JP3504657B1 - 耳装着構造およびリズム発生装置 - Google Patents

耳装着構造およびリズム発生装置

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JP3504657B1
JP3504657B1 JP2003300558A JP2003300558A JP3504657B1 JP 3504657 B1 JP3504657 B1 JP 3504657B1 JP 2003300558 A JP2003300558 A JP 2003300558A JP 2003300558 A JP2003300558 A JP 2003300558A JP 3504657 B1 JP3504657 B1 JP 3504657B1
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義明 坂本
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株式会社リック
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Abstract

【要約】 【課題】 耳への負担小さく、スピーカーなどを配置し
た筐体部を耳面上に確実に保持できる耳装着構造を提供
する。 【解決手段】 リズム発生装置10は、筐体11に拡張
板12を固定して筐体部を構成し、拡張板12の両端に
耳拘束部材13が接続され、耳拘束部材13を耳14の
根元に周回させた状態で筐体11が耳面上に位置決めさ
れ、筐体11と耳拘束部材13の間に耳の外耳の広がり
が緩く保持される。

Description

【発明の詳細な説明】 【技術分野】
【0001】 本発明は、ヘッドホン、メトロノーム、
タイマー、補聴器、イヤホン、ラジオ、携帯電話、トラ
ンシーバー、ヘッドセットマイクロホン、無線レシーバ
ーなど、耳に装着して音を発生する機器に採用可能な耳
装着構造に関する。
【背景技術】 【背景技術】
【0002】 古い形式のヘッドホンやヘッドセットマ
イクロホンは、1つのバネ付きアームバンドで2つのス
ピーカー筐体を内側へ付勢して頭骸骨を左右から挟み込
む耳装着構造を採用していた。これに対して、近年登場
した携帯用ヘッドホンは、特許文献6に示されるよう
に、眼鏡のつるのような耳掛け機構を設けて片耳に引っ
掛ける耳装着構造を採用している。特許文献5、6に
は、「外耳の裏面に押し付けられる耳拘束部材を有し
て、音発生手段を設けた筐体部が外耳の表面に押し付け
られる耳装着構造」が示される。そして、特許文献6に
おける耳拘束部材は、筐体部の端部に一端を軸止されて
挟み込み方向へばね付勢されているが、特許文献5にお
ける耳拘束部材は、外耳の根元を半周して中央部分が軸
止されている。
【0003】 また、片耳へ装着する耳装着構造として
は、耳掛けリングが古くから知られている。特許文献
1、2、8には、「音発生手段を設けた筐体部に接続さ
れた状態で外耳の一周を包囲する耳拘束部材を有し、耳
拘束部材によって筐体部が耳面上に位置決め保持される
耳装着構造」が示されるが、いずれも耳拘束部材は、筐
体部に固定されている。
【0004】 また、このような耳装着構造の用途は、
ヘッドホンやイヤホンに限定されない。特許文献7には
耳掛け式のリズム装置が示される。特許文献3にはクリ
ップ式のタイマー、特許文献4にはクリップ式のリズム
装置が示され、外耳を挟みこむ部材の軸止部分に単純な
タンブラー機構を採用して、この部材に起立状態と挟み
込み状態の両方向へ向かってばね力を作用させている。
【特許文献1】特開昭56−69988号公報
【特許文献2】特公昭63−17368号公報
【特許文献3】特開平9−105788号公報
【特許文献4】特開2000−51422号公報
【特許文献5】特開2000−224684号公報
【特許文献6】特開2001−160995号公報
【特許文献7】特開2001−333997号公報
【特許文献8】特開2002−112377号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】 両耳を外側から挟み込む耳装着構造は、
外耳を圧迫変形して長時間使用すると痛みを感じる場合
がある。全体が重く大型化しがちで圧迫感が大きく熱の
こもりが不愉快だし、圧迫や熱のこもりを緩和するには
高価な芸術的ソフトパッドが必要である。
【0006】 特許文献6、7に示される耳掛け型の耳
装着構造は、装着に慣れが必要で、慣れても快適な装着
状態にたどり着くまでに試行錯誤が必要である。耳面に
筐体部を押し付けるばね力で耳拘束部材(つる)が耳に
食い込んで苦痛を感じる場合もある。だからと言ってつ
るの押し付け力を小さく設定すると、コードを引っ掛け
たり他人に接触した際に容易に装置全体が耳から脱落す
るし、軽い走行程度の上下動や衝撃でも装着位置がずれ
て不愉快である。また、眼鏡と同様に、つるの本体接続
部分を正面側に位置させ、上下を逆にしては装着できな
いから、補聴器や携帯電話や無線レシーバーやメトロノ
ームのような片耳単独の機器では、左耳用を右耳に装着
できない。
【0007】 特許文献5に示されるように、クリップ
構造を含む耳装着構造を採用して耳面上に比較的大型の
筐体部を保持させる場合、クリップ構造が大型化し、挟
み込み圧力が大きくなって長時間装着で痛みを感じる場
合がある。また、特許文献1、2、8に示される従来の
耳掛けリングは、外耳の根元を一周して束ねる方式であ
るから、上下動や振動衝撃によって耳から装置が脱落し
ない。また、外耳の挟み込み力なしで筐体部を耳面上に
位置決めするから、筐体部と耳掛けリングの間にバネ力
をかける必要がない。しかし、装着力を耳掛けリングに
依存するから、装着の際にかなり窮屈に外耳を曲げたり
束ねたりする必要がある。つまり、装着の際に片手で外
耳を折り畳んで反対の手に持ったリングに通す操作が必
要になり、片手で装着できない、装着が面倒、各自の耳
の大きさに適合させてリングサイズを調節(特許文献
8)する必要があるなどの問題がある。
【0008】 本発明は、耳掛け型でもリング型でもな
い新規な片耳装着構造、耳掛け型よりも外耳への負担が
小さく、リング型よりも装着が簡単、片手で緩やかに装
着して筐体部を耳面上へ確実に保持できる耳装着構造を
提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】 本発明の耳装着構造は、音発生手段を備
えて装着状態で耳の表面上に位置決めされる筐体部と、
筐体部に接続されて耳の裏面側に位置する耳拘束部材と
を有する耳装着構造において、耳拘束部材は、外耳の3
方向を拘束して残る1方向へ相対移動の余地を持たせた
状態で両端を筐体部に接続されるとともに、耳拘束部材
側へ突出させた2つの支柱を筐体部に設けて、2つの支
柱の突出した先端側で耳拘束部材の片端づつを軸止した
ものである。
【0010】 本発明のリズム発生装置は、音発生手段
とリズムパラメータの設定スイッチを備えて電池とリズ
ム発生回路を格納し、装着状態で耳の表面上に位置決め
される筐体部と、筐体部に接続されて耳の裏面側に位置
させる耳拘束部材とを有するリズム発生装置において、
耳拘束部材は、外耳の3方向を拘束して残る1方向へ相
対移動の余地を持たせた状態で両端を筐体部に接続され
るとともに、耳拘束部材側へ突出させた2つの支柱を筐
体部に設けて、2つの支柱の突出した先端側で耳拘束部
材の片端づつを軸止したものである。
【発明の効果】
【0011】 本発明の耳装着構造では、耳拘束部材と
筐体部が共働して外耳を緩く保持した状態で筐体部が耳
の表面上に位置決めされる。耳拘束部材は外耳の3方向
を拘束して残り1方向に外耳を相対移動できる。例え
ば、耳装着構造を後方からスライドさせて外耳の裏面に
耳拘束部材を誘導すると、耳拘束部材は、外耳の裏側を
上下および後方の三方向から緩く拘束して筐体部の上下
動に抵抗する。このとき、対向配置された耳拘束部材と
筐体部は、それぞれ長い接触長さと広い接触面積を利用
して凹凸著しい耳の表面および裏面に対して摩擦力や外
観の噛み合い力を発生させ、残る後方への位置ずれを阻
止する。耳拘束部材は、2つの支柱で軸止位置を持ち上
げられているので、支柱の間隔に耳の誘導経路を確保で
きる。ばね手段は、例えば、耳拘束部材と筐体部の間隔
に外耳を挟みこんで筐体部を耳面に押し付け、両者の接
触による摩擦を強化して、耳拘束部材と外耳の位置関
係、すなわち耳面上の筐体部位置を一定に保つ。
【0012】 本発明の耳装着構造によれば、外耳を覆
い隠すソフトパッドが不要だから、耳を外側から圧迫す
る従来のヘッドホンに比較して安価に製造でき、小型軽
量で携帯や装着に便利である。そして、耳拘束部材は両
端を支持されるから、片持ち式の耳掛け式に比較して応
力が軽減され、接続部分の負担も少ない。従って、耳掛
け式よりも材料や構造の選択の自由が広がって、安価で
小型軽量な耳装着構造を提供できる。
【0013】 また、耳拘束部材が耳の根元の上下を拘
束して上下両方向の力に抵抗するから、上下両方の力を
外耳の挟み込み力のみで受けるクリップ型や上方向の力
を挟み込み力のみで受ける耳掛け型に比較して外耳の挟
み込み力を格段に軽減しつつ、さらに強固で安定した装
着を実現できる。言い換えれば、クリップ型や耳掛け型
に比較して、装着強度を耳面との摩擦力や外耳の挟み込
み力に頼る割合が小さく、外耳の裏側を強く押す必要
も、筐体部を外耳面に強く押し付ける必要もない。バネ
力を軽減すれば装着が容易となり、装着後に筐体部をず
らして装着位置や装着感を調整することもできるし、耳
面への圧力や耳への負担が減って長時間使用しても痛み
を感じない。
【0014】 また、耳拘束部材の長い接触長さと筐体
部の広い接触面積による摩擦力や外観の噛み合い力が耳
拘束部材の負担を減らして緩い拘束を可能にするから、
外耳を強く圧迫しなくても筐体部を耳面上に安定かつ強
固に保持でき、従来の耳掛けリングに比較して耳の根元
を締め付ける度合いを格段に減らすことができる。緩く
設計することで、1つのサイズの耳拘束部材で種々の大
きさの耳へ無理なく装着できるようになり、装着時に空
いた片手で耳を窮屈に束ねる必要もなくなるなど装着が
格段に容易となる。緩さの範囲で装着後に筐体部をずら
して装着位置や装着感を調整することもでき、長時間使
用しても痛みを感じないで済む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】 筐体部に着脱自在の耳拘束部材を取り付
ける。筐体部から支柱を2つ立ち上げて支柱の先端側に
耳拘束部材の開放端をそれぞれ軸止することにより、支
柱間隔に耳の誘導経路を確保する。支柱の先端形状と耳
拘束部材の開放端の片持ち板ばねでタンブラー機構を構
成する。これらにより、少ない部品点数による単純な構
造が実現され、材料の節約と製造コストの低減が達成さ
れた。
【実施例1】
【0016】 図1は実施例1のリズム発生装置(電子
メトロノーム)の正面図、図2は耳面側の裏面図、図3
は側面図、図4は部分的な拡大図である。図1に示すよ
うに、実施例1のリズ厶発生装置10は、左右対称形状
の片耳装着型であって、左耳14と右耳のどちらへも装
着可能である。リズム発生装置10は、筐体11に拡張
板12を固定して筐体部を構成し、拡張板12の両端に
耳拘束部材13が接続されている。リズム発生装置10
は、耳拘束部材13を耳14の根元に周回させた状態で
筐体11が耳面上に位置決めされ、筐体11と耳拘束部
材13の間に耳の外耳の広がりが緩く保持される。
【0017】 特開2000−51422号公報に示さ
れるように、筐体11内には、1枚のプリント基板と液
晶素子と電子ブザーと電池が収納されており、プリント
基板上の1チップマイコン素子に対してリズム種類とリ
ズム速度を任意に設定して各種のリズム音を出力させる
ことができる。そして、短い押し操作に対応してリズム
出力の開始/停止を指令入力するスタート/ストップス
イッチ15は、モードスイッチを兼ねており、1秒を越
える押し操作に対応してリズム速度の設定モード、リズ
ム種類の設定モードへと順次移行する。リズム速度の設
定モード(リズム種類の設定モード)では、3桁の液晶
表示素子にリズム速度(リズム種類)を表示させた状態
で、UPスイッチ18とDOWNスイッチ17を押して
リズム速度(リズム種類)の選択肢を順送りし、1つを
選択して設定することができる。
【0018】 図2に示されるように、筐体11の裏面
には音を通す布が張られて耳面との摩擦を高めており、
その奥側に裏面側へ向かって電子ブザーが配置されてい
る。耳拘束部材13は、半円弧の外観に形成され、開放
側を前方に向けた状態で耳の後方から平行移動させて外
耳の根元に送り込み、また、その状態から回転させて、
耳面上の好ましい位置へ筐体11を位置決めすることが
できる。耳拘束部材13の開放端には軸止部21と片持
ち板ばねのばね部22が一体に樹脂成型されている。
【0019】 図3に示すように、拡張板12の両方の
端部にそれぞれ支柱24が固定され、支柱24の上部に
ピン23を挿入して耳拘束部材13の両端の軸止部21
が同一軸線上で軸止されている。これにより、耳拘束部
材13を立ち上げて筐体11との角度を90度にした状
態で、筐体11を耳面に接触させることなく耳拘束部材
13を耳の根元へ誘導して差し込むことができる。ばね
部22は、先端が支柱24上部のカム形状を倣って全体
が弾性変形することにより、耳拘束部材13を筐体11
側へ押し付ける弱いばね力を発生させる。
【0020】 耳拘束部材13は、筐体11の耳接触高
さよりも高い位置で筐体11との間に平行な開き状態を
達成でき、筐体11は、この開き距離と耳拘束部材13
の間隔の空間へ干渉しない外観に形成されている。この
開き距離と耳拘束部材13の間隔の空間は、耳14の誘
導経路として利用できる。耳拘束部材13は、両端部分
が筐体11へ着脱可能に接続されて、耳拘束部材13全
体を一体に交換可能である。従って、耳14の大きさや
形状に合った耳拘束部材13を選んで装着感を改善でき
る。
【0021】 図4に示すように、ばね部22と支柱2
4上部のカム形状25は、協働してタンブラー機構を構
成しており、カム形状25を倣うばね部22は、筐体1
1側へ倒れた状態P1と90度に起立させた状態P4で
は、その弾性変形が解除されて中立状態となる。一方、
中間の状態P2、P3では、ばね部22が大きく弾性変
形して、状態P2では状態P1へ向かって、また、状態
P3では状態P4へ向かって耳拘束部材13を回転駆動
する。従って、耳へ装着する際には筐体11が起立した
状態で安定し、耳へ装着した状態では耳面に対する筐体
11の緩い圧迫状態で安定する。また、ばね部22はカ
ム形状の起立部分に突き当たって、90度以上筐体11
が倒れないようにしている。
【0022】 以上のように構成した実施例1のリズ厶
発生装置では、筐体11を耳面に緩く押し付けた状態で
耳拘束部材13が耳を緩く拘束するから、図1に示すよ
うに装着すれば上下方向の振動や接触に対して強い抵抗
力を発揮して脱落することがない。そして、強い装着に
もかかわらず筐体11と耳面の圧力は小さく、外耳の裏
面に対する耳拘束部材13の接触圧力も小さいから耳へ
の負担が小さく、血流を阻害したり、うっ血やむくみを
引き起こしたりすることがなく、長時間使用しても痛み
を感じる割合が少ない。また、外耳を覆い隠すソフトパ
ッドが不要だから、安価に製造でき、小型軽量で携帯や
装着に便利、快適である。
【0023】 また、耳拘束部材13は、耳の根元を拘
束して筐体11を耳面上に保持するから、外耳の裏側を
強く押す必要がなく、従って、耳掛け型の構造に比較し
て、簡単に耳拘束部材13を開いて容易に装着でき、装
着した状態で筐体11を上下、前後にずらして快適でよ
く聞こえる位置へ筐体11を位置決めすることも容易で
ある。耳の根元の拘束に頼る分、外耳の挟み込み力が小
さくてよく、従って、耳面への圧力や耳への負担を軽減
でき、外耳の裏面側でつるが耳に食い込んで苦痛を感じ
ることもない。小さな押し付け力にもかかわらず強固な
装着が達成され、他人に接触したり激しいダンスや水泳
を行ったりしても容易には脱落せず、装着位置がずれる
ことも少ない。
【0024】 また、耳拘束部材13を半円形で左右対
称の形状としたから、耳へ装着した状態で回転して好ま
しい筐体11の位置を誘導できる。そして、つるの上下
を反転できない耳掛け型の装着構造とは異なり、図1の
装着状態と上下反転して、そのまま右耳へも装着可能で
あるから、補聴器や携帯電話や無線レシーバーやメトロ
ノームのような片耳単独の機器に応用した際には、左耳
用と右耳用を共通の1種類で提供できる。これらの機器
を購入した使用者もその日の気分や用途応用に応じて装
着する耳を変更できる。
【0025】 また、電子回路、音発生素子、電池を納
めた筐体11に拡張板12を設けて耳拘束部材13を接
続するシンプルで小型軽量の構造を採用したから、筐体
11を共通にして、各種の大きさの拡張板12(または
耳拘束部材13)を準備して女性や子供への対応を採る
ことができる。また、タンブラー機構によって耳拘束部
材13が起立するから、単純に挟み込む耳掛け型のよう
に装着時にばね力に逆らって耳拘束部材13を持ち上げ
る必要がない。
【0026】 なお、実施例1では、片耳装着型を説明
したが、同形状の2つをケーブルで結んで両耳装型とし
てもよく、電子ブザーをスピーカーに変更してアナログ
音声を出力させてもよい。この耳装着構造は、リズム発
生装置に用途を限定しないで、共通の筐体および耳装着
構造を採用して、携帯型ヘッドホン、タイマー、補聴
器、イヤホン、ラジオ、携帯電話、ヘッドセットマイク
ロホン、無線レシーバー、トランシーバーなどを構成し
てもよい。また、耳拘束部材13の輪を上方から耳へ挿
入してウサギやロバに装着してもよく、人間の耳でも上
方から被せて液晶表示や印刷を正立状態にして使用する
こともできる。
【実施例2】
【0027】 図5は実施例2の耳装着構造を耳面側か
ら見た平面図、図6は側面図である。実施例2では、耳
拘束部材33が筐体31とほぼ平行な位置関係を維持し
たままスライドし、シリンダー部材34に内蔵されたば
ね力で、耳拘束部材33と筐体31の間に外耳を挟み込
む。
【0028】 図5に示すように、耳装着構造30は、
筐体31に固定した拡張板32の両端に、それぞれシリ
ンダー部材34をねじ固定している。ここで、図6の上
側のシリンダー部材34は、耳拘束部材の一部を図示略
して示され、下側のシリンダー部34は耳拘束部材33
の下に隠れている。耳拘束部材33は、耳へ装着する
と、第1実施例と同様に耳の付け根を半周して外耳の3
方向を拘束して残り1方向へ相対移動の余地を残してい
る。図6に示すように、耳拘束部材33の2つの開放端
には、それぞれ垂直に起立させたピン36が固定されて
いて、ピン36の先端にピストン37が固定されてい
る。シリンダー35の内部には図示しないコイルばねが
収納されていて、ピストン37を下方向へ付勢してい
る。ピストン37は、上の破線位置までコイルばねの反
力に逆らって上昇可能である。
【0029】 従って、筐体31と平行な位置関係を維
持したまま耳拘束部材33を破線位置から実線位置まで
スライドさせることにより、耳拘束部材33と筐体31
の間隔を押し広げることが可能である。そして、この間
隔を押し広げた状態で耳の後側から前方へ平行移動させ
て耳の根元へ耳拘束部材33を滑り込ませ、回転して筐
体31の位置を調整し、その後、押し広げ状態を解除す
ることで、図1に示す第1実施例と同様に、筐体31と
耳拘束部材33の間に外耳の広がりを挟み込むことがで
きる。
【0030】 また、図5、図6に示すように、筐体3
1は上部31Aと下部31Bを突き合せて構成され両者
の間に拡張板32とプリント基板38を挟み込んでい
る。上部31Aの中央には先端側に開口を有して耳面の
窪みに入り込む断頭円錐形の開口突起31Dを形成し、
上部31Aの内側にはスピーカー39を囲むシリンダー
壁31Cが形成されている。筐体31の開口突起31D
の下方には、プリント基板38に固定されたスピーカー
39が配置されている。
【0031】 実施例2の耳装着構造によれば、筐体3
1と耳拘束部材33の平行な位置関係を維持して外耳を
挟み込むから、第1実施例の耳装着構造に比較して若干
耳への負担が増大するものの、さらに強固で身体接触や
衝撃に強い装着が可能である。また、筐体31に開口突
起31Dを形成して耳面の窪み、言い換えれば、特許文
献3および特許文献4に示された音発生手段の格納部が
落ち込む窪みに噛み合わせるから、平坦な筐体部に比較
して耳面上で耳装着構造30がずれたり外れたりしにく
い。そして、開口突起31Dの下にスピーカー39を配
置して、スピーカー面と出口の間に距離を確保したか
ら、低域の再生特性が改善された。さらに、シリンダー
壁31Cでスピーカー39を囲んで開口突起31Dに続
く反響空間を確保したから、ひずみ感の少ないリアルな
音再生が可能になった。
【実施例3】
【0032】 図7は実施例3のヘッドホンの説明図で
ある。ここでは、スピーカーを内蔵した2つの筐体41
R、41Lをケーブル47で接続した携帯用ヘッドホン
が示される。図7に示すように、ヘッドホンの筐体41
Rの内部には図示しないスピーカーが配置され、筐体4
1Rと耳拘束部材43の間に右耳14の広がりが挟み込
まれる。耳拘束部材43は、右耳の根元形状に合わせた
左右非対称な外観形状であって、軽量な金属パイプを環
状に接続して、中間部分で全体をL字型に曲げて成型し
てある。
【0033】 筐体41Rは、端部42の近くまで電子
回路基板が格納された中空の形状であって、端部42の
先端には、軸方向にすり割りを設けた円孔(C溝)が形
成されている。この円孔(C溝)は、パイプ断面46を
押し込んで耳拘束部材43の全体を着脱可能、組立て状
態では、パイプ断面46を回転可能に強い圧力状態で保
持している。従って、円孔(C溝)とパイプ断面46の
摩擦力によって、耳拘束部材43と筐体41Rの間に自
在な開き角度を設定して保持できる。端部42の中間高
さには切り込み44を設け、金属パイプの接続を兼ねた
スライドストッパー45が上下の相対移動を規制してい
る。
【0034】 筐体41Rは、筐体41Lと共通の外観
および内部構造であるが、筐体41Rは、左右非対象な
右耳用の耳拘束部材43を取り付けて右耳装着ユニット
40Rに組立ててある。一方、筐体41Lは、耳拘束部
材43と鏡面対象な形状の左耳用の耳拘束部材を取り付
けて左耳装着ユニット40Lに組立ててある。筐体41
Rと筐体41Lはケーブル47で接続され、筐体41R
から取り出されたケーブル48が図示しないオーディオ
ジャックに接続されている。
【0035】 以上のように構成した実施例3のヘッド
ホンによれば、左右の耳装着ユニット40R、40Lを
左右の耳に合わせた専用としたから、左右を間違って装
着する心配がない。また、筐体41Rを端部42の近く
まで中空にしたから、外観が小型でも回路基板やスピー
カーの格納スペースが内部に十分確保されて、基板に接
点を設ける筐体面上のスイッチやボリウムの配置の自由
度も高い。また、筐体41Rと耳拘束部材43Rが着脱
自在なので、各種サイズの耳拘束部材43Rを準備し
て、顧客に耳の大きさに適合して装着感の良い耳拘束部
材43Rを選択させることができる。耳拘束部材43R
は、耳14の根元を半周して両端部分が立ち上がり、両
端を筐体41へ回動可能に挿入しているから、筐体41
と耳拘束部材の平行な対向状態を確保して立ち上がり部
分の間隔に外耳を誘導可能である。従って、耳14を曲
げたり束ねたりすることなく後方からスライドさせて装
着し、また、同じ経路を逆に辿って取り外すことができ
る。
【実施例4】
【0036】 図8は実施例4のトランシーバーの説明
図である。ここでは、アンテナ56とマイク55を設け
たトランシーバー50が示される。図8に示すように、
トランシーバー50は、柔軟で若干の弾性を有する耳拘
束部材53を用いて耳に装着される。耳拘束部材53
は、軟鋼の針金を塩化ビニルチューブで被服した線材を
概略ハート型に曲げて形成され、両端部54を端部52
の取り付け孔に挿入され、着脱ボタン57を操作してこ
の取り付け孔へ着脱自在である。着脱ボタン57を押す
と取り付け孔から端部54を抜き取り可能になり、着脱
ボタン57を開放すると端部54が取り付け孔にロック
される。
【0037】 耳拘束部材53は、使用者が自分の耳の
根元の形状や大きさに合わせて曲げたり、端部を切断し
て全体を短くして、よりよい装着感が得られるまで自由
にその大きさや形状を調整した後に端部52の取り付け
孔へ挿入してロックされる。耳拘束部材53を軽く持ち
上げて筐体51との間隔を押し広げた状態で外耳を耳拘
束部材53に差し込んで筐体部51から手を離すと、耳
拘束部材53がゆるやかなばね力で外耳を拘束して外耳
を裏側からサポートし、筐体51が耳面に軽く押し付け
られる。
【0038】 筐体51の内部には、無線送受信の電子
回路を設けたプリント基板、耳面に向かって配置された
スピーカー、電池などが配置される。トランシーバー5
0は、図示しない電話機の子機として使用され、電話機
(親機)から送信されるFM電波をアンテナ56で受信
して音声信号を再生し、耳元でスピーカーから出力す
る。また、マイク55で拾い上げた通話音声をFM電波
に変換してアンテナ56から電話機(親機)へ送信す
る。
【0039】 以上のように構成したトランシーバー5
0によれば、弾性と柔軟さを兼ね備えた耳拘束部材53
を採用して使用者が自分の耳に合わせて曲げ形状やばね
力を調整できるようにしたから、既製品に無い快適な装
着感と愛着が得られる。また、細い線材で耳拘束部材5
3を形成したから、耳装着構造が小型軽量で目立たな
い。
【0040】 なお、図8に示す耳拘束部材53は形状
記憶合金の細い針金で形成してもよく、端部54は筐体
51の端部52に固定されていてもよい。柔軟な耳拘束
部材53を押し曲げて筐体51との間隔を押し広げた状
態で外耳を耳拘束部材53に差し込んで筐体部51から
手を離すと、体温で暖められた形状記憶合金の耳拘束部
材50がゆるやかなばね力で外耳を拘束する初期の形状
に復帰してやさしく外耳を裏側からサポートして筐体5
1が耳面に押し付けられる。
【実施例5】
【0041】 図9は実施例5のリズム発生装置(電子
メトロノー厶)を背面側から見た斜視図、図10は腹面
側から見た斜視図、図11は耳拘束部材の着脱構造の説
明図である。図9、図10に示すように、実施例5のリ
ズム発生装置10は、左右対称形状の片耳装着型であっ
て、樹脂成型された筐体61に半円型の耳拘束部材63
(イヤーハンガー)を着脱交換自在に取り付けて構成さ
れ、実施例1と同様に、耳拘束部材63で片耳の根元を
半周包囲させた状態で筐体61が耳面上に位置決めされ
る。
【0042】 ボリウム70の高さで上下に分割される
筐体11の内側には、液晶素子66を乗せたリズム発生
回路のプリント基板と、リズム音を出力するスピーカー
69と、スピーカー69の音量調節を行うボリウム70
と、リズム発生回路に電力供給する図示しない電池が収
納されている。筐体61の腹面の窪みには最終的にスポ
ンジシートが貼られるが、中央の開口下に数mmの間隔
を確保してスピーカー69が配置されている。
【0043】 スタート/ストップスイッチ65、UP
スイッチ68、およびDOWNスイッチ67はリズム発
生回路に操作信号を入力する。スタート/ストップスイ
ッチ65は、短い押し操作に応答してリズム出力の開始
/停止を、1秒を越える押し操作に応答してリズムパラ
メータ設定モードへの移行を指令入力する。リズム速度
の設定モード(リズム種類の設定モード)では、3桁の
液晶素子65にリズム速度(リズム種類)を表示させた
状態で、UPスイッチ18とDOWNスイッチ17を押
してリズム速度(リズム種類)の選択肢を順送りし、最
後に表示させた選択肢が設定される。
【0044】 図11に示すように、筐体11の一部と
して成型された支柱64の先端側には耳拘束部材63の
ピン73を挿入する貫通孔76が形成されている。筐体
11から突出させた2つの支柱24にピン23を挿入し
て耳拘束部材13が筐体11に軸止される。耳拘束部材
63は、軸止部71、ばね部72およびピン73を含め
て全体が一体に樹脂成型されている。耳拘束部材13の
軸止部71の対向間隔は、2つの支柱74の外側面間隔
よりも短く成型されており、耳拘束部材13を外側へ弾
性変形して軸止部71の対向間隔を押し広げた状態でピ
ン73を左右の貫通孔76へ挿入することにより簡単に
組立てられ、また、全体を外側へ押し広げてピン73を
貫通孔76から抜き取ることにより簡単に分解される。
【0045】 その上部で耳拘束部材63の軸止部71
が同一軸線上で軸止される一対の支柱64の間には、装
着時に耳を誘導する空間が確保されている。つまり、耳
拘束部材63を起立させた状態なら筐体11を耳面に接
触させることなく耳拘束部材13を耳の根元へ誘導して
差し込むことができるし、耳拘束部材63を寝かせて外
耳を挟み込ませた状態でも、リズム発生装置を後方へシ
フトさせて耳から抜き取ることができる。ばね部72
は、先端が支柱74頂部のカム形状を倣って片持ち部分
が弾性変形することにより、耳拘束部材63を筐体61
側へ押し付けるばね力を発生させる。ばね部72と支柱
74上部のカム形状は、実施例1と同様に協働してタン
ブラー機構を構成する。ばね部72は、倒れた状態と起
立状態で弾性変形量が最低となり、約50度の起立状態
で弾性変形量が最大となる。従って、耳拘束部材73
は、50度の起立状態で不安定な中立状態となり、ここ
から少しでも起立すると起立方向へ、少しでも倒れると
倒れた状態へ回転駆動される。これにより、耳へ装着す
る際には起立状態で安定し、筐体部61を倒して耳へ装
着した状態では耳面に対する緩い圧迫状態となる。
【0046】 以上のように構成した実施例5のリズム
発生装置では、耳拘束部材63の開放端の間隔は筐体6
1側の突き当り面間隔よりも狭く形成され、耳拘束部材
63を外側へ弾性変形させた状態で筐体61へ軸止され
るから、耳拘束部材63を押し広げて簡単に筐体61へ
着脱でき、耳拘束部材63の交換を誰でも簡単に失敗な
く実施できる。
【0047】 なお、実施例5では内向きのピン73を
設けて耳拘束部材63を外側へ押し広げて筐体61に取
り付ける構成としたが、耳拘束部材63に外向きのピン
を設けて耳拘束部材を内側へ押し縮めて取り付ける構成
としてもよい。また、ピン73を貫通孔76に挿入する
以外の形式で耳拘束部材を筐体61に取り付けてもよ
い。軸止部71とばね部72とピン73を一体に樹脂成
型する代わりに、複数の部品を組み合わせた耳拘束部材
を採用してもよい。さらに、図5、図6に示したような
開口突起31Dを筐体61に形成して、装着強度と再生
音質を改善してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0048】 本発明は、実施例に掲げたリズム発生装
置の他に、ヘッドホン、メトロノーム、タイマー、補聴
器、イヤホン、ラジオ、携帯電話、トランシーバー、ヘ
ッドセットマイクロホン、無線レシーバーなど、耳に装
着して音を発生する機器に普く採用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】 実施例1のリズム発生装置の正面図である。
(実施例1)
【図2】 リズム発生装置の裏面図である。(実施例
1)
【図3】 リズム発生装置の側面図である。(実施例
1)
【図4】 タンブラー機構の部分的な拡大図である。
(実施例1)
【図5】 実施例2の耳装着構造の裏面図である。(実
施例2)
【図6】 耳装着構造の側面図である。(実施例2)
【図7】 実施例3のヘッドホンの説明図である。(実
施例3)
【図8】 実施例4のトランシーバーの説明図である。
(実施例4)
【図9】 実施例5のリズム発生装置の斜視図(背面)
である。(実施例5)
【図10】 実施例5のリズム発生装置の斜視図(腹
面)である。(実施例5)
【図11】 耳拘束部材の着脱構造の説明図である。
(実施例5)
【符号の説明】
【0050】 10、60 リズム発生装置 11、31、41、51、61 筐体 12、32 拡張板 13、33、43、53、63 耳拘束部材 14 耳 15、65 開始/停止スイッチ 16、66 液晶表示素子 17、67 DOWNスイッチ 18、68 UPスイッチ 21、71 軸止部 22、72 ばね部 23、73 ピン 24、74 支柱 25、75 カム構造 30 耳装着構造 31A 上部 31B 下部 33C シリンダー壁 33D 開口突起 34 シリンダー部材 35 シリンダー 36 軸 37 ピストン 38 プリント基板 39 スピーカー 40 ヘッドホン42、52 端部 44 切り込み 45 スライドストッパー 46 C溝 47、48 ケーブル 50 トランシーバー54 根元 55 マイク 56 アンテナ 57 着脱ボタン 69 スピーカー 70 ボリウム 76 貫通孔
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 1/10 104 G10G 7/00 G04F 5/02

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音発生手段を備えて装着状態で耳の表面
    上に位置決めされる筐体部と、筐体部に接続されて耳の
    裏面側に位置する耳拘束部材とを有する耳装着構造にお
    いて、 耳拘束部材は、外耳の3方向を拘束して残る1方向へ相
    対移動の余地を持たせた状態で両端を筐体部に接続され
    るとともに、耳拘束部材側へ突出させた2つの支柱を筐
    体部に設けて、2つの支柱の突出した先端側で耳拘束部
    材の片端づつを軸止したことを特徴とする耳装着構造。
  2. 【請求項2】 請求項1の耳装着構造において、 筐体部へ向かって耳拘束部材を回転させて押し付けるバ
    ネ手段を設け、耳拘束部材と筐体部の間隔に外耳を挟み
    こんで筐体部を耳面に押し付けることを特徴とする耳装
    着構造。
  3. 【請求項3】 請求項1の耳装着構造において、 耳拘束部材は、外耳の根元を少なくとも半周して開放端
    を筐体部よりも高い位置で支柱に軸止されていることを
    特徴とする耳装着構造。
  4. 【請求項4】 請求項1の耳装着構造において、 耳拘束部材は、外耳の根元を少なくとも半周して開放端
    が支柱へそれぞれ着脱可能に軸止され、これにより、耳
    拘束部材が交換可能であることを特徴とする耳装着構
    造。
  5. 【請求項5】 請求項4の耳装着構造において、 耳拘束部材の開放端の内側間隔は支柱外側の突き当り面
    間隔よりも狭く形成され、耳拘束部材を外側へ押し広げ
    て弾性変形させた状態で支柱へ取り付けることを特徴と
    する耳装着構造。
  6. 【請求項6】 請求項1の耳装着構造において、 耳拘束部材の両端部分が共通の軸線上で軸止されている
    ことを特徴とする耳装着構造。
  7. 【請求項7】 請求項1の耳装着構造において、 耳拘束部材の回転角度の中間点を境にして耳拘束部材を
    開閉両方向にバネ付勢するタンブラー機構を設けたこと
    を特長とする耳装着構造。
  8. 【請求項8】 請求項1の耳装着構造において、 耳拘束部材および筐体部を上下対称な外観に形成され
    て、左右両方の耳へ装着可能であることを特徴とする耳
    装着構造。
  9. 【請求項9】 請求項1の耳装着構造において、 先端側に開口を有して耳面の窪みに入り込む開口突起を
    筐体部に設けて、開口突起下の筐体部内に音発生手段を
    配置したことを特徴とする耳装着構造。
  10. 【請求項10】 音発生手段とリズムパラメータの設定
    スイッチを備えて電池とリズム発生回路を格納し、装着
    状態で耳の表面上に位置決めされる筐体部と、筐体部に
    接続されて耳の裏面側に位置させる耳拘束部材とを有す
    るリズム発生装置において、 耳拘束部材は、外耳の3方向を拘束して残る1方向へ相
    対移動の余地を持たせた状態で両端を筐体部に接続され
    るとともに、耳拘束部材側へ突出させた2つの支柱を筐
    体部に設けて、2つの支柱の突出した先端側で耳拘束部
    材の片端づつを軸止したことを特徴とするリズム発生装
    置。
  11. 【請求項11】 音発生手段を備えて装着状態で耳の表
    面上に位置決めされる筐体部と、筐体部に接続されて耳
    の裏面側に位置する耳拘束部材とを有する耳装着構造に
    おいて、 耳拘束部材は、その両端で筐体部にスライド保持されて
    筐体部とほぼ平行な位置関係を保持したまま耳拘束部材
    を筐体部に対してスライド可能で、 バネ手段は、このスライド間隔を狭める方向に耳拘束部
    材を付勢することを特徴とする耳装着構造。
  12. 【請求項12】 音発生手段を備えて耳面上に位置決め
    される筐体部と、 耳の根元を周回し、筐体部へ向かって閉じる方向へばね
    付勢された耳拘束部材とを有し、筐体部と耳拘束部材の
    間に外耳の厚みを挟み込んで、筐体部と耳面の対向面に
    摩擦力を発生させる耳装着構造において、 耳拘束部材は、その両端が筐体部にスライド保持されて
    筐体部とほぼ平行な位置関係のまま開閉可能、または、
    その両端が筐体部に軸止されて回転方向に開閉可能で、 耳拘束部材は、耳の根元の背後側を周回してその両端が
    対向間隔を狭めることなく耳の前方側へ向かう方向へ突
    出した後に筐体部に取り付けられ、 筐体部の前方側外観は、耳拘束部材の両端の対向間隔に
    干渉しないように形成され、 これにより、装着状態で耳の前後方向へ筐体部を移動し
    てそのまま保持できることを特徴とする耳装着構造。
  13. 【請求項13】 請求項1、11、または12の耳装着
    構造において、筐体部の側面に音量調節用のボリウムを
    設けたことを特徴とする耳装着構造。
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