JP3505816B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3505816B2
JP3505816B2 JP28367794A JP28367794A JP3505816B2 JP 3505816 B2 JP3505816 B2 JP 3505816B2 JP 28367794 A JP28367794 A JP 28367794A JP 28367794 A JP28367794 A JP 28367794A JP 3505816 B2 JP3505816 B2 JP 3505816B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回線閉結前に交換機側
から送られる発呼側電話番号を受信すると共に、発呼側
に対して画情報を送信する被呼送信が可能なファクシミ
リ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、発呼側に対して画情報を送信する
被呼送信(例えば、ポーリング送信、リトリーバル送
信、リモコン送信等)を実行しうるファクシミリ装置が
知られている。例えば、被呼送信としてポーリング送信
について以下に概説する。まず、被呼側のファクシミリ
装置の原稿台に送信用原稿をセットし、被呼側のファク
シミリ装置のファンクションキーによりポーリング送信
を指定する。これにより、被呼側のファクシミリ装置は
ポーリング送信待機中となる。ポーリング送信待機中に
おいて、発呼側のファクシミリ装置から呼び出し信号を
着信すると、回線を閉結し、所定の通信制御手順に従っ
て信号のやり取りを行う。その際、発呼側のファクシミ
リ装置からポーリング送信命令であるDTC信号を被呼
側のファクシミリ装置が受信した場合、被呼側のファク
シミリ装置は原稿台の送信用原稿をスキャナで読み取
り、発呼側のファクシミリ装置に画情報を送信する。以
上がポーリング送信である。
【0003】一方、このようなファクシミリ装置は、発
呼側のファクシミリ装置から送信されてきた画情報を受
信する通常の被呼受信も可能である。このとき、被呼側
のファクシミリ装置は受信した画情報を記録紙に印字す
る記録紙受信の他、受信した画情報を画像データとして
画像メモリに記録するメモリ受信を行うこともできる。
【0004】かかる従来のファクシミリ装置では、記録
紙がセットされていない場合や画像メモリの容量が不足
している場合のように被呼受信することが不可能な状態
にあるときには、たとえ被呼送信待機中であったとして
も、回線を閉結しないようにしていた。
【0005】これは、以下の理由による。即ち、被呼側
のファクシミリ装置が受信不可能な状態であるにもかか
わらず回線を閉結するとすれば、通常の通信制御手順に
従って行われる信号のやり取りの中で発呼側のファクシ
ミリ装置が被呼側のファクシミリ装置に対し送信画情報
の受信を要求してきたとき、被呼側のファクシミリ装置
はこれに応じられないため回線を開放することになるの
だが、この間即ち回線閉結から回線開放までの間につき
電話料金が発呼側に課金されることになって、発呼側に
不利益が及ぶからである。
【0006】つまり、発呼側のファクシミリ装置にとっ
ては、被呼側のファクシミリ装置に画情報を送信できな
かったにもかかわらず、電話料金だけ支払わされること
となって不合理であるとの理由から、従来は被呼側のフ
ァクシミリ装置が受信不可能な状態の場合には一切回線
を閉結しないこととしていたのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、被呼側
のファクシミリ装置が受信不可能な状態ではあるものの
ポーリング送信待機中である場合、発呼側のファクシミ
リ装置がポーリング受信を行うつもりであったとして
も、被呼側のファクシミリ装置は一切回線を閉結しない
ため、結果として発呼側のファクシミリ装置はポーリン
グ受信を行えないという不都合が生じていた。
【0008】例えば、上述した従来のファクシミリ装置
は、一般に、ポーリング送信待機中であっても通常の被
呼受信を行うことができるため、ポーリング送信待機中
に被呼受信を行い記録紙を使い切ってしまう場合(メモ
リ受信できる機種であればメモリの空きもない場合)が
あり、かかる場合には受信不可能な状態となるため一切
回線を閉結しないことになる。この場合、被呼側のオペ
レータがその事実に気づかなければいつまでたっても発
呼側のファクシミリ装置はポーリング受信を行うことが
できないという事態が生じることになる。
【0009】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、被呼送信待機中の場合、発呼者が被呼送信を行う可
能性のある相手のときにはその相手の意思を尊重するこ
とのできるファクシミリ装置の提供を目的とする。
た、本発明は、被呼送信待機中であって受信不可能な場
合、発呼者が被呼送信を行う可能性のない相手のときに
はいたずらに電話料金が課金されることを防止し、被呼
送信を行う可能性のある相手のときにはその相手の意思
を尊重することのできるファクシミリ装置の提供を目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明に係るファクシミリ装置は、回
線閉結前に交換機側から送られる発呼側電話番号を受信
すると共に、発呼側に対して画情報を送信する被呼送信
が可能なファクシミリ装置であって、被呼送信を行う可
能性のある相手の電話番号を記憶する電話番号記憶手段
と、交換機側から送られた発呼側電話番号が電話番号記
憶手段に記憶された電話番号と一致したか否かを判断す
る電話番号判断手段と、被呼送信待機中か否かを判断す
る被呼送信状態判断手段と、画情報を受信できる状態か
否かを判断する受信状態判断手段と、受信状態判断手段
により画情報を受信できない状態であると判断され、か
つ、被呼送信状態判断手段により被呼送信待機中である
と判断された場合、電話番号判断手段により発呼側電話
番号が電話番号記憶手段に記憶された電話番号と一致し
たと判断されたならば回線を閉結し、一致しないと判断
されたならば回線を閉結しない回線制御手段と、回線が
閉結された相手からの要求に応じて被呼送信を行う被呼
送信手段とを備えたものである。
【0011】また、請求項2記載の発明に係るファクシ
ミリ装置は、回線閉結前に交換機側から送られる発呼側
電話番号を受信すると共に、発呼側に対して画情報を送
信する被呼送信が可能なファクシミリ装置であって、被
呼送信を行う可能性のある相手の電話番号を記憶する電
話番号記憶手段と、交換機側から送られた発呼側電話番
号が電話番号記憶手段に記憶された電話番号と一致した
か否かを判断する電話番号判断手段と、被呼送信待機中
か否かを判断する被呼送信状態判断手段と、画情報を受
信できる状態か否かを判断する受信状態判断手段と、
信状態判断手段により画情報を受信できる状態であると
判断された場合、回線を閉結する一方、受信状態判断手
段により画情報を受信できない状態であると判断され
かつ、被呼送信状態判断手段により被呼送信待機中であ
ると判断された場合、電話番号判断手段により発呼側電
話番号が電話番号記憶手段に記憶された電話番号と一致
したと判断されたならば回線を閉結し、一致しないと判
断されたならば回線を閉結しない回線制御手段と、回線
が閉結された相手からの要求に応じて被呼送信を行う被
呼送信手段とを備えたものである。更に、請求項3記載
の発明に係るファクシミリ装置は、回線閉結前に交換機
側から送られる発呼側電話番号を受信すると共に、発呼
側に対して画情報を送信す る被呼送信が可能なファクシ
ミリ装置であって、被呼送信を行う可能性のある相手の
電話番号を記憶する電話番号記憶手段と、交換機側から
送られた発呼側電話番号が電話番号記憶手段に記憶され
た電話番号と一致したか否かを判断する電話番号判断手
段と、被呼送信待機中か否かを判断する被呼送信状態判
断手段と、画情報を受信できる状態か否かを判断する受
信状態判断手段と、受信状態判断手段により画情報を受
信できない状態であると判断された際に、被呼送信状態
判断手段により被呼送信待機中でないと判断された場
合、回線を閉結しない一方、被呼送信状態判断手段によ
り被呼送信待機中であると判断された場合、電話番号判
断手段により発呼側電話番号が電話番号記憶手段に記憶
された電話番号と一致したと判断されたならば回線を閉
結し、一致しないと判断されたならば回線を閉結しない
回線制御手段と、回線が閉結された相手からの要求に応
じて被呼送信を行う被呼送信手段とを備えたものであ
る。 また、請求項4記載の発明に係るファクシミリ装置
は、回線閉結前に交換機側から送られる発呼側電話番号
を受信すると共に、発呼側に対して画情報を送信する被
呼送信が可能なファクシミリ装置であって、被呼送信を
行う可能性のある相手の電話番号を記憶する電話番号記
憶手段と、交換機側から送られた発呼側電話番号が電話
番号記憶手段に記憶された電話番号と一致したか否かを
判断する電話番号判断手段と、画情報を受信できる状態
か否かを判断する受信状態判断手段と、受信状態判断手
段により画情報を受信できない状態であると判断された
場合、電話番号判断手段により発呼側電話番号が電話番
号記憶手段に記憶された電話番号と一致したと判断され
たならば回線を閉結し、一致しないと判断されたならば
回線を閉結しない回線制御手段と、回線が閉結された相
手からの要求に応じて被呼送信を行う被呼送信手段とを
備えたものである。 また、請求項5記載の発明に係るフ
ァクシミリ装置は、発呼側に対して画情報を送信する被
呼送信が可能なファクシミリ装置であって、発呼者が被
呼送信を行う可能性のある相手か否かを判断する発呼者
判断手段と、画情報を受信できる状態か否かを判断する
受信状態判断手段と、受信状態判断手段により画情報を
受信できない状態であると判断された場合、発呼者判断
手段により発呼者が被呼送信を行う可能性のある相手と
判断されたならば回線を閉結し、発呼者が被呼送信を
う可能性のない相手と判断されたならば回線を閉結しな
い回線制御手段と、回線が閉結された相手からの要求に
応じて被呼送信を行う被呼送信手段とを備えたものであ
る。
【0012】
【作用】上記構成を有する請求項1記載の発明に係るフ
ァクシミリ装置では、電話番号記憶手段が被呼送信を行
う可能性のある相手の電話番号を記憶し、電話番号判断
手段が回線閉結前に交換機側から送られてきた発呼側電
話番号と前記電話番号記憶手段に記憶された電話番号と
が一致したか否かを判断し、被呼送信状態判断手段が被
呼送信待機中か否かを判断し、受信状態判断手段が画情
報を受信できる状態か否かを判断する。そして、回線制
御手段は、受信状態判断手段により画情報を受信できな
い状態であると判断され、かつ、被呼送信状態判断手段
により被呼送信待機中であると判断された場合、電話番
号判断手段により発呼側電話番号が電話番号記憶手段に
記憶された電話番号と一致したと判断されたならば回
を閉結し、一致しないと判断されたならば回線を閉結し
ない。さらに、被呼送信手段は、回線を閉結した場合に
は、回線が閉結された相手からの要求に応じて被呼送信
を行う。
【0013】このように、請求項1記載の発明に係るフ
ァクシミリ装置では、被呼送信待機中で、かつ、画情報
を受信できない状態において、発呼者が被呼送信を行う
可能性のある相手であれば、回線を閉結し、その発呼者
が実際に被呼送信を希望しているのか否かの判断につい
ては例えば回線閉結後に行う。一方、発呼者が被呼送信
を行う可能性のある相手でなければ、回線を閉結しな
い。そして、回線を閉結した場合に、その発呼者が実際
に被呼送信を希望すれば被呼送信を行う。
【0014】また、請求項2記載の発明に係るファクシ
ミリ装置では、電話番号記憶手段が被呼送信を行う可能
性のある相手の電話番号を記憶し、電話番号判断手段が
回線閉結前に交換機側から送られてきた発呼側電話番号
と前記電話番号記憶手段に記憶された電話番号とが一致
したか否かを判断し、被呼送信状態判断手段が被呼送信
待機中か否かを判断し、受信状態判断手段が画情報を受
信できる状態か否かを判断する。そして、回線制御手段
は、受信状態判断手段により画情報を受信できる状態で
あると判断された場合、回線を閉結する一方、受信状態
判断手段により画情報を受信できない状態であると判断
され、かつ、被呼送信状態判断手段により被呼送信待機
中であると判断された場合、電話番号判断手段により発
呼側電話番号が電話番号記憶手段に記憶された電話番号
と一致したと判断されたならば回線を閉結し、一致しな
いと判断されたならば回線を閉結しない。さらに、被呼
送信手段は、回線を閉結した場合には、回線が閉結され
た相手からの要求に応じて被呼送信を行う。
【0015】このように、請求項2記載の発明に係るフ
ァクシミリ装置では、画情報を受信できる状態におい
て、発呼者が被呼送信を行う可能性のある相手であれ
ば、回線を閉結する。また、被呼送信待機中で、かつ、
画情報を受信できない状態において、発呼者が被呼送信
を行う可能性のある相手であれば、回線を閉結し、その
発呼者が実際に被呼送信を希望しているのか否かの判断
については例えば回線閉結後に行う。一方、発呼者が被
呼送信を行う可能性のある相手でなければ、回線を閉結
しない。そして、回線を閉結した場合に、その発呼者が
実際に被呼送信を希望すれば被呼送信を行う。 更に、請
求項3記載の発明に係るファクシミリ装置では、電話番
号記憶手段が被呼送信を行う可能性のある相手の電話番
号を記憶し、電話番号判断手段が回線閉結前に交換機側
から送られてきた発呼側電話番号と前記電話番号記憶手
段に記憶された電話番号とが一致したか否かを判断し、
被呼送信状態判断手段が被呼送信待機中か否かを判断
し、受信状態判断手段が画情報を受信できる状態か否か
を判断する。そして、回線制御手段は、受信状態判断手
段により画情報を受信できない状態であると判断された
際に、被呼送信状態判断手段により被呼送信待機中でな
いと判断された場合、回線を閉結しない一方、被呼送信
状態判断手段により被呼送信待機中であると判断された
場合、電話番号判断手段により発呼側電話番号が電話番
号記憶手段に記憶された電話番号と一致したと判断され
たならば回線を閉結し、一致しないと判断されたならば
回線を閉結しない。さらに、被呼送信 手段は、回線を閉
結した場合には、回線が閉結された相手からの要求に応
じて被呼送信を行う。 このように、請求項3記載の発明
に係るファクシミリ装置では、被呼送信待機中でなく、
かつ、画情報を受信できない状態においては回線を閉結
しない。また、被呼送信待機中で、かつ、画情報を受信
できない状態において、発呼者が被呼送信を行う可能性
のある相手であれば、回線を閉結し、その発呼者が実際
に被呼送信を希望しているのか否かの判断については例
えば回線閉結後に行う。一方、発呼者が被呼送信を行う
可能性のある相手でなければ、回線を閉結しない。そし
て、回線を閉結した場合に、その発呼者が実際に被呼送
信を希望すれば被呼送信を行う。 また、請求項4記載の
発明に係るファクシミリ装置では、電話番号記憶手段が
被呼送信を行う可能性のある相手の電話番号を記憶し、
電話番号判断手段が回線閉結前に交換機側から送られて
きた発呼側電話番号と前記電話番号記憶手段に記憶され
た電話番号とが一致したか否かを判断し、受信状態判断
手段が画情報を受信できる状態か否かを判断する。そし
て、回線制御手段は、受信状態判断手段により画情報を
受信できない状態であると判断された場合、電話番号判
断手段により発呼側電話番号が電話番号記憶手段に記憶
された電話番号と一致したと判断されたならば回線を閉
結し、一致しないと判断されたならば回線を閉結しな
い。さらに、被呼送信手段は、回線を閉結した場合に
は、回線が閉結された相手からの要求に応じて被呼送信
を行う。 このように、請求項4記載の発明に係るファク
シミリ装置では、画情報を受信できない状態において、
発呼者が被呼送信を行う可能性のある相手であれば、回
線を閉結し、その発呼者が実際に被呼送信を希望してい
るのか否かの判断については例えば回線閉結後に行う。
一方、発呼者が被呼送信を行う可能性のある相手でなけ
れば、回線を閉結しない。そして、回線を閉結した場合
に、その発呼者が実際に被呼送信を希望すれば被呼送信
を行う。また、請求項5記載の発明に係るファクシミリ
装置では、発呼者判断手段が、発呼者が被呼送信を行う
可能性のある相手か否かを判断し、受信状態判断手段が
画情報を受信できる状態か否かを判断する。そして、回
線制御手段は、受信状態 判断手段により画情報を受信で
きない状態であると判断された場合、発呼者判断手段に
より発呼者が被呼送信を行う可能性のある相手と判断さ
れたならば回線を閉結し、発呼者が被呼送信を行う可能
性のない相手と判断されたならば回線を閉結しない。さ
らに、被呼送信手段は、回線を閉結した場合には、回線
が閉結された相手からの要求に応じて被呼送信を行う。
このように、請求項5記載の発明に係るファクシミリ装
置では、画情報を受信できない状態において、発呼者判
断手段により発呼者が被呼送信を行う可能性のある相手
と判断されたならば回線を閉結し、被呼送信を行う。一
方、発呼者判断手段により発呼者が被呼送信を行う可能
性のない相手と判断されたならば回線を閉結しない。
【0016】
【実施例】以下に、本発明の好適な実施例について、図
面に基づいて説明する。図1は本実施例のファクシミリ
装置のブロック図、図2は図1のブロックの説明図であ
って図2(a)は画像メモリの説明図、図2(b)はR
AMの説明図、図2(c)は操作部の説明図である。
【0017】図1において、ファクシミリ装置1(ここ
では便宜上「被呼側」と呼ぶ)は、回線制御を行うネッ
トワーク・コントロールユニット(NCU)2を介して
電話回線16aに接続される。この電話回線16aは被
呼側の交換機17に接続され、この交換機17は電話回
線16bを介して発呼側の交換機18に接続され、この
交換機18は電話回線16cを介してファクシミリ装置
19(ここでは便宜上「発呼側」と呼ぶ)に接続されて
いる。
【0018】被呼側のファクシミリ装置1には、発呼者
のダイヤル操作に応じて交換機18、交換機17を介し
て呼出信号が入来する。このとき、上記被呼者が被呼側
の交換機17に発呼者側電話番号受信サービスの加入者
であることを登録してあるならば、最初の呼出信号と次
の呼出信号の間の無音区間において、交換機18及び交
換機17を介して発呼者側電話番号が被呼側のファクシ
ミリ装置1に送られる交換システムになっており、アメ
リカではアナログの交換システムにおいてすでに実用化
されている。本発明は、このような交換システム用の端
末装置に関するものである。
【0019】ファクシミリ装置1の中核となるCPU3
は、信号バスライン4を介して次のような装置各部と接
続され、所定の通信制御手順(図3参照)に従って装置
各部を制御してファクシミリ動作つまりデータ通信を実
行するものである。モデム5は、画情報を変調・復調し
て伝送すると共に伝送制御用の各種手順信号を送受信す
るものであり、バッファ6は、発呼側のファクシミリ装
置19との間で送受信される符号化された画情報を含む
データを一時的に格納するものである。
【0020】ROM7は制御プログラムを格納したメモ
リであり、EEPROM8は各種設定情報等を記憶させ
るメモリである。また、RAM9は動作実行時の各種デ
ータを一時格納するためのメモリであり、図2(a)に
示すように、送られてくる発呼側電話番号を記憶する発
呼側電話番号メモリ9aやファクシミリ装置1に設定さ
れている送受信モードを記憶するモードメモリ9b等を
備えている。画像メモリ10は、ダイナミックRAM
(DRAM)等により構成され、図2(b)に示すよう
に、画像データを記憶する画像データ記憶エリア10a
(メモリ受信用領域101、送信用領域102、被呼送
信用領域103)、及び記録のためのビットイメージを
記憶するビットイメージ記憶エリア10bを備えてい
る。
【0021】操作部11は、図2(c)に示すように、
本ファクシミリ装置1の動作状態をディスプレイ11d
により表示すると共にオペレータが各種操作を行うため
のものであり、テンキー11a、ファンクションキー1
1b、短縮ダイヤル登録キー11c等を備えている。フ
ァンクションキー11bには、送受信モード設定メニュ
ーが含まれ、発呼側のファクシミリ装置19に対して原
稿を送信するポーリング送信モードを選択設定すること
ができる。選択設定されたポーリング送信モードは、R
AM9のモードメモリ9bに記憶される。
【0022】符号化部12は送信する画情報の符号化を
行うものであり、スキャナ13は送信原稿の画像を読み
取るものである。復号化部14はバッファ6又は画像メ
モリ10に記憶・書き込みされた受信画像データを記録
のために読み出して復号化を行うものである。プリンタ
15は受信画像データを記録紙15bに記録するもので
あり、例えば、レーザ光により感光体に潜像を形成し、
それをトナーを用いて現像し、記録紙15bに転写する
静電電子写真記録方式を用いている。なお、画像データ
は、例えば、ランレングス法で圧縮符号化されて送受信
される。
【0023】プリンタ15には、プリンタ15に記録紙
15bが装着されていない場合又は装着されているが使
い切られている場合に所定の信号を出力する記録紙セン
サ20が備えられている。このファクシミリ装置1での
通常の受信動作(受信時にリアルタイムに記録を行う)
を概略説明すると、本ファクシミリ装置1は、発呼側の
ファクシミリ装置19と電話回線16a,16b,16
c及び交換機17,18を介してNCU2に接続された
後、CPU3の制御のもとに両ファクシミリ装置1,1
9間で所定の通信制御手順による信号の授受を行ってか
ら、送信画情報を受信し、バッファ6に画像データを記
憶する。この画像データは符号化(圧縮)されており、
復号化部14にて復号化(伸長)し、それを画像メモリ
10のビットイメージ記憶エリア10bに1ページ単位
での記録のためにビットイメージに展開して書き込む。
そして、所定の解像度によりビット展開し、これをプリ
ンタ15に送り、1ページ単位で印刷する。
【0024】なお、所定の通信制御手順による信号と
は、図3に示すように、端末の各機能を識別したり選択
された状態を命令したり、また受信可能な状態を確認し
たりするメッセージ前手順(DIS信号やDTC信号等
の送受信)、メッセージを伝送する本来の手順、メッセ
ージ後手順、呼復旧手順を行うことをいう。
【0025】また、代行受信等のメモリ受信時には、画
像メモリ10の画像データ記憶エリア10aのうちのメ
モリ受信用領域101に圧縮された画像データを格納し
ておき、記録時に、画像メモリ10のビットイメージ記
憶エリア10bにビット展開する。
【0026】また、通常の送信時には、スキャナ13で
送信原稿を読み取り、符号化部12で符号化してから画
像メモリ10の画像データ記憶エリア10aのうちの送
信用領域102に格納し、順次送信する。メモリ送信時
には、同じく送信用領域102に格納した後、指定の時
刻に送信動作を行う。
【0027】また、ポーリング送信時には、発呼側のフ
ァクシミリ装置19が被呼側のファクシミリ装置1に発
呼すると、被呼側のファクシミリ装置1がスキャナ13
で送信原稿を読み取り、符号化部12で符号化してから
画像メモリ10の画像データ記憶エリア10aのうちの
被呼送信用領域103に格納し、順次送信する。
【0028】次に、このように構成されたファクシミリ
装置1における短縮ダイヤルの登録処理について図4の
フローチャートに基づいて説明する。この処理は、操作
部11に配設された短縮ダイヤル登録キー11cがオン
(操作)されることにより開始される。まず、短縮番号
(例えば001〜200)がテンキーにより入力された
か否かを判断し(S11)、短縮番号が入力されたなら
ば(S11でYES)、登録すべき電話番号がテンキー
により入力されたか否かを判断し(S13)、電話番号
が入力されたならば(S13でYES)、更に、相手先
名称が入力されたか否かを判断する(S15)。相手先
名称が入力されたならば(S15でYES)、EEPR
OM8の所定領域に設けた短縮ダイヤルリストに、前記
短縮番号に対応した形で、電話番号及び相手先名称を記
憶し(S17)、本処理を終える。尚、短縮ダイヤルリ
ストに登録された電話番号は、ファクシミリ送受信を行
う相手の電話番号として登録されるのであるが、本実施
例ではポーリング送信を行う可能性のある相手の電話番
号として取り扱うものとする。
【0029】次に、着信処理のメインルーチンについて
図5のフローチャートに基づいて説明する。この処理
は、ファクシミリ装置1の電源がオンされることにより
開始される。この処理が開始されると、まず、RAM9
の発呼側電話番号メモリ9aをクリアし(S20)、続
いて呼び出し信号を着信したか否かを判断し(S2
1)、呼び出し信号を着信しなければ(S21でN
O)、S21に戻り、呼び出し信号の着信を待機する。
一方、S21にて呼び出し信号を着信したならば(S2
1でYES)、被呼側の交換機17から発呼側電話番号
が送られてきたか否かを判断し(S23)、発呼側電話
番号が送られてこなければ(S23でNO)、後述のS
27に進み、発呼側電話番号が送られてきたならば(S
23でYES)、発呼側電話番号を受信してRAM9の
発呼側電話番号メモリ9aに一時的に記憶する(S2
5)。ここで、発呼側電話番号が送られてこない場合と
しては、例えば発呼側が自分の電話番号の公表を拒んで
いる場合などがある。
【0030】続いて、呼び出し信号が停止したか否かを
判断し(S27)、呼び出し信号が停止した、即ち発呼
者が呼び出しを中断したならば(S27でYES)、前
記S20に戻って発呼側電話番号メモリ9aの記憶をク
リアし、再び呼び出し信号の着信を待機する(S2
1)。一方、S27で呼び出し信号が停止しなければ
(S27でNO)、呼び出し信号を所定回数受信したか
否かを判断する(S29)。ここで、呼び出し信号の所
定回数とは、予め操作部11のファンクションキー11
b及びテンキー11aによって自動着信処理のスタート
指令信号の一つとしてオペレータにより設定されるもの
である。
【0031】S29にて呼び出し信号を所定回数受信し
ていなければ(S29でNO)、再び27に戻る。一
方、S29にて呼び出し信号を所定回数受信したならば
(S29でYES)、ファクシミリ装置1が受信可能な
状態か否かを判断する(S31)。ファクシミリ装置1
が受信可能な状態であれば(S31でYES)、自動着
信処理を実行し(S39)、その後S21に戻り、呼び
出し信号の着信待機状態となる。ここで、ファクシミリ
装置1が受信可能な状態とは、記録紙センサ20からプ
リンタ15に記録紙の非装着等を示す所定の信号が出力
されていない状態、又は記録紙センサ20から前記所定
の信号が出力されている場合であっても画像メモリ10
の画像データ記憶エリア10aのうちメモリ受信用領域
101に空きがある状態をいう。尚、自動着信処理(S
39)については後述する。
【0032】一方、S31にてファクシミリ装置1が受
信不可能な状態であれば(S31でNO)、ポーリング
送信待機中か否かを判断する(S33)。ここで、ファ
クシミリ装置1が受信不可能な状態とは、記録紙センサ
20からプリンタ15に記録紙15bの非装着等を示す
所定の信号が出力され、かつ、画像メモリ10の画像デ
ータ記憶エリア10aのうちメモリ受信用領域101に
空きがない状態をいう。また、ポーリング送信待機中と
は、RAM9のモードメモリ9bにポーリング送信モー
ドが記憶されている場合を意味する。尚、本ファクシミ
リ装置1は、ポーリング送信待機中であっても、記録紙
15b又はメモリ受信用領域101により受信可能な状
態であれば、発呼側のファクシミリ装置19から画情報
が送信されてきた場合にはその画情報を受信することも
できる。
【0033】S33にてポーリング送信待機中でなけれ
ば(S33でNO)、ファクシミリ装置1は受信もポー
リング送信もできないため、エラーメッセージ(エラー
信号)を発呼側のファクシミリ装置19に送出し(S4
1)、その後S20に戻って発呼側電話番号メモリ9a
をクリアし、呼び出し信号の着信待機状態となる(S2
1)。
【0034】一方、S33にてポーリング送信待機中で
あれば(S33でYES)、発呼側電話番号が発呼側電
話番号メモリ9aに記憶されているか否かを判断し(S
35)、発呼側電話番号が発呼側電話番号メモリ9aに
記憶されていなければ(S35でNO)、エラーメッセ
ージ(エラー信号)を発呼側のファクシミリ装置19に
送出し(S41)、受信できない旨を発呼者に知らせ
る。その後S21に戻り、呼び出し信号の着信待機状態
となる。一方、S35にて発呼側電話番号が発呼側電話
番号メモリ9aに記憶されていれば(S35でYE
S)、その発呼側電話番号が短縮ダイヤルリストに登録
された電話番号と一致するか否かを判断する(S3
7)。
【0035】S37にて発呼側電話番号が短縮ダイヤル
リストに登録された電話番号と一致しなければ(S37
でNO)、その発呼者はポーリング送信を行う可能性が
ない相手であり、従って、画情報を被呼側のファクシミ
リ装置1に送信してくるものと考えられる。しかし、フ
ァクシミリ装置1は受信不可能な状態であるため、エラ
ーメッセージ(エラー信号)を発呼側のファクシミリ装
置19に送出し(S41)、受信できない旨を発呼者に
知らせる。その後S20に戻って発呼側電話番号メモリ
9aをクリアし、呼び出し信号の着信待機状態となる
(S21)。
【0036】一方、S37にて発呼側電話番号が短縮ダ
イヤルリストに登録された電話番号と一致したならば
(S37でYES)、発呼者はポーリング送信を行う可
能性のある相手であるため、自動着信処理を実行し(S
39)、その後S20に戻って発呼側電話番号メモリ9
aをクリアし、呼び出し信号の着信待機状態となる(S
21)。
【0037】続いて、上記着信処理のメインルーチンに
おいて実行される自動着信処理(S39)について、図
3の通信制御手順を表す説明図及び図6のフローチャー
トに基づいて説明する。尚、この自動着信処理は周知の
処理である。自動着信処理が開始されると、まず、回線
を閉結し(S61)、発呼側のファクシミリ装置19に
対してDIS信号(ディジタル識別信号)を含む各種信
号を送出する(S63)。このDIS信号は被呼側のフ
ァクシミリ装置1の送受信能力を表す信号であり、例え
ばポーリング送信待機中であること等を表すものであ
る。DIS信号の内容を確認した発呼側のファクシミリ
装置19は、ポーリング送信命令であるDTC信号(デ
ィジタル送信命令)、又は発呼側から被呼側への通常の
送信を行うためのDCS信号(ディジタル命令信号)を
被呼側のファクシミリ装置1に送出する。
【0038】被呼側のファクシミリ装置1はDTC信号
を受信したか否かを判断し(S65)、DTC信号を受
信したならば(S65でYES)、ポーリング送信を実
行し(S67)、その後回線を開放して(S73)、本
自動着信処理を終える。一方、被呼側のファクシミリ装
置1がDTC信号を受信しなかったならば(S65でN
O)、DCS信号を受信したか否かを判断し(S6
9)、DCS信号を受信したならば(S69でYE
S)、発呼側のファクシミリ装置1からの画情報を受信
し(S71)、その後回線を開放して(S73)、本自
動着信処理を終える。一方、S69にてDCS信号を受
信しなかったならば(S69でNO)、回線を開放し
(S73)、本自動着信処理を終える。
【0039】以上のように通常の通信制御手順に従って
信号のやり取りを行う上で、何らかの通信異常(例えば
被呼側のファクシミリ装置1が受信不可能な状態である
にもかかわらず発呼側のファクシミリ装置19が被呼受
信を要求(DCS信号を送出)してきた場合など)が生
じた場合には、DCN信号(回線切断命令)を送出し、
回線を開放する。
【0040】尚、上記自動着信処理において回線が閉結
されてから開放されるまでの期間については発呼側のフ
ァクシミリ装置19に電話料金が課金される。以上詳述
した本実施例によれば、発呼者が被呼側のファクシミリ
装置1の短縮ダイヤルリストにファクシミリ送受信の相
手(ポーリング送信を行う可能性のある相手)として登
録されている場合、被呼側のファクシミリ装置1がポー
リング送信待機中であれば、受信不可能な状態であって
も、自動着信処理にて回線を閉結し通常の通信制御手順
に従って発呼者がポーリング送信を要求しているか否か
を判断する。但し、この判断は回線閉結後に行うためそ
の期間につき発呼者は電話料金を負担することとなる
が、発呼者のポーリング送信を行う場合の意思を尊重す
べく、回線閉結してポーリング送信の意思を確認するこ
とを優先したものである。
【0041】従って、従来ではポーリング待機中であっ
ても受信不可能な状態であれば回線を閉結しなかったた
め、ポーリング送信を希望する発呼者にとってはポーリ
ング送信できないという不都合があったが、上記実施例
によればかかる不都合が解消される。
【0042】また、発呼者が被呼側のファクシミリ装置
1の短縮ダイヤルリストに登録されていない場合、その
発呼者はポーリング送信を行う可能性のある相手でな
く、画情報を被呼側のファクシミリ装置1に送信してく
るものと考えられる。このため、被呼側のファクシミリ
装置1が受信不可能な状態であれば、ポーリング送信待
機中であるか否かにかかわらず、被呼側のファクシミリ
装置1は回線を閉結しない。
【0043】従って、かかる発呼者は画情報を被呼側の
ファクシミリ装置1に送信することができないにもかか
わらず電話料金が課金されるという不都合が生じない。
なお、他の実施例として、前記実施例における図5のS
33以降の処理を図7に示すように変更してもよい。即
ち、S83にてポーリング送信待機中でない場合(S8
3でNO)、S85にて発呼側電話番号が発呼側電話番
号メモリ9aに記憶されていない場合(S85でN
O)、或いは発呼側電話番号メモリ9aに記憶されてい
る発呼側電話番号が短縮ダイヤルリストに登録された電
話番号と一致しない場合には(S87でNO)、前記S
41のエラーメッセージ送出処理を行わず、且つ前記S
20に戻すことなく、S27に移行し、呼び出し信号が
停止するまで、又は、記録紙15bが補充されたり、画
像データ記憶エリア10aのメモリ受信用領域101に
空きができたりすることによって、画像データ受信可能
になるまで、S27,S29,S31,S83,S8
5,S87の処理を繰り返し実行するようにしてもよ
い。
【0044】なお、本発明は上記実施例に何ら限定され
ることなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない範囲にお
いて種々の態様で実施できることはいうまでもない。例
えば、上記実施例では被呼送信としてポーリング送信を
取り上げたが、その他に、親展リトリーバル送信や、外
出先からメモリ受信した画像データを取り出すリモコン
送信等であってもよい。ここで、親展リトリーバル送信
とは、発呼側のファクシミリ装置19から送られてきた
IDと画像メモリ10の被呼送信用領域103に設けた
1つ又は複数のメイルボックスの各々に登録してあるリ
トリーバルIDとを照合し、一致するものがある場合
に、IDが一致したメイルボックスに記憶されている内
容を発呼側のファクシミリ装置19に送信することをい
う。また、リモコン送信とは、発呼側のファクシミリ装
置19から送信されてきた画像データを画像メモリ10
の被呼送信用領域103に一旦メモリ受信し、その後外
部から発呼して被呼送信用領域103に記憶された内容
を発呼側に送信することをいう。
【0045】また、上記実施例ではファクシミリ送受信
を行う相手の電話番号を、ポーリング送信(被呼送信)
を行う可能性のある相手の電話番号として扱ったが、そ
の他に、例えば、短縮ダイヤルリストの短縮番号に対応
した形で、電話番号、相手先名称に加えてポーリング送
信(被呼送信)の可能性の有無を記憶しておき、図5の
S37において、短縮ダイヤルリストのポーリング送信
(被呼送信)の可能性の有無によってS39の自動着信
処理(回線閉結)を実行するかS41のエラーメッセー
ジを送出するかを選択してもよい。この場合、ファクシ
ミリ送受信を行う相手であってもポーリング送信(被呼
送信)を行う可能性のない発呼者にとっては、ポーリン
グ送信待機中であっても受信不可能な状態であれば回線
を閉結されないため、電話料金が課金されないという効
果がある。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、発明に係るファ
クシミリ装置によれば、被呼送信待機中の場合、発呼者
が被呼送信を行う可能性のある相手のときにはその相手
の意思を尊重することができるという効果が得られる。
【0047】即ち、従来は、被呼送信待機中であっても
一定の場合(例えば受信不可能な状態等の場合)には、
発呼者のいかんにかかわらず一切回線がつながらなかっ
たため、発呼者にとっては何度も被呼送信を試みなけれ
ばならないという不都合があったが、本発明に係るファ
クシミリ装置によれば、被呼送信を行う可能性のある発
呼者は、被呼送信待機中であれば拒否されることなく被
呼送信を行うことができるため、上記不都合が解消され
る。
【0048】また、発明に係るファクシミリ装置によ
れば、被呼送信待機中であって受信不可能な場合、発呼
者が被呼送信する可能性のない相手のときにはいたずら
に電話料金が課金されることを防止し、被呼送信する可
能性のある相手のときにはその相手の意思を尊重するこ
とができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のファクシミリ装置のブロ
ック図である。
【図2】 図1のブロックの説明図であって図2(a)
は画像メモリの説明図、図2(b)はRAMの説明図、
図2(c)は操作部の説明図である。
【図3】 所定の通信制御手順を示す説明図である。
【図4】 短縮ダイヤル登録処理のフローチャートであ
る。
【図5】 着信処理のメインルーチンのフローチャート
である。
【図6】 自動着信処理のフローチャートである。
【図7】 他の実施例における図5相当図である。
【符号の説明】
1・・・ファクシミリ装置、2・・・NCU、
3・・・CPU、4・・・信号バスライン、 5・・・
モデム、 6・・・バッファ、7・・・ROM、
8・・・EEPROM、 9・・・RAM、
10・・・画像メモリ、 11・・・操作部、
13・・・スキャナ、15・・・プリンタ、 1
7,18・・・交換機、20・・・記録紙センサ、

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回線閉結前に交換機側から送られる発呼側
    電話番号を受信すると共に、発呼側に対して画情報を送
    信する被呼送信が可能なファクシミリ装置において、 被呼送信を行う可能性のある相手の電話番号を記憶する
    電話番号記憶手段と、 前記交換機側から送られた発呼側電話番号が前記電話番
    号記憶手段に記憶された電話番号と一致したか否かを判
    断する電話番号判断手段と、 被呼送信待機中か否かを判断する被呼送信状態判断手段
    と、画情報を受信できる状態か否かを判断する受信状態判断
    手段と、 前記受信状態判断手段により画情報を受信できない状態
    であると判断され、かつ、 前記被呼送信状態判断手段に
    より被呼送信待機中であると判断された場合、前記電話
    番号判断手段により前記発呼側電話番号が前記電話番号
    記憶手段に記憶された電話番号と一致したと判断された
    ならば回線を閉結し、一致しないと判断されたならば回
    線を閉結しない回線制御手段と、回線が閉結された相手からの要求に応じて被呼送信を行
    う被呼送信手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】回線閉結前に交換機側から送られる発呼側
    電話番号を受信すると共に、発呼側に対して画情報を送
    信する被呼送信が可能なファクシミリ装置において、 被呼送信を行う可能性のある相手の電話番号を記憶する
    電話番号記憶手段と、 前記交換機側から送られた発呼側電話番号が前記電話番
    号記憶手段に記憶された電話番号と一致したか否かを判
    断する電話番号判断手段と、 被呼送信待機中か否かを判断する被呼送信状態判断手段
    と、 画情報を受信できる状態か否かを判断する受信状態判断
    手段と、前記受信状態判断手段により画情報を受信できる状態で
    あると判断された場合、回線を閉結する一方、 前記受信
    状態判断手段により画情報を受信できない状態であると
    判断され、かつ、前記被呼送信状態判断手段により被呼
    送信待機中であ ると判断された場合、前記電話番号判断
    手段により前記発呼側電話番号が前記電話番号記憶手段
    に記憶された電話番号と一致したと判断されたならば回
    線を閉結し、一致しないと判断されたならば回線を閉結
    しない回線制御手段と、回線が閉結された相手からの要求に応じて被呼送信を行
    う被呼送信手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】回線閉結前に交換機側から送られる発呼側
    電話番号を受信すると共に、発呼側に対して画情報を送
    信する被呼送信が可能なファクシミリ装置において、 被呼送信を行う可能性のある相手の電話番号を記憶する
    電話番号記憶手段と、 前記交換機側から送られた発呼側電話番号が前記電話番
    号記憶手段に記憶された電話番号と一致したか否かを判
    断する電話番号判断手段と、 被呼送信待機中か否かを判断する被呼送信状態判断手段
    と、 画情報を受信できる状態か否かを判断する受信状態判断
    手段と、 前記受信状態判断手段により画情報を受信できない状態
    であると判断された際に、前記被呼送信状態判断手段に
    より被呼送信待機中でないと判断された場合、回線を閉
    結しない一方、前記被呼送信状態判断手段により被呼送
    信待機中であると判断された場合、前記電話番号判断手
    段により前記発呼側電話番号が前記電話番号記憶手段に
    記憶された電話番号と一致したと判断されたならば回線
    を閉結し、一致しないと判断されたならば回線を閉結し
    ない回線制御手段と、 回線が閉結された相手からの要求に応じて被呼送信を行
    う被呼送信手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】回線閉結前に交換機側から送られる発呼側
    電話番号を受信すると共に、発呼側に対して画情報を送
    信する被呼送信が可能なファクシミリ装置において、 被呼送信を行う可能性のある相手の電話番号を記憶する
    電話番号記憶手段と、 前記交換機側から送られた発呼側電話番号が前記電話番
    号記憶手段に記憶された電話番号と一致したか否かを判
    断する電話番号判断手段と、 画情報を受信できる状態か否かを判断する受信状態判断
    手段と、 前記受信状態判断手段により画情報を受信できない状態
    であると判断された場 合、前記電話番号判断手段により
    前記発呼側電話番号が前記電話番号記憶手段に記憶され
    た電話番号と一致したと判断されたならば回線を閉結
    し、一致しないと判断されたならば回線を閉結しない回
    線制御手段と、 回線が閉結された相手からの要求に応じて被呼送信を行
    う被呼送信手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】発呼側に対して画情報を送信する被呼送信
    が可能なファクシミリ装置において、 発呼者が被呼送信を行う可能性のある相手か否かを判断
    する発呼者判断手段と、 画情報を受信できる状態か否かを判断する受信状態判断
    手段と、 前記受信状態判断手段により画情報を受信できない状態
    であると判断された場合、前記発呼者判断手段により発
    呼者が被呼送信を行う可能性のある相手と判断されたな
    らば回線を閉結し、発呼者が被呼送信を行う可能性のな
    い相手と判断されたならば回線を閉結しない回線制御手
    段と、 回線が閉結された相手からの要求に応じて被呼送信を行
    う被呼送信手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
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