JP3501581B2 - 溶接ヒューム吸引除去装置及び吸引除去方法 - Google Patents

溶接ヒューム吸引除去装置及び吸引除去方法

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JP3501581B2
JP3501581B2 JP07757896A JP7757896A JP3501581B2 JP 3501581 B2 JP3501581 B2 JP 3501581B2 JP 07757896 A JP07757896 A JP 07757896A JP 7757896 A JP7757896 A JP 7757896A JP 3501581 B2 JP3501581 B2 JP 3501581B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は消耗電極式アーク溶
接用半自動トーチに装着することにより、溶接時のヒュ
ームを吸引除去することができる溶接ヒューム吸引除去
装置及び吸引除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、溶接時において発生する溶接
ヒュームを除去するために、局所排気装置及び可搬式の
フード吸引装置等が使用されている。また、近時、これ
らに代わるものとして、溶接トーチにヒュームを吸引す
るための機構を備えた溶接ヒューム吸引トーチが考案さ
れている(実開平6−48971号公報)。これを第1
の従来例という。
【0003】図12は第1の従来例に係る溶接ヒューム
吸引トーチを示す模式的断面図である。吸引トーチ10
のハウジング12の先端部に吸引ノズル11が固定され
ており、この吸引ノズル11及びハウジング12内に
は、トーチ先端部17が配置されている。このトーチ先
端部17はシールドノズル(図示せず)の先端からシー
ルドガスを吐出すると共に、その内部を送給されてきた
溶接ワイヤを溶接部に向けて供給する。トーチ先端部1
7の基部13にはハウジング12が固定され、基部13
の後部には作業者が吸引トーチ10を握持するための握
持部14が設けられている。握持部14はホース15を
介して吸引機及び溶接電源等(いずれも図示せず)に接
続されている。
【0004】吸引ノズル11の先端部外周面には、複数
個の吸引口16が設けられており、後述するようにして
ハウジング12の内部が吸引されることにより、溶接部
近傍の外気が溶接ヒュームと共に吸引口16を介してハ
ウジング12内に吸引される。
【0005】一方、トーチ先端部17は握持部14内に
埋め込まれた溶接ケーブル18に連結されており、この
溶接ケーブル18は握持部14の後方に連結されたホー
ス15内に埋め込まれた状態で外部に導出されている。
溶接ケーブル18内には、溶接ワイヤが挿通しており、
更に、この溶接ワイヤに給電する導線も配置されている
と共に、その余の空間を介してシールドガスが吸引トー
チ10の先端に向けて供給されている。
【0006】また、ヒューム配管19はその一端部をト
ーチ先端部17の基部13内に埋め込まれて支持されて
おり、その他端部をホース15内に埋め込まれて支持さ
れている。そして、このヒューム配管19は握持部14
においては、その壁部から隔離して保持されており、従
って、ヒューム配管19は握持部14の壁部と接触して
いない。これにより、ヒューム配管19と握持部14の
壁部との間には、空間22が形成される。また、ヒュー
ム配管19の一端部は吸引トーチ10のハウジング12
内の空間に連通しており、他端部はホース15内に埋め
込まれた吸引ダクト20まで延びている。これにより、
ハウジング12内の空気は、ヒューム配管19及び吸引
ダクト20を介してホース15の外部に導出され、外部
に設置した吸引機により吸引されるようになっている。
【0007】トーチ先端部17の基部13と握持部14
との境界には、空気取り入れ口21が設けられており、
この空気取り入れ口21はヒューム配管19の周囲の空
間22と連通している。また、この空間22はホース1
5内に埋め込まれた吸引ダクト20にも連通している。
即ち、ヒューム配管19の内部及び周囲の空間22はい
ずれも吸引ダクト20に連通している。
【0008】このように構成された溶接ヒューム吸引ト
ーチ10においては、溶接ケーブル18及びトーチ先端
部17を介してシールドガスをトーチの先端から吐出
し、溶接ケーブル18からトーチ先端部17を介して溶
接ワイヤを送給し、この溶接ワイヤをトーチの先端から
溶接部に向けて供給する。そして、コンタクトチップを
介して溶接ワイヤに給電し、アーク溶接を開始する。こ
のアークスタートと同時に、吸引ダクト20を介して空
気を吸引すると、ヒューム配管19を介して溶接部の周
辺の空気が溶接ヒュームと共にハウジング12内に吸引
される。そして、このヒュームを含む空気はヒューム配
管19を介して吸引ダクトに送られ、更に、この吸引ダ
クト20を介して外部に排出される。この場合に、吸引
ダクト20内が負圧になることにより、空気取り入れ口
21から握持部14の周辺の空気がヒューム配管19の
周りの空間22に取り囲まれる。そして、この空気は空
間22を通流した後、吸引ダクト20を介して排出され
る。
【0009】このように、ヒューム配管19の周囲に空
間22が形成されていて、この空間22内を空気が適度
に通流するので、高温のヒュームがヒューム配管19内
を送られて、ヒューム配管19が高熱になっても、握持
部14にヒューム配管19の熱が伝達することを防止す
ることができる。
【0010】また、溶接トーチの握持部よりも先端側の
外面にヒューム吸引装置を有する溶接ガンも開示されて
いる(特公昭53−16366)。これを第2の従来例
という。
【0011】図13は第2の従来例に係る溶接ガンの構
造を示す側面断面図である。図13に示すように、円筒
状の金属管23には溶接ケーブル24に接続された溶接
トーチ(図示せず)が挿入されており、トーチから供給
される溶接ワイヤ25が金属管23の片端部側の開口部
23aから露出している。この開口部23aから若干中
央寄りに離間した金属管23の外周面には、リング状の
鍔26が形成されており、金属管23の他端部側の開口
部23bから若干中央寄りに離間した外周面にも、リン
グ状の鍔27が形成されている。
【0012】金属管23の鍔27には、吸引カバー筒2
8の一端が当接されて配置されており、吸引カバー筒2
8は金属管23の外周面から一定の距離を保って覆って
いて、吸引室34を形成している。また、吸引カバー筒
28の側面には、吸引ダクト32を接続するための吸引
管29が形成されており、この吸引ダクト32は真空ポ
ンプ等の真空排気装置(図示せず)に接続されている。
更に、吸引カバー筒28の他端部側にはリングパッキン
グ30を介してトーチの先端側に狭まるように形成され
たキャップ31が固定されていて、キャップ31の先端
31aは金属管23の鍔26から若干離間している。
【0013】このように構成された溶接ガンにおいて
も、第1の従来例と同様に、溶接時に発生する溶接ヒュ
ームを吸引除去することができる。即ち、溶接時におい
て、真空排気装置を駆動させると、溶接部の周辺の空気
が溶接ヒュームと共に吸引口33から吸引室34に吸引
される。そして、このヒュームを含む空気は吸引管29
を介して吸引ダクト32に送られ、更に、この吸引ダク
ト32を介して外部に排出される。
【0014】この第2の従来例に示すように、溶接ヒュ
ームを吸引するための吸引管29及び吸引ダクト32等
が溶接トーチから独立して形成されているものもある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
従来例においては、吸引トーチ10内にヒュームを吸引
するための吸引経路を内蔵しているため、握持部14の
内部にヒューム配管19等が必要となり、ヒューム吸引
トーチ10の重量が増加するか、又は溶接作業者が溶接
時において重く感じると共に、握持部14が太くなっ
て、溶接作業性が低下するという問題点がある。また、
ヒューム配管19の周辺に空間22が形成されているこ
とにより、握持部14の昇温が抑制されているが、その
効果は十分ではない。更に、トーチ先端部17の基部に
形成された握持部14内にヒューム配管19が配置され
ているため、ヒューム配管の太さを細くする必要があ
り、これにより、吸引性能が低下してしまう。
【0016】更にまた、溶接ケーブル18と吸引ダクト
20がホース15内に埋め込まれていて、両者が固定さ
れているので、ヒューム吸引トーチ10の操作性が不良
であり、トーチを上下左右に自在に動かすことが困難で
ある。
【0017】一方、第2の従来例においては、吸引トー
チ10の握持部(図示せず)内に吸引管等が配置されて
いないので、握持部の温度がヒュームによって上昇させ
られることがなく、握持部を所望の太さに形成すること
ができる。更に、ヒュームを吸引するための吸引経路を
細くする必要がないので、吸引性能が良好である。
【0018】しかしながら、第2の従来例に示す溶接ガ
ンにおいても、第1の従来例と同様に、吸引トーチ10
の操作性が悪い。即ち、吸引ダクト32と溶接ケーブル
24とが互いに独立しているので、トーチ10の方向を
変化させたときに、吸引ダクト32と溶接ケーブル24
のいずれかが撓むか又はねじれることがあり、これによ
り、トーチ10の操作性が低下する。
【0019】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、操作性、溶接作業性及び吸引性能が優れて
いると共に、軽量であって、溶接ヒュームによる溶接ト
ーチの握持部の温度上昇を防止することができる溶接ヒ
ューム吸引除去装置及び吸引除去方法を提供することを
目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係る溶接ヒュー
ム吸引除去装置は、溶接トーチと、溶接トーチの先端部
を取り囲むように配置され前記溶接トーチとの間の空間
に溶接ヒュームを吸引する2重管構造の吸引ノズルと、
この吸引ノズルの吸引空間に前記溶接トーチの握持部よ
りも先端側で連結され前記溶接トーチを中心に回転可能
の固定ブロックと、この固定ブロックに接続固定され溶
接ヒュームを吸引して外部に導出する吸引ダクトと、を
有し、前記吸引ダクトは、前記固定ブロックが回転する
ことにより、溶接作業中に前記溶接トーチに対して回転
可能であり、前記溶接トーチの外面には、その周方向に
複数個の凹部が点在するように配置されており、前記固
定ブロックには前記凹部に嵌合する嵌合部材が前記溶接
トーチの外面に向けて付勢されるように弾性的に支持さ
れていて、前記嵌合部材が前記凹部に嵌合したときに、
前記固定ブロックの溶接トーチに対する回転が停止さ
れ、前記固定ブロックに回転方向の力を作用することに
より前記嵌合部材が前記凹部から離脱して前記固定ブロ
ックが前記溶接トーチに対して相対的に回転することを
特徴とする。
【0021】 また、本発明に係る他の溶接ヒューム吸
引除去装置は、溶接トーチと、溶接トーチの先端部に回
転可能に配置された固定ブロックと、この固定ブロック
に固定され溶接ヒュームを吸引する吸引ノズルと、この
吸引ノズルに前記溶接トーチの握持部よりも先端側で連
結され溶接ヒュームを吸引して外部に導出する吸引ダク
トと、を有し、前記吸引ノズル及び前記吸引ダクトは、
前記固定ブロックが回転することにより、溶接作業中に
前記溶接トーチに対して回転可能であり、前記溶接トー
チの外面には、その周方向に複数個の凹部が点在するよ
うに配置されており、前記固定ブロックには前記凹部に
嵌合する嵌合部材が前記溶接トーチの外面に向けて付勢
されるように弾性的に支持されていて、前記嵌合部材が
前記凹部に嵌合したときに、前記固定ブロックの溶接ト
ーチに対する回転が停止され、前記固定ブロックに回転
方向の力を作用することにより前記嵌合部材が前記凹部
から離脱して前記固定ブロックが前記溶接トーチに対し
て相対的に回転することを特徴とする。
【0022】本発明に係る溶接ヒューム吸引除去方法
は、前記溶接ヒューム吸引除去装置を使用して、0.5
3/分以上の吸引風量で溶接ヒュームを吸引すること
を特徴とする。
【0023】本発明においては、吸引ノズルで吸引した
溶接ヒュームを外部に導出する吸引ダクトが溶接トーチ
の握持部よりも先端側で装着されており、この吸引ダク
トが溶接トーチを中心として回転可能であるので、溶接
トーチに接続された溶接ケーブル等と吸引ダクトとが絡
まるか、又はいずれかが撓み、ねじれることを防止する
ことができる。従って、溶接トーチの作業の方向によっ
てその操作性が変化することがなく、常に良好な状態で
溶接トーチを操作することができる。
【0024】また、本発明においては、吸引ノズルが溶
接トーチの外面に装着されており、吸引ノズルと吸引ダ
クトとの間に別個に溶接ヒュームの通過経路等を形成す
る必要がないので、溶接トーチの内部にヒュームの通過
経路が挿入されている場合と比較して、溶接トーチの基
部に形成された握持部を細くすることができる。このよ
うに、本発明においては、握持部の断面積を小さくで
き、溶接ヒュームの通過経路が不要であるので、吸引ノ
ズル及び吸引ダクトが装着された溶接トーチ自体の重量
を軽量化することができ、これにより、溶接作業性を向
上させることができる。
【0025】更に、溶接トーチの内部に吸引経路が挿入
されていないので、吸引経路内を通過する溶接ヒューム
により溶接トーチの握持部の温度が上昇することがな
い。また、吸引経路の太さが制限されることがなく、所
望の太さで形成することができるので、優れた吸引性能
を得ることができる。
【0026】更にまた、溶接トーチを中心として回転可
能である吸引ダクトを所定の方向に固定することができ
ると、吸引ダクトが不安定に揺動することがなくなるの
で、溶接トーチの操作性を更に一層向上させることがで
きる。
【0027】また、本発明方法において、上記のような
溶接ヒューム吸引除去装置を使用して、0.5m3/分
以上の吸引風量で溶接ヒュームを吸引すると、吸引力が
向上することにより、優れた吸引性能を得ることがで
き、溶接ヒュームの回収効率を高めることができる。
【0028】一般的に、溶接部に供給されるシールドガ
スの流量が増加するにつれて、溶接ヒュームの回収効率
は低下する傾向にあるが、本発明方法によると、溶接ヒ
ューム吸引ノズルの断面積を大きく形成することができ
るので、シールドガスの流量が増加しても広範囲に溶接
ヒュームを回収することができ、例えば、溶接部に供給
されるシールドガスが30リットル/分以上の範囲におい
て、溶接ヒュームの回収効率の低下を抑制する効果が高
くなる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について添
付の図面を参照して具体的に説明する。
【0030】図1(a)は本発明の第1の実施例に係る
溶接ヒューム吸引除去装置を溶接トーチに装着したとこ
ろを示す側面図であり、(b)はA−A’線に沿う模式
的断面図である。また、図2(a)は図1の吸引ノズル
44を拡大して示す側面図であり、(b)はB−B’線
に沿う正面断面図である。
【0031】溶接トーチ40は、これを握持するために
基部に形成された握持部41と、溶接時にシールドガス
を吐出すると共に、溶接ワイヤ43を溶接部に向けて供
給する溶接トーチ先端部42とを有している。握持部4
1の基部には溶接ケーブル52が連結されており、この
内部には、シールドガスの供給経路並びに溶接ワイヤ4
3及び溶接ワイヤ43に給電する導線が配置されてい
る。
【0032】筒状の吸引ノズル44は溶接トーチ40の
先端部42の周辺部に所定の空間45を保つと共に、溶
接トーチ先端部42を覆うように装着されて、二重管構
造となっており、溶接トーチ先端部42のガス吐出口4
2a及び溶接ワイヤ43は吸引ノズル44の先端から露
出されている。また、吸引ノズル44の先端部外周面に
は孔44aが形成されており、孔44aを介して溶接ヒ
ュームが空間45に導入されるようになっている。
【0033】また、吸引ノズル44の基部には、固定ブ
ロック47が固定されており、この固定ブロック47の
側面には吸引ノズル接続口47aが形成されていて、接
続口47aと吸引機(図示せず)に連結された吸引ダク
ト46とを接続することにより、空間45に導入された
溶接ヒュームを吸引ダクト46を介して外部に導出させ
ることができる。
【0034】図3は図2(b)のC部を拡大して示す断
面図である。溶接トーチ先端部42の基部には予めリン
グ状の回転調整部材48がねじで締め付けられることに
より固定されており、この回転調整部材48の外表面に
は円周方向に沿って複数個の凹部48aが形成されてい
る。また、固定ブロック47には、2カ所にピン差込口
47bが形成されており、固定ブロック47を溶接トー
チ先端部42の所定の位置に配置したときに、ピン差込
口47bが回転調整部材48の表面に近接する位置まで
延びている。そして、ピン差込口47bの内表面にはね
じ切りが施されていて、ピン差込口47bには、固定ブ
ロック47を回転及び固定可能にするための調整ピン4
9が螺合されている。この調整ピン49の先端には圧縮
ばね50を介して玉51が接続されており、玉51の直
径は回転調整部材48の凹部48aの直径よりも若干小
さく設定されているので、図3(a)に示すように、凹
部48aがピン差込口47bの下部に配置されるとき、
圧縮ばね50の圧力により玉51は凹部48aに嵌合さ
れる。また、固定ブロック47を回転させると、図3
(b)に示すように、玉51は凹部48aから外れて圧
縮ばね50を圧縮させ、回転調整部材48の表面を移動
する。このように、固定ブロック47は溶接トーチ先端
部42に接着固定されておらず、回転及び固定可能に装
着されている。
【0035】また、固定ブロック47に接続された吸引
ダクト46は、握持部41の後方でインシュロック53
により、溶接ケーブル52に連結されている。
【0036】図4(a)はインシュロック53の構造を
示す模式図であり、(b)はインシュロック53により
連結された吸引ダクト46と溶接ケーブル52を示す斜
視図である。図4に示すように、インシュロック53は
3個のリング状部材53a、53b及び53cからな
り、リング状部材53bを介してリング状部材53aと
リング上部材53cとが連結されている。そして、溶接
ケーブル52がリング状部材53aに挿通されていると
共に、吸引ダクト46がリング状部材53cに挿通され
ている。このリング状部材53aの内径は溶接ケーブル
52の外径よりも若干大きく形成されており、リング状
部材53cの内径は吸引ダクト46の外径よりも若干大
きく形成されているので、吸引ダクト46は溶接ケーブ
ル52を中心として回転可能に連結されている。
【0037】次に、この溶接ヒューム吸引除去装置の溶
接トーチへの取付方法について説明する。
【0038】図5は本発明の第1の実施例に係る溶接ヒ
ューム吸引除去装置の溶接トーチ40への装着方法を説
明する側面図である。図5(a)に示すように、先ず、
絶縁筒54に溶接トーチ先端部42を挿入し、更に、回
転調整部材48に溶接トーチ先端部42を挿入すると共
に、回転調整部材48が絶縁筒54を介して溶接トーチ
先端部42の基部の周囲に配置されるように装着する。
そして、固定ねじ55で絶縁筒54及び回転調整部材4
8を溶接トーチ先端部42に固定する。前述の如く、回
転調整部材48はその表面に複数個の凹部48aが形成
されている。
【0039】次いで、図5(b)に示すように、吸引ノ
ズル44と固定ブロック47とが一体化されたものに溶
接トーチ先端部42を挿入し、固定ブロック47に形成
されたピン差込口47bに玉51を有する調整ピン49
を螺合する。これにより、玉51は回転調整部材48の
表面か又は凹部48a内に配置され、吸引ノズル44及
び固定ブロック47は回転調整部材48に回転可能に装
着することができる。
【0040】次に、このように構成された溶接ヒューム
吸引除去装置の動作について説明する。
【0041】溶接時においては、吸引機を作動させるこ
とにより、溶接部の周辺の空気がヒュームと共に孔44
aを介して空間45に導入される。そして、このヒュー
ムを含む空気は吸引ノズル接続口47aを介して吸引ダ
クト46に送られ、更に、この吸引ダクト46を介して
外部に排出される。また、溶接対象物の形状及び溶接位
置等により、溶接トーチ40を上下左右に移動させると
きには、吸引ダクト46が溶接の妨げにならないよう
に、吸引ダクト46が接続されている固定ブロック47
を回転させる。固定ブロック47に回転の力を加える
と、玉51は回転調整部材48の凹部48aから外れて
回転調整部材48の表面を移動するため、固定ブロック
47を溶接トーチ先端部42を中心として回転させるこ
とができる。また、固定ブロック47を回転させ続けて
凹部48aがピン差込口47bの下部に位置されると、
圧縮ばね50の圧力により玉51は凹部48aに嵌合さ
れて、固定ブロック47及び吸引ダクト46は溶接トー
チ40に固定される。
【0042】このように、本実施例においては、吸引ノ
ズル44及び固定ブロック47が溶接トーチ先端部42
を中心として回転することができ、それと共に、吸引ダ
クト46も溶接ケーブル52を中心として回転するの
で、溶接ケーブル52と吸引ダクト46とが絡まるか、
又はいずれかが撓み、ねじれることを防止することがで
きる。従って、溶接トーチ先端部42の作業の方向によ
ってその操作性が変化することがなく、常に良好な状態
で溶接トーチ40を操作することができる。
【0043】また、溶接トーチ40の先端部42の外面
から吸引経路となる吸引ダクト46が接続されているの
で、溶接トーチ40の内部に吸引経路が内蔵されている
場合と比較して、吸引ノズル44と吸引ダクト46との
間に別個に溶接ヒュームの通過経路等を形成する必要が
なく、握持部41を細くすることができると共に、吸引
ノズル44及び吸引ダクト46が装着された溶接トーチ
40自体の重量を軽量化することができる。従って、溶
接作業性が向上する。更に、本実施例においては、回転
可能である吸引ダクト46を所定の方向に固定すること
ができるので、吸引ダクト46が不安定に揺動すること
がなく、溶接トーチ40の操作性は更に一層向上する。
【0044】また、溶接トーチ40の内部に吸引経路が
挿入されていないので、吸引経路内を通過する溶接ヒュ
ームにより溶接トーチ40の握持部41の温度が上昇す
ることがない。また、吸引ノズル44の太さが制限され
ることがなく、所望の太さで形成することができるの
で、優れた吸引性能を得ることができる。
【0045】図6(a)は本発明の第2の実施例に係る
溶接ヒューム吸引除去装置を示す側面図であり、(b)
はD−D’線に沿う断面図である。本実施例は吸引ノズ
ルが溶接トーチ先端部を覆うように形成されている二重
管構造ではなく、吸引ノズルが溶接トーチ先端部と平行
に配置されている平行管構造であるが、第2の実施例に
おいて、第1の実施例と同一物には同一符号を付して、
その詳細な説明は省略する。
【0046】図6(a)に示すように、溶接トーチ先端
部42の基部には絶縁筒54及び凹部(図示せず)を有
する回転調整部材48が固定されている。また、溶接ト
ーチ先端部42に装着する厚板状の固定ブロック56に
は、溶接トーチ先端部42を挿入することができる円形
の第1穴56aと、円筒状の吸引ノズル57を挿入して
固定することができる円形の第2穴56bとが形成され
ている。そして、第1穴56aに溶接トーチ先端部42
を挿入して、回転調整部材48上に固定ブロック56が
配置されていて、固定ブロック56の側面に第1穴56
aに貫通するように形成された2つのピン差込口56c
に調整ピン49が螺合されている。
【0047】また、固定ブロック56に形成された第2
穴56bに円筒状の吸引ノズル57が挿入されていて、
第2穴56bに貫通するように形成されたねじ差込口5
6dにノズル固定ねじ58を螺合することにより、固定
ブロック56が吸引ノズル57に固定されている。
【0048】このように構成された平行管構造の第2の
実施例において、溶接時の動作は第1の実施例と同様で
あり、吸引機によって、溶接時に発生した溶接ヒューム
を周辺の気体と共に吸引ノズル57から吸引することが
できる。また、吸引ノズル57及び吸引ダクト46を溶
接トーチ先端部42を中心として回転させることができ
るので、溶接ケーブルと吸引ダクト46とが絡まるか、
又はいずれかが撓み、ねじれることを防止することがで
きる。従って、溶接トーチ先端部42の作業の方向によ
ってその操作性が変化することがなく、常に良好な状態
で溶接トーチ40を操作することができる。
【0049】第1及び第2の実施例においては、吸引ノ
ズル44又は57が接続された固定ブロック47又は5
6を溶接トーチ先端部42に装着する方法として、玉5
1及び圧縮ばね50を使用しており、これにより、吸引
ダクト46が溶接トーチ先端部42を中心として回転及
び固定可能となっている。しかしながら、本発明はこの
ような構造に限らず、他の種々の構造により、溶接トー
チを中心として吸引ダクトを回転可能に装着することが
できる。また、吸引ノズルが溶接トーチ先端部に固定さ
れていて、吸引ノズルに接続される吸引ダクトの部分の
みが溶接トーチを中心として回転するように製造されて
いてもよい。更に、第1及び第2の実施例に示すよう
に、回転可能に装着された吸引ダクトを所望の位置で固
定させることができると、更に一層好ましい。
【0050】
【実施例】以下、本発明に係る溶接ヒューム吸引除去装
置及び吸引除去方法の実施例についてその比較例と比較
して具体的に説明する。
【0051】先ず、本発明の第1の実施例に係る溶接ヒ
ューム吸引除去装置を製造して、これを通常の溶接トー
チに装着したものを実施例とし、図12に示す第1の従
来例に係る溶接ヒューム吸引トーチ10を比較例とし
て、これらの重量を測定した。
【0052】図7は溶接トーチの重量の測定方法を示す
模式図である。図7に示すように、溶接トーチ先端部6
1を斜め下方に向け、握持部62を水平に保持した状態
で握持部62にバネ秤64のフック63を取り付け、バ
ネ秤64で溶接トーチ60の重量を測定した。
【0053】図8は縦軸に溶接トーチの重量をとり、横
軸に持ち上げ高さをとって、溶接トーチの重量測定結果
を示すグラフ図である。図8に示すように、持ち上げ高
さが50cmの位置では実施例と比較例との間に重量の
差は殆どないが、持ち上げ高さを100cmとすると、
実施例の方が比較例と比較して、その重量が約0.2k
g軽減されている。通常、半自動溶接トーチは地上から
1m程度の高さで作業することが多いので、本実施例に
係る溶接ヒューム吸引除去装置は、一般的な作業高さに
おいて軽量化の効果が高い。
【0054】次に、重量を比較したものと同一の実施例
及び比較例について、溶接時におけるシールドガスの流
量を変化させて、溶接ヒュームの回収効率を比較した。
【0055】図9は溶接ヒュームの回収効率測定装置を
示す模式図である。先ず、幅及び奥行きが700mm
で、高さが800mmの捕集箱65を準備した。この捕
集箱65は、上面の一部が開口されて濾紙66が配置さ
れていると共に、開口部67には集塵ダクト68を介し
て集塵機69が接続されている。また、この捕集箱65
内には、溶接母材71及びその上方に溶接トーチ70が
配置されている。この溶接トーチ70に装着された又は
内蔵された溶接ヒューム吸引ノズル(図示せず)には吸
引ダクト72が接続されており、吸引ダクト72は捕集
箱65の外部に導出されて、フィルタ付除塵装置(吸引
機)73に接続されている。
【0056】このように構成された回収効率測定装置に
おいて、集塵機69を作動させた状態で捕集箱65内で
溶接を実施する。このとき、除塵装置73を作動させて
いないと、溶接時に発生したヒュームは濾紙66に付着
する。一方、除塵装置73を作動させると、発生したヒ
ュームの一部又は全部が吸引ダクト72を介して除塵装
置内に導出される。従って、濾紙66に付着するヒュー
ムが減少するので、その減少量及び発生したヒュームの
全重量を測定し、全重量に対する減少量を算出すること
により、実施例及び比較例の溶接ヒューム吸引除去装置
の回収効率を得ることができる。
【0057】図10は縦軸にヒュームの回収効率をと
り、横軸にシールドガスの流量をとって、実施例及び比
較例の回収効率を比較した結果を示すグラフ図である。
但し、溶接ワイヤとして直径が1.2mmのフラックス
入りワイヤを使用し、トーチ角度を45°、前進角及び
後退角を0°として水平隅肉溶接を実施した。また、溶
接条件は溶接電流を280A、溶接電圧を32V、溶接
速度を30cm/分とすると共に、ガス吐出口の先端か
らのワイヤの突き出し長さ(EXT.)を20mmとし
た。
【0058】図10に示すように、シールドガスの流量
を20リットル/分としたときには、実施例と比較例との間
に殆ど差異はない。この溶接ヒュームの回収効率はシー
ルドガスの流量を増加させるにつれて低下するが、シー
ルドガスの流量を30リットル/分として両者を比較する
と、実施例の方が回収効率の低下が少なくなっている。
即ち、実施例においては、90乃至95%の回収効率を
得ることができるが、比較例においては90%未満とな
っている。このように、本発明の実施例に係る溶接ヒュ
ーム吸引除去装置においては、吸引ノズル(吸引経路)
の断面積が広くなるように形成することができるので、
溶接時に供給されるシールドガスが30リットル/分以上の
範囲においても、溶接ヒュームの回収効率の低下を抑制
することができる。
【0059】次いで、本実施例に係る溶接ヒューム吸引
除去装置を使用し、吸引風量を変化させて回収効率を測
定することにより、ヒュームの吸引に有効な吸引風量を
調査した。
【0060】図11は縦軸にヒュームの回収効率をと
り、横軸に吸引機(フィルタ付除塵装置73)の吸引風
量をとって、吸引風量に対する回収効率の測定結果を示
すグラフ図である。但し、回収効率は図9に示す装置に
より測定し、溶接条件等は全て、シールドガスの流量に
対する回収効率の測定時と同一条件とした。
【0061】図11に示すように、吸引風量を増加させ
ると、ヒュームの回収効率も上昇するが、ヒュームの回
収効率が75%未満であると、目視によりヒュームの吸
引を確認することが困難になる。従って、吸引機の吸引
風量を0.5m3/分とすると、ヒュームの回収効率を
75%以上とすることができるので好ましい。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
吸引ノズルで吸引した溶接ヒュームを外部に導出する吸
引ダクトが溶接トーチを中心として回転可能であるの
で、溶接トーチの操作性を高めることができる。また、
吸引ノズルが溶接トーチの握持部よりも先端側で装着さ
れているので、溶接トーチの握持部を細くすることがで
きると共に、溶接トーチ自体の重量を軽量化することが
でき、これにより、溶接作業性を向上させることができ
る。更に、吸引経路内を通過する溶接ヒュームにより溶
接トーチの握持部の温度が上昇することがなく、吸引経
路を所望の太さで形成することができるので、優れた吸
引性能を得ることができる。更にまた、溶接トーチを中
心として回転可能である吸引ダクトを所定の方向に固定
することができると、溶接トーチの操作性を更に一層向
上させることができる。
【0063】また、本発明方法によれば、吸引風量及び
シールドガスの流量を適切に規定しているので、優れた
吸引性能を得ることができ、溶接ヒュームの回収効率を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施例に係る溶接ヒュ
ーム吸引除去装置を溶接トーチに装着したところを示す
側面図であり、(b)はA−A’線に沿う模式的断面図
である。
【図2】(a)は図1の吸引ノズルを拡大して示す側面
図であり、(b)はB−B’線に沿う正面断面図であ
る。
【図3】図2(b)のC部を拡大して示す断面図であ
る。
【図4】(a)はインシュロック53の構造を示す模式
図であり、(b)はインシュロック53により連結され
た吸引ダクト46と溶接ケーブル52を示す斜視図であ
る。
【図5】本発明の第1の実施例に係る溶接ヒューム吸引
除去装置の溶接トーチ40への装着方法を説明する側面
図である。
【図6】(a)は本発明の第2の実施例に係る溶接ヒュ
ーム吸引除去装置を示す側面図であり、(b)はD−
D’線に沿う断面図である。
【図7】溶接トーチの重量の測定方法を示す模式図であ
る。
【図8】縦軸に溶接トーチの重量をとり、横軸に持ち上
げ高さをとって、溶接トーチの重量測定結果を示すグラ
フ図である。
【図9】溶接ヒュームの回収効率測定装置を示す模式図
である。
【図10】縦軸にヒュームの回収効率をとり、横軸にシ
ールドガスの流量をとって、実施例及び比較例の回収効
率を比較した結果を示すグラフ図である。
【図11】縦軸にヒュームの回収効率をとり、横軸に吸
引機の吸引風量をとって、吸引風量に対する回収効率の
測定結果を示すグラフ図である。
【図12】第1の従来例に係る溶接ヒューム吸引トーチ
を示す模式的断面図である。
【図13】第2の従来例に係る溶接ガンの構造を示す側
面断面図である。
【符号の説明】
10;吸引トーチ 11、44、57;吸引ノズル 12;ハウジング 14、41;握持部 15;ホース 16;吸引口 17、42、61;トーチ先端部 18、24、52;溶接ケーブル 19;ヒューム配管 20、32、46;吸引ダクト 23;金属管 25、43;溶接ワイヤ 28;吸引カバー筒 29;吸引管 40;溶接トーチ 47、56;固定ブロック 48;回転調整部材 54;絶縁筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭52−113837(JP,U) 実開 昭51−15121(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 9/29

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接トーチと、溶接トーチの先端部を取
    り囲むように配置され前記溶接トーチとの間の空間に溶
    接ヒュームを吸引する2重管構造の吸引ノズルと、この
    吸引ノズルの吸引空間に前記溶接トーチの握持部よりも
    先端側で連結され前記溶接トーチを中心に回転可能の固
    定ブロックと、この固定ブロックに接続固定され溶接ヒ
    ュームを吸引して外部に導出する吸引ダクトと、を有
    し、前記吸引ダクトは、前記固定ブロックが回転するこ
    とにより、溶接作業中に前記溶接トーチに対して回転可
    能であり、前記溶接トーチの外面には、その周方向に複
    数個の凹部が点在するように配置されており、前記固定
    ブロックには前記凹部に嵌合する嵌合部材が前記溶接ト
    ーチの外面に向けて付勢されるように弾性的に支持され
    ていて、前記嵌合部材が前記凹部に嵌合したときに、前
    記固定ブロックの溶接トーチに対する回転が停止され、
    前記固定ブロックに回転方向の力を作用することにより
    前記嵌合部材が前記凹部から離脱して前記固定ブロック
    が前記溶接トーチに対して相対的に回転することを特徴
    とする溶接ヒューム吸引除去装置。
  2. 【請求項2】 溶接トーチと、溶接トーチの先端部に回
    転可能に配置された固定ブロックと、この固定ブロック
    に固定され溶接ヒュームを吸引する吸引ノズルと、この
    吸引ノズルに前記溶接トーチの握持部よりも先端側で連
    結され溶接ヒュームを吸引して外部に導出する吸引ダク
    トと、を有し、前記吸引ノズル及び前記吸引ダクトは、
    前記固定ブロックが回転することにより、溶接作業中に
    前記溶接トーチに対して回転可能であり、前記溶接トー
    チの外面には、その周方向に複数個の凹部が点在するよ
    うに配置されており、前記固定ブロックには前記凹部に
    嵌合する嵌合部材が前記溶接トーチの外面に向けて付勢
    されるように弾性的に支持されていて、前記嵌合部材が
    前記凹部に嵌合したときに、前記固定ブロックの溶接ト
    ーチに対する回転が停止され、前記固定ブロックに回転
    方向の力を作用することにより前記嵌合部材が前記凹部
    から離脱して前記固定ブロックが前記溶接トーチに対し
    て相対的に回転することを特徴とする溶接ヒューム吸引
    除去装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の溶接ヒューム吸
    引除去装置を使用して、0.5m/分以上の吸引風量
    で溶接ヒュームを吸引することを特徴とする溶接ヒュー
    ム吸引除去方法。
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