JP3506608B2 - 廃棄物の乾留熱分解溶融燃焼装置 - Google Patents

廃棄物の乾留熱分解溶融燃焼装置

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JP3506608B2
JP3506608B2 JP18281098A JP18281098A JP3506608B2 JP 3506608 B2 JP3506608 B2 JP 3506608B2 JP 18281098 A JP18281098 A JP 18281098A JP 18281098 A JP18281098 A JP 18281098A JP 3506608 B2 JP3506608 B2 JP 3506608B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ごみ等の廃棄
物を溶融燃焼処理するのに用いる廃棄物の乾留熱分解溶
融燃焼装置の改良に係り、溶融燃焼装置から排出されて
くる溶融スラグ内の重金属を熱分解ガスの燃焼熱を用い
て揮発させると共に、揮発した重金属を冷却固化して分
離回収することにより、外部へ排出する水砕スラグの重
金属含有量を大幅に引下げるようにした、廃棄物の乾留
熱分解溶融燃焼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】廃棄物の乾留熱分解溶融処理は、外部へ
放出されるダイオキシン等の有害物質を少なく出来ると
云う優れた特性を有しており、多方面でその開発が進め
られている。図3は、従前の廃棄物の乾留熱分解溶融燃
焼装置の一例を示すものであり、供給装置1により乾留
熱分解反応器2内へ供給された廃棄物Cは、ここで空気
の遮断下に於いて300℃〜600℃の温度に加熱さ
れ、熱分解ガスGと熱分解残滓Dに変換される。
【0003】前記乾留熱分解反応器2の内部に形成され
た熱分解生成物は、搬出装置3に於いて熱分解ガスGと
熱分解残滓Dに分離され、前者の熱分解ガスGは溶融燃
焼装置4へ送られて燃焼される。又、後者の熱分解残滓
Dは分離装置5へ送られ、この中から比較的粗い不燃性
固形物Nが除去されると共に、残った細かい可燃性の固
形物Iは粉砕装置6に於いて微粉砕IO された後、前記
溶融燃焼装置4へ供給され、前記熱分解ガスGや廃熱ボ
イラ7及び集塵機8からのダストE等と一緒に、120
0℃以上の温度下で溶融燃焼される。更に、前記溶融燃
焼装置4内に形成された溶融スラグFは水砕スラグF2
として順次取り出されて行くと共に、溶融燃焼装置4か
らの燃焼排ガスGO は廃熱ボイラ7、集塵器8、ガス浄
化装置9、煙突10を通して大気中へ排出されて行く。
【0004】前記乾留熱分解反応器2は、加熱管11を
備えた回転式の乾留ドラムから形成されており、乾留ド
ラムの長手方向に配設した複数の加熱管11内へは、廃
棄物を加熱する為の加熱ガスKが循環流通されている。
尚、図3に於いて12は加熱ガスKの発生器、13はバ
ーナ、14は蒸気タービン発電設備、15は押込みファ
ン、16は誘引ファン、17は振動冷却器、18は可燃
性微粉の貯留槽、19は管路、20は循環ファン、21
はダンパー装置、22は燃料(オイル又はガス)、23
は廃棄物ピット、24はクレーンである。
【0005】ところで、前記溶融燃焼装置4内へ持ち込
まれた可燃性微粉IO 内の灰分やダストEは、その全量
が溶融燃焼装置4内で溶融スラグFになるのではなく、
現実には、可燃性微粉IO の灰分やダストEの約40%
程度が飛灰として燃焼排ガスGO 中へ移行し、溶融燃焼
装置4外へ排出されて行く。
【0006】一方、溶融燃焼装置4からの燃焼排ガスG
O 内の飛灰は、前述の通り集塵機8等で捕集され、ダス
トEとして溶融燃焼装置4へ戻されるため、ダストE内
に含まれるPb、Zn、Cd、Cr等の重金属も溶融燃
焼装置4内へ再吹き込みされることになる。その結果、
溶融燃焼装置内の重金属濃度は順次上昇して行くことに
なり、これに連れて、溶融燃焼装置4内で形成される溶
融スラグF内の重金属濃度も上昇し、外部へ排出する水
砕スラグの重金属含有量が増加して、水砕スラグの再利
用の点で様々な問題を生ずる可能性がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従前の廃棄
物の乾留熱分解溶融燃焼処理に於ける上述の如き問題、
即ち溶融燃焼装置から排出される水砕スラグの重金属含
有量が増加すると云う問題を解決せんとするものであ
り、溶融スラグFを還元雰囲気内で所定時間、熱分解ガ
スの燃焼熱を用いて約1300℃の高温下に保持するこ
とにより、溶融スラグF内から重金属を揮発させると共
に、揮発した重金属を燃焼ガスと共に排出し、その後こ
れを冷却凝固せしめて回収することにより、重金属含有
量の少ない水砕スラグにできるようにした廃棄物の乾留
熱分解溶融燃焼装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、廃棄
物を乾留熱分解反応器内で熱分解して熱分解ガスと熱分
解残滓を生成し、前記熱分解ガスと熱分解残滓内の可燃
物を溶融燃焼装置内で溶融燃焼させると共に、溶融燃焼
装置からの溶融スラグを水砕スラグとして排出するよう
にした廃棄物の乾留熱分解溶融燃焼装置に於いて、前記
溶融燃焼装置からの溶融スラグを受け入れするスラグピ
ットと、スラグピット内の溶融スラグをその溶融温度以
上の温度に加熱するバーナ装置と、スラグピット内のC
O濃度を検出するCO濃度検出センサーと、CO濃度検
出センサーの検出値に基づいて前記バーナ装置へ供給す
る燃焼空気量を制御し、スラグピット内を一酸化炭素に
よる還元雰囲気にして溶融スラグ内の重金属類の揮発を
促進させるCO濃度制御装置と、前記スラグピットから
流下する溶融スラグを受け入れて水砕スラグとするスラ
グ冷却水槽と、前記スラグピット内から抜き出した燃焼
スを冷却することにより燃焼ガス内へ揮発した重金属
類を凝縮固化させる燃焼ガスの冷却装置と、前記冷却装
置からの燃焼ガス内の凝縮固化した重金属を除去する燃
焼ガスの浄化装置とより成るスラグ処理装置を設け、排
出する水砕スラグの重金属含有量を低減させることを特
徴とするものである。
【0009】 請求項2の発明は、請求項1の発明に於
いて、バーナ装置の燃料を熱分解ガスに、また燃焼ガス
の冷却装置を水噴霧形の冷却装置に、更に燃焼ガスの浄
化処理装置をバグフィルタ装置にし、誘引ファンにより
誘引したバグフィルタ装置からの燃焼ガスを溶融燃焼装
置内へ供給して再燃焼させるようにしたものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項1の発明に於い
て、前記バーナ装置へ供給する燃焼空気をスラグピット
内から抜き出した燃焼ガスにより予熱するようにしたも
のである。
【0011】請求項4の発明は、請求項2の発明に於い
て、スラグピット内の温度に基づいて前記誘引ファンに
よるスラグピット内からの燃焼ガスの誘引量を制御し、
バーナ装置へ供給する乾留熱分解ガスの供給量を調整す
ることにより、スラグピット内の温度を1300℃〜1
400℃に保持するようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る廃
棄物の乾留熱分解溶融燃焼装置の全体系統図であり、図
2は本発明の要部を形成するスラグ処理装置Aの全体系
統図である。尚、図1及び図2に於いて、前記図3に示
した廃棄物の乾留熱分解溶融燃焼装置の構成部材と同じ
部材には、これと同じ参照が付されている。また、図3
の構成部材と同じ部材については、その説明を省略する
ものとする。
【0013】図1及び図2に於いて、4は溶融燃焼装
置、4aは溶融スラグFの流出路、4bは高温燃焼排ガ
スGO の排出路、30はスラグピット、31はバーナ装
置、32は押込みファン、33は熱交換器、34は燃焼
ガスHの冷却装置、34aは排出装置、34bは排出
弁、34cは貯留槽、35は燃焼ガスHの浄化装置、3
5bは排出弁、35cは貯留槽、36は誘引ファン、3
6aはモータ、37はCO濃度制御装置、37aはCO
濃度検出センサー、38は温度制御装置、38aは温度
検出センサー、39はスラグ冷却水槽、39aはスラグ
コンベア、39bは冷却水、40は水砕スラグF2 の貯
留槽、41は燃焼ガスHの吹込口、G1 ・G 2 は熱分解
ガス、F・F1 は溶融スラグ、F2 は水砕スラグ、Wは
冷却水である。
【0014】本発明の要部を構成するスラグ処理装置A
は、溶融燃焼装置4から流下する溶融スラグFを受け入
れるスラグピット30と、スラグピット30内の溶融ス
ラグF1 を所定の温度に保持するためのバーナ装置31
と、スラグピット30内から抜き出した燃焼ガスHを冷
却する冷却装置34と、冷却した燃焼ガスH内から含有
する重金属を除去回収する浄化装置35と、スラグピッ
ト30内の燃焼ガスHを抜き出す誘引ファン等36から
形成されており、スラグピット30内を還元雰囲気に保
持して溶融スラグF1 内に含まれる重金属の揮発を促進
させると共に、重金属の揮発ガスを含有する燃焼ガスH
をスラグピット30から抜き出し、冷却装置34に於い
て冷却により凝縮固化せしめた燃焼ガスH内の重金属
を、燃焼ガス浄化装置35に於いて回収除去するもので
ある。
【0015】前記スラグピット30は溶融燃焼装置4の
溶融スラグ流出路4aの下方に設けられており、流出路
4aを通して流下して来た溶融スラグFを受け入れる。
当該スラグピット30の天井部にはバーナ装置31が設
けられており、スラグピット30内の溶融スラグF
1 は、当該バーナ装置31の燃焼熱により約1300℃
前後の温度に保持される。
【0016】前記バーナ装置31へは燃料として熱分解
ガスGの一部G1 が供給されており、図1及び図2に示
した本実施態様に於いては、後述するように温度制御装
置38によって誘引ファン36の誘引風量を制御するこ
とにより、バーナ装置31への熱分解ガスG1 の供給量
(吸引量)を調整し、これによってスラグピット30内
の溶融スラグF1 の温度を約1300℃に保持してい
る。尚、バーナ装置31へ供給する燃料の種類や燃料の
供給方法、供給量の制御方法、スラグピット内温度の制
御方法等は如何なる方法であってもよいことは勿論であ
る。
【0017】前記バーナ装置31の燃焼用空気aは、押
込みファン32によって供給されており、熱交換器33
でスラグピット30内からの燃焼ガスHにより予熱した
空気aが供給されている。また、前記燃焼用空気aの供
給量は、CO濃度制御装置37によって押込みファン3
2の送風量を制御することにより、スラグピット30内
が常に還元雰囲気となるように調整されている。
【0018】尚、スラグピット30内を約1300℃〜
1400℃の高温還元雰囲気に保持するのは、溶融スラ
グF1 内に含まれているPb、Zn、Cd、Cr等が揮
発し易くなり、これ等重金属の蒸気化が促進されるから
である。また、図1及び図2に於いては、CO濃度制御
装置37によって燃焼用空気aの供給量を変えることに
より、スラグピット30内を還元雰囲気に保持するよう
にしているが、スラグピット30内を還元雰囲気に保持
するための方法は如何なる方法であってもよい。
【0019】前記バーナ装置31の作動によりスラグピ
ット30内に生成された燃焼ガスHには、前述の通り溶
融スラグF1 内の重金属の揮発ガスが多量に含まれてい
る。この重金属の揮発ガスを多量に含む燃焼ガスHは、
誘引ファン36の作動によりスラグピット30から抜き
出され、熱交換器33を通して冷却装置34へ導入され
る。
【0020】本実施形態に於いては、冷却装置34とし
て水噴霧形の冷却装置が使用されており、噴霧された冷
却水Wとの接触により、燃焼ガスHは約1300℃〜1
400℃の高温から約160℃の温度にまで冷却され
る。また、噴霧水Wとの接触により燃焼ガスH内の重金
属ガスは凝縮固化され、その一部は冷却水Wと共に排出
装置34a、排出弁34bを通して外部へ排出され、貯
留槽34cへ排出物Waとして回収される。
【0021】尚、図1及び図2の実施形態に於いては、
水噴霧形の冷却装置を用いているが、燃焼ガスHの冷却
装置としては他の如何なるものであってもよく、例えば
廃熱ボイラ等の使用も可能である。
【0022】冷却装置34で冷却された燃焼ガスHは引
き続き燃焼ガス浄化装置35へ導入され、ここで燃焼ガ
スH内に残存する固化した重金属やその他の不純物が回
収除去される。また、除去された重金属やその他の不純
物Wbは排出弁35bを通して貯留槽35c内へ回収さ
れる。
【0023】本実施形態では、前記燃焼ガスHの浄化装
置35としてバグフィルタ装置が使用されており、誘引
ファン36により、燃焼ガスHがバグフィルタを通過す
る間に、凝縮した固形の重金属等がバグ外表面の濾過材
内に捕集される。また、バグフィルタを通過することに
より清浄化された燃焼ガスHは、引き続き管路42を通
して溶融燃焼装置4に設けた燃焼ガス供給口41からそ
の内方へ噴出され、ここで燃焼ガスH内に残存するCO
が燃焼される。還元雰囲気のスラグピット30内から引
き抜かれた燃焼ガスHには多量のCOが含まれており、
且つこれ等のCOは冷却装置34やバグフィルタ装置3
5では十分に除去されないからである。
【0024】また、本実施形態ではバグフィルタ装置3
5からの高濃度の燃焼ガスHを溶融燃焼装置4内で再燃
焼するようにしているが、燃焼ガスHの排出量が少ない
場合には化学的にCOの除去処理をしたあと、大気中へ
放出してもよいことは勿論である。更に、本実施形態で
は乾留熱分解反応器2からの熱分解ガスGの一部G1
そのままバーナ装置31へ供給するようにしているが、
熱分解ガスG1 を消石灰等の脱塩化水素処理剤を接触せ
しめて脱塩化水素処理をしたあと、バーナ装置31へ供
給するようにしてもよい。熱分解ガスG1 に当該脱塩化
水素処理を施すことにより、燃焼ガスH内の塩化水素ガ
ス濃度が無視し得る程度にまで低減され、熱交換器33
等に於ける高温腐食の発生を防止することが可能とな
る。
【0025】
【発明の効果】本発明に於いては、溶融燃焼装置から流
出した溶融スラグFを還元雰囲気に保持したスラグピッ
ト30内で一定時間約1300℃の温度下に保持し、溶
融スラグF1 内の重金属を揮発させると共に、揮発ガス
を含んだスラグピット30内の燃焼ガスHを冷却・浄化
処理して重金属を回収するようにしている。その結果、
スラグピット30から排出される溶融スラグF1 内の重
金属が大幅に減少し、外部へ排出される水砕スラグF2
の重金属含有量も減少して、再利用がより容易になる。
また、回収した重金属は再利用することができ、資源の
有効利用の点でも有利となる。更に、スラグピット30
のバーナ装置31の燃料として熱分解ガスG1 を利用し
た場合には、廃棄物エネルギーのより一層の有効利用が
達成でき、スラグの重金属除去処理コストの削減が可能
となる。加えて、バーナ装置31の燃料として脱塩化水
素処理を施した熱分解ガスを利用した場合には、スラグ
ピット30からの燃焼ガスH内の塩化水素濃度が減少
し、熱交換器33等に於ける高温腐食の発生を防止する
ことができる。本発明は上述の通り、廃棄物の乾留熱分
解溶融燃焼装置から外部へ排出する水砕スラグ内の重金
属を比較的安価に効率よく、しかも大幅に減少させるこ
とができ、優れた実用的効用を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る廃棄物の乾留熱分解溶
融燃焼装置の全体系統図である。
【図2】本発明の要部を示すスラグ処理装置の全体系統
図である。
【図3】従前の廃棄物の乾留熱分解溶融燃焼装置の全体
系統図である。
【符号の説明】
A…スラグ処理装置、C…廃棄物、D…熱分解残滓、E
…ダスト、F・F1 …溶融スラグ、F2 …水砕スラグ、
G・G1 ・G2 …熱分解ガス、I…可燃物、I O …可燃
性微粉、GO …燃焼排ガス、H…燃焼ガス、a…燃焼空
気、W…冷却水、Wa・Wb…排出物、2…乾留熱分解
反応器、3…搬出装置、4…溶融燃焼装置、4a…溶融
スラグ流出路、4b…高温燃焼排ガスの排出路、5…分
離装置、6…破砕装置、7…廃熱ボイラ、8…集塵器、
9…ガス浄化装置、30スラグピット、31…バーナ装
置、32…押込みファン、33…熱交換器、34…燃焼
ガスの冷却装置、35…燃焼ガスの浄化装置、36…誘
引ファン、37…CO濃度制御装置、38…温度制御装
置、39…スラグ冷却水槽、40…水砕スラグ貯留槽、
41…燃焼ガス吹込口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B09B 3/00,5/00 F23G 5/027

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】廃棄物を乾留熱分解反応器内で熱分解して
    熱分解ガスと熱分解残滓を生成し、前記熱分解ガスと熱
    分解残滓内の可燃物を溶融燃焼装置内で溶融燃焼させる
    と共に、溶融燃焼装置からの溶融スラグを水砕スラグと
    して排出するようにした廃棄物の乾留熱分解溶融燃焼装
    置に於いて、前記溶融燃焼装置からの溶融スラグを受け
    入れするスラグピットと、スラグピット内の溶融スラグ
    をその溶融温度以上の温度に加熱するバーナ装置と、ス
    ラグピット内のCO濃度を検出するCO濃度検出センサ
    ーと、CO濃度検出センサーの検出値に基づいて前記バ
    ーナ装置へ供給する燃焼空気量を制御し、スラグピット
    内を一酸化炭素による還元雰囲気にして溶融スラグ内の
    重金属類の揮発を促進させるCO濃度制御装置と、前記
    スラグピットから流下する溶融スラグを受け入れて水砕
    スラグとするスラグ冷却水槽と、前記スラグピット内か
    ら抜き出した燃焼ガスを冷却することにより燃焼ガス内
    へ揮発した重金属類を凝縮固化させる燃焼ガスの冷却装
    置と、前記冷却装置からの燃焼ガス内の凝縮固化した重
    金属を除去する燃焼ガスの浄化装置とより成るスラグ処
    理装置を設け、排出する水砕スラグの重金属含有量を低
    減させることを特徴とする乾留熱分解溶融燃焼装置。
  2. 【請求項2】バーナ装置の燃料を熱分解ガスに、また燃
    焼ガスの冷却装置を水噴霧形の冷却装置に、更に燃焼ガ
    スの浄化処理装置をバグフィルタ装置にし、誘引ファン
    により誘引したバグフィルタ装置からの燃焼ガスを溶融
    燃焼装置内へ供給して再燃焼させるようにした請求項1
    に記載の廃棄物の乾留熱分解溶融燃焼装置。
  3. 【請求項3】前記バーナ装置へ供給する燃焼空気をスラ
    グピット内から抜き出した燃焼ガスにより予熱するよう
    にした請求項1に記載の廃棄物の乾留熱分解溶融燃焼装
    置。
  4. 【請求項4】スラグピット内の温度に基づいて前記誘引
    ファンによるスラグピット内からの燃焼ガスの誘引量を
    制御し、バーナ装置へ供給する乾留熱分解ガスの供給量
    を調整することにより、スラグピット内の温度を130
    0℃〜1400℃に保持するようにした請求項2に記載
    の廃棄物の乾留熱分解溶融燃焼装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101722171B (zh) * 2009-11-24 2012-07-04 武汉光谷环保科技股份有限公司 一种提高铬渣掺比的锅炉飞灰重熔铬渣解毒***及其方法

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CN101722171B (zh) * 2009-11-24 2012-07-04 武汉光谷环保科技股份有限公司 一种提高铬渣掺比的锅炉飞灰重熔铬渣解毒***及其方法

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