JP3506148B2 - シーケンシャルアクセスメモリ - Google Patents

シーケンシャルアクセスメモリ

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JP3506148B2
JP3506148B2 JP11537194A JP11537194A JP3506148B2 JP 3506148 B2 JP3506148 B2 JP 3506148B2 JP 11537194 A JP11537194 A JP 11537194A JP 11537194 A JP11537194 A JP 11537194A JP 3506148 B2 JP3506148 B2 JP 3506148B2
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    • G11C7/1015Read-write modes for single port memories, i.e. having either a random port or a serial port
    • G11C7/1018Serial bit line access mode, e.g. using bit line address shift registers, bit line address counters, bit line burst counters
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
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    • G11C8/04Arrangements for selecting an address in a digital store using a sequential addressing device, e.g. shift register, counter

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シーケンシャルアクセ
スメモリに関し、特に、内部のメモリセルにアクセスす
るための行または列選択信号を出力するアドレスポイン
タを具備するシーケンシャルアクセスメモリに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、信号処理技術、特に画像信号処理
または映像信号処理の技術は、TV受像機、ファクシミ
リ送受信機、およびコピー機等に使用され、年々重要さ
を増してきている。これらの信号処理は、半導体技術の
進歩に伴って、従来のアナログ技術から精度および信頼
性の面で優れるデジタル技術を用いて行なわれるように
なり、急速に発展してきている。
【0003】デジタル技術を用いて信号処理を行なう場
合には、信号を遅延させるためにその信号を一時的に記
憶する半導体メモリが必要となる。特に、1枚の画像や
映像を表わすデータに関しては、その絵を構成する各画
素に対応するデータが画面の隅から順次転送され処理さ
れる。上記のようにデータを遅延させるために用いる半
導体メモリとしては一般的にシーケンシャルアクセスメ
モリ(以下、SAMと称す)が用いられることが多い。
【0004】以下、従来のSAMについて図面を参照し
ながら説明する。図30は、従来のSAMの主要部の構
成を示す図である。
【0005】図30を参照して、メモリセルアレイMA
は、n行m列に配置された複数のメモリ回路MCを含
む。各メモリ回路MCは、kビットのデータを保持す
る。メモリセルアレイMAの複数行に対応して複数の行
選択線Qr1〜Qrnが設けられ。メモリセルアレイM
Aの複数列に対応して複数の列選択線Qc1〜Qcmが
設けられる。
【0006】行アドレスポインタRAは、メモリセルア
レイMAの1行を順次選択するために複数の行選択線Q
r1〜Qrnに順次行選択信号Qr1〜Qrn(以下信
号線およびその信号線に伝達される信号は同一符号を用
いて示す)を与える。行アドレスポインタRAは、入力
クロック信号に同期してデータ(行選択信号)を順次シ
フトさせるために複数のレジスタR、最終段のレジスタ
Rの出力信号を初段のレジスタRに帰還させる偶数個の
否定論理回路IRを含む。否定論理回路IRは、配線容
量を駆動するためのバッファの役割を行なう。
【0007】列アドレスポインタCAは、メモリセルア
レイMAの1列を順次選択するために複数の列選択線Q
c1〜Qcmに順次列選択信号Qc1〜Qcmを与え
る。列アドレスポインタCAは、行アドレスポインタR
Aと同様に、入力クロック信号に同期してデータ(列選
択信号)を順次シフトさせるための複数のレジスタR、
および最終段のレジスタRの出力信号を初段のレジスタ
Rに帰還させる偶数個の否定論理回路ICを含む。否定
論理回路ICも配線容量を駆動するためのバッファの役
割を行なう。
【0008】次に、上記のように構成されたSAMの動
作について説明する。図31は、図30に示す行および
列アドレスポインタから出力される行および列選択信号
のタイミングを説明するためのタイミングチャートであ
る。
【0009】図31を参照して、第1サイクルでは、行
アドレスポインタRAに含まれる複数のレジスタRが
“H”のデータをクロック信号に応答して順にシフトす
る。したがって、行選択信号Qr1〜Qrnが順に
“H”になり、メモリセルアレイMAのm行が順に選択
される。第1サイクルでは、列アドレスポインタCAに
より列選択信号Qc1が“H”に保持される。この結
果、第1列の第1行のメモリ回路MC、第1列の第2行
のメモリ回路MC、…、第1列の第n行のメモリ回路M
Cが順に選択される。選択されたメモリ回路にデータが
書込まれ、または、選択されたメモリ回路からデータが
読出される。
【0010】行アドレスポインタRAの最終段のレジス
タRに保持された“H”のデータは、否定論理回路IR
を介して初段のレジスタRにシフトされる。このため、
第2サイクルでは、行アドレスポインタRAに含まれる
複数のレジスタRが“H”のデータをクロック信号に応
答して順にシフトし、行選択信号Qr1〜Qrnが順に
“H”になる。第2サイクルでは、列アドレスポインタ
CAにより列選択信号Qc2が“H”に保持される。し
たがって、メモリセルアレイMAの第2列が選択され
る。この結果、第2列の第1行のメモリ回路MC、第2
列の第2行のメモリ回路MC、…、第2列のn行のメモ
リ回路MCが順に選択される。
【0011】同様にしてmサイクルでは、m列の第1行
のメモリ回路MC、m列の第2行のメモリ回路MC、
…、第m列の第n行のメモリ回路MCが順に選択され
る。列アドレスポインタCA内の最終段のレジスタRに
保持された“H”のデータは、否定論理回路ICを介し
て初段のレジスタRにシフトされる。この結果、メモリ
セルアレイMAの第m列の第n行のメモリ回路MCが選
択された後、第1列の第1行のメモリ回路MAが選択さ
れる。その後、第1サイクル〜第mサイクルが順に繰り
返される。
【0012】次に、図30に示す行および列アドレスポ
インタに含まれるレジスタ一例について説明する。図3
2は、図30に示す行および列アドレスポインタに含ま
れるレジスタの一例を示す回路図である。
【0013】図32を参照して、レジスタは、pチャネ
ルMOSトランジスタQ101〜Q104、nチャネル
MOSトランジスタQ105〜Q108、否定論理回路
G201〜G204を含む。トランジスタQ101およ
びQ105がCMOSトランスミッションゲートを構成
し、以下同様にトランジスタQ102〜Q104と対応
するトランジスタQ106〜Q108とがそれぞれCM
OSトランスミッションゲートを構成する。トランジス
タQ105、Q102、Q103、Q108には、クロ
ック信号CLKAが与えられ、トランジスタQ101、
Q102、Q107、Q104には、クロック信号CL
KBが与えられる。図33は、図32に示すレジスタに
与えられるクロック信号を示すタイミングチャートであ
る。クロック信号CLKA、CLKBは、図33に示す
ように、“H”の期間が互いに重なり合わない二層クロ
ックを構成する。
【0014】トランジスタQ101およびQ105に
は、前段のレジスタ出力される信号Xjが与えられ、否
定論理回路G204とトランジスタQ104およびQ1
08との接続点(ノードN3)から次段のレジスタに与
えられる信号Xj+1が出力される。信号Xj+1は、
行または列選択信号QとしてメモリセルアレイMAに与
えられる。
【0015】クロック信号CLKAが“L”でありクロ
ック信号CLKBが“H”であるとき、トランジスタQ
102およびQ106、およびトランジスタQ103お
よびQ107がオンし、トランジスタQ101およびQ
105、およびトランジスタQ104およびQ108が
オフする。したがって、ノードN2に与えられた信号が
否定論理回路G201、G202およびトランジスタQ
102およびQ106により構成されるラッチ回路にラ
ッチされるとともに、トランジスタQ103およびQ1
07、および否定論理回路G203、G204を介して
ノードN3に信号Xj+1として出力される。
【0016】クロック信号CLKAが“H”でありかつ
クロック信号CLKBが“L”であるとき、トランジス
タQ101およびQ105、トランジスタQ104およ
びQ108がオンし、トランジスタQ103およびQ1
07、およびトランジスタQ102およびQ106がオ
フする。したがって、ノードN1に与えられた信号Xj
がトランジスタQ101およびQ105、および否定論
理回路G201、G202を介してノードN2に入力さ
れる。また、ノードN3の信号Xj+1が否定論理回路
G203、G204およびトランジスタQ104および
Q108により構成されるラッチ回路にラッチされる。
この結果、クロック信号CLKA、CLKBに応答して
ノードN1に与えられた信号XjがノードN3にシフト
される。
【0017】図33において、クロック信号CLKAが
一度だけ“L”および“H”になる時間を1周期Tとす
る。行アドレスポインタRAを構成するレジスタRに与
えられるクロック信号に関しては行選択信号Qr1〜Q
rnの各々が“H”となっている時間が1周期Tに相当
する。また、列アドレスポインタCAを構成するレジス
タRに与えられるクロック信号に関しては行選択信号Q
c1〜Qcmの各々が“H”となっている時間が1周期
Tに相当する。なお、行アドレスポインタRAおよび列
アドレスポインタCAの動作タイミングを互いに入換え
ても上記と同様の動作が行なわれる。
【0018】次に、図30に示すメモリ回路について詳
細に説明する。図34は、図30に示すメモリ回路の一
例を示す図である。
【0019】図34を参照して、メモリ回路は、書込用
ビット線WBL、読出用ビット線RBL、書込および読
出用ワード線RWWL1〜RWWL3、nチャネルMO
SトランジスタQ111〜Q117、キャパシタC11
1、C112を含む。
【0020】トランジスタQ111は書込用ビット線W
BLと接続される。トランジスタQ111のゲートはワ
ード線RWWL2と接続される。キャパシタC111は
トランジスタQ111および接地電位と接続される。ト
ランジスタQ112のゲートはキャパシタC111およ
びトランジスタQ111と接続される。トランジスタQ
112は接地電位およびトランジスタQ113と接続さ
れる。トランジスタQ113は読出用ビット線RBLと
接続される。トランジスタQ113のゲートはワード線
RWWL1と接続される。読出用ビット線RBLはトラ
ンジスタQ117を介して所定のプリチャージ電圧VP
と接続される。トランジスタQ117のゲートには所定
のプリチャージ信号PCが入力される。
【0021】上記の構成により、書込用ビット線WBL
により伝達されるデータがトランジスタQ111を介し
てキャパシタC112に記憶され、キャパシタC111
の電荷に応じて読出用RBLの電位が決定される。トラ
ンジスタQ111〜Q116およびキャパシタC112
もトランジスタQ111〜Q113およびキャパシタC
111と同様である。
【0022】次に、上記のように構成されたメモリ回路
の動作について説明する。図35は、図34に示すメモ
リ回路の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【0023】図35を参照して、ワード線WWL2が
“H”であるタイミングL2でのメモリ回路の動作につ
いて説明する。ワード線WWL2が“H”になる前のタ
イミングPC1において、読出用ビット線RBLの電位
は“H”にプリチャージされ、保持されている。タイミ
ングL2でワード線RWWL2が“H”になったとき、
メモリ回路を構成するトランジスタQ111およびQ1
16がオンする。このとき、ストレージキャパシタC1
11には書込用ビット線WBLの電位が蓄積され保持さ
れる。一方、ストレージキャパシタC112の電位が
“H”ならば、トランジスタQ115がオンの状態とな
り、読出用ビット線RBLの電位は、トランジスタQ1
15およびQ116を通じて“L”に引抜かれる。同様
に、ストレージキャパシタC112の電位が“L”のと
き、トランジスタQ115はオフの状態となり、読出用
ビット線RBLの電位は“H”のまま保持される。した
がって、この2つの状態をセンスアンプ(図示省略)に
よりセンスすることによりメモリ回路に蓄えられた情報
を読出すことが可能となる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】通常、映像信号処理に
おいては、SAMは映像信号の1走査線分(xワード)
のメモリ容量を1単位として用いる。このとき、y単位
のメモリ容量を必要とする場合においては、従来、1単
位分のSAMを構成すると同様にy単位の容量のメモリ
セルをN行M列に割振り、N行M列を順次選択するため
に、上記のようにN行M列に対応した行アドレスポイン
タRAおよび列アドレスポインタCAが用いられてい
た。したがって、メモリ容量が増大するにつれて、アド
レスポインタの回路規模も同様に増大し、SAMのチッ
プ面積および消費電力が増大するという問題点があっ
た。
【0025】本発明の目的は、上記課題を解決するため
のものであって、低面積でかつ低消費電力のSAMを提
供することである。
【0026】本発明の他の目的は、アドレスポインタの
回路規模を削減することができるSAMを提供すること
である。
【0027】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のシーケン
シャルアクセスメモリは、xワードを1単位とするデー
タ列をy単位格納するシーケンシャルアクセスメモリで
あって、各々がxワードのデータを記憶し、シリアルに
接続されたy個のメモリセルアレイと、各上記メモリセ
ルアレイにおいて上記xワードのデータにアクセスする
ための選択信号を上記y個のメモリセルアレイの各々
対して共通に出力するアドレスポインタとを含み、上記
シリアルに接続されたy個のメモリセルアレイの各々
は、互いに接続された他の上記メモリセルアレイとの間
で、上記選択信号に応じて前記xワードごとにデータの
入出力を行なう。
【0028】 請求項2記載のシーケンシャルアクセス
メモリは、請求項1記載のシーケンシャルアクセスメモ
リの構成に加え、上記y個のメモリセルアレイの各々
は、xワードのデータを記憶するための複数のメモリ回
路と、上記メモリセルアレイの所定のメモリ回路のデー
タを伝送するための複数のビット線とを含み、上記複数
のビット線は、上記y個のメモリセルアレイの長手方向
に直線的に配置される。
【0029】 請求項3記載のシーケンシャルアクセス
メモリは、請求項1記載のシーケンシャルアクセスメモ
リの構成に加え、上記y個のメモリセルアレイの各々
は、行および列方向に配置され、上記xワードのデータ
を記憶するための複数のメモリ回路を含み、さらに上
択信号のうち上記メモリセルアレイの行および列方向
のうち一方方向のメモリ回路を選択するための信号を伝
達する選択信号伝達線を含み、上記選択信号伝達線は、
上記y個のメモリセルアレイの長手方向の上に直線的に
配置される。
【0030】請求項4記載のシーケンシャルアクセスメ
モリは、請求項3記載のシーケンシャルアクセスメモリ
の構成に加え、上記選択信号伝達線は、上記メモリセル
アレイの行方向のメモリ回路を選択するための行選択信
号を伝達する行選択信号伝達線を含む。
【0031】請求項5記載のシーケンシャルアクセスメ
モリは、請求項3記載のシーケンシャルアクセスメモリ
の構成に加え、上記選択信号伝達線は、上記メモリセル
アレイの列方向のメモリ回路を選択するための列選択信
号を伝達する列選択信号伝達線を含む。
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【作用】請求項1ないし請求項5記載のシーケンシャル
アクセスメモリおいては、xワードのデータを記憶する
y個のメモリセルアレイに対して共通に、各メモリセル
アレイにおいてxワードのデータにアクセスするための
選択信号を出力するアドレスポインタを用いてデータの
入出力を行なっているので、全体としてx×yワードの
データを記憶するメモリセルアレイをxワードのデータ
をアクセスするためのアドレスポインタで制御すること
ができ、アドレスポインタの面積を削減することが可能
となる。
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【実施例】以下、本発明の一実施例のSAMについて図
面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施例
のSAMの主要部の構成を示す図である。
【0049】図1を参照して、SAMは、行アドレスポ
インタ1、列アドレスポインタ2、y個のメモリブロッ
ク31〜3y、インバータG1、G3、ANDゲートG
2を含む。メモリブロック31は、入力ドライバ3、入
力セレクタ4、メモリセルアレイ5、入力セレクタ6、
センスアンプ7、出力ドライバ8を含む。他のメモリブ
ロック32〜3yもメモリブロック31と同様の構成で
ある。
【0050】メモリセルアレイ5は、n行およびm列に
配列された複数のメモリ回路51を含む。各メモリ回路
51は、kビットのデータを保持する。メモリセルアレ
イ5のn行に対応してn本の行選択線Qri(i=1〜
n)が設けられ、メモリセルアレイ5のm列に対応して
m本の列選択線Qcj(j=1〜m)が設けられる。行
選択線Qriおよび列選択線QcjはそれぞれANDゲ
ートG4と接続される。ANDゲートG4は、行選択信
号Qriおよび列選択信号Qcjの論理積をワード線W
Lへ出力される。このとき、ワード線WLが活性化さ
れ、メモリ回路51は選択状態となる。
【0051】入力ドライバ3、センスアンプ7および出
力ドライバ8には制御信号RWが入力され、読出および
書込動作が制御される。入力端子DIから入力された信
号Dinは、入力ドライバ3、セレクタ4、および書込
用ビット線WBを介してメモリ回路51に記憶される。
メモリ回路51に記憶されている信号は、後述するアド
レスポインタの一周期である時間T後に読出用ビット線
RBおよび出力セレクタ6を介してセンスアンプ7によ
り読出され、出力ドライバ8を介して出力端子DOへ出
力される。メモリブロック31の出力端子DOは、メモ
リブロック32の入力端子端子DIと接続され、以降、
各メモリブロックの出力端子と入力端子が順に接続さ
れ、メモリブロック31の入力端子DIから入力された
データDinは最終段のメモリブロック3yの出力端子
DOから出力信号Doutとして出力される。
【0052】行アドレスポインタ1には、所定のクロッ
ク信号CLKA、およびクロック信号CLKAがインバ
ータG1により反転されたクロック信号CLKBが入力
される。行アドレスポインタ1は、たとえば、図32に
示すレジスタを含む図30に示すアドレスポインタと同
様の構成を有し、クロック信号CLKAおよびCLKB
に応答してメモリセルアレイ5の1行を順次選択するた
めの行選択信号Qri(i=1〜n)を各メモリブロッ
ク31〜3yへ出力する。つまり、行アドレスポインタ
1は、n個の行選択信号Qriをy個のメモリブロック
31〜3yのそれぞれへ出力する。
【0053】ANDゲートG2にはクロック信号CLK
Aおよび行アドレスポインタ1から出力されるn番目の
行選択信号Qrnが入力される。ANDゲートG2は、
入力したクロック信号CLKAおよび行選択信号Qrn
の論理積をクロック信号CLKA′として行アドレスポ
インタ2およびインバータG3へ出力する。つまり、行
アドレスポインタ1が行アドレスポインタ1の1周期ご
とに1つのクロック信号CLKA′が出力される。クロ
ック信号CLKA′はインバータG3により反転されク
ロック信号CLKB′として行アドレスポインタ2へ入
力される。
【0054】行アドレスポインタ2は、入力したクロッ
ク信号CLKA′およびCLKB′に応じてメモリセル
アレイ5の1列を順次選択するためのm個の列選択信号
Qcj(j=1〜m)をy個のメモリブロック31〜3
yの各々に出力する。列アドレスポインタ2は、行アド
レスポインタ1と同様に図32に示すレジスタ含む図3
0に示すアドレスポインタと同様の構成を有し、クロッ
ク信号CLKA′およびCLKB′に応じて行選択信号
Qcjを出力する。
【0055】行アドレスポインタ1から出力されるn個
の行選択信号Qriはn個の行選択信号入力端子RBへ
入力され、列アドレスポインタ2から出力されるm個の
列選択信号Qcjはm個の列選択信号入力端子CBへ入
力される。この結果、各メモリブロック31〜3yは、
入力した行および列選択信号に応じて所定のメモリ回路
51を選択し、書込および読出動作を実行する。
【0056】次に、上記のように構成されたSAMの動
作についてさらに詳細に説明する。図2は、図1に示す
SAMの動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【0057】図2を参照して、第1サイクルでは、行ア
ドレスポインタ1に含まれる複数のレジスタが“H”の
データをクロック信号CLKAおよびCLKBに応答し
て順にシフトする。この結果、行選択信号Qr1〜Qr
nが順に“H”になり、メモリブロック31〜3yの各
メモリセルアレイ5のn行のうち1つの行が順に選択さ
れる。一方、第1サイクルでは、列アドレスポインタ2
により列選択信号Qc1が“H”に保持される。この結
果、y個のブロック31〜3yの各メモリアレイ5の第
1列の第1行のメモリ回路、第1列の第2行のメモリ回
路、…、第1列の第n行のメモリ回路が順に選択され
る。選択された各メモリ回路にはデータが書込まれまた
は選択されたメモリ回路からデータが読出される。
【0058】次に、第2サイクルでは、列アドレスポイ
ンタ2により列選択信号Qc2が“H”に保持される。
この結果、y個のメモリブロック31〜3yの各メモリ
セルアレイ5の第2列が選択され、各メモリセルアレイ
5に含まれる第2列の第1行のメモリ回路、第2列の第
2行のメモリ回路、…、第2列の第n行のメモリ回路が
順に選択される。以降、各サイクルごとに同様に動作
し、第mサイクルでは、第m列の第1行の各メモリ回
路、第m列の第2行の各メモリ回路、…、第m列の第n
行のメモリ回路が順に選択される。以降、第1サイクル
第mサイクルが順に繰り返される。
【0059】上記のように、シリアルに接続されたy個
のメモリブロックに対して、n個の行選択信号およびm
個の列選択信号が行アドレスポインタおよび列アドレス
ポインタ1、2から入力される。一方、初段のメモリブ
ロック31のデータ入力端子DIから入力されたデータ
Dinは、入力ドライバ3および入力セレクタ4を介し
てメモリ回路51に記憶される。メモリ回路51に記憶
されているデータはアドレスポインタの一周期である時
間T後に出力セレクタ6を介してセンスアンプ7で読出
され、出力ドライバ8を介してデータ出力端子DOから
次段のメモリブロック32のデータ入力端子DIへ出力
される。したがって、上記の操作がメモリブロック31
〜3yの段数すなわちy回繰り返された後入力データD
inは最終段のメモリブロック3yの出力端子DOから
出力データDoutとして外部へ出力される。上記のよ
うに、本実施例のSAMでは、n行およびm列つまり1
つのメモリブロックにのみ対応した行アドレスポインタ
および列アドレスポインタを用いて複数のメモリブロッ
クの動作を制御することができ、アドレスポインタの回
路規模を削減することが可能となる。つまり、y個のメ
モリブロックを使用する場合は、行および列アドレスポ
インタの回路規模はy分の1となる。したがって、SA
Mのチップ面積を縮小することができるとともに、アド
レスポインタでの消費電力も低減され、装置の低消費電
力化も実現することが可能となる。
【0060】次に、上記のように構成されたSAMのレ
イアウトについて説明する。図3は、図1に示すSAM
の主要部の第1のレイアウトを示す図である。
【0061】図3を参照して、y個のメモリブロック3
1〜3yは行方向に順次配置される。行アドレスポイン
タ1から出力される行選択信号を伝達するための行選択
線Qr1〜Qrnはメモリブロック31〜3yの側面を
通り、各メモリブロック31〜3yと接続される。一
方、列アドレスポインタ2から出力される列選択信号を
伝達するための列選択線Qc1〜Qcmは、メモリブロ
ック31〜3yの上をほぼ一直線の状態で配置される。
上記のようにレイアウトすることにより、列選択線Qc
1〜Qcmのみのために余分な面積を必要としないた
め、SAMが構成されるチップの面積を削減することが
可能となる。また、行アドレスポインタ1の位置は、行
選択線の信号遅延を各メモリブロックでほぼ等しくする
ため、メモリブロック31〜3yのほぼ中間的に配置し
てもよい。
【0062】次に、図3に示すレイアウトを用いたとき
のメモリセルアレイに含まれるビット線の配置について
説明する。図4は、図3に示すSAMのビット線のレイ
アウトを示す図である。
【0063】図4を参照して、A1〜A7は第1メタル
層、P1〜P2はポリシリコン層、F1〜F4はフィー
ルド領域、C1〜C10はコンタクトホールである。第
1メタル層A1によりビット線が構成される。フィール
ド領域F1、ポリシリコン層P1によりpチャネルまた
はnチャネルMOSトランジスタQ1が構成され、フィ
ールド領域F2およびポリシリコン層P1によりnチャ
ネルまたはpチャネルMOSトランジスタQ2が構成さ
れる。トランジスタQ1およびQ2は図1に示す入力セ
レクタ4に含まれる出力インバータINV1を構成す
る。
【0064】また、同様にポリシリコン層P2およびフ
ィールド領域F3およびF4からトランジスタQ3およ
びQ4が構成され、トランジスタQ3およびQ4により
図1に示す出力セレクタ6に含まれる入力インバータI
NV2が構成される。
【0065】図4に示すようにビット線となる第1メタ
ル層A1は、BLLの範囲はほぼ一直線上に配置され
る。各メモリブロック31〜3yのビット線は、図3に
示す列選択線Qc1〜Qcmとほぼ平行に配置され、ほ
ぼ直線上に配置される。したがって、メモリブロック3
1内でのビット線のレイアウトは他のメモリブロック3
2〜3yのビット線のレイアウトと同様となり、同じパ
ターンを繰り返すことにより、メモリセルアレイブロッ
ク31を構成することができ、製造工程が簡略化される
とともに高精度にビット線を形成することが可能とな
る。なお、上記で説明したビット線には、読出用または
書込用ビット線の両方を含む。
【0066】次に、SAMの主要部の第2のレイアウト
について説明する。図5は、図1に示すSAMの主要部
の第2のレイアウトを示す図である。
【0067】図5を参照して、第2のレイアウトでは、
メモリブロック31〜3yが列方向にシリアルに配置さ
れる。したがって、行アドレスポインタ1から出力され
る行選択信号を伝達するための行選択線Qr1〜Qrn
は複数のメモリブロック31〜3yの上に重ねて配置さ
れる。一方、列アドレスポインタ2から出力される列選
択信号を伝達するための列選択線Qc1〜Qcmは各メ
モリブロック31〜3yの上方に配置され、各メモリブ
ロック31〜3yと接続される。したがって、行選択線
Qr1〜Qrnを配置するための余分な面積が不要とな
り、SAMを形成するチップの面積を削減することが可
能となる。
【0068】また、第2のレイアウトでは、第1のレイ
アウトと同様に、ワード線を行選択線と平行に配置し、
1つの行選択線に対応する各メモリブロックのワード線
をほぼ一直線上に配置すれば、第2のレイアウトと同様
に同一のレイアウトパターンを繰り返すことによりメモ
リブロックを構成することができ、製造工程が簡略化さ
れるとともに高精度にワード線を形成することが可能と
なる。
【0069】以下、本発明の他の実施例のSAMについ
て説明する。図6は、本発明の他の実施例のSAMの主
要部の構成を示す図である。図6に示すSAMと図1に
示すSAMとで異なる点は、行および列アドレスポイン
タ1、2に代えて1つのアドレスポインタ1aが具備さ
れ、入力ドライバ3と入力セレクタ4との間にシリアル
/パラレル変換回路35、およびセンスアンプ7と出力
ドライバ8との間にパラレル/シリアル変換回路36が
具備され、さらに、行および列選択線Qri、Qcjが
削除され、アドレスポインタ1aの出力が直接ワード線
WLへ入力される点である。その他の点は、図1に示す
SAMと同様であるので以下その説明を省略する。
【0070】図6に示すSAMは、クロック信号CLK
AおよびCLKBに応じてアドレスポインタ1aが複数
のワード線選択信号を順次“H”の状態でシフトし、複
数のメモリブロック31a〜3yaへ出力する。メモリ
ブロック31a〜3yaは、入力したワード線選択信号
に応じて所定のワード線WLが選択され、対応するメモ
リ回路51が選択される。
【0071】一方、入力端子DIから入力されたデータ
は入力ドライバ3を介してシリアル/パラレル変換回路
35へ入力される。入力されたシリアルデータは、シリ
アル/パラレル変換回路35によりパラレルデータに変
換され入力セレクタ4へ出力される。入力セレクタ4
は、入力したパラレルデータを書込用ビット線WBを介
してメモリ回路51へ出力し、メモリ回路51に所定の
データが書込まれる。
【0072】また、メモリ回路51から読出されたパラ
レルデータは、読出用ビット線RBおよび出力セレクタ
6を介してセンスアンプ7により読出される。センスア
ンプ7により増幅されたパラレルデータは、パラレル/
シリアル変換回路36によりシリアルデータに変換さ
れ、出力ドライバ8へ出力される。出力ドライバ8は、
入力したシリアルデータを出力端子DOから次段のメモ
リブロックの入力端子DIへ出力する。以降同様にデー
タが伝送され、図1に示すSAMと同様に、メモリブロ
ック31a〜3yaの段数すなわちy回上記動作が繰り
返された後、入力データDinは最終段のメモリブロッ
ク3yaの出力端子DOから出力データDoutとして
外部へ出力される。
【0073】したがって、図6に示すSAMでも、1つ
のメモリブロックにのみ対応したアドレスポインタを用
いて複数のメモリブロックの動作を制御することがで
き、アドレスポインタの回路規模を削減することが可能
となる。つまり、y個のメモリブロックを使用する場合
は、アドレスポインタの回路規模はy分の1となり、S
AMのチップ面積を縮小することができるとともに、ア
ドレスポインタでの消費電力も低減され、装置の低消費
電力化も実現することが可能となる。以降の各回路は、
図1に示すSAMについて説明するが、図6に示すSA
Mについても同様に適用することができ、同様の効果を
得ることができる。
【0074】次に、図1に示すSAMに適用されるメモ
リ回路の具体例について説明する。図7は、図1に示す
メモリ回路の第1の具体例を示す回路図である。
【0075】図7を参照して、メモリ回路は、書込用ビ
ット線WBL1、書込および読出用ビット線RBL1、
読出用ビット線RBL2、書込および読出用ワード線R
WWL1〜RWWL3、nチャネルMOSトランジスタ
Q1〜Q12、ストレージキャパシタC1〜C4を含
む。
【0076】トランジスタQ1は書込用ビット線WBL
1と接続される。トランジスタQ1のゲートはワード線
RWWL2と接続される。ストレージキャパシタC1は
接地電位およびトランジスタQ1と接続される。トラン
ジスタQ2のゲートはストレージキャパシタC1と接続
される。トランジスタQ2は接地電位およびトランジス
タQ3と接続される。トランジスタQ3のゲートはワー
ド線RWWL1と接続される。トランジスタQ3は書込
および読出用ビット線RBL1と接続される。トランジ
スタQ4〜Q6およびストレージキャパシタC2、トラ
ンジスタQ7〜Q9およびストレージキャパシタC3、
およびトランジスタQ10〜Q12およびストレージキ
ャパシタC4も同様に接続される。
【0077】また、読出用ビット線RBL1はトランジ
スタQ13を介して所定のプリチャージ電圧と接続され
る。トランジスタQ13のゲートには所定のプリチャー
ジ信号PCが入力される。同様に、読出用ビット線RB
L2はトランジスタQ14と接続される。また、ビット
線RBL2は、図1に示すセンスアンプ7と出力セレク
タ6を介して接続され、読出用ビット線RBL1はセン
スアンプ7は接続されない。
【0078】次に、上記のように構成されたメモリ回路
の動作について説明する。図8は、図7に示すメモリ回
路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【0079】図7および図8を参照して、ワード線RW
WL2が“H”となるタイミングL2にの前に、既にプ
リチャージ信号PCはタイミングPC1で“H”とな
り、書込および読出用RBL1および読出用ビット線R
BL2は“H”にプリチャージされる。次に、ワード線
RWWL2が“H”になったとき、トランジスタQ1、
Q9、Q4、およびQ12がオンの状態になる。このと
き、書込用ビット線WBL1の電位は、トランジスタQ
1を介してストレージキャパシタC1に保持される。ま
た、トランジスタQ9がオンするため、ストレージキャ
パシタC3に保持された電位が“H”のとき、トランジ
スタQ8がオンし、トランジスタQ8およびQ9を介し
て書込および読出用ビット線RBL1の電荷が引抜か
れ、その電位は“L”となる。一方、ストレージキャパ
シタC3に保持された電位が“L”のとき、トランジス
タQ8はオフし、書込および読出用ビット線RBL1の
電位は“H”を保持する。
【0080】また、読出および書込用ビット線RBL1
の電位は上記のストレージキャパシタC1と同様にトラ
ンジスタQ4を介してストレージキャパシタC2に保持
される。さらにストレージキャパシタC4に保持されて
いる電位が“H”のとき、読出用ビット線RBL2の電
荷はトランジスタQ11およびQ12を介して引抜か
れ、その電位は“L”となる。一方、ストレージキャパ
シタC4に保持された電位が“L”のとき、トランジス
タQ11はオフし、読出用ビット線RBL2の電位は
“H”を保持する。
【0081】次に、読出用ビット線RBL2の電位は出
力セレクタ6を介してセンスアンプ7により増幅され、
出力ドライバ8を介して出力データとして出力される。
この出力データは、アドレスポインタが一周する周期を
Tとすると、2T前のデータである。したがって、上記
のようなメモリ回路を用いることにより、アドレスポイ
ンタの面積を2分の1に削減することが可能となる。上
記実施例では、2T前のデータを出力するため2段のメ
モリセルの構成について述べているが、さらに複数段の
メモリセルを構成すれば、その段数だけアドレスポイン
タの面積を削減することが可能となる。以下の各実施例
でも同様である。
【0082】次に、図7に示すメモリ回路の制御信号発
生回路について説明する。図9は、図7に示すメモリ回
路の制御信号発生回路の一例の構成を示す回路図であ
る。
【0083】図9を参照して、制御信号発生回路は、フ
リップフロップ回路(FF)F1〜Fn、インバータG
5、ANDゲートA11〜A1nを含む。フリップフロ
ップ回路F1は、次段のフリップフロップ回路F2およ
びANDゲートG11と接続される。インバータG5
は、ANDゲートG11と接続される。インバータG5
は、プリチャージ信号PCを受け、その反転信号をAN
DゲートA11へ出力する。インバータG11から出力
される制御信号は、ワード線RWWL1へ供給され、ワ
ード線RWWL1を選択状態とする。以降、n−1個の
フリップフロップ回路F2〜FnおよびANDゲートG
12〜G1nが同様に接続され、その他のワード線WW
L2〜RWWLnへ供給する制御信号を出力する。
【0084】上記のように構成された制御信号発生回路
により図7に示すタイミングでプリチャージ信号PCに
応じてワード線RWWL1〜RWWL3が“H”とされ
る。以下の各実施例に対しても、図8と同様の制御信号
発生回路により所定の制御信号が発生される。
【0085】上記メモリ回路は、図1に示すSAMのよ
うに複数のメモリブロック31〜3yをシリアルに接続
せず、1つのメモリブロックのみを用いた場合でも、ま
た、1つのアドレスポインタを用いた場合でも、アドレ
スポインタの面積を削減することが可能である。以下の
各メモリ回路の実施例についても同様である。
【0086】次に、図1に示すメモリ回路の第2の具体
例について説明する。図10は、図1に示すメモリ回路
の第2の具体例を示す回路図である。
【0087】図10を参照して、書込用および読出用ワ
ード線RWWL1〜RWWL4、書込用ビット線WBL
1、読出用ビット線RBL1、nチャネルMOSトラン
ジスタQ21〜Q32、インバータG21〜G26、キ
ャパシタC11〜C13を含む。
【0088】トランジスタQ25は、書込用ビット線W
BL1と接続される。トランジスタQ25のゲートはワ
ード線RWWL3と接続される。2個のインバータG2
3およびG24はクロスカップルされ、スタティックな
メモリセルMC2を構成する。メモリセルMC2は、ト
ランジスタQ25およびQ26と接続される。トランジ
スタQ26のゲートおよびトランジスタQ32のゲート
は、ワード線RWWL2と接続される。ストレージキャ
パシタC12はトランジスタQ26と接続される。トラ
ンジスタQ27のゲートはストレージキャパシタC12
と接続される。トランジスタQ27は接地電位およびト
ランジスタQ28と接続される。トランジスタQ28は
読出用ビット線RBL1と接続される。トランジスタQ
28のゲートはワード線RWWL1と接続される。読出
用ビット線RBL1はトランジスタQ33を介して所定
のプリチャージ電圧と接続される。トランジスタQ33
のゲートには所定のプリチャージ信号PCが入力され
る。
【0089】他のトランジスタQ21〜Q24、Q29
〜Q32、インバータG21、G22、G25、G2
6、ストレージキャパシタC11、C13も上記と同様
に接続される。したがって、インバータG21およびG
22によりスタティックなメモリセルMC1が、インバ
ータG25およびG26によりスタティックなメモリセ
ルMC3が同様に構成される。
【0090】次に、上記のように構成されたメモリ回路
の動作について説明する。図11は、図10に示すメモ
リ回路の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【0091】図10および図11を参照して、ワード線
RWWL2が“H”であるタイミングL2の前に既に読
出用ビット線RBL1は、タイミングPC1で“H”に
プリチャージされている。次に、ワード線RWWL2が
“H”になったとき、トランジスタQ21、Q26、お
よびQ32がオンの状態になる。このとき、書込用ビッ
ト線WBL1の電位は、トランジスタQ21を介してメ
モリセルMC1に保持される。これと同時に、メモリセ
ルMC2に保持された電位がトランジスタQ26を介し
てストレージキャパシタC12へ送られる。したがっ
て、メモリセルMC2の電位が“H”の場合、ストレー
ジキャパシタC12の電位は“H”となり、メモリセル
MC2に保持された電位が“L”の場合は、ストレージ
キャパシタC12の電位は“L”となる。
【0092】さらに、ストレージキャパシタC13に保
持された電位が“H”のとき、トランジスタQ31はオ
ンし、読出用ビット線RBL1の電位はトランジスタQ
32およびQ31を介して電荷が引抜かれ“L”とな
る。一方、ストレージキャパシタC13に保持されてい
る電位が“L”のとき、トランジスタQ31がオフし、
読出用ビット線RBL1の電位は“H”を保持する。読
出用ビット線RBL1の電位は、センスアンプでセンス
され、最終的に出力データとして出力される。この出力
データは、上記の第1のメモリ回路と同様に、アドレス
ポインタが一周する周期をTとすると2T前のデータで
ある。したがって、上記と同様に、アドレスポインタの
面積を2分の1に削減することが可能となる。
【0093】次に、メモリ回路の第3の具体例について
説明する。図11は、図6に示すメモリ回路の第3の具
体例を示す回路図である。
【0094】図11を参照して、メモリ回路は、書込用
および読出用ワード線RWWL1〜RWWL3、書込用
ビット線WBL1、読出用ビット線RBL1、nチャネ
ルMOSトランジスタQ41〜Q49、ストレージキャ
パシタC31〜C36、インバータG31〜G36を含
む。
【0095】トランジスタQ41は、書込用ビット線W
BL1と接続される。トランジスタQ41のゲート、ト
ランジスタQ45のゲート、およびトランジスタQ49
のゲートは、ワード線RWWL1と接続される。ストレ
ージキャパシタC31は、接地電位およびトランジスタ
Q41と接続される。インバータG31は、ストレージ
キャパシタC31と接続される。トランジスタQ42
は、インバータG31と接続される。キャパシタC32
は、トランジスタQ42と接続される。インバータG3
2は、ストレージキャパシタC32と接続される。トラ
ンジスタQ43は、読出用ビット線RBL1と接続され
る。他のトランジスタQ44〜Q49、ストレージキャ
パシタC33〜C36、インバータG33〜G36も上
記と同様に接続される。
【0096】次に、上記のように構成されたメモリ回路
の動作について説明する。図13は、図12に示すメモ
リ回路の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【0097】図12および図13を参照して、ワード線
RWWL1が“H”となるタイミングL1について以下
に説明する。ワード線RWWL1が“H”になったと
き、トランジスタQ41、Q45、およびQ49はオン
の状態になる。このとき、書込用ビット線WBL1の電
位は、トランジスタQ41を介してストレージキャパシ
タC31に保持される。また、同時に、ストレージキャ
パシタC33に保持された電位が、インバータG33お
よびトランジスタQ45を介してストレージキャパシタ
C34へ伝達され保持される。したがって、ストレージ
キャパシタC33の電位が“H”のとき、ストレージキ
ャパシタC34の電位は“L”となり、ストレージキャ
パシタC33の電位が“L”のときストレージキャパシ
タC34の電位は“H”となる。
【0098】さらに、ストレージキャパシタC36の電
位が、インバータG36およびおよびトランジスタQ4
9を介して読出用ビット線RBL1に読出される。した
がって、ストレージキャパシタC36に保持された電位
が“L”のとき、読出用ビット線RBL1の電位は
“H”となり、ストレージキャパシタC36の電位が
“H”のとき読出用ビット線RBL1の電位は“L”と
なる。
【0099】次に、読出用ビット線RBL1の電位をセ
ンスアンプで増幅し、最終的に出力データとして出力す
る。この出力データは、アドレスポインタが一周する周
期をTとすると2T前のデータである。したがって、上
記と同様に、アドレスポインタの面積を2分の1に削減
することが可能となる。
【0100】次に、メモリ回路の第4の具体例について
説明する。図14は、図1に示すメモリ回路の第4の具
体例を示す回路図である。また、図15は、図14に示
すメモリ回路の動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【0101】図14に示すメモリ回路と、図12に示す
メモリ回路とで異なる点は、図12に示すメモリ回路か
らインバータG31〜G36が削除されている点であ
る。その他の点は、図12に示すメモリ回路と同様であ
り、図12および図13を用いて説明した動作と同様に
図14に示すメモリ回路も図15に示すように動作す
る。したがって、第3のメモリ回路と同様に、アドレス
ポインタが一周する周期をTとした場合、2T前のデー
タが出力され、アドレスポインタの面積を2分の1に削
減することが可能となる。
【0102】次に、メモリ回路の第5の具体例について
説明する。図16は、図1に示すメモリ回路の第5の具
体例を示す回路図である。
【0103】図16を参照して、メモリ回路は、書込お
よび読出用ワード線RWWL1〜RWWL6、書込用ビ
ット線WBL1、WBL2、読出用ビット線RBL1、
nチャネルMOSトランジスタQ61〜Q72、ストレ
ージキャパシタC51〜C54を含む。
【0104】トランジスタQ61は、書込用ビット線W
BL1と接続される。トランジスタQ61のゲートおよ
びトランジスタQ69のゲートはワード線RWWL2と
接続される。トランジスタQ61は、ストレージキャパ
シタC51と接続される。ストレージキャパシタC51
は、トランジスタQ61および接地電位と接続される。
トランジスタQ62のゲートはストレージキャパシタC
51と接続される。トランジスタQ62は、接地電位お
よびトランジスタQ63と接続される。トランジスタQ
63のゲートはワード線RWWL1と接続される。トラ
ンジスタQ63は、読出用ビット線RBL1と接続され
る。他のトランジスタQ64〜Q72、ストレージキャ
パシタC52〜C54も同様に接続される。読出用ビッ
ト線RBL1はトランジスタQ73を介して所定のプリ
チャージ電圧と接続され、トランジスタQ73のゲート
には所定のプリチャージ信号PCが入力される。
【0105】上記のように、図16に示すメモリ回路
は、2つの読出用ビット線RBL1およびRBL2が1
つの読出用ビット線RBL1を共有する。
【0106】次に、上記のように構成されたメモリ回路
の動作について説明する。図17は、図16に示すメモ
リ回路の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【0107】図16および図17を参照して、ワード線
RWWL3が“H”となるタイミングL3におけるメモ
リ回路の動作について説明する。ワード線RWWL3が
“H”になる前に、読出用ビット線RBL1の電位は、
タイミングPC3において“H”にプリチャージされ保
持されている。次に、タイミングL3においてワード線
RWWL3が“H”になったとき、トランジスタQ61
およびQ69がオンする。このとき、ストレージキャパ
シタC51には、書込用ビット線WBL1の電位が蓄積
され保持される。また、同時に、ストレージキャパシタ
C53の電位が“H”のとき、トランジスタQ68がオ
ンし、読出用ビット線RBL1の電位はトランジスタQ
69およびQ68を介して“L”に引抜かれる。一方、
ストレージキャパシタC53の電位が“L”のとき、ト
ランジスタQ68はオフし、読出用ビット線RBL1の
電位は“H”のまま保持される。上記2つの状態をセン
スアンプにより読出すことによってメモリ回路に蓄えら
れた情報を読出すことが可能となる。
【0108】次に、ワード線RWWL4が“H”となる
タイミングL4におけるメモリ回路の動作について説明
する。ワード線RWWL4が“H”になる前に、読出用
ビット線RBL1の電位は、タイミングPC4において
“H”にプリチャージされ保持されている。タイミング
PC4においてワード線RWWL4が“H”になったと
き、トランジスタQ66およびQ70がオンする。この
とき、ストレージキャパシタC52には、書込用ビット
線WBL2の電位が蓄積され保持される。また、同時
に、ストレージキャパシタC54の電位が“H”のと
き、トランジスタQ71がオンし、読出用ビット線RB
L1の電位はトランジスタQ70およびQ71を介して
“L”へ引抜かれる。一方、ストレージキャパシタC5
4の電位が“L”のとき、トランジスタQ71はオフ
し、読出用ビット線RBL1の電位は“H”に保持され
たままとなる。上記の2つの状態をセンスアンプにより
読出すことによりメモリ回路に蓄えられた情報を読出す
ことが可能となる。
【0109】上記のように、図15に示すメモリ回路で
は、2本の書込用ビット線データを保持するメモリセル
(ここでは、ストレージキャパシタC51〜C54)に
記憶されているデータを1本の読出用ビット線により読
出すことが可能となる。したがって、ビット線の数が削
減され、メモリセルアレイの面積を削減することが可能
となる。
【0110】次に、図1に示す行および列アドレスポイ
ンタの具体例について説明する。以下の説明では、行ア
ドレスポインタについて説明するが、同様の構成を列ア
ドレスポインタに用いてもよい。また、以下に示すアド
レスポインタは、図1に示すように、複数のメモリブロ
ックをシリアルに接続したもの以外に、1つのメモリブ
ロックのみを用いるSAMについても同様に適用するこ
とが可能である。さらに、以下に示すアドレスポインタ
は、図6に示すSAMにも同様に適用することができ、
この場合は、アドレスポインタとメモリブロック内のワ
ード線とが接続される。
【0111】まず、行アドレスポインタの第1の具体例
について説明する。図18は、図1に示す行アドレスポ
インタ第1の具体例の構成を示すブロック図である。
【0112】図18を参照して、行アドレスポインタ
は、メインアドレス信号生成回路11、サブアドレス信
号生成回路12、行選択線選択ユニット13を含む。行
選択線選択ユニット13は、行選択線選択回路131〜
13Wを含む。
【0113】メインアドレス生成回路11は、たとえ
ば、W本のメインアドレス信号を生成し、行選択線選択
ユニット13へ出力する。行選択線選択ユニット13に
は、各メインアドレス信号に対応してW個の行選択線選
択回路131〜13Wが備えられ、メインアドレス信号
は各々対応する行選択線選択回路131〜13Wへ入力
される。
【0114】サブアドレス信号生成回路12は、たとえ
ば、4本のサブアドレス信号WE0〜WE3を行選択線
選択ユニット13へ出力する。4本のサブアドレス信号
WE0〜WE3は行選択線選択回路131〜13Wの各
々へ入力される。行選択線選択回路131は、入力した
1つのメインアドレス信号および4本のサブアドレス信
号WE0〜WE3に応じて4本のワード線WLから所定
の1本のワード線WLを選択する。他のワード線選択回
路132〜13Wについても同様である。
【0115】次に、図18に示すサブアドレス信号生成
回路の第1の具体例について説明する。図19は、図1
8に示すサブアドレス信号生成回路の第1の具体例の構
成を示す図である。
【0116】図18を参照して、サブアドレス信号生成
回路は、マスタラッチ(M)ML1〜ML4、スレーブ
ラッチ(S)SL1〜SL4、バッファ回路B1〜B4
を含む。マスタラッチML1とスレーブラッチSL1と
により1つのマスタスレーブ型のラッチが構成される。
マスタラッチML1〜ML4およびスレーブラッチSL
1〜SL4は交互に接続され、最終段のスレーブラッチ
SL4の出力は初段のマスタラッチSL1へ入力され
る。したがって、4個のマスタスレーブ型のラッチをリ
ング状に接続したシフトレジスタが構成される。スレー
ブラッチSL1の出力はバッファ回路B1へ入力され、
サブアドレス信号WE0として出力される。以降、スレ
ーブラッチSL2〜SL4およびバッファ回路B2〜B
4も同様に接続され、それぞれサブアドレス信号WE1
〜WE3を出力する。
【0117】上記のように構成されたシフトレジスタで
は、4つのスレーブラッチSL1〜SL4うち1つのス
レーブラッチの出力が“H”で出力され、その他のスレ
ーブラッチの出力が“L”となるように初期状態がセッ
トされる。また、バッファ回路B1〜B4は、2段のイ
ンバータで構成される。以上の構成により、サブアドレ
ス信号生成回路12は、所定期間だけ“H”となるサブ
アドレス信号WE0〜WE3を出力する。
【0118】次に、図18に示すメインアドレス信号生
成回路および行選択線選択ユニットについてさらに詳細
に説明する。図20は、図18に示すメインアドレス信
号生成回路および行選択線選択ユニットの第1の具体例
の構成を示すブロック図である。なお、図20では、説
明を簡略化するため、メインアドレス信号生成回路およ
び行選択線選択ユニットの一部のみを表わしている。
【0119】図20を参照して、メインアドレス信号生
成回路11は、マスタラッチML11、ML12、スレ
ーブラッチSL11、SL12を含む。マスタラッチM
L11およびスレーブラッチSL11は、1つのマスタ
スレーブ型のラッチを構成し、4W本の行選択線に対応
する場合は、W個のマスタラッチとW個のスレーブラッ
チが交互に接続され、図19に示すサブアドレス信号生
成回路12と同様にリング状に接続される。スレーブラ
ッチSL11、SL12の各出力は、行選択線選択ユニ
ット13へ入力される。
【0120】メインアドレス信号生成回路11の初期状
態として、W個のスレーブラッチうち1つのスレーブラ
ッチの出力のみが“H”となり、他のスレーブラッチの
出力が“L”となるように初期設定されている。また、
メインアドレス信号生成回路には、ノンオーバーラップ
な2相のクロック信号CK1、CK2が入力され、クロ
ック信号CK1およびCK2に応答してマスタスレーブ
型のラッチによりデータを順にシフトしていく。ここ
で、クロック信号CK1およびCK2は、サブアドレス
信号生成回路12のデータの繰り返し周期を1サイクル
とした場合4サイクルが1クロック期間となり、バッフ
ァ回路B1およびB3の出力と等しくなる。
【0121】次に、行選択線選択ユニットについて説明
する。図20を参照して、行選択線選択ユニット13
は、行選択線選択回路131、132を含む。行選択線
選択回路131は、NANDゲートG41〜G44、イ
ンバータG45〜G48を含む。行選択線選択回路13
2は、ANDゲートG51〜G54、インバータG55
〜G58を含む。
【0122】スレーブラッチSL11の出力信号S1は
NANDゲートG41〜G44へ入力される。また、N
ANDゲートG41にはサブアドレス信号WE0が入力
される。以降、同様にサブアドレス信号WE1〜WE3
がそれぞれNANDゲートG42〜G44へ入力され
る。NANDゲートG41は、入力した出力信号S1お
よびサブアドレス信号WE0の論理積をとり、その結果
を反転しインバータG45へ入力する。インバータG4
5は入力信号をさらに反転し、行選択信号Qr0として
出力する。以降、NANDゲートG42〜G44および
インバータG46〜G48も同様にそれぞれ行選択信号
Qr1〜Qr3が出力される。行選択線選択回路132
も上記の行選択線選択回路131と同様の構成を有し同
様に動作し、列選択信号Qr4〜Qr7を出力する。
【0123】次に、上記のように構成された行アドレス
ポインタの動作について説明する。図21は、図19お
よび図20に示すサブアドレス信号生成回路、メインア
ドレス信号生成回路および行選択線選択ユニットの動作
を説明するためのタイミングチャートである。
【0124】図21を参照して、クロック信号CKAお
よびCKBに応答してサブアドレス信号生成回路12内
のマスタスレーブラッチで構成されるシフトレジスタが
データを順にシフトし、サブアドレス信号WE0〜WE
3を順に“H”の状態にする。各サブアドレス信号は、
クロック信号CKBの4周期ごとに“H”となる。
【0125】一方、メインアドレス信号生成回路11内
のマスタスレーブラッチSL11、SL11およびL1
2、SL12はクロック信号CK1およびCK2に応答
して出力信号S1およびS2を順に“H”の状態で出力
する。
【0126】行選択線選択ユニット13は、メインアド
レス信号S1、S2およびサブアドレス信号WE0〜W
E3に応答して、入力信号の双方が“H”となったNA
NDゲートのみが“L”の信号をインバータへ出力し、
インバータが“H”の信号を出力する。したがって、列
選択信号Qr0〜Qr3のうち1つが“H”の状態とな
り以降順に“H”の状態がシフトされていく。上記のよ
うに、行アドレスポインタをメインアドレス信号生成回
路とサブアドレス信号生成回路に分離し、メインおよび
サブアドレス信号の状態に応じて1つの行選択信号のみ
が“H”の状態となり、以降順に“H”の状態がシフト
され、所定の行選択線が順次選択されていく。なお、図
6に示すSAMに上記のアドレスポインタを用いる場合
は、行選択信号Qr0〜Qr3がワード線選択信号とな
り直接ワード線WLへ入力され、所定のワード線が順次
選択されていく。以下の各アドレスポインタも同様であ
る。
【0127】次に、上記のメインアドレス信号生成回路
およびサブアドレス信号生成回路に用いられるメインラ
ッチおよびスレーブラッチとなるハーフラッチについて
さらに詳細に説明する。図22は、ハーフラッチの第1
の具体例の構成を示す図である。
【0128】図22を参照して、ハーフラッチは、Pチ
ャネルMOSトランジスタQ81、Q82、nチャネル
MOSトランジスタQ83、Q84、NANDゲートG
61、インバータG62を含む。
【0129】トランジスタQ81およびQ83、Q82
およびQ84はトランスミッションゲートを構成し、ト
ランジスタQ81およびQ83には入力信号が入力され
る。トランジスタQ81のゲートには所定のクロック信
号CKAが入力され、Q83のゲートには、クロック信
号CKAと相補なクロック信号/CKA(“/”は相補
信号を示す)が入力される。トランジスタQ81および
Q83はNANDゲートG61およびトランジスタQ8
2およびQ84と接続される。NANDゲートG61に
はリセット信号RSが入力される。NANDゲートG6
1はインバータG62と接続され、インバータG62は
出力信号を出力するとともにその信号をトランジスタQ
82およびQ84へフィードバックする。トランジスタ
Q82のゲートにはクロック信号/CKAが入力され、
トランジスタQ84のゲートにはクロック信号CKAが
入力される。上記のように構成されたハーフラッチは、
リセット信号RSに応じてリセットされる点を除き、図
32を用いて説明したレジスタと同様に動作するので以
下その説明を省略する。
【0130】次に、ハーフラッチの第2の具体例につい
て説明する。図23は、ハーフラッチの第2の具体例の
構成を示す図である。図23を参照して、ハーフラッチ
は、nチャネルMOSトランジスタQ85〜Q87、イ
ンバータG63を含む。トランジスタQ85には入力信
号が入力され、トランジスタQ85のゲートには所定の
クロック信号CKAが入力される。トランジスタQ87
はトランジスタQ85および接地電位と接続され、その
ゲートにはリセット信号RSを受ける。トランジスタQ
85はインバータG63と接続され、インバータG63
は出力信号を出力するとともにその信号をトランジスタ
Q86のゲートへ入力する。トランジスタQ86は電源
電圧VCCおよびインバータG63の入力側と接続され
る。
【0131】以上のように構成されるハーフラッチは、
入力信号が“L”のときにのみプルアップする。また、
図22に示すフルCMOSのハーフラッチに比較し、使
用するトランジスタの数は半減される。
【0132】次に、上記のように構成された行アドレス
ポインタに使用されるトランジスタの数について説明す
る。上記の行アドレスポインタによるトランジスタ数の
削減の効果を比較するため、まず、アドレスポインタを
メインアドレス信号生成回路とサブアドレス信号生成回
路とに分離せず1つの行選択線につき1つのシフトレジ
スタを用いるアドレスポインタのトランジスタ数につい
て表1に示し、上記の行アドレスポインタに使用される
トランジスタを表2にそれぞれ示す。表1および表2で
は、上記の説明で用いたWを50とし、200ワード時
のトランジスタ数を示している。また、ハーフラッチと
しては図22に示すハーフラッチを用いている。
【0133】
【表1】
【0134】
【表2】 上表より、1つの行選択線につき1つのシフトレジスタ
を用いるアドレスポインタでは4800Trに対して上
記の行アドレスポインタでは2312Trとなり、使用
するトランジスタは約半減されている。また、図23に
示すハーフラッチを用いた場合は、表1の場合で280
0Trとなり、表2の場合で1772Trとなり、この
場合もほぼ使用するトランジスタは半減されている。
【0135】したがって、上記の行アドレスポインタを
用いることにより、使用するトランジスタの数が削減さ
れ、行アドレスポインタの面積を削減することが可能と
なる。
【0136】なお、上記具体例では、SAMのトータル
のワード数を4Wワードとして説明したが、これは、サ
ブアドレス信号生成回路を4サイクルを1単位として構
成したことによるものであり、4の整数倍にした方が説
明が容易なためである。したがって、他のワード数であ
っても同様に適用することができ、以降に説明するアド
レスポインタについても同様である。
【0137】次に、サブアドレス信号生成回路の第2の
具体例について説明する。図24は、図18に示すサブ
アドレス信号生成回路の第2の具体例の構成を示す図で
ある。
【0138】図24を参照して、サブアドレス信号生成
回路は、ハーフラッチDF1、DF2、ANDゲートG
71〜G74を含む。ハーフラッチDF1には、クロッ
ク信号CKAが入力され、クロック信号CKAに応じて
動作する。ハーフラッチDF2にはクロック信号CKB
が入力され、クロック信号CKBに応じて動作する。ク
ロック信号CKBは、クロック信号CKAの“L”の期
間に1回ずつクロックパルスを発生する信号である。ハ
ーフラッチDF1の入力端子D2はハーフラッチDF2
の出力端子QCから出力される出力信号/Q1が入力さ
れる。ハーフラッチDF1は、入力した出力信号/Q1
をクロック信号CKAに応答してラッチし、出力端子Q
から出力信号Q0を出力し、出力端子QCからその反転
信号/Q0を出力する。
【0139】出力信号Q0はハーフラッチDF2の入力
端子Dへ入力されるとともに、ANDゲートG73およ
びG74へ入力される。出力信号/Q0は、ANDゲー
トG71およびG72へ入力される。ハーフラッチDF
2は、入力した出力信号Q0をクロック信号CKBに応
答してラッチし、出力端子Qから出力信号Q1を出力
し、出力端子QCからその反転信号/Q1を出力する。
出力信号Q1は、ANDゲートG72およびG73へ入
力される。出力信号/Q1はANDゲートG71および
G74へ入力される。ANDゲートG71〜G74はそ
れぞれ入力した信号の論理積をとり、サブアドレス信号
WE0〜WE3として出力する。上記のハーフラッチD
F1、DF2はジョンソンカウンタを構成する。次に、
上記のように構成されたサブアドレス信号生成回路の動
作について説明する。図25は、図24に示すサブアド
レス信号生成回路の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。図25を参照して、ハーフラッチDF1
およびDF2は上記のようにジョンソンカウンタを構成
しているので、その出力信号は、(L、L)→(L、
H)→(H、H)→(H、L)の4つの状態を繰り返
す。このとき、ANDゲートG71〜G74の入力信号
が(L、L)、(L、H)、(H、L)のときに“L”
で出力され、(H、H)のとき“H”の状態で出力され
る。したがって、4つのサブアドレス信号WE0〜WE
3は、クロック信号CKAおよびCKBに応答して所定
期間だけ“H”の状態で出力され、順に“H”の状態が
シフトされる。したがって、図21に示すサブアドレス
信号WE0〜WE3と同様のサブアドレス信号WE0〜
WE3が出力される。
【0140】上記のサブアドレス信号生成回路では、図
19に示すサブアドレス信号生成回路より用いるハーフ
ラッチの数が削減され、その面積を削減することが可能
となる。
【0141】次に、メインアドレス信号生成回路および
行選択線選択ユニットの第2の具体例について説明す
る。図26は、図18に示すメインアドレス信号生成回
路および行選択線選択ユニットの第2の具体例の構成を
示す図である。
【0142】図26を参照して、メインアドレス信号生
成回路11aは、シフトレジスタ111a、ANDゲー
トGA0〜GAX、GB0〜GBXを含む。シフトレジ
スタ111aは、ハーフラッチ(HL)HA0〜HA
X、HB0〜HBXを含む。
【0143】X個のハーフラッチHA0〜HAXにはク
ロック信号CK1が入力され、クロック信号CK1に応
答してラッチ動作を行なう。X個のハーフラッチHB0
〜HBXにはクロック信号CK2が入力され、クロック
信号CK2に応答してラッチ動作が行なわれる。クロッ
ク信号CK1およびCK2は、図24および図25に示
すサブアドレス信号WE0が“H”となる期間にクロッ
ク信号CKAと同じ幅のクロックを交互に出力する信号
である。ハーフラッチHA0〜HAXおよびハーフラッ
チHB0〜HBXは交互に接続され、最終段のハーフラ
ッチHBXは初段のハーフラッチHA0と接続され、シ
フトレジスタを構成する。シフトレジスタ111aは、
いずれかの連続する2個のハーフラッチのみが“H”の
状態になるように初期化される。したがって、連続する
ハーフラッチの出力信号は半周期分だけ“H”の状態が
重なった状態で順にシフトされていく。
【0144】ハーフラッチHA0およびHB0はAND
ゲートGA0と接続される。また、ハーフラッチHB0
とハーフラッチHA1とはANDゲートGB0と接続さ
れる。以降、ANDゲートGA1〜GAX、GB1〜G
BXが同様にハーフラッチと接続される。したがって、
1つのANDゲートには連続する2つのハーフラッチの
出力信号が入力される。ANDゲートGA0〜GAX、
GB0〜GBXは、入力信号の論理積を出力信号SA0
〜SAX、SB0〜SBXとしてそれぞれ行選択線選択
ユニット13aに出力する。
【0145】行選択線選択ユニット13aは、図20に
示す行選択線選択ユニット13と同様に構成を有し、同
様に動作するので以下その説明を省略する。また、行選
択線選択ユニット13aに含まれる行選択線選択回路1
31a〜13WaはW個あり、各行選択線選択回路に対
応してメインアドレス信号生成回路11a内のANDゲ
ートおよびハーフラッチがそれぞれ1つずつ対応してい
る。したがって、ハーフラッチHA0〜HAX、HB0
〜HBXの総数は、W個となり、図20に示すメインア
ドレス信号生成回路11に含まれるハーフラッチの数の
半分となっている。
【0146】次に、上記のように構成されたメインアド
レス信号生成回路および行選択線選択ユニットの動作に
ついて説明する。図27は、図26に示すメインアドレ
ス信号生成回路および行選択線選択ユニットの動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【0147】図26および図27を参照して、シフトレ
ジスタ111aは、いずれかの連続する2つのハーフラ
ッチのみが“H”となるように設定されているので、た
とえば、出力信号A0、B0、およびA1には常にいず
れかの連続する2つの信号のみが“H”の状態となって
いる。したがって、これらのハーフラッチからの出力信
号をANDゲートで論理積をとることにより、ANDゲ
ートの出力信号は常に1つの出力信号のみが“H”とな
り、たとえば、出力信号SA0、SB0のようになる。
この結果、メインアドレス信号発生回路11aから出力
される信号SA0〜SAX、SB0〜SBXの各々とサ
ブアドレス信号発生回路から出力されるサブアドレス信
号WE0〜WE3の各々との論理積を行選択線選択ユニ
ット13aによりとり、行選択信号Qr0〜Qr3のう
ち1つの信号が“H”で出力され、順次“H”の状態が
シフトされていく。
【0148】次に、上記のサブアドレス信号発生回路、
メインアドレス信号発生回路および行選択線選択ユニッ
トの第2の具体例を用いた場合のトランジスタの削減効
果について説明する。上記のように各回路を構成した場
合、必要なトランジスタ数は表3に示すようになる。表
3の例では、表1および表2と同様に200ワード時の
トランジスタ数を示している。また、ハーフラッチとし
ては図21に示すハーフラッチを用いて計算を行なって
いる。
【0149】
【表3】 表3に示すように、第2の具体例では、表2に示す第1
の具体例と比較して、さらに3割程度トランジスタ数が
削減されている。したがって、アドレスポインタの面積
をさらに削減することができ、SAMのチップの面積を
削減することが可能となる。
【0150】また、図22に示すハーフラッチを用いた
場合、上記の第2の具体例では、トランジスタ数は14
84Trとなりトランジスタ数をさらに削減することが
可能となる。
【0151】上記の第2の具体例では、メインアドレス
信号生成回路とサブアドレス信号生成回路とに分離した
構成について述べたが、図26に示すメインアドレス信
号生成回路を単独で用いて行アドレスポインタを構成し
た場合でも、ハーフラッチの数が削減されるため、同様
にアドレスポインタの面積を削減することが可能とな
る。
【0152】次に、サブアドレス信号生成回路の第3の
具体例について説明する。図28は、図18に示すサブ
アドレス信号生成回路の第3の具体例の構成を示す図で
ある。第3の具体例では、行選択線イネーブル信号の状
態に応じてサブアドレス信号を強制的に“L”の状態に
するものである。通常、SAMは、低消費電力化のため
読出動作において、プリチャージ用トランジスタで読出
用ビット線をプリチャージし、プリチャージ後、読出用
ワード線を“H”(選択状態)にして読出動作が行なわ
れる。したがって、サブアドレス信号を行選択線イネー
ブル信号に応答して強制的に“L”の状態にすることに
より、プリチャージ期間中読出用ワード線を強制的に
“L”の状態にすることができ、上記の読出動作を行な
うことが可能となる。
【0153】図28を参照して、サブアドレス信号生成
回路は、サブアドレス信号生成回路12aと制御回路1
2bを含む。サブアドレス信号生成回路12aは、図2
4に示すサブアドレス信号生成回路と同様の構成を有し
同様の動作を行なうので以下その説明を省略する。
【0154】制御回路12bは、NANDゲートG10
0〜G103、インバータG104〜G107を含む。
NANDゲートG100〜G103の各々には、サブア
ドレス信号生成回路12aから出力信号S0〜S3がそ
れぞれ入力される。また、NANDゲートG100〜G
103の各々には、行選択線イネーブル信号WEが入力
される。NANDゲートG100〜G103は各々入力
した信号の論理積をとり、その反転信号を対応するイン
バータG104〜G107へ出力する。インバータG1
04〜G107は入力した信号を反転させ、サブアドレ
ス信号WE0〜WE3をそれぞれ出力する。
【0155】以上の構成により、サブアドレス信号WE
0〜WE3は行選択線イネーブル信号WEが“H”であ
り、かつ、出力信号S0〜S3が“H”のときにのみ
“H”で出力される。
【0156】次に、上記のように構成されたサブアドレ
ス信号生成回路を用いた行アドレスポインタの動作につ
いて説明する。この場合、メインアドレス信号生成回路
および行選択線選択ユニットについては図26に示す回
路を用いるものとする。なお、図20に示す回路を用い
た場合も同様である。図29は、図28に示すサブアド
レス信号生成回路を用いた行アドレスポインタの動作を
説明するためのタイミングチャートである。
【0157】図29を参照して、クロック信号CKA、
CKB、ハーフラッチの出力信号Q0、Q1、出力信号
S0〜S3(図25中サブアドレス信号WE0〜WE3
に相当する)は、図25に示す各信号と同様であるので
以下その説明を省略する。出力信号S0〜S3と行選択
線イネーブル信号WEとの論理積がとられ、出力信号S
0〜S3は、行選択線イネーブル信号WEが“L”のレ
ベルのとき強制的に“L”にされ、サブアドレス信号W
E0〜WE3のように出力される。以降、クロック信号
CK2、CK1、出力信号A0、B0、A1、出力信号
SA0、SB0は、図27に示すタイミングチャートの
各信号と同様に動作する。したがって、サブアドレス信
号WE0〜WE3に応答して行選択信号Qr0〜Qr3
が順次“H”の状態で出力される。つまり、行選択線イ
ネーブル信号WEが“L”の間、行選択信号Qr0〜Q
r3は強制的に“L”にされ、この間に読出用ビット線
がプリチャージされ、消費電力が低減される。
【0158】上記のように、行選択線イネーブル信号W
Eの制御をサブアドレス信号生成回路において行なって
いるので、行アドレスポインタから出力される各行選択
信号を行選択線イネーブル信号WEに応じて制御する場
合に比べ、使用するトランジスタの数が大幅に削減され
る。たとえば、行選択信号ごとに行なった場合は、20
0ワード時のトランジスタ数は800Tr必要となる
が、上記実施例では、16Trで済み、非常に少ないト
ランジスタ数ですべての行選択線のコントロールが可能
となる。
【0159】上記第3の具体例では、読出用および書込
用ワード線を用いた場合について述べたが、ワード線が
読出用および書込用に専用にある場合は、読出用アドレ
スポインタおよび書込用アドレスポインタを専用に設
け、ライトイネーブル信号WEおよびセンスイネーブル
信号SEに応じて動作するようにすれば各信号に対して
上記と同様の効果を得ることができる。
【0160】また、上記実施例では、ワード線が“H”
のとき選択状態になると仮定したが、これは、一般にn
チャネルトランジスタでメモリセルを構成するためであ
り、pチャネルトランジスタでメモリセルを構成する場
合は“L”の場合に選択状態となる。
【0161】また、メインアドレス信号生成回路、サブ
アドレス信号生成回路、および行選択線選択ユニットを
構成する場合、NANDゲートをベースに説明したが、
NORゲート等を用いても同様に構成することができ
る。
【0162】また、サブアドレス信号生成回路として4
つのサブアドレス信号を生成する場合について述べたが
2、8、16等の他のサブアドレス信号を用いる場合も
同様に構成することができ、その場合は、サブアドレス
信号の数が多いほどつまりリングカウンタの段数が多い
ほどトランジスタ数の削減効果は顕著となる。
【0163】
【発明の効果】請求項1ないし請求項5記載のシーケン
シャルアクセスメモリにおいては、xワードのデータを
アクセスするためのアドレスポインタを用いてxワード
のデータを記憶するメモリセルアレイをy個制御するこ
とができるので、アドレスポインタの面積が削減され、
シーケンシャルアクセスメモリの面積および消費電力を
削減することが可能となる。
【0164】
【0165】
【0166】
【0167】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のシーケンシャルアクセス
メモリの主要部の構成を示す図である。
【図2】 図1に示すシーケンシャルアクセスメモリの
動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図3】 図1に示すシーケンシャルアクセスメモリの
主要部の第1のレイアウトを示す図である。
【図4】 図3に示すシーケンシャルアクセスメモリの
ビット線のレイアウトを示す図である。
【図5】 図1に示すシーケンシャルアクセスメモリの
主要部の第2のレイアウトを示す図である。
【図6】 本発明の他の実施例のシーケンシャルアクセ
スメモリの主要部の構成を示す図である。
【図7】 図1に示すメモリ回路の第1の具体例の構成
を示す回路図である。
【図8】 図7に示すメモリ回路の動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図9】 図7に示すメモリ回路の制御信号発生回路の
一例の構成を示す回路図である。
【図10】 図1に示すメモリ回路の第2の具体例の構
成を示す回路図である。
【図11】 図10に示すメモリ回路の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図12】 図1に示すメモリ回路の第3の具体例の構
成を示す回路図である。
【図13】 図12に示すメモリ回路の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図14】 図1に示すメモリ回路の第4の具体例の構
成を示す回路図である。
【図15】 図14に示すメモリ回路の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図16】 図1に示すメモリ回路の第5の具体例の構
成を示す回路図である。
【図17】 図16に示すメモリ回路の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図18】 図1に示す行アドレスポインタの第1の具
体例の構成を示すブロック図である。
【図19】 図18に示すサブアドレス信号生成回路の
第1の具体例の構成を示す図である。
【図20】 図18に示すメインアドレス信号生成回路
および行選択線選択ユニットの第1の具体例の構成を示
す図である。
【図21】 図19および図20に示すサブアドレス信
号生成回路、メインアドレス信号生成回路および行選択
線選択ユニットの動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【図22】 ハーフラッチの第1の具体例の構成を示す
図である。
【図23】 ハーフラッチの第2の具体例の構成を示す
図である。
【図24】 図18に示すサブアドレス信号生成回路の
第2の具体例の構成を示す図である。
【図25】 図24に示すサブアドレス信号生成回路の
動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図26】 図18に示すメインアドレス信号生成回路
および行選択線選択ユニットの第2の具体例の構成を示
す図である。
【図27】 図26に示すメインアドレス信号生成回路
および行選択線選択ユニットの動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図28】 図18に示すサブアドレス信号生成回路の
第3の具体例の構成を示す図である。
【図29】 図28に示すサブアドレス信号生成回路を
用いた行アドレスポインタの動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図30】 従来のシーケンシャルアクセスメモリの主
要部の構成を示す図である。
【図31】 図30に示す行および列アドレスポインタ
から出力される行および列選択信号のタイミングを説明
するためのタイミングチャートである。
【図32】 図30に示す行および列アドレスポインタ
に含まれるレジスタの一例を示す回路図である。
【図33】 図32に示すレジスタに与えられるクロッ
ク信号を示すタイミングチャートである。
【図34】 図30に示すメモリ回路の一例を示す図で
ある。
【図35】 図34に示すメモリ回路の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 行アドレスポインタ、2 列アドレスポインタ、3
入力ドライバ、4入力セレクタ、5 メモリセルアレ
イ、6 出力セレクタ、7 センスアンプ、8 出力ド
ライバ 31〜3y メモリブロック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 一也 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電 機株式会社システム エル・エス・アイ 研究所内 (72)発明者 細谷 史郎 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電 機株式会社システム エル・エス・アイ 研究所内 (72)発明者 矢沢 弥亘 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電 機株式会社システム エル・エス・アイ 研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−217491(JP,A) 特開 平5−210971(JP,A) 特開 平5−225319(JP,A) 特開 平4−305889(JP,A) 特開 平5−342847(JP,A) 特開 平7−37378(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 7/00 G06F 5/06 G06F 13/38 G06F 12/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 xワードを1単位とするデータ列をy単
    位格納するシーケンシャルアクセスメモリであって、 各々がxワードのデータを記憶し、シリアルに接続され
    たy個のメモリセルアレイと、各前記メモリセルアレイにおいて 前記xワードのデー
    アクセスするための選択信号を前記y個のメモリセル
    アレイの各々に対して共通に出力するアドレスポインタ
    とを含み、 前記シリアルに接続されたy個のメモリセルアレイの各
    々は、互いに接続された他の前記メモリセルアレイとの
    間で、前記選択信号に応じて前記xワードごとにデータ
    の入出力を行なうシーケンシャルアクセスメモリ。
  2. 【請求項2】 前記y個のメモリセルアレイの各々は、 前記xワードのデータを記憶するための複数のメモリ回
    路と、 前記メモリセルアレイの所定の前記メモリ回路のデータ
    を伝達するための複数のビット線とを含み、 前記複数のビット線は、 前記y個のメモリセルアレイの長手方向に直線的に配置
    される請求項1記載のシーケンシャルアクセスメモリ。
  3. 【請求項3】 前記y個のメモリセルアレイの各々は、 行および列方向に配置され、前記xワードのデータを記
    憶するための複数のメモリ回路を含み、 前記シーケンシャルアクセスメモリは、さらに、 前記選択信号のうち前記メモリセルアレイの行および列
    方向のうち一方方向の前記メモリ回路を選択するため
    号を伝達する選択信号伝達線を含み、 前記選択信号伝達線は、 前記y個のメモリセルアレイの長手方向の上に直線的に
    配置される請求項1記載のシーケンシャルアクセスメモ
    リ。
  4. 【請求項4】 前記選択信号伝達線は、 前記メモリセルアレイの行方向の前記メモリ回路を選択
    するための行選択信号を伝達する行選択信号伝達線を含
    む請求項3記載のシーケンシャルアクセスメモリ。
  5. 【請求項5】 前記選択信号伝達線は、 前記メモリセルアレイの列方向の前記メモリ回路を選択
    するための列選択信号を伝達する列選択信号伝達線を含
    む請求項3記載のシーケンシャルアクセスメモリ。
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