JP3502549B2 - 内燃機関のフライホイール - Google Patents
内燃機関のフライホイールInfo
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/30—Flywheels
- F16F15/315—Flywheels characterised by their supporting arrangement, e.g. mountings, cages, securing inertia member to shaft
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/12—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
- F16F15/131—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses
- F16F15/13107—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses for damping of axial or radial, i.e. non-torsional vibrations
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Description
ホイールに関する。
体をクランクシャフトに直結した場合には質量体の質量
に基づく曲げ振動が生じ、この曲げ振動に起因して特に
自動車において車室内にこもり音等の異音を生じやす
い。そこで、クランクシャフトと質量体とを、捩じり方
向には剛性が高く、曲げ方向には剛性が低い弾性板を介
して連結することによって、クランク軸系の固有曲げ振
動数を常用域から変化させて異音を低減することが試み
られている。
は、クランクシャフトと質量体とが、曲げ方向に可撓性
を有する弾性板を介して連結されてなり、クランクシャ
フトに弾性板の内周側が取付けボルトによって固定さ
れ、弾性板の外周側に質量体が連結された内燃機関のフ
ライホイールが示されている。
れた軸方向の隙間内には、質量体に対して所定の間隔を
おいて接触することが可能な板状のばね部材板が配置さ
れており、この座金板は、その内周側がクランクシャフ
トに取付けけられている。
は、このばね部材が質量体に接した以降、弾性板と協同
して曲げ振動を低減することになり、優れた効果を発揮
するけれども、このばね部材の基部は、弾性板と共にば
ね部材を貫通する取付けボルトによって、クランクシャ
フトに固定されている。このため、前記ばね部材を設け
ると、このばね部材の厚さの分だけ取付けボルトの頭部
がクランクシャフトの端面から大きく突出することにな
る。
性板の取付け部位の補強と質量体の内周を案内するため
の補強板を介してクランクシャフトに固定されている場
合には、ばね部材の基部が弾性板と補強板との間に配置
され、取付けボルトは弾性板、ばね部材の基部、補強板
の3者をクランクシャフトに取付けけることになるか
ら、取付けボルトの突出量が更に多くなる。
その頭部が、質量体に取付けけられるクラッチ装置と干
渉する虞が生じることになる。
たもので、取付けボルトの突出量を増大させることな
く、ばね部材を設けることができ、曲げ振動の低減を有
利に図ることが可能な内燃機関のフライホイールを提供
することを目的とする。
発明は、内周側が取付けボルトによってクランクシャフ
トに固定され、曲げ方向に可撓性を有する略円板状の弾
性板と、この弾性板の外周側に固定された質量体とを備
えた内燃機関のフライホイールにおいて、前記クランク
シャフトへの固定位置よりも半径方向外方側における弾
性板と質量体との間に、ばね部材を配置したことを特徴
としている。
性板及びばね部材がクランク軸系の固有曲げ振動数を常
用域から変化させると共に、曲げ振動を吸振する。ま
た、前記ばね部材が弾性板と質量体との間で撓むことに
よって、ばね部材のそれぞれの端部が弾性板または質量
体との接触部位で摩擦を生じ、曲げ振動に対して摩擦減
衰作用が発揮される。
板と質量体との間の隙間内に配置されており、弾性板の
クランクシャフトへの固定位置に臨むことはない。この
ため、前記ばね部材を配置しても取付けボルトの頭部が
クランクシャフトの端面から大きく突出することがな
い。
させることなく、ばね部材を設けることができ、曲げ振
動の低減を有利に図ることが可能な内燃機関のフライホ
イールが得られる。
が環状のばね板から形成され、内周または外周が質量体
に形成した位置決め段部に係止されていることを特徴と
している。
ね部材の内周または外周が質量体に形成した位置決め段
部に係止されているから、ばね部材を正しい位置に容易
に配置でき、かつ半径方向の移動を防止することができ
る。
ね部材が截頭円錐状の皿ばねから形成され、初期圧縮応
力が与えられた状態で配置されていることを特徴として
いる。
ね部材が皿ばねから形成され、初期圧縮応力が与えられ
た状態で配置されているから、皿ばねのばね特性におい
て皿ばねの撓みに対するばね力の変化が小さい領域を利
用することができる。このため、前記ばね部材の初期荷
重(ばね力)が安定して得られると共に、ばね部材のば
ね力の変化が少ないから、弾性板の剛性のみに着目して
固有振動数を調節することができる。即ち、前記ばね部
材を恰も曲げ振動の減衰作用を得るためにのみ採用した
ものとすることができる。
が截頭円錐状の皿ばねから形成され、截頭円錐状の先端
側が弾性板に接し、基端側が質量体に形成した位置決め
段部に係止されていることから、前記ばね部材が截頭円
錐状の皿ばねから形成され、截頭円錐状の先端側が弾性
板に接し、基端側が質量体の位置決め段部に係止してい
るから、皿ばねの先端側が弾性板と質量体との間の相対
変位の大きい位置で摩擦摺動することになって、この皿
ばねと弾性板との間の摩擦量が多くなり、優れた減衰作
用が得られる。つまり、前記質量体は、内周側がクラン
クシャフトに固定された弾性板の外周側に固定されてい
るから、弾性板が曲げ方向に撓むとき、弾性板と質量体
との相対変位は、クランクシャフトの軸心に近い側が大
きくなり、皿ばねの先端と弾性板との相対摩擦量が多く
なって優れた減衰作用が得られるのである。
が截頭円錐状の皿ばねを複数枚重ね合わせて形成されて
いることから、皿ばね同士の摩擦も曲げ振動の減衰のた
めに利用することができ、優れた減衰作用が得られる。
けボルトによって補強板と共にクランクシャフトに固定
され、曲げ方向に可撓性を有する略円板状の弾性板と、
この弾性板の外周側に固定された質量体とを備えた内燃
機関のフライホイールにおいて、前記クランクシャフト
への固定位置よりも半径方向外方側における補強板と質
量体との間に、ばね部材を配置したことを特徴としてい
る。
性板及びばね部材がクランク軸系の固有曲げ振動数を常
用域から変化させると共に、曲げ振動を吸振する。ま
た、前記ばね部材が補強板と質量体との間で撓むことに
よって、ばね部材のそれぞれの端部が補強板または質量
体との接触部位で摩擦を生じ、曲げ振動に対して摩擦減
衰作用が発揮される。
補強と、質量体の内周を案内する。
板と質量体との間の隙間内に配置されており、弾性板及
び補強板のクランクシャフトへの固定位置に臨むことは
ない。このため、前記ばね部材を配置しても取付けボル
トの頭部がクランクシャフトの端面から大きく突出する
ことがない。
させることなく、ばね部材を設けることができ、曲げ振
動の低減を有利に図ることが可能な内燃機関のフライホ
イールが得られる。
して配置されているから、ばね部材と弾性板との間には
比較的広い空間が確保されることになり、ばね部材の冷
却効果が高められる。
ね部材と前記補強板または質量体との接触部を、前記質
量体における前記弾性板との対向面側に位置させたこと
を特徴としている。
ね部材と前記補強板または質量体との接触部を、前記質
量体における前記弾性板との対向面とは反対側に位置さ
せたことを特徴としている。
ね部材が環状のばね板から形成され、内周または外周が
質量体に形成した位置決め段部に係止されていることを
特徴としている。
部材の内周または外周が補強板または質量体に形成した
位置決め段部に係止されているから、ばね部材を正しい
位置に容易に配置でき、かつ半径方向の移動を防止する
ことができる。
ばね部材が截頭円錐状の皿ばねから形成され、初期圧縮
応力が与えられた状態で配置されていることを特徴とし
ている。
材が截頭円錐状の皿ばねから形成され、初期圧縮応力が
与えられた状態で配置されていることから、皿ばねのば
ね特性において皿ばねの撓みに対するばね力の変化が小
さい領域を利用することができる。このため、前記ばね
部材の初期荷重(ばね力)が安定して得られると共に、
ばね部材のばね力の変化が少ないから、弾性板の剛性の
みに着目して固有振動数を調節することができる。即
ち、前記ばね部材を恰も曲げ振動の減衰作用を得るため
にのみ採用したものとすることができる。
記ばね部材が截頭円錐状の皿ばねから形成され、截頭円
錐状の先端側が補強板に接し、基端側が質量体に形成し
た位置決め段部に係止されていることを特徴としてい
る。
ねの先端側が補強板と質量体との間の相対変位の大きい
位置で摩擦摺動することになって、この皿ばねと補強板
との間の摩擦量が多くなり、優れた減衰作用が得られ
る。つまり、前記質量体は、内周側がクランクシャフト
に固定された弾性板の外周側に固定されているから、弾
性板が曲げ方向に撓むとき、補強板と質量体との相対変
位は、クランクシャフトの軸心に近い側が大きくなり、
皿ばねの先端と補強板との相対摩擦量が多くなって優れ
た減衰作用が得られるのである。
ばね部材が截頭円錐状の皿ばねを複数枚重ね合わせて形
成されていることから、皿ばね同士の摩擦も曲げ振動の
減衰のために利用することができ、優れた減衰作用が得
られる。
に基づいて詳述する。
のフライホイールの断面図、図2は図1のA−A線断面
図である。
ト、2は曲げ方向に可撓性を有する略円板状の弾性板で
ある。弾性板2はその内周側が補強板3と共に取付けボ
ルト4によってクランクシャフト1に固定されている。
詳しくは、弾性板2及び補強板3は、これら弾性板2及
び補強板3を貫通する取付けボルト4によってクランク
シャフト1に固定されている。
である。質量体5は略環状に形成され、その外周側が弾
性板2を貫通する取付けボルト6によって弾性板2の外
周側に取付け固定されている。質量体5は弾性板2への
取付け部分でのみ弾性板2に接しており、他の部分では
弾性板2との間に軸方向に所定の範囲の隙間7が形成し
てある。また、質量体5の弾性板2と反対側には図外の
クラッチ装置の摩擦板が接する摩擦面8が形成してあ
る。
の基部3aと、この基部3aの外周端から軸方向に延び
る環状フランジ部3bとを有しており、基部3aが弾性
板2の内周側のクランクシャフト1への取付け部位を補
強し、環状フランジ部3bが質量体5の内周を案内して
いる。
2と質量体5との間の軸方向の隙間7内に配置され、両
端がそれぞれ弾性板2または質量体5に接している。ば
ね部材10は環状のばね板、この実施の形態においては
環状の波板状ばね板から形成されている(図2参照)。
また、前記ばね部材10は、その内周または外周、この
実施の形態においては外周が質量体5に形成した位置決
め段部11に係止され、半径方向に位置決めされてい
る。
って取付けけられたリングギヤである。
が回転駆動することによって、このクランクシャフト1
からの回転駆動力が弾性板2を介して質量体5に伝達さ
れる。
ランク軸系の固有曲げ振動数を常用域から変化させると
共に、曲げ振動を吸振する。また、ばね部材10が弾性
板2と質量体5との間で撓むことによって、このばね部
材10のそれぞれの端部が弾性板2または質量体5との
接触部位で摩擦を生じ、曲げ振動に対して摩擦減衰作用
が発揮される。
板2と質量体5との間の隙間7内に配置されており、弾
性板2のクランクシャフト1への固定位置に臨むことは
ない。このため、ばね部材10を配置しても取付けボル
ト4の頭部がクランクシャフト1の端面から大きく突出
することがない。
大させることなく、ばね部材10を設けることができ、
曲げ振動の低減を有利に図ることが可能な内燃機関のフ
ライホイールが得られる。
成した位置決め段部11に係止されているから、ばね部
材10を正しい位置に容易に配置でき、かつ半径方向の
移動を防止することができる。
態を示す図面で、これら実施の形態が前記実施の形態と
変わるところは、ばね部材10を、截頭円錐状の皿ばね
から形成した点である。以下、これらの実施の形態につ
いて説明する。なお、説明に際して、前記実施の形態と
同一構成部分には同一符号を付し、その重複する説明を
省略する。
いて説明する。図3乃至図6に示す実施の形態において
は、ばね部材10が截頭円錐状の皿ばねから形成され、
弾性板2と質量体5との間の軸方向の隙間7内に、初期
圧縮応力が与えられた状態で配置されている。
示す実施の形態においては、ばね部材(皿ばね)10は
截頭円錐状の先端側が弾性板2に接し、基端側が質量体
5に形成した位置決め段部11に係止されて、半径方向
に位置決めされている。なお、図4に示す実施の形態に
おいては補強板3を廃止してある。
ばね部材(皿ばね)10は、截頭円錐状の先端が弾性板
2に接し、基端側が質量体5に接すると共に、このばね
部材(皿ばね)10のやや外周寄りを貫通して質量体5
に植設された位置決めピン13によって位置決めされて
いる。
ばね部材(皿ばね)10の截頭円錐状の先端側が質量体
5に形成した位置決め段部11に係止されて、半径方向
に位置決めされ、基端側が弾性板2に接している。
作用、効果が得られる。加えて、ばね部材10が皿ばね
から形成され、初期圧縮応力が与えられた状態で配置さ
れているから、皿ばねの撓みに対するばね力の変化が小
さい領域(図7のA領域)を利用することができる。こ
のため、ばね部材10の初期荷重(ばね力)が安定して
得られると共に、ばね部材(皿ばね)10のばね力の変
化が少ないから、弾性板2の剛性のみに着目して固有振
動数を調節することができる。即ち、ばね部材(皿ば
ね)10を恰も曲げ振動の減衰作用を得るためにのみ採
用したものとすることができる。
においては、皿ばね(ばね部材10)が、截頭円錐状の
先端側が弾性板2に接し、基端側が質量体5の位置決め
段部11に係止しているから、皿ばね(ばね部材10)
の先端側が弾性板2と質量体5との間の相対変位の大き
い位置で摩擦摺動することになって、この皿ばね(ばね
部材10)と弾性板2との間の摩擦量が多くなり、優れ
た減衰作用が得られる。つまり、質量体5は、内周側が
クランクシャフト1に固定された弾性板2の外周側に固
定されているから、弾性板2が曲げ方向に撓むとき、弾
性板2と質量体5との相対変位は、クランクシャフト1
の軸心に近い側が大きくなり、皿ばね(ばね部材10)
の先端と弾性板2との相対摩擦量が多くなって優れた減
衰作用が得られるのである。
ばね部材(皿ばね)10の截頭円錐状の先端が弾性板2
に接しているから、同様の作用、効果が得られる。
いて説明する。図8及び図9に示す実施の形態において
は、ばね部材10が截頭円錐状の皿ばねを複数枚重ね合
わせて形成され、弾性板2と質量体5との間の軸方向の
隙間7内に、初期圧縮応力が与えられた状態で配置され
ている。
の形態においては、ばね部材(皿ばね)10は截頭円錐
状の先端側が弾性板2に接し、基端側が質量体5に形成
した位置決め段部11に係止されて、半径方向に位置決
めされている。
ばね部材(皿ばね)10の截頭円錐状の先端が質量体5
に形成した位置決め段部11に係止され、基端部が弾性
板2に接している。
作用、効果が得られる。加えて、ばね部材10が截頭円
錐状の皿ばねを複数枚重ね合わせて形成してあるから、
皿ばね同士の摩擦も曲げ振動の減衰のために利用するこ
とができ、優れた減衰作用が得られる。
態を示す図面で、これら実施の形態が前記実施の形態と
変わるところは、補強板3と質量体5との間に軸方向の
隙間14を設け、この隙間14内に、両端がそれぞれ補
強板3または質量体5に接するばね部材10を配置した
点である。以下、これらの実施の形態について説明す
る。なお、説明に際して、前記実施の形態と同一構成部
分には同一符号を付し、その重複する説明を省略する。
について説明する。これらの実施の形態は、補強板3と
質量体5との間に隙間14を設け、この隙間14内に、
環状の波板状ばね部材からなるばね部材10が配置され
ている。
1に示す実施の形態においては、ばね部材10は、補強
板3に形成した半径方向外方に延びるフランジ3cと質
量体5との間に配置され、外周が質量体5に形成した位
置決め段部11に係止されて、半径方向に位置決めされ
ている。補強板3の半径方向外方に延びるフランジ3c
は、図10に示す実施の形態においては、補強板3の基
部3aの外周に形成してあり、また補強板3又は質量体
5との接触部が、質量体5における弾性板2との対向面
側に位置している。図11に示す実施の形態において
は、補強板3の環状フランジ部3bの端部に形成してあ
り、また補強板3又は質量体5との接触部が、質量体5
における弾性板2との対向面とは反対側に位置してい
る。
においては、ばね部材10は、補強板3に形成した半径
方向外方に延びるフランジ3cと質量体5との間に配置
され、内周が補強板3に形成した位置決め段部15に係
止されて、半径方向に位置決めされている。補強板3の
半径方向外方に延びるフランジ3cは、図12に示す実
施の形態においては、補強板3の基部3aの外周に形成
してあり、また補強板3又は質量体5との接触部が、質
量体5における弾性板2との対向面側に位置している。
図13に示す実施の形態においては、補強板3の環状フ
ランジ部3bの端部に形成してあり、また補強板3又は
質量体5との接触部が、質量体5における弾性板2との
対向面とは反対側に位置している。
ね部材10がクランク軸系の固有曲げ振動数を常用域か
ら変化させると共に、曲げ振動を吸振する。また、ばね
部材10が補強板3と質量体5との間で撓むことによっ
て、このばね部材10のそれぞれの端部が補強板3また
は質量体5との接触部位で摩擦を生じ、曲げ振動に対し
て摩擦減衰作用が発揮される。
板2と質量体5との間の隙間14内に配置されており、
弾性板2のクランクシャフト1への固定位置に臨むこと
はない。このため、ばね部材10を配置しても取付けボ
ルト4の頭部がクランクシャフト1の端面から大きく突
出することがない。
大させることなく、ばね部材10を設けることができ、
曲げ振動の低減を有利に図ることが可能な内燃機関のフ
ライホイールが得られる。
に接して配置されているから、ばね部材10と弾性板2
との間には比較的広い空間(隙間7)が確保されること
になり、ばね部材10の冷却効果が高められる。
強板3に形成した位置決め段部15または質量体5に形
成した位置決め段部11に係止されているから、ばね部
材10を正しい位置に容易に配置でき、かつ半径方向の
移動を防止することができる。
について説明する。図14乃至図17に示す実施の形態
においては、ばね部材10が截頭円錐状の皿ばねから形
成され、補強板3と質量体5との間の軸方向の隙間14
内に、初期圧縮応力が与えられた状態で配置されてい
る。
5に示す実施の形態においては、ばね部材(皿ばね)1
0は、補強板3に形成した半径方向外方に延びるフラン
ジ3cと質量体5との間に配置され、截頭円錐状の先端
が補強板3に接し、基端側が質量体5に形成した位置決
め段部11に係止されて、半径方向に位置決めされてい
る。補強板3の半径方向外方に延びるフランジ3cは、
図14に示す実施の形態においては、補強板3の基部3
aの外周に形成してあり、また補強板3又は質量体5と
の接触部が、質量体5における弾性板2との対向面側に
位置している。図15に示す実施の形態においては、補
強板3の環状フランジ部3bの端部に形成してあり、ま
た補強板3又は質量体5との接触部が、質量体5におけ
る弾性板2との対向面とは反対側に位置している。
においては、ばね部材10は、補強板3に形成した半径
方向外方に延びるフランジ3cと質量体5との間に配置
され、截頭円錐状の先端が補強板3に形成した位置決め
段部15に係止されて、半径方向に位置決めされ、基端
側が質量体5に接している。補強板3の半径方向外方に
延びるフランジ3cは、図16に示す実施の形態におい
ては、補強板3の基部3aの外周に形成してあり、また
補強板3又は質量体5との接触部が、質量体5における
弾性板2との対向面側に位置している。図17に示す実
施の形態においては、補強板3の環状フランジ部3bの
端部に形成してあり、また補強板3又は質量体5との接
触部が、質量体5における弾性板2との対向面とは反対
側に位置している。
作用、効果が得られる。加えて、ばね部材10が皿ばね
から形成され、初期圧縮応力が与えられた状態で配置さ
れているから、皿ばねの撓みに対するばね力の変化が小
さい領域(図7のA領域)を利用することができる。こ
のため、ばね部材10の初期荷重(ばね力)が安定して
得られると共に、ばね部材(皿ばね)10のばね力の変
化が少ないから、弾性板2の剛性のみに着目して固有振
動数を調節することができる。即ち、ばね部材(皿ば
ね)10を恰も曲げ振動の減衰作用を得るためにのみ採
用したものとすることができる。
形態においては、皿ばね(ばね部材10)が、截頭円錐
状の先端側が補強板3に接し、基端側が質量体5の位置
決め段部11に係止しているから、皿ばね(ばね部材1
0)の先端側が補強板3と質量体5との間の相対変位の
大きい位置で摩擦摺動することになって、この皿ばね
(ばね部材10)と補強板3との間の摩擦量が多くな
り、優れた減衰作用が得られる。つまり、前記質量体5
は、内周側がクランクシャフト1に固定された弾性板2
の外周側に固定されているから、弾性板2が曲げ方向に
撓むとき、補強板3と質量体5との相対変位は、クラン
クシャフト1の軸心に近い側が大きくなり、皿ばね(ば
ね部材10)の先端と補強板3との相対摩擦量が多くな
って優れた減衰作用が得られるのである。
について説明する。図18及び図19に示す実施の形態
においては、ばね部材10が截頭円錐状の皿ばねを複数
枚重ね合わせて形成され、補強板3と質量体5との間の
軸方向の隙間14内に、初期圧縮応力が与えられた状態
で配置されている。そして、図18に示す実施の形態に
おいては、補強板3又は質量体5との接触部が質量体5
における弾性板2との対向面側に位置しており、図19
に示す実施の形態においては、補強板3又は質量体5と
の接触部が、質量体5における弾性板2との対向面とは
反対側に位置している。
板3に形成した半径方向外方に延びるフランジ3cと質
量体5との間に配置され、截頭円錐状の先端側が補強板
3に接し、基端側が質量体5に形成した位置決め段部1
1に係止されて、半径方向に位置決めされている。補強
板3の半径方向外方に延びるフランジ3cは、図18に
示す実施の形態においては、補強板3の基部3aの外周
に形成してあり、図19に示す実施の形態においては、
補強板3の環状フランジ部3bの端部に形成してある。
作用、効果が得られる。加えて、ばね部材10が截頭円
錐状の皿ばねを複数枚重ね合わせて形成してあるから、
皿ばね同士の摩擦も曲げ振動の減衰のために利用するこ
とができ、優れた減衰作用が得られる。
たが、具体的構成はこの実施の形態に限られるものでは
なく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、前記ばね部材10としてゴムばねや合成樹脂ば
ねを採用することも可能である。
よれば、取付けボルトの突出量を増大させることなく、
ばね部材を設けることができ、曲げ振動の低減を有利に
図ることが可能な内燃機関のフライホイールが得られ
る。
ライホイールの断面図である。
様な図面である。
様な図面である。
様な図面である。
様な図面である。
様な図面である。
面である。
同様な図面である。
図面である。
同様な図面である。
同様な図面である。
同様な図面である。
同様な図面である。
同様な図面である。
同様な図面である。
同様な図面である。
同様な図面である。
Claims (12)
- 【請求項1】 内周側が取付けボルトによってクランク
シャフトに固定され、曲げ方向に可撓性を有する略円板
状の弾性板と、この弾性板の外周側に固定された質量体
とを備えた内燃機関のフライホイールにおいて、 前記クランクシャフトへの固定位置よりも半径方向外方
側における弾性板と質量体との間に、ばね部材を配置し
たことを特徴とする、内燃機関のフライホイール。 - 【請求項2】 前記ばね部材が環状のばね板から形成さ
れ、内周または外周が質量体に形成した位置決め段部に
係止されていることを特徴とする、請求項1記載の内燃
機関のフライホイール。 - 【請求項3】 前記ばね部材が截頭円錐状の皿ばねから
形成され、初期圧縮応力が与えられた状態で配置されて
いることを特徴とする、請求項1記載の内燃機関のフラ
イホイール。 - 【請求項4】 前記ばね部材が截頭円錐状の皿ばねから
形成され、截頭円錐状の先端側が弾性板に接し、基端側
が質量体に係止した位置決め段部に係止されていること
を特徴とする、請求項1に記載の内燃機関のフライホイ
ール。 - 【請求項5】 前記ばね部材が截頭円錐状の皿ばねを複
数枚重ね合わせて形成されていることを特徴とする、請
求項1に記載の内燃機関のフライホイール。 - 【請求項6】 内周側が取付けボルトによって補強板と
共にクランクシャフトに固定され、曲げ方向に可撓性を
有する略円板状の弾性板と、この弾性板の外周側に固定
された質量体とを備えた内燃機関のフライホイールにお
いて、 前記クランクシャフトへの固定位置よりも半径方向外方
側における補強板と質量体との間に、ばね部材を配置し
たことを特徴とする、内燃機関のフライホイール。 - 【請求項7】 前記ばね部材と前記補強板または質量体
との接触部を、前記質量体における前記弾性板との対向
面側に位置させたことを特徴とする、請求項6記載の内
燃機関のフライホイール。 - 【請求項8】 前記ばね部材と前記補強板または質量体
との接触部を、前記質量体における前記弾性板との対向
面とは反対側に位置させたことを特徴とする、請求項6
記載の内燃機関のフライホイール。 - 【請求項9】 前記ばね部材が環状のばね板から形成さ
れてなり、内周または外周が質量体に形成した位置決め
段部に係止されていることを特徴とする、請求項6乃至
8記載の内燃機関のフライホイール。 - 【請求項10】 前記ばね部材が截頭円錐状の皿ばねか
ら形成され、初期圧縮応力が与えられた状態で配置され
ていることを特徴とする、請求項9記載の内燃機関のフ
ライホイール。 - 【請求項11】 前記ばね部材が截頭円錐状の皿ばねか
ら形成され、截頭円錐状の先端側が補強板に接し、基端
側が質量体に係止した位置決め段部に係止されているこ
とを特徴とする、請求項6乃至8のいずれか一に記載の
内燃機関のフライホイール。 - 【請求項12】 前記ばね部材が截頭円錐状の皿ばねを
複数枚重ね合わせて形成されていることを特徴とする、
請求項6乃至8のいずれか一に記載の内燃機関のフライ
ホイール。
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