JP3502478B2 - 定着部用オイル吸収シート、定着部用オイル吸収部材、及びこれを用いた定着部用オイル吸収装置 - Google Patents

定着部用オイル吸収シート、定着部用オイル吸収部材、及びこれを用いた定着部用オイル吸収装置

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JP3502478B2
JP3502478B2 JP14131395A JP14131395A JP3502478B2 JP 3502478 B2 JP3502478 B2 JP 3502478B2 JP 14131395 A JP14131395 A JP 14131395A JP 14131395 A JP14131395 A JP 14131395A JP 3502478 B2 JP3502478 B2 JP 3502478B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、レーザービーム
プリンター、ファクシミリ等の電子写真装置における、
定着ロール又は加圧ロールなどの定着部に残留したオイ
ルを吸収し、除去できる定着部用オイル吸収シート、定
着部用オイル吸収部材、及びこれを用いた定着部用オイ
ル吸収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子写真装置における定着ロ
ール表面に残留したトナーを除去する方法として、オイ
ルを含有したクリーニングシートを定着ロールに接触さ
せ、オイルを塗布して、トナーの払拭性を高めると共に
トナーを払拭する方法や、オイルを塗布する装置と、オ
イルとトナーとを払拭するクリーニング装置とを併用す
る方法などがあった。しかしながら、これらの方法にお
いては、B5版サイズの被定着物にトナーを定着する場
合であっても、A4版サイズの被定着物にトナーを定着
する場合であっても、定着ロール全体にオイルを塗布し
ており、被定着物の大きさに応じてオイルの塗布領域を
制限することが困難であったため、例えば、B5版サイ
ズの被定着物にトナーを定着させた後にA4版サイズの
被定着物にトナーを定着させる場合のように、異なるサ
イズの被定着物にトナーを定着させると、A4版サイズ
とB5版サイズの大きさの差に相当する領域に付着した
余剰のオイルが、A4版サイズの被定着物に付着する、
いわゆるオイル筋が発生し、画像の鮮明性を損うという
問題があった。このことは、被定着物がOHPフィルム
である場合に、透光性に差が生じ、特に問題であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決するためになされたものであり、異なるサイズの
被定着物にトナーを定着しても、オイル筋が発生しない
ようにオイルを吸収できる、定着部用オイル吸収シー
ト、定着部用オイル吸収部材、及びこれを用いた定着部
用オイル吸収装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の定着部用オイル
吸収シート(以下、「オイル吸収シート」という)は、
定着ロールの周囲にオイル塗布装置とクリーニング装置
とを併用している定着部の、オイル塗布装置によってオ
イルが塗布される前で、クリーニング装置によってトナ
ーが除去された後に、定着ロールと接触させるか、加圧
ロールに接触させる定着部用オイル吸収シートであり、
前記定着部用オイル吸収シートは、平均繊維径10μm
以下の繊維からなる繊維シートに、無水酸化ケイ素、無
水酸化アルミニウム、無水酸化チタンの中から選ばれ
る、少なくとも1つの粉体が付着したもの、又は定着ロ
ールの周囲にオイルを含有したクリーニングシートを使
用している定着部の、加圧ロールに接触させる定着部用
オイル吸収シートであり、前記定着部用オイル吸収シー
トは、平均繊維径10μm以下の繊維からなる繊維シー
トに、無水酸化ケイ素、無水酸化アルミニウム、無水酸
化チタンの中から選ばれる、少なくとも1つの粉体が付
着したものであり、本発明の定着部用オイル吸収材(以
下、「オイル吸収材」という)は、前記オイル吸収シー
トがシャフトに巻回されており、かつ、このオイル吸収
シートの他端が別のシャフトに固定されたもの、又は、
前記オイル吸収シートを使用したロール状物であり、こ
のオイル吸収シートがロール状物の少なくとも表面に位
置したものである。また、本発明の定着部用オイル吸収
装置(以下、「オイル吸収装置」という)は、前者のオ
イル吸収部材のシャフトから巻き出したオイル吸収シー
トを、定着ロール又は加圧ロールに接触させた後、別の
シャフトで巻き取る機構を有するもの、後者のオイル吸
収部材を定着ロール又は加圧ロールに接触させる機構を
有するもの、或いは、これらオイル吸収装置のオイル吸
収部材を定着ロール又は加圧ロールと接触させた後に、
粉体を除去できるクリーニング部材を有するものであ
る。
【0005】
【作用】本発明のオイル吸収シートは、平均繊維径10
μm以下の繊維からなる繊維シートに、粉体が付着して
いるため、定着ロール又は加圧ロールと接触すると、粉
体によってオイルを吸収すると同時に、粉体で吸収でき
ないオイルは、平均繊維径10μm以下の細い繊維によ
るキャピラリー効果によって、速やかに繊維シートに吸
収できるため、オイル筋を発生しないように吸収でき
る。特に、粉体が剪断力によって脱落可能な状態で繊維
シートに付着したオイル吸収シートは、定着ロール又は
加圧ロールと接触した際に、粉体が脱落し、より広い表
面でオイルを吸収できるのは勿論のこと、粉体とオイル
との混合により、流動性の高いオイルを、流動性の低い
固体状のオイルとすることができるので、繊維シートで
払拭することにより、よりオイルを吸収し、保持しやす
くなるという特長がある。
【0006】本発明のオイル吸収シートの繊維シートを
構成する繊維としては、定着ロールの表面温度が170
〜200℃程度で、この定着ロールに加圧する加圧ロー
ルは130〜180℃程度の表面温度を有するため、1
30℃以上の融点又は分解点を有する繊維であるのが好
ましく、例えば、オルト系又はパラ系芳香族ポリアミド
系繊維、未延伸又は延伸ポリフェニレンサルファイド繊
維、未延伸又は延伸ポリエチレンテレフタレート繊維、
未延伸又は延伸ポリブチレンテレフタレート繊維、ビニ
ロン繊維、ポリ塩化ビニル繊維、全芳香族ポリエステル
繊維、6ナイロン繊維や66ナイロン繊維などのポリア
ミド繊維、ポリアミドイミド繊維、フェノール繊維、高
密度ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィ
ン系繊維などを使用できる。これらの中でも、オイルの
平均溶解指数値との差が小さく、オイルを保持しやすい
ポリオレフィン系繊維が好適に使用できる。
【0007】なお、機械的及び/又は化学的処理によ
り、平均繊維径10μm以下の繊維に分割可能な複合繊
維(以下、「分割性繊維」という)を分割して得た繊維
であっても良い。この分割性繊維としては、例えば、図
1に模式的断面図を示すように、一成分A(海)中に他
成分Bを島状に配置した断面を有する海島型繊維、図2
に示すように、一成分Aと他成分Bとを交互に層状に積
層した断面を有する多重バイメタル型繊維、或いは図3
に示すように、一成分Aを繊維内部から繊維表面に向か
って伸びる他成分Bで分割した断面を有する菊花型繊維
を使用できる。これらの中でも、多重バイメタル型繊維
や菊花型繊維を分割して得られる繊維は、略台形形状や
扇形状などの異形断面形状を有し、より緻密な構造の繊
維シートを形成しやすく、よりキャピラリー効果が作用
しやすいので、好適に使用できる。この分割性繊維を構
成する樹脂成分は2成分以上からなっていれば良く、例
えば、2成分からなる場合の組み合わせとして、ポリア
ミド系樹脂とポリエステル系樹脂、ポリエステル系樹脂
とアクリロニトリル系樹脂、ポリアミド系樹脂とアクリ
ロニトリル系樹脂、ポリアミド系樹脂とポリオレフィン
系樹脂、アクリロニトリル系樹脂とポリオレフィン系樹
脂、ポリエステル系樹脂とポリオレフィン系樹脂、ポリ
オレフィン系樹脂同士などがある。これら樹脂の組み合
わせの中でも、定着ロールに接触させる場合のように、
高温条件下で使用する場合には、耐熱性に優れる、ポリ
アミド系樹脂とポリエステル系樹脂との組み合わせが好
ましい。また、後述のように、2層以上からなるオイル
吸収シートをシャフトに巻回したり、オイル吸収シート
を少なくとも表面に使用したロール状のオイル吸収部材
の場合、このオイル吸収部材の定着ロール又は加圧ロー
ルと接触する面を構成する繊維として、ポリアミド系繊
維とポリエステル系繊維とが混在していると、オイルの
平均溶解指数値との差が大きく、オイルを保持しにくい
ため、オイルを保持しやすい別の層へオイルを速やかに
透過させることができ、より多量のオイルを保持できる
ので、ポリアミド系樹脂とポリエステル系樹脂との組み
合わせが好ましい。
【0008】これら繊維は、キャピラリー効果によって
オイルを吸収しやすいように、平均繊維径が10μm以
下で、より好ましくは6μm以下であり、定着ロール又
は加圧ロールとの接触により繊維が損傷しにくいよう
に、1μm以上であるのが好ましく、より好ましくは2
μm以上である。また、繊維長は特に限定するものでは
なく、1〜110mm程度の繊維を使用できる。
【0009】このような繊維を使用して、織物、編物、
不織布などの繊維シートを形成するが、不織布である
と、三次元的で微細な空隙を形成しやすく、キャピラリ
ー効果が作用して、オイルを保持しやすいため、好適に
使用できる。以下、繊維シートが不織布である場合をも
とに説明する。
【0010】不織布を形成する場合、まず、エアレイ法
やカード法などの乾式法、湿式法、或いはスパンボンド
法やメルトブロー法などの直接法により、繊維ウエブを
形成する。この繊維ウエブは単独で使用しても良いが、
2種類以上の繊維ウエブを積層することにより、よりオ
イル吸収性に優れたオイル吸収シートを得ることができ
る。例えば、繊維ウエブを2つ積層する場合、隣接する
繊維ウエブを構成する繊維の平均繊維径に差があると、
より平均繊維径の小さい繊維からなる繊維層にオイルが
保持されやすいため、より平均繊維径の大きい繊維から
なる繊維層を定着ロール又は加圧ロールに接触させる
と、より平均繊維径の大きい繊維からなる繊維層で吸収
したオイルは、より平均繊維径の小さい繊維からなる繊
維層に移動しやすいため、より平均繊維径の小さい繊維
からなる繊維層がオイルを貯蔵する働きをして、より多
量のオイルを吸収できる。同様に、隣接する繊維ウエブ
の間に見掛密度の差がある場合には、見掛密度の大きい
繊維層に、隣接する繊維ウエブの間に構成繊維の平均溶
解指数値の差がある場合には、オイルの平均溶解指数値
との差の小さい層に、オイルが保持されやすいため、上
記と同様の効果が得られる。より好ましくは、隣接する
繊維ウエブの間で上記の2つ以上の条件を満足するよう
に、繊維ウエブを積層する。
【0011】このように、2つ以上の繊維ウエブを積層
する場合、オイル保持性に優れる繊維層となる繊維ウエ
ブと、オイル保持性の悪い繊維層となる繊維ウエブとの
重量比を1:0.4〜6として、オイル保持性の悪い繊
維層となる繊維ウエブのオイル保持性をより弱くして、
オイル保持性に優れる層へのオイル移動をより容易にす
るのが好ましい。
【0012】次いで、繊維ウエブを結合するが、結合す
る際に取り扱いやすいように、予めニードルパンチや水
流によって絡合し、ある程度の強度を付与しても良い。
繊維ウエブの結合方法としては、例えば、繊維ウエブ中
に接着繊維として、未延伸ポリエチレンテレフタレート
繊維や未延伸ポリフェニレンサルファイド繊維を混合し
ておき、熱カレンダーロール間を通して接着する方法
や、ニードルパンチや水流により絡合する方法、バイン
ダーにより接着する方法を、単独で又は組み合わせる方
法がある。これらの中でも、ニードルパンチや水流によ
って絡合する方法は、オイルを保持する空隙を減らすこ
となく緻密化できるので好適であり、水流による方法で
あれば、より均一に緻密化できるので、最も好ましい結
合方法である。この水流絡合は、例えば、ノズル径0.
05〜0.3mm、好適には0.08〜0.2mm、ピッチ0.
2〜3mm、好適には0.4〜2mmで、一列又は二列以上
に配列したノズルプレートから、圧力10〜300kg/c
m2、好適には50〜200kg/cm2の水流を噴出すれば良
い。なお、前述の分割性繊維を含む繊維ウエブは、水流
で絡合すると同時に分割できるという特長がある。
【0013】このようにして得られる不織布の目付及び
厚みは、電子写真装置のケーシングに納まり、オイル吸
収性に優れ、しかも長期間使用できるように、目付は1
0〜150g/m2、より好ましくは30〜100g/m2
し、厚みは0.02〜0.7mm、より好ましくは0.1〜
0.5mmとする。
【0014】このようにして得た不織布に粉体を付着さ
せて、オイル吸収性に優れたオイル吸収シートを得る。
この粉体としては、例えば、無水酸化ケイ素、無水酸化
アルミニウム、無水酸化チタン、炭化ケイ素、水酸化ア
ルミニウム、ゼオライト、活性炭、ケイソウ土などの無
機粉体や、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、オレフィン系
樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミ
ド系樹脂、アクリル樹脂などの有機系粉体を単独で、又
は混合して使用できる。これらの中でも、無水酸化ケイ
素、無水酸化アルミニウム、無水酸化チタンを単独で、
又は混合した粉体は、オイルとの親和性が良く、耐熱性
に優れ、しかも分散性に優れているため、好適に使用で
きる。
【0015】この粉体は、より大きな比表面積を有し、
よりオイルを吸収しやすいように、平均粒径が100μ
m以下、より好ましくは10μm以下のものを使用し、均
一に付着し、重力によって繊維シートから脱落しにくい
ように、平均粒径0.001μm以上、より好ましくは
0.01μm以上のものを使用する。なお、この粉体の平
均粒径が繊維シートを構成する繊維の平均繊維径以下、
より好ましくは、繊維シートを構成する繊維の平均繊維
径の10分の1以下であると、繊維シート内部の繊維に
も粉体が付着しやすいためオイルを吸収しやすく、しか
もオイル吸収シートを定着ロール又は加圧ロールと接触
させた際に、剪断力によって繊維シート内部の粉体をも
脱落して定着ロール又は加圧ロールと接触しやすく、多
量のオイルを吸収できるので好適である。この粉体の付
着量は、オイルを吸収しやすいように、繊維シートの目
付の0.05倍以上であるのが好ましく、繊維シート全
体に均一に付着するように、繊維シートの目付の2倍以
下であるのが好ましく、より好ましくは、繊維シートの
目付の0.1〜1倍とする。
【0016】本発明のオイル吸収シートにおいては、粉
体が繊維シートから容易に脱落し、オイルの流動性を低
下させるのが好ましいため、粉体を繊維シートに付着さ
せる場合には、繊維シートに粉体を散布したり、粉体を
水などの液体媒体中に分散させた後に、繊維シートに散
布したり、スプレーしたり、コーティングしたり、或い
は、この液体媒体中に繊維シートを浸漬し、粉体を繊維
シートに付着させるのが好ましい。この付着させる場
合、粉体が脱落しやすいように、接着剤を全く使用しな
いか、使用したとしても、定着ロール又は加圧ロールに
よる剪断力によって容易に脱落する程度の量の接着剤を
使用するのが好ましい。
【0017】本発明のオイル吸収部材の1つは、上述の
ようなオイル吸収シートがシャフトに巻回され、かつ、
オイル吸収シートの他端を別のシャフトに固定したもの
である。このような構造のオイル吸収部材は、オイル吸
収シートを順次巻き出すことができ、常に新しいオイル
吸収シートを定着ロール又は加圧ロールに接触させるこ
とができるので、オイル吸収性に優れている。このオイ
ル吸収部材を定着ロール又は加圧ロールに接触させる場
合、粉体が脱落しやすく、オイル吸収性に優れるよう
に、巻き出したオイル吸収シートを発泡又は無発泡のシ
リコーンゴムなどの弾性体により、定着ロール又は加圧
ロールに対して、面的に押圧するのが好ましい。
【0018】別のオイル吸収部材は、上記オイル吸収シ
ートを使用したロール状物であり、オイル吸収シートが
ロール状物の少なくとも表面に位置している。例えば、
発泡又は未発泡のシリコーン樹脂などの弾性体からなる
ロール状物の、少なくとも表面にオイル吸収シートを巻
回したものや、シャフトにオイル吸収シートを多層巻回
したものなどがある。このロール状のオイル吸収部材
は、省スペース化が可能で、しかも面的に押圧できるの
で粉体が脱落しやすく、オイル吸収性にも優れている。
なお、ロール状物のシャフトとして、中空で、しかも表
面が多孔性のものを使用すると、吸収したオイルをこの
シャフト内に貯蔵できるため、このオイルを再利用でき
るという利点がある。
【0019】なお、ロール状物の表面に位置するオイル
吸収シートに、このオイル吸収シートを構成する繊維よ
りも平均繊維径の小さい繊維からなる繊維層を隣接させ
たり、このオイル吸収シートよりも見掛密度の大きい繊
維層を隣接させたり、或いは、このオイル吸収シートを
構成する繊維の平均溶解指数値とオイルの平均溶解指数
値との差よりも、よりオイルの平均溶解指数値との差が
小さい平均溶解指数値の繊維からなる繊維層を隣接させ
ることにより、表面のオイル吸収シートで吸収したオイ
ルをロール状物の内部に移動させることができ、より多
量のオイルを吸収できるので、好ましい実施態様であ
る。なお、前述の2つ以上の繊維ウエブを積層した後に
結合して得た不織布に、粉体を付着させたオイル吸収シ
ートを、上記と同様の関係を満たすように、ロール状物
の少なくとも表面に配置しても、同様の効果が得られ
る。
【0020】本発明のオイル吸収装置は、上述のオイル
吸収部材を使用したもので、1つはオイル吸収部材から
巻き出したオイル吸収シートを、定着ロール又は加圧ロ
ールに接触させた後、別のシャフトで巻き取る機構を有
するもので、定着ロールの周囲にオイル塗布装置とクリ
ーニング装置とを併用している場合には、オイル塗布装
置によってオイルが塗布される前で、クリーニング装置
によってトナーが除去された後に、定着ロールと接触す
るように設置するか、加圧ロールに接触するように設置
し、オイルを含有したクリーニングシートを使用してい
る場合には、加圧ロールに接触するように設置する。な
お、オイル吸収装置を加圧ロールに接触させる場合に
は、定着ロール表面のオイルを吸収できるように、被定
着物へのトナーの定着時以外の時に、定着ロールを回転
させ、加圧ロールにオイルを転写するのが好ましい。
【0021】なお、2つ以上の繊維ウエブを積層して得
たオイル吸収シートをシャフトから巻き出して、定着ロ
ール又は加圧ロールに接触させる場合、よりオイル保持
性の悪い面を定着ロール又は加圧ロールに接触させてオ
イルを吸収し、この吸収したオイルをよりオイル保持性
に優れる層に移動させて、多量のオイルを保持できるよ
うにするのが好ましい。そのため、前述のように、繊維
シートの隣接する繊維層の間に平均繊維径の差がある場
合には、平均繊維径のより大きい面を定着ロール又は加
圧ロールに接触させ、隣接する層の間に見掛密度差があ
る場合には、見掛密度の小さい面を定着ロール又は加圧
ロールに接触させ、隣接する層の間に繊維の平均溶解指
数値の差がある場合には、オイルの平均溶解指数値と繊
維の平均溶解指数値との差がより大きい面を定着ロール
又は加圧ロールに接触させる。
【0022】別のオイル吸収装置は、前述のロール状の
オイル吸収部材を、上述のオイル吸収シートをシャフト
から巻き出すオイル吸収装置と同様の位置に設置できる
ものである。
【0023】なお、本発明のオイル吸収装置のオイル吸
収部材を定着ロール又は加圧ロールに接触させる場合、
オイル吸収部材又はオイル吸収シートは、定着ロール又
は加圧ロールの回転方向と同方向に回転又は移動しても
良いし、反対方向に回転又は移動しても良い。同方向に
回転又は移動させる場合には、オイル吸収性を高めるた
め、定着ロール又は加圧ロールの回転速度とオイル吸収
部材又はオイル吸収シートの回転又は移動速度との間に
差を設けるのが好ましい。
【0024】本発明においては、粉体の付着したオイル
吸収シートを使用しており、粉体が脱落するのが好まし
いが、粉体がオイル吸収シート又はオイル吸収部材によ
って払拭されず、定着ロール又は加圧ロールに残留する
可能性がある場合には、前述のようなオイル吸収シート
又はオイル吸収部材を定着ロール又は加圧ロールに接触
させた後に、粉体を除去できる、弾性ゴム製ブレード、
パンチフェルト製ブレード、繊維シートを表面に有する
クリーニングロール、或いはファーブラシなどのクリー
ニング部材を設置するのが好ましい。
【0025】以下に、本発明の実施例を記載するが、以
下の実施例に限定されるものではない。
【0026】
【実施例】
(実施例1)図3(a)に示すように、ポリエチレンテ
レフタレート成分(楔状の断面形状、分割後の繊維径
4.2μm、融点260℃)を、繊維軸から放射状に伸び
る6ナイロン成分(米字状の断面形状、分割後の繊維径
8.6μm、融点215℃)により8つに分割した菊花型
の繊維断面を有する、9分割可能な分割性繊維(繊度2
デニール、繊維長38mm)100重量%を、カード機に
より開繊して一方向性とした繊維ウエブをクロスレイヤ
ーにより交差させ、目付80g/m2の交差繊維ウエブを形
成した。次いで、この交差繊維ウエブを100メッシュ
のネット状支持体上に載置し、交差繊維ウエブの上方に
位置する、径0.13mm、ピッチ0.6mmのノズルプレー
トから90g/m2の水流を2回噴出して、分割性繊維を分
割すると同時に絡合して、目付80g/m2、厚さ0.4m
m、平均繊維径4.7μm、見掛密度0.2g/cm3、平均溶
解指数値11.4の不織布を形成した。次いで、この不
織布に、平均粒径40μmの無水酸化ケイ素粉体を分散
させた水溶液をコーティングして、25g/m2量付着させ
た後、100℃で乾燥してオイル吸収シートを形成し
た。次いで、このオイル吸収シートの一端をアルミシャ
フトに巻回し、他端を別のアルミシャフトに固定して、
オイル吸収部材を形成した。
【0027】(実施例2)実施例1と全く同様にして形
成した不織布を、平均粒径3μmの無水酸化ケイ素粉体
を分散させた水溶液中を通して、25g/m2量付着させた
後、100℃で乾燥してオイル吸収シートを形成した。
次いで、実施例1と同様にして、オイル吸収部材を形成
した。
【0028】(実施例3)平均粒径0.05μmの無水酸
化ケイ素粉体を付着させたこと以外は、実施例2と全く
同様にして、オイル吸収シートを形成した。次いで、実
施例2と同様にして、オイル吸収部材を形成した。
【0029】(実施例4)アルミシャフトの周囲にアス
カーC硬度15゜の発泡シリコーン弾性体が一体化され
た、直径20mmのロール状物の表面に、メルトブロー法
により形成したポリプロピレン繊維(融点165℃)か
らなる、目付40g/m2、厚さ0.1mm、見掛密度0.4g/
cm3、平均繊維径3μm、溶解指数値8.1の不織布を巻
回した。次いで、この不織布表面に実施例3と同じオイ
ル吸収シートを巻回し、オイル吸収部材を形成した。
【0030】(比較例1)繊維として、繊維径14μm
のポリエチレンテレフタレート繊維(融点260℃)を
使用した以外は、実施例1と全く同様にして形成した目
付80g/m2、厚さ0.4mm、見掛密度0.2g/cm3、繊維
径14μm、溶解指数値10.7の不織布を、オイル吸収
シートとした。次いで、実施例1と同様にして、オイル
吸収部材を形成した。
【0031】(比較例2)実施例1と全く同様にした形
成した目付80g/m2、厚さ0.4mm、平均繊維径4.7μ
m、見掛密度0.2g/cm3、平均溶解指数値11.4の不織
布をオイル吸収シートとした。次いで、実施例1と同様
にして、オイル吸収部材を形成した。
【0032】(比較例3)比較例1のオイル吸収シート
に、平均粒径40μmの無水酸化ケイ素粉体を実施例1
と同様に25g/m2量付着させたものをオイル吸収シート
とした。次いで、実施例1と同様にして、オイル吸収部
材を形成した。
【0033】(オイル吸収試験)キャノン製カラーレー
ザー複写機(CLC−350)の定着ロールと加圧ロー
ル表面に付着したジメチルシリコーンオイルを払拭した
後、オイル塗布ロールから、粘度300センチストーク
スのジメチルシリコーンオイル(溶解指数値7.3)
を、A4版サイズあたり0.08g塗布できるように設定
した。次いで、A4版サイズのOHP用ポリエチレンテ
レフタレートフィルム(厚さ0.1mm)を通した後、光
投影機により投影して、ジメチルシリコーンオイルの付
着状態を観察した(基準状態)。次いで、定着ロールと
加圧ロール表面に付着したジメチルシリコーンオイルを
払拭し、実施例1〜4及び比較例1〜3のオイル吸収部
材を加圧ロールと接触するように夫々設置した状態で、
B5版サイズの複写を10枚行った後、前記と同じOH
P用ポリエチレンテレフタレートフィルムを通し、この
OHP用ポリエチレンテレフタレートフィルムにおける
ジメチルシリコーンオイルの付着状態を観察し、基準状
態と比較することにより、オイル吸収部材のオイル吸収
性を評価した。この結果は表1に示す通りであった。な
お、実施例1〜3及び比較例1〜3のオイル吸収部材か
ら巻き出したオイル吸収シートは、発泡シリコーン弾性
体により加圧ロールに押圧(ニップ幅3mm)し、実施例
4のオイル吸収部材は、単に加圧ロールに押圧(ニップ
幅3mm)した。また、オイル吸収部材の移動又は回転方
向は、いずれも加圧ロールの回転方向と同方向とし、オ
イル吸収部材の移動又は回転速度は、いずれも加圧ロー
ルの回転速度の0.25倍とした。
【0034】
【表1】
【0035】
【発明の効果】本発明の定着部用オイル吸収シートは、
平均繊維径10μm以下の繊維からなる繊維シートに、
粉体が付着したものであるため、定着部用オイル吸収シ
ートが定着ロールと接触すると、粉体によってオイルを
吸収できると同時に、粉体で吸収できないオイルは、平
均繊維径10μm以下の細い繊維のキャピラリー効果に
よって速やかに吸収できるため、オイル筋の発生を防止
できるものである。
【0036】本発明の定着部用オイル吸収材は、前記オ
イル吸収シートがシャフトに巻回されており、かつ、こ
のオイル吸収シートの他端が別のシャフトに固定された
もの、又は、前記オイル吸収シートを使用したロール状
物であり、このオイル吸収シートがロール状物の少なく
とも表面に位置したものであるため、効率的にオイルを
吸収できるものである。
【0037】本発明の定着部用オイル吸収装置は前者の
オイル吸収部材のシャフトから巻き出したオイル吸収シ
ートを、定着ロール又は加圧ロールに接触させた後、別
のシャフトで巻き取る機構を有するもの、又は、後者の
オイル吸収部材を定着ロール又は加圧ロールに接触させ
る機構を有するものであるため、効率的にオイルを吸収
できるものである。また、これらオイル吸収装置のオイ
ル吸収部材を定着ロール又は加圧ロールと接触させた後
に、粉体を除去できるクリーニング部材を有している
と、粉体を定着ロール又は加圧ロールに残留させること
なくオイルを吸収できる装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の分割性繊維の断面形状の一例
【図2】 本発明の分割性繊維の断面形状の他例
【図3】(a) 本発明の分割性繊維の断面形状の他例 (b) 本発明の分割性繊維の断面形状の他例
【符号の説明】
A 一成分 B 他成分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−195011(JP,A) 特開 平4−316608(JP,A) 特開 平5−156557(JP,A) 特開 平7−104603(JP,A) 特開 平6−167903(JP,A) 実開 昭57−78063(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/20

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着ロールの周囲にオイル塗布装置とク
    リーニング装置とを併用している定着部の、オイル塗布
    装置によってオイルが塗布される前で、クリーニング装
    置によってトナーが除去された後に、定着ロールと接触
    させるか、加圧ロールに接触させる定着部用オイル吸収
    シートであり、前記定着部用オイル吸収シートは、平均
    繊維径(円形断面換算、以下同様)10μm以下の繊維
    からなる繊維シートに、無水酸化ケイ素、無水酸化アル
    ミニウム、無水酸化チタンの中から選ばれる、少なくと
    も1つの粉体が付着していることを特徴とする定着部用
    オイル吸収シート。
  2. 【請求項2】 定着ロールの周囲にオイルを含有したク
    リーニングシートを使用している定着部の、加圧ロール
    に接触させる定着部用オイル吸収シートであり、前記定
    着部用オイル吸収シートは、平均繊維径10μm以下の
    繊維からなる繊維シートに、無水酸化ケイ素、無水酸化
    アルミニウム、無水酸化チタンの中から選ばれる、少な
    くとも1つの粉体が付着していることを特徴とする定着
    部用オイル吸収シート。
  3. 【請求項3】 粉体が剪断力により脱落可能な状態で付
    着していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の定着部用オイル吸収シート。
  4. 【請求項4】 粉体の平均粒径が、繊維シートを構成す
    る繊維の平均繊維径以下であることを特徴とする請求項
    1〜請求項3のいずれかに記載の定着部用オイル吸収シ
    ート。
  5. 【請求項5】 繊維シートを構成する繊維が異形断面形
    状を有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいず
    れかに記載の定着部用オイル吸収シート。
  6. 【請求項6】 繊維シートを構成する繊維が130℃以
    上の融点又は分解点を有することを特徴とする請求項1
    〜請求項5のいずれかに記載の定着部用オイル吸収シー
    ト。
  7. 【請求項7】 繊維シートが不織布であることを特徴と
    する請求項1〜請求項6のいずれかに記載の定着部用オ
    イル吸収シート。
  8. 【請求項8】 繊維シートが2層以上からなり、繊維の
    平均繊維径の差がある、隣接する層を有することを特徴
    とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の定着部用
    オイル吸収シート。
  9. 【請求項9】 繊維シートが2層以上からなり、見掛密
    度の差がある、隣接する層を有することを特徴とする請
    求項1〜請求項8のいずれかに記載の定着部用オイル吸
    収シート。
  10. 【請求項10】 繊維シートが2層以上からなり、繊維
    の平均溶解指数値(solubility parameter)の差があ
    る、隣接する層を有することを特徴とする請求項1〜請
    求項9のいずれかに記載の定着部用オイル吸収シート。
  11. 【請求項11】 請求項1〜請求項7のいずれかに記載
    の定着部用オイル吸収シートがシャフトに巻回されてお
    り、かつ、該定着部用オイル吸収シートの他端が別のシ
    ャフトに固定されていることを特徴とする定着部用オイ
    ル吸収部材。
  12. 【請求項12】 請求項8に記載の定着部用オイル吸収
    シートがシャフトに巻回されており、かつ、該定着部用
    オイル吸収シートの他端が別のシャフトに固定されてい
    ることを特徴とする定着部用オイル吸収部材。
  13. 【請求項13】 請求項9に記載の定着部用オイル吸収
    シートがシャフトに巻回されており、かつ、該定着部用
    オイル吸収シートの他端が別のシャフトに固定されてい
    ることを特徴とする定着部用オイル吸収部材。
  14. 【請求項14】 請求項10に記載の定着部用オイル吸
    収シートがシャフトに巻回されており、かつ、該定着部
    用オイル吸収シートの他端が別のシャフトに固定されて
    いることを特徴とする定着部用オイル吸収部材。
  15. 【請求項15】 請求項1〜請求項7のいずれかに記載
    の定着部用オイル吸収シートを使用したロール状物であ
    り、該定着部用オイル吸収シートがロール状物の少なく
    とも表面に位置していることを特徴とする定着部用オイ
    ル吸収部材。
  16. 【請求項16】 表面に位置する定着部用オイル吸収シ
    ートに、該定着部用オイル吸収シートよりも平均繊維径
    の小さい繊維からなる繊維層が隣接していることを特徴
    とする請求項15に記載の定着部用オイル吸収部材。
  17. 【請求項17】 表面に位置する定着部用オイル吸収シ
    ートに、該定着部用オイル吸収シートよりも見掛密度の
    大きい繊維層が隣接していることを特徴とする請求項1
    5又は請求項16に記載の定着部用オイル吸収部材。
  18. 【請求項18】 表面に位置する定着部用オイル吸収シ
    ートに、該定着部用オイル吸収シートを構成する繊維の
    平均溶解指数値とオイルの平均溶解指数値との差より
    も、オイルの平均溶解指数値との差がより小さい平均溶
    解指数値の繊維からなる繊維層が隣接していることを特
    徴とする請求項15〜請求項17のいずれかに記載の定
    着部用オイル吸収部材。
  19. 【請求項19】 請求項11に記載の定着部用オイル吸
    収部材のシャフトから巻き出した定着部用オイル吸収シ
    ートを、定着ロール又は加圧ロールに接触させた後、別
    のシャフトで巻き取る機構を有することを特徴とする定
    着部用オイル吸収装置。
  20. 【請求項20】 請求項12に記載の定着部用オイル吸
    収部材のシャフトから巻き出した定着部用オイル吸収シ
    ートの、平均繊維径のより大きい面を定着ロール又は加
    圧ロールに接触させた後、別のシャフトで巻き取る機構
    を有することを特徴とする定着部用オイル吸収装置。
  21. 【請求項21】 請求項13に記載の定着部用オイル吸
    収部材のシャフトから巻き出した定着部用オイル吸収シ
    ートの、見掛密度のより小さい面を定着ロール又は加圧
    ロールに接触させた後、別のシャフトで巻き取る機構を
    有することを特徴とする定着部用オイル吸収装置。
  22. 【請求項22】 請求項14に記載の定着部用オイル吸
    収部材のシャフトから巻き出した定着部用オイル吸収シ
    ートの、オイルの平均溶解指数値と繊維の平均溶解指数
    値との差がより大きい面を定着ロール又は加圧ロールに
    接触させた後、別のシャフトで巻き取る機構を有するこ
    とを特徴とする定着部用オイル吸収装置。
  23. 【請求項23】 請求項15〜請求項18のいずれかに
    記載の定着部用オイル吸収部材を、定着ロール又は加圧
    ロールに接触させる機構を有することを特徴とする定着
    部用オイル吸収装置。
  24. 【請求項24】 請求項19〜請求項23のいずれかに
    記載の定着部用オイル吸収装置の、定着部用オイル吸収
    部材を定着ロール又は加圧ロールと接触させた後に、粉
    体を除去できるクリーニング部材を有していることを特
    徴とする定着部用オイル吸収装置。
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