JP3503872B2 - 電気接続箱のレバー構造 - Google Patents

電気接続箱のレバー構造

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JP3503872B2 JP09020498A JP9020498A JP3503872B2 JP 3503872 B2 JP3503872 B2 JP 3503872B2 JP 09020498 A JP09020498 A JP 09020498A JP 9020498 A JP9020498 A JP 9020498A JP 3503872 B2 JP3503872 B2 JP 3503872B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作レバー等の回
動部材を回動させることにより、コネクタの接続や非接
続(切り離し)を簡便に行うように構成した電気接続箱
のレバー構造に関し、特に自動車の配線に使用される多
極コネクタのように、接続や非接続操作に力を必要とす
る各種装置や機器に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】現在の自動車は各種電子機器を搭載して
いるが、電子機器間やワイヤーハーネスの接続に図20
〜図24に示す電気接続箱51が使用されることがあ
る。電気接続箱51を構成する上ケース52の上面に
は、電気部品装着部53やレバー構造54が設けられ、
上ケース52の下面でレバー構造54の下部に相当する
位置にコネクタ55が設けられている。また、下ケース
56内にはコネクタ57やガイド柱58が設けられ、ガ
イド柱58の両側には一対のガイドピン59が設けられ
ている。なお、他のガイドピン59は、図20に示した
位置の真裏に設けられているが、各図には図示の便宜の
ため一方のみを図示している。上カバー60は、上ケー
ス52および下ケース55を覆うものである。
【0003】レバー構造54は、上ケース52に設けた
コネクタ55と、下ケース56に設けたコネクタ57と
を接続および切り離しするものである。レバー構造54
は、図21に示すレバー部材61と、図22に示すよう
に上ケース52の上面に設けられたレバー支持部71と
を備えている。レバー部材61は、平板状の操作部62
とその両側に設けられた係止突起62A、操作部62の
両側から延長するように設けられた一対のカム側板63
を備えている。カム側板63は対象構造であるので、両
者に共通の符号を付して説明すると、外側面に図11に
おける上部から中心に向けてガイド溝64が形成されて
いるが、その底面は中心に向けて上り勾配の傾斜面64
Aに形成され、その先端に軸受孔65が形成されてい
る。
【0004】この軸受孔65は、レバー部材61を後述
するレバー支持部71に回動自在に支持させるためのも
のである。そして、軸受孔65の周囲に前記ガイドピン
59をガイドするガイド溝66が半円状に形成されてい
る。但し、ガイド溝66は軸受孔65に対し同一半径で
はなく、図23、図24に示すように始端(半径R1)
から終端(半径R2)に向けて軸受孔65を中心とした
半径が次第に小径になるように形成されている。ガイド
溝66の殆どの部分は、図21に示すようにカム側板6
3を貫通した形状に形成されている。しかし、カム側板
63の内側面には、ガイドピン59をガイド溝66内に
導入する溝状(貫通形状ではなく凹状の有底溝)の導入
部66Aが形成されている。導入部66Aとガイド溝6
6との連通形状は、図23および図24に図示されてい
る。
【0005】レバー支持部71は、上ケース52の上面
に衝立状に形成された一対の支持側板72と、各支持側
板72の内側面に設けられた支軸73と、図22、図2
3の左方(以下、説明の便宜のため前方という)の端部
に設けられた係止突起74を備えている。支軸73は、
カム側板63に形成した軸受孔65に挿通してレバー部
材61を回動自在に軸支するためのものである。係止突
起74は、操作部62の両側に形成された係止突起62
Aを係止して、レバー部材61の固定を行うものであ
る。
【0006】レバー部材61をレバー支持部71に組み
付ける際は、図22に想像線で示すように操作部62を
上方にし、図20、図23および図24の右方(以下、
説明の便宜のため後方という)から一対の支持側板72
間に差し込む。そして、支持側板72に形成した支軸7
3に、レバー部材61に形成したガイド溝64を位置合
わせするとともに、特殊治具を用いて支持側板72を押
し広げながらレバー部材71を押し込む。この結果、支
軸73が傾斜面64Aを乗り越え、次いで軸受孔65に
嵌合する。この時点で、特殊治具による押し広げを解除
すると、レバー部材61がレバー支持部71に回動自在
に軸受けされる。なお、支持側板72を押し広げない限
り、支軸73が軸受孔64から抜けることはなく、前記
嵌合後においてレバー部材61は円滑に回動を継続する
ようになる。
【0007】次に、上ケース52に設けたコネクタ55
と、下ケース56に設けたコネクタ57の接続について
説明する。前記のようにレバー支持部71にレバー部材
61を回動自在に取り付け、操作部62を後方に倒す
と、図23に示すように導入部66Aが下部に位置決め
される。この状態で、下ケース56に上ケース52を重
ねると、ガイド柱58が一対のカム側板63間に入り込
むと同時に、ガイドピン59が導入部66Aからガイド
溝66の始端、すなわち最大半径R1の位置に導入され
る。この状態で、操作部62を手指で摘み、矢印A方向
に回動付勢すると、ガイドピン59がガイド溝66の半
径の縮小に対応して上方に引き上げられ、ガイドピン5
9と一体のコネクタ57も上方に引き上げられる。
【0008】操作部62を図24に示すように前方まで
回動させると、ガイドピン59はガイド溝66の終端に
掛かる。終端は最小半径であるから、ガイドピン59お
よびコネクタ57の引き上げ距離が最大になり、この時
点でコネクタ55,57が通電可能に接続される。そし
て、操作部62の両側に形成されている係止突起62A
を、支持側板72に形成されている係止突起74に乗り
越えさせることにより、レバー部材61が回動不可にな
り、コネクタ55,57の接続が固定化される。なお、
前記接続状態を解除(切り離し)する場合は、操作部6
2を矢印Aとは逆方向に付勢し、係止突起62A,74
の係止を解除して操作部62を元の位置に復動させれば
よい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記レバー構造54に
あっては、コネクタ57を引き上げる力やコネクタ55
に接続する力がレバー部材61やレバー支持部71に掛
かる。この力は、コネクタ55,57が多極の場合、特
に大きくなる。レバー部材61やレバー支持部71は合
成樹脂で成形したものであるが、前記負荷を考慮して高
剛性に形成されている。したがって、係止突起62A,
74のいずれも高剛性に形成されている。レバー部材6
1をレバー支持部71に係止させる際、或いは係止解除
を行う際のいずれも、係止突起62Aを係止突起74に
乗り越えさせる必要がある。しかし、前記高剛性のため
に操作する作業員は力を込めて係止および係止解除を行
わねばならず、操作性、作業性が悪かった。
【0010】なお、特開平8−47142号公報に、コ
ネクタ部にコネクタを嵌合する際の作業効率の向上を目
的とした「電気接続箱へのコネクタの結合構造」が開示
されている。しかし、開示された発明は、回動自在に設
けたレバーや、レバーの回動により移動するコネクタを
備えているものの、要はレバーのてこの原理で2種のコ
ネクタを接続する構成である。したがって、前記のよう
にコネクタの接続と切り離しを行うレバー部材につい
て、位置決め時の操作性を向上させるものではない。
【0011】本発明は前記問題点を解消するものであ
り、その目的は小さな操作力でコネクタの接続と切り離
しとを円滑に行い得る操作性に優れた電気接続箱のレバ
ー構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る前記目的
は、下記(1)〜(3)に記載した電気接続箱のレバー
構造によって達成される。 (1) コネクタを設けた上ケースに一対の支持側板を
備えたレバー支持部を設け、前記一対の支持側板に形成
された支軸に回動自在に軸支されるレバー部材を設け、
前記レバー部材を前記支軸を中心にして回動させるとと
もに、前記レバー部材に形成したガイド溝によって下ケ
ースに設けたガイドピンを案内して上下させることによ
り、前記下ケースに設けられ且つ前記ガイドピンと一体
に上下するコネクタを前記コネクタに接続および非接続
にされ、前記レバー部材の操作部に設けられた係止突起
がコネクタ接続位置で前記支持側板に設けられた係止突
起に係止される電気接続箱のレバー構造において、前記
操作部の側面であって前記一対の支持側板に対向する位
置に、前記係止突起を弾性的に撓み変形可能に設けたこ
とを特徴とする電気接続箱のレバー構造。
【0013】(2) 第1のコネクタを設けた上ケース
に一対の支持側板を備えたレバー支持部を設け、前記一
対の支持側板に形成された支軸に回動自在に軸支される
レバー部材を設け、前記レバー部材を前記支軸を中心に
して回動させるとともに、前記レバー部材に形成したガ
イド溝によって下ケースに設けたガイドピンを案内して
上下させることにより、前記下ケースに設けられ且つ前
記ガイドピンと一体に上下する第2のコネクタを前記
1のコネクタに接続および非接続にされ、前記レバー部
材の操作部に設けられた第1の係止突起がコネクタ接続
位置で前記支持側板に設けられた第2の係止突起に係止
される電気接続箱のレバー構造において、前記レバー部
操作部中空形状とされ、前記操作部を撓み変形容
易な長板部と撓み変形の少ない短板部とにより形成した
こと、を特徴とする電気接続箱のレバー構造。
【0014】(3) 前記一対の支持側板の側面に、コ
ネクタ接続の位置決め時に前記係止突起を係止して前記
レバー部材の位置決めを行う係止突起が設けられたこと
を特徴とする前記(2)記載の電気接続箱のレバー構
造。
【0015】前記(1)に記載の電気接続箱のレバー構
造は、レバー部材を構成する操作部の側面であって、こ
のレバー部材を回動自在に取り付けるための一対の支持
側板に対向する位置に弾性的に撓み変形する係止突起を
設けたので、操作部の剛性を低下させることなく、レバ
ー部材を一対の支持側板の一端に係止させたり、係止解
除にすることができる。
【0016】 前記(2)に記載の電気接続箱のレバー
構造は、レバー部材固定用の係止突起を有しレバー部材
を回動操作する操作部を中空形状に形成したので、係止
突起自身の剛性を低下させることなく、係止突起を含む
操作部全体が弾性的に変形できるようになる。また、前
記(2)に記載の電気接続箱のレバー構造は、操作部を
長板部と短板部とで長方形の中空形状に形成したので、
操作部を構成する特に長板部が撓み変形容易になり、そ
の弾性によって係止突起の係止と係止解除を少ない力で
行い得るようになる。
【0017】前記(3)に記載の電気接続箱のレバー構
造は、前記一対の支持側板の側面に、コネクタ接続の位
置決め時に前記係止突起を係止して前記レバー部材の位
置決めを行う係止突起が設けられたことにより、コネク
タ接続時のレバー部材の位置が容易に固定される。
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】次に、図1〜図10を参照して本
発明に係る電気接続箱のレバー構造の第1実施形態を説
明する。図1および図2はレバー部材の外観構成を示す
斜視図、図3はレバー部材の平面図、図4は操作部の構
成を示す断面図、図5はレバー部材の側面図、図6はレ
バー支持部の内側面の構成を示す模式的側面図、図7〜
図8はレバー部材の係止と係止解除の種々の形態を示す
側面図である。なお、第1実施形態の説明にあたって
は、従来例の説明に参照した図面や符号を適宜援用す
る。
【0020】レバー構造81の構成を大別すると、図6
〜図10に示す上ケース52に固定されたレバー支持部
21と、レバー支持部21に回動自在に取り付けられた
レバー部材82とを備えている。レバー部材82は、図
1〜図5に示すように平板状の操作部83とその両側に
設けられた係止突起84、操作部83の両側から延長す
るように設けられた一対のカム側板4を備えている。カ
ム側板4は対象構造であるので、両者に共通の符号を付
して説明すると、外側面に図1、図2および図5に示す
ように端部から中心に向けてガイド溝5が形成されてい
るが、その底面は中心に向けて上り勾配の傾斜面5Aに
形成され、その先端に軸受孔6が形成されている。
【0021】この軸受孔6は、レバー部材82を後述す
るレバー支持部21に回動自在に支持させるためのもの
である。そして、軸受孔6の周囲に従来例で説明したガ
イドピン59をガイドするガイド溝7が半円状に形成さ
れている。但し、ガイド溝7は軸受孔6に対し同一半径
ではなく、図5に示すように始端(半径R1)から終端
(半径R2)に向けて軸受孔6を中心とした半径が次第
に小径になるように形成されている。ガイド溝7の殆ど
の部分は、図1、図2および図5に示すようにカム側板
4を貫通した形状に形成されている。しかし、カム側板
4の内側面には、ガイドピン58をガイド溝7内に導入
する溝状(貫通形状ではなく凹状の有底溝)の導入部7
Aが形成されている。導入部7Aとガイド溝7との連通
形状は、図1および図5に図示した通りである。
【0022】以上にレバー部材82の全体形状を説明し
たが、本第1実施形態におけるレバー部材82は下記の
ような注目すべき構成を備えている。すなわち、操作部
83の一側面(以下、説明の便宜のため表面という)8
3Aは、図1に示すように平板状に形成されているが、
他の側面(以下、説明の便宜のため裏面という)83B
には外周枠85Aと十文字型の補強リブ85Bが形成さ
れている。したがって、操作部83は撓み変形しない。
【0023】操作部83の両側には、図1〜図4に示す
ように係止突起84が設けられている。係止突起84は
対象構造であるので、両者に同一符号を付してその一方
について説明すると、係止突起84の両側にスリット8
6A,86Bが形成されている。そして、係止突起84
の一端、すなわち図2にあっては上端側が操作部83の
側面の一部に連結しているが、この連結部87以外の位
置では操作部83の側面との間に隙間88が形成されて
いる。
【0024】前記操作部83の構成によれば、係止突起
84全体が連結部87を支点として弾性を有するように
なる。したがって、係止突起84を外側から押動付勢す
ると、図4に実線で示した状態から拡大部分に想像線で
示したように変形する。そして、付勢を解除すると、連
結部87の弾性によって再び実線で示した位置に復動す
る。このような係止突起84の変形、復動作用は、弾性
的に繰り返し行い得る。なお、レバー支持部21との係
止および係止解除作用については、レバー支持部21の
構成の説明に続いて詳細に説明する。
【0025】次に、レバー支持部21の構成を説明する
と、図6〜図10に示すように、上ケース52の上面に
衝立状に対向配置された一対の支持側板22を備え、各
支持側板22の内側面には支軸23と係止突起24,2
5が設けられている。支軸23は、レバー部材2の軸受
孔6に挿通してレバー部材2を回動自在に支持するため
のものであり、レバー部材2のレバー支持部21への取
付は従来例同様に特殊治具を用いて行われる。係止突起
24は、従来例で説明した係止突起74に相当するもの
であるが、本実施形態では後方にも係止突起25が設け
られている。係止突起25は、レバー部材82の操作部
83を後方に倒し、図6に示すようにガイドピン59を
導入部7Aからガイド溝7に導入する際の位置決め時の
固定用として作用する。
【0026】次に、前記レバー構造81について係止お
よび係止解除作用を説明する。図6に示した係止状態を
後方から見ると、図7に示すように操作部83の両側に
形成された係止突起84が係止突起25に係止してい
る。したがって、レバー部材82は前後左右のいずれに
も不動になり、導入部7Aとガイドピン59の位置とが
変動せず、ガイドピン59をガイド溝7に正確に導入さ
せることができる。ところで、コネクタ55,57を前
記のように接続するためには、係止突起84,25を係
止解除にしてレバー部材82を図6に示す矢印A方向
に、図7については操作部83を上方Aに付勢しなけれ
ばならない。
【0027】本第1実施形態では、操作部83を上方A
に付勢すると、当初は図7に想像線で示すように垂直状
であった係止突起84が、図8に実線で示すように隙間
88を閉塞するように弾性変形し、係止突起25を乗り
越え得るようになる。故に、係止突起84,25の係止
解除が少ない力で行い得るようになり、操作性が向上す
る。そして、レバー部材82の係止解除に続いて矢印A
方向に回動させることにより、ガイドピン59がガイド
溝7により上方に次第に引き上げられる。なお、図8〜
図10では、係止突起84の係止と係止解除作用とを明
示するために、操作部82を断面構造に図示している。
【0028】レバー部材82が前方に倒されると、操作
部83を構成する表面83Aが図9に示すように上面に
なり、補強リブ85B等を形成した裏面83Bが下面に
なって、係止突起84が係止突起24に当接する。この
時点から更に操作部83を付勢すると、係止突起84が
外側から押動されたようになり、図9に示すように隙間
88を閉塞するように弾性変形する。この弾性変形は、
操作部83を付勢することによってより顕著になり、係
止突起83が係止突起24を乗り越えると、図10に示
すように元の形状に復帰する。この状態では、ガイドピ
ン59がガイド溝7の終端(半径R2)に位置し、従来
例同様にコネクタ55,57が接続される。図10に示
した状態では、係止突起83,24の係止は外れない。
したがって、コネクタ55,57の接続状態は、極めて
安定したものになる。
【0029】一方、図10に示した係止を解除する場合
は、操作部83の下側に手指を掛け、上方に付勢する。
この結果、係止突起84が再び隙間88を閉塞するよう
に変形し、付勢の継続によって更に変形して係止解除に
なる。そして、レバー部材82を矢印Aとは逆方向に回
動付勢することによって、コネクタ57が次第に下降
し、コネクタ55との接続が絶たれる。レバー部材82
が図6に示した状態に係止されると、ガイドピン59と
導入部7Aとが対応し、レバー構造81からコネクタ5
7を完全に分離させることができる。ここで、係止突起
83,24の係止解除時は係止突起83を変形させる力
が必要であるため、レバー部材82は不測に外れにくく
なる。
【0030】次に、図11〜図19を参照して本発明に
係る電気接続箱のレバー構造の第2実施形態を説明す
る。図11はレバー部材の外観構成を示す斜視図、図1
2はレバー部材の平面図、図13はレバー部材の正面
図、図14はレバー部材の側面図、図15はレバー支持
部の内側面の構成を示す模式的側面図、図16〜図19
はレバー部材の係止と係止解除の種々の形態を示す側面
図である。なお、本第2実施形態の説明にあたっては、
従来例及び第1実施形態の説明に参照した図面や符号を
適宜援用する。
【0031】レバー構造1の構成を大別すると、図15
〜図19に示すように上ケース52に固定されたレバー
支持部21と、レバー支持部21に回動自在に取付られ
たレバー部材2とを備えている。レバー部材2を上部か
ら見ると、図11および図12に示すように平板状の操
作部3とその両側に設けられた係止突起3A、操作部3
の両側から延長するように設けられた一対のカム側板4
を備えている。カム側板4は対象構造であるので、両者
に共通の符号を付して説明すると、外側面に図11およ
び図14に示すように上部から中心に向けてガイド溝5
が形成されているが、その底面は中心に向けて上り勾配
の傾斜面5Aに形成され、その先端に軸受孔6が形成さ
れている。
【0032】この軸受孔6は、レバー部材2を後述する
レバー支持部21に回動自在に支持させるためのもので
ある。そして、軸受孔6の周囲に従来例で説明したガイ
ドピン59をガイドするガイド溝7が半円状に形成され
ている。但し、ガイド溝7は軸受孔6に対し同一半径で
はなく、図14に示すように始端(半径R1)から終端
(半径R2)に向けて軸受孔6を中心とした半径が次第
に小径になるように形成されている。ガイド溝7の殆ど
の部分は、図11および図14に示すようにカム側板4
を貫通した形状に形成されている。しかし、カム側板4
の内側面には、ガイドピン58をガイド溝7内に導入す
る溝状(貫通形状ではなく凹状の有底溝)の導入部7A
が形成されている。導入部7Aとガイド溝7との連通形
状は、図14および図15に図示した通りである。
【0033】以上にレバー部材2の全体形状を説明した
が、本第2実施形態におけるレバー部材2は下記のよう
な注目すべき構成を備えている。すなわち、操作部3を
正面から見ると、図13に示すように長板部11A,1
1Bと短板部11C,11Dとによって中空形状に形成
されている。但し、この中空形状は、操作部3の内部全
域にわたって形成されているのではなく、係止突起3A
の幅にほぼ等しい範囲に形成されている。中空形状につ
いて更に述べると、操作部3の下部であって係止突起3
Aの近傍に操作部3を横切るようにして溝12が形成さ
れている。そして、溝12から操作部3の前端部に向け
て中空形状に形成され、溝12からカム側板4が形成さ
れる後端側は従来例(図23、図24参照)同様に肉厚
に形成されている。したがって、一対のカム側板4は操
作部3の肉厚部3Bを介して強固に一体化され、従来例
で説明したコネクタ55,57の接続を行う際の負荷に
十分耐えられる。
【0034】一方、溝12から前端側を中空形状に形成
することによって、溝12から前端側は肉厚部3Bとは
独立して弾性を有するようになる。このように操作部3
の一部に弾性を付与することによって、レバー支持部2
1との係止および係止解除を極めて容易に良好な操作性
で行い得るようになる。なお、レバー支持部21との係
止および係止解除作用については、レバー支持部21の
構成の説明に続いて詳細に説明する。
【0035】次に、レバー支持部21の構成を説明する
と、図15〜図19に示すように、上ケース52の上面
に衝立状に対向配置された一対の支持側板22を備え、
各支持側板22の内側面には支軸23と係止突起24,
25が設けられている。支軸23は、レバー部材2の軸
受孔6に挿通してレバー部材2を回動自在に支持するた
めのものであり、レバー部材2のレバー支持部21への
取付は従来例同様に特殊治具を用いて行われる。係止突
起24は、従来例で説明した係止突起74に相当するも
のであるが、本実施形態では後方にも係止突起25が設
けられている。係止突起25は、レバー部材2の操作部
3を後方に倒し、図15に示すようにガイドピン59を
導入部7Aからガイド溝7に導入する際の位置決め時の
固定用として作用する。
【0036】次に、前記レバー構造1について係止およ
び係止解除作用を説明する。図15に示した係止状態を
後方から見ると、図16に示すように操作部3の両側に
形成された係止突起3Aが係止突起25に係止してい
る。したがって、レバー部材2は前後左右のいずれにも
不動になり、導入部7Aとガイドピン59の位置とが変
動せず、ガイドピン59をガイド溝7に正確に導入させ
ることができる。ところで、コネクタ55,57を前記
のように接続するためには、係止突起3A,25を係止
解除にしてレバー部材2を図15に示す矢印A方向に、
図16については操作部3を上方Aに付勢しなければな
らない。
【0037】本第2実施形態では、操作部3を上方Aに
付勢すると、当初は直線であった長板部11Aと係止突
起3Aが、図17に示すように弓状に撓み変形する。こ
の変形は、従来例のように操作部が肉厚であれば起こり
得ないが、本第2実施形態では溝部12から係止突起3
Aの幅の部分について弾性的に変形する。しかも、係止
突起3A側の一方の長板部11Bが他方の長板部11A
より大きく変形する。故に、係止突起3A,25の係止
解除が少ない力で行い得るようになり、操作性が向上す
る。
【0038】レバー部材2の係止解除に続いて矢印A方
向に回動させることにより、ガイドピン59がガイド溝
7により上方に次第に引き上げられる。そして、レバー
部材2が前方に倒されると、操作部3を構成する前記他
方の長板部11Aが下側に、前記一方の長板部11Bが
上側になって係止突起3Aが係止突起24に当接する。
この時点から更に操作部3を付勢すると、長板部11B
とその両側に形成された係止突起3Aとが図18に示す
ように弓なりに弾性変形する。この弾性変形は、操作部
3を付勢することによってより顕著になり、係止突起3
Aが係止突起24を乗り越えると、図19に示すように
元の形状、すなわち直線状に復帰する。この状態では、
ガイドピン59がガイド溝7の終端(半径R2)に位置
し、従来例及び第1実施形態と同様にコネクタ55,5
7が接続される。ここで、係止突起3Aが係止突起24
を乗り越えるときは、係止突起3A側の長板部11Bが
他方の長板部11Aより大きく変形し、しかも溝12が
開く方向に力が作用するので端部が変形しやすく、係止
操作が容易である。図19に示した状態では、係止突起
3A,24の係止は外れない。したがって、コネクタ5
5,57の接続状態は、極めて安定したものになる。
【0039】一方、図19に示した係止を解除する場合
は、操作部3の下側に手指を掛け、上方に付勢する。こ
の結果、長板部11B、係止突起3Aが図19に想像線
で示すように弓なりに撓み変形し、付勢の継続によって
更に変形して係止解除になる。そして、レバー部材2を
矢印Aとは逆方向に回動付勢することによって、コネク
タ57が次第に下降し、コネクタ55との接続が絶たれ
る。レバー部材2が図15に示した状態に係止される
と、ガイドピン59と導入部7Aとが対応し、レバー構
造1からコネクタ57を完全に分離させることができ
る。ここで、係止突起3A,24の係止解除時は2枚の
長板部11A,11Bを変形させる力が必要であるた
め、レバー部材2は不測に外れにくくなる。
【0040】以上に本発明の実施形態を説明したが、本
発明は前記実施形態に限定されず種々の変形が可能であ
る。例えば第2実施形態において、係止突起3Aは、長
板部11Bを延長するように形成されているが、短板部
11C,11Dの外側面の上下方向の中間部等に形成し
てもよい。この場合は、長板部11A,11Bの弾性を
均等に利用できるようになる。また、支持側板22に形
成される係止突起は2か所に限定されず、多段階に形成
してもよい。この場合、コネクタ55,57の間隔の相
違に対応でき、多目的利用が可能になる。また、係止突
起24,25又は係止突起84のいずれか一つを係止凹
部に形成し、係止突起が係止凹部に係止されるように構
成してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る電気接続箱
のレバー構造は、レバー部材を構成する操作部の側面で
あって、このレバー部材を回動自在に取り付けるための
一対の支持側板に対向する位置に、弾性的に撓み変形す
る係止突起を設けたことにより、操作部の剛性を低下さ
せることなく、係止突起自体が弾性的に変形するように
なる。したがって、剛性のある操作部を小さな力で操作
して、レバー部材を一対の支持側板の一端に形成した係
止突起に係止させたり、係止解除にすることができ、操
作時の操作性が向上する。また、前記係止および係止解
除の操作時にはクリック感が得られ、係止や係止解除を
確認することができる。レバー部材、操作部、係止突起
は合成樹脂を一体成型して構成することができ、低コス
トであるうえに信頼性の高い製品を提供することができ
る。
【0042】 また、本発明に係る電気接続箱のレバー
構造は、レバー部材固定用の係止突起を有しレバー部材
を回動操作する操作部を中空状に形成したことにより、
係止突起自身の剛性を低下させることなく、係止突起を
含む操作部全体が弾性的に変形できるようになる。この
際、操作部および係止突起が前記構成により弾性を有す
るので、係止突起どうしの係止と係止解除とを小さな力
で軽く、しかも確実に行うことができ、操作性および作
業性の向上を図ることができる。したがって、操作部に
形成した係止突起と、他の係止突起との係止および係止
解除を抵抗感少なく、しかもクリック感を得ながら行う
ことができ、作業性および信頼性の向上を図ることがで
きる。また、操作部を長板部と短板部とで直方体形の中
空形状に形成することにより、操作部を構成する特に長
板部が撓み変形容易になり、その弾性によって係止突起
の係止と係止解除を小さな力で行い得るようになり、作
業性が向上する。
【0043】 また、一対の支持側板の側面に、コネク
タ接続の位置決め時に前記係止突起を係止して前記レバ
ー部材の位置決めを行う係止突起を設けることにより、
コネクタ接続時のレバー部材の位置が容易に固定され、
作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気接続箱のレバー構造の第1実
施形態を示すレバー部材の斜視図である。
【図2】レバー部材の構成を示す斜視図である。
【図3】レバー部材の構成を示す平面図である。
【図4】操作部部の構成を示す断面図である。
【図5】レバー部材の構成を示す側面図である。
【図6】レバー構造の構成を示す要部の模式的側面図で
ある。
【図7】レバー支持部の構成を示す側面図である。
【図8】係止突起の係止解除を示すレバー構造の側面図
である。
【図9】係止突起材の係止作用を示すレバー構造の側面
図である。
【図10】係止突起の係止状態を示すレバー構造の側面
図である。
【図11】本発明に係る電気接続箱のレバー構造の第2
実施形態を示すレバー部材の一部拡大斜視図である。
【図12】レバー部材の構成を示す平面図である。
【図13】レバー部材の構成を示す正面図である。
【図14】レバー部材の構成を示す側面図である。
【図15】レバー構造の構成を示す要部の模式的側面図
である。
【図16】レバー支持部の構成を示す側面図である。
【図17】レバー部材の弾性的変形を示すレバー構造の
側面図である。
【図18】レバー部材の係止作用を示すレバー構造の側
面図である。
【図19】レバー部材の係止解除作用を示すレバー構造
の側面図である。
【図20】従来の電気接続箱の一例を示す分解斜視図で
ある。
【図21】従来のレバー部材の構成を示す斜視図であ
る。
【図22】従来のレバー支持部の構成を示す側面図であ
る。
【図23】従来の電気接続箱のコネクタ接続作用を示す
模式的側面図である。
【図24】従来の電気接続箱のコネクタ接続状態を示す
模式的側面図である。
【符号の説明】
1,81 レバー構造 2,82 レバー部材 3,83 操作部 3A,84 係止突起 4 カム側板 5,7 ガイド溝 5A 傾斜面 6 軸受孔 11A,11B 長板部 11C,11D 短板部 12 溝 21 レバー支持部 22 支持側板 23 支軸 24,25 係止突起 51 電気接続箱 52 上ケース 55,57 コネクタ 56 下ケース 58 ガイド柱 59 ガイドピン 86A,86B スリット 87 連結部 88 隙間 A レバー部材の回動方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−169529(JP,A) 特開 平10−21990(JP,A) 特開 平6−325833(JP,A) 特開 平4−218278(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/629 H02G 3/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタを設けた上ケースに一対の支持
    側板を備えたレバー支持部を設け、前記一対の支持側板
    に形成された支軸に回動自在に軸支されるレバー部材を
    設け、前記レバー部材を前記支軸を中心にして回動させ
    るとともに、前記レバー部材に形成したガイド溝によっ
    て下ケースに設けたガイドピンを案内して上下させるこ
    とにより、前記下ケースに設けられ且つ前記ガイドピン
    と一体に上下するコネクタを前記コネクタに接続および
    非接続にされ、前記レバー部材の操作部に設けられた係
    止突起がコネクタ接続位置で前記支持側板に設けられた
    係止突起に係止される電気接続箱のレバー構造におい
    て、 前記操作部の側面であって前記一対の支持側板に対向す
    る位置に、前記係止突起を弾性的に撓み変形可能に設け
    たことを特徴とする電気接続箱のレバー構造。
  2. 【請求項2】 第1のコネクタを設けた上ケースに一対
    の支持側板を備えたレバー支持部を設け、前記一対の支
    持側板に形成された支軸に回動自在に軸支されるレバー
    部材を設け、前記レバー部材を前記支軸を中心にして回
    動させるとともに、前記レバー部材に形成したガイド溝
    によって下ケースに設けたガイドピンを案内して上下さ
    せることにより、前記下ケースに設けられ且つ前記ガイ
    ドピンと一体に上下する第2のコネクタを前記第1の
    ネクタに接続および非接続にされ、前記レバー部材の操
    作部に設けられた第1の係止突起がコネクタ接続位置で
    前記支持側板に設けられた第2の係止突起に係止される
    電気接続箱のレバー構造において、 前記レバー部材操作部中空形状とされ、前記操作部
    を撓み変形容易な長板部と撓み変形の少ない短板部とに
    より形成したこと、を特徴とする電気接続箱のレバー構
    造。
  3. 【請求項3】 前記一対の支持側板の側面に、コネクタ
    接続の位置決め時に前記係止突起を係止して前記レバー
    部材の位置決めを行う係止突起が設けられたことを特徴
    とする請求項2記載の電気接続箱のレバー構造。
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