周波数が5MHzの場合にお
ける解析結果を示し、(A)は駆動電流波形、(B)は
正極性の磁界強度波形、(C)は逆極性の磁界強度波
形、
【図4】磁気ヘッドの駆動周波数が30MHzの場合に
おける解析結果を示し、(A)は駆動電流波形、(B)
は正極性の磁界強度波形、(C)は逆極性の磁界強度波
形、
【図5】従来の磁界測定方法を示し、(A)はホール素
子による検出方法を示す回路構成図、(B)は検出コイ
ルによる回路構成図、
【符号の説明】
11 発振器 12 増幅器 13 検出コイル 14 波形記録手段 15 電流プローブ 16 解析手段 H 磁気ヘッド
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/455 G01R 29/00 - 29/26 G01R 33/00 - 33/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の工程を有する磁気ヘッドの磁界測
    定方法。 (a) 磁気ヘッドに交流電流を与え、磁気検出手段で
    1の位置における磁気ヘッドからの磁界出力を検出して
    第1の検出値とする工程、 (b)磁気ヘッドに(a)工程と同じ交流電流を与えた
    まま、前記磁気検出手段を前記第1の位置に対し前記磁
    気ヘッドから徐々に離間させ、検出磁界出力が一定レベ
    ルに収束したときの前記磁気検出手段の位置を第2の位
    置とするとともに、この位置での磁気ヘッドからの磁界
    出力を第2の検出値とする工程、 (c)前記 第1と第2の検出値の差をとる工程。
  2. 【請求項2】 前記磁気検出手段は、磁気抵抗効果素子
    または1ターン以上の検出コイルである請求項1記載の
    磁気ヘッドの磁界測定方法。
  3. 【請求項3】 前記磁気検出手段が検出コイルであり、
    この検出コイルでの検出出力を積分して、磁界発生部か
    らの磁界波形が検出される請求項記載の磁気ヘッドの
    磁界測定方法。
  4. 【請求項4】 磁気ヘッドの設置部と、前記磁気ヘッド
    に交流電流を与える駆動回路と、磁気ヘッドからの磁界
    出力を検出する1ターン以上の検出コイルと、前記検出
    コイルを磁気ヘッドに対して第1の位置および前記第
    1の位置よりも磁気ヘッドから離れており、磁気ヘッド
    からの検出磁界出力が一定レベルに収束する第2の位置
    とに対向させるコイル支持部と、前記第1の位置で前記
    検出コイルにより検出した磁気ヘッドからの磁界出力の
    大きさを示す第1の検出値と前記第2の位置で前記検出
    コイルにより検出した磁気ヘッドからの磁界出力の大き
    さを示す第2の検出値との差をとるとともに前記検出値
    を積分する解析回路と、が設けられていることを特徴と
    する磁気ヘッドの磁界測定装置。
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