JP3503292B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP3503292B2 JP22576495A JP22576495A JP3503292B2 JP 3503292 B2 JP3503292 B2 JP 3503292B2 JP 22576495 A JP22576495 A JP 22576495A JP 22576495 A JP22576495 A JP 22576495A JP 3503292 B2 JP3503292 B2 JP 3503292B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高集積化されたL
SI中の論理回路、アナログ回路へ適用されるMISト
ランジスタおよびその保護素子を形成する製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】微細MOS構造で課題となるショートチ
ャネル、ホットキャリア劣化を抑制する構造として特開
平6−295990号公報に記載の構造が提案されてい
る。しかしながら、この構造ではPchのソース、ドレ
インを形成するときにP+ 層底部にN層が存在するた
め、接合容量がN層が無い場合に比べ増加し、消費電流
の増加、動作周波数が低下するという課題がある。また
+ 層底部の接合容量を低減する方法として特開平5−
299594号公報に記載の構造が提案されている。こ
の方法ではN層がP+ 層底部より深くならないことから
寄生容量の低減が可能であるが、P+ 層の拡散深さが急
峻である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】今後、微細化に伴いシ
ョートチャネル効果によるしきい値電圧の低下を抑制す
るためNウェルの濃度を高くする必要がある。したがっ
て、P+ 層底部の接合容量が増加する傾向ある。さら
に、微細化に伴いゲート酸化膜が薄膜化するため、雑音
等によりドレインに高い電圧が印加された場合、ゲート
酸化膜の絶縁耐圧、即ち、静電破壊に対する耐性が弱く
なるという課題がある。
【0004】本発明は上記の課題を解決するために成さ
れたものであり、その目的は、P+層底部の接合容量の
低減とゲート酸化膜の絶縁耐圧より低い耐圧を有するツ
ェナダイオードを簡単な工程で実現する製造方法を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1の発明の構成は、半導体基板中に第1伝導型
のウェル(Nウェル)と第2伝導型のウェル(Pウェ
ル)を形成する工程とゲート絶縁膜を介してゲート電極
を形成する工程と、ゲート電極をマスクとして基板法線
に対し斜め方向から第1伝導型(N型)を発生させる不
純物イオンを注入する工程と、第2伝導型のウェル(P
ウェル)上のゲート電極から離間した一部と第1伝導型
のウェル(Nウェル)領域とが開口したマスクを形成
し、開口部に斜め方向から第2伝導型を発生させるイオ
ンを注入する工程と、基板表面にほぼ垂直に第2伝導型
を発生させるイオンを注入する工程と、注入した第1伝
導型を発生させるイオン、第2伝導型を発生させるイオ
ンを熱処理により活性化する工程と、ソースドレインお
よびツェナダイオードを形成するための第1伝導型の高
濃度層(N+ 層)、第2伝導型の高濃度層(P+ 層)を
形成する工程を具備することを特徴とする。
【0006】又、請求項2の発明は、請求項1における
第2伝導型を発生させるイオンの斜め注入工程と垂直注
入工程とに代えて、第1伝導型のウェル(Nウェル)上
を覆い、第2伝導型のウェル(Pウェル)領域のみ開口
させたマスクを形成し、基板法線に対し10度から60
度の範囲で斜め方向から第1伝導型を発生させるイオン
を注入する工程と、第2伝導型のウェル(Pウェル)上
を覆い、第1伝導型のウェル(Nウェル)領域のみ開口
させたマスクを形成し、基板表面にほぼ垂直に第2伝導
型を発生させるイオンを注入する工程としたことであ
る。請求項1と同一の効果を生じる。
【0007】請求項3の発明は、斜め又は/且つ垂直に
注入される第2伝導型を形成するイオンの総量を、全面
にイオン注入される第1伝導型を形成するイオンよりも
多く、ゲート酸化膜耐圧より低いツェナ耐圧を形成でき
る濃度にしたことである。
【0008】さらに、請求項4の発明は、そのイオンの
総量及びこのイオンを活性化する熱処理を、ソース、ド
レインとして使用される第2伝導型高濃度層(P+ 層)
よりも拡散深さが深くなり、第2伝導型高濃度層のキャ
リア濃度よりは低いキャリア濃度の第2伝導型層(P
層)が形成されるように制御するようにしたことであ
る。
【0009】
【作用及び発明の効果】請求項1の発明では、斜め方向
から第2伝導型を発生させるイオン、例えば、ボロンを
注入することで、予め斜め注入された第1伝導型を発生
させるイオン、例えば、リンによる電子濃度を緩和する
することで、Pchトランジスタのしきい値電圧が制御
される。即ち、しきい値電圧を適正な値に制御すること
が可能となる。又、第2伝導型を発生させるイオン、例
えば、ボロンを垂直イオン注入することで、予め注入さ
れた第1伝導型を発生させるイオンによる電子濃度を補
償して、高ホール濃度の領域を形成しているので、その
領域の底部でのホール濃度は低くなる。よって、Pch
トランジスタの底部接合容量が低減される。同様に、ゲ
ート破壊電圧よりも低い耐性を有するツェナダイオード
の絶縁耐圧を制御できる。
【0010】しかも、この工程は、同一レジストを用い
て、斜めイオン注入と垂直イオン注入とを行うため、製
造工程は実質上極めて軽微な増加で済む。従って、本発
明は、Pchのしきい値電圧とP+ N底部接合容量とツ
ェナダイオードの耐圧を極めて精度よく制御できるだけ
でなく、極めて簡便な工程で実現できるという特徴を有
する。
【0011】請求項2の発明においては、第1伝導型
(N型)を発生させる不純物イオンの斜め注入工程がN
chトランジスタの領域では2回に分けられ、Pchト
ランジスタの領域では1回で行われている。よって、N
chトランジスタとPchトランジスタとで、N層の不
純物濃度を独立して制御できる。よって、Pchトラン
ジスタにおいては、後に続く、第2伝導型を発生させる
イオン、例えば、ボロンの垂直イオン注入とで、第1伝
導型を発生させるイオンによる電子濃度を任意に緩和及
び補償することができる。
【0012】従って、Pchトランジスタのしきい値電
圧を適正な値に制御することが可能となる。同様に、P
chトランジスタの第2伝導型領域の底部でのホール濃
度は低くなる。よって、Pchトランジスタの底部接合
容量が低減される。同様に、ゲート破壊電圧よりも低い
耐圧を有するツェナダイオードの絶縁耐圧を制御でき
る。
【0013】請求項3の発明では、請求項1、2の発明
において、斜め又は/且つ垂直に注入される第2伝導型
を形成するイオンの総量を、全面にイオン注入される第
1伝導型を形成するイオンよりも多くすることで、ゲー
ト酸化膜耐圧より低いツェナ耐圧を形成できる。
【0014】さらに、請求項4の発明では、請求項1、
2の発明において、斜め又は/且つ垂直に注入される第
2伝導型を形成するイオンの総量とこのイオンを活性化
する熱処理を、ソース、ドレインとして使用される第2
伝導型高濃度層(P+ 層)よりも拡散深さが深くなり、
第2伝導型高濃度層のキャリア濃度よりは低いキャリア
濃度の第2伝導型層(P層)が形成されるように制御す
ることで、Pchトランジスタの底部接合容量を低減す
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1実施例)以下、本発明方法を具体的な実施例に基
づいて説明する。 (1) 図1の(a)に示すように、シリコン基板中にPウ
ェル1、Nウェル2を形成し、基板表面にLOCOS酸
化膜3、ゲート酸化膜4、ゲート電極5n、5pを公知
の方法で製造する。その後、同図に示すように、基板表
面の法線に対し10度以上の傾斜した角度でリンイオン
6の注入を行う。具体的には30度以上60度以下が望
ましい。
【0016】この時のイオン注入量は後述するNchト
ランジスタのホットキャリア劣化を抑制するのに十分な
N層10を形成するのに十分な量とする。また、N層1
2はPchトランジスタにおいてはショートチャネルを
抑制するためのパンチスルーストッパとしての役割を果
たす。
【0017】(2) 図1の(b)に示すように、Nchト
ランジスタのゲート電極5nの周りと、Pchトランジ
スタのゲート電極5pの周りを除く一部とをフォトレジ
スト7で覆う。その後、同図に示すように、ボロンイオ
ン8を、(1) と同様に、斜めにイオン注入する。
【0018】このイオン注入を行う理由は、(1) でのリ
ンイオン6の注入がPchトランジスタのしきい値電圧
が回路仕様を満足できない程高くなるなるので、このし
きい値電圧を低下させるためである。即ち、ボロンイオ
ン8の斜めイオン注入によりリンの濃度の一部をキャン
セルすることが可能となる。これにより、Pchトラン
ジスタのしきい値電圧は回路仕様に適合するように適正
な値に調整することが可能となる。
【0019】このとき、ボロンイオン8の基板に注入さ
れる量は、前記(1) で注入されたリンイオン6の量に比
べて少ない。なぜなら、リン濃度を完全に打ち消す以上
の濃度でボロンを注入すると、パンチスルーストッパと
しての層12が形成されなくなるからである。なお、P
chトランジスタのしきい値電圧が仕様を満足するとき
には、ボロンイオン8の斜めイオン注入の工程は必要で
はなくなり、工程を省略することができる。
【0020】次に、図1の(b)に示すように、同じレ
ジスト7を用い今度は基板面に対しほぼ垂直にボロンイ
オン9を注入する。このときのドーズ量は(1) の工程で
形成されたN層10、12が打ち消され、更にP層1
1、13が形成できる程度にする。すなわち、垂直イオ
ン注入と斜めイオン注入により、注入されたボロンイオ
ン量は(1) の工程で注入されたリンイオンの量に比べて
多くなる。このP層11、13は後述するツェナダイオ
ード16n、16pの形成に利用される。また、Pch
トランジスタのゲート電極5pの直下の領域はこの垂直
イオン注入の影響は受けない。なぜなら、ゲート電極5
pがマスクとなり垂直イオン注入によって注入されたイ
オンは、ほとんどゲート電極5pの直下には至らないか
らである。
【0021】同一のフォト工程内で2回のイオン注入に
より、Pchトランジスタのしきい値電圧の制御を斜め
イオン注入で、ツェナダイオード16n、16pの耐圧
を垂直イオン注入でそれぞれ独立に制御することが可能
である。このことはフォト工程を増加させない点、およ
びPchトランジスタのしきい値電圧とツェナダイオー
ド16n、16pの耐圧を独立に制御できる点で極めて
生産性に優れ、制御性の高い工程となる。
【0022】(3) レジスト7を除去し、窒素雰囲気中あ
るいは酸素を混合した雰囲気中にて約700〜1100
度の雰囲気にて熱処理し、注入した、リン、ボロンを活
性化する。これによりNchトランジスタ領域には、図
2の(c)に示すように、ホットキャリア劣化を抑制す
るためのN層10と、ボロンイオン8、9が注入された
領域にはリンイオンによるN層10が打ち消され、ツェ
ナダイオード16nのためのP層11が形成される。
【0023】一方、Pchトランジスタ領域には、図2
の(d)に示すように、ゲート電極5pの直下にショー
トチャネルを抑制するパンチスルーストッパとして働く
-層12が形成される。このN- 層12はNchトラ
ンジスタ内のN層10よりも濃度が低い。また、ゲート
電極5p直下以外のLOCOS酸化膜3が存在していな
い領域には、図2の(d)に示すように、リンイオン6
がNchトランジスタ領域と同様にボロンイオン8、9
に打ち消されてしまいP層13となる。
【0024】(4) 図2の(d)に示すように、公知の方
法により、N+ 層14、P+ 層15がNch、Pchト
ランジスタの両方に形成され、又、ドレイン領域にそれ
ぞれN+ Pツェナダイオード16n、16pが形成され
る。また、ボロン8、9は、Pchトランジスタ領域に
おいてはN層を打ち消すぐらいの濃度で存在しているた
め、ボロン濃度は深さ方向になだらかに低減していく。
このため、P+ 層15より若干深い領域にまでP層13
が存在するので、深さ方向のキャリア濃度の分布はP+
層15だけを形成した時に比べて、PN接合部でのキャ
リア濃度の傾斜が緩やかな状態となる。したがって、P
chトランジスタのソースとドレイン領域の底部の接合
容量はP+ 層15のみ存在する従来のトランジスタに比
べて低減することが可能となる。
【0025】Pchトランジスタはショートチャネル効
果の抑制のため微細化と共にNウェル2のキャリア濃度
の増加が必須である。従って、接合容量はNウェル2の
キャリア濃度に応じて上昇することとなる。また、微細
化と共にゲート酸化膜4の薄膜化も不可避であり、静電
破壊耐量の低下も避けられないものである。しかしなが
ら、本発明によれば極めて簡便な工程であるにも関わら
ず、接合容量の低減およびツェナダイオード16n、1
6pの形成が容易に実現できることが明らかである。
【0026】(第2実施例) (1) 図3の(a)に示すように、第1実施例と同様にP
ウェル1、Nウェル2、LOCOS酸化膜3、ゲート酸
化膜4、ゲート電極5n、5pを形成した後、リンイオ
ン6を基板表面の法線に対して10度以上傾斜させイオ
ン注入する。この時の注入量はPchトランジスタのパ
ンチスルーが抑制できる程度にする。
【0027】(2) 図3の(b)に示すように、Pchト
ランジスタ領域をレジスト7で覆いNchトランジスタ
領域のみに(1) と同様の条件でリンイオン20を斜めイ
オン注入する。この時の注入量はNchトランジスタの
ホットキャリア寿命が十分確保できる程度とする。
【0028】(3) 図3の(c)に示すように、レジスト
7を除去し、Nchトランジスタ領域のみをレジスト2
1で覆い、Pchトランジスタ領域のみ選択的にボロン
イオン9を基板表面に対してほぼ垂直にイオン注入す
る。この時、第1実施例同様、注入されるボロンイオン
9の量は、最初に注入されたリンイオン6を打ち消し、
更にN+ Pツェナダイオード16pが形成できるキャリ
ア濃度が得られる程度の量である。さらに、ボロンイオ
ン9は基板表面に対しほぼ垂直にイオン注入されるため
ゲート電極5pの直下の領域には殆ど到達しない。
【0029】(4) この後、図4の(d)に示すように、
注入されたリン6、20、ボロン9を第1実施例と同様
に活性化する。これによりN層10、N- 層12、P層
13が形成される。
【0030】(5) 更に公知の技術によりN+ 層14、P
+ 層15を形成する。これによりNchトランジスタ領
域にはP+ Nツェナダイオード16nが形成でき、Pc
hトランジスタ領域にはN+ P16pが形成される。
【0031】これにより、第1実施例と同様、Pchト
ランジスタの底部接合容量の低下が実現できることにな
る。又、雑音によりドレインに高い電圧が印加された場
合、このツェナダイオード16n、ツェナダイオード1
6pを通して基板に電流が流れゲートドレイン間に高い
電圧がかかることがなくなる。本実施例では、図3の
(a)、(b)の工程により、Pウエル1とNウエル2
とにおいて、リンイオンの濃度を独立に制御できる。そ
して、図3の(c)の工程により、ボロンイオンを注入
することで、Pchトランジスタのしきい値電圧を任意
に制御することができる。
【0032】また、(3) の工程で垂直にボロン9をイオ
ン注入しているためP+ 層15とNウエル2との間の底
部接合容量を小さくすることができる。さらに前述の如
くPchトランジスタのしきい値電圧も仕様に対して満
足するものを得ることができる。
【0033】これまでの実施例に関しては第1実施例に
おいてはN+ Pツェナダイオードを、また第2実施例に
おいてはP+ NツェナダイオードをPウェル領域にN+
PツェナダオードをNウェル領域に形成する方法を説明
したが、N+ P及びP+ Nツェナダイオードを何れの領
域にも形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る製造方法を説明した
工程図。
【図2】本発明の第1実施例に係る製造方法を説明した
工程図。
【図3】本発明の第2実施例に係る製造方法を説明した
工程図。
【図4】本発明の第2実施例に係る製造方法を説明した
工程図。
【符号の説明】
1…Pウエル 2…Nウエル 5n、5p…ゲート電極 6、20…リンイオン 8、9…ボロンイオン 10…N層 13…P層 12…N- 層 15…P+
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−29990(JP,A) 特開 昭59−152659(JP,A) 特開 平6−350042(JP,A) 特開 平4−259253(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/78

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板中に第1伝導型のウェル(Nウ
    ェル)と第2伝導型のウェル(Pウェル)を形成する工
    程とゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程
    と、 前記ゲート電極をマスクとして基板法線に対し斜め方向
    から第1伝導型(N型)を発生させる不純物イオンを注
    入する工程と、 第2伝導型のウェル(Pウェル)上のゲート電極から離
    間した一部と第1伝導型のウェル(Nウェル)領域とが
    開口したマスクを形成し、開口部に斜め方向から第2伝
    導型を発生させるイオンを注入する工程と、 基板表面にほぼ垂直に第2伝導型を発生させるイオンを
    注入する工程と、 前記注入した第1伝導型を発生させるイオン、第2伝導
    型を発生させるイオンを熱処理により活性化する工程
    と、 ソースドレインおよびツェナダイオードを形成するため
    の第1伝導型の高濃度層(N+ 層)、第2伝導型の高濃
    度層(P+ 層)を形成する工程を具備することを特徴と
    した半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】半導体基板中に第1伝導型のウェル(Nウ
    ェル)と第2伝導型のウェル(Pウェル)を形成する工
    程とゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程
    と、 前記ゲート電極をマスクとして基板法線に対し10度か
    ら60度の範囲で傾斜させた斜め方向から第1伝導型
    (N型)を発生させる不純物イオンを注入する工程と、 第1伝導型のウェル(Nウェル)上を覆い、第2伝導型
    のウェル(Pウェル)領域のみ開口させたマスクを形成
    し、基板法線に対し10度から60度の範囲で斜め方向
    から第1伝導型を発生させるイオンを注入する工程と、 第2伝導型のウェル(Pウェル)上を覆い、第1伝導型
    のウェル(Nウェル)領域のみ開口させたマスクを形成
    し、基板表面にほぼ垂直に第2伝導型を発生させるイオ
    ンを注入する工程と、 前記注入した第1伝導型を発生させるイオン、第2伝導
    型を発生させるイオンを熱処理により活性化する工程
    と、 ソースドレインおよびツェナダイオードを形成するため
    の第1伝導型の高濃度層(N+ 層)、第2伝導型の高濃
    度層(P+ 層)を形成する工程を具備することを特徴と
    した半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記斜め又は/且つ垂直に注入される第2
    伝導型を形成するイオンの総量は全面にイオン注入され
    る第1伝導型を形成するイオンよりも多く、ゲート酸化
    膜耐圧より低いツェナ耐圧を形成できる濃度にすること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体装置
    の製造方法。
  4. 【請求項4】前記斜め又は/且つ垂直に注入される第2
    伝導型を発生するイオンの総量及びその後このイオンを
    活性化する熱処理は、ソース、ドレインとして使用され
    る第2伝導型高濃度層(P+ 層)よりも拡散深さが深く
    なり、前記第2伝導型高濃度層のキャリア濃度よりは低
    いキャリア濃度の第2伝導型層(P層)が形成されるよ
    うに制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載の半導体装置の製造方法。
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