JP3506482B2 - 光ディスク装置とその記録方法および再生方法 - Google Patents

光ディスク装置とその記録方法および再生方法

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JP3506482B2
JP3506482B2 JP08160194A JP8160194A JP3506482B2 JP 3506482 B2 JP3506482 B2 JP 3506482B2 JP 08160194 A JP08160194 A JP 08160194A JP 8160194 A JP8160194 A JP 8160194A JP 3506482 B2 JP3506482 B2 JP 3506482B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク装置とその
記録方法および再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】書換可能な光ディスクである光磁気ディ
スクはすでに実用化されている。しかし、現行の光磁気
ディスクは情報を書き換える場合、一旦旧情報を消去し
てから新情報を記録する必要があるため、データ転送速
度が遅いといった欠点があった。この欠点を克服するた
め、オーバライト方式の提案がなされている。従来の磁
界変調方式は、例えば特開平3−214447号公報の
“光磁気記録方法”に示されており、レーザー光を連続
的に照射しながら、磁界の向きを記録すべきデータに対
応させて反転させる方式である。
【0003】以下図面を参照しながら従来の磁界変調記
録方式について説明する。図32は従来の磁界変調記録
方式の基本構成を示したものである。図32において、
121は光磁気ディスクであり、122はレーザ光であ
り、123は磁界変調ヘッドである。
【0004】磁界変調記録方式は、光磁気ディスク12
1にレーザ光122を連続照射しつつ外部磁界の向きを
信号に応じて反転することによって記録を行うものであ
る。光磁気ディスク121上の記録したい領域にレーザ
光122を照射することで、記録磁性層をキュリー温度
以上に加熱する。この時、光磁気ディスク121を挟ん
で光学ピックアップの反対側に設けられた磁界変調ヘッ
ド123に流す電流の方向を、記録したいデータの
“1”か“0”かに対応して反転することで、“N”か
“S”かの磁界が発生する。
【0005】光磁気ディスク121上のレーザ光122
によって加熱された領域は、光磁気ディスク121の回
転に伴いレーザ光122の照射位置から外れて行く。そ
れに従ってこの領域の温度は低下し、記録磁性層のキュ
リー温度以下に低下した時にデータの“1”か“0”か
に対応した“N”か“S”かの磁界が記録される。この
方式では、書換え信号は記録前の磁化方向とは無関係に
記録されるため、オーバーライトが可能となる。
【0006】このように、基本的に記録ピット自体が表
現することのできる値が“0”または“1”の2値情報
であり、記録密度を向上させるためにはピット長やピッ
ト間隔を小さくすることにより、線方向にはある程度の
高密度化は可能であるが、この場合、再生可能なピット
長やピット間隔はレーザ光のスポット径に依存している
ため、再生における高密度化が制限されることになる。
【0007】これを図33を参照して詳細に説明する。
図33は、収差のない光学系におけるMTF(Modulati
on Transfer Function)を示したものである。一般に、
記録再生における周波数特性は、光学系の伝達関数であ
るMTFで表現される。収差のない光ピックアップの光
学系におけるMTFは、横軸を空間周波数とすると図3
3のようになる。波長λ、対物レンズの開口数NAとす
るとMTF=0での空間周波数は2NA/λで表され、
これをカットオフ周波数と呼ぶ。
【0008】カットオフ周波数におけるピット長は信号
の再生が可能な限界値を示しており、これより小さなピ
ットを情報として読み出すことができない。通常、安定
的に再生ができる目安としてカットオフ周波数の半分が
選ばれており、これから求められるピット長が最短ピッ
ト長となる。
【0009】したがって、磁界変調記録方式において高
密度記録を行う場合、記録に際しては印加磁界を高速変
調することにより高密度化が可能であるが、再生に関し
ては再生時に読み取ることのできるピット長が上述のM
TF特性によって決定されるために高密度記録化に限界
が生じることになる。そこで、以下に示す超解像再生方
式が提案されている。
【0010】図34は、特開平5―73977号公報
“光磁気記録媒体および光磁気再生方法”に記載された
従来の磁気超解像方式を用いた高密度再生方式の原理図
である。図において透明基板101の上に比較的低い保
持力を有する第一の磁性層103と、該第一の磁性層よ
り高い保持力を有し、第一の磁性層103と交換結合さ
れた第2の磁性層105を設け、前記第一の磁性層10
3と第二の磁性層105との間に、第一の磁性層103
のキュリー温度および第二の磁性層105のキュリー温
度より低いキュリー温度を有する第三の磁性体104を
設けてある。
【0011】図35は、図34の媒体における再生時の
様子を示す図である。図中の上段部は媒体の光スポット
付近を光ヘッド側から見た模式図で、光スポットと光ス
ポットで加熱された部分の温度分布の様子を示す。また
図中の中段部は媒体の光スポット付近を光スポットの走
査方向に並行な断面からみた模式図で、各磁性層の磁化
の様子を示す。また、図中の下段部は光スポットの光強
度分布とその有効範囲を示す模式図である。
【0012】図35において、情報の再生時に、光ビー
ムが照射された領域の一部の高温領域において第三の磁
性層104の磁化を消滅させて超解像膜としてマスク作
用を行い、第一の磁性層103の磁化を一方向に配向さ
せ、マスク領域の情報が光ビームによって検出されない
ようにする。このようにして、光スポットの一部にマス
クをかけ不要な情報の混入を防ぐことにより光学系のカ
ットオフ周波数よりも高い空間周波数の情報を読み出す
ことが可能となり、超解像再生方式と呼ばれている。ま
た、このような、光ビームによって熱せられた高温部に
マスク領域を生じさせる方式では、光ビームの進行する
方向に対して後方よりに高温部が生じるため、光スポッ
トの有効開口は三日月形となる。このような超解像再生
方式を「あぶり消し方式」と呼ぶことにする。
【0013】また、特開平5−101472号公報“光
磁気記録再生方式”によると、図36に示したように、
少なくとも再生層111と、メモリ層112と、記録層
113を有する光磁気記録媒体115に対する情報を転
写し、高光強度照射で外部記録磁界によって再生層11
1と、メモリ層112と、記録層113の三層を磁化す
る記録方式をとり、記録情報の再生は、図37に示した
ように再生光スポット内における温度分布による高温領
域において限定的にメモリ層の情報を再生層111に転
写させながら読み出す。この場合再生層111が超解像
膜として働き、特開平5−73977号公報の場合とは
逆に高温部位外をマスクすることになる。このような、
光ビームによって熱せられた高温部でマスクが消滅する
方式では、光ビームの進行する方向に対して後方よりに
高温部が生じるため、光スポットの有効開口は紡錘形と
なる。このような超解像再生方式を「あぶり出し方式」
と呼ぶことにする。
【0014】このように、高密度記録のできる磁界変調
記録方式と高密度再生のできる磁気超解像方式である
が、あぶり出し方式においては有効開口が紡錘形である
ため記録ピットに対して有効開口面積を大きく取ること
ができず、また、あぶり消し方式では有効開口が三日月
形であるため、図38(a)に模式図で示したようにそ
のまま再生しようとすると隣のピットが光スポット内に
入り込んでくるために磁界変調記録と磁気超解像記録の
両方を組み合わせても線方向に高密度化された記録ピッ
トに対して、再生限界ピット長をより小さくすることが
難しかった。
【0015】例えば図39(a)は、磁界変調記録によ
る高密度記録を行った場合のパターンを超解像現象を用
いた三日月形の有効開口で読もうとした場合の特定のピ
ットに着目した開口占有率を計算したものである。この
例では、ピット幅、および読み出しビーム幅はレーザー
ビーム径の1/6とし、横軸にレーザービーム径で正規
化した読み出し位置、縦軸に読み出しビームの有効開口
内における着目したピットの占める割合を示したもので
ある。これは図38(b)に相当する場合である。この
例では、着目したピットの開口占有率は最大でも50%
に達することはなく、残りの部分は走査方向に隣接した
ピットの情報が混入してくるため着目したピットの情報
を正しく読みとることができないことが分かる。逆に、
着目したピットの情報はピット幅の数倍にわたって現
れ、隣接ピットの再生情報に混入していることが分か
る。このような、ピット間の情報の干渉により、再生信
号の低下や不要な再生ジッタを生じることになる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】磁界変調記録によっ
て、光スポットよりも小さなピットを記録した場合は、
三日月形状の記録ピットが光磁気ディスク媒体上に記録
される。反面上述したあぶり消し方式の超解像再生にお
いては、実質的に再生に寄与する光スポットが上述した
記録ピットとは逆向きの三日月形状となるため、再生時
超解像現象を起こしても上述した磁界変調方式の記録ピ
ットを再生することが困難で、三日月の先端部分が後方
の記録ピットに重なってしまい、符号間干渉やジッタの
発生、C/Nの低下となって現れていた。
【0017】そこで、光磁気ディスクの回転方向を記録
時と再生時で反転させることによりC/Nの向上を図ろ
うとしたが、この場合には記録データがさかさまに再生
されるという問題点がある他、光磁気ディスクがスパイ
ラル状のトラックを有する場合、ヘッドの送り方向が逆
になってしまうという問題点があった。
【0018】また、エア浮上方式による磁界変調ヘッド
を用いた場合、磁界変調ヘッドの構造が、片側に空気浮
上部を持つ磁気ディスク等で一般に用いられている方式
では、一方向の回転にしか対応できないという問題点が
あった。
【0019】また、超解像再生方式は再生レーザパワ
ー、線速度、超解像再生用外部磁界強度によって実質的
に信号再生に寄与する光スポットの大きさ、形状が変化
するため、再生時に再生レーザーパワー、線速度、超解
像再生用外部磁界強度を最適な値に維持しないと、微小
ピットが読み出せなくなるという問題点があった。
【0020】
【0021】
【0022】
【課題を解決するための手段】 請求項1 の発明は、走査
ビームの走査方向を制御する制御手段と、記録するディ
ジタルデータの所定ブロック内のデータを逆のデータ並
びとして書き込むデータ入れ替え手段を持たせたもので
ある。
【0023】請求項2の発明は、走査ビームの走査方向
を制御する制御方法と、記録するディジタルデータの所
定ブロック内のデータを逆のデータ並びとして書き込む
データ入れ替え方法を持たせたものである。
【0024】請求項3の発明は、同心円状のトラックを
持つ光磁気ディスクを用い、走査ビームの走査方向を制
御する制御手段と、再生されたディジタルデータの所定
ブロック内のデータを逆のデータ並びとして読み出すデ
ータ入れ替え手段、所定のトラックにトラックジャンプ
するトラックジャンプ制御手段を持たせたものである。
【0025】
【0026】
【0027】請求項4の発明は、同心円状のトラックを
持つ光磁気ディスクを用い、走査ビームの走査方向を制
御する制御方法と、記録するディジタルデータの所定ブ
ロック内のデータを逆のデータ並びとして書き込むデー
タ入れ替え方法と、所定のトラックにトラックジャンプ
するトラックジャンプ制御方法を持たせたものである。
【0028】
【0029】請求項5の発明は、上記磁界変調ヘッドに
浮力を発生せしめるスライダー部と、記録時浮力を受け
る側の浮上部に近接するスライダー部において超解像再
生時に必要な超解像再生用外部磁界発生部を形成すると
ともに、再生時浮力を受ける側の浮上部に近接するスラ
イダー部に情報を記録するための磁界変調ヘッドを形成
したものである。
【0030】
【0031】
【0032】請求項6の発明は、上記情報記録トラック
の前後にシンクパターンを記録再生するための試し書き
領域を設けるとともに、信号再生時に上記試し書き領域
で再生レーザーパワーを可変することにより、上記試し
書き領域における再生信号レベルが最大となるよう再生
レーザーパワーを制御するようにしたものである。
【0033】請求項7の発明は、上記情報記録トラック
の前後にシンクパターンを記録再生するための試し書き
領域を設けるとともに、信号再生時に上記光磁気ディス
クを回転させるモータの回転速度を変化させて、上記試
し書き領域における再生信号レベルが最大となるよう上
記モータ回転速度を制御するようにしたものである。
【0034】請求項8の発明は、上記情報記録トラック
の前後にシンクパターンを記録再生するための試し書き
領域を設けるとともに、信号再生時に上記試し書き領域
で超解像再生用外部磁界を変化させて上記試し書き領域
における再生信号レベルが最大となるよう超解像再生用
外部磁界を制御する。
【0035】
【0036】
【0037】
【作用】 請求項1 の発明は、記録データのデータ並びの
前後を入れ替えながら記録し、逆転再生時においても正
しくデータが再生できるように働く。
【0038】請求項2の発明は、記録データのデータ並
びの前後を入れ替えながら記録し、逆転再生時において
も正しくデータが再生できるように働く。
【0039】請求項3の発明は、走査方向を記録時とは
逆転して再生し、また、再生データのデータ並びの前後
を入れ替えながら再生し、また再生時にトラックジャン
プすることによって逆転再生時においても正常に再生で
きるように働く。
【0040】
【0041】
【0042】請求項4の発明は、記録データのデータ並
びの前後を入れ替えながら記録し、また記録時にトラッ
クジャンプすることによって逆転再生時においても正常
に再生できるように働く。
【0043】
【0044】請求項5の発明は、空気浮上型磁界変調ヘ
ッドの前後に設けたテーパー部により気流を導き、逆転
動作時においても正常に浮上できるように働くととも
に、磁界変調ヘッドに超解像再生用外部磁界発生部を組
み込み、記録時には磁界変調用磁界変調ヘッドとして動
作し、記録時とは逆転する再生時には超解像再生用外部
磁界発生部として動作するようにしたものである。
【0045】
【0046】
【0047】請求項6の発明は、超解像再生時にシンク
パターンを記録再生するための試し書き領域を用いてレ
ーザーパワーを調整し、信号レベルが最大の状態で再生
する。
【0048】請求項7の発明は、超解像再生時にシンク
パターンを記録再生するための試し書き領域を用いてモ
ータ回転速度を変化させることによって線速度を調整
し、信号レベルが最大の状態で再生する。
【0049】請求項8の発明は、超解像再生時にシンク
パターンを記録再生するための試し書き領域を用いて超
解像再生用外部磁界を調整し、信号レベルが最大の状態
で再生する。
【0050】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の実施例1の光ディスク装置の
ブロック回路図で、1は光ヘッド、2は光磁気ディス
ク、3はモータ、8は超解像再生用外部磁界発生部、9
は光ヘッドからの信号を増幅する再生アンプ、10は再
生信号から再生データを取り出す復調回路、11は再生
データを一時的に記憶しておくメモリである。
【0051】図2は、スパイラル状のトラックを持った
光磁気ディスク2の模式図である。光磁気ディスク2
は、透明基板37とその表面に形成された超解像膜3
8、光磁気記録膜39、および保護層40より構成され
ている。
【0052】図3は、装置の動作を示すフローチャート
である。
【0053】図39、図4は、光磁気ディスクを記録時
と同方向回転させる順回転再生時と、記録時とは逆方向
回転させる逆回転再生時の開口占有率の計算結果の一例
である。
【0054】また、図5は、順回転再生時と逆回転再生
時の信号出力の実験結果の一例であり、図6は、記録周
波数と順回転・逆回転再生時の信号出力の実験結果の一
例である。
【0055】次に、実施例1の動作を説明する。図1に
おいて、書き込み時には通常の磁界変調書き込みを行
う。次に再生時の動作であるが、まず、光磁気ディスク
2の回転方向を逆転して再生動作を行う。この時、光磁
気ディスク2の回転方向を逆回転することにより超解像
膜38に発生する熱分布を順回転時と逆にし、図7
(d)に示したように記録信号の三日月形パターンと、
磁気超解像現象による再生スポット形状の三日月形の向
きを一致させる。この様に記録パターンと再生スポット
形状を一致させることにより線方向に隣接したピットの
情報が再生信号中に混入することを防ぎ、高線密度で記
録された信号を正確に再生することができるようにな
る。
【0056】例えば、図4は、書き込みピット長をレー
ザービーム径の1/6となるように書き込みを行い、再
生時の再生スポット幅がやはりレーザービーム径の1/
6になるように超解像再生を行なった場合の開口占有率
を算出した一例である。図4中の特性(a)は順回転
(記録時と同方向の回転)時で図7(b)に相当する場
合の特定ビットに着目した開口占有率を示し、図4中の
特性(b)は逆回転時で図7(c)に相当する場合の特
定ピットに着目した開口占有率を示す。順回転時におい
ては開口占有率はこの例の場合最大でも50%に達せ
ず、対して逆回転時においては最大の開口占有率は10
0%であり、隣接ピットの情報の混入を低減することが
できることが分かる。
【0057】次に逆回転動作時の再生信号の実験結果の
一例を示す。図5は再生信号の一例であり、図5(a)
は順回転、図5(b)は逆回転再生時の実験結果を示す
図で、再生信号より逆回転再生の方が高品質の再生信号
が得られていることが分かる。また、図6は記録周波数
と再生信号のC/Nの関係を表す実験結果の一例を示す
図である。この実験系のカットオフ(光学的空間周波数
の制限により、再生できなくなる周波数)は記録ピット
周波数4MHz付近であるが、カットオフ付近において
は丸印で表した順回転再生時に比べて三角印で示した逆
回転再生の方が高いC/Nが得られていることが分か
る。
【0058】次にフローチャートを用いて再生時の動作
の説明をする。図3において、まず、逆回転している光
磁気ディスク2から、光ヘッド1を介して信号を再生す
る。このとき、再生アンプ9、復調回路10を介して得
られたデータは、光磁気ディスク2の1周分のデータで
あるが、この信号は、直接再生データとしては取り出さ
ず、いったんメモリ11に蓄えられる。このメモリ11
上でデータアドレスの入れ替えなどの方法により、メモ
リ11からのデータ取り出し時には、データの前後が入
れ替わるようにして、再生データとして取り出す。
【0059】光磁気ディスク2を逆回転させているため
光磁気ディスク2の1周分のデータの再生を行った時点
で、次に再生すべきデータは2周分戻ったところにあ
る。そこで、2トラック分のトラックジャンプを行い、
再び光磁気ディスク2からの読み出しを行う。このよう
にして、記録時と再生時で光磁気ディスク2を逆回転さ
せても正しい順序でデータの読み出しを行うことができ
る。
【0060】以上は光磁気ディスク2の1周分の再生を
一次的に行う方法について示したが、光磁気ディスク2
のn周分をまとめて再生しても良く、この場合は、2n
周分戻った所にジャンプしなければならないことは当然
である。また、n本のマルチビームでの読みだしを行う
ことも可能であり、この場合は、2n周戻ったところに
ジャンプし、1周分あるいはn周分を単位としてデータ
の入れ替え作業を行うことになる。
【0061】実施例2.図8は本発明の実施例2の光デ
ィスク装置のブロック回路図で、1は光ヘッド、2は光
磁気ディスク、3はモータ、4は磁界変調ヘッドであ
る。また、7は記録するデータを一時的に記憶しておく
メモリで、15はマイクロコンピュータ、6は記録する
データを実際の記録信号に変換する変調回路、5は記録
信号に応じて磁界変調ヘッド4を動作させる記録アンプ
である。
【0062】次に動作について説明する。図9のフロー
チャートに示したように記録動作時に記録すべきデータ
の光磁気ディスク2の1周分を一時的にメモリ7に記憶
し、メモリ7上でデータアドレスの入れ替えなどの方法
により、メモリ7からのデータ取り出し時には、データ
の前後が入れ替わるようにして取り出し、前後の入れ替
わったデータを磁界変調ヘッド4により記録信号として
書き込む。また、データを書き進む向きを逆向きにする
ために1周記録する毎に2トラック分トラックジャンプ
をするようにする。このようにして書き込まれた情報
は、再生時に光磁気ディスク2を逆回転した状態で光ヘ
ッド1にて読みだしてもデータの配列が正常なまま読む
ことができる。
【0063】実施例3.本発明の実施例3では、図10
で示したような同心円状のトラックを持った光磁気ディ
スク2を用いる。図11に実施例3のブロック回路図を
示す。図において、図1と同一符号はそれぞれ同一また
は相当部分を示しており、12はトラッキング用のドラ
イバであり、13はトラッキング制御回路、14はマイ
クロコンピュータ15からの信号を受けて光スポットの
位置をジャンプさせるトラックジャンプ回路である。ま
た、16はモータ制御回路であり、必要に応じてモータ
の回転数の変更が行えるように構成されている。
【0064】次に、動作の説明を行う。図12は動作を
示すフローチャートである。再生時には光磁気ディスク
2の回転方向が記録時とは逆回転で、また、記録時より
も光磁気ディスク2の回転数が高速回転で再生動作を行
う。まず、光磁気ディスク2の一周分のデータを光磁気
ディスク2から読みだしてメモリ11に記憶し、アドレ
ス入れ替えなどの方法によりデータの前後を入れ替えて
取り出せるようにする。
【0065】その後、必要な速度でデータの取り出しを
行うが、光磁気ディスク2の回転数を記録時よりも高速
回転にしてあるため、メモリ11の中に取り込まれるデ
ータの方がメモリ11より取り出すデータより速く、ト
ラックジャンプ回路14によるトラックジャンプなどの
動作時にも途切れることなくデータを取り出すことがで
きる。また、メモリ11内部にデータがたまりすぎた場
合には、トラックジャンプ回路14によるトラックジャ
ンプを一時的に停止して読みだしを止め、次に必要が生
じた時点で次のトラックを再生する。
【0066】実施例4.次に本発明の実施例4を図につ
いて説明する。図13はこの実施例4を示すブロック回
路図である。記録動作時には図14のフローチャートに
示したように、光磁気ディスク2の1周分のデータを一
旦メモリ7に記憶し、アドレス入れ替えなどの方法によ
りデータの前後を入れ替えながら読み出して変調回路6
および記録アンプ5を介して光磁気ディスク2に書き込
みを行い、一周分のデータを書き込んだ所で必要に応じ
て次のトラックにジャンプする。このとき、光磁気ディ
スク2の回転と光磁気ディスク2への書き込み速度はデ
ータのメモリ7への読み込み速度より速く設定している
ため、トラックジャンプなどの動作時にも正しく次の位
置から書き込みを行うことができる。
【0067】以上は、光磁気ディスク2の1周分のデー
タを一時的に書き込む方式について示したが、光磁気デ
ィスク2のn周分のデータでも良く、また、光磁気ディ
スク2の1周内にある1セクターまたは数セクターごと
に書き込む方式でも同様に行えることは言うまでもな
い。
【0068】実施例5.次に本発明の実施例5を図につ
いて説明する。図15はこの実施例5を示すスライダの
走査方向に対して横から見た場合の模式図である。20
はスライダであり、4はスライダ20の中に埋め込まれ
た磁界変調ヘッドを示す。この実施例においては走査方
向に対して前後両方に浮上部であるところのテーパ部2
0a、20cを設けてある。また、20bはスライダ2
0の底部である。また、スライダ20は図16に示すよ
うに、光磁気ディスク2に対して取り付けられている。
【0069】次に動作について説明する。まず、記録時
には光磁気ディスク2が順回転されるため、スライダ2
0の前部のテーパー部20aより空気流が流入する。こ
の時、スライダ20の前部のテーパ部20aにより空気
流は導かれて浮力を発生し、図17(a)に示したよう
にスライダ20は前部を少し持ち上げたような姿勢で浮
上する。磁界変調ヘッド4は、順回転の浮上時に最も光
磁気ディスク2に近い位置に置かれ、磁界変調記録に必
要な磁界を発生する。
【0070】再生時では、光磁気ディスク2が逆回転さ
れるため空気流の流れは反転し、スライダ20の後部の
テーパー部20cより流入することになる。この場合に
はスライダ20後部のテーパ部20cにより空気流が導
かれ、図17(b)に示したように浮力を発生して浮上
する。
【0071】このようにして、光磁気ディスク2の回転
方向に関わらずスライダ20の底部20bは浮上し、光
磁気ディスク2との接触を避けることができる。なお、
図には示していないが、停止時または浮力が十分でない
場合にはディスク上に無記録帯を設けて無記録帯上にス
ライダを接触させるか、保持装置を設けてスライダがデ
ィスクに接触するのを防ぐようになっている。
【0072】実施例6.次に本発明の実施例6を図につ
いて説明する。図18は、この実施例6を示すスライダ
20の走査方向に対して横からみた場合の模式図であ
る。8は超解像再生用外部磁界発生部であり、逆回転時
に光磁気ディスク2に最近接する位置に取り付けてあ
る。
【0073】次に動作について説明する。再生時には光
磁気ディスク2は逆回転し、空気流はスライダ20の後
部のテーパー部20cより流入する。空気流はスライダ
20の後部のテーパ部20cに導かれて浮力を発生し、
スライダ20を浮上させる。この時にスライダ20は図
19(b)に示したように後部を少し持ち上げたような
姿勢で浮上するため、スライダ20の前部よりの部分が
光磁気ディスク2との最近接点となる。この位置に超解
像再生用外部磁界発生部8が設置されており、再生時に
必要な外部磁界を発生する。
【0074】記録時には順回転であり、上記とは逆の動
作となるため、図19(a)に示したようにスライダ2
0の前部が持ち上げられ、スライダ20の底部20bの
後部側にある磁界変調ヘッド4の記録磁界が光磁気ディ
スク2にかけられる。この時上記スライダ20全体を記
録時と再生時でトラック方向とは直角に移動させること
によって光スポット集光位置を上記超解像再生用外部磁
界および記録磁界の位置に移動させることが可能となる
ほか、逆に光ヘッド1全体をトラック方向とは直角に移
動させてもよい。
【0075】このようにして、スライダ20を光磁気デ
ィスク2の正逆回転に対応させるとともに、記録・再生
の動作に合わせて光スポット位置またはスライダ20の
位置に移動させることにより記録と再生が可能となる。
【0076】実施例7.次に本発明の実施例7を図につ
いて説明する。図20はこの実施例7を示すスライダ2
0の走査方向に対して横からみた場合の模式図である。
この実施例7では、スライダ20の中央付近に磁界変調
ヘッド4を配し、スライダ20の底面形状が磁界変調ヘ
ッドを先端とした円弧状になっている。
【0077】次に動作について説明する。まず、記録時
には光磁気ディスク2が順回転されるため、スライダ2
0の前部より空気流が流入する。この時、スライダ20
の前部より空気流は導かれて浮力を発生し、スライダ2
0は前部を少し持ち上げたような姿勢で浮上する。磁界
変調ヘッドは、浮上時に最も光磁気ディスク2に近い中
央付近に置かれ、磁界変調記録に必要な磁界を発生す
る。
【0078】再生時では、光磁気ディスク2が逆回転さ
れるため空気流の流れは反転し、スライダ20後部より
流入することになる。この場合にもスライダ20後部よ
り空気流が導かれ、浮力を発生し浮上する。このように
して、光磁気ディスク2の回転方向に関わらずスライダ
20は浮上し、光磁気ディスク2との接触を避けること
ができる。
【0079】実施例8.次に本発明の実施例8を図につ
いて説明する。この実施例8では、図21に示したよう
にスライダ20中央付近に磁界変調ヘッド4と超解像再
生用外部磁界発生部8の両方を備え、この磁界変調ヘッ
ド4付近を頂点とした円弧状の底面形状にしたものであ
る。
【0080】次に動作について説明する。記録時に光磁
気ディスク2を順回転した場合にはスライダ20の前部
より空気流が流入し、スライダ20は浮上する。この時
光磁気ディスク2との最近接点はスライダ20の中央付
近であり、この位置に取り付けられた磁界変調ヘッド4
により記録に必要な外部磁界を発生し情報を記録する。
【0081】再生時に光磁気ディスク2を逆転した場合
には空気流は反転し、スライダ20の後部より流入する
ことになる。この気流によりスライダ20は浮上するわ
けであるが、光磁気ディスク2との最近接点はやはりス
ライダ20の中央付近になる。そこで、スライダ20の
中央付近にある超解像再生用外部磁界発生部8により超
解像再生に必要な外部磁界を発生し、再生を行う。
【0082】実施例9.次に本発明の実施例9を図につ
いて説明する。図22はこの実施例9の光磁気ディスク
装置のブロック回路図で、図1と同一符号はそれぞれ同
一または相当部分を示している。光ヘッド1からの再生
信号強度は再生回路30、A/Dコンバータ31を通し
てマイクロコンピュータ15に取り込まれる。また、再
生用のレーザーパワーの指示値はマイクロコンピュータ
15によって出力され、D/Aコンバータ32、ALP
C回路33を通って光ヘッド1に伝えられる。
【0083】図23は光磁気ディスク2上に書かれたデ
ータの様子を示した模式図である。図に示したように光
ヘッドの制御に用いるサンプルピット、試し再生領域領
域、プリアンブルシンクアドレス領域、データ領域から
構成されている。
【0084】図24は、この実施例9におけるレーザー
制御の様子を示すフローチャートである。試し再生領域
の再生中に、まず最初に、光ヘッド1から再生回路30
を介して得られる再生信号レベルをA/Dコンバータ3
1を介してマイクロコンピュータ15によりチェック
し、その後レーザーパワーをマイクロコンピュータ15
の指令によりD/Aコンバータ32を介しALPC回路
33を制御し、例えば0.1mW増やす。これにより、
再生信号レベルが増加していれば、さらにレーザーパワ
ーを増やしていき、また、レーザーパワーを増やしたこ
とにより再生信号レベルが減少していれば、今度はレー
ザーパワーを減していく。レーザーパワーと再生信号強
度との関係は図25に示したような関係があり、これを
繰り返すことにより、常に最適なレーザーパワーで再生
することができる。
【0085】実施例10.次に本発明の実施例10を図
について説明する。図26はこの実施例10の光ディス
ク装置のブロック回路図で、図1と同一符号はそれぞれ
同一または相当部分を示しており、光ヘッド1からの再
生信号強度は再生回路30、A/Dコンバータ31を通
してマイクロコンピュータ15に取り込まれる。また、
線速度の指示値はマイクロコンピュータ15によって発
生され、モータ制御回路16を通してモータ3に伝えら
れる。
【0086】図27は、この実施例10における線速度
制御の様子を示すフローチャートである。試し再生領域
の再生中に、まず最初に、光ヘッド1から再生回路30
を介して得られる再生信号レベルをA/Dコンバータ3
1を介してマイクロコンピュータ15によりチェック
し、その後線速度をマイクロコンピュータ15の指令に
よりモータ制御回路16を介して、例えば0.1%増や
す。これにより、再生信号レベルが増加していれば、さ
らに線速度を増やしていき、また、線速度を増やしたこ
とにより再生信号レベルが減少していれば、今度は線速
度を減らしていく。線速度と再生信号強度の関係は図2
8に示したような関係があり、これを繰り返すことによ
り、常に最適な線速度で再生することができる。
【0087】実施例11.次に本発明の実施例11を図
について説明する。図29はこの実施例11における超
解像再生用外部磁界強度制御の模式図で光ヘッド1から
の再生信号強度は再生回路30、A/Dコンバータ31
を通してマイクロコンピュータ15に取り込まれる。ま
た、超解像再生用外部磁界発生部の磁界出力の指示値は
マイクロコンピュータ15によって発生され、D/Aコ
ンバータ35、外部磁界制御回路36を通して超解像再
生用外部磁界発生部8に伝えられる。
【0088】図30は、この実施例11における超解像
再生用外部磁界強度制御のフローチャートである。試し
再生領域の再生中に、まず最初に、光ヘッド1から再生
回路30を介して得られる再生信号レベルをA/Dコン
バータ31を介してマイクロコンピュータ15によりチ
ェックし、その後超解像再生用外部磁界発生部8に流す
電流をマイクロコンピュータ15の指令によりD/Aコ
ンバータ35を介し外部磁界制御回路36により例えば
0.1A増やす。これにより、再生信号レベルが増加し
ていれば、さらに超解像再生用外部磁界発生用部8に流
す電流を増やしていき、また、超解像再生用外部磁界発
生部8に流す電流を増やしたことにより再生信号レベル
が減少していれば、今度は超解像再生用外部磁界発生部
8に流す電流を減していく。超解像再生用外部磁界強度
と再生信号強度の関係は、図31に示したような関係が
あり、これを繰り返すことにより、常に最適な超解像再
生用外部磁界強度で再生することができる。
【0089】
【0090】
【0091】
【発明の効果】以上のように、請求項1 の発明によれ
ば、スパイラル状のトラックを持つ光磁気ディスクを使
用し、再生時と記録時の走査方向が逆方向となるように
制御する制御手段と、記録するディジタルデータの所定
ブロック内のデータを逆のデータ並びとして書き込むデ
ータ入れ替え手段を備え、記録データのデータの前後を
入れ替えながら書き込みを行うようにしたので、逆転再
生時においても正しくデータが読み出せるような記録が
でき、高密度記録時にも再生信号の品質を向上させるこ
とができる。
【0092】また、請求項2の発明によれば、スパイラ
ル状のトラックを持つ光磁気ディスクを使用し、再生時
と記録時の走査方向が逆方向となるように制御するとと
もに、記録するディジタルデータの所定ブロック内のデ
ータを逆のデータ並びとして記録データのデータの前後
を入れ替えながら書き込みを行うようにしたので、逆転
再生時においても正しくデータが読み出せるような記録
ができ、高密度記録時にも再生信号の品質を向上させる
ことができる。
【0093】また、請求項3の発明によれば、同心円状
のトラックを持つ光磁気ディスクを使用し、再生時と記
録時の走査方向が逆方向となるように制御する制御手段
と、再生されたディジタルデータの所定ブロック内のデ
ータを逆のデータ並びとして読み出すデータ入れ替え手
段と、1周あたり1トラック分進むようにトラックジャ
ンプを行う手段とを備えたので、逆転再生時においても
正しくデータが読み出せ、高密度記録時にも再生信号の
品質を向上させることができる。
【0094】
【0095】
【0096】また、請求項4の発明によれば、同心円状
のトラックを持つ光磁気ディスクを使用し、再生時と記
録時の走査方向が逆方向となるように制御するととも
に、記録するディジタルデータの所定ブロック内のデー
タを逆のデータ並びとし、さらに1周あたり1トラック
分進むようにトラックジャンプを行うようにしたので、
逆転再生時においても正しくデータが読み出せるような
記録を行うことができ、高密度記録時にも再生信号の品
質を向上させることができる。
【0097】
【0098】また、請求項5の発明によれば、磁界変調
ヘッドを搭載するスライダ部の前部、後部の両方にテー
パ部を設け、順回転、逆回転のどちらの場合でも浮上す
るようにして逆回転時にも光磁気ディスクを損傷させる
危険をなくすとともに、超解像再生用外部磁界発生部も
スライダ上に組み付け、再生時には超解像再生用外部磁
界発生部として利用することによって、一つのスライダ
で磁界変調ヘッドと超解像再生用外部磁界発生部を浮上
させることができる。
【0099】
【0100】
【0101】また、請求項6の発明によれば、光磁気デ
ィスク上に設けた試し再生領域を用いて再生信号が最大
となるようレーザーパワーを制御し、光スポットの信号
再生に寄与する部分の大きさが常に一定になるようにし
たので、最適な再生状態を維持することができる。
【0102】また、請求項7の発明によれば、光磁気デ
ィスク上に設けた試し再生領域を用いて再生信号が最大
となるよう線速度を制御し、光スポットの信号再生に寄
与する部分の大きさが常に一定になるようにしたので、
最適な再生状態を維持することができる。
【0103】また、請求項8の発明によれば、光磁気デ
ィスク上に設けた試し再生領域を用いて再生信号が最大
となるよう超解像再生用外部磁界を制御し、光スポット
の信号再生に寄与する部分の大きさが常に一定になるよ
うにしたので、最適な再生状態を維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における光ディスク装置の
ブロック回路図である。
【図2】 スパイラル状のトラックを持つ光磁気ディス
クの模式図である。
【図3】 実施例1における再生時の動作を示すフロー
チャートである。
【図4】 順回転時と逆回転時の特定ピットに着目した
開口占有率算出例を示す図である。
【図5】 順回転時と逆回転時の再生信号の実験結果の
一例を示す図である。
【図6】 順回転時と逆回転時の記録周波数と再生信号
のC/Nの実験結果の一例を示す図である。
【図7】 順・逆回転再生時における記録パターンと再
生スポットの関係を表す模式図である。
【図8】 本発明の実施例2における光ディスク装置の
ブロック回路図である。
【図9】 実施例2における書き込み時の動作を示すフ
ローチャートである。
【図10】 同心円状のトラックを持つ光磁気ディスク
の模式図である。
【図11】 本発明の実施例3における光ディスク装置
のブロック回路図である。
【図12】 実施例3における再生時の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図13】 本発明の実施例4における光ディスク装置
のブロック回路図である。
【図14】 実施例4における書き込み時の動作を示す
フローチャートである。
【図15】 本発明の実施例5におけるスライダ部の模
式図である。
【図16】 実施例5におけるスライダの取付け例を示
す模式図である。
【図17】 実施例5におけるスライダの浮上の様子を
示す模式図である。
【図18】 本発明の実施例6におけるスライダ部の模
式図である。
【図19】 実施例6におけるスライダの浮上の様子を
示す模式図である。
【図20】 本発明の実施例7におけるスライダ部の模
式図である。
【図21】 本発明の実施例8におけるスライダ部の模
式図である。
【図22】 本発明の実施例9における光ディスク装置
のブロック回路図である。
【図23】 実施例9における光磁気ディスク上のデー
タを示す模式図である。
【図24】 実施例9におけるレーザーパワー制御のフ
ローチャートである。
【図25】 実施例9におけるレーザーパワーと再生信
号レベルの関係を示す模式図である。
【図26】 本発明の実施例10における光ディスク装
置のブロック回路図である。
【図27】 実施例10におけるモーター制御のフロー
チャートである。
【図28】 実施例10における線速度と再生信号レベ
ルの関係を示す模式図である。
【図29】 本発明の実施例11における光ディスク装
置のブロック回路図である。
【図30】 実施例11における超解像再生用外部磁界
強度制御のフローチャートである。
【図31】 実施例11における超解像再生用外部磁界
強度と再生信号レベルの関係を示す模式図である。
【図32】 従来の磁界変調書き込みを示す模式図であ
る。
【図33】 光学系のMTFを示す図である。
【図34】 従来の磁気超解像媒体の一例を示す図であ
る。
【図35】 従来の磁気超解像媒体による再生の様子を
示す模式図である。
【図36】 従来の磁気超解像媒体の一例を示す図であ
る。
【図37】 従来の磁気超解像媒体による再生の様子を
示す模式図である。
【図38】 順回転再生時における記録パターンと再生
スポットの関係を表す模式図である。
【図39】 順回転時の特定ピットに着目した開口占有
率算出例を示す図である。
【符号の説明】
1 光ヘッド、2 光磁気ディスク、3 モータ、4
磁界変調ヘッド、5記録アンプ、6 変調回路、7 メ
モリ、8 超解像再生用外部磁界発生部、9 再生アン
プ、10 復調回路、11 メモリ、12 ドライバ、
13 トラッキング制御回路、14 トラックジャンプ
制御回路、15 マイクロコンピュータ、16 モータ
制御回路、20 スライダ、20a,20c テーパ
部、20b 底部、30 再生回路、31 A/Dコン
バータ、32 D/Aコンバータ、33 ALPC回
路、35 D/Aコンバータ、36 外部磁界制御回
路、37 透明基板、38 超解像膜、39 光磁気記
録膜、40 保護層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G11B 11/105 566 G11B 11/105 566D 581 581B 581H

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スパイラル状に、連続または間欠的にト
    ラックが形成された光磁気ディスク基板上に焦点を結ん
    で走査スポットとなる走査ビームによって情報面を光学
    的に走査し、上記走査ビームの照射による温度変化によ
    って上記走査スポット内に情報を読みだし可能な領域と
    情報が読みだされない領域とを存在せしめるとともに、
    情報の記録時に上記光磁気ディスク基板上の上記走査ス
    ポットが照射される光磁気ディスク媒体の微小部分の外
    部磁界を変調する磁界変調ヘッドにより情報の記録を行
    う光磁気記録再生装置において、上記情報の記録時と再
    生時の上記走査ビームの走査方向が逆方向となるように
    制御する制御手段と、記録するディジタルデータの所定
    ブロック内のデータ並びを逆のデータ並びとして書き込
    むデータ入れ替え手段を備えたことを特徴とする光ディ
    スク装置。
  2. 【請求項2】 スパイラル状に、連続または間欠的にト
    ラックが形成された光磁気ディスク基板上に焦点を結ん
    で走査スポットとなる走査ビームによって情報面を光学
    的に走査し、上記走査ビームの照射による温度変化によ
    って上記走査スポット内に情報を読みだし可能な領域と
    情報が読みだされない領域とを存在せしめるとともに、
    情報の記録時に上記光磁気ディスク基板上の上記走査ス
    ポットが照射される光磁気ディスク媒体の微小部分の外
    部磁界を変調する磁界変調ヘッドにより情報の記録を行
    う光磁気記録再生装置において、上記情報の記録時と再
    生時の上記走査ビームの走査方向が逆方向となるように
    制御するとともに、記録するディジタルデータの所定ブ
    ロック内のデータ並びを逆のデータ並びとして書き込む
    データを入れ替えるようにしたことを特徴とする光ディ
    スク記録方法。
  3. 【請求項3】 同心円状に、連続または間欠的にトラッ
    クが形成された光磁気ディスク基板上に焦点を結んで走
    査スポットとなる走査ビームによって情報面を光学的に
    走査し、上記走査ビームの照射による温度変化によって
    上記走査スポット内に情報を読みだし可能な領域と情報
    が読みだされない領域とを存在せしめるとともに、上記
    情報の記録時に上記光磁気ディスク基板上の上記走査ス
    ポットが照射される光磁気ディスク媒体の微小部分の外
    部磁界を変調する磁界変調ヘッドにより情報の記録を行
    う光磁気記録再生装置において、上記情報の記録時と再
    生時の上記走査ビームの走査方向が逆方向となるように
    制御する制御手段と、再生されたディジタルデータの所
    定ブロック内のデータ並びを逆のデータ並びとして読み
    出すデータ入れ替え手段と、所定のトラックにトラック
    ジャンプを行うトラックジャンプ制御手段を備えたこと
    を特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 同心円状に、連続または間欠的にトラッ
    クが形成された光磁気ディスク基板上に焦点を結んで走
    査スポットとなる走査ビームによって情報面を光学的に
    走査し、上記走査ビームの照射による温度変化によって
    上記走査スポット内に情報を読みだし可能な領域と情報
    が読みだされない領域とを存在せしめるとともに、上記
    情報の記録時において上記光磁気ディスク基板上の上記
    走査スポットが照射される光磁気ディスク媒体の微小部
    分の外部磁界を変調する磁界変調ヘッドにより情報の記
    録を行う光磁気記録再生方法において、上記情報の記録
    時と再生時の上記走査ビームの走査方向が逆方向となる
    ように制御するとともに、記録すべきディジタルデータ
    の所定ブロック内のデータ並びを逆のデータ並びとして
    書き込むデータ入れ替え、さらに所定のトラックにトラ
    ックジャンプを行うようにしたことを特徴とする光ディ
    スク記録方法。
  5. 【請求項5】 走査方向の前後にテーパ状の浮上部が形
    成され、光磁気ディスクとの間に空気流を通過させて浮
    力を発生するスライダー部の記録時に浮力を受ける側に
    超解像再生時に必要な超解像再生用外部磁界発生部を配
    設し、再生時に浮力を受ける側に情報を記録するための
    磁界変調ヘッドを配設したことを特徴とする請求項3
    載の光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 光磁気ディスク基板上に焦点を結んで走
    査スポットとなる走査ビームによって情報面を光学的に
    走査し、上記走査ビームの照射による温度変化によって
    上記走査スポット内に情報を読みだし可能な領域と情報
    が読みだされない領域とを存在せしめるとともに、上記
    情報の記録時に上記光磁気ディスク基板上の上記走査ス
    ポットが照射される光磁気ディスク媒体の微小部分の外
    部磁界を変調する磁界変調ヘッドにより情報の記録を行
    う光磁気記録再生方法において、上記情報の記録時と再
    生時の上記走査ビームの走査方向を逆方向にするととも
    に、上記情報記録トラックの前後にシンクパターンを記
    録再生するための試し書き領域を設け、さらに信号再生
    時、または記録時に上記試し書き領域でレーザーパワー
    を可変することによって、上記試し書き領域における再
    生信号レベルが最大となるようレーザーパワーを制御す
    るようにしたことを特徴とする光ディスク再生方法。
  7. 【請求項7】 光磁気ディスク基板上に焦点を結んで走
    査スポットとなる走査ビームによって情報面を光学的に
    走査し、上記走査ビームの照射による温度変化によって
    上記走査スポット内に情報を読みだし可能な領域と情報
    が読みだされない領域とを存在せしめるとともに、上記
    情報の記録時に上記光磁気ディスク基板上の上記走査ス
    ポットが照射される光磁気ディスク媒体の微小部分の外
    部磁界を変調する磁界変調ヘッドにより情報の記録を行
    う光磁気記録再生方法において、上記情報の記録時と再
    生時の上記走査ビームの走査方向を逆方向にするととも
    に、上記情報記録トラックの前後にシンクパターンを記
    録再生するための試し書き領域を設け、さらに信号再生
    時に上記光磁気ディスクを回転させるモータの回転速度
    を変化させて上記試し書き領域における再生信号レベル
    が最大となるように上記モータの回転速度を制御するよ
    うにしたことを特徴とする光ディスク再生方法。
  8. 【請求項8】 光磁気ディスク基板上に焦点を結んで走
    査スポットとなる走査ビームによって情報面を光学的に
    走査し、上記走査ビームの照射による温度変化によって
    上記走査スポット内に情報を読みだし可能な領域と情報
    が読みだされない領域とを存在せしめるとともに、上記
    情報の記録時に上記光磁気ディスク基板上の上記走査ス
    ポットが照射される光磁気ディスク媒体の微小部分の外
    部磁界を変調する磁界変調ヘッドにより情報の記録を行
    う光磁気記録再生方法において、上記情報の記録時と再
    生時の上記走査ビームの走査方向を逆方向にするととも
    に、上記情報記録トラックの前後にシンクパターンを記
    録再生するための試し書き領域を設け、さらに信号再生
    時に上記試し書き領域で超解像再生用外部磁界発生部を
    可変することによって上記試し書き領域における再生信
    号レベルが最大となるよう超解像再生用外部磁界発生部
    を制御するようにしたことを特徴とする光ディスク再生
    方法。
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